クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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21-02 No.1

2021年02月02日 14時24分46秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2021年2月新譜 3点発売★
発売予定:2021年2月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3824
機械式録音盤(電気式録音以前)を含む復刻音源
モーツァルトも気に入ったフランス生まれの流行り歌「きらきら星」
(ああ、お母さん聞いて)
1911年-1953年録音
「きらきら星」は18世紀の後半にフランスで流行したシャンソン(作曲者不明)
"Ah, vous dirai-je, maman" 「ああ、お母さん聞いて」が原曲。元のメロディ
は1740年頃生まれ、作曲者不明(ジャン・フィリップ・ラモー 1683-1764 説あ
り)のまま流行りだし、歌詞のない楽譜が1761年に出版された。いくつかの歌詞
がつけられて、その中のひとつが「ああ、お母さん聞いて」だった。モーツァル
ト(1756-91)がこの曲を聞いて気に入りピアノ曲「ああ、お母さん聞いて」によ
る12の変奏曲ハ長調 K.265を1780年頃作曲した。一方イギリスでは女流詩人ジェ
ーン・テイラー(1783-1824)が1806年に "Twinkle, twinkle little star" 「き
らきら星」の英語詩をつけた。それが童謡として広まり、さまざまな言語に翻
訳され世界中で愛唱されている。さらにフランスの作曲家アダン(1803-1856)は
喜歌劇「闘牛士」の中に「ああ、お母さん聞いて」をアリアと変奏曲として取
り入れた。日本では1914年(大正 3年)に共益社書店発行の「英語唱歌教科書巻
一」に近藤逸五郎(朔風)(1880-1915)訳詞で掲載された。その後多くの日本語訳
詞が出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ のSPレコード専
用MC型カートリッジ(3ミル針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

(1)フリーダ・ヘンペル(ソプラノ)デ・フリース(フルート助奏)
Gramophone Monarch Record 033114(Fr)1911年2月4日ベルリン録音(機械式録音)
フリーダ・ヘンペル(1885-1955)はライプツィヒ生まれ。ベルリンのシュテルン
音楽院で学び、1905年にシュヴェリンでデビューした。ベルリン宮廷歌劇場、
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、シカゴ歌劇場に所属した。
(2)アメリータ・ガリ=クルチ(ソプラノ)クレマン・バローン(フルート助奏)
VICTROLA 74734(U.S.)1921年9月8日キャムデン録音(機械式録音)フランス語歌唱
アメリータ・ガリ=クルチ(1882-1963)はイタリア、ミラノ生まれのコロラトゥ
ーラ・ソプラノ。ローマのコンスタンツィ劇場でリゴレットのジルダ役で注目
される。アメリカに渡り、シカゴ歌劇場、メトロポリタン歌劇場で絶賛された。
1930年頃に喉を傷め手術を受けたが回復せず、1936年に引退した。
(3)アンナ=マリア・グリエルメッティ(ソプラノ) オーケストラ伴奏
COLUMBIA J5120(JP)1928年5月11日 電気録音 イタリア語歌唱
アンナ=マリア・グリエルメッティ(1895?-1982)は1915年頃デビュー、ヨーロ
ッパ各地で歌ったあと1927年コヴェントガーデンにゲスト出演した。イタリア
COLUMBIAに7枚の録音を残した。これは日本コロムビアから戦前発売された一枚。
(4)アダ・サリ(ソプラノ)カール・アルヴィン指揮管弦楽団
GRAMOLA ES459(Czechoslovakia)1928年11月8日録音(電気録音)イタリア語歌唱
アダ・サリ(1886-1968)はポーランドのオペラ歌手、女優で教育者。20世紀前半
に彼女はヨーロッパの歌劇場やコンサート・ホールのステージで絶賛された。
ウィーンやミラノで声楽を学んだ後、ローマでデビュー。ヨーロッパ各地の舞
台を踏んだ後、南米杜北米で名声を高めた。その後ワルシャワに戻り教育者に
専念し1968年に没した。1985年以来「アダ・サリ声楽コンクール」が開かれて
いる。
(5)ミリッツァ・コリュス(ソプラノ)J ・ミュラー指揮ベルリン放送 ORCH.
HMV C2688(U.K.)same as ELECTROLA EH-876(Germany)
1934年3月ベルリン録音(電気録音)ドイツ語歌唱
ミリッツァ・コリュス(1909-1980)はポーランド生まれのエストニアのコロラ
トゥーラ・ソプラノ。1930年代に「ベルリンのナイチンゲール」と呼ばれヨー
ロッパで屈指のコロラトゥーラ・ソプラノだったが、後にアメリカに移住し映
画にも出演した。映画「グレート・ワルツ」で1938年度アカデミー助演女優賞
を受賞した。
(6)ルネ・ドリア(ソプラノ)タッソー・ヤノプロ(ピアノ)フルート助奏付
PATHE PD114(France)1949 年パリ録音(電気録音)フランス語歌唱
ルネ・ドリア(1921-)はフランスのペルピニャン生まれのソプラノ。1947年にパ
リ・オペラ座で「魔笛」の夜の女王でパリ・デビュー。これはドリアの初録音
の中の一枚。LP時代になって数多くのオペラ全曲盤に出ている。
ピアノのタッソー・ヤノプロ(1897-1970)はエジプト生まれ。フランスに帰化
しピアノ伴奏者としての地位を確立した。ティボー、ヴァラン、シェリング、
フルニエ、トルトリエ等の伴奏者をつとめた。
(7)鈴木鎭一(ヴァイオリン)古畑歌子(ピアノ)(Bonus Track)
日本コロムビア AK260 1953年頃録音
レーベルに「才能教育研究会編」「鈴木鎭一ヴァイオリン指導曲集レコード」
とある。鈴木鎭一(1898-1998)はヴァイオリン奏者で音楽教育者。ベルリン高等
音楽院教授カール・クリングラー(1871-1971)の個人指導を受けた。スズキ・メ
ソードの創始者。

78CDR-3825
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調作品37
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・マルコム・サージェント指揮
ロンドン交響楽団
米RCA VICTOR 12-0381/2
1947年11月8日ロンドン録音
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はこの曲を2度録音している。これは第1回
目の録音。ハイフェッツはロシア生まれ。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・
アウアー(1845-1939)に師事し10歳でデビューした。ロシア革命を機にアメリカ
に移住し、青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者とし
て崇められた。このシリーズでヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番(78CDR-
3791)も出ている。指揮者のサー・マルコム・サージェント(1895-1967)はイギ
リスの指揮者。SPレコード時代に多くの録音を残した。1954年に来日し、NHK交
響楽団を指揮している。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ のSPレコード専
用MC型カートリッジ(3ミル針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

78CDR-3826
J.S.バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
ハンス・ヘルマン・ディーナー(ヴァイオリン)
シャルロッテ・ハンペ(ヴァイオリン)
コレギウム・ムジクム(ノイペルト製チェンバロ)
独 ELECTROLA EH1217/8
1938年5月20日ベルリン録音
ハンス・ヘルマン・ディーナー(1897-1955)はドイツのヴァイオリニスト。ベル
リン高等音楽院教授で、古楽器奏法の草分け的存在。シャルロッテ・ハンペ
(1910-1983)はディーナーの弟子の女流奏者。ディーナーはバッハ時代の演奏ス
タイルを探究するためにコレギウム・ムジクムを設立した。この曲の第1楽章
(ヴィヴァーチェ)の快速調演奏は耳を奪われる。ディーナーはこの録音に先立っ
てJ.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080を独 ELECTROLA EH1007/16のSPレコード
10枚セットを出していた。こちらはシェルマンSH-1016 のCD復刻が出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ のSPレコード専
用MC型カートリッジ(3ミル針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

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