クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-05 No.32-1

2009年05月28日 19時24分40秒 | Weblog
★MEMBRANレーベル・価格改定のお知らせ★
この度MEMBRANレーベル商品の価格改定を行ないました。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/membran.html
当店HPに価格表をアップいたしましたので、ご利用をお待ちしております。

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<VIRGIN CLASSICS>
●VIRGO
VB-6994702 \1000
シューマン:
1.ダーヴィト同盟舞曲集Op.6
2.子供のためのアルバムOp.68より3曲
3.幻想曲Op.17
スティーヴン・ハフ(ピアノ)

VB-6994712 \1000
ドビュッシー:
1.ピアノのために
2.子供の領分
3.版画
4.レントよりも遅く
5.2つのアラベスク
6.アルバムのページ(負傷者の服のための小品)
7.喜びの島
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)

VB-6994722 \1000
ヘンデル:合奏協奏曲Op.3
1.合奏協奏曲第1番変ロ長調
2.合奏協奏曲第2番変ロ長調
3.合奏協奏曲第3番ト長調
4.合奏協奏曲第4番ヘ長調
5.合奏協奏曲第4番aヘ長調
6.合奏協奏曲第5番ニ短調
7.合奏協奏曲第6番ニ短調
リンデ・コンソート
ハンス=マルティン・リンデ指揮

VB-6994732 \1000
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
1.ソナタ イ短調K310
2.ソナタ イ長調K331「トルコ行進曲」
3.ソナタ 変ロ長調K333
4.幻想曲 ハ短調K475
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)

VB-6995382 \1000
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
1.ソナタ イ長調D959
2.ソナタ 変ロ長調D960
デイヴィッド・レヴァイン(ピアノ)




<AUDITE>
AU 95633 \2280
ヴォルフ:
語れとはいわないで
ただ憧れを知るひとだけが
もうしばらくこのままの姿に
悲しげに歌わないで
君よ知るや、南の国
聖なる三人の王
ジプシー女
夜の魔法
シューベルト:
私を置いていかないで D 510
哀れな幼な児 D.42
R.シュトラウス:
子守歌 Op.41-1
悪天候 Op.69-5
彼はそう言ったが、それだけではなかった Op.41-1
パーセル:
ひとときの音楽
聖処女の戒め
アーン:
蜜蜂が蜜を吸うところに
あなたの目で私に乾杯しておくれ
エリザベス・シュワルツコップ(S) ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1958年1月6日,ベルリン
シュワルツコップが1958年にRIASベルリンのために放送用に録音をした歌曲集
がCDに。当時37歳のシュワルツコップは絶頂期に差し掛かったところ、どの曲
も彼女ならではの旨みを堪能できます。パーセルやアーンといった珍しいレパ
ートリーが加わっているのも注目です。

AU 23419 2枚組 \2700
レハール:「フリーデリケ」から
カールマン:「マリツァ伯爵夫人」から
スメタナ:「売られた花嫁」から
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」から,「ヴェネツィアの一夜」から
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
R.シュトラウス:
セレナードOp.17-2
なにも Op.10-2
献呈 Op.10-1
万霊節 Op.10-8
君の黒髪を僕の頭上に Op.19-2
ひそやかな誘い Op.27-3
ツェツィーリエ Op.27-2
ヴェルディ:「トラヴィアータ」第3幕(ドイツ語)
ヴェルディ:「オテッロ」から(ドイツ語)
ペーター・アンデルス(T)
クルト・ゲーベル(指),ハンス・カルステ(指)フリート・ヴァルター(指),
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RISAウンターハルトゥング管弦楽団、RIAS交響楽団、RIAS室内合唱団
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)ほか
録音:1949-51年
ペーター・アンデルス(1908-1954)は、ヴンダーリヒより前の世代では最も有
名なドイツのリリック・テノール。歌曲やモーツァルトで高い評価を得た他、
オペレッタも得意としてましたし、ヴェルディやプッチーニのオペラはドイツ
語で頻繁に歌っていました。全盛期にはワーグナーのローエングリーンまでレ
パートリーに入れていました。人気、実力とも高かったアンデルスですが、
30代の大半は第二次世界大戦と重なってしまったことと、46歳という全盛期に
自動車事故で急逝してしまったことから、ドイツ外での知名度は今日に至るま
で低いままです。このCDには、1949年から1951年の間にベルリンのRIAS放送に
録音した音源を収録。注目は、フリッチャイが指揮したヴェルディの「トラ
ヴィアータ」。第3幕だけで、しかもドイツ語の歌唱ですが、アンデルスのア
ルフレード、エルフリーデ・トレチェルのヴィオレッタ、ヨゼフ・メッテルニ
ヒのジェルモン、そしてなんとヨゼフ・グラインドルの医師グランヴィルとい
う充実したキャストもあって、聞き応えがあります。また「オテッロ」や「ア
ンドレア・シェニエ」の録音はたいへん貴重。得意のオペレッタなどの録音で
は、「マリツァ伯爵夫人」が、名ソプラノ、アニー・シュレムを相手に、
約30分もたっぷり楽しめます。そして忘れてはいけないシュトラウスの歌曲、
これも甘い陶酔感がたっぷりなものばかり。アンデルスをご存知ない方にこそ
聞いていただきたい、名歌手の至芸の記録です。




<ALIA VOX>
AV 9811 \1350
「愛の舟 1563-1685」
[イタリア]
1ゴルザニス:ガリアルダ「我が愛の舟」(新録)
カッチーニ:
「新音楽」(1602)より
「アモルよ、何をためらうのか、何をしているのか」、
「気高く幸せな瞳よ」、
「天にもかほどの星はなく」(dhm「新音楽」より)
ビアッジョ・マリーニ:パッサカリア(AV9820より)
モンテヴェルディ:「マドリガーレ集第8巻」より
「フェブス(太陽)がまだ世界に昼を」、
「ニンファの嘆き」、
「もし軽蔑するなら」(Herritageシリーズ(予)より)
[ドイツ]
シャイト:合奏曲集「ルディ・ムジチ」(1621、ハンブルク)より
「第5曲悲しみのパドゥアーナ」(4声)、
「第9曲悲しみのクーラント」(4声)(Herritageシリーズ(予)より)
[スペイン]
セバスティアン・ドゥロン:「休ませて、落ち着かせて」
フアン・デル・バド:「舟に乗らないで」
フアン・イダルゴ:「ああ、私は、いかに愛情を嘲っていることか」
(以上EMI-Refrexe/ Virgin「スペインのバロック」より)
[イギリス]
作曲者不詳(1580年頃):「デスペラーダ」(AV9804より)
作曲者不詳(1600年頃):子守歌「わたしのかわいい愛しい人」(AV9826より)
作曲者不詳(1640年頃):グラウンド「グリーンスリーヴス」(AV9820より)
[フランス]
作曲者不詳(サヴァール編):「若々しい娘」(AV9821より)
リュリ:
第2組曲「王のヴェルサイユの大ディヴェルティスマン」LWV38(1644-70)より
「強いられた結婚のロンド」(AV9807より)
デュ・バイイ:「ラ・フォリア:私は夢中だ」(AVSA9843より)
リュリ:シャコンヌ「恋は医者」(AV9701より)
ジョルディ・サヴァール(指、Gamb)、モンセラート・フィゲーラス(S)、
エスペリオンXXI、ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:1976-2008年
レーベル設立10周年と40年を越す録音活動を記念したアンソロジー。1曲の新録
を除いて、神話と17世紀ヨーロッパで書かれた愛の詩とに想を得た、過去に録
音された曲を集めたものです。編纂する際のリマスタリングはすばらしく、サ
ヴァールが残してきた録音の質の高さを、あらためて耳で確かめさせてくれま
す。



<Anthonello Mode>
AMOE 10010 \2450
バロック・ハープとの出会い
フレスコバルディ/メールラ/モンテヴェルディ/ルッツァスキ/カッチーニ
/トラバーチなど16-17世紀イタリアの作品
(1)ジローラモ・フレスコバルディ:第3旋法のトッカータ
(2)ジローラモ・フレスコバルディ:パッサカッリア
(3)作者不詳:トッカータ
(4)ジローラモ・フレスコバルディ:チャッコーナのパルティータ
(5)タルクイーニオ・メールラ:カンツォーネ
(6)作者不詳:トッカータ
(7)ルッツァスコ・ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ
(8)ジウーリオ・カッチーニ:アリア《泉に、野に》
(9)アスカニオ・マイオーネ:
ハープ演奏によるコスタンツォ・フェスタの定旋律によるリチェルカーレ
(10)作者不詳:トッカータ
(11)クラウディオ・モンテヴェルディ:アリア《私の胸の奥にある苦悩は》
(12)ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ:第8旋法のトッカータ第2番 
(13)作者不詳:バレット
(14)ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ:
トッカータ第2番、ハープのためのリガトゥーレ
(15)タルクイーニオ・メールラ:アリア《そう信じてしまうおバカさん》
録音:2009年2月10-11日 相模湖交流センター
西山まりえ(バロック・ハープ/解説)
ジャケット・アートワーク:さそうあきら(漫画家)
ソロイストとして、またアントネッロのメンバーとしてもその動向が常に注目
を集める西山まりえのバロック・ハープ奏者としての初ソロアルバム。「バロ
ック・ハープが最も愛され、奏された16-17世紀のイタリアの作品」を選りすぐ
って収録。西山まりえは、これまでゴシック(中世)ハープのアルバムを数点リ
リースしたことはありましたが、メカニズムが異なるバロック・ハープをソロ
だけで収録したのは初。バロック・ハープにはペダル機構はまだなく、弦を三
列に並べた構造(写真)になっており、半音を出すために指を突っ込んで弾かな
ければいけない複雑な楽器。これを音楽性豊かに弾きこなす日本人奏者は西山
まりえをおいて他にいないでしょう。
チェンバリストとして、また歌手としても絶大な評価を得ている西山まりえ。
いにしえの時代の先人音楽家たちのように、楽器の枠を超えた活動が大きな反
響を呼ぶことになるのは必至。
今回もジャケット・アートワークは人気漫画家さそうあきら氏の書き下ろし。
AnthonelloModeは「コドモのコドモ」「おくりびと」「神童」など、話題作の
作者さそう氏が一貫してアートワークを手がけています。

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09-05 No.32-2

2009年05月28日 19時24分01秒 | Weblog
<HOMA DREAM>
KCCW 4004 \2500
(1)ジェイムズ・ムーディ(1907-1995):ジャカランダ、バレエの印象
(2)シューマン:3つのロマンスop.94
(3)マヒモ・ディエゴ・プホール(1957-):ブエノスアイレスの雲
(4)ボザ:子守歌とセレナーデ
(5)ナポレオン・コスト(1805-1883):愛惜op.36
(6)フレデリック・ハンド(1947-):感謝の詩篇
(7)吉松 隆:4つの小さな夢の歌
(8)クララ・シューマン:ロマンスop.22-1
鈴木真澄(ハーモニカ)濱崎洋子(Pf)、(3)(4)(5)(6)磯野鉄雄(Gt)
鈴木はクロマチック・ハーモニカを崎元譲に師事し、99年FIHジャパンハーモニ
カコンテスト クロマチック・ソロクラシック部門1位、00年にはFIHジャパンハ
ーモニカコンテスト アンサンブル小編成部門1位と輝かしい経歴を持つ実力者。
このデビューアルバムは「ロマンス」と題し、シューマン夫妻の同名の作品を
中心に、さまざまな種類の音楽を集め、ハーモニカの魅力を余すところなく伝
えている。ハーモニカの特徴である、憧憬、郷愁といった面だけでなく、時に
は雄弁に歌い上げている。共演の濱崎、磯野も実力者らしく、ハーモニカとと
もに音楽を作り上げるのに、大きく貢献している。

HR 1180 \2730
タレガ:
朝の歌、2人の幼い姉妹、マズルカ・ト長調、ミヌエット ホ長調、
アラビア風綺想曲
アルカス:グラン・ホタ
ポンセ:南のソナチネ、カンポ(平原)、歌、フィエスタ(祭り)
田中順子:なら物語より   
ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
早川裕貴:湖想、ライジング・サン
田中順子(Gt)
こんにちの彼女の演奏は当初の女武者ぶり(?)からはとても考えられないほど
洗練されているが、やはり根底にはギターから能うかぎり豊かな、力強い響き
を引き出すという、快く大切な能力があることを感じる。ただ、音楽家として
めでたく成熟した彼女は、その力強さを見事にコントロールし、音色の用い方
に、旋律の歌わせかたに、ハーモニーやリズムの扱いに、絶えずこまやかな配
慮をこらし、まことに納得のいく音楽的表現を聴かせてくれるのだ。 
(濱田滋郎)




<LSO Live>
LSO 0685(SACD-Hybrid) \2180
バルトーク:オペラ「青ひげ公の城」Op.11, Sz.48(全曲)
エレーナ・ジドコーワ(Ms ユディット)
サー・ウィラード・ホワイト(Bs-Br 青ひげ公)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
録音:2009年1月27 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン /
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
*ハンガリー語歌唱(プロローグは英語)。
ゲルギエフのLSO Live最新アルバムは、当コンビ初のオペラ録音となるバルト
ークの「青ひげ公の城」。2009年の1月に演奏会形式で上演され、白熱の模様が
タイムズ紙ほかでも絶賛されたプログラムです。
バルトーク唯一のオペラ「青ひげ公の城」は、青ひげとその新妻ユディットと
いう、わずかふたりの登場人物と、大編成の管弦楽によって繰り広げられる激
烈なるドラマ。シャルル・ペローの童話集「マ・メール・ロワ」の一篇を題材
にしながら、シュールで象徴的な内容を孕んだ台本を手掛けたのは、バルトー
クとの名コンビで知られるべラ・バラージュ。
「青ひげ公の城」といえば、LSOが1960年代に2度のセッション録音を行なって
いることは広く知られています。まず、1962年にドラティの指揮で、次いで
1965年11月には首席指揮者ケルテスという具合に、いずれもハンガリーの名匠
に拠る点が共通していました。また、LSOは最近でも2008年5月にブーレーズの
指揮で本作を“憑かれたように”(クラシカルソース・ドットコム)取り上げて
いることからも、本録音に向けての環境は十分整えられていたとみるべきで
しょう。
このたびはソリストも揃い、青ひげ役は絶大なる存在感で現代屈指の同役歌い
として知られながら、これが初録音となるホワイト。かれはまた、知的で雄弁
な英語でプロローグの吟遊詩人による語り(ピーター・バルトークによる翻訳)
も担当しています。ユディットにはスカラ座やネーデルラント・オペラでも同
役を歌って、やはり当たり役とするジドコーワ。ロシア出身でベルリンを拠点
に活動するメッツォは、ゲルギエフのお気に入りでプロムスやマリインスキー
劇場にも登場しています。
「ゲルギエフはありとあらゆる無数の色彩をこの鮮明なスコアから引き出しま
した。そしてユディットが第5のドアを開くとき、作品のクライマックスは息
をのむようでした。…ユディット役のエレーナ・ジドコーワは、センセーショ
ナルというにほかならないものでした。」(MusicOMH)
すでに手兵マリインスキー劇場をはじめ、数々の劇場でオペラの場数を踏んで
きたゲルギエフですが、扇情的ということではなにより本作の内容はゲルギエ
フの志向と合っているように思われます。じっさい、ゲルギエフは今シーズン
に予てよりの手兵マリインスキー劇場管とも4月23日にエカテリンブルクで、
また25日にはモスクワのイースター・フェスティヴァルでも再演しています。
マーラーのシリーズでも速めのテンポで現代に生きる不安や焦燥を抉り出すか
のようなアプローチを聞かせていたことなども思い起こすと、ここでも一級の
心理劇として描き出し、スコアの核心に迫るものと期待されるところです。




<Melodiya>
MELCD 1001606 \1900
グレン・グールド・イン・モスクワ1957 ――
ベルク:ピアノ・ソナタ第1番Op.1
グールドのレクチャー-新ウィーン楽派について
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27
グールドのレクチャー-クルシェネクについて
クルシェネク:ピアノ・ソナタ第3番Op.62-4より 第1楽章、第4楽章
グールドから聴衆へのスピーチ
J・S・バッハ:
《フーガの技法》より コントラプンクトゥス1、コントラプンクトゥス4、
コントラプンクトゥス2、《ゴルトベルク変奏曲》より 第3変奏、第18変奏、
第9変奏、第24変奏、第10変奏、第30変奏
グレン・グールド(ピアノ)
東西冷戦真っ最中の1957年5月、ソ連に降り立った24歳のグールドが舞台となっ
たモスクワ音楽院で弾いたのは、なんと当時のソ連で演奏が事実上タブーとさ
れていた新ウィーン楽派やバッハの作品。
既に西側では「ゴルトベルク変奏曲」で一大センセーション巻き起こしていた
ものの、"鉄のカーテン"に遮られ東側まで届いていなかったグールドのピアノ。
実際の演奏とレクチャーに接したモスクワの聴衆が受けたカルチャーショック
の大きさは、想像を遥かに超えたものだったに違いない。
音楽の世界の"鉄のカーテン"が、カナダから乗り込んできた若きピアニストに
よって破られた歴史的事件の貴重な記録。
本家本元メロディアからの待望の復活にご期待下さい!
1957年5月12日、モスクワ音楽院小ホールでのライヴ録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001604 \1900
ストラヴィンスキー・イン・モスクワ1962 ――
ストラヴィンスキー:
交響的幻想曲《花火》/バレエ組曲《ペトルーシュカ》(1947年版)
ヴォルガの舟歌(管弦楽編曲版)/頌歌(3つの悲歌)*
バレエ音楽《オルフェウス》*
イーゴル・ストラヴィンスキー(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ソヴィエト国立交響楽団*
1962年にモスクワで演奏されたストラヴィンスキーの自作自演が新生メロディ
アの"ライヴ・イン・モスクワ"から登場!1914年、32歳でスイスに亡命したス
トラヴィンスキーにとって、実に48年振りとなった1962年の祖国への帰還。
80歳を迎えていた晩年のストラヴィンスキーは、この凱旋で「ペトルーシュカ」
の1947年版、師であるリムスキー=コルサコフの娘ナジェージダの結婚を祝い
作曲した「花火」、クーセヴィツキーに捧げられた「頌歌」など6つの自作自演
を実現させている。
メロディア盤は、もちろんクォリティの高いディジパック仕様での復刻です!
1962年、モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音。

MELCD 1001529 \1900
ロシアン・クラシックス ――
スヴィリードフ:組曲《吹雪》
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18*
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25《古典交響曲》#
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)、
モスクワ放送交響楽団、
ヴァン・クライバーン(ピアノ)*、
キリル・コンドラシン(指揮)*、
ドミトリー・キタエンコ(指揮)#、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団*/#
旧ソ連時代の個性を受け継ぐフェドセーエフ&モスクワ放送響の十八番スヴィ
リードフの「吹雪」、米露の超大物、クライバーンとコンドラシンによるラフ
マニノフのライヴ、音楽監督時代のキタエンコとモスクワ・フィルの「古典交
響曲」・・・ロシアの"古典"をまとめた濃すぎるロシアン・プログラム!
スヴィリードフの「吹雪」の「ロマンス」で弦楽器や木管楽器が歌う甘く切な
いメロディの中から突如現れ、これでもか!というくらい強烈に歌い上げるト
ランペット(ゴンチャロフ?、ポポフ?)のソロに思わず赤面、そして感激。
1975年、1963年(*/ライヴ録音)、1987年(#)の録音。

MELCD 1001599 2枚組 \3800
ハチャトゥリアン:バレエ音楽《ガイーヌ》(ボリショイ劇場版)
ジャンスク・カヒッゼ(指揮)、モスクワ放送交響楽団
根強い人気を誇るグルジアの指揮者ジャンスク・カヒッゼの代表盤として君臨
してきた「ガイーヌ」の"ボリショイ劇場版"全曲録音。「レズギンカ」や「剣
の舞」での迫りくる鋭いリズム、演奏全体から放たれる民族的、土俗的な香り
は、他の録音とは一味も二味も違う。
ちなみに吹奏楽でも演奏される「友情の踊り」や「収穫祭」は"原典版"から
"ボリショイ劇場版"への改訂で追加された作品ということもあり、このカヒッ
ゼ盤は吹奏楽関係者にも参考演奏としても長く知られてきた"名盤"なのである。
1978年の録音。




<GRIFFIN>
GCCD 4067 \1480
ヨーク・ミンスターのオルガン・クラシックス
ノーマン・コッカー(1889-1953):テューバ曲
ヘンリー・パーセル(1659-1695)/フランシス・ジャクソン編曲:
トランペット曲
フランシス・ジャクソン(1917-):
「今ぞ皆われらの神に感謝せよ」によるディヴィジョン
ケネス・レイトン(1929-1988):賛歌[Paean]
テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):アレグレット ニ短調
ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):スケルツォ ホ長調
アンリ・ミュレ(1878-1967):カリヨン=退堂曲
レオン・ボエルマン(1878-1967):ゴシック組曲
セザール・フランク(1822-1890):アンダンティーノ ト短調
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):トッカータ第2番/即興曲第3番
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第5番 から トッカータ
フランシス・ジャクソン(オルガン)
録音:1974、1978年、ヨーク・ミンスター(英国) 原盤:EMI、他

GCCD 4068 \1480
ウェストミンスター大聖堂のグレゴリオ聖歌
Advent Hymn: Conditor alme siderum / Christmas Antiphon: Hodie Christus
Professional Chant for Candlemass: Lumen / Hymn for the cross: Vexilla
regis
Easter Responsory: Surrexit Dominus / Two Easter versicles
Hymn to the Holy Spirit: Veni Creator / Kyrie: Orbis factor
Trisagion from the Good Friday liturgy / Three Easter Allelujahs
Iam lucis / An evening hymn: Te lucis / Gregorian Grace before meals
Two prayers of thanksgiving / Christmas hymn: Puer natus
Two antiphons for the dead - for the funeral of Phillyp Sparowe
Funeral chant: In Paradisum / A scripture reading
Medieval teaching aid: Ut queant laxis / Psalm: Laudate Dominum
Alma Redemptoris Mater / A moto from the organ loft
Instrumental plainsong: In Nomine - settings by John Taverner
The Laudes regiae or Royal acclamations: Chritus vincit
アルジャンタン、ノートルダム修道院の復活祭の徹夜祷(*)
Lumen Christi / Exultet iam(mode 3)(Priest)
Canticum: Cantemus Domino(mode 8)/ Alleluia: Confitemini Domini(mode 8)
Litany / Antiphon Vidi aquam(mode 8)/ Offertory: Dextera Domini(mode 2)
Communion: Alleluiah(mode 6)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊(*以外)
スティーヴン・クレバリー(指揮(*以外))
ノートルダム修道院のベネディクト派修道女たち(*)
ドニ・ルボン(指揮(*))
録音:1980年10月、ウェストミンスター大聖堂(英国)(*以外)
1983年11月、アルジャンタン(フランス)、ノートルダム修道院(*)
原盤:Alpha




<VENEZIA>
CDVE04354 2枚組 \1650
モーツァルト:
(1)フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV.299
エレーナ・シニツィーナ(ハープ)
ボリス・トリズノ(フルート)
1949年3月15日録音
(2)ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 KV.447
ヴィタリー・ブヤノフスキー(ホルン)
1961年5月14日録音
(3)木管のための協奏交響曲 変ホ長調 KV.297b
1961年11月録音
(4)歌劇「フィガロの結婚」序曲
1965年2月23日録音
(5)交響曲第33番 変ロ長調 KV.319
1983年12月24日録音
(6)交響曲第39番 変ホ長調 KV.543
1972年5月6日録音
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル



<WALHALL>
WLCD0264 2枚組 \1750
ラルフ・ベナツキー:オペレッタ「王と傘」
Ralph Benatzky(1884-1957): DER KONIG MIT GEM REGENSCHIRM
(The King with the umbrella)
ハンス・デッペ(Hans Deppe)
ウィニー・マルクス(Winnie Markus)
フランツ・ライヒェルト(Franz Reichert)
ウルフガング・ミューラー(Wolfgang Muller)
フランツ・オットー(Franz Otto)
アルフレート・シュトラッサー(Alfred Strasser)指揮
RIAS娯楽音楽管弦楽団(RIAS Unterhaltungs Orchester)
1948年7月15日 ベルリンでのスタジオ録音
歌手の多くは映画俳優として有名です。
録音年代が古い為、多少聴きづらい箇所ありますが、スタジオ録音ですので
ライヴのような傷や不明瞭さはありません。
オペレッタ「白馬亭にて」で有名なベナツキーによる作品です。




<ACOUSENCE>
ACOCD21209 \2380
(1)シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 op.5
(2)フォーレ:「ペレアスとメリザンド」 op.80
2007年12月18/20日ライヴ
ジョナサン・ダーリントン指揮デュイスブルク・フィル 
日本でもその実力が注目されつつあるダーリントンとデュイスブルク・フィル
の洗礼された美しくい演奏が優れた録音技術とあいまった完成度の高い魅力的
なアルバムです。

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09-05 No.31

2009年05月27日 13時26分38秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10518 \2180
スメタナ:管弦楽作品集Vol.2 ――
歌劇《売られた花嫁》より 序曲、ポルカ、フリアント、道化師の踊り
歌劇《秘密》序曲/歌劇《リブシェ》序曲/歌劇《悪魔の壁》より 序曲、
悪魔の踊り/歌劇《ボヘミアのブランデンブルク人》より 序曲、
第1幕のバレエ音楽/歌劇《口づけ》序曲/歌劇《ダリボル》より 間奏曲/
歌劇《2人のやもめ》より 序曲、第2幕への前奏曲、第2幕のポルカ
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品集(CHAN 10511)、リストのダンテ交響曲
(CHAN 10524)を続々と発表するなど、快進撃を続ける"知られざる名曲秘曲の伝
道師"ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック。
連作交響詩「我が祖国」"以外"の作品にスポットライトを当てて大絶賛を博し
たスメタナの管弦楽作品集に早くも第2集が登場!
3つの"交響詩"など9つの管弦楽作品を収録した第1集(CHAN 10413)に続く第2集
では、"歌劇"からの管弦楽作品がテーマ。
意外にも(!?)代表作「売られた花嫁」の序曲で幕を開けたと思いきや、「秘
密」、「リブシェ」「悪魔の壁」、そしてスメタナ最初のオペラ「ボヘミアの
ブランデンブルク人」などからの管弦楽作品が次々と取り上げられるなど、ノ
セダ&BBCフィルの凄まじい広さのレパートリーに改めて驚かされること間違
い無し!

CHAN 10529 3枚組 \4360
ヴォーン=ウィリアムズ:映画音楽集-コレクターズ・エディション ――
《南極のスコット》組曲 ―― 完全版による世界初録音(ホッジャー編)/《沿
岸警備隊》組曲/人々の土地(ホッジャー編)/《潜水艦轟沈す(49度線)》組曲
(ホッジャー編)/ディム・リトル・アイランド(ホッジャー編)/《エリザベス
のイングランド》組曲(ホッジャー編)/《あるベルギー農場の物語》組曲/
ジョアナ・ゴディンの恋(ホッジャー編)/大荒原(ホッジャー編)
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
メリン・ガンバ(ソプラノ)、シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、
エミリー・グレイ(ソプラノ)、マーティン・ハインドマーシュ(テノール)、
チータム室内合唱団、マンチェスター女声室内合唱団
クラシックの大作曲家たちが持つ"映画音楽の作曲家"としての姿を紹介するロ
ングセラー、"シャンドス映画音楽シリーズ(Chandos Movies)"。
これまでにリリースされたヴォーン=ウィリアムズの3枚の映画音楽集を、スタ
イリッシュでハイ・クォリティのパッケージに収めたコレクターズ・エディショ
ン(ボックス・セット)が登場!
1940年代に上演された「南極のスコット」や「潜水艦轟沈す」から、日本未公
開作品の音楽、完全版による世界初録音など、ファン垂涎の音源が満載!
演奏はもちろんシリーズの看板コンビであり、安定したパフォーマンスに定評
があるラモン・ガンバ&BBCフィルハーモニック。映画&映画音楽ファン、英国
音楽愛好家など様々なリスナーにオススメです!

CHAN 10527 \2180
タンスマン:ピアノ作品集 ――
マズルカ曲集第1巻/ピアノ・ソナタ第1番《田舎風》/ソナチネ第3番/ブルー
スの形式による3つの前奏曲/4つの夜想曲/友人のアルバム
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
カエターニ&メルボルン響の"交響曲集Vol.1-3"が大きな支持を得ているシャン
ドスのタンスマン・シリーズに加わるのはピアノ作品集。
ポーランドのウッチ市で生まれフランスに渡り、ナチスの迫害から逃れるため
にアメリカへ亡命するなど、時代に翻弄されたタンスマンのピアノ作品を、シャ
ンドス初期から活躍を続ける女流ピアニスト、マーガレット・フィンガーハッ
トが弾く!
約20年前にリリースされた「ルーセルへのオマージュ」(CHAN 8578/廃盤)で
弾いたタンスマンの「子守歌」に魅せられてしまったというフィンガーハット。
ラヴェル、プーランク、ミヨーとストラヴィンスキーの音楽、そして祖国ポー
ランドやユダヤの民族音楽など、様々な音楽からの影響を放つタンスマンのピ
アノ作品集のレコーディングは、フィンガーハットにとっても20年越しの悲願
だったのである!
また、自身の曽祖父母とタンスマンの出身地が偶然に同じだったという事実も、
フィンガーハットの探究心を駆り立てる大きな要素になったのだという。
タンスマンのレコーディングに力を注いできたシャンドスが贈る「ピアノ作品
集」。

CHAN 10526 \2180
ロシアのヴァイオリン作品集 ――
カバレフスキー:即興曲Op.21
ヴォルコンスキー:ヴィオラ・ソナタ(世界初録音)
ハンドシキン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調
プロコフィエフ:バレエ音楽《シンデレラ》からの5つの小品
ストラヴィンスキー:ロシアの歌、ロシアの踊り
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)、ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
父ヤルヴィとのタネーエフ&リムスキー=コルサコフ(CHAN 10491)、バツェヴィ
チ&エネスコ(CHAN 10476)での壮絶な演奏で健在振りをアピールしてくれた露
西亜の百戦錬磨リディア・モルドコヴィチ。
この「ロシアのヴァイオリン作品集」では、カバレフスキー、プロコフィエフ、
ストラヴィンスキーから、アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933-2008)、イワン
・ハンドシキン(1747-1804)など、文字通り祖国ロシアの音楽のみを取り上げ、
しかもヴァイオリンとヴィオラを持ち替えるなど大車輪の如き活躍を展開!
英国王立音楽院から貸与されている"ストラディヴァリウ1699(Kustendyke)"の
ヴァイオリンと、"ランドルフィ1760"のヴィオラを自由自在に操る女帝モルド
コヴィチの濃厚なロシア音楽の世界。ちなみにシャンドスの録音でヴィオラを
弾くのは今回が初となる。

CHAN 10546 \2180
ロータ:交響曲第1番ト長調/同第2番ヘ長調
マウリツィオ・コンティ(指揮)、フィラルモニカ‘900
「ゴッドファーザー」の音楽の作曲者にして、イタリアが全世界に誇る20世紀
映画音楽界の巨匠ニーノ・ロータ(1911-1979)。映画音楽の作曲家としての功績
があまりにも大きすぎるため、その影に隠れがちなロータのクラシック作品。
しかしながらロータ本人が「自身の本業はクラシックの作曲家である」と公言
していただけに、祖国イタリアのオーケストラによる録音の登場が、"クラシッ
ク音楽の作曲家"としてのロータの評価とイメージを高める重要な機会となるこ
とは間違いないだろう。
1993年に創設されたトリノ・テアトロ・レッジョのオーケストラ、フィラルモ
ニカ‘900と、ロータのスペシャリスト、マウリツィオ・コンティのタッグによ
る「交響曲集」は、クラシック&映画音楽ファン共に聴き逃すべからず!

CHAN 10528 \2180
L・バークリー:歌曲集 ――
ツグミ/コクトーのトンボー/ハウ・ラヴ・カム・イン/コルドバの鐘/オー
デンの5つの詩Op.53/5つのヘリックの詩Op.89/秋の伝説Op.58/秋Op.60-3/
5月1日のオード/ソネットOp.102/5つの中国の歌Op.78
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、アンア・ティルブルック(ピアノ)、
アリソン・ニコルズ(ハープ)
医療と音楽の道を両立させながらキャリアを積み重ね、1996年に音楽への専念
を決意するという異色の経歴を持つイギリスのテノール歌手ジェイムズ・ギル
クリスト。
ソリストとしての登場が多かったギルクリストのシャンドス初となるソロ・ア
ルバムは、ブーランジェへの師事、カトリック改宗など、20世紀のイギリスで
異彩を放ったレノックス・バークリー(1903-1989)の歌曲集。
ブーランジェに師事するためにパリに渡った最初の年の作品「コクトーのトン
ボー」など、イギリス的であり、時にはフランス的でもある"サー"バークリー
の歌曲を、レコーディングを切望してきたギルクリストが歌う ――。

CHAN 0760 \2180
かくも甘い苦悩 -
モンテヴェルディ:このすばらしい合奏/あなたを愛しています、私の生命よ
/ああ、美しいその顔/西風が帰り、甘美な息吹で/西風が帰り、美しい季節
を運ぶ/ああ、恋人はどこに/かくも甘い苦悩/天と地と風が沈黙し/今や天
も地も/情け知らずの女たちのバッロ
ロバート・ホリングワース(ディレクター)、
イ・ファジョリーニ、バロック・ソロイスツ
イ・ファジョリーニは、オックスフォード大学の学生たちによって1986年に結
成され、2006年5月にはロイヤル・フィルーハーモニック協会から"アンサンブ
ル・アウォード"を授与されたイギリスのバロック・アンサンブル。
曲集ごとにまとめた録音を行わず、マドリガーレ集第5巻、第6巻、第8巻などか
らチョイスされた"マドリガーレ"で構成される画期的なプログラム、シャンド
スでは珍しいジャケット・デザインはシリーズ第3弾でも健在。
16世紀-21世紀間の様々な要素を取り入れたモンテヴェルディで、イ・ファジョ
リーニがイタリアのグループ優位という世評に立ち向かう!



<Tmpani>
2C 2114 2枚組 \4600
ブッソッティ:ソリストと合唱、管弦楽のための《カタログの歌》
マルクス・ブレンニマン(フルート)、オリヴィエ・ラルエット(バリトン)、
フィリップ・カーン(バス)、フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)、
イラン・シュナイダー(アルト)、
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
作曲家であると同時に、ピアニスト、画家、イラストレーター、舞台監督、学
者など様々な顔を持つイタリアの奇才、シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-)の
野心作がタマヨ&ルクセンブルク・フィルの演奏でティンパニからリリース。
通常の記譜法とは全く違う、絵画にも通ずる大胆な図形楽譜の考案者としても
知られるブッソッティ。
この「カタログの歌」の録音は、"音楽"という枠を超越しているブッソッティ
の発想力、難解で壮絶な作品を一糸乱れぬアンサンブルで繰り広げてゆくタマ
ヨ&ルクセンブルク・フィルの機動力が実現させた現代イタリアを代表する巨
星の記念碑である。2006年9月の録音。

1C 1164 \2300
クセナキス:管弦楽作品全集Vol.1 ――
アイス-バリトン、打楽器独奏と管弦楽のための/描かれたもの/痕跡/
ノーメナ/ロアイ
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団、
スピロス・サッカス(バリトン)、ベアトリス・ドーダン(打楽器)
先にリニューアルされた管弦楽作品集第2巻(1C 1158/M1C 1062)を追う形で
"第1集"が新装リリース。
10段楽譜に記された16声部の演奏を要求される超難曲「シナファイ」、第2ピア
ノ協奏曲「エリフソン」へと続くタマヨ&ルクセンブルク・フィルによるクセ
ナキス・レガシーの原点です。
(今回の移行再発売に伴い旧盤の「1C 1057」は廃盤となります)

1C 1171 \2300
マニャール:管弦楽作品集 ――
正義の賛歌Op.14/古典風の様式による管弦楽組曲Op.2/挽歌Op.9/序曲Op.10
/ヴィーナスの賛歌Op.17
マーク・ストリンガー(指揮)、ルクセンブルク・フィルハーモニック
ハイペリオンからリリースされた交響曲全集(CDD 22068)が好評を博している近
代フランスの作曲家アルベリク・マニャール(1865-1914)。
マニャールは生涯21作しか遺しておらず、クセナキスの作品集でお馴染みの超
人集団、ルクセンブルク・フィルの演奏による管弦楽集も非常に貴重な音源と
して重宝されたもの。
(今回の移行再発売に伴い旧盤の「1C 1067」は廃盤となります)

1C 1168 \2300
サクル:歌曲集 ――
ジョルジュ・シェアデの5つの詩/アポリネールの5つの詩/扇のための7つの句
/黒い心/「語彙集」の6つの詩/演奏/6つの新しい扇/ヴェルレーヌの3つの
詩/ロベール・デノの3つの詩/「生活必需品」からの4つの例/ジョルジュ・
シェアデの3つの詩
フローランス・カス(メゾ・ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ガルデイユ(バリトン)、ビリー・エイディ(ピアノ)
現代フランスの作曲家ギイ・サクル(1948-)の歌曲集も他のレーベルではなかな
かお目にかかれない珍しい逸品。
サクルの名を広める役割を果たしているティンパニからは、この歌曲集の他に
ビリー・エイディの弾くピアノ作品集(1C 1026)がリリースされている。
(今回の移行再発売に伴い旧盤の「1C 1051」は廃盤となります)

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09-05 No.30-1

2009年05月27日 13時26分18秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572048
1-7.ツェムリンスキー:抒情交響曲Op.18
8-10.ベルク:抒情組曲より3つの小品(弦楽合奏版)第2曲アンダンテ・アモロー
ソ/第3曲アレグロ・ミステリオーソ/第4曲アダージョ・アパッショナート
演奏:ローマン・トレーケル(Br)…1.3.5.7/トワイラ・ロビンソン(S)…2.4.6
/ヒューストン交響楽団/ハンス・グラーフ(指揮)
愛しい人を奪われたマーラーに対して、終生尊敬と恨みの思いを抱き続けたで
あろうツェムリンスキー(1871-1942)の代表作であるこの曲は、テキストこそイ
ンドの詩を用いてはいるものの、明らかに「大地の歌」の影の中にあるのは周
知の事実です。2人の独唱者によって歌われる狂おしい愛の世界を彩る管弦楽の
響きは、爛れた果物の甘さと香りそのもの。爛熟した時代を克明に映し出した
「大人のための童話」です。そして、この曲から生まれたベルク(1885-1935)の
抒情組曲の頃、世界は暗黒の時代を迎えていくことになります。牛肉も果物も
腐る前が一番美味しいとは良く言ったものですね。名バリトン、トレーケルの
名唱が光ります。

8.570988
ハチャトゥリアン(1903-1978):
1.ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ変ロ短調
2-4.ヴァイオリン協奏曲ニ短調
演奏:ニコラス・ケッケルト(vn)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
ホセ・セレブリエール(指揮)
最近大流行のハチャトゥリアン(1903-1978)は、アルメニアで生まれモスクワ音
楽院で学び、アルメニアやコーカサス地方の民謡を積極的に取り入れた、色彩
豊かで躍動的な音楽を多数作り、ロシアの作曲家たちとは一線を画す特異な地
位を築きあげた人です。代表作の一つである「ヴァイオリン協奏曲」は名手オ
イストラフに献呈されたもので、フルートなどでも演奏される機会が多いので
すが、やはり上手いヴァイオリンで聴くのは一味違います。NAXOSの期待のヴァ
イオリニスト、ケッケルトは文句なしの演奏を聴かせます。その20年後に書か
れた「コンチェルト・ラプソディ」はレオニード・コーガンに捧げられた曲。
こちらは更に濃厚な民族色を放つ狂おしい作品です。

8.570329
シューベルト:序曲全集第2集
1.序曲ニ長調D.556/2.イタリア風序曲ニ長調D.590/3.イタリア風序曲ハ長調
D.591/4.劇音楽「魔法の竪琴」D.644より序曲「ロザムンデ」/5.歌劇「双子
の兄弟」D.647より序曲/6.序曲ホ短調D.648/7.歌劇「アルフォンソとエスト
レッラ」D.732より序曲「ロザムンデ」/8.歌劇「謀反人たち(家庭戦争)」
D.787より序曲/9.歌劇「フィエラブラス」D.796より序曲
演奏:プラハ・シンフォニア/クリスティアン・ベンダ(指揮)
第1集が大好評だった「歌曲王」シューベルト(1797-1828)のオペラ序曲を聴く
シリーズの第2集です。今作は中期の作品を収録しています。現在では、彼のオ
ペラはほとんど聴く機会もないほどに忘れられてしまいましたが、彼自身はオ
ペラの作曲に対して大いなる自信と野望を抱いていたようです。それは作品を
聴いてみても明らか。具体的な題名は付されていないD.556の序曲から、何か
が始まる予感に満ちた冒頭部分と、朗らかで軽快な主題が見事な連なりを見せ
ています。比較的耳にする機会のある「フィエラブラス」や「アルフォンソと
エストレッラ」もこの機会に再度聴いてみてください。シューベルトの目指し
た世界に到達できるのではないでしょうか?

8.572111
偉大なる映画音楽集2
1.D.エルフマン:「バットマン」メインテーマ/2.H.マンシーニ:「ピンク.パン
サー」メインテーマ/3.L.シフリン:ミッション・インポシッブル組曲/4.F.レ
イ:「ある愛の詩」よりテーマ/5.J.ウィリアムス:「ジュラシック・パーク」
よりテーマ/6.N.ロータ:「ロメオとジュリエット」メインテーマ/7.J.ウィリ
アムス:「スーパーマン」よりマーチ/8.G.ヤレド:イングリッシュ・ペイシェ
ント/9.N.ロータ:ゴッド・ファーザー/10.J.ウィリアムス:「スーパーマン」
より愛のテーマ/11.K.バデルト:「カリブの海賊」メインテーマ/12.S.マイヤ
ーズ:「ディアハンター」よりイントロダクションとカバティーナ/13.C.デイ
ヴィス:「フランス軍中尉の女」メインタイトルテーマ/14.S.ワーベック:
「シェイクスピアの愛」メインテーマ
演奏:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団/カール・デイヴィ
ス(指揮)
これは文句なしに楽しめる1枚です。どの曲もほんの2秒聴いただけで映画の名
場面が目の前に浮かびます。どきどきするような「バットマン」や「スーパー
マン」のテーマ、弦のすすり泣きで、ついつい涙ぐんでしまいそうな「ある愛
の詩」や「ゴッドファーザー」。どこから聴いても驚きと感動が押し寄せてき
ます。「ジュラシック・パーク」もあの有名なメロディが出てくると背中がぞ
くぞくすること請け合いです。カール・デイヴィスの編曲は原曲の持ち味を一
切壊すことなく、その上にゴージャス感を付けくわえています。
第1集(8.570505)も好評発売中。

8.570931
マルトゥッチ:管弦楽作品全集第3集
1-3.ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.40
4-10.追憶の歌(管弦楽伴奏版)第1曲「いいえ、色の褪せてしまった夢」/第2曲
「小川が歌う大地の歌」/第3曲「エニシダの花」/第4曲「海上に小舟が」/第5曲
「漠然とした私のつぶやき」/第6曲「深い森に」/第7曲「いいえ、色の褪せて
しまった夢」
演奏:ジュズアルド・コッジ(ピアノ)…1-3/シルヴィア・パジーニ(メゾ・ソプ
ラノ)…4-10/ローマ交響楽団/フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
その生涯に1曲もオペラを書くことがなく、初期に書いたミサ曲なども長らく上
演されなかったマルトゥッチ(1856-1909)の唯一愛されている声楽曲が、この
「追憶の歌」です。当時のイタリアでは管弦楽伴奏の連作歌曲というものの存
在が知られておらず(彼は恐らくベルリオーズの「夏の夜」は知っていたと思わ
れますが)その面でもきわめて珍しい作品として評価されることでしょう。曲の
雰囲気は「四つの最後の歌」にも似た甘やかでデリケートなもの。幽かに胸が
締め付けられるような黄昏の美しさを存分に湛えています。ピアノ協奏曲は23
歳の若き時期の作品です。

8.570879
マリピエロ:交響曲集第2集
1-3.静寂と死の交響曲
4-7.交響曲第1番「四季の如く4つのテンポで」
8-11.交響曲第2番「悲歌」
演奏:モスクワ交響楽団/アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)
同時代に活躍したレスピーギに比べると、どうしても知名度の点で劣ってしま
うのですが、独自の作品を書いたという面では、このマリピエロ(1883-1973)の
存在価値はとても高いものだと思われます。ここに収録された3つの作品のうち
第1曲目は初期のもの。30歳のころに新古典派に目覚めた彼はそれまでに書いた
作品を全て自己否定してしまった中の一つです。実はとても素晴らしいのです
が・・・。それから20年を経て、番号付きの作品を書き始めた彼の作風の変化
もお楽しみいただけます。
MARCOPOLO8.223603より移行盤

8.570597
F.X.リヒター:6つの大交響曲集
1-3.交響曲第4番ハ長調/4-6.交響曲第59番変ロ長調/7-9.交響曲第69番イ長調
/10-13.交響曲第82番ホ短調/14-16.交響曲第27番ト短調/
17-20.交響曲第5番ハ長調
演奏:ヘルシンキ・バロック・オーケストラ/アーポ・ハッキネン(指揮)
マンハイムの作曲家F.X.リヒター(1709-1789)の最も脂の乗った時期の大交響曲
を6曲収録しました(第1集8.557818も好評発売中)。1744年に発表されたこれら
の作品は、極めて整ったゆったりした楽章と、見事な対位法の粋を極めた早い
楽章から出来ています。少しだけ遅く生まれたワーゲンザイル(1715-77)が当時
の先端を行くスタイルを模索したのに比べ、リヒターはバロックの伝統を熟成
させることに力を注ぎ、確固たる作品を作り上げて行きました。ハッキネンと
ヘルシンキ・バロックは作品の美質をこの上ないほど素晴らしく再現すること
に成功したのです。

8.572138
ショスタコーヴィチ:女友だち他
1-23.映画音楽「女友だち」完全版Op.41(フィッツ=ジェラルドによる復元版)
/24-29.劇音楽「ブリタニアを支配せよ!」Op.28/30-38.劇音楽「スペインに
敬礼」Op.44/39.交響的断章(交響曲第9番の第1楽章)(1945年未完)
演奏:セリア・シーン(テルミン)…1-23/カミル・バルチェウスキ(バス)…
30-38/カメラータ・シレシア…1-38
ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団
マーク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
昨年リリースの女ひとり(8.570316)も大好評ですが、こちらはもっと珍しいショ
スタコーヴィチ(1906-1975)の映画音楽「女友だち」です。この映画は3人の少
女が成長し、南北戦争で看護婦として活躍する物語。社会主義の体制の中での
女性の社会進出を描いた興味深い内容でもあります。いつものようにF=ジェラ
ルドによる復元版を使用したこの演奏は、いつものように絢爛豪華なオーケス
トレーションで聴き手を魅了します。この盤は他にも世界初録音となる3つの作
品が含まれています。交響的断章は、交響曲第9番のスケッチと考えられ、こち
らもまことに興味深い内容です。

8.559365
フット:フランチェスカ・ダ・リミニ他
1.フランチェスカ・ダ・リミニOp.24/2-3.セレナーデOp.25より抜粋<エア
(1889)/ガヴォット(1866)>/4-7.オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」によ
る4つの性格的小品Op.48(1900)/8-10.組曲ホ長調Op.63(1907)
演奏:シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
多くの人は「アメリカ近代音楽の歴史はコープランド、もしくはガーシュウイ
ン、コール・ポーターから始まった」と考えているはずです。しかし、それ以
前に多くのすぐれた作曲家が存在したことも忘れてはなりません。このフット
(1853-1937)もそんな才能溢れる作曲家の一人です。1853年にマサチューセッツ
のサレムに生まれ、主にボストンで生活していましたが、彼の作風はこのアル
バムをお聴きいただいてもわかる通り、同世代の作曲家たちとは一線を画した
ものでまさにヨーロッパ風。それもブラームスの流れを汲むロマン派の音楽そ
のものです。劇的で重厚な「フランチェスカ・ダ・リミニ」。とりわけ弦の扱
いには細心の注意が払われ、エルガーやチャイコフスキーの面影を感じさせる
「セレナーデ」、他、小さな作品など、まさに隠れた名品ばかりが並びます。

8.572108
隠された空き地他
1-3.G.ジェイコブ(1895-1984):
組曲変ロ長調(シンフォニック・ウィンド・バンド版)(1979)
4.J.スタンプ(1954-):隠された空き地に-イン・ザ・ヒド・クリアリング(2001)
5.コープランド(1900-1990):
リンカーンの肖像(管楽アンサンブル版・・・ビーラー編)(1942)
6.グレインジャー(1882-1961):
楽しい鐘の音(J.S.バッハ:カンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」BWV208
による編曲)
7.グレインジャー:カントリー・ガーデンズ(スーザ編)
8-16.ガーシュウイン(1898-1937):
キャットフィッシュ・ロウ(D.ハンスバーガー編)
演奏:アルヴィン・チアー(ナレーター)…5/ジョー・エッラ・トッド(ソプラノ)
…8-16/デリック・フォックス(バリトン)…8-16/ミズーリ大学シンフォニッ
ク・ウィンド・アンサンブル/トーマス・オニール(指揮)
最近のNAXOSが力を入れている「吹奏楽」のジャンルにまた新たな名盤が登場い
たしました。今作もマニアにはたまらない選曲となっています。ジェイコブの
「組曲」は最初ブラスのために書かれましたが、後にもう少し大きな編成へと
書き直されたもので、何とも親しみやすい作品です。「隠された空き地に」は、
このバンドの指揮者オニールのために書かれた作品。作曲家と指揮者の友情を
描いたということです。他の編曲集はまさに妙技の一言。グレインジャー、ス
ーザ、バッハ、ガーシュウインらの才能が混然一体となったスゴイ音が楽しめ
ます。

8.570412
スクリャービン:ピアノ作品集
1.ワルツ変ニ長調Op.posth./2.ワルツへ短調Op.1/3.ポロネーズ変ロ短調
Op.21/4.幻想曲ロ短調Op.28/5-6.2つの詩曲Op.32<第1番嬰へ短調/第2番ニ長
調>/7.悲劇的詩曲Op.34/8.悪魔的詩曲Op.36/9.ワルツ変イ長調Op.38/10.
詩曲変ニ長調Op.41/11-13.3つの小品Op.52詩曲/なぞ/やつれの詩曲/14.アル
バムの綴りOp.58/15.詩曲「炎に向かって」Op.72/16-17.2つの舞曲Op.73<花
踊り/暗い炎>
演奏:シャイン・ワン(ピアノ)
スクリャービン(1872-1915)の珍しい初期作品から悪魔的様相を見せる晩年の作
品まで全てを楽々と弾きこなすのは中国生まれのシャイン・ワン。確かなテク
ニックは勿論のこと色彩的な音楽を壮大に表現できる現代でも稀有の才能です。
スクリャービン14歳の作品である2つのワルツからして油断して聴いている訳に
はいきません。まっすぐな道を歩いていたのに、いつの間にか別の世界へ行っ
てしまうような不安感が漂う作品です。作品番号順に収録されているので聴き
進むうちに聴き手の心は一層混迷の度合いを増していくことでしょう。そんな
ミステリアスな世界を安心して彷徨える素晴らしい演奏です。

8.570894
スウェーリンク:ハープシコード作品集
1.前奏曲(幻想曲)SwWV265/2.「戦いの神マルス」による変奏曲SwWV321/
3.ドリア旋法による半音階的幻想曲SwWV258/4.フィリッピのパヴァーヌSwWV
329(フィリップス作、スウェーリンク編)/5.「わが青春の日は既に過ぎたり」
による変奏曲SwWV324/6.ドリア旋法によるトッカータSwWV286/7.「いと高き
ところにいます神にのみ栄光あれ」による変奏曲SwWV299/8.イオニア旋法に
よるエコー・ファンタジーSwWV253/9.「もしも運命の女神に愛されるなら」
による変奏曲/10.パッサメッツォ・モデルノSwWV326/11.涙のパヴァーヌ
SwWV328(ダウランド作、スウェーリンク編)/12.いざ来れ、異教徒の救い主よ
(ルター作コラール、オジアンダーによる和声付け)/13.第1旋法による4声の
演奏:グレン・ウィルソン(ハープシコード)
ネーデルランドのオルガニストであったスウェーリンク(1562-1621)は、様々
な素晴らしいオルガンとハープシコードの作品を残しました。変奏曲の形式の
発展に力を尽くしたことで知られ、対位法の扱いはもちろんのこと、フーガの
発展性などには、バッハを先取りする斬新な作風が見てとれます。3曲目に置
かれた「半音階的幻想曲」の冒頭などを聴いていると、とても16-17世紀に書
かれた音楽とは思えないくらいです。多くの変奏曲も収録されていますが、そ
のどれもが美しい唐草模様に彩られたメロディの宝庫と言えましょう。最後に
置かれた2曲の作品は、スウェーリンクの作ではありませんが、当時編纂され
た曲集に彼の作品とともに収録されているもので、恐らくスウェーリンクの創
造心にも影響を与えているものと思われます。

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09-05 No.30-2

2009年05月27日 13時24分45秒 | Weblog
8.572185
ニュージーランドのギター音楽集夢見るプロスペロウ他
リルバーン:1-17.17のギターのための小品…全集として初録音/18-19.ギター
のための出版されなかった小品集…初録音/20-23.4つのカンツォーナ…初録音
/フォーカー:24-28.組曲/29.夢見るプロスペロウ
演奏:グンター・ヘルビッヒ(ギター)
ニュージーランドで最初にクラシック・ギターへの関心が高まったのは1950年
代の終わり頃。画家でもありギタリストでもあったR.バーン(1928-2007)が英国
から移住しウェリントンでギターを教え始めた頃から人々はギターに対する大
いなる憧憬を抱いたのです。バーンの影響はものすごかったのでリルバーン
(1915-2001)やフォーカー(1928-2007)をはじめとする数人のニュージーランド
の作曲家は彼に自作を捧げました。1960年代にE.ビボービ(国際的名手、教師)
もオークランドに定住。さらにこの国のギター界に活気がもたらされました。
以降J.ブリームやこのアルバムの奏者G.ヘルビッヒもニュージーランドをとり
わけ大切にしています。

8.572306
期待の新進演奏家シリーズガブリエル・ビアンコギター・リサイタル
1.シューベルト:涙の賛美D.711(メルツ編曲)/2-3.メルツ(1806-1856):吟遊詩
人の調べOp.13よりカプリッチョ/タランテラ/4.悲歌/5.ハンガリー風幻想曲
Op.65-1/6-9.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタハ長
調BWV1005(ギター編曲)アダージョ/フーガ/ラルゴ/アレグロ・アッサイ/
10-12.コシュキン(1956-):ギターのためのソナタ(1997)
演奏:ガブリエル・ビアンコ(ギター)
各界で熱き視線を一身に浴びる「NAXOS期待の新進演奏家シリーズ」に、フラン
ス生まれの若きギタリストの登場です。彼の名前はガブリエル・ビアンコ。
2008年GFA国際コンクールの第1位を獲得した俊英です。5歳からギターをはじ
め、20歳の時にパリのコンセルヴァトワールで一等賞を得て卒業。15歳から世
界各地でコンサートを行い高い評価を受けています。繊細な音色と良く回る指、
そして旋律の歌わせ方は絶品。このアルバムに収録されたメルツの作品でのす
すり泣くような表現には思わず絶句するほどの才能の煌めきを感じます。

8.570748
ベリオ:2台のヴァイオリンのための作品集
1-3.二重協奏曲第1番ト短調Op.57No.1/4-6.二重協奏曲第2番ホ短調Op.57No.2
/7-9.二重協奏曲第3番ニ長調Op.57No.3/10-15.バレエ「スペインの王子」の
モティーフによる6つの性格的小品第1番ト長調アダージョ/第2番ハ長調モデラ
ート、行進曲のテンポで/第3番変ホ長調アンダンテ・カンタービレ/第4番ハ
短調ファンダンゴのテンポで/第5番イ短調アンダンティーノ/第6番ニ長調
ボレロのテンポで
演奏:クリスティーネ・ゾーン&ジョン・マルクス(ヴァイオリン)
その作品を聴かれることよりも、どちらかと言うと演奏される機会の多いC-A.
デ・ベリオ(1802-1870)ですが、こうして色々な曲を聴いてみると、改めてその
多彩な作曲技法と音楽性に拝復する他ありません。このアルバムに収録された
「」は2台のヴァイオリンが追いかけ合い、絡み合う魅力的な作品。ピアノなど
の他の楽器の助けを借りず、ひたすらヴァイオリンのみで華やかな世界を見せ
てくれます。「6つの性格的小品」はスペインの様々なリズムを用いた興味深い
曲。セレナード調であったり激しい踊りであったりと一時も耳を飽きさせるこ
とがありません。ゾーンとマルクスの緊迫感溢れる演奏で。

8.572019
サン・リュバン:ヴァイオリン超絶技巧作品集第1集
1-4.協奏的大ニ重奏曲Op.49/5.「ランメルモールのルチア」の主題による幻想
曲Op.46/6.創作主題とタールベルクの練習曲Op.45a/7.アダージョ・レリジオ
ーゾOp.44/8.オベールの歌劇「許婚」の主題によるポプリOp.35/9-10.2つの
サロン風小品Op.47-1<夜想曲/ロンディーノ>/11-12.2つのサロン風小品
Op.47-2夜想曲/ポロネーズ
演奏:アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)
エリザベータ・コペルマン(ピアノ)
このヴァイオリンにおける独自の才能を示した作曲家サン・リュバン(1805-
1850)は、フランス革命の後に、語学教師としてイタリアに移住した士官の息子
として1805年にトリノで生まれました。幼い頃の彼については何もわかってい
ません(もちろん音楽辞書にも載っていませんし、彼を研究している音楽学者も
いません)が、成長してからは、ベートーヴェンとも会ったことがあり、ヴァイ
オリン協奏曲の小さなカデンツァを献呈したという記録が残っています。1827
年頃パガニーニの完璧な技巧に魅了された彼はウィーンで生活することを決意
しました。リスト、シュポア、メンデルスゾーンらとも交流のあったという、
そんな彼の忘れられた作品集が、若きアメリカの名手ヒトルークの手によって
21世紀に甦りました。

8.553378
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集第8集
1-4.弦楽四重奏曲第3番ニ長調B.18
演奏:プラハ・ヴラフ弦楽四重奏団/ヤナ・ヴラコーヴァ(第1ヴァイオリン)
/カレル・スタッドゼール(第2ヴァイオリン)/ペトル・ヴァマー(ヴィオラ)
/ミカエル・エリクソン(チェロ)
30歳を目前に控えた若きドヴォルザーク(1841-1904)の大作、弦楽四重奏曲第3
番です。あまりにも長すぎるという理由で、ほとんど演奏されることのない作
品で、実際の演奏会のプログラムに載せるにはかなり大胆なカットが必要かも
しれないとされていますが、作品の冒頭から溢れ出る若々しい情熱の滾りは、
そのような欠点を補って余りあるものではないでしょうか。第3楽章で使われる
勇ましいメロディは当時流行ったチェコの愛国歌をモティーフとしています。

8.570998
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲集WoO36
1-3.ピアノ四重奏曲ハ長調WoO36-3/4-6.ピアノ四重奏曲変ホ長調WoO36-1/
7-9.ピアノ四重奏曲ニ長調WoO36-2
演奏:ニュージーランド・ピアノ四重奏団
リチャード・マップ(ピアノ)/ユーリ・ゲゼンツヴェイ(ヴァイオリン)/ドナ
ルド・モーリス(ヴィオラ)/ダヴィッド・チッケリング(チェロ)
神童というと、どうしてもモーツァルトを思い浮かべてしまいますが、15歳に
してこんなに見事なピアノ四重奏曲を書いたベートーヴェン(1770-1827)だっ
て、紛れもない神童に違いありません。例えばハ長調の曲の第1楽章。冒頭こ
そハイドンや、モーツァルトの面影を感じさせますが、展開部で劇的に短調に
転ずるところなどは、まさしくベートーヴェンそのもの。(ちなみにあの名ピア
ニスト、アルゲリッチも愛奏している作品です)。またアダージョで始まる変
ホ長調の第1楽章は瞬間的にですが、ピアノ協奏曲第3番の第2楽章を思わせて
もくれるほどの悩ましい音楽です。第3楽章で各々の楽器が自由に歌い交わす
ところなども、抱きしめたくなるほど魅力的です。

8.570402
トゥリーナ:ヴァイオリンとピアノのための音楽集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.51/4-6.ヴァイオリン・ソナタ第2番「スペ
イン風」Op.82/7.アンダルシアのムーサたちOp.93より第2番「エウテルペ」
/8-11.サンルケーニャの娘の詩Op.28/12.古風な変奏曲Op.72
演奏:エヴァ・レオン(ヴァイオリン)/ホルディ・マソ(ピアノ)
トゥリーナ(1882-1949)の作品には、なぜかこう聴き手を幸せにする成分が含ま
れているように感じます。それは、ほんの微かなスペインの香りであったり、
洒落たメロディであったり、またエキゾチックな和声であったり。と感じる人
によって捉え方は様々でしょう。NAXOSレーベルの中でも重要な位置を占めるピ
アノ作品集に加え、このヴァイオリン作品集もそんな魅力に満ち溢れた素敵な
アルバムです。往年の名女性ヴァイオリニスト、ジャンヌ・ゴーティエに捧げ
られた「ヴァイオリン・ソナタ第1番」は彼が47歳の時の作品。第1楽章と第2楽
章の気だるい美しさは初夏の午後の日差しを思わせる眩しい美しさに溢れてい
ます。他の曲からも熟れた空気と熱い吐息が流れてくるかのようです。

8.570507
アイアランド:ピアノ三重奏曲集
1.幻想的三重奏曲イ短調/2.ピアノ三重奏曲第2番ホ調/3-6.ピアノ三重奏曲
第3番ホ調/7.ヴァイオリンとピアノのための子守歌/8.ヴァイオリンとピアノ
のためのカヴァティーナ/9.ヴァイオリンとピアノのためのバガテル/10.
「聖なる少年」(ヴァイオリンとピアノ編)
演奏:グールド・ピアノ三重奏団
ルーシー・グールド(ヴァイオリン)/アリス・ニアリー(チェロ)…1-6のみ
/ベンジャミン・フリス(ピアノ)
イギリスの裕福な実業家、W.コベットは「若きイギリスの作曲家の才能を発掘
する」目的で室内楽コンクールを主催することを考えました。第1回の1905年の
コンクールには67の作品が集まり、見事第1位を射止めたのはW.ハールストー
ン。第2位はアイアランド(1879-1962)と同じ年のF.ブリッジの作品が選ばれま
した。で、1907年の同コンクールで第1位の座に輝いたのが、このアイアランド
の幻想的三重奏曲でした。彼はそれからも創作の翼を広げ続け、独自の作品を
多く生み出すこととなったのです。1938年に初演された第3番の三重奏曲はウォ
ルトンに捧げられたものですが、雄大かつ幽玄な作風がきわめて魅力的と言え
るでしょう。そうそう、アイアランドと言えば、必ず付いてくる「聖なる少年」
も収録されています。今回はヴァイオリンとピアノ版です。

8.660272-73 2枚組
ストラヴィンスキー:歌劇「放蕩者のなりゆき」1951年版
演奏:アン・トゥルーラヴ…ジェニー・ウェスト(ソプラノ)/トム・レイクウェ
ル…ジョン・ガッリソン(テノール)/トゥルーラヴの父…アルトゥール・ウッ
ドレイ(バリトン)/ニック・シャドウ…ジョン・チーク(バス・バリトン)/マ
ザー・グース…シャーリー・ラヴ(メゾ・ソプラノ)/トルコ女ババ…ウェンディ
・ホワイト(メゾ・ソプラノ)/競売人セレム…メルヴィン・ロウリー(テノール)
/病院管理人…ジェフリー・ジョンソン(バス)/グレッグ・スミス・シンガー
ズ/セント・ルークス管弦楽団/ロバート・クラフト(指揮)
ストラヴィンスキー(1882-1971)の新古典主義を代表する作品「放蕩息子のなり
ゆき」は、かなり理不尽で夢見心地な内容なのですが、多くの演奏家たちを魅
了してきたことでも知られ、最近では、あの大物指揮者アーノンクールでさえ
が振ってしまったことで話題となりました。このクラフトのものは様々な演奏
の中でもきわめてオーソドックスな解釈として知られるものです。各々の登場
人物のキャラの立ち具合、チェンバロまでを含んだ妙に整った音楽。作曲家と
実際に親交のあったクラフトならではの説得力ある音作りは、まさに「安心し
て聴ける」アブナイ音楽と言えるでしょう。

8.559624
シエッラ:ラテンのミサ曲「プロ・パーチェ」
演奏:ハイディ・グラント・マーフィ(ソプラノ)…1-7/ナタニエル・ウェブス
ター(バリトン)…2-7/ミルウォーキー交響楽団&合唱団/
アンドレアス・デルフス(指揮)
18世紀から19世紀にかけて、カトリックのミサから多くの素晴らしい作品が生
み出されました。その流れを汲み、新たに創造を凝らした作品を書いてみたい
と作曲家シエッラ(1953-)が試みたのがこのミサ曲「プロ・パーチェ」です。
シエッラが幼いころに過ごしたプエルトリコのカトリックの教会での体験が基
になっているというもので、その力強い祈りの歌声は多感な彼の心に大きな衝
撃を与えたというのです。荘厳で深淵なテキストを歌う背後に流れる情熱的な
ラテンのリズムが、聴き手に不思議な感動を呼び起こします。ワールドミュー
ジック好きにも歓迎されそうな音使いが新鮮です。

●ナクソス・ヒストリカル
8.111336
グレート・ヴァイオリニスト
バルトーク(1881-1945):
1-3.ヴァイオリン協奏曲第2番(1938)
4-6.ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)…1-3
アドルフ・ベイラー(ピアノ)…4-6
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
録音:1953年9月12-13日ロンドンEMIアビーロード第1スタジオ…1-3/1947年12
月29日ニューヨークRCA第2スタジオ…4-6マーク・オーバート=ソーン復刻
メニューインにおける「4つのB」とはバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、
そしてこのバルトークでした。彼は1943年にソナタの第1番を演奏する際、バル
トークの元を訪れ助言を乞いました。しかし演奏会を聴いたバルトークは「素
晴らしい!私の助言など必要ない」と大賛辞を贈り、以降、病魔と闘いながら
もメニューインのために幾つかの作品を書きました。ここに収録されたヴァイ
オリン協奏曲は、そんなバルトークの熱意に触発されたかのような演奏で、現
在でもこれを超えるものはないほどの名演。20世紀を代表する演奏と言っても
過言ではありません。

8.111340
グレート・シンガーズ/ディ・ステファノナポリの歌
1.ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ/2.トスティ:マレキアーレ/3.ファルヴォ:
彼女に告げて/4.デ・クルティス:泣かないおまえ/5.ディ・カプア:あなたの
口づけを/6.カルディッロ:カタリ・カタリ/7.デ・クルティス:帰れ、ソレン
トへ/8.ラマ:静けさに歌う/9.ナルデッラ:キオーヴェ/10.ダンニバーレ:太
陽の土地/11.マリオ:遥かなるサンタ・ルチア/12.ディ・カプア:マリア・マ
リ/13.ペルシコ:鳩/14.作者不詳(ベルリーニ編):光さす窓辺/15.チオフィ:
五月の一夜/16.デ・クルティス:夜の声/17.デ・クルティス:秋/18.テオドー
ロ:サンタ・ルチア/19.ヴァレンテ:情熱/20.デ・クルティス:孤独/21.タリ
アフェッリ:プジレコの漁夫
演奏:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)/スタジオ・オーケストラ/
ディノ・オリヴィエリ(指揮)
録音:1953年4月-1957年5月マーク・オーバート=ソーン復刻
シチリア島の貧しい家庭に生まれたディ・ステファノは、合唱団で声楽の才能
を認められるも、なかなかオペラの舞台に立つ機が持てず第二次世界大戦中は
流行歌の歌手として糊口をしのぐ他ありませんでした。戦局悪化に伴いスイス
に逃亡、難民キャンプで暮らしたこともあります。しかしその本来の美声は常
に称賛の的となり、1945年にイタリアに戻ってからは少しずつオペラ歌手とし
ての活動の場を広げました。そんなキャリアのおかげで何を歌っても素晴らし
く、オペラから引退しても人気が衰えることはありませんでした。そんな彼が
得意としたナポリ民謡をたっぷりとお楽しみください。



<MarcoPolo>
8.225334 \1780
J.シュトラウス1世:作品集第14集
1.アデライーデ・ワルツOp.129/2.レーサーのワルツOp.131/3.新人デビュー
のワルツOp.132/4.エーガー川のワルツOp.134/5.ダンスの名人ワルツOp.135
/6.都会と田舎の生活ワルツOp.136/7.有名なアンナのポルカOp.137/8.幻想
的な人のワルツOp.139/9.ワルツ「音楽協会のダンス」Op.140
演奏:スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
J.シュトラウスの音楽をまとめて聴くシリーズの第14集です。今回も珍しい作
品で溢れています。なかでも面白いのは第2曲の「レーサーのワルツ」です。
当時流行の題材を何でもワルツにしてしまうシュトラウスの作風について、当
時の評論家たちは決して良い評価を与えていたわけではないようです。しかし
今ではこんなに興味深いものはありません。この「レーサーのワルツ」もそん
な1曲。1841年5月24日に実際に行われた競技が題材です。当時はおよそ9キロを
走るのに40分かけていたとか。だからこんなにゆったりとした曲調なのでしょ
う。ちなみに現在は10000メートル走の世界記録はおよそ26分です。これを音
で表せば、すごくせわしない曲になるでしょうね。

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09-05 No.29

2009年05月26日 15時49分58秒 | Weblog
<Dynamic>
DYNDVD 33609(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏
ロッシーニ:「エルミオーネ」
ソーニャ・ガナッシ(S エルミオーネ)
アントニーノ・シラグーザ(T オレステ)
グレゴリー・クンデ(T ピッロ)
マリアンナ・ピッツォラート(Ms アンドローマカ)
フェルディナント・フォン・ボートマー(T ピラーデ)
ニコラ・ウリヴィエーリ(Bs フェニーチョ)
イリーナ・サモイロワ(S クレオーネ)
クリスティーナ・ファウス(S チェフィーザ)
リッカルド・ボッタ(T アッターロ)
ロベルト・アバド(指)ボローニャ市立劇場管弦楽団,プラハ室内合唱団
演出 : ダニエレ・アバド
美術 : グラツィアーノ・グレゴーリ
衣装 : カルラ・テーティ
照明 : グイード・レーヴィ
収録:2008年8月10,13日,ペーザロ
2008年のペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで大評判となった
「エルミオーネ」がDVDになりました。「エルミオーネ」はラシーヌの「アンド
ロマック」を原作としたオペラ。1819年にナポリで初演されたものの、あまり
に陰惨ドロドロな物語で失敗に終わってしまいました。しかしおよそロッシー
ニらしからぬ緊迫した物語と音楽が再評価され、今日ではロッシーニの野心的
な傑作として人気の高いものになっています。このペーザロでの上演には、日
本でも人気の高いロッシーニ歌手、メッゾソプラノのガナッシとテノールのシ
ラグーザに加え、日本でもロッシーニの「オテッロ」のタイトルロールを歌っ
て評判だったクンデ、若手のロッシーニ・メッツォの筆頭として活躍するピッ
ツォラートと、強力なキャストを揃えています。そしてクラウディオの甥(兄
の息子)、ロベルトがこの狂気の世界を見事な緊張感で引き締めています。演
出はクラウディオの息子ロベルト。第二次大戦中を思わせる退廃した雰囲気が
濃厚の異様さが作品にピッタリです。現在では「実はロッシーニのオペラで一
番の傑作」と評価する人も少なくないこのオペラを、この上ない上演でご覧く
ださい。

DYNDVD 33598(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
特典映像 インタビュー
ウィリアム・クリスティ,ピエール・ルイージ・ピッツィ,
ディートリヒ・ヘンシェル,マリア・グラツィア・スキアーヴォ
ディートリヒ・ヘンシェル(Br オルフェオ)
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(S エウリディーチェ)
ソーニャ・プリーナ(S 伝令の女)
ルイージ・デ・ドナート(Bs カロンテ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ほか
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン,レ・サクブティエ
演出,装置,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
収録:2008年5月、マドリッド
ついにクリスティがモンテヴェルディの傑作「オルフェオ」を収録です!30年
以上古楽界のトップを走りつづけるクリスティ、ところがなぜかモンテヴェル
ディの「オルフェオ」とは縁が薄く、録音も今までありませんでした。このDVD
には、2008年5月にクリスティがマドリッドのレアル劇場で上演した「オルフェ
オ」が収録されています。さすがクリスティ、知性の隅々まで行き渡った「オ
ルフェオ」で、圧倒されます。タイトルロールはヘンシェル!日本人にリート
歌手のイメージが強いヘンシェルですが、気品があって雄弁で、かつバリトン
の力強さを持ったオルフェオは、今までにないオルフェオ像だと高く評価され
ました。エウリディーチェ役は、ナポリ出身の若いソプラノ、スキーアヴォ。
彼女はイタリアやスペインでバロック音楽で活躍する一方、ウィーンではマゼ
ール指揮の「ドン・ジョヴァンニ」でゼルリーナを歌うなど、将来が嘱望され
るソプラノです。さらにプリーナ、アベーテなど、ベテラン歌手が加わり、万
全です。そして演出は大御所のピッツィ!17世紀の様式を踏まえながら、そこ
にピッツィらしい洗練された美感をもたらしつつ、モンテヴェルディの描いた
深いドラマも十分に汲み出すことに成功しています。クリスティの襞襟姿も必
見!


<CAvi>
KDC 5067 \3000
国内仕様盤 日本語解説書付
(1)ブルッフ:8つの小品 作品83より
(2)シューマン:3つのロマンス 作品94-クラリネットとピアノ
(3)同:おとぎ話 作品132
(4)同:5つのカノン風小品 作品56(J.ミハエルス編)
(5)同:幻想小曲集 作品73-クラリネットとピアノ
トリオ・ディ・クラローネ
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)、
ヴォルフガング・マイヤー(バセット・ホルン、クラリネット)、
ライナー・ヴィーレ(バセット・ホルン、クラリネット)
カッレ・ランダウ(ピアノ)
録音:2005年9月/ケルン)
クラリネットの新機軸を追求し続けるトリオ・ディ・クラローネ。ザビーネ・
マイヤーと兄ヴォルフガングが中心となった名人アンサンブルです。待望の来
日を記念して日本語解説書付発売となりました。シューマンとブルッフという
ドイツ・ロマン派の名作を集めています。精密なアンサンブルと技巧はもちろ
んながら、ほの暗く幾分渋めな音は、まさにドイツ正統派。クラリネットなら
ではの音世界を存分にご堪能していただけます。





<ORFEO>
ORFEO 777082 2枚組 \4850
ドヴォルザーク:「悪魔とカーチャ」
ミシェル・ブリート(Ms カーチャ)
ペーター・シュトラーカ(T 羊飼いイルカ)
ペテル・ミクラーシュ(Bs 悪魔マルブエル)
オルガ・ロマンコ(S 女領主)
アルチュン・コチニャン(Bs ルツィフェル)
ほか
ゲルト・アルブレヒト(指)
WDRケルン交響楽団,WDRケルン放送合唱団
録音:2007年11月23日-12月1日,ケルン
「レアものオペラ大好き」なアルブレヒトは、ドヴォルザークのオペラにも大
きなを入れており、ついに6作目の全曲録音が登場。「悪魔とカーチャ」は、
1899年に初演されたオペラ。オドロオドロしい題名と裏腹に、とても面白い喜
劇です。アルブレヒトは、ドヴォルザークのボヘミア色を生かしつつ、ケルン
放送交響楽団から洗練された響きを引き出すことで、実は大のワグネリアンだっ
たドヴォルザークの近代性を浮き上がらせることも忘れていません。
カーチャ役は南アフリカ出身のドイツのメッゾ・ソプラノ、ブリート。2005年
4月に新国立劇場の「フィガロの結婚」でケルビーノを歌って好評を博し、近年
の活躍は目覚ましいもの。イルカ役のペーター・シュトラーカはドイツのテノ
ール。1970年代からチューリヒを中心に活躍する大ベテラン。チェコ語のオペ
ラにも頻繁に出演するので「ペテル・ストラカ」とチェコ人と間違えられるこ
とすらあります。ロマンコはモスクワ出身で、1980年代末に西側に出て来て活
躍しているソプラノ。トスカが当たり役。コチニャンはアルメニア出身で、ベ
ルリン・ドイツ・オペラのバスとして活躍した人。ペテル・ミクラーシュはチェ
コのベテランのバス。かなり強力なキャストです。



<Alba>
ABOX 2 3枚組 \3780
ショパン:ピアノ・アルバム
21の夜想曲、10のマズルカ、3つの新しい練習曲、カンタービレ 変ロ長調、
前奏曲Op.28-15
ヤンネ・メルタネン(P)
録音:1999年、2001年、2003年(ABCD 138, ABCD 160, ABCD 190)
制作:ヤンネ・メルタネン、ヘイッキ・サヴォライネン
録音:ヘイッキ・サヴォライネン
ハンヌ・コイヴラ指揮ヨエンスー市管弦楽団と共演して、ショパンの2つのピア
ノ協奏曲(ABCD 247)をため息を誘う香しい演奏で聴かせたヤンネ・メルタネン
(1967-)が Alba に録音したソロアルバム3枚がセット・リリースされました。
香水とパウダーの匂うサロンから解放されたショパンのピアノ音楽に今、静か
な人気が集まっています。21の夜想曲(ABCD 160, ABCD 190)は、ワルシャワの
「2005年フレデリク・ショパン・ディスクグランプリ」の栄誉に輝きました。

ABCD 273 \1980
キルモ・リンティネン(1967-):室内楽作品集
(1)マーチアリアラグ【マーチ(Marche) アリア(Air) ラグ(Rag)】
(フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための五重奏曲)
(2)水(2002)(2つのカンテレのための)
(3)Col 2(1997)(チェロとピアノのための)
(4)カノン風の会談(2006)
(オーボエ(コールアングレ)、クラリネットとピアノのための三重奏曲)
(5)サクソフォーン、チェロとピアノのための三重奏曲(2001)
(6)ダヴィデとバテシバ(2001)
(2人のヴォーカルと器楽のためのマドリガーレ・コンチェルターと)
(7)スナヂグミ(2006)(弦楽オーケストラのための)
(1)サグロス・アンサンブル
(2)エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ) 
メルヴィ・ユリ=ヴァイニオ(カンテレ)
(3)ユッカ・ラウタサロ(Vc) キルモ・リンティネン(P)
(4)カタヤ三重奏団  高島拓哉(Ob,コールアングレ) 
ヘンナ・ヤムサ(Cl) アンティ・カイホラ(P)
(5)カイ・ルスケエーパー(Alt Sax) マルクス・ホホティ(Vc) 
キルモ・リンティネン(P)
(6)トゥーリ・リンデベリ(S) トピ・レヘティプー(T) 
バッタリア キルモ・リンティネン(指)
(7)オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指)
1997年シベリウス・アカデミー卒業。ピアノを弾き、UMOジャズオーケストラの
指揮者を務め、ジャズミュージシャンとして名をなしたキルモ・リンティネン
は、クラシカル音楽の作曲家としても活躍しています。似たようなキャリアを
もつユッカ・リンコラの音楽と同様、リンティネンの作品にはジャズ音楽家と
しての経歴が生かされており、純粋にクラシカルの分野を歩んできた若い作曲
家たちの音楽とは風合いが異なっています。

ABCD 254 \1980
Brothers
Amur(アムール)/Sketches of Tammela(タンメラのスケッチ)/Herra on minun
paimeneni(主はわが羊飼い)/Herran sanat(主の御言葉)/The Blue Truth(青の
真実)/Kes?ranta Etel?-Saimaalla(南サイマーの夏の湖畔)/Lumikki(白雪姫)/
Brothers(兄弟)/Grand Finale(グランドフィナーレ)
マサ・オルパナ(Sax) アルト・ピースパネン(P) 
ヴィッレ・ラウハラ(ベース)
シモ・ライホネン(ドラムズ、パーカッション) 
ヤンネ・トゥオミ(ドラムズ、パーカッション)
ラウリ・ハンヌ(G) エーミル・ティカンマキ(Vn) 
ユーソ・ノルドルンド(エレクトリックベース)
フィンランド作曲家クスティ・ヴオリネンとアンシ・ティカンマキ、ベーシス
トのヴィッレ・ラウハラの曲をサクソフォーン奏者、マサ・オルパナと友人た
ちが演奏。「The Blue Truth」はオルパナのオリジナル曲です。

ABCD 260 \1980
Duets for the Restless Souls
ラースロ・シュレ(1955-):
Absence(不在 )/Springstroll(春の散策 )/Rhapsody in Grey(ラプソディ・イ
ン・グレイ )/Canon for the Restless Souls(不安な魂らのためのカノン )/
Velvet(ベルベット )/Arsenic(砒素 )/Frozen Flame(凍った炎)/Woodwind
Waltz(木管のワルツ )
ペンティ・ラハティ(Sax) マルコ・ユロネン(Vc)
ラースロ・シュレはハンガリー生まれ。ジャズピアニスト、作曲家。オウルン
キュラ・ポップ&ジャズ音楽院で教えることになった1989年からフィンランド
に住んでいます。ブダペストのベーラ・バルトーク音楽院で学んだクラシカル
音楽とジャズを組み合わせることに興味をもち、フォークミュージックのミュ
ージシャンとも共演しています。

ABCD 268 \1980
Tango Norte, Tango Sur-北のタンゴ、南のタンゴ
Caminito/Sur/La vida pequena/Quedemonos aqui/Las sombras del
desamor(Siks oon ma suruinen)/  Sattumaako/Queate por siempre
(Liljankukka)/Carmin y overol/Uno/Chilquilin de Bachin/Volver/Valsecito
amigo
マルティン・アルバラード(Vo)
オトラ・ベス・クインテット【マッティ・エークマン(バンドネオン) マルク
ス・エルグランド(ギター)アンティ・ヘールマン(Vn) トニ・エルグランド(ダ
ブルベース) マッティ・ラウッカネン(P)】
フィンランドの人たちの愛するタンゴ。ロック歌手からタンゴ歌手に転身、フィ
ンランドで成功を収めたアルゼンチンのマルティン・アルバラードがタンペレの
タンゴグループ、オトラ・ベス・クインテットと共演。ピアソラ、ホアン・デ・
ディオス・フィリベルト、トイヴォ・カルキをはじめとする 北と南のタンゴ・
クラシックを歌います。

NCD 39 \1980
葉と葉のあいだに
ヤルモ・パルヴィアイネン(1928-1994):夕べ
マシュー・ホィットール(1975-):雨音に耳を傾けるように
ユホ・ミエッティネン(1978-):合唱曲集
「アーロ・ヘッラーコスキの詩による5つの歌」より画家 /ドルチェ・ファル・
ニエンテ(のほほんと暮らす )
アレックス・フリーマン(1972-):
「アーロ・ヘッラーコスキの詩による4つの歌」より一位星 /月明かりの森 /雨
/なんと小さな
マシュー・ホィットール(1975-):四季
前奏曲【春、桜】前奏曲【夏、天の川】 前奏曲【秋、空 /水】 
前奏曲【冬、雪】
HOL 合唱団 エスコ・カッリオ(指 )
フィンランド最古の大学混声合唱団、HOL 合唱団が歌う「フィンランド自然体
験の研究」。フィンランドの詩人ふたり、イルマリ・ピミア(1897-1989)とフィ
ンランド・モダニズムの先駆的作品を書いたアーロ・ヘッラーコスキ(1893-
1952)、そしてメキシコの詩人オクタビオ・パス(1914-1998)「雨音に耳を傾け
るように」と山口県生まれの俳人、種田山頭火(たねだ・さんとうか )(1882-
1940)の作品をテクストとする合唱曲集です。フィンランドのヤルモ・パルヴィ
アイネンとユホ・ミエッティネンの作品ととも、フィンランド在住の外国人作
曲家ふたりの作品が含まれました。マシュー・ホィットールはカナダ生まれ。
カナダとアメリカで作曲を学んだ後、2001年からシベリウス・アカデミーでハ
メーンニエミとヴェリ=マッティ・プーマラに師事しました。2004年トロント
交響楽団主催の作曲コンペティションで第 1位を獲得しています。アメリカ出
身のアレックス・フリーマンは、シベリウス研究のために留学したヘルシンキ
でハメーンニエミに作曲を学びました。ホイットールの「雪」を彼がピアノの
ためにトランスクライブした曲が "ピアノ・トランスクリプションの芸術 "
(ABCD240)に録音されています。

NCD 38(SACD-Hybrid) \1980
コスティアイネン自作自演集第7集
ペッカ・コスティアイネン(1944-):
しあわせな聖母マリアの連祷【 Kyrie Eleison/Sancta Maria, Vas spirituale/
Mater Christi/Virgo prudentissima/Speculum justitiae/Rosa mystica/Salus
infi rmorum/Regina angelorum/Agnus Dei】
stereo Can you see how death takes a fragile herb、 Esto mihi、
主はお与えになります、幸いなるかな、パーテル・ノステル、
天にましますわれらの父よ、全地は暗くなり、愛は忍耐強い
ムジカ合唱団 ペッカ・コスティアイネン(指)
コスティアイネンの自作自演、第7集はラテン語とフィンランド語による宗教
作品集。





<harmonia mundi>
HMC 902028 \2450
「二次元の雄叫び」―ルネッサンス、19-21世紀の歌
(1)作者不詳(16世紀):
パリのすべての雄叫びによる新しい歌
(プロヴァンス地方で踊られた舞踊「ヴォルト」の歌)
(2)レジ・カンポ(b.1968):マルセイユの雄叫び
(3)エドゥアルド・ドゥランサール(19世紀):通りの雄叫び
(4)クレマン・ジャヌカン(c.1485-1558):パリの雄叫び
(5)ヴァンサン・ブショー(b.1966):パリの雄叫び
(6)アルフレート・ルボー(1835-1906):僧院の鐘の音(器楽作品)
(7)ジャン・ジョルジュ・カストナー(1810-1867):パリの雄叫び
(8)ジャン・セルヴァン(1530-1596):パリの雄叫びのフリカッセ(ごった煮)
(9)クロード・ルドゥ(b.1960):ブログの雄叫び「14才で私は捨てられたの」
(10)アルフレート・ロラン(1797-1874):バニェルの雄叫び
(11)ブルーノ・デュコル(b.1949):私は叫ぶの。叫ぶの。叫べるんだってば。
(12)ヴァンサン・スコット(1874-1952):兵隊サンの雄叫び
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー、指揮)&アンサンブル・クレマン・ジャ
ヌカン
〔ウゲス・プリマール(T)、ヴァンサン・ブショー(Br)、フランソワ・フォシェ
ー(Bs)、ルノー・ドゥレイグ(Bs)〕
エリック・ベロック(Lute)、エリサベス・ガイゲ(Org)、
ヴァンサン・ルトゥルム(Pf),ニコラ・クロッセ(Cb)
録音:2008年8月
ジャケットのあまりの強烈さに、思わず「雄叫び」としましたが、原題の「Cri
(英語でcry)」は物売りの声のこと。古くから、道を行く行商人(時にはチンド
ンヤ)たちは、独自の売り文句の歌を持っていました。ヨーロッパでは16世紀頃
から、この行商人やチンドンヤの声をとりいれた音楽が生み出されました。こ
うした中世・ルネッサンスの「雄叫び」世俗音楽は、1978年に結成されたアン
サンブル・クレマン・ジャヌカンの十八番。このほかに、現代を生きる作曲家
たちによる雄叫び音楽が収められているのがなんとも興味をそそられるところ。
「ブログの雄叫び」は、インターネットのブログに見られるような不思議な文
字の羅列が歌われ、私小説風なブログの散文が朗読されるなど、実に現代風。
「私ハ―・・・」は、街角で人々が突発的に出してしまった独り言や、何か言
おうとして飲み込んだ言葉の断片が集められたような曲。人が発する歌や言葉
は空気に溶けて消えてしまうもの。しかし、ここに集った名人たちは、空気や
歴史、さらにはインターネットの渦の中に埋もれていた様々な言葉を楽譜へと
「二次元」化、それを実際に音にすることにより、様々な言葉を聴く人の脳裏、
耳の奥に焼き付けます。

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09-05 No.28-1

2009年05月26日 11時55分28秒 | Weblog
<Glossa>
GCD 920915 \2300
モンテヴェルディ:音楽の戯れ(1632) ――
何と甘美に/ああ、私は傷つき倒れる/苦しみが甘美なものならば/憎むべき
あの面影/あの蔑みの眼差し/あなたはかつて私のものだった/甘美な光で/
それはやはり本当なのだ/いとしい私のトルコ女/死んでしまいたい/あなた
はもう私に微笑もうとはしない/私を憎むならなぜに/アリアンナの嘆き
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
"ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009"で来日を果たし、その素晴らしき
ハーモニーと抜群の存在感を日本の聴衆に深く印象付けたイタリアのヴォーカ
ル・アンサンブル"ラ・ヴェネクシアーナ"。
この「音楽の戯れ」のマドリガーレは、独唱、もしくは二重唱と通奏低音とい
う小規模な編成、アリアやレチタティーヴォのような形式など、「マドリガー
レ集」に収められたマドリガーレとは違う編成や作風が特徴的。
モンテヴェルディが作曲したオリジナルの「音楽の戯れ」に自身がアレンジを
施した不朽の名作「アリアンナの嘆き」などを加えてプログラムの再構成を行
った鬼才カヴィーナ。
鬼才のユーモアとアイディアが生み出した"ヴェネクシアーナ版"「音楽の戯れ」
が、革新的な「マドリガーレ集第5巻」や大規模な歌劇「オルフェオ」とはまた
違ったモンテヴェルディの魅力を堪能させてくれることだろう!
2008年2月、サン・カルロ教会(モデナ)での録音。




<DELOS>
DE 1038 \1750
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57 
シュニトケ:ピアノ五重奏曲
コンスタンティン・オルベリアン(ピアノ) 
モスクワ弦楽四重奏団
類稀な名録音を数多く残している「ロシアのアメリカ人」ピアニスト&指揮者
オルベリアン。近年はピアニストとしての活躍が著しい彼が、ショスタコーヴィ
チとシュニトケのピアノ五重奏曲に挑んだ当盤では、ロシアとアメリカという
2つの偉大な社会を調和するような、圧倒的な洗練とテンペラメントを聴かせて
くれます。また、生前のシュニトケが愛してやまなかった名門モスクワSQの精
緻で華麗なアンサンブルも大きな聴きどころです。

DE 3369 \2080
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死
ベルリオーズ:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17-愛の情景
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
オレゴン交響楽団 
指揮:ジェイムズ・デプリースト
デロス・レーベル35周年を祝う当盤には、当レーベルに33年間にわたって17枚
の録音を残してきた巨匠デプリースト&オレゴン響の演奏を収録。ワーグナー、
ベルリオーズ、チャイコフスキーらが綴った甘美な悲劇愛の調べは、2003年に
オレゴン響を退任したデプリーストにとって、同響との最後のレコーディング
になりました。そんな万感の思いが詰まった名演の数々を、心ゆくまでお楽し
みください。

DE 3376 2枚組 \2950
バラキレフ:コンプリート・ロマンセス
CD1(全23曲)
君は魅力的な優しさにあふれ/輪/スペインの歌/ブリガンドの歌/舟歌/抱
いて、キスして/勇士/私のそばに来て/ララバイ/セリームの歌/私の胸は
こんなにも高鳴り/シュド・アイ、ア・ブレイヴ・ラッド/ホエン、ケアレス
/アップ・イン・ザ・スカイ/夜よ、密かに私を連れ去り/熱狂/ユダヤの歌
/金魚の歌/なぜに/老人の歌/グルジアの歌/あなたの澄んだ美しい声が聞
こえて/夢
CD2(全20曲)
湖畔にて/砂漠/私はあの人を愛していた/人はいつも言った/松/海は波立
たず/夜の曲/花々のあいだで/赤い夕焼けは燃え尽きて/色づいた麦畑が波
打つとき/前奏の歌/夢/私はあなたに挨拶にきた/友よ、見て/ささやき、
密かなため息/歌/神秘的な冷たい仮面の下から/眠れ/夕暮れ/ザ・クリフ
マルガリータ・アラヴェルディアン(ソプラノ) 
アレクサンドル・ゲルガロフ(バリトン) 
リュボフ・ソコロワ(メゾ・ソプラノ) 
ジョルジー・セレズニェフ(バス) 
ユーリ・セロフ(ピアノ)
ここ数年に渡って、ロシア人作曲家の歌曲やロマンスの全集録音を積極的に行っ
てきたデロス・レーベル。2枚組からなる当盤には、「ロシア5人組の巨匠」バ
ラキレフが残した全てのロマンス歌曲を収録。詩を愛し、それらに適切な繊細
で美しい音楽をつける彼の作曲技法は、しばしばボロディンやチャイコフスキ
ーの高みに達しています。名ピアニスト・セロフと、実力派歌手陣の、明晰な
知性に彩られた歌唱でお楽しみください。

DE 3391 \2080
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集
1.トリオ・ソナタ ト長調BWV.1038
2. 同 ト長調BWV.1039
3.音楽の捧げものBWV.1079-第9曲 無窮カノン
4.フルートとチェンバロのためのソナタ第3番BWV.1032
ラファエレ・トレヴィサーニ(フルート) 
パオラ・ジラルディ(ピアノ) 
ピエト・コーンホフ(ヴァイオリン)
イタリアを代表するフルート奏者トレヴィサーニは、天才ゴールウェイが才能
を認める数少ない弟子の一人で、現在は彼の愛器ムラマツ製の14金フルートを
所有しています。当盤には、イタリアのピアニスト・ジラルディと、南アフリ
カのヴァイオリニスト・コーンホフとともに録音した、J.S.バッハのトリオ・
ソナタ集を収録。当レーベルに多くの名録音を残している彼らが、精緻で輝か
しい「黄金のアンサンブル」をお届けします。

DE 3394 2枚組 \2950
ヘンデル:8つの偉大なクラヴィーア組曲集
組曲第1番イ長調HWV.426
組曲第2番ヘ長調HWV.427
組曲第3番ニ短調HWV.428
組曲第4番ホ短調HWV.429
組曲第5番ホ長調HWV.430
組曲第6番嬰へ短調HWV.431
組曲第7番ト短調HWV.432
組曲第8番へ短調HWV.433
シャコンヌ ト長調HWV.435
ジョリィ・ヴィニコーア(チェンバロ)
名チェンバロ奏者ヴィニコーアが、ヘンデル没後250年を記念して、偉大な8つ
の《クラヴィーア組曲》と、今回のために特別ヴァージョンで仕上げられた
《シャコンヌ》を奏でます。各曲にただよう高貴で、柔軟で、温かく、しかも
バラエティにあふれた雰囲気は、鍵盤奏者だけでなく、指揮やオペラでも活躍
する彼のマルチな才能とキャリアのあらわれと言えるでしょう。

DE 3395 \2080
1.レオンカヴァッロ:《道化師》-ごめんください、皆さまがた
/ホロストフスキー
2.チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》-苦い喜び、甘い責め苦を
/ドマシェンコ
3.ラフマニノフ:春の洪水Op.14-11/グリャコヴァ
4.チャイコフスキー:《スペードの女王》-エレツキーのアリア
/ホロストフスキー
5.ボロディン:《イーゴリ公》 -コンチャコーヴナのカヴァティーナ
/ポドレシ
6.リムスキー=コルサコフ:《五月の夜》-レフコの歌/シュトーダ
7.ヴィラ=ロボス:《アマゾンの森》-センチメンタル・メロディ
/フレミング
8.ヘンデル:《アレクサンダーの饗宴》-王子/オジェー
9.ヘンデル:《リナルド》-風よ、旋風よ/ポドレシ
10.ヴェルディ:《トロヴァトーレ》-君の微笑み/ホロストフスキー
11.アレンスキー:《ラファエロ》-デュエット
/ドマシェンコ&パヴロフスカヤ&グリヴノフ
12.チャイコフスキー:《オプリーチニク》-ナターリャのアリオーソ
/グリャコヴァ
13.ラフマニノフ:《アレコ》-アレコのカヴァティーナ/ゲレロ
14.プッチーニ:《トゥーランドット》-この宮殿の中で/マルク
15.コルディフェッロ:カタリ・カタリ(つれない心)/ホロストフスキー
ディミトリー・ホロストフスキー(バリトン) 
マリーナ・ドマシェンコ(メゾ・ソプラノ) 
オリガ・グリャコヴァ(ソプラノ) エヴァ・ポドレシ(アルト) 
ダニール・シュトーダ(テノール) ルネ・フレミング(ソプラノ) 
アーリーン・オジェー(ソプラノ) タチアナ・パヴロフスカヤ(ソプラノ) 
フセヴォロド・グリヴノフ(テノール) ヴァシリー・ゲレロ(バリトン) 
アレッサンドラ・マルク(ソプラノ) 
ロシア・フィルハーモニア 指揮:コンスタンティン・オルベリアン他
デロス・レーベル35周年を祝うオペラ・ガラは、レーベル創設者のアメリア・
ヘイグッド(1919‐2007)に捧げるために製作されたアルバムです。誰よりも歌
を愛してやまなかったアメリアにふさわしい、新鮮で、宝石のように輝かしく、
しかも身近に感じられる、完璧なプログラムをご用意しました。当レーベル初
の偉大な歌手となった亡きオジェーから、現代最高のスター歌手ホロストフス
キーまで揃えた、豪華な名歌唱をお楽しみください。




<コウベレックス・レーベル>
KRS448 \2800
「桑原康雄の音楽2」
桑原康雄(1946-2003):火祭りの踊り(2001)
日本民謡による3つの幻想曲(1987)(木曽節、よさこい節、じょんがら節)
詩的序曲(1987)/シベリアの春(2000)/森の外へ(2002)
虹の向こうに(1991)/キラキラ星のうた(2003)
(計7曲/約61分)
演奏:アンサンブル・フィルムジカ(コンサートマスター:横田綾子)
録音:セッション録音2009 年3 月(西脇市アピカホール)、第37 回定期演奏会ラ
イブ(兵庫県立芸術センター小)、ジョイントコンサートライブ(神戸市東灘区民
センター)、第38 回定期演奏会ライブ(神戸市東灘区民センター)
日本を代表する国際的マンドリン演奏家で作曲家である桑原康雄(1946-2003)の
マンドリン・アンサンブル作品集。鮮烈なリズム感をもつ独自の情景とオリエ
ンタリズムが、国内外の演奏家や多くのファンを魅了してやまない。演奏は、
桑原が創設し現在は横田綾子が率いる神戸のグループ 「アンサンブル・フィル
ムジカ」。マンドリン属のみ+コントラバスの編成によるクリアで明るい音と、
あたたかいバランスでまとめあげている。人気作品「虹の向こうに」「森の外
へ」「キラキラ星のうた」など計7曲を収録。今回の新譜は「桑原康雄の音楽2」
ですが、「1」は自主制作で2003年に出ており、演奏者の手元にわずかに残っ
ているだけだそうです。来年に再プレスを予定しています。
桑原康雄(1946-2003)
日本を代表する国際的マンドリン演奏家・作曲家。 その演奏活動はヨーロッパ
諸国を始め、アメリカ合衆国、ロシア、オーストラリアに至り、1985年スウェ
ーデン政府委嘱の自作曲・マンドリン協奏曲「籟動」の放送初演、 1986年詩人
・萩原朔太郎生誕100年祭での音楽監督、1995年ユネスコ国際会議での阪神淡路
大震災レクイエムの放送などを始め、各国現代音楽祭に主要ゲストとして招待
を受けた。
1992-2000年にかけて計5回開催された神戸国際音楽祭は彼のライフワークであ
った。世界中のトップアーチストを一堂に会したその音楽祭は、「桑原康雄」
だからこそ実現しえた、まさに夢のようなフェスティバルとなった。桑原マン
ドリン研究所、アンサンブル・フィルムジカ及び弦楽グループGENを主宰。
作曲作品の多くはドイツ・フォクト&フリッツ社、ドイツ・トレッケル社より
出版されている。ドイツで行なわれている国際マンドリン独奏コンクールは、
2005年以降桑原氏の功績を讃えて"桑原康雄"国際マンドリン独奏コンクールと
改称された。無伴奏マンドリンのための6つの作品を含む室内楽作品はプロマン
ドリン奏者たちの必須曲ともなっている。近年その作曲作品はますます高く評
価され、世界中で愛奏されている。





<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0007 \2800
「沖縄の響き-金井喜久子管楽作品集」
(1)沖縄復帰祝典序曲「飛翔(はばたき)」(1972)*
(2)沖縄ラプソディ-ピアノと吹奏楽のための(1966)*
(3)フルートとピアノのための「てぃんさぐの花変奏曲」(1973)
(4)トロンボーンによる「3つの奇想組曲」(1966)*
 【激情/哀愁/嬉遊(ましゅんこ)】
*世界初CD化
【演奏】
(1)(2)福田滋(指揮)リベラ・ウインド・シンフォニー
(2)(3)(4)(5)(6)高良仁美(ピアノ)
(3)江尻和華子(フルート)
(4)箱山芳樹(トロンボーン)
日本人女性で初めて交響曲を作曲した金井喜久子の管楽作品集のCD化です。
金井喜久子(1906-86)は著書『ニライの歌』で沖縄音楽について「誇るべき美し
い南国のメロディー」と書いています。素晴らしき沖縄音楽を世界共通語であ
る五線譜に乗せることで、世界へ紹介しようと多くの作品を発表しました。そ
の音楽は、沖縄の伝統・芸能・文化を基に発想され、いずれも親しみやすいメ
ロディ・リズム・ハーモニーに溢れています。
収録作品は、沖縄が祖国へ帰る姿を伝説の大鷲になぞらえた沖縄復帰祝典序曲
「飛翔」、初演では3万人の聴衆を集めたというピアノと吹奏楽のための「沖
縄ラプソディ」(初演は山本直純がピアノ!)、誰もが知る沖縄民謡をフルート
とピアノで奏でる「てぃんさぐの花」、晩年の隠れた傑作トロンボーンとピア
ノの「沖縄奇想曲」。ほとんどが世界初録音で、まさに、沖縄が世界に誇る作
曲家の代表的管楽作品集と言えましょう。
演奏は、沖縄出身の金井作品のスペシャリスト高良仁美(ピアノ)、伸びやかで
量感豊かな演奏で高い人気を誇る箱山芳樹(日フィル首席トロンボーン奏者)、
別宮貞雄作品集の清らかな音色で注目された江尻和華子、そしてJapanese
composers archives seriesに欠かせない福田滋率いるリベラ・ウインド・シ
ンフォニーです。
この5月15日で沖縄本土復帰から37年、CDリリースは6月6日(土)を予定してい
ます。

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09-05 No.28-2

2009年05月26日 11時54分14秒 | Weblog
<MELODIYA>
MELCD 1001446 \1780
レナータ・スコット・イン・モスクワ
ベッリーニ(1801-1835):
オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」から ジュリエットのロマンス
オペラ「夢遊病の女」から 情景とアミーナのアリア
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「愛の妙薬」第2幕 から アディーナのアリア
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「トラヴィアータ」第4幕から ヴィオレッタのアリア
オペラ「リゴレット」第2幕から ジルダのアリア
オペラ「トラヴィアータ」第1幕から 情景とヴィオレッタのアリア
プッチーニ(1858-1924):
オペラ「ボエーム」第3幕から ミミのアリエッタ
オペラ「蝶々夫人」第2幕から 蝶々夫人のアリア
トスティ(1846-1916):かわいい口もと
ロッシーニ(1792-1868):タランテラ
プッチーニ:オペラ「ジャンニ・スキッキ」から ラウレッタのアリエッタ
レナータ・スコット(ソプラノ)
アントニオ・トニーニ(ピアノ)
録音:1964年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001449 \1780
グリンカ(1804-1857):管弦楽名曲集
愛国の歌(アレクサンドル・ガウク管弦楽編曲)
アラゴンのホタ(スペイン序曲第1番)
マドリードの夏の夜の思い出」(スペイン序曲第2番)/幻想的ワルツ
カマリンスカヤ(2つのロシアの歌による幻想曲;婚礼の歌と踊りの歌)
オペラ「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」から クラコヴィエンヌ
オペラ「ルスランとリュドミラ」から
序曲(*),ナイナの踊り,東洋の踊り,チェルノモールの行進
ソヴィエト国立交響楽団(*以外)
ボリショイ劇場管弦楽団(*)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1963、1967、1968、1977、1984年

MELCD 1001526 3枚組 \5340
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「雪娘」
イリーナ・ジューリナ(ソプラノ:雪娘)
ニーナ・テレニチェワ(メゾソプラノ:春の精)
オレグ・ビクチミロフ(テノール:森の精)
アレクサンドル・アルヒーポフ(テノール:ボビル・ヴァクラ)
ライサ・コトワ(メゾゾプラノ:ボビリーハ)
アレクサンドル・フェーディン(テノール:皇帝ベレンデイ)
タチヤナ・エラストワ(メゾソプラノ:レル)
リュドミラ・セルギエンコ(ソプラノ:クーパワ)
イーゴリ・モロゾフ(バリトン:ミスギル) 他
ボリショイ劇場合唱団、児童合唱団&管弦楽団
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
録音:1987年

MELCD 1001529 \1780
ロシアン・クラシックス
スヴィリドフ(1915-1998):「吹雪」(プーシキンの物語への音楽による挿絵)(*)
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(+)
プロコフィエフ(1891-1953):交響曲第1番ニ長調「古典」Op.25(#)
チャイコフスキー交響楽団(モスクワ放送交響楽団)(*)
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
ヴァン・クライバーン(ピアノ(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+/#)
キリル・コンドラシン(指揮(+))
ドミトリー・キタエンコ(指揮(#))
録音:1975年(*)/1963年、ライヴ(+)/1987年(#)

MELCD 1001530 3枚組 \5340
ハチャトゥリアン(1903-1978):バレエ「スパルタクス」
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
アリギス・ジュライチス(指揮)
録音:1974年

MELCD 1001547 \1780
アリフレド・シュニトケ(1934-1998):
合奏協奏曲第2番(ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための;1981-1982)(*)
カンタータ「ヨハン・ファウスト博士の物語」(1983)(+)
オレグ・カガン(ヴァイオリン(*))
ナタリヤ・グートマン(チェロ(*))
ライサ・コトワ(アルト(+))
エリク・クルマンガリエフ(カウンターテナー(+))
アナトリー・サフューリン(バス(+))
ソヴィエト国立文化省交響合唱団(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1987年(*)/1985年5月27日、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ(+)




<VISTA VERA>
VVCD 00180-3 3枚組 \5340
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「雪娘」
イリーナ・マスレンニコワ(ソプラノ:雪娘)
ナジェジダ・オブホワ(メゾソプラノ:春の精)
S・シェフストフ(テノール:ボビル・ヴァクラ)
M・レヴィナ(メゾゾプラノ:ボビリーハ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:皇帝ベレンデイ)
マリア・マハロワ(メゾソプラノ:レル)
S・パノワ(ソプラノ:クーパワ)
アレクセイ・イワーノフ(バリトン:ミスギル) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1952年

VVCD 00185 \1780
ヴィクトリア・イワノワ Vol.3
モーツァルト(1756-1791):
来たれ、愛しのツィターよ K.351(367b)(**)/春の初めに K.597
クローエに K.524/魔術師 K.472/満足 K.349(367a)
春への憧れ K.596/別れの歌 K.519
ブラームス(1833-1897):
牧場に一軒の家が立っていた(ドイツ民謡集(1894)第31曲)
子守歌 Op.49 No.4/私の眠りはますます浅くなり Op.105 No.2
ナイチンゲールに Op.46 No.4/乙女の歌 Op.107 No.5
セレナード Op.106 No.1/甲斐なきセレナード Op.84 No.4
菩提樹に霜が降りて Op.106 No.3/野の寂しさ Op.86 No.2(*)
ナイチンゲール Op.97 No.1(*)/別れの時に Op.95 No.3b(*)
グリーグ(1843-1907):
秘めた愛 Op.39 No.2(+)/小さなマルガレート Op.60 No.1(+)
森の中の散歩 Op.18 No.1(+)/睡蓮で Op.25 No.4(+)
ジャン=バティスト・ヴェッケルラン(1821-1910):
私はシダになりたい(#)/少女たち(#)/エグゾーデのメヌエット(**)
Philis plus avare que tender(**)/アルプスの花(**)
ドビュッシー(1862-1918):
ひめやかに/緑/マンドリン/牧神/パンの笛
家のない子供たちのクリスマス
ヴィクトリア・イワノ(ソプラノ)
G・ジンゲル(ピアノ(無印))
A・リュビーモフ(ピアノ(*))
B・アブラモヴィチ(ピアノ(+))
B・ベルマン(チェンバロ(#))
O・エルデリ(ハープ(**))
録音:1963、1967-1970、1973、1985年




<SOMM>
SOMMCD 076 \2180
1943年プロムス第一夜
アナウンス(ステュアート・ヒッバード)/英国国歌
デュカス(1865-1935):交響詩「魔法使いの弟子」/アナウンス
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22 から 第1楽章,第3楽章(*)
ヘンデル(1685-1759):
オペラ「アチスとガラテア」から 愛の神が彼女の目の中で戯れ(+)
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第5番ハ短調 Op.67 から 第1楽章
ラマー・ストリングフィールド(1897-1959):ア・ネグロ・パレード
チャイコフスキー(1840-1893):組曲第3番 Op.55 から 主題と変奏曲
モウラ・リンパニー(ピアノ(*))
ヘドル・ナッシュ(テノール(+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘンリー・ウッド(指揮)
録音:1943年6月19日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、ライヴ
英国クラシック音楽界の一大行事プロムス(プロムナード・コンサート)の立役
者、サー・ヘンリー・ウッド(1869-1944)。第1回(1895年)から指揮を続けた彼に
とって最後のプロムスとなったのが第二次世界大戦さなかの1943年。その第一
夜の演奏を抜粋収録したのがこのアルバムです。当時26歳のモウラ・リンパニ
ー(1916-2005)も登場(*)。第2楽章も演奏されたはずですが収録されていないの
が残念です。

SOMMCD 081 \2180
エネスコ(1881-1955):ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.24 No.3
ヤナーチェク(1854-1928):草陰の小道を通って 第1集
コダーイ(1882-1967):7つの小品 Op.11
ニコラ・ミーチャム(ピアノ)
録音:2008年8月5-6、12日、ブラッドフォード・オン・エイヴォン(英国)、
ウィルトシャー音楽センター
バース生まれのニコラ・ミーチャムはロンドンの王立音楽アカデミーを最高栄
誉賞付きで卒業、特典によりチェコ政府給費留学生としてプラハで学びました。

SOMMCD 084 \2180
ヘンデル(1685-1759):6つのトリオ・ソナタ Op.2
第1番ロ短調(*),第2番ト短調(#),第3番変ロ長調(#),
第4番ヘ長調(+),第5番ト短調(#),第6番ト短調(#)
ロンドン・ヘンデル・プレーヤーズ
レイチェル・ブラウン(フルート(*)、リコーダー(+))
エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)
オリヴァー・ウェバー(ヴァイオリン(#))
キャスリーン・シャーマン(チェロ)
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
録音:2007年11月27-29日、ロンドン、ウォルサムストー、聖メアリー教会
ピリオド楽器使用。

SOMMCD 085 \2180
ピーター・ケイティン・プレイズ・ショパン
ショパン(1810-1849):
バラード第4番ヘ短調 Op.52/3つのマズルカ Op.59
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ピーター・ケイティン(ピアノ)
録音:1987年6月13-15日、ブリストル(英国)、セント・ジョージズ・ホール
原盤:Olympia
1930年ロンドン生まれの名ピアニスト、ピーター・ケイティン得意のショパン
の録音が復活しました。



<CRD>
CRD 3516 \1780
シュッツ、シャイン、ミヒャエル:教会コンチェルト集
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):Siehe wie fein und lieblich ist's
ハインリヒ・シャイデマン(1595頃-1663):
O Gott, wir danken deiner Güt(オルガン独奏)
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):Siehe das ist mein Knecht
トビアス・ミヒャエル(1592-1657):Kommet her zu mir
ヨハン・ヘルマン・シャイン:Uns ist ein Kind geboren
マテウス・ライマン(1565頃-1625頃):
Preludium I ad notam F fa ut(リュート独奏)
トビアス・ミヒャエル:Das ist ein kostlich Ding
マテウス・ライマン:Fantasia(リュート独奏)
ハインリヒ・シュッツ:Anima mea liquefacta est
トビアス・ミヒャエル:Wie lieblich sind auff den Bergen
ヨハン・ヘルマン・シャイン:O Maria gebenedieit bist du
トビアス・ミヒャエル:Gott schweige doch nicht also
ヨハン・ヘルマン・シャイン:Also heilig ist der Tag
ハインリヒ・シャイデマン:
Herzlich lieb hab ich dich, o Herr(オルガン独奏)
トビアス・ミヒャエル:Wo der Herr nicht das nicht das Haus bawet
サーカ 1500
エミリー・ヴァン・エヴェラ、エスター・レヴィン(ソプラノ) 
アンガス・ダヴィドソン(男性アルト)
ジュリアン・ポッジャー、イアン・ハニーマン(テノール) 
リチャード・ウィストレイク(バス)
キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン) 
ナンシー・ハデン(ルネサンスフルート)
エリザベス・ウォーカー(ルネサンスフルート、リコーダー)
サリー・ホルマン(ドゥルツィアン) 
スーザン・アディソン(アルトサックバット)
エミリー・ホワイト(テナーサックバット) 
ルーカス・ハリス(リュート、テオルボ)
ロバート・ハワース(オルガン)
ナンシー・ハデン(指揮)
録音:2007年9月8-10日、ロンドン、イースト・フィンチリー、全聖人教会
英国の良識派とも称すべき古楽演奏家たちによるドイツ・バロック前期の教会
音楽。

CRD 3323 \1780
【新装再発売】
グラナドス(1867-1916):ピアノ作品集
演奏会用アレグロ/詩的ワルツ/スペイン奇想曲 Op.39/アラゴン狂詩曲
カレッサ・ワルツ Op.38/オリエンタル/2つの間奏曲
トマス・ライナ(ピアノ)
録音:1976年以前、ロンドン、ホルボーン、クイーン・スクエア、
殉教者聖ジョージ教会

CRD 3335 \1780
【新装再発売】
グラナドス(1867-1916):
ピアノ五重奏曲ト短調(1898)(*)
性格的舞曲/キューバ風 Op.36/詩的情景/幻影/恋文 Op.44/祈りの書(+)
トマス・ライナ(ピアノ)
アルバーニ弦楽四重奏団(*)
録音:1974年以前、ロンドン、ハムステッド、ロザリン・ヒル礼拝堂(+以外)、
ロンドン、ピカデリー、コマンド・スタジオ(+)

CRD 3402 \1780
【新装再発売】
コンサート・ブラスのためのシンフォニック・マーチ集
ヴェルディ:オペラ「アイーダ」より 凱旋の場面
モーツァルト:オペラ「魔笛」より 僧たちの行進
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」より 第3楽章
プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」:より 行列の場面
グリーグ:劇付随音楽「十字軍兵士シグール」Op.56 より 忠誠行進曲
ヨハン・シュトラウス I:ラデツキー行進曲 Op.228
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 より 断頭台への行進
ムソルグスキー:カルスの奪回(行進曲)
ロック・ブラス・コンソート
ジェイムズ・ストバート(指揮)
録音:1982年以前、ロンドン、ハムステッド、ロザリン・ヒル礼拝堂





<OMM>
OMM0058 \1850
コヤニスカッツィ初全曲サントラ
Philip Glass/ Koyaanisgatsi Complete Original Soundtrack
米国1983年にフィリップ・グラスが音楽を担当したドキュメンタリー映画「コ
ヤニスカッツィ」。グラスのミニマル・ミュージックがセリフのない映画に効
果的に作用しており、音楽と映画のコラボレーションとしては素晴らしい作品
です。1980年に発売されたLPでは6トラックで45分の収録でしたが、今回13トラ
ック76分のリマスター盤として蘇りました。追加された内容は効果音と映画に
使用した音楽が含まれています。
演奏:
フィリップ・グラス・アンサンブル
マイケル・リースマン(指揮)

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09-05 No.27-1

2009年05月23日 14時36分30秒 | Weblog
<BERLIN CLASSICS>
●Berlin Classics BASICS "3×3" series
ベーシック2枚組に続く新シリーズ3枚組ベスト盤が3タイトル発売となります。
アニバーサリーイヤーのヘンデル、ハイドン、メンデルスゾーンの3人の作曲家
にスポットをあてたシリーズです。

BC 14948 3枚組 \1480
ヘンデル ハイライト
水上の音楽より組曲第1番、王宮の花火の音楽、合奏協奏曲Op.6-4、
オルガン協奏曲第13番、6つのソナタよりHWV.385、トリオソナタHWV.405、
フルートソナタ第6番、組曲第5番HWV.430、エアHWV.468、ソナタHWV.577、
ファンタジアHWV.490、前奏曲とアレグロ ト短調、抜粋メサイア、
ユダス・マカベウス、エジプトのイスラエル人、ヨシュア、
ユトレヒト・テ・デウム
ヴァリアスアーティスツ

BC 14949 3枚組 \1480
ハイドン ハイライト
交響曲第94番「驚愕」、ピアノ協奏曲Hob.XVIII:11、協奏交響曲Hob.I:105、
ピアノソナタHob.XVI:37、50、ピアノ三重奏曲Hob.XV:25、
弦楽四重奏曲Op.76-3「皇帝」、オラトリオ「天地創造」(抜粋)
ヴァリアスアーティスツ

BC 14950 3枚組 \1480
メンデルスゾーン ハイライト
序曲「真夏の夜の夢」「フィンガルの洞窟」、交響曲第3番「スコットランド」、
ヴァイオリン協奏曲Op.64、イ短調、ピアノ協奏曲第1番、第2番、無言歌より
ヴァリアスアーティスツ




<WARNER Box>
WARNER 2564 691492 2枚組 \2080
ピエール=ロラン・エマール(pf) コレクション
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番より、第27番より
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番より、ピアノ協奏曲第5番より
ラヴェル:夜のガスパール
メシアン:トゥーランガリラ交響曲より
ドビュッシー:映像第1集より、練習曲第2集より
アイヴズ:ピアノソナタ第2番より
シューマン:交響的練習曲より
リスト:伝説より
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲より
ベルク:ピアノソナタOp.1
リゲティ:エチュードより
ライヒ:木片のための音楽
カーター:2つのダイヴァージョン 
ヨーロッパ室内管弦楽団、
ケント・ナガノ指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

WARNER 2564 691059 \2080
チャイコフスキー:
マンフレッド交響曲、組曲第4番「モーツァルティアーナ」
ウラジーミル・フェドセーエフ指揮、
チャイコフスキー交響楽団

WARNER 2564 691060 \2080
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、スラヴ舞曲抜粋
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
ウラジーミル・フェドセーエフ指揮、
チャイコフスキー交響楽団

WARNER 2564 691407 4枚組 \3500
パーセル・エディション第3集
聖セシリアの祝日のためのオード、メアリー女王の誕生日のためのオード、
チャールズII世の歓迎歌、アンセム「常に主にありて喜べ」Z.49、
メアリー女王の死を悼む哀歌Z.504、メアリー女王の崩御を悼む挽歌「無駄だ、
レスビアよ」Z.383、若きサーシスの運命をZ.473、アンセム「常に主にありて
喜べ」Z.49、「シオンにてラッパを吹きならせ」Z.10、「おお神よ、汝は我が
神なり」Z.35、「わが心は美しきことにてあふる」Z.30、「主よ、われらの罪
を思い出したもうことなかれ」Z.50、「彼らの言いたる時、われ喜ぶ」Z.19、
「主よ、憤りをもて、我を責め給うなかれ」Z.40、「わが魂よ、主をほめまつ
れ」Z.48、他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、他

WARNER 2564 692699 5枚組 \4180
メンデルスゾーン・エディション第3集
オラトリオ「聖パウロ」「エリア」
ミッシェル・コルボ指揮、リスボン・グルベンキアン管弦楽団
歌曲集
ナタリー・シュトゥッツマン(Alt)
ダルトン・ボールドウィン(pf)
バーバラ・ボニー(Sop)
トーマス・ハンプソン(Br)
ジェフリー・パーソンズ(pf)

WARNER 2564 690730 2枚組 \2080
ダニエル・ホープ(Vln) コレクション
J.S.バッハ:
ァイオリン協奏曲第1番BWV.1041、2台のヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043
モーツァルト:
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲K.App.56/315fより、
ヴァイオリン協奏曲第27番より
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番より
ジョン・フォールズ:エレジー
ベルク:ヴァイオリン協奏曲より
バルトーク:ルマーマニア民俗舞曲より
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲より、馬あぶ
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲「ドゥムキー」より
ファリャ:7つのスペイン民謡より
ラヴェル:ツィガーヌ
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲より
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第2番より、ピアノ三重奏曲第2番より、他

WARNER 2564 692676 5枚組 \4180
メンデルスゾーン・エディション第4集
メンデルスゾーン:合唱曲集
真夏の夜の夢、オラトリオ「キリスト」、
モテット「主よわが祈りを聞きたまえ」、
アヴェ・マリア、われらに平安を与えたまえ、テ・デウム、
詩篇第42番「鹿が谷の水を慕いあえぐように」、
詩篇第95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」、
詩篇第115篇「われらにではなく、主よ」、
詩篇第114「イスラエルの民エジプトを出て」、
詩篇第98番「新しき歌を主に向かって歌え」、
カンタータ「シオンよ、主をほめたたえよ」、「最初のワルプルギスの夜」、
キリエ、他
ミッシェル・コルボ指揮、
リスボン・グルベンキアン管弦楽団、他

WARNER 2564 691390 5枚組 \4180
パーセル・エディション第4集
序曲Z.771、772、パヴァンZ.749、750、752、序曲と組曲Z.770、
グラウンド上の3声のファンタジアZ.731、組曲第6番Z.667、
シフォーチの別れZ.656、4声のソナタ第3番Z.804、ファンタジア、
速やかに飛び去れ 時よ、チャコニー、トランペットと弦楽のソナタ、
12の3声のソナタ集、10の4声のソナタ集、ハープシコード組曲、他
アーノンクール、レオンハルト、ガーディナー、ホグウッド、ボーモン、他


●アーノンクール生誕80周年記念シリーズ TELDEC特別企画第1弾
WARNER 2564 691250 2枚組 \2450
J.シュトラウス:歌劇「ジプシー男爵」
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン交響楽団、他
コバーン、シャッシング、ハマリ、エルツェ、マーグヌス、他

WARNER 2564 691264 2枚組 \2450
モーツァルト:歌劇「ルーチョ・シッラ」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
グルべローヴァ、シュライアー、バルトリ、アップショー、他

WARNER 2564 691256 2枚組 \2450
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、他
グルベローヴァ、ボニー、リポヴシェク、他

WARNER 2564 691289 2枚組 \2450
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
モーツァルト管弦楽団、他
ワトソン、シュライアー、ガームリヒ、サルミネン、他

WARNER 2564 691267 3枚組 \3500
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
モーツァルト管弦楽団、他
ホルヴェーク、シュミット、ヤカール、他

WARNER 2564 691259 3枚組 \3500
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、他
ハンプソン、グルベローヴァ、ホニー、プロホヴィッツ、他

WARNER 2564 691252 2枚組 \2450
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ベルリン交響楽団、他
オルガナソーヴァ、シェーファー、サルミネン、モル、他

WARNER 2564 691272 2枚組 \2450
モーツァルト:歌劇「魔笛」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
チューリッヒ歌劇場管弦楽団、他
グルベローヴァ、ボニー、サルミネン、ブロホヴィッツ、他

WARNER 2564 691261 2枚組 \2450
シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ヨーロッパ室内管弦楽団、他
ツィーザク、リポヴシェク、ヴァン・デル・ワルト、他

WARNER 2564 691254 2枚組 \2450
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ヨーロッパ室内管弦楽団、他
マルジョーノ、ザイフェルト、ポルガー、ヴァン・デル・ワルト、他



<Tower Records>
●Tower Records Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL
PROA 287 2枚組 \1500
モーツァルト:交響曲第35番K.385「ハフナー」
ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第6番「田園」、第7番
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

PROA 289 2枚組 \1500
ブラームス:交響曲第4番
ワーグナー:
「パルジファル」より第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽、
「ヴァルキューレ」よりヴァルキューレの騎行、「タンホイザー」序曲、
「ローエングリン」第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲、
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、
「さまよえるオランダ人」序曲、
「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死、
「ジークフリ-ト」より森のささやき
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

PROA 291 2枚組 \1500
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
シベリウス:交響曲第2番
Rコルサコフ:交響曲第2番、序曲「ロシアの復活祭」、スペイン奇想曲
リスト:メフィスト・ワルツ
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

PROA 293 2枚組 \1500
20世紀フランス作品集
パレー:ミサ曲「ジャンヌ・ダルク没後500年を記念して」
フローラン・シュミット:バレエ「サロメの悲劇」
イベール:「寄港地」
バロー:ある影への捧げ物
ルーセル:組曲 ヘ長調 作品33、バレエ「蜘蛛の饗宴」
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

PROA 295 2枚組 \1500
19世紀フランス作品集
ショーソン:交響曲変ロ長調 作品20
ラロ:バレエ「ナムーナ」第1組曲、歌劇「イスの王様」序曲
シャブリエ:
気まぐれなブーレ、楽しい行進曲、狂詩曲「スペイン」、田園組曲、
歌劇「いやいやながらの王様」よらポーランドの祭り/歌劇「グヴァンドリー
ヌ」序曲、歌劇「いやいやながらの王様」よりスラヴ舞曲
サン=サーンス:
交響詩「死の舞踏」、英雄行進曲、フランス軍隊行進曲、
歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

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09-05 No.27-2

2009年05月23日 14時36分02秒 | Weblog
<YMPR>
YMPR 20091 \3000
●国内盤仕様
アヴェマリア-永遠の愛
Yoko Maria(song)/小林真人、針谷理恵、柳俊一(pf)
1.悲しみの果て-ピアノ・ソナタ「悲愴」より(ベートーベン)
2.ネッラ・ファンタジア-映画「ミッション」より(E.モリコーネ)
3.ジュピター-組曲「惑星」より(ホルスト)
4.愛のテーマ-映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より(E.モリコーネ)
5.遥かな旅のはてに-
NHKドラマ「ハルとナツの届かなかった手紙」メイン・テーマより(渡辺俊幸)
6.愛のテーマ-映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より(E.モリコーネ)
7.心の翼(小林真人)
8.夢の扉開いて-「愛の挨拶」より(エルガー)
9.マドンナたちのララバイ(スコット)
10.人魚姫(月に寄せる歌)歌劇「ルサルカ」より(ドヴォルザーク)
11.さくら(森山直太郎
12.夢のあとに(フォーレ)
13.天城越え(弦 哲也)
14.アヴェ・マリア(カッチーニ)
15.アヴェ・マリア(シューベルト)
16.フィンランディア(シベリウス)
17.涙の星(リューの愛)-
歌劇「トゥーランドット」“誰も寝てはならぬ”より(プッチーニ)
貴方のために優しく歌いかけます・・・・・・
異色のソプラノ歌手“Yoko-Maria”がジャンルを超えて歌う永遠の愛の歌。




<FLORESTAN>
FLCP 21004 \2000
●国内盤仕様
夢のあとに
川口 力(Sax)河野 由貴(pf)
1.美しき五月に(シューマン)
2.夢の後に (フォーレ)
3.アヴェ・マリア(カッチーニ)
4.アヴェ・マリア(シューベルト)
5.さくら横丁(中田喜直)
6.宵待草(多 忠亮)
7.アヴェ・マリア(マスカーニ)
「こんなに美しいサックスの音色があっただろうか?」
艶やかでビロードのような音色で、歌われる名曲の数々。
期待の若手サックス奏者、川口 力の天上の音世界。
待望のデビュー・アルバム!



<JAN KUBELIK SOCIETY>
SJK 006 \2450
伝説のヴァイオリニスト&作曲家 フランチシェク・オンドジーチェク
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):カヴァティーナ(*)
J・S・バッハ(1685-1750):G線上のアリア(*)
原盤:Pathe Freres Phonograph Co. 1080 録音:おそらく第一次世界大戦以前
フランチシェク・オンドジーチェク(1857-1922):
売られた花嫁 Op.9(スメタナのオペラ「売られた花嫁」の主題による幻想曲)(+/#)
原盤:Esta K4006-7, matr. c.3530-3533 録音:1941年
スケルツォ・カプリチオーソ Op.18(+/#)
原盤:Esta M5041, matr. c.3819 録音:1941年
スコチナー Op.15(スメタナのオペラ「売られた花嫁」より)(+/#)
原盤:Esta M5041, matr. c.3820 録音:1941年
ボヘミア狂詩曲 Op.21(+/**/++)
原盤:Esta M5037-8, matr. c.3771-2, 3784-5 録音:1941年
ヨセフ・スラーヴィク(1806-1833)/
フランチシェク・オンドジーチェク編曲(ピアノ伴奏版;1906)/
パヴェル・ジェデチェク編曲(ピアノ伴奏版より管弦楽編曲;1933):
ヴァイオリン協奏曲イ短調(カデンツァ:ヨセフ・パーレニチェク)(##/**)
原盤:Supraphon G22096-7, matr. c.044361-4 録音:1941年
フランチシェク・オンドジーチェク(ヴァイオリン(*))
不詳(ピアノ(*))
ヴォイチェフ・フライト(ヴァイオリン(+))
ヴラディミール・ポリーフカ(ピアノ(#))
アレクサンデル・プロツェク(ヴァイオリン(##))
プラハ放送交響楽団(**)
オタカル・パジーク(指揮(++))
フランチシェク・ストゥプカ(指揮(##))
19世紀から20世紀への変わり目に活躍したフランチシェク・オンドジーチェク
(1857-1922)の生誕150年を記念して制作されたアルバム。全音源初CD化。
フランチシェク・オンドジーチェクはヴァイオリニスト・指揮者ヤン・オンドジ
ーチェクの息子としてプラハに生まれ、プラハ音楽院で学んだ後、ヴィエニャフ
スキに才能を見出され、援助を受けパリ音楽院でマサールに師事しました。彼は
ドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲を初演するなどソリストとして活躍する
のみならず、弦楽四重奏団にも積極的に取り組み、チェコの作曲家たちの作品の
編曲や民族的要素を取り込んだ小品の作曲も行いました。
ヴォイチェフ・フライト(1894-1971)はフランチシェク・オンドジーチェクに師
事し、チェコ(プラハ)放送交響楽団のコンサートマスターを務めたヴィルトゥオ
ーゾ・ヴァイオリニスト。アレクサンデル・プロツェク(1914-1982)はチェコ・
フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、プラハ四重奏団(弦楽四重奏)
リーダー、チェコ三重奏団(ピアノ三重奏)メンバーを務めたヴァイオリニスト。

SJK 007 \2450
ルッジェーロ・リッチ・プレイズ・パガニーニ・ライヴ
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
24の奇想曲 Op.1 から Nos.16-18,20,1,3-7,9,11,13,21-24
パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲
ナタン・ミルシテイン(1903-1992):パガニーニアーナ
伝承曲/ルッジェーロ・リッチ編曲:スペインのバラード
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音:1982年5月18日、プラハ、スメタナ・ホール、「プラハの春」音楽祭、
ライヴ
ヤン・クベリーク協会から2枚目のリリースとなる、ルッジェーロ・リッチ
(1918-)の無伴奏ヴァイオリン・リサイタル・ライヴ録音。

SJK 005 \2450
【旧譜・再案内】
ルッジェーロ・リッチ・イン・プラハ
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲 Op.1 から Nos.13-24
ユジェーヌ・イザイ(1858-1931):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 から フーガ
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音:1969年5月20日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
「プラハの春」音楽祭、ライヴ




<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0439-2 2枚組 \2650
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリン作品集
無伴奏ヴァイオリン組曲第1番(1958)(*)
無伴奏ヴァイオリン組曲第2番(1958)(*)
ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920)(+)
ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘的な詩」(1924)(+)
バール・シェム(ハシディ教徒の生活の3つの姿;1923)(+)
異国の夜(1924)(+)/アボダー(神の崇拝;1929)(+)
メロディー(1929)(+)/ヴァイオリン協奏曲(1937-1938)(#)
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ミルシテイン(ピアノ(+))
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
トマーシュ・ネトピル(指揮(#))
録音:2007年6月17日(*)、2007年3月17-18日、5月20日(+)、プ
ラハ放送スタジオ(*/+)
2008年11月11-12日、ブルノ放送スタジオ(チェコ)(#)

OUT 025 \2180
【移行再発売】
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):交響組曲「シェエラザード」
チェコ・ナショナル交響楽団
レオ・ドリーハイス(指揮)
録音:2000年1月14日、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ
ICNレーベル、ICN 030 からの移行再発売。



<Diskant>
DK 0113-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
第3番ハ長調 Op.2 No.3/第23番ヘ短調「熱情」Op.57
第25番ト長調 Op.79/第24番嬰ヘ長調 Op.78
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
ダニエラ・ヴァリーンスカはブラチスラヴァ音楽院、サンクトペテルブク(レニ
ングラード)音楽院、ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーで学んだスロヴァキア
のピアニスト。バロック(彼女はチェンバロも演奏)から現代スロヴァキア作曲家
の新作に至る幅広いレパートリーを持ち、社会主義チェコスロヴァキア時代から
西欧や北米に進出、1991年からは母校ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミー教授を
務めています。

DK 0115-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.7
第18番変ホ長調 Op.31 No.3/第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
第6番ヘ長調 Op.10 No.2
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

DK 0117-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.8
第7番ニ長調 Op.10 No.3/第9番ホ長調 Op.14 No.1
第10番ト長調 Op.14 No.2/第26番変ホ長調「告別」Op.81a
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

DK 0119-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.9
第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
第32番ハ短調 Op.111
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
全集完結篇。

DK 0112-2 \2180
ラディスラフ・クプコヴィチ(1936-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏のためのイニシャル(全12曲)
弦楽四重奏曲第7番ロ長調
アコーディオンと弦楽四重奏のための五重奏曲(*)
モイゼス四重奏団
スタニスラフ・ムハ(第1ヴァイオリン) 
フランチシェク・テレク(第2ヴァイオリン)
アレクサンデル・ラカトシュ(ヴィオラ) 
ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
ボリス・レンコ(アコーディオン(*))
録音:2008年6月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサート・ホール
クプコヴィチはブラチスラヴァに生まれ、1969年西ドイツ(当時)に移住した作
曲家。

DK 0114-2 \2180
アコーディオン・モノローグ
スヴェトザール・ストラチナ(1940-1996):世界と子供たち(1960)
ユライ・ハトリーク(1941-):ノネット(9つの平易な練習曲;1993)
ミラン・ノヴァーク(1927-):デカメロン(ドリスの主題による10の変奏曲;2001)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):ジョコモビル[Giocomobil](1995)
ヨゼフ・ポトプロツキー(1944-):田舎風カプリッチョ Op.49(2004)
ユライ・ハトリーク:メランコリー・モノローグ(1967)
ライムント・カーコニ(アコーディオン)
録音:2008年9-10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサート・ホール
スロヴァキアのアコーディオン奏者ライムント・カーコニ(1950年生まれ)が弾く
スロヴァキア作曲家のオリジナル作品。

DK 0116-2 \2180
コントラバスとピアノのためのスロヴァキア音楽
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):ソナタ(2001)
ラディスラフ・クプコヴィチ(1936-):葬送ソナタ(2001)
ユライ・ハトリーク(1941-):
A・M・リルケおよびE・マイスターを記念するソナタ「愛、感覚、苦悩」(1999)
ヴラディミール・ボケス(1946-):オスティナート Op.69(1998)
デュオ・シャシナ
ラドスラフ・シャシナ(コントラバス)
ダナ・シャシノヴァー=サトゥリ(ピアノ)
録音:2008年7月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
当レーベルから両名名義(ラド・シャシナ、ダナ・シャシナ)でボッテジーニの
作品集(DK 0065-2)を出していた二人による珍しいコントラバス・レパートリー。
セリェンカとクプコヴィチの収録作品はデュオ・シャシナのために書かれたも
のです。

DK 0120-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.5
アドルフ・フリードリヒ・ハッセ(1809-1863):
序奏、主題と変奏曲イ長調 Op.47/幻想曲 Op.58 No.2/ラルゲット
フランツ・クサヴァー・シュニーツァー(1740-1875):
オルガン・ソナタ第4番ニ長調/同第5番変ロ長調
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):オルガン・ソナタ 第5集 Op.22 から
第2番(エレヴァツィオ),第1番(オフェルトリウム)
ヤーン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2008年9月、ミヤヴァ(スロヴァキア)、ルター派教会
使用楽器:1870年、マルチン・シャシュコ製

DK 0121-2 \2180
クラリネットとピアノのための音楽
メンデルスゾーン(1809-1847):ソナタ変ホ長調(1823)
ドビュッシー(1862-1935):第1狂詩曲
ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-1976):クラリネット独奏のための協奏曲
アルバン・ベルク(1885-1935):4つの小品 Op.5(1913)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):ソナタ
エフゲニー・イルシャイ(1951-):感謝のソナタ[Sonata del grato](2008)
レナード・バーンスタイン(1918-1990):前奏曲、フーガとリフ から リフ
ブラニスラフ・ドゥゴヴィチ(クラリネット)
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2008年7月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
ブラニスラフ・ドゥゴヴィチ(1978年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院および音楽
アカデミーで学んだクラリネット奏者。ラディスラフ・ファンゾヴィツ(1980年
生まれ)は当レーベルの看板アーティストの一人となりつつあるマリアーン・ラ
プシャンスキー門下のピアニスト。

DK 0092-2 ※在庫限定特別価格 \1150(ご注文先着です)
【旧譜・再案内】
ベストセラーズ・オヴ・マスターズ Vol.4
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第6番変ニ長調
シューベルト/リスト編曲:セレナード
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲ホ短調 Op.72 No.2
ウラディーミル・ホロヴィッツ:
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」による変奏曲(*)
ジョルジュ・シフラ:
ヨハン・シュトラウス II の「美しく青きドナウ」による変奏曲(*)
ウラディーミル・ホロヴィッツ:ビゼーの「カルメン」の主題による変奏曲(*)
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第5番嬰へ短調
ショパン:前奏曲ロ短調 Op.28 No.6
ヨハン・シュトラウス II/ジョルジュ・シフラ編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
J・S・バッハ:前奏曲ハ長調 BWV846
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331 から トルコ行進曲
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 から 第1楽章
ショパン:ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
シューマン:トロイメライ
ジョプリン:エンターテイナー(ラグタイム)
ショパン:夜想曲変ホ長調
ヤロスラフ・イェジェク:ブガッティ・ステップ
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2006年3月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
好評を博した「大ピアニストたちのピアノ作品集」(DK 0085-2)に続く、1980年
生まれのスロヴァキアの若手ファンゾヴィツのアルバム。

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09-05 No.26-1

2009年05月23日 14時35分35秒 | Weblog
<FARAO>
B 108056(2CD+1BonusCD) \4450
ハイドン:オラトリオ「四季」
エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)
クラング・フェアヴァルトゥング管、ノイボイエルン合唱協会、
ラインハルト・フォーゲル(Cemb) ミリアム・マイアー(Sp)
ジェームス・テイラー(Tn) ラルフ・ルーカス(Bs)
制作:2005年、バイエルン放送局
[BonusCD]ラインハルト・フォーゲル(P)
以前ご案内のDVD(D.108055)のCD盤。
BonusCDの内容は指揮者グッテンベルクによる各季節の解説(春:10分、夏:7分、
秋、冬:各8分前後)。




<STUDIO FROHLA>
B 2901 \2500
「径」Path-アントニオ・マルティ-ソロ・アルバム
(1)ジャン・フランセ:ソナチネ
(2)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
(3)ジョルジュ・エネスコ:伝説
(4)ハビエル・ボリアート:3つのディベルティメント
(5)マックス・レーガー:ロマンツェ
(6)ウジェーヌ・ボザ:ロマンツェ
(7)武満徹:径(PATH)
(8)エリック・エヴァゼン:ソナタ
(9)ルロイ・アンダーソン:トランペット吹きの子守唄
アントニオ・マルティ(トランペット)
森川実千代(ピアノ)
録音:2008年10月
1978年スペインに生まれ、数々のコンクールでの優勝経験を持つ天才トランペッ
ター、アントニオ・マルティのソロ・アルバム。アンダーソン作品では、マル
ティが所属する東京交響楽団が特別にバックをつとめます。マルティの明るく
歌心に溢れる音色に心くすぐられる1枚です。





<WAON RECORDS>
WAONCD 140 \2080
(1)ヤコプ・ファン・エイク:期待に胸躍るフィリス
(2)-(4)〈デイヴィジョンフルート第2巻〉より
ペープシュ氏のプレリュード/モーガン氏のシャコンヌ/ヒルズ氏のディヴィ
ジョン
(5)ギヨーム・ド・マショー:私はその花を愛する
(6)アウレリオ・ヴィルジリアーノ:バッターリャによるリチェルカータ
(7)-(10)ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:組曲作品35の6
(11)ローラント・モーザー:曼荼羅華
(12)エルネスト・クレーメル:ディヴェルティメント作品4の3
(13)篠原眞:Fragmente〈断片〉
(14)ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカータ第3番
(15)-(18)ヨハン・ゼバスティァン・バッハ:パルティータ
(19)作者不詳:トリスタンの嘆き
本村陸幸(リコーダー)
録音:2008年7月
リコーダーは長い歴史を持つ楽器で、初期の楽器は、13世紀以前にすでに存在し
ていました。このCDでは、14世紀から20世紀までの600年におよぶ、無伴奏リコ
ーダーの広大なレパートリーを巡る旅にお誘いしましょう。中世、ルネサンス、
初期バロック、後期バロック、モダンの各種タイプのリコーダー10本を駆使し
て、千変万化のリコーダーソロ世界がすべて凝縮された必聴の1枚です。




<SUPRAPHON>
SU 4005 \1780
「追憶-ハイドン:歌曲集」
創作されたカンツォネッタ集Hob.XXVIaより
人魚の歌(第25番)/ 追憶(第26番)/ 絶望(第28番)/ 牧歌(第27番)/ 心地よい苦痛
(第29番)/ 誠実(第30番)/ さすらい人(第32番)/ おお美しい声よ(第42番)/ 精霊
の歌(第41番)
クラヴィーア伴奏によるドイツ歌曲集Hob.XXVIaより
ごくありふれた話(第4番)/ 捨てられた女(第5番)/ ティルジスに(第8番)/ 田舎
の楽しみ(第10番)/ 恋の歌(第11番)/ 遅すぎた母の到着(第12番)
スコットランド&ウェールズ民謡Hob.XXXIa, bより(*)
ヒースの花(b.30)/ 岩を越えて(b.17)/ 朝は早く起きて(a.28)/ 鷲の頂(b.20)/
樫の木の下の豚(b.16)/ 羊小屋(a.13)/ 寂しい谷間(a.175)/ ひばりは揚がる
(b.1)/ 幸せなカンブリア人(b.32)
マルティナ・ヤンコヴァー(S)
ジェラール・ワイス(P)
*ゴーティエ・ビュルギュンデール(Vn)、グンタ・アベレ(Vc)
録音:2009年1月20-22日チューリヒ、放送スタジオ
ハイドン・イヤーにちなんで2009年1月に録音されたばかりの歌曲集が特急リリ
ース。ウィーンに出たばかりの少年時代には美声で知られる聖歌隊員であったハ
イドンですが、清澄かつ素朴な味わいを留めた歌曲には他に替え難い魅力があり
ます。1780年代の「ドイツ語歌曲」では、声楽パートがクラヴィーア譜の上声部
と一致するというシンプルなものでしたが、1790年代半ばの「カンツォネッタ」
になると、二段構えのクラヴィーア譜を脱して、声楽パートも独立し表現の幅も
ぐっと拡がります。
1972年チェコ生まれのヤンコヴァーは、1998年以降、チューリヒ・オペラのソリ
ストとしてガーディナー、アーノンクール、ヘレヴェッヘ、ラトル、ヴェルザー
=メストのプロダクションにも参加している期待のソプラノ。また、ガーディナ
ーによるJ.S.バッハのカンタータ録音でもその名を知られています。清楚な美声
が内容にぴったり。

=アルヒーフ=
SU 3991 \1480
(1)クロンマー=クラマーシュ:オーボエ協奏曲ヘ長調Op.52
(2)伝ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調
(3)モーツァルト:協奏交響曲K 297b
フランティシェク・ハンターク(Ob)
(1)アントニーン・デヴァーティー(指)ブルノ放送室内管弦楽団
(2)ハリー・ニューストーン(指)プラハ交響楽団
(3)ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ミロシュ・コペツキー(Cl) ミロスラフ・シュテフェク(Hrn) 
カレル・ヴァチェク(Fg)
録音:(1)1951年1月13日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
(2)1961年3月8-10日(3)1965年5月6、8-9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
モーツァルト、マルチヌー&シュトラウス(SU.3955)に続いて、チェコの伝説的な
名手ハンタークを聴くアルバム第2弾。クロンマーとハイドンが初CD化。なかで
も、ハンタークといえばクロンマーといわれたほど、ハンタークはこの同郷の
作曲家の作品を得意としていたことでも知られています。パッセージのあざやか
な処理とゆたかな表情が、細心のリマスタリング処理でみごとによみがえりまし
た。



<naive>
OP 30479 \2280
モーツァルト:オペラ序曲集
『皇帝ティートの慈悲』‐序曲、行進曲
『魔笛』‐序曲、僧侶の行進
『フィガロの結婚』-序曲、行進曲(第3幕フィナーレ)
『コシ・ファン・トゥッテ』-序曲
『ドン・ジョヴァンニ』-序曲
『レ・プティ・リアン』(バレエ)-序曲
『後宮からの誘拐』-序曲
『劇場支配人』-序曲
『ポントの王ミトリダーテ』-序曲、行進曲(第1幕第10曲)
『イドメネオ』-序曲、行進曲(第3幕第7曲)、パスピエ
『バスティアンとバスティエンヌ』-導入
リナルド・アレッサンドリーニ(指)ノルウェー国立オペラ管弦楽団
録音:2008年5月
オペラの序曲は、オペラ全体への期待を高めるために様々な仕掛けがなされてい
るもの。聴きどころのメロディーがギュギュッと詰まっていて、なおかつちょう
ど良い長さのものばかり。アレッサンドリーニは、古楽演奏での経験を活かしな
がら、モダン・オケを見事に統率。色彩豊かな音色の選び方、時にドキッとする
ような和音の響かせ方、効果的な強弱のつけ方、絶妙なテンポ選び。どこをとっ
ても全く新しい序曲集となっています。

OP 30471 3枚組 \5200
ヴィヴァルディ:歌劇『ファルナーチェ』
ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン、
エドゥアルド・エグエス(Lute)
フリオ・ザナッシ(ファルナーチェBr)、
アドリアーナ・フェルナンデス(ベレニーチェS) 
サラ・ミンガルド(タミリA) グロリア・バンディテッリ(セリンダS, A) 
ソニア・プリナ(ポンペオMs) チンツィア・フォルテ(ジラーデS) 
フルヴィオ・ベッティーニ(アクィリオMs)
サルスエラ劇場合唱団
録音:2001年10月26&28日マドリッド,サルスエラ劇場(ライヴ)
もともとALIA VOXからリリースされていたこの録音、このたびヴィヴァルディ・
エディションに仲間入りすることとなりました。1731年成立時に含まれていたア
リアや合唱曲、さらに1738年に初演された際の改変楽曲も含む、文字通りの全曲
版。2001年にマドリッドでサヴァールらによって上演された際のライヴ録音。恐
ろしいまでの臨場感をもつレチタティーヴォ、また、ダ・カーポ・アリアで歌手
たちが見せる素晴らしい装飾など、今なお鮮烈な印象を私たちに与えてくれる名
録音です。



<harmonia mundi>
HMU 907465 2枚組 \3780
ヘンデル:ソロ・ソナタ集op.1(12曲)
[CD1]
(1)フルート・ソナタ ホ短調HWV359 op.1-1 
(2)リコーダー・ソナタ ト短調 HWV360 op.1-2 
(3)ヴァイオリン・ソナタ イ長調HWV361 op.1-3 
(4)リコーダー・ソナタ イ短調HWV362 op.1-4 
(5)フルート・ソナタ ト長調HWV363b op.1-5 
(6)オーボエ・ソナタ ト短調HWV364a op.1-6 
(7)リコーダー・ソナタ ハ長調HWV365 op.1-7 
(8)オーボエ・ソナタ ハ短調HWV366 op.1-8
[CD2]
(1)フルート・ソナタ変ロ短調HWV367b op.1-9 
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト短調HWV368 op.1-10 
(3)リコーダー・ソナタ ヘ長調HWV369 op.1-11 
(4)ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調HWV369 op.1-12 
(5)ヴァイオリン・ソナタ イ長調HWV372 op.1-10 
(6)オーボエ・ソナタ ヘ長調(手稿譜より) 
(7)ヴァイオリン・ソナタ ホ長調HWV373 op.1-12
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
リチャード・エガー(チェンバロ) パヴロ・ベズノシウク(Vn)
レイチェル・ブラウン(Fl, Rec) フランク・ドゥ・ブルイン(Ob)
録音:2007年9月
エガーの奏でる通奏低音チェンバロの装飾の美しさ、ソリスト陣のうまさにほれ
ぼれしてしまう、ヘンデルの作品集の登場。これらの曲に対して、ヘンデルは明
確な楽器指定を残していません。これは、ヘンデルが、奏者たちが様々な種類の
楽器を使って、自分の作品を思いのままに料理してくれることを望んだこと、そ
して、様々な楽器で演奏できる、と謳うことによって、少しでも多く楽譜が売れ
るようにしようとしたことのあらわれである、とエガーは解説書の中で述べてい
ます。エガーはこの録音に際し、あえて当時出版された楽譜(Walsh版)に参考の
ために指定された楽器を用いて演奏しています。楽器の色彩、多彩さ、そして音
楽の豊かさが見事によみがえりました。(Disc2の(3)以降は、Roger社から出版さ
れた楽譜指定に基づく楽器編成、あるいは、手稿譜からの演奏となっています)

HMX 2907283 \1280
※カタログ付CD
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
ハープシコード協奏曲第1番ニ短調BWV1052、第2番ホ長調BWV1053
合奏協奏曲(トリプル・コンチェルト)イ短調BWV1044
リチャード・エガー(Cemb)
アンドルー・マンゼ(Vn,指) レイチェル・ブラウン(Fl) 
ポーリーン・ノーブス(Vn) エンシェント室内管(AAM)
録音:2001年2月
BWV1052の冒頭から打ちのめされてしまう、衝撃的名盤もカタログ付CDとなって
登場します(フルプライスのHMU 907283は2CDですが、これは1CD)。どれも有名な
曲ですが、時折「こんな和音があったかしら?」と思ってしまうような意外な響
きの不協和音が聴こえ、カデンツァでもアラヨッといった感のエガーの名人技が
冴え、もちろんマンゼのヴァイオリンの音色、低弦のブンブンうなる音、刈り込
まれた管弦楽パートの霊感に満ちたアンサンブル、そしてこれらすべての音を見
事にとらえた木を思わせる響き、今聴いても真見事な1枚です。

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09-05 No.26-2

2009年05月23日 14時35分09秒 | Weblog
<Profil>
PH 08078 \2180
モノラル
「フリッツ・ヴンダーリヒ / 歌曲集-最初期録音集」
エミール・カイザー:Veilchen, Liebe Fruhling und du(録音:1953年)
ギュンター・グレゴリー=エンゲルハルト:
Gondel, gleite du hinaus(録音:1956年)
マウルス・カット:Wenn mein Herz Heimweh hat(録音:1955年)
カート・ハーセンプフルグ:Von Liebe und Gluck(録音:1955年)
ハンス・ベルナー:Carissima mia(録音:1955年)
レオ・コワルスキ:Singende Gitarre(録音:1955年)
ハンス・モルトカウ:Niemals lass ich dich allein(録音:1955年)
ヴァルター・メーリング:Ich lebe fur dich(録音:1956年)
ハンス・モルトカウ:Geh’ nicht fort(録音:1956年)
ルドルフ・カットニヒ:Man sagt sich ≫Du≪(録音:1956年)
エーリヒ・ベルシェル:Lass mich niemals mehr allein(録音:1955年)
ウィリー・シュテッヒ(指)オーケストラ 
ハンス・アンデルス:Wenn der Mund schweigt(録音:1954年)
ハンス・アンデルス:Wolken gehen am Himmel(録音:1954年)
エメリッヒ・スモラ(指)オーケストラ
シューマン:踊り歌Op.78-1(録音:1956年)
フリーデリケ・ザイラー(S) ロルフ・ラインハルト(P)
ベートーヴェン:追想WoO.136(録音:1956年)
ロルフ・ラインハルト(P)
シューマン:彼と彼女Op.78-2(録音:1956年)
シューマン:君を思うOp.78-3(録音:1956年)
フリーデリケ・ザイラー(S) ロルフ・ラインハルト(P)
ブラームス:おお、愛らしい頬よOp.47-4(録音:1956年)
ロルフ・ラインハルト(P)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
2008年THSスタジオ、ホルガー・ジードラーによるリマスタリング。

PH 08016 2枚組 \4250
モノラル
「フリッツ・ヴンダーリヒ / ザ・レジェンド-アリア、オペラ&オペレッタから
の場面、歌曲集」
[CD 1]
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
プッチーニ:「蝶々夫人」より
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より
モーツァルト:「ツァイーデ」より
[CD 2]
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
ヨハン・シュトラウス2世:「こうもり」より
ミレッカー:「乞食学生」より
カールマン:「サーカスの女王」より
フレート・ライモント / ギュンター・シュヴェン:「青い仮面」より
ニコ・ドスタル:「号外」-カップルが踊るように
ロベルト・シュトルツ:「シニョリーナ」-美しきイタリアよ、さようなら
シュトルツ:「チチパの王子」-かつて春に幸福が私に笑いかけた
レハール:「フリーデリケ」-少女よ、わが少女よ
レハール:「ロシアの皇太子」-ヴォルガの歌
レハール:「ジュディッタ」-友よ、人生は生きるに値する
【ボーナストラック】
レハール:「美しきかなこの世界」-美しきかなこの世界
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
さまざまな演奏家
録音:1954-1956年シュトゥットガルト、ベルリン
すでにProfilにある同名のタイトル「ヴンダーリヒ / ザ・レジェンド」
(PH07024)を、曲数を大幅に増強して2枚組にして再構成しています。

PH 08023 \2180
モノラル
「ヘルマン・プライ / 大ベスト」
モーツァルト:「魔笛」-パパゲーノのアリア“可愛い娘か女房がいれば”
モーツァルト:「魔笛」-パパゲーノのアリア“おいらは鳥刺し”
ヘルマン・プライ(Bs-Br)
アルトゥール・グリューバー(指)大オペラ管弦楽団
モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」-
グリエルモのアリア“女よ、君らはよく浮気をする”
モーツァルト:「フィガロの結婚」-
伯爵のアリア“もうお前の勝ちだといったな…ため息をつきながら”
ロルツィング:「密猟者」-伯爵のアリア“明るく愉快に”
ロルツィング:
「皇帝と船大工」-皇帝の歌“かつて王笏と王冠と勲章で遊んでいたころ”
マルシュナー:「ハンス・ハイリング」-ハンスのアリア“あの日に”
フンパーディンク:「王様の子供たち」-ヴァイオリン弾きの最後の歌
ロッシーニ:
「セヴィリャの理髪師」-フィガロのカヴァティーナ“わたしは町のなんでも屋”
ロッシーニ:
「セヴィリャの理髪師」-フィガロと伯爵の二重唱“金をみれば知恵がわく”
リヒャルト・ホルム(T)
ロッシーニ:
「セヴィリャの理髪師」-フィガロとロジーナの二重唱“それじゃ私ね…私をだ
ましたりしない?”
エリカ・ケート(S)
ロッシーニ:
「セヴィリャの理髪師」-フィガロと伯爵とロジーナの三重唱“ああ!何という
意外な展開でしょう!”
エリカ・ケート(S)、リヒャルト・ホルム(T)
レオンカヴァルロ:「道化師」-シルヴィオとネッダの二重唱
アンネリーゼ・ローテンベルガー(S) ヘルマン・プライ(Br)
ヴィルヘルム・シュヒター(指)
大オペラ管弦楽団[北西ドイツ・フィルハーモニー]
ヨハン・シュトラウス2世:
「ジプシー男爵」-徴兵の歌“さあ、手を差しのべて、恋人と別れよ”
ヨハン・シュトラウス2世:
「ジプシー男爵」-“ウィーンのように喜びに満ちた町は何処を探しても他にな
い”
エリカ・ケート(S)、モニカ・シンクレア(A)、
ヨゼフ・シュミーディンゲル(Vo)、エーリヒ・クンツ(Br)
ヨハン・シュトラウス2世「ジプシー男爵」-第3幕フィナーレ
エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)、ニコライ・ゲッダ(T)、
ゲルトルード・ブルクシュターラー=シュスター(Vo)
ヘルマン・プライ(Bs-Br)
オットー・アッカーマン(指)フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
録音:1954-1957年[コロムビア原盤:モーツァルト、ロルツィング、マルシュナ
ー、フンパーディンク、ロッシーニ / エレクトローラ原盤:レオンカヴァルロ、
ヨハン・シュトラウス2世]
ドイツ・オペラやドイツ・リートとくにシューベルトで欠かせぬ存在として活躍
し、実演・録音でもおなじみのヘルマン・プライ(1929-1998)。20代の録音を復
刻した内容は、2009年に歿後80年を迎える彼を偲ぶにふさわしいものといえるで
しょう。




<MEDICI ARTS>~IDEALEAUDIENCE
30 77938(DVD-Video) \2900
原語:仏、ポーランド
字幕:仏、英、ポーランド、独
ドキュメンタリー/ピョートル・アンデルシェフスキ
「アンクワイエット・トラベラーUnquiet Traveller」
(1)プロローグ-ダブルステップ (2)ショパン
(3)家族、ピアノ・スタディ
(4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 (5)モーツァルト-魔笛
(6)ブラームス (7)ブダペスト-祖母 (8)ドロタ-シマノフスキ
(9)2つの傷-モーツァルトとワルシャワ
(10)バッハ (11)リスボン (12)エンド・クレジット
監督:ブルュノ・モンサンジョン
制作:2008年
クラシック映像界の巨匠、フランスの映像作家ブルュノ・モンサンジョン監督の
新作は、気鋭のピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキを追ったドキュメ
ンタリー。モンサンジョンによるアンデルシェフスキの映像は2作目。鬼才モン
サンジョンを惹きつける孤高のピアニスト、アンデルシェフスキの魅力あふれる
音楽性の秘密を垣間見れる内容です。ブダペストからポーランドへの列車での冬
の旅。モンサンジョンが描く「レイルロード・ムービー」です。シマノフスキの
ザコパネの別荘を訪れる場面、ブレーメン、ロンドンとパリでのリハーサル風景、
コンサート映像など盛りだくさん。アンデルシェフスキが幼少期を過ごした土地
を通り、彼の内面、苦悩、不安そして彼の音楽性の真相に迫ります。
このドキュメンタリーは第22回国際テレビ映像祭(FIPA)で金賞を獲得。モンサン
ジョン氏にとっては、スヴャトスラフ・リヒテルの「謎(エニグマ)」、グレン・
グールドの「ヒア・アフター」に次いで3度目の受賞。

30 78358(DVD-Video) \3700
字幕:英独仏
モーツァルト:「ツァイーデ」
エカテリーナ・レヒナ(S ツァイーデ)
ショーン・パニッカー(T ゴーマッツ)
アルフレッド・ウォーカー(Bs アラツィム)
ラッセル・トーマス(T スルタン・ソリマン)
モリス・ロビンソン(Bs オスミン)
ルイ・ラングレ(指)カメラータ・ザルツブルク,
イブン・ツァイドゥン合唱団
収録:2008年
「ツァイーデ」は、モーツァルトが1779-80年に作曲したジングシュピール。音
楽的にはたいへん優れているものの、あともう少しで完成と言うところで未完に
終わっているため、上演の機会はさほど多くはありません。今回の上演では、随
所に「エジプト王タモス」の音楽を採り入れています。
ピーター・セラーズ演出は、スルタンのソリマンを外国人労働者を不法就労させ
る工場主にすることで、現代社会に強く訴える舞台にしています。ツァイーデ役
がロシア人のレヒナ、ゴーマッツ役のパニッカーがスリランカ系米国人で、搾取
される労働者。一方工場側の人々は、アラツィム役のウォーカーがセントルイス
出身、ソリマン役トーマスがマイアミ出身、オスミン役のロビンソンがアトラン
タ出身で、いずれもアフリカ系米国人。米国人にはストレートに、それ以外の
国々の人々にも、容易に状況が理解できます。大団円のないまま五重唱で終わる
幕切れは深い余韻を残します。
今回の映像は、エクサン・プロヴァンスでの上演の際に、映像作品として収録さ
れたもの。オペラ映画とはいえども、昔のようなアフレコではなく、舞台上演中
に装置の中までカメラが追いかけてきたようなものです。セラーズの鋭い演出が、
制約のないカメラワークによって見事に捉えられています。
指揮のラングレは、近年モーツァルト指揮者として評判の高い人で、ここでも曖
昧さのない明快な音楽作りが映えています。

30 77958(DVD-Video) \2900
字幕:英独仏
ユリア・ヴァラディ マスタークラス
ユリア・ヴァラディといえば、1970、80年代にバイエルン国立歌劇場で活躍し
た、ハンガリー人のドラマティック・ソプラノ。フィッシャー=ディースカウ
夫人でもあります。1998年にオペラの舞台から退いてから後、後進の指導に情熱
を燃やす彼女を収録した映像です。レッスンに訪れる歌手たちは、いずれも才能
はあるものの、何かが足りない。そこから、個性を尊重しながら、歌の神髄を引
き出そうとしているヴァラディの姿はは、それそのものが感動的。情熱的で、
緊張感を持ったレッスンなのですが、そこには常に若い歌手への愛情が感じられ
ます。これは歌を勉強する人たちには必見の映像でしょうし、そうでない人で
も、教え学ぶことの重要さを伝えるものでしょう。




<MEDICI ARTS>~Euroarts
20 72498(DVD-Video) \3700
字幕:英独仏伊
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ヴァルトラウト・マイヤー(S レオノーレ)
ペーター・ザイフェルト(T フローレスタン)
マッティ・サルミネン(Bs ロッコ)
ユハ・ウーシタロ(Bs ドン・ピツァロ)
イルディコ・ライモンディ(S マルツェリーネ)
ライナー・トロスト(T ヤキーノ)
ほか
ズビン・メータ(指)バレンシア自治州管弦楽団,
バレンシア自治政府合唱団
演出:ピエールルイージ・ピエラリ
収録:2006年10月12,22,24,31日,ヴァレンシア
強力な「フィデリオ」の映像が登場です。スペイン東部のバレンシア州での上演
ですが、まるで少し前のバイエルン国立歌劇場じゃないか!と言いたくなりたく
なるほど優れたドイツ勢を結集しています。レオノーレ役は円熟の極みのマイヤ
ー。フローレスタン役は、この役を当たり役としているザイフェルト。ロッコは
フィンランドの偉大なバス、サルミネン。そして悪役ピツァロには、新国立劇場
での「さまよえるオランダ人」のタイトルロールで話題をさらった“牛太郎君”
ことウーシタロ。これだけじゃない。マルツェリーネは、先日のウィーン国立歌
劇場来日公演でもこの役を歌ったウィーンの実力派ソプラノ、ライモンディ。
ヤキーノは、モーツァルト・テノールとして目下大活躍のトロスト。そして留め
に指揮がメータ!たいへんに超豪。フィレンツェ出身のイタリア人演出家ピエ
ラッリの演出は、写実的な舞台作り基本とし、重厚なベートーヴェンの世界を描
きつつ、しかしどこか南欧風の明るさがあり、そういえば「フィデリオ」の舞台
はスペインだった、と思い出させるものです。

20 72448(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏伊西
モーツァルト:「イドメネオ」
ジョン・マーク・エインズリー(T イドメネオ)
パヴォル・ブレスリク(T イダマンテ)
ユリアーネ・バンゼ(S イリア)
アンネッテ・ダッシュ(S エレットラ)
ライナー・トロスト(T アルバーチェ)
ほか
ケント・ナガノ(指)バイエルン国立管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場合唱団
演出 : ディーター・ドルン
装置,衣装:ユルゲン・ローゼ
収録:2008年6月11,14日,ミュンヘン
モーツァルトのオペラセリアの傑作「イドメネオ」に素晴らしい映像が加わりま
した。2008年6月にミュンヘンで上演されたもの。劇場は、通常のナティオナル
・テアターではなく、クヴィリエ劇場。1753年開場のこの由緒ある劇場は、1781
年に「イドメネオ」を初演した旧宮廷歌劇場でもあります。定員500人ほどとい
いますから、非常に贅沢な上演。この「イドメネオ」は、改修作業が終わって再
開場するに当たっての記念公演です。指揮はバイエルン国立歌劇場の音楽監督、
ナガノ。モダンのオーケストラでもここまで新鮮なモーツァルトが可能なんだ、
と驚かされるほど瑞々しい音楽を生み出しています。
タイトルロールは、英国が誇るモーツァルト・テノールの雄、エインズリー、存
在感のある歌と演技で圧倒的。イリアは、吉田秀和氏も絶賛している美声&知性
のソプラノ、バンゼ。またエレットラ役は、通常メッゾソプラノやベテランのソ
プラノが受け持つことが多い中で、あえて若く勢いのあるソプラノのダッシュを
起用。このツイン・ソプラノがこの上演ではたいへんに上手く行っています。イ
ダマンテは、チェコ出身のテノール、ブレスリク。今日一般的な男装メッゾにし
なかったのは演出的理由と思われます。メキメキと頭角を現しているブリスク、
素朴な容姿と優れた歌唱能力もあって、イダマンテは打ってつけです。
初演劇場での上演ですが、そこはミュンヘン、舞台は復古調ではありません。
ドルンの演出は、トロイア戦争と近代の市民革命を重ね合わせたような舞台作り
で、「イドメネオ」に生々しいドラマを与えることに成功しています。

20 72378(DVD-Video) \2900
字幕:羅英独仏西
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ヴィヴァルディ:
協奏曲 ト短調 RV577 「ドレスデンのオーケストラのために」
協奏曲 ハ長調 RV556 「聖ロレンツォの祝日のために」
カーティア・リッチャレッリ(S)
ルチア・ヴァレンティーニ・テラーニ(Ms)
クラウディオ・アバド(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団のメンバー
収録:1979年
1979年の夏に、オーストリア南部ケルンテン州のオシアッハの修道院教会で行わ
れた演奏会のライヴ映像がDVDに。出演者はリッチャレッリ、ヴァレンティーニ
・テラーニ、アバドと非常に豪華ですが、美しく清潔な教会の中での演奏とあっ
て、コンサートホールの中とは全く異なった、静かで敬虔な感動が宿っていま
す。当時アバドは46歳、リッチャレッリ33歳、ヴァレンティーニ=テラーニも間
もなく33歳。若く才能豊かな演奏家たちが時代を切り開いた演奏は、30年経った
今でもスタイルを越えて心を打つものです。

20 72478(DVD-Video) \2900
20 72474(Blu-ray) \4250
字幕:英独仏西
モレーノ:「マラヴィーリャ」
トローバ:
「ラ・チュラポーナ」,「マルチェネーラの女」,「ルイーサ・フェルナンダ」
ルーナ:「ユダヤの娘」
セラーノ:「カーネーション」,「オルヴィドの歌」
ソウトゥーリョ:「ソト・デル・パラルの女」
ペネーリャ:「アルカラのドン・ヒル」
ソロサーバル:「港の酒場女」より
チャピ:「セベデオの娘たち」
レクオーナ:私のマリア
ペネーラ:「山猫」
レハール:「メリー・ウィドウ」
からのアリア、二重唱
ほか
プラシド・ドミンゴ(T)
アナ・マリア・マルティネス(S)
ヘスス・ロペス・コボス(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
2007年のザルツブルク音楽祭を大熱狂させたサルスエラ演奏会がDVD&Blu-rayに!
ザルツブルク音楽祭でサルスエラばかりの演奏会が催されるのは極めて稀(これ
が初めてだった?)。それもこれも、両親がサルスエラ歌手で自身サルスエラに
愛情を注ぐドミンゴを讃えてのこと。有名曲から知られざる名曲まで、様々なサ
ルスエラの名アリア、重唱を聞かせてくれます。相手役のソプラノ、マルティネ
スはプエルトリコ出身。ジュリアード音楽院を修了後、1995年、ドミンゴ主催の
コンクール、オペラリアでサルスエラ賞を受賞。2005年にメトにもデビューして
おり、勢いのある歌を聞かせてくれます。日頃は大人しい印象のザルツブルク・
モーツァルテウム管弦楽団もロペス・コボスの指揮に煽られノリノリの演奏。最
後はレハールの「メリー・ウィドウ」の二重唱で閉めて、会場中大喝采の興奮。




<Grand Slam>
GS 2036 \2250
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
楽劇「神々のたそがれ」
(1)夜明けとジークフリートのラインへの旅
(2)ジークフリートの葬送行進曲
歌劇「さまよえるオランダ人」
3)期限は切れた
楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」
(4)リラの花が何とやわらかく
(5)迷いだ、迷いだ、どこも迷いだ
楽劇「ワルキューレ」
(6)ヴォータンの告別「さようなら、勇ましいわが子」
(歌詞対訳は付いていません。)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(3)-(6)ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)
録音:(1)(2)1956年6月3-6日、(3)-(6)1958年6月9-11日、ウィーン、ゾフィエン
ザーエル
使用音源: Decca(U.K.)(1)(2)SXL 2074/5, (3)-(6)SXL 2068
■制作者より
圧倒的な好評を得たクナッパーツブッシュのステレオ復刻第1弾、ワーグナーの
「ワルキューレ」第1幕(GS-2033)に続く第2弾です。まず、「神々のたそがれ」
からの〈ラインへの旅〉と〈葬送行進曲〉は「ワルキューレ」第1幕のLP
(SXL2074/5)の第4面に収録されていたもので、その「ワルキューレ」と並ぶク
ナの最高傑作です。後半の4曲はジョージ・ロンドンのアリア集ですが、中でも
「ワルキューレ」の〈ヴォータンの告別〉は伝説的な名演です。以上、クナの
真骨頂が詰め込まれた演奏を第1弾と同様に初期LPに刻まれた音を忠実に再現し
ます。
■解説書の内容
このクナッパーツブッシュとジョージ・ロンドンとの録音セッションに、実は
日本人が立ち会っていたのです! 合唱指揮の大御所、田中信昭氏がその人で、
田中氏は指揮者のすぐ後ろでこのレコーディングを聴いていました。その生々
しい証言はクナ・ファン必読です。(以上、平林 直哉)

====================================

★価格改定のお知らせ★
下記の2点の価格が改定(値下げ)になりますので、ご案内いたします。

<OPUS蔵>
OPK 7021/3 3枚組 \4050 ※新価格 \3380
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74”悲愴”(1941録音)
バッハ:マタイ受難曲(1939ライブ録音)
ウィレム・メンゲルベルク(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
[マタイ] カール・エルプ(福音史家) ウィレム・ラヴェリ(イエス)
 ジョー・ヴィンセント(ソプラノ) イローナ・ドゥリゴ(アルト) 
ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール) ヘルマン・シャイ(バス)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ツァングルスト少年合唱団
録音:1941年(G-Telefunken SP)
1939年4月2日ライブ(Philips LP A00150-53)

OPK 2041 2枚組 \3300 ※新価格 \2250
日本語解説:鈴木秀美
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
パブロ・カザルス(Vc)
録音:1936?39年HMV原盤

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09-05 No.25

2009年05月23日 14時34分24秒 | Weblog
<ALBANY>
TROY1100 \1980
エネスコ:
(1)幼時の印象Op.28(管弦楽伴奏版、テオドル・グリゴリュー編)
(2)室内交響曲Op.33(12楽器のための)
(3)ピアノ四重奏曲第2番Op.30
シェルバン・ルプー(Vn)
イアン・ホブソン(指揮(1)(2)、Pf(3))
(1)シンフォニア・ダ・カメラ
(2)(3)チャバ・エルデーイ(Vn)
(3)ミレル・イアンコヴィッチ(Vc)、他
エネスコの比較的聴く機会の少ない管弦楽、室内楽作品を集めた。ヴァイオリン
のシェルバン・ルプーはメニューイン、ヴェーグ、シェリング、ミルシテインに
教えを受けている。ルプーはエネスコ作品を得意としており、ELECTレコードに
ピアノ伴奏版の「幼時の印象」やヴァイオリン・ソナタなどを録音している。ラ
テンの血が燃え滾る情熱的な音楽作りが魅力。

TROY1087 \1980
「ターニャ・バニスター/物語の始まり」
デヴィッド・デル・トレディチ:3つのジムノペディ
C.セオファニディス:《全ての夢は地平線とともに始まる》
スザンヌ・ファーリン:《これは彼女が始めた物語です》
シェイラ・シルバー:ボードレールの詩による6つの前奏曲
ターニャ・バニスター(Pf)
バニスターはニューオリンズ国際ピアノ・コンクールに優勝して以来、オラン
ダ、日本を始めとして世界中でリサイタルを行っている。ことに現代音楽の演
奏に力を入れており、数々の初演を行っている。デル・トレディチの3つのジム
ノペディ(!)はサティよりもドラマティックだが都会的で粋。現代音楽といっ
てもエンターテイメントの要素を多く含んだ作品がメインに選曲されている。

TROY1045 \1980
ジョエル・ホフマン(1953-)/自画像
(1)チェロ・ソナタ
(2)無伴奏の少数派(unaccompanied minor)
(3)ゲブタイグと一緒の自画像
(4)カープテット
(1)(2)(4)パリー・カープ(Vc)、
(1)(4)クリストファー・カープ(Pf(1)、Vn(4))
(3)ゲイリー・ホフマン(Vc)、ローマン・コフマン指揮キエフ室内管弦楽団
(4)カーティン・タルボット(Va)、ハワード&フランセス・カープ(Pf)
録音:2006、2007年
ホフマンは1953年カナダ・ヴァンクーヴァー出身。音楽一家に生まれ、ジュリア
ード音楽院で作曲を学んだ。作風は無調から新ロマン主義と様々。チェロ協奏曲
である《ゲブタイグと一緒の肖像画》は中東風、ユダヤ風のねばっこい楽想に溢
れ、もろブロッホという感じで楽しい。指揮はMD+Gレーベルのショスタコーヴィ
チ:交響曲全集でちょっとブレイクしたコフマン。《カープテット》は一転して
新古典主義とミニマルを折衷したような軽やかな佳曲。

TROY1058 \1980
「収穫感謝祭のための音楽」
コープランド、ロバート・ウォード、ヴァージル・トムソン、ドン・レイ、
ジョン・パウエル、G.F.ルート、モートン・グールド、ランダル・トンプソン、
ドン・ギリス、ロバート・ローリーのほかの作品
ニュー・イングランド音楽院ウィンド・アンサンブル、聖ステファン室内管弦楽
団、ダブリン・フィル、ロンドン・フィル、ウィリアム・アプリング・シンガー
ズほか
これまでALBANYでリリースされたCDのなかから収穫感謝祭に因んだ音楽を集めた
コンピレーションCD。アイルランド民謡に似た素朴で優美な旋律ばかり。コープ
ランド、ドン・ギリス、モートン・グールドらの作品は特に優れている。

TROY1064/65 2枚組 \3960
チョウ・ウェン=チュン(周 文中)生誕80年記念トリビュート
CD1)「チョー・ウェン・チュンの師匠と仲間たち」
(1)チョウ・ウェン=チュン:吹きさらしの山頂(1990)
(2)イサン・ユン:ピリ(1971)
(3)湯浅譲二:弦楽トリオのためのプロジェクション(2001)
(4)チナリー・ウン:グランド・アラップ(1996)
(5)エドガー・ヴァレーズ:アンテグラル(1926)
CD2)「チョウ・ウェン=チュンの著名な弟子たち」
(6)ヒ・キュン・キム:三重奏曲《ソリ》(2002)
(7)ブライト・シェン:ピアノ三重奏のための4つの楽章(1990)
(8)ゾウ・ロン:ディヤナ(1990)
(9)パブロ・オルティス:ハイパー・ミロンガ(1997)
(10)エドムンド・キャンピオン:汝のおいしい数字で私を溶かせ(2002)
(11)ジェームズ・テニー:ハーモニウム#5(1978)
(12)チェン・イ(陳 怡):《クィ》(1997)
(1)(3)(4)(6)アンサンブル・パレラル
(2)ジョン・サケット(Pf)
(5)サンフランシスコ音楽院ニュー・ミュージック・アンサンサンブル
(7)(8)(9)(11)(12)エンピリアン・アンサンブル
(10)エレン・ルース・ローズ(Va)
周文中は1923年中国生まれで1946年からはアメリカ在住、現在コロンビア大学
名誉教授。多くの弟子を輩出したことでも知られている。中国の伝統音楽と現
代技法を融合した独自の世界を確立した。

TROY1075 \1980
エフレイン・アマヤ:
(1)《ファンタスマゴリラですか?いいえ!ファンタスマゴリアです》-
子供のための1幕の歌劇
(2)《クレプシドラ》
-13人のパフォーマーのためのオペラ・インスタレーション
(1)アマディス・アマヤ、チャーリーン・キャンティ、
ショーン・ドナルドソン、アニー・レーゴ、キンバリー・スタインハウアー
(2)エフレイン・アマヤ指揮
ポイント室内管弦楽団、ダグラス・アールステッド、ジーン・ウェントワース
録音:(1)2007年、(2)1999年
アマヤはベネズエラ出身でインディアナ大学で作曲を学んだ。メノッティ風の
軽快、快活なメルヘン・オペラ。

TROY1089 \1980
バズ・マ・タズ-パーカッション・アンド・モア(アーウィン・バゼロン作品集)
(1)クインテッセンシャルズ
(2)ダブル・クロッシングズ
(3)パートナーシップ
(4)討論中の3人の男
(5)バズ・マ・タズ
(6)トリプル・プレイ
(1)(2)(3)(5)(6)ジョナサン・ハース(Perc、指揮(5)のみ)
(1)K.アンダーウッド(fl)、(1)(3)W.マーシュ(マリンバ)、
(4)A.エヴェーオール(Cl)、
(5)アスペン打楽器アンサンブル団員&トロンボーン・クワイア
(6)デヴィッド・テイラー(バスTrb)
(6)ジェイムズ・プー(テナーTrb)、他
アーウィン・バゼロンは1922年イリノイ州出身であだ名はバズと呼ばれた。イェ
ール大学でヒンデミットに学び、後にニューヨークでミヨーにも師事した。ヴァ
レーズ風だったりジャズの要素があったりと様々な様式が折衷されている。

TROY1090 \1980
アレン・ショーン:ピアノ作品集第2集
ピアノ・ソナタ第2番(2007)
(2)メッセージ集(2006)
(3)ピアノ・ソナタ第3番(2007)
(4)郷愁の小品(ワルツ、ブギウギ)(1983/2007)
(5)3つのエレジー(2007)
(1)(3)(4)(5)アレン・ショーン(Pf)
(2)ジョン・ヴァン・バスカーク(Pf)
アレン・ショーンは1948年ニューヨーク出身で作曲をレオン・カーシュナー、
ナーディア・ブーランジェに師事した。色彩感のあるピアニズムが魅力的。

TROY1091 \1980
「マイルド・ファンタジー」
(1)ジェイムズ・スティーヴンソン:幻想曲
(2)ジェイムズ・スティーヴンソン:トリオ・ソナタ
(3)エリック・モラレス:トランペット協奏曲ハ長調
(4)エリック・エワゼン:亡くなった者と生きる者への賛歌
(5)ロバート・ブラッドショー:アルボレトゥム
(6)ロバート・ブラッドショー:協奏曲
リチャード・ストールゼル(Trp)
クセニア・レレトキナ(Pf)
(2)エリック・タナー(Vn)
ストールゼルはパーム・ビーチ歌劇場管弦楽団の首席奏者のほか、ルイジアナ
・フィルハーモニー、マイアミ・シティ・バレエの主要なポストを勤めている。
柔らかく甘い音色が特徴。娯楽性に富んだ聴きやすい作品ばかり。

TROY1092 \1980
「チェロのための新作集」
(1)ポール・スタインバーグ:アッパー・ウエストサイド(1997)
(2)ポール・シスキンド:3つの悟り(1987)
(3)マシアス・ウェクスラー:夜のそよ風(2001)
(4)グレゴリー・ワナメーカー:メタリチェリッシモ(2001)
(5)デヴィッド・ハイニック:チェロ・ソナタ(2001)
マシアス・ウェクスラー(Vc)
デヴィッド・ハイニック(Pf)
ウェクスラーは自らも作曲を手がけるとともに現代作品の普及を積極的に行っ
ている。これまでにニコラス・モーを始めとする多くの作曲家の作品の初演を
行っている。室内楽奏者としてクーセヴィッツキー賞、またグラミー賞にもノ
ミネートされている。

TROY1093 \1980
アラン・サイドラー:
声楽・合唱作品集(1990-2006)
(1)おもちゃ(1990)
(2)2つの聖なる小品(1990)
(3)あなたの木槌の中の弧(1999)
(4)神秘的なトランペット吹き(1999-2006)
ジョエル・ソーメ指揮
オーケストラ・オヴ・アワ・タイム、コリジエート合唱団、
ローラ・ラスト(S)、
スティーヴン・ゴールドスタイン(T)、
グラハム・アシュトン(Trp)、

サイドラーはニューヨーク出身、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事
した。現代的な語法のなかにもみずみずしい叙情性が感じられる。

TROY1094 \1980
ブライアン・ハルス:プセウドシンセシス
(1)ピンチ
(2)シーストーン
(3)ルミのための
(4)スイート
(5)サンストーン
(1)(4)(5)ナサニエル・メイ(Pf)
(2)(5)B.I.シュナイダー=グールド(Vn)
(2)(4)(5)マット・グールド(G)
(3)リサ・セラ(Fl)、T.ローゼンクランツ(Pf)
ハルスはハーヴァード大学出身、合唱曲、室内楽、映画音楽など多くの作品を
手がけている。現代音楽の技法のなかに軽快さ、ポップな要素を巧みに融合し
ている。ヴァイオリンとギターのための《シーストーン》は繊細なアイデアあ
ふれる佳曲。

TROY1095 \1980
「スパイラル」-モスクワのアメリカ音楽
(1)チン=チュ・フー:水と赤の奔流(2008)
(2)ルーク・ダーン:ペナンブレ(2008)
(3)デヴィッド・K.ゴンパー:スパイラル(2007)
(4)ゴンパー:クロスド(2003/2007)
(5)ジョセフ・デンジャーフィールド:ピアノ五重奏曲(2007)
(6)マーク・キルストフテ:弾道練習曲3.1(2008)
スタニスラフ・マリシェフ(Vn)、
インナ・ジルバーマン(Vn)、
アンナ・バーチク(Va)、
オルガ・カリノヴァ(Vc)、
オレグ・タンツォフ(cl)、
モナ・ハーバ(Pf)、
イゴール・ドロノフ(指揮)、他
アメリカの作曲家がモスクワの演奏家たちとコラボレーションしたアルバム。
作品は2003年から2008年にかけて書かれ、録音は2008年にモスクワで行われた。
チン=チュ・フーの《水と赤の奔流》は中国民謡風の旋律が自由に展開される
楽しい曲。K.ゴンパーの作品も民族的な素材を現代風に展開した秀作。

TROY1096 \1980
「カラスの影」リサ・カーシュナー作詞の歌
リサ・カーシュナー(Vo)
自身が作詞したテキストに基づくソング集。内容はジャズ。

TROY1097 \1980
「アメリカン・ヴィスタ」-ソプラノとフルートのための作品集
コリリアーノ(1938-)、アムリン(1953-)、ガブロ(1926-93)、
ブラックストン・ブレーク(1954-)、カウエル(1897-1965)、
シェイピー(1921-2002)、ジェンデル(1977-)、ストールマン(1964-)、
モーラ・ボッシュ(1956-)、コープランド(1900-90)
ミンミ・フルマー(S)
レオーネ・バイズ(fl、アルトfl)
フルマーはバロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持っている。現在
はニューヨーク・シティ・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラなど世界中の歌
劇場で活躍している。

TROY1098/99 2枚組 \3960
ドミニク・アージェント(1927-):
歌劇「モロッコからの手紙」
ロッセン・ミラノフ指揮カーティス歌劇場、カーティス室内アンサンブル
アージェントは1927年生まれ。作曲をヘンリー・カウエル、ハワード・ハンソ
ン、アラン・ホヴァネスに師事した。現代ミュージカルといったような雰囲気
を持つオペラ。

TROY1101 \1980
「ウィズアウト・ボーダーズ」
(1)ロベルト・シエラ(1953-,プウルト・リコ):フルート・ソナタ(2003)
(2)ホアキン・グティエレス・エラス(1927-,メキシコ):素朴なソナタ(1965)
(3)C.S.グティエレス(1964-,メキシコ):さえずる機械(2003)
(4)リタ・グリアー(1937-,アメリカ):フルート・ソナタ(1956)
(5)マリオ・ラビスタ(1943-,メキシコ):エレジア(2003)
(6)アルマンド・ルナ(1964-,メキシコ):6つの幻想曲(1992)
あらい・あさこ(fl)
(1)(3)(5)クリスティナ・バルデス(Pf)
(2)(6)アナ・マリア・トラダッティ(Pf)
あらいはメキシコ・シティ木管五重奏団のメンバー。香港フィル、エマーソン
四重奏団とも共演している。メキシコの若手から中堅世代の作曲家の作品を中
心に選曲。プエルトリコのシエラの色彩的なソナタ、メキシコの中堅グティエ
レスの切れ味鋭い《さえずる機械》などが聴きもの。

TROY1103/04 2枚組 \3960
ジェローム・カーン:キャバレー・ガール
マイケル・ボロウィッツ指揮
オハイオ・ライト・オペラ
巨匠ジェローム・カーンのミュージカル。オハイオ・ライト・オペラは初期ミュ
ージカルも重要なレパートリーとして積極的に取り上げている。

TROY1106/07 2枚組 \3960
リー・ホイビー:歌劇「テンペスト」
ヒュー・マーフィ指揮パーチェイス・オペラ、パーチェイス交響楽団
シュークスピアの戯曲に基づくオペラ。ホイビーは1926年ウィスコンシン出身。
大オーケストラを使ったオラトリオ風の大作オペラ。

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09-05 No.24-1

2009年05月22日 19時59分15秒 | Weblog
<Linn>
CKD 331(SACD-Hybrid) \2580
ビブラシオネス・デル・アルマ ――
ミゲル・ユステ(1870-1947):ビブラシオネス・デル・アルマ(心のときめき)
アンリ・ラボー(1873-1949):演奏会用独奏曲Op.10
アントニオ・ロメロ(1815-1885):演奏会用独奏曲第1番
ジョン・マッケイブ(1939-):3つの小品Op.26
シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937):序奏とロンドOp.72
カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.48
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)、
スコット・ミッチェル(ピアノ)
巨匠マッケラスからの信頼も厚いスコットランド室内管弦楽団の首席クラリネッ
ト奏者、マキシミリアーノ・マルティンのソロ・アルバム第2弾も熱い!
クラリネットを語るに欠かせぬウェーバーの重要作「グランド・デュオ・コン
チェルタンテ」から、現代イギリスの人気作曲家マッケイブ、自身と同郷のスペ
イン人作曲家ユステ、ロメロなどによる異なる文化を起源とした国も時代も違う
クラリネット作品を、マルティンのクラリネットが情熱的に、時には感傷的に歌
い上げている。
また録音はリン・レコーズの名エンジニア、フィリップ・ホッブスが担当してお
り、ハイクォリティのサウンドも魅力です。

CKD 335(Normal-CD/HDCD) \2180
ハーバート:歌曲集 ――
この世で一番いとおしい花/深紅のバラ/死者たちの日/ラフーンを想い涙する
/オン・ア・タイム/ホースメン/水仙に/あきらめ/聖ベネディクト/秋/
子供たちの歌/11月のある日に/聖なる夜に/ゆりかごの歌/スミレ/他
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)、ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)
ミュリエル・エミリー・ハーバート(1897-1984)は、英国王立音楽大学でスタン
フォードクィルターから作曲を学んだ20世紀イギリスの女流作曲家。大英図書館
のアーカイヴに保管されているハーバートの歌曲は、ドビュッシーやラヴェル、
R・シュトラウスなど多くの大作曲家たちからの影響を受けている。
知られざる女流作曲家の歌曲を歌うのは、アイルランドの名花タイナンと異色の
キャリアを持つイギリスのテノール歌手ギルクリスト。聴き手の心を掴む作品と
歌声が、ハーバートの音楽を世に送り出す。




<Hyperion>
CDA 67720 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第48集 ――
ジュリアス・ベネディクト(1804-1885):
ピアノ協奏曲ハ短調Op.45、ピアノ協奏曲変ホ長調Op.89
ウォルター・マクファーレン(1826-1905):演奏会用小品ホ短調(全曲世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
タスマニア交響楽団
15歳という若さでフンメルの門下生となり、ドレスデンではウェーバーにも師事
するなどロマン派の巨匠たちから直接教えを受けたベネディクトは、1804年ドイ
ツのシュトゥットガルト生まれ。
ベネディクトは生まれの故郷のドイツから、ウィーン、ナポリ、パリを経て1835
年に終生の地となるロンドンに到着し、その後イギリスへ帰化。1871年にはナイ
トに叙せられたベネディクトの2つの"ピアノ協奏曲"は、欧州各地で吸収した作
風を織り交ぜながらも、最初の師であるフンメルからの影響を色濃く感じさせる
輝かしく叙情的な作品である。
英国王立音楽院のプリンシパルやケンブリッジ大学音楽学部の教授など、英国楽
壇の要職を歴任したジョージ・マクファーレンが兄であるが故に歴史に表舞台に
出る機会に恵まれてこなかったウォルター・マクファーレン。
マクファーレンは王立音楽院のピアノ科教授としてマテイ、マクファーソン、
H・ウッドを育成。教育者としてだけでなくピアニストとしても高い名声を得て
いたマクファーレンは、メンデルスゾーンやスタンデイル・ベネットを思わせ
る"ピアノ協奏曲(演奏会用小品)"という重要な遺産を後世に遺している。
RPCシリーズ第48集のアーティスト陣は、既にシリーズの看板アーティストとし
て定着したハワード・シェリー&タスマニア響のゴールデン・コンビ。
ドイツ生まれの"サー"ベネディクトと、英国楽壇の中枢を担ったマクファーレ
ン。知られざるイギリス・ロマン派の"ピアノ協奏曲"に乞うご期待!

CDA 67735 \2180
ヴェイネル:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.9/同第2番嬰へ短調Op.11/ペレグの徴兵
の踊りp.40/結婚の踊りOp.21b/3つのハンガリー民族舞曲(ネイ編)/12のやさ
しい小品(フェレプ編)
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、アーノン・エレツ(ピアノ)
イスラエルの名手ハガイ・ シャハムのレパートリーに新しく加わるのは、バル
トークやコダーイ、ドホナーニなど当時のハンガリーを代表する大作曲家と同じ
くハンス・ケスラーに作曲を師事したレオ・ヴェイネル(1885-1960)。
ヴェイネルは、バルトークやコダーイと同じく母国ハンガリーの民族音楽を大切
すると同時に、ベートーヴェンやブラームス、メンデルスゾーンなどからの影響
を感じさせるなど、ハンガリーにおける当時の主流とは一線を画した独自の路線
を貫いたことでも知られている。
当時のメディアからはハンガリー最大のシンフォニスト候補と絶賛されながら
も、敢えて"室内楽"に活躍の場を求めたヴェイネル。時には民族的に、また時
にはロマンティックに。東欧音楽の達人ハガイ・シャハムのヴァイオリンによ
る濃厚で濃密なヴェイネルの登場です!

CDA 67748 \2180
ビクトリア:ミサ曲《いざ喜ばん》、われは鳩のごとき美しものを見たり
フレスコバルディ:
前奏のトッカータ、書簡の朗読の後のカンツォーナ、
クレドの後のリチェルカーレ、リチェルカーレ-聖なるマリア
マシュー・マーティン(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂レイ・クラークス、
トーマス・ウィルソン(オルガン)
長年にわたってハイペリオンの合唱を支え続けてきたウェストミンスター大聖
堂聖歌隊の新録音は、教区書記たちの男声合唱によるビクトリアのミサ曲。
録音場所となったウェストミンスター大聖堂に響く男声のハーモニーが、名盤
の誉れ高いビクトリアの「レクイエム」(CDA 66250)や 「テネブレ」
(CDA 66304)などとはまた違う荘厳な響きと崇高な祈りを生み出している。
ビクトリアのミサ曲の楽章間にフレスコバルディのオルガン作品を組み合わせ
るなど、演奏効果を劇的に高めるプログラミングも秀逸。



<Helios>
CDH 55341 \1280
18世紀イギリスの鍵盤協奏曲集 ――
ヘンデル:シャコンヌ ト長調、オルガン協奏曲断章ニ短調
ロージングレイヴ:オルガン協奏曲ニ長調
チルコット:協奏曲イ長調Op.2-2
ナレス:協奏曲/ソナタ ト長調Op.2
ヘイズ:ピアノ協奏曲第4番イ長調
フック:協奏曲ニ長調Op.1-5
ポール・ニコルソン(オルガン&チェンバロ&フォルテピアノ&指揮)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
18世紀イギリスで活躍した6人の作曲家たちによる鍵盤楽器のための協奏曲集!
ポール・ニコルソンが、オルガン、チェンバロ、フォルテピアノ、指揮者の1人
4役で大活躍!1993年10月28日-30日の録音。
CDA 66700からの移行再発売。

CDH 55336 \1280
スコットランドの伝承曲集 ――
ロッホ・ローモンド/笛吹かば現れん/ジョック・オ・ヘイゼルディーン/ラ
イ麦畑で出逢ったら/ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ/おどってみせて父さん
に/フラワーズ・オブ・ザ・フォレスト/スカイ・ボート・ソング/クックル
・ギャザラー/妖精たちの愛の歌/ギャラント・ウィーヴァー/他
マリー・マクローリン(ソプラノ)、マルコム・マルティヌー(ピアノ)、
イソベル・フレイリング=コーク(クラールザッハ)
スコットランド生まれのディーヴァ、マリー・マクローリンが歌う"スコットラ
ンドの歌"。
名盤奏者マルコム・マルティヌーとフレイリング=コークが弾くケルティック
・ハープ(クラールザッハ)とのトリオが、"歌"を通じてスコットランドの風景
を連想させる――。1999年4月の録音。
CDA 67106からの移行再発売。

CDH 55282 \1280
イギリスとフランスの精神Vol.2 - トルヴェールの歌 ――
リシャール・ド・セミイ(fl.1200):わたしは馬に乗り
ガス・ブリュレ(c.1160-a.1213):やるせない悲しみと不安でいっぱいだ
作曲者不詳:エスタンピーI&II&III
ゴンティエ・ド・ソワニエ(fl.cl.1230-1255):Dolerousement comence
ギベール・コクゼル(fl.cl.1230-1255):新しい歌は、Fins cuers enamoures
ゴティエ・ド・ダルジ(c.1165-a.1236):ラ・ドーチェ・パンセ
アダン・ド・ラ・アル(1245/50-1285/8):Assenes chi, Grievilier
エルヌル・ル・ヴィエル・ド・ガスティノワ(fl.c.1280):
Por conforter mon corage/
オドフロワ・ル・バスタール(fl.1190-1230):Au novel tens pascor/他
クリストファー・ペイジ(ディレクター)、ゴシック・ヴォイセズ
エマ・カークビーやマーガレット・フィルポット、パヴロ・ベズノシウク・・・
世界有数の古楽演奏家たちによるアンサンブル、ゴシック・ヴォイセズ。
中世の吟遊詩人たちによって歌い奏でられた音楽を再現した名盤です。
1994年12月15日-17日の録音。
CDA 66773からの移行再発売。




<Halle>
CDHLL 7518 \1780
ドビュッシー:遊戯/ドビュッシー(C・マシューズ編):
《前奏曲集》より デルフィの舞姫、とだえたセレナード、雪の上の足跡、
妖精たちはあでやかな舞姫、帆、ピクウィック卿をたたえて、
月の光がふりそそぐテラス、ヒースの茂る荒れ地、オンディーヌ、
アナカプリの丘、花火、沈める寺
C・マシューズ:ポストリュード《ムッシュ・クロッシュ》
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
2007年にリリースされハレ管自主制作レーベル"Halle"最大のヒット作となった、
「冥王星」の作曲者コリン・マシューズ(1946-)のオーケストレーションによる
ドビュッシーの「前奏曲集」(CDHLL 7513)。
この第1集には収録されなかった残りの12曲が、もちろんマシューズのアレンジ
によるオーケストラ版、そしてハレ管の演奏で待望の登場!
ドビュッシーの作品が持つ本来の響きや色彩感を損なうことなく、名作中の名
作「前奏曲」の24曲全てをオーケストラ版へと生まれ変わらせたマシューズの
見事な手腕に感服。
またマシューズは、ドビュッシーが生んだ架空の人物"ムッシュ・クロッシュ"
を題材とした「ポストリュード」を作曲&収録しており、こちらも聴き逃せな
い。
2007年6月20日-21日&2008年5月4日、
ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)での録音。

CDHLL 7514 \1780
シベリウス:交響曲第1番ホ短調Op.39/同第3番ハ長調Op.52
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ニールセンの「交響曲第5番」(CDHLL 7502)以来となる"Halle"レーベル2枚目の
北欧作品集は、シベリウスの「交響曲第1番&第3番」。
ハレ管はバルビローリ時代の1960年代後半から70年にかけてシベリウスの交響曲
全曲録音を完成させており、今回のシベリウスも現音楽監督マーク・エルダーと
の蜜月時代の象徴となる可能性は高い。
2006年8月1日-2日(第1番)&2007年4月26日(第3番/ライヴ)の録音。




<APR>
APR 5614 \1880
ルイス・ケントナー-リスト録音集Vol.2 ――
シューベルト(リスト編):ウィーンの夜会第6番S.427(録音:1939年7月17日)
リスト:
パガニーニによる大練習曲S.141より 第2番《オクターヴ》(録音:1942年1月27日)
第3番《ラ・カンパネッラ》、第5番《狩り》(録音:1946年9月9日&13日)、
軽やかさS.144-2(録音:1939年7月10日)
小人の踊りS.145-2(録音:1941年9月3日)、愛の夢S.541(録音:1941年9月3日)、
鬼火S.139-5(録音:1937年3月23日)、
ゴンドラを漕ぐ女S.162-1、タランテラS.162-3(録音:1938年3月30日)、
R.W.-ヴェネツィアS.201(録音:1951年11月10日)、
夢の中に(夜想曲)S.207(録音:1951年11月10日)、
死のチャルダッシュS.224(録音:1951年11月10日)、
マイアベーアの《予言者》による挿絵より 第2曲《スケートをする人々》
S.414-2(録音:1939年3月7日)
ルイス・ケントナー(ピアノ)
丁寧な復刻で高い支持を集める"APR"からのニュー・リリースは20世紀有数のリ
スト弾き、ルイス・ケントナーのリスト録音集第2弾。
センセーショナルなロンドン・デビューを飾った1936年10月のエオリアン・ホ
ール公演後となる1937年から1951年にかけてのリスト録音を収録。

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09-05 No.24-2

2009年05月22日 19時58分48秒 | Weblog
<Signum Classics>
SIGCD 163 \2180
デュリュフレ:レクイエムOp.9、4つのモテット
グリュネンワルド:汝はペテロなり、深き淵より
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、クリストファー・マルトマン(バリトン)、
ジェレミー・フィルセル(オルガン)、ロバート・コーエン(チェロ)、
ジェレミー・バックハウス(指揮)、ヴァサーリ・シンガーズ
シグナム・クラシックス(Signum Classics)とギルド(Guild)の看板合唱団とし
て新旧様々の作品を録音してきたヴァサーリ・シンガーズの最新盤はデュリュ
フレ&グリュネンワルド。
グレゴリオ聖歌が共通の題材とされているデュリュフレの名作「レクイエム」
と「4つのモテット」に同世代の作曲家グリュネンワルドの作品をカップリング
するなど、このディスク1枚で"20世紀フランス"の合唱作品の奥深さを味わえる。
人気急上昇中のメゾ・ソプラノ歌手サラ・コノリー、イギリス期待のバリトン
歌手クリストファー・マルトマンなどソリストも強力!

SIGCD 162 \2180
ソング・オヴ・ソングス - ホーズ:作品集 ――
ソング・オヴ・ソングス*/完璧な恋/ホエン・イスラエル・ワズ・ア・チャイ
ルド/主の祈り/わが主神の御名は世にあまねくして尊きかな/ヴァウデイの
パート・ソング集/トッカータ
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)*、ロジャー・セイヤー(オルガン)、
パトリック・ホーズ(指揮)、コンヴェントゥス、イギリス室内管弦楽団、
2006-2007シーズンには欧州有数のクラシック・メディア、"Classic FM"のコン
ポーザー・イン・レジデンスを務めたイギリスの作曲家、パトリック・ホーズ
(1958-)の作品集。
ホーズの作品は、本格的な"クラシック"のスタイルや聴きやすい"ライト・クラ
シックス"など作風も変幻自在。洗練された美しさと神秘性も作品の特徴である。
モンテヴェルディ合唱団やザ・シックスティーンの活躍でも知られるウェール
ズの実力派ソプラノ、エリン・マナハン・トーマスの輝くようなハイトーン・
ヴォイスにも要注目!

SIGCD 166 \2180
ヤノマミ-合唱とギターのための音楽 ――
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
ガルシオ・ロルカの詩による7つの歌
スリナッチ:ソナチナ(世界初録音)、十字架の道(世界初録音)
モルハ:ピエザス・サクラス
ノブレ:ヤノマミ
ジュリアン・ストッカー(テノール)、ファビオ・ザノン(ギター)、
カルロス・フェルナンデス・アランセイ(指揮)、コロ・セルバンテス
1995年に結成されたコロ・セルバンテスは、中世ルネサンス時代から20世紀に
かけての"イベリア半島"と"南米"の音楽を専門とするイギリス唯一の室内合唱
団。本場ブラジルのギタリスト、ファビオ・ザノンをソリストに迎えた異色の
合唱団による"合唱"と"ギター"という異色の組み合わせは、アマゾンの原住民
族ヤノマミ族を描いたノブレの「ヤノマミ」など、どれも斬新で刺激的。合唱
界の新たな起爆剤となるか!?




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2516/9 4枚組 \4360
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲BWV.846-893
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
メキシコのUrtext(ウワテクスト)から発表されたショパン&J・S・バッハで、
"我此処にあり!"と全世界へ向けて強烈にアピールしたフェルツマン。
廃盤となって久しい"MusicMasters(ミュージック・マスターズ)"時代の録音か
ら「ゴルトベルク変奏曲」(NI 2507)に続いて復刻となるフェルツマンの演奏は、
同じくバッハの「平均律クラヴィーア曲集」全曲!
聴き手を惹き付けて止まないフェルツマンのバッハは、復刻のリクエストが多
かっただけに話題必至!1992年&1995年、アメリカ芸術院(ニューヨーク)での
録音。

NI 2529-32 4枚組 \4360
クライスラー:ヴァイオリン作品集 ――
CD-1 - オーストリア皇帝賛歌/ウィーン奇想曲/愛の喜び/愛の悲しみ/美し
きロスマリン/ウィーン狂詩曲風幻想曲/プニャーニの様式による前奏曲とア
レグロ/ボッケリーニの様式によるアレグレット/ポルポラの様式によるアレ
グレット/カルティエの様式によるシャセ/W・F・バッハの様式によるグラー
ヴェ/フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン/プニャーニの様
式によるテンポ・ディ・メヌエット/ドヴォルザーク(クライスラー編):ユーモ
レスク、スラヴ舞曲第1番-第3番、インディアン・ラメント、スラヴ幻想曲/
CD-2 - ジプシーの女/カヴァティーナ/おもちゃの兵隊の行進曲/レチタティ
ーヴォとスケルツォ=カプリース/羊飼いのマドリガル/ジプシー・カプリー
ス/タルティーニ(クライスラー編):コレッリの主題による変奏曲、フーガ/コ
レッリ(クライスラー編):サラバンドとアレグレット、ラ・フォリア/タルティ
ーニ:ヴィヴァルディの形式による協奏曲/タルティーニ(クライスラー編):悪
魔のトリル/
CD-3 - 中国の太鼓/チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタ
ービレ、ユモレスク、無言歌、スケルツォ/グレインジャー(クライスラー編):
岸辺のモリー/クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ/ディッタ
ースドルフの様式によるスケルツォ/クープランの様式による貴婦人/マルティ
ーニの様式によるアンダンティーノ/ルクレールの様式によるタンブラン/ク
ープランの様式によるプロヴァンスの朝の歌/ポルポラの様式によるメヌエッ
ト/
CD-4 - シューベルト(クライスラー編):即興曲、ロザムンデからのバレエ音楽、
楽興の時/ウェーバー:ラルゲット/ハイドン:ハンガリー風ロンド/グルック:
精霊の踊り/モーツァルト:《ハフナー》より ロンド/ブラームス:ハンガリー
舞曲/シューマン:ロマンス/メンデルスゾーン:無言歌/アルベニス:マラゲー
ニャ、タンゴ/グラナドス:スペインの踊り/ファリャ:スペイン舞曲/
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、ミルトン・ケイ(ピアノ)、
ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)
1917年にフィラデルフィアで生を受け、神童として大きな期待を寄せられ、スト
コフスキ、オイストラフ、クライスラーといった巨匠たちからも称賛されたオス
カー・シュムスキー(1917-2000)。
その世界的名声と相反するかのように録音の数が少なく"幻のヴァイオリン奏者"
とも呼ばれるシュムスキーが80年代に収録した芸術作品、クライスラーのヴァイ
オリン作品集がニンバスからボックス・セットでいよいよ復刻に!
決して飾らず、過剰な表現に走らず、あくまでも自然体を保ち音楽の流れを大
切にしたシュムスキーのクライスラーには、現代に欠けている"何か"がある。

NI 2523-7 5枚組 \4850
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2 ――
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.223/同イ長調RV.349/同ニ短調RV.248/
同ニ長調RV.229/同イ長調RV.343/同ホ長調RV.267/同イ長調
《オッタヴィーナ》RV.763/同ヘ長調RV.286/同変ホ長調RV.261/同変ロ長調
RV.366/同変ホ長調RV.260/同ロ短調RV.387/同ハ長調RV.189/同ト短調RV.321
/同ニ短調RV.241/同ト短調RV.329/同ハ短調RV.197/同ニ長調RV.215/
同ト短調Op.6-1,RV.324/同変ホ長調Op.6-2,RV.259/同ト短調Op.6-3,RV.318/
同ニ長調Op.6-4,RV.216/同ホ短調Op.6-5,RV.280/同ニ短調Op.6-6,RV.239/
同イ長調《かっこう》RV.335/同ニ長調Op.11-1,RV.207/同ホ短調Op.11-2,
RV.277/同イ長調Op.11-3,RV.336/同ト長調Op.11-4,RV.308/同ハ短調
Op.11-5,RV.202/同ホ長調《安らぎ》RV.270
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン&指揮)、イスラエル室内管弦楽団
イスラエルの大ヴァイオリニスト、シュロモ・ミンツがミュージック・マスター
ズ時代にレコーディングに挑んだヴィヴァルディの協奏曲集。
第1集(NI 2500-5)に続く復刻第2弾の収録曲も、「アンナ・マリアのための協奏
曲集」を中心とした特大ボリュームの全31曲(4時間57分)!
イスラエル室内管を自在に操り、才気がほとばしる弾き振りを展開したミンツ
90年代の至芸の記録である。
1992年8月&1993年3月、レバノン教会(パリ)での録音。

NI 2515 \1780
ヴィヴァルディ:
協奏曲ハ長調RV.425/ソナタ ト短調RV.42/協奏曲ニ長調RV.93/
協奏曲ニ長調(J・S・バッハのBWV.972の原曲)/協奏曲ト長調RV.532/
協奏曲ニ短調RV.540/トリオ・ソナタ ハ長調RV.82
エリオット・フィスク(ギター)、アルバート・フラー(チェンバロ)、
フレドリック・ハンド(ギター)、
ルイーズ・シュールマン(ヴィオラ・ダモーレ)、
セント・ルークス管弦楽団
自身のアレンジによるギター版パガニーニの「24のカプリース」がルッジェー
ロ・リッチからも絶賛されたセゴビア最後の弟子エリオット・フィスク。
マンドリンやリュート、ヴィオラ・ダモーレなどのために書かれた協奏曲やソ
ナタを、まるで最初からギターのために作曲された作品のように聴かせてしまう
フィスクのヴィヴァルディもパガニーニに匹敵するギター・ファン大注目の名
盤である。1992年、アメリカ芸術院での録音。

NI 2521 \1780
ヴォルフ:ゲーテ歌曲集より
R・シュトラウス:オフェーリアの3つの歌Op.67a
ラフマニノフ:6つの歌曲Op.38
アイヴズ:子守歌、世界のハイウェイ
ヴァイル:光の町ベルリン、Je ne t'aime pas
ドーン・アップショウ(ソプラノ)、マーゴ・ギャレット(ピアノ)
特にアメリカ歌曲や近現代作品には欠かせぬアメリカの大ソプラノ歌手、ドー
ン・アップショウのリサイタル・アルバムでは、ヴォルフ、R・シュトラウス、
ラフマニノフ、アイヴズ、ヴァイルという五人五色の個性が満開!
得意とするアイヴズやワイルから、ヴォルフなどの歌曲を歌うアップショウ。
驚異的な歌唱力と絶妙の表現力は改めてスゴイ。

NI 2522 \1780
コープランド:
劇場のための音楽/静かな都市/映画のための音楽/クラリネット協奏曲
クリス・ゲッカー(トランペット)、ウィリアム・ブラウント(クラリネット)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、セント・ルークス管弦楽団
ブルックナー指揮者としての名声を確立しつつあるアメリカのマエストロ、デ
ニス・ラッセル・デイヴィスがミュージック&マスターズ・レーベル時代に録
音を行ったコープランド。ラッセル・デイヴィスの巧みな管楽器セクションの
コントロールは特筆もの。

NI 2528 \1780
バーバー:ピアノ独奏作品全集 ――
ピアノ・ソナタ変ホ短調Op.26/間奏曲第1番(世界初録音)/夜想曲Op.33/
バラードOp.46/遠足Op.20
ジョン・ブラウニング(ピアノ)
母国のピアノ作品を積極的に取り上げ続けた20世紀アメリカの名ピアニスト、
ジョン・ブラウニング(1933-2003)。その姿勢と演奏が評価され2度目のグラミ
ー賞に輝いたのが、このバーバーのピアノ独奏作品全集。バーバーの語法を明
確に表現したブラウニングの代表盤の1つである。



<Nimbus Alliance>
NI 6100 3枚組 \4360
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127/同第14番嬰ハ短調Op.131/
同第13番変ロ長調Op.130/大フーガ変ロ長調Op.133/
弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132/同第16番ヘ長調Op.135
ウィハン弦楽四重奏団〔レオシュ・チェピツキー(ヴァイオリン)、ヤン・シュ
ルマイスター(ヴァイオリン)、イジー・ジィックモンド(ヴィオラ)、
アレシュ・カスプジーク(チェロ)〕
ニンバス・アライアンス(Nimbus Alliance)は、よりアーティスト側に重点を置
いた録音を制作、リリースする新シリーズ。
来日経験も多いウィハン弦楽四重奏団は、プラハの春や大阪国際室内楽コンク
ール&フェスタ、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールなど世界各地のコンクー
ルで入賞を勝ち取ってきたチェコのアンサンブル。2007年11月-2008年3月、聖
アグネス修道院(プラハ)でのライヴ録音。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7957/8 2枚組 \2580
ディ・ステファノ-ヴェルディとプッチーニを歌う ――
ヴェルディ:
歌劇《仮面舞踏会》より もう一度彼女に会える、今度の航海は無事だろうか、
こんな占いは当てにならない、彼女はもう会場に着いて、歌劇《リゴレット》
より あれかこれか、あなたは心の太陽、あの娘はさらわれてしまった、女心
の歌、歌劇《椿姫》より 友よさあ飲みあかそう、燃える心を、パリを離れて、
歌劇《トロヴァトーレ》より 激しい武器の音が
プッチーニ:
歌劇《ラ・ボエーム》より 冷たい手を、おお優しい娘、ほんとにおしまいな
のだね!、もう帰らないミミ、みんな行ってしまったの、歌劇《蝶々夫人》よ
り 魅力に満ちた瞳のいとしい子、あの女の苦しみを、歌劇《トスカ》より 妙
なる調和、マリオ, マリオ, マリオ、星はきらめき
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)、
マリア・カラス(ソプラノ)、様々なアーティスト
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの
歌声を聴くことができる貴重な録音。
20世紀イタリアの大テノール、ディ・ステファノが歌うヴェルディとプッチー
ニは1950年-1956年の録音。

NI 1722(MP3CDs) 8枚組 \6480
ハイドン:交響曲全集 ――
交響曲第1番-第104番/交響曲"A"/交響曲"B"/協奏交響曲変ロ長調/
ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調/同4番ト長調/歌劇《真の貞節》序曲/
歌劇《報いられた真心》序曲/王立音楽家協会のための行進曲
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団、
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
ニンバスのハイドン没後200年記念リリースは、アダム・フィッシャー&オース
トリア・ハンガリー・ハイドン管の偉業"ハイドンの交響曲全集"を"MP3DISC"で
リリースするというビックリの企画!
通常のCDだと30枚を超える枚数となる全集録音を、MP3形式の音楽ファイルとし
て収録することにより、8枚のMP3DISCにまでスリム化。このような一風変わっ
たスタイルのリリースが実現するのもアニヴァーサリー・イヤーだからこそ!?
※このタイトルは通常の「CD」ではなく、「MP3DISC」です。MP3対応のプレー
ヤーやパソコン以外では再生できません。予めご了承下さい。

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