クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

15-10 No.1

2015年09月30日 22時45分32秒 | Weblog
●第21回真空管オーディオ・フェアのお知らせ
今年も昨年同様、当フェアに出店いたします。ご来場をお待ちしております。
2015年10月11日(日)&12日(月) 秋葉原損保会館
http://www.shinkukanaudio.com/

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★ダイレクト・トランスファー・シリーズ 第1回CD好評発売中!★
これまでCD-Rで発売してまいりました当シリーズですが、今回初のプレスCDの
発売を開始いたします。これまでのCD-Rの音質とはまた違った音質でお楽しみ
いただけます。尚、マスターはCD-Rの78CDR-3369と同一で、再復刻は行って
おりません。これまで同様にノイズはありますが、生々しい音質でお楽しみ
いただけます。
当CDは当店の通販に加えて、東武トレーディング社を通じて、全国のクラシック
CD取り扱い店でもご購入いただけます。

78CD-3000 当店販売価格 \2080(税込) ※オープン・プライス商品
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB 9266/9302
(1947年11月10-12、17日、ウィーン、ムジークフェライン、大ホール録音)

★☆ダイレクト・トランスファー・シリーズ DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っております。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

DSDディスク・DSDファイルは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいて
から発送までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

★ダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイル配信サービス開始★
以前からご要望をいただいておりました配信サービスですが、この度、
信州.COMのご協力をいただき、DSDファイルの配信サービスを開始いたしました。
DSD録音のものは全タイトル取り扱いを予定しています。
http://shinshuu.com/dsda/

★フェイスブックを始めました。
https://www.facebook.com/goodies1983

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2015年10月新譜 5点発売★
発売予定:2015年10月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3579
ベニー・グッドマン六重奏団-フィーチャリング・チャーリー・クリスチャン
(1)ローズ・ルーム
(2)エア・メイル・スペシャル
(3)フライング・ホーム
(4)いい娘を見つけた
(5)プア・バタフライ
(6)グランド・スラム
(7)ワン・ワン・ブルーズ
(8)アズ・ロング・アズ・アイ・リヴ
ベニー・グッドマン
チャーリー・クリスチャン
アーサー・バーンスタイン
フレッチャー・ヘンダーソン
カウント・ベイシー
ライオネル・ハンプトン、他
米 COLUMBIA C-102 Set
(1939-1942年録音)
ベニー・グッドマン(1909-1986)はシカゴ生まれ、クラリネットを習得し11歳で
デビュー。1923年にコルネット奏者のビックス・バイダーベックと共演、1925年
にベン・ポラック楽団に入った。1928年にニューヨークに移り、1932年に自身の
楽団を結成し、NBC放送にレギュラー出演し一躍スターになった。1938年にカー
ネギー・ホールで初のジャズ・コンサートを開きキング・オブ・スイングと呼ば
れた。これは米COLUMBIAに録音した30曲以上の六重奏団による演奏の中からグッ
ドマン自身の選曲による名演奏集で、25歳で世を去った天才ギタリストのチャー
リー・クリスチャン(1925-1942)が在籍した時代の名演が収録されている。
SPレコード特有の迫力のある演奏が楽しめる。ベニー・グッドマンはこのシリ
ーズで他にペギー・リーとの共演(78CDR-3538)が出ている。

78CDR-3580
ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
カール・シューリヒト指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA AK2253/6(ffrr Recording)
(1949年6月10-12日パリ、ラ・メゾン・ド・ラ・ミュチュアリテ録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。1912年から1944年まで
ヴィスバーデン歌劇場の音楽監督をつとめると同時にベルリン・フィルやウィー
ン・フィルを指揮した。シューリヒトのベートーヴェン交響曲第1番から第9番は
LP時代のパリ音楽院管弦楽団を指揮したEMI録音がよく知られているが、この
録音は大戦後間もなく英デッカに録音されたもの。颯爽と直進する若々しさが
横溢している名演奏。復刻LPにはない鮮やかなサウンドが素晴らしい。シュ
ーリヒトのベートーヴェン交響曲はこのシリーズでスイス・ロマンド管弦楽団
との第2番(78CDR-3115)とベルリン市立管弦楽団を振った第4番(78CDR-3127)が
出ている。

78CDR-3581
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調 K.570
ロンドイ短調 K.511
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
プロ・アルテ四重奏団のメンバー(ピアノ四重奏曲)
アルフォンス・オンヌー(ヴァイオリン)
ジェルマン・プレヴォ(ヴィオラ)
ロベール・マース(チェロ)
英 HMV 2155/8 (ピアノ四重奏曲)
英 HMV 6839/40(ソナタ)
英 HMV 6298 (ロンド)
(1934年1月31日=ピアノ四重奏曲)/1948年6月16日=(ソナタ)
/1946年6月4日=(ロンド)ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はポーランドのリプニク(旧オースト
リア領)に生まれた。1889年7歳でウィーン音楽院に入り、1891年から1897年に
名教授テオドール・レシェティツキ(1830-1915)に師事した。1901年ベルリンに
デビュー、1933年までこの地を本拠にした。その後1933年にロンドンに居を構
え、1939年にアメリカに移住した。シュナーベルのモーツァルトはこのシリー
ズでピアノ協奏曲第21番K.467(78CDR-3387)が出ている。

33CDR-3582
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ジャック・ティボー指揮
パリ音楽院管弦楽団
仏 ODEON XOC804(Mono)
(1953年1月12日パリ録音)
ヘンリク・シェリング(1818-1988)はポーランド生まれ。同郷の大ヴァイオリン
奏者フーベルマン(1882-1947)のすすめでベルリンでカール・フレッシュ(1873-
1944)について研鑽を積み、その後パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1877-
1962)とガブリエル・ブイヨン(1896-1986)に師事し1937年に一等賞を得た。
第2次世界大戦の勃発でポーランド政府はシェリングが8カ国語を流暢に話すこ
とに目をつけ、亡命先を探していたヴラディスワフ・シコルスキ将軍の通訳と
してメキシコを訪れたのが縁で、自身も1945年にメキシコ国籍を取得し首都の
音楽院で教鞭をとる。1952年12月にブイヨン指揮パドルー管弦楽団でJ.S.バッハ
のヴァイオリン協奏曲第1番と第2番(33CDR-3540)を録音した。このジャック・
ティボー(1880-1953)指揮のベートーヴェンは翌月の1953年1月の録音で、ティ
ボーはこの年の9月に日本に向かう航空機の墜落事故で命を落とした。

33CDR-3583
すみれ、野ばら-エルナ・ベルガー・リサイタル
(1)すみれ (モーツァルト/ゲーテ詞)
(2)寂しい森の中で (モーツァルト/ド・ラ・モット詞)
(3)いましめ (モーツァルト)
(4)魔術師 (モーツァルト/ヴァイセ詞)
(5)夕べの思い (モーツァルト/カンペ詞)
(6)野ばら (シューベルト/ゲーテ詞)
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ジョージ・シック(ピアノ)
RCA VICTOR LM133(U.S.)(Mono) 米 RCA VICTOR LM133(モノ)
(Recorded 1951, New York) (1951年ニューヨーク録音)
※初期LP特有のノイズあり
エルナ・ベルガー(1900-1990)はドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ。ドレスデ
ンに生まれ、5歳の頃には「魔弾の射手」(ウェーバー)のアリアを歌いこなした
という。17歳の時にエリーザベト・レートベルクのすすめで、ドレスデン王立
歌劇場の合唱団に入った。第1次世界大戦(1914-1918)後に家族は南米のパラグ
アイに移住したが、父親が死亡し、ウルグアイのモンテビデオで働きながらピ
アノと声楽をつづけた。1923年ドレスデンに戻り、銀行員をしながら声楽の勉
強をして、1925年にはバイロイトに出演している。その後ベルリン市立歌劇場、
ベルリン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデン歌劇場、メ
トロポリタン歌劇場に出演、1955年に引退を表明、1960年から1971年ハンブル
ク音楽大学で教鞭をとった。SP時代から録音も多く、特に1937年「魔笛」の
世界初の全曲録音(トーマス・ビーチャム指揮)の夜の女王役で世界的に知られ
るようになった。このシリーズでシューマン「女の愛と生涯」他(33CDR-3478)
が出ている。

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15-09 No.1

2015年09月01日 18時02分53秒 | Weblog
●第21回真空管オーディオ・フェアのお知らせ
今年も昨年同様、当フェアに出店いたします。ご来場をお待ちしております。
2015年10月11日(日)&12日(月) 秋葉原損保会館
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これまでCD-Rで発売してまいりました当シリーズですが、今回初のプレスCDの
発売を開始いたします。これまでのCD-Rの音質とはまた違った音質でお楽しみ
いただけます。尚、マスターはCD-Rの78CDR-3369と同一で、再復刻は行って
おりません。これまで同様にノイズはありますが、生々しい音質でお楽しみ
いただけます。
当CDは当店の通販に加えて、東武トレーディング社を通じて、全国のクラシック
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78CD-3000 当店販売価格 \2080(税込) ※オープン・プライス商品
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB 9266/9302
(1947年11月10-12、17日、ウィーン、ムジークフェライン、大ホール録音)

★☆ダイレクト・トランスファー・シリーズ DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っております。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
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DSDディスク・DSDファイルは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいて
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以前からご要望をいただいておりました配信サービスですが、この度、
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DSD録音のものは全タイトル取り扱いを予定しています。
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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2015年9月新譜 5点発売★
発売予定:2015年9月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別)
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78CDR-3574
ヴァーシャ・プシホダの芸術
パガニーニ(プシホダ編):「ネル・コル・ピウ」の主題による変奏曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
パガニーニ:魔女たちの踊り作品8
ヴィエニアフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調作品22
ヴァーシャ・プシホダ(ヴァイオリオン)
オットー・グレーフ(ピアノ)
シャルル・セルネ(ピアノ)
管弦楽伴奏
独 POLYDOR 35091(1938年3月録音)
独 POLYDOR 66222(1926年録音)
独 POLYDOR 66481(1926年録音)
独 POLYDOR 68998/9(1925年録音)
ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)はチェコのヴォズナニーに生まれたヴァイオ
リニスト。11歳でプラハ音楽院に入った。ミラノの演奏会に居合わせた大指揮
者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)を驚嘆させ、「新しいパガニーニ」
と称賛されたのがきっかけでヨーロッパ諸国で認められた。1921年にアメリカ・
デビュー、1927年にはロンドン公演をした。プシホダは1930年にヴァイオリニス
トのアルマ・ロゼー(1906-1944)と結婚したが1935年に別れた。アルマ・ロゼー
はウィーン・フィルのコンサートマスターを長年つとめたアルノルト・ロゼー
(1863-1946)の娘。プシホダは第2次世界大戦中はザルツブルクのモーツァルテ
ウムで教鞭をとった、大戦後はウィーンを拠点に教鞭と演奏活動をした。この
アルバムは電気録音完成期(1938年)のものと、電気録音最初期の "ライトレイ
方式" 録音(1926年)、機械式録音(1925年)を集めた。ここに録音の変遷史を聴
くことができる。

78CDR-3575
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調作品30-3
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
英 HMV DB1463/4 (米 VICTOR 8163/4と同一録音)
(1928年3月22日アメリカ、ニュージャージー州キャムデン録音)
大ヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラー(1875-1962)が大ピアニストのセ
ルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)と顔を合わせた歴史的録音。クライスラーと
ラフマノノフは第1次世界大戦後、同じマネージャーだったことからこの録音が
実現したと言われる。これは電気録音初期のもので録音時クライスラーは53歳、
ラフマニノフは55歳だった。二人の巨匠が顔を合わせて時間をかけて音楽を作
りあげてたことがマトリクス(原盤)番号の末尾にあるテイク番号が示している。
第1楽章ではテイク数が8で、これは8回の録音後にOKテイクが出来たことを示し
ている。第3楽章もテイク数が7と非常に多い。4面の録音を完成するためになん
と24枚の原盤を使ったという記録的録音だった。このクライスラーの演奏を後の
1936年の再録音(78CDR-3014)と是非聴き比べていただきたい。

78CDR-3576
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
ベイジル・キャメロン指揮
ナショナル交響楽団
英 DECCA K1444/7
(1945年4月26日、1946年2月6日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
イダ・ヘンデル19歳の時の録音。イダ・ヘンデル(1924-)はポーランド生まれ。
1935年ワルシャワ音楽院で金メダルとフーベルマン賞を得た。同年開かれたヴィ
エニアフスキ国際コンクールでジネット・ヌヴー(16歳)、ダヴィド・オイストラ
フ(27歳)に次いで第3位に入賞、そのとき11歳だった。ヘンデル一家は1939年に
祖国ポーランドを離れロンドンに移住し、1940年に市民権を得た。その年に英
デッカと契約し初録音を行った。第2次世界大戦中であったにもかかわらず50枚
近い録音をしてデッカ社の看板アーティストになった。これは彼女がデッカへ
の初協奏曲録音である。ベイジル・キャメロン(1884-1975)はイギリスの指揮者。
サンフラシスコ交響楽団やシアトル交響楽団の指揮者をつとめた後、プロムスで
サー・ヘンリー・ウッド(1869-1944)のもとで活躍、1957年にCBEに叙勲された。

33CDR-3577
カンポーリ/アンコール
歌の翼に(メンデルスゾーン=アクロン編)
火花のワルツ(ドリゴ=アウアー編)
気まぐれな女(エルガー)
ケーンブレークから(ガードナー)
深い河(ハイフェッツ編)
吟遊詩人(ドビュッシー)
故郷の人々(フォスター=クライスラー編)
詩曲(フィビヒ)
小さな星(ポンセ)
思い出(ドルドラ)
アレグロ(フィオッコ)
蜜蜂(シューベルト)
タンゴ(アルベニス)
真夜中の鐘(ホイベルガー)
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
エリック・グリットン(ピアノ)
米 LONDON LL1461(Mono)
(1956年1月18日ロンドン、NW6 デッカ・スタジオ録音)
アルフレード・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれ。5歳の時両親と共にイ
ギリスに移住し、1923年にロンドンのウィグモア・ホールでデビューした。ソプ
ラノのネリー・メルバ(1861-1931)やコントラルトのクララ・バット(1872-1936)
などの大物歌手とツァーする一方、自らの名前を冠したサロン・オーケストラを
組織しBBC放送やレコード録音で活躍した。第2次世界大戦後はクラシックの演奏
家にかえりざき、英デッカの看板アーティストになった。1960年と1966年に日本
公演を行い、1966年にはキングレコードの第1スタジオで作曲家でピアニストの
和田則彦氏と日本歌曲からの編曲2曲を含む11曲のヴァイオリン名曲集を録音し
た。カンポーリはストラディヴァリウスの名器 "ドラゴネッティ" を所有してい
た。このシリーズで「カンポーリ/クライスラーに捧げる」(33CDR-3563)とJ.S.
バッハの無伴奏パルティータ第2番BWV1004(78CDR-3414)が出ている。

33CDR-3578
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
英 HMV DLP 1154(Mono)
(1956年6月6-7日録音)
ジーナ・バッカウアー(1913-1978)はギリシャのアテネ生まれ。アテネ音楽院で
学ぶかたわらパリのエコール・ノルマル音楽校でアルフレッド・コルトー(1877
-1962)にも師事した。さらにラフマニノフ(1873-1943)の最後の弟子のひとりで
もあった。1935年にアテネでミトロプーロスの指揮でデビュー、第2次世界大戦
中はエジプトに赴き、外人部隊の兵士に通算600回以上の慰問コンサートを開い
た。戦後の1947年にロンドン・デビュー、1950年にはカーネギーホールに登場
した。力強い男性的なタッチは師コルトーの面影を感じさせる。このシリーズ
でモーツァルトのピアノ協奏曲第24番K.491(33CDR-3568)が出ている。

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