クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

14-02 No.1

2014年02月04日 20時03分43秒 | Weblog
★☆ダイレクト・トランスファーCD-R DSDファイルの販売開始のお知らせ☆★
当シリーズは2009年より行なってまいりましたDSD録音マスターへの移行がほぼ
完了しましたので、これまで発売しました3000番台のタイトルすべてをDSDファ
イルで販売開始いたします。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥2000

DSDファイルの再生はパソコンとUSB DACの組み合わせで行えます。
昨年よりメーカー数社が、DSDダイレクト再生に対応したリーゾナブルなDACの
発売を開始しました。当店のお薦めはKORGのDS-DAC-10です。
当店HPに商品リンクがございますので、ご利用下さい。

DS-DAC-10の商品説明
http://www.korg.co.jp/Product/Audio/DS-DAC-10/index.html
商品リンク
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

DSDディスクは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいてから発送
までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2014年2月新譜 5点発売★
発売予定:2014年2月下旬 価格:各1枚 ¥1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3479
ベートーヴェンのロマンス - 巌本真理
(1)ロマンスヘ長調作品50(ベートーヴェン)
(2)ロマンスト長調作品40(ベートーヴェン)
(3)思い出(ドルドラ)
(4)ラールゴ(ヘンデル)
巌本真理(ヴァイオリン)
MARI IWAMOTO(violin)
上田 仁指揮東京交響楽団 (1)-(2)
鷲見五郎(ピアノ)(3)(エレクトーン)(4)
(1960年頃録音/Recorded circa 1960)
貴重な巌本真理のステレオ録音集。巌本真理(1926-1979)は東京生まれ。6歳から
ヴァイオリンを始め、優れた教師であった小野アンナ(1898-1979)に師事した。
1937年12歳の時、第6回日本音楽コンクールで第1位。1939年にデビューリサイタ
ルを開いた。1946年から5年間東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)の教授を
務めた後1951年に渡米、ジュリアード音楽院でルイ・パーシンガー(1887-1967)、
ジョルジュ・エネスコに師事し、ニューヨークのタウンホールでリサイタルを開
いた。1952年に帰国後、ソロ奏者として精力的に活躍する一方、1964年から巌本
真理弦楽四重奏団を結成して活躍した。この録音は日本国内で始まったステレオ
録音の最初期のもので、ほんとんど忘れられてしまっていたものを掘り出した。「G線上のアリア-巌本真理」(33CDR-3469)と「アヴェ・マリア-巌本真理」(33CDR-3470)がこのシリーズで出ている。

33CDR-3480
ストラヴィンスキー:兵士の物語(C. F. ラミューズ詞)
ミシェル・オークレール(兵士)
マルセル・エラン(悪魔)
ジャン・マルシャ(語り手)
フェルナン・ウーブラドゥ指揮 器楽合奏団
ピエール・ルフェーヴル(クラリネット)、ポール・オンニュ(ファゴット)、
ロジェ・デルモット(コルネット)、マルセル・ガリエグ(トロンボーン)、
ルネ・アニコ(太鼓)、ジョルジュ・アレ(ヴァイオリン)
米 VOX PL7960(仏 PATHE 33 DTX 124 と同一録音)
(1952年6月30日-7月1日パリ、シャンゼリゼ劇場録音)
1953年フランス・ディスク大賞受賞盤。朗読入りの初レコードとして登場したこ
の盤は、3人の人気俳優を起用している。兵士役のミシェル・オークレール
(1922-1988)はジャン・コクトーの映画「美女と野獣」で兄役、「海の牙」「情
婦マノン」で知られた名優。悪魔役のマルセル・エラン(1879-1953)は映画「悪
魔が夜来る」で悪魔役を演じた。この録音当時73歳で、翌年没した。語り手の
ジャン・マルシャ(1902-1966)もフランス演劇界の重鎮で、映画でもドランノワ
の「ボンカラル」や「曳船」で知られていた。指揮者のフェルナン・ウーブラ
ドゥ(1903-1986)はパリ音楽院に1916年から1923年の間に在籍、ソルフェージュ、
ピアノ、指揮法、バスーンを学び、1922年にバスーンで一等賞を得た。パリ音楽
院管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者を務めた後1939年にフェルナン
・ウーブラドゥ室内管弦楽団を設立した。モーツァルトのバスーン協奏曲K.191
のSP録音もあった。1932年録音のストラヴィンスキー指揮による「兵士の物語」
(七重奏曲版)もこのシリーズ(78CDR-3278)で出ている。聴き較べも楽しい。

78CDR-3481
「ラ・フォリア」&「悪魔のトリル」- メニューイン・リサイタル
コレッリ:ラ・フォリア
タルティーニ(クライスラー編):ヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ- カプリース作品6
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フーベルト・ギーセン(ピアノ)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1786/7
(1930年12月11日録音、1932年5月20日録音、1932年7月17日録音)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ、サンフランシスコ
に移り3歳からヴァイオリンを始め、シグムンド・アンカー、ルイ・パーシンガ
ー(1877-1966)に師事した。1926年6歳の時アルフレッド・ヘルツ(1872-1942)指
揮サンフランシスコ交響楽団とラロのスペイン交響曲でデビュー、神童として
評判を呼んだ。その後パリでジュルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでア
ドルフ・ブッシュ(1891-1952)の手ほどきを受けた。1928年には12歳で初レコー
ド録音を行った。ここに収録された演奏は14歳から16歳の録音で初々しい演奏が
特長。「ラ・フォリア」は師のエネスコの演奏(78CDR-3088)と是非聴き較べをさ
れたい。メニューインの天才ぶりが聴きとれる。

78CDR-3482
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲変ホ長調作品127
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
米 VICTOR 15092/6(U.S.)(英 HMV BD3044/8 と同一録音)
(1936年10月16日-17日&11月2日ロンドン録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組織
された。当時ブッシュはベルリン高等音楽院教授の地位にあった。ブッシュ四重
奏団は何回かのメンバー交代があったが、1930年にこのメンバーになり、1939年
にアメリカに移住した後も同じメンバーで活躍した。ブッシュ弦楽四重奏団の
ベートーヴェン四重奏曲はこのシリーズで第7番「ラズモフスキー第1番」
(78CDR-3287)、第15番(78CDR-3362)、第16番(78CDR-3195)が出ている。

78CDR-3483 ※機械式録音盤(電気式録音以前)の復刻音源
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ブルーノ・ザイトラー=ヴィンクラー指揮
ベルリン新交響楽団
独 POLYDOR 69638/41
(1923年春ベルリン録音)
電気を使用しない機械式録音時代最後期の録音。指揮者のブルーノ・ザイトラー
=ヴィンクラー(1880-1960)はベルリン生まれ、ピアノの神童と言われた。1907
年にポリドールに入社、録音プロデューサーに加えて作曲、編曲、オーケストラ
指揮、ピアノ伴奏のすべてをこなした多才な音楽家。この「運命」交響曲や交響
曲第9番「合唱」を機械式録音時代にプロデューサー自らが指揮をしてレコード
を残した。1935年にエレクトーラ社に移り、指揮者、ピアニスト、プロデュサー
として多くの名演を残している。その中で1937年に録音されたモーツァルト:
歌劇「魔笛」の世界初録音では指揮者のトーマス・ビーチャムを補佐し、ビー
チャムがイギリス本国に帰国中に指揮棒をとって一部録音したと伝えられる。
またこのシリーズにあるジネット・ヌヴーの1938年録音の小品集(78CDR-3148)
ではピアニストも務めている。この今から約90年前のドイツでのベートーヴェン
演奏の響きに耳を傾けていただきたい。

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