クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

05-12 No.17

2005年12月29日 17時35分14秒 | Weblog
今回で本年最後の更新となります。新年は5日から活動予定です。
2006年もよろしくお願いいたします。

<GENUIN(ドイツ)レーベル>
GEN 85049 \1980
スコット:ピアノ作品集
ソナタ全集、スフィンクスOp.63*
虹鱒*、バラード、ヴィクトリア風ワルツ
ミシェル・シェーファー(ピアノ)
2003年4月28、29日
2005年3月8日*
イギリスのオクストンに生まれ、ドイツで学び、ピアニストとして活躍。印
象派の音楽に傾倒。 また、東洋哲学や神智学にも興味を示し、詩作もしまし
た。あらゆる分野の作品を残しましたが、ピアノ曲を中心とした描写音楽、
東洋的題材の小品が知られています。 簡明な旋律の中に印象派を感じさせる、
不思議な独特の世界を持つ名イギリス音楽です。

GEN 85512 \1980
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
ラヴェル:ピアノ三重奏曲*
アンジェラ・シャルロット・ビーバー(P)
ミヒャエル・ディンバー(Vn)
アルフォ・ラング(Vc)
2004年6月25-27日、5月10-12日*
数あるヴァイオリン・ソナタの中でも注目される美しいフランクのヴァイオ
リン・ソナタ。 これは同郷のヴァイオリニスト、ユジューヌ・イザイの結婚
記念日のお祝いとして献呈されました。 軽やかなピアノに乗せられて、輪郭
のはっきりしたディンバーの演奏はパリの香り豊か。 5歳で父よりヴァイオ
リンの手ほどきを受けた彼は後にミュンヘン、フライブルク音楽大学で学び
クルト・グントナー、ニコラス・チュマチェンコ、ハンスハインツ・シュネ
ーベルガーに師事。

GEN 85513 \1980
ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナーデOp.22
メンデルスゾーン:弦楽の為の交響曲第11番*
ドイツ弦楽フィルハーモニー
ミヒャエル・ザンデルリンク指揮
2004年10月9-10日、9月30日
2003年10月2日*
チェコ国民楽派最大の作曲家ドヴォルザークは1875年5月、たった12日間で主
題の明確さと迫力に溢れた弦楽のためのセレナーデを完成させました。
まるでチェコの雄大な草原が浮かんでくるような爽やかな主題に始まり、弦
楽器それぞれの会話が賑やかに聞こえ、物語を読むように音楽が流れます。
この弦楽オーケストラの歴史は30年前、1973年に第10回世界の若い音楽家の
為の音楽祭に集まったことから始まりました。現在の指揮者、M.ザンデルリ
ンクによって見出された若き才能たちは情熱的で透き通った弦の美しさを聞
かせてくれます。

GEN 85516 \1980
【オペラ・アリア集/inラインスベルク音楽祭】
アダン:ロンジュモーの郵便屋-友よ、話を聞いてくれ
ロッシーニ:セビリャの理髪師-陰口はそよ風のように
マスネ:エロディアード-はかない幻
プッチーニ:ラ・ボエーム-私の名前はミミ
ヴェルテ゛ィ:リヴレット-悪魔め鬼め
プッチーニ:蝶々夫人-ある晴れた日に
ベルリーニ:ノルマ-清らかな女神よ 他
マルコ・ヤントシュ(T)
フリードマン・レーリク(Bs)
小森輝彦(Br)
アグニスカ・ピアス(Sp) 他
2005年5月
ドイツの若いオペラ歌手の登竜門として知られる、ラインスベルク音楽祭記
念CDです。 これはラインスベルク音楽祭に出演した歌手の中から各声部が
選ばれ、得意のアリアをレコーディングしたものです。
ここで注目する小森輝彦は、現在はドイツ、テューリンゲン州のゲラ市に在
住、アルテンブルク・ゲラ市立劇場の専属バリトン歌手として活躍していま
す。この劇場では2001年6月のリゴレットで華々しいデビューを飾り、新聞
各紙でも絶賛されました。 日本での演奏活動も同時に行っており、オペラだ
けではなくドイツリートや宗教曲のレパートリーも多く、今後の活躍も更に
期待されます。

GEN 85517 \1980
【ロマンティック・フルート】
マックス・マイヤー=オルバースレーベン:幻想ソナタOp.17
ユリウス・リーツ:ピアノとフールトの為のソナタOp.42
J.フランシス・バーネット:グランド・ソナタOp.41
ハンス・ウド・ハインツマン(Fl)
エリザヴェッタ・ブルーミナ(P)
2003年8月18-20日
中期ロマン派以降のフールト作品は数が少ない上、あまり知られることがな
く、このアルバムは貴重な作品を取り上げているといえるでしょう。
作曲者マイアヤー=オルバースレーベンは、自身の姓と同名の 地オルバース
レーベン (ワイマール近郊 )に生まれ、ヴュルツブルクに没したドイツのピ
アニスト、作曲者。あまり知られていませんが、ヴュルツブルクの王立音楽
学校の校長を務めたり、同地の有名な合唱団体 「リーダーターフェル」 の
指揮者として活躍しました。 「ファンタジー・ソナタ」 は、後期ロマン派
風の作品で、スケールの大きさを感じさせます。

GMP 04509 \1980
スメタナ:ピアノ三重奏曲 Op.15
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
ローマ・ピアノ・トリオ
2004年5月3-6日
スメタナは幼い娘を失った深い悲しみの中、1855年にピアノ三重奏曲を作曲
しており、ロマンティックな旋律がありながら、その悲痛な叫びが心の奥深
くに残り、聞き流すなどとても出来ない名曲です。
ショスタコーヴィチは、ロシアの名ピアニスト兼20世紀最大の作曲家の一人
として多くの作品を残していますが、その中でもこの三重奏曲は大親友の死
を悼んで書かれたものであり、深い悲しみを奏でているチェロの旋律が耳に
残ります。

GMP 04511 \1980
【ウィーンに縁のある作曲家たち】-歌曲集
ブラームス:ジプシーの歌Op.103
マーラー:子供の魔法の角笛より
ベルク:4つのリートOp.2
R.シュトラウス:4つのリートOp.27
J.パピーラ(Alt)
ミヒャエル・バルク(P)
2004年8月14-17日
J.パピーラはドレスデンで音楽を学びシュワルツコップ、シュライアーなど
のマスタークラスに参加。リートそしてオペラにおいて最高のディプロマを
受賞している名歌手です。また、コンサート、オペラ歌手としてドレスデン
・フィルなどとも競演しており幅広い活躍をされています。
ブラームスにおいても重さを感じさせること無く、芯のある声で叙情的に歌
い上げているのが印象的です。

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05-12 No.16-1

2005年12月27日 15時47分28秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-3446962 \2080
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K453
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466
ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ&指揮)
スコットランド室内管弦楽団
9月の来日、シマノフスキ・アルバムで日本のファンにもその存在感を強烈に
アピールしたアンデルジェフスキ。モーツァルト・イヤーに2作目となる協奏
曲の新録音を世に問います。06年シーズンは数多くのモーツァルト:ピアノ
協奏曲を世界の各地で演奏予定、記念日の1月27日には本録音の顔合わせ
で17番がスコットランドで演奏されます。

VM-3517932 \1450
モーツァルト・フォー・マイ・ベイビー
そり滑り; 子守唄K350; デイヴェルティメントK334-メヌエット; 
魔笛-パ、パ、パ、パ、パパゲーナ; ピアノ協奏曲20番-第2楽章; 
レ・プティ・リアン; クラリネット五重奏曲-アダージョ; 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク-ロマンツェ; 
交響曲第25番-第1楽章; フィガロの結婚-恋とはどんなものかしら 
他全16曲
ベルガンツァ、チッコリーニ、マリナー、ノリントン、ポミエ、ポルタル、
テイト他
赤ちゃんに聞かせたいモーツァルト
ミュージック・セラピーをベースに編成されたモーツァルト作品名曲集。か
わいい赤ちゃんのジャケット・カヴァーが予定されています。

VCW-3447332(CD+DVD) \2700
VC-3447012(CDのみ) \2080
ヴィラゾン/リサイタル-花の歌、妙なる調和(ラグジュアリー版)
プッチーニ:妙なる調和-歌劇「トスカ}
プッチーニ:見たこともない素晴らしい美人-歌劇「マノン・レスコー」
オッフェンバック:クラインザックのバラード:アイゼナッハのお屋敷に、 
他-歌劇「ホフマン物語」
ヴェルディ:永久に君を失えば-歌劇「仮面舞踏会」
ヴェルディ:我が誓いを聞きたまえ-歌劇「エルナーニ」
フロトウ:うるわしい君の姿はまぶたを去らない-歌劇「マルタ」
フロトウ:歌劇「アレッサンドロ・ストラデッラ」より
チャイコフスキー:レンスキーのアリア-歌劇「エフゲニー・オネーギン」
R.シュトラウス:厳しさを胸に装い-歌劇「ばらの騎士」
ドニゼッティ:何というやさしさ-歌劇「ドン・パスクワーレ」
ドニゼッティ:優しい魂よ-歌劇「ファヴォリータ」
ビゼー:花の歌-歌劇「カルメン」
ビゼー:耳に残る君の歌声-歌劇「真珠とり」
チレア:母の優しく微笑む面影を-歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」 
マスカーニ:
お母さん、あの酒は強いね-歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」*
ジョルダーノ:愛さずにはいられぬこの思い-歌劇「フェドーラ」
ロランド・ヴィラゾン(テナー)
バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送交響楽団
ミシェル・プラッソン指揮
*テレサ・ブランク、**フローリアン・ラコーニ
ディジパック、40Pブックレット
DVDのコンテンツ:
コンサート、録音スタジオでのヴィラゾンの映像、インタヴュー
マノン・レスコー、カルメン、フェドーラ、エフゲニー・オネーギン、
ばらの騎士の各アリア・フル収録(予定)、約40分
世紀のテナー、絶好調のヴィラゾンの最新アリア集
デビュー以来世界のメジャーなオペラ・ハウスで絶賛、日本で9月のリサイ
タルでも観客を熱狂のるつぼのたたきこんだヴィラゾン、間違いなく新世紀
を代表するテナーの地位を確実にしています。3作目のリサイタル・アリア
集。フランス、イタリア、ロシアと彼の多彩なレパートリーを満載した待望
のアルバムです。今回DVD付きのラグジュアリー版とCDのみの2ヴァージョン
をご案内します。





<ORFEJ/HRTレーベル(クロアチア)>
幻のクロアチアン・レーベルORFEJ(オルフェイです。オルフェオではありま
せん)です。連絡が取りづらく、交渉はなかなか進みませんでしたが、この
度全貌が明らかになりました。マタチッチの初出ライヴに加え、名匠ホルヴァ
ートの名演やヤニグロが設立したザグレブ・ソロイスツ、クロアチア勢のショ
スタコーヴィチ:交響曲第4番など、ファン垂涎のアイテムばかりです。特に
マタチッチは今後のリリースにも期待できます。

ORFEJ278 \1980
「クロアチアの作曲家特集」
アントゥン・ドブロニッツ(1878-1955):交響的肖像「謝肉祭」
ジョシプ・ストルチェル・スラヴェンスキ(1896-1955):
交響的組曲「バルカノフォニア」
クレシミル・フリベッツ(1908-1996):バレエ組曲「ヴァイヴレーション」
イーゴリ・クルジェリツ(1938-):合唱序曲
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
ザグレブ・フィル
1979年1月26日ライヴ
1983年3月26日ライヴ
1980年2月8日ライヴ
全ステレオ録音
作曲家としての自負も強かった巨匠マタチッチが同僚、先輩、後輩とも言え
る自国の作曲家作品を指揮した好企画。どれも、民族楽器風の響が散見され
る作品で、巨匠の傑作「対決の交響曲」もやはりこれら作品の系譜に連なる
ものと申せましょう。

ORFEJ286 \1980
「マタチッチ・ワーグナー・アーベント 1977年11月11日ライヴ」
ワーグナー:「
リエンツィ」序曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、
「神々の黄昏」ジークフリートのラインへの旅、葬送音楽、
ブリュンヒルデの自己犠牲
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
ザグレブ・フィル
歌唱:ロベルタ・クニー(S)
全ステレオ録音
「リエンツィ」序曲は初出レパートリー、「トリスタン」も歌唱付は今まで
HYPNOS盤しかありませんでした。「ブリュンヒルデの自己犠牲」も歌唱付は
恐らく初出。いずれもワーグナーの権威マタチッチらしい豪快で、神秘的。
驚異的なスケールを誇る名演です。

ORFEJ329(3CD) \5940
ムソルグスキー :歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」全曲
1975年2月27日、ザグレブ・ヴァトロスラフ。
リシンスキ・コンサート・ホール
演奏会形式上演のステレオ・ライヴ録音。
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
ザグレブ・フィル、
ボリス・ゴドゥノフ:ウラディミル・キニャエフ(Bs)、
皇子フョードル:ドゥヴラフカ・ズヴォビッチ(Ms)、
シュイスキー公爵:フランホ・パウリク(T)、
ピーメン、ワルラーム:トミスラフ・ネラリチ(Bs)、
ディミトリー:アレクセイ・プロンチェフ(T)、
マリーナ:ブレダ・カレフ(Ms)、
ランゴーニ:ウラディミル・ルズジャク(Br)、
白痴:ジョシプ・シュテイ(T)他
マタチッチ待望のオペラ全曲録音「ボリス・ゴドゥノフ」。
我が国では、1965年のスラヴ・オペラの指揮者としてNHK交響楽団に初客演
し、この「ボリス」を上演。聴衆、オケともにその偉大さを見せ付けた超名
演として語り草です。 宇野功芳先生が絶賛したEURODISCの「ボリス」は抜粋
でしかもドイツ語歌唱でした。こちらの演奏会形式(原典版)による演奏は、
レニングラード歌劇場のスター、キニャエフを主演に迎えてクロアチアの主
力歌手を揃えた非の打ち所のない名演で、マタチッチが「私にとって、ボリ
スを超えるオペラも音楽ドラマも存在しない」と言い切った傑作。フランク
フルト、ウィーン、ローマ、トリノ、東京、大阪で繰り返し上演したマタチッ
チにとって結論とも言える壮絶な名演です。ブルックナー演奏に通じる、巨
大なスケールと豊かな呼吸は、圧巻です。

ORFEJ210 \1980
フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op. 49
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノ三重奏曲ニ短調op. 11
オルランド三重奏団【ヴラディミール・クルパン(P)、トンコ・ニニチ(Vn)、
アンドレイ・ペトラチュ(Vc)】
オルランド三重奏団は、1985年、クロアチアのドゥブローヴニク夏期音楽祭
のために結成され、最良の演奏者に与えられる賞の名を団体名としました。
ボリス・パパンドプロ、イゴール・クリエリツ、ジェリコ・ブルカノヴィツ
などのクロアチアの作曲家の作品をしばしば演奏しています。フェリックス
の作品では哀愁に満ちたしっとりとした情感が強く出ていますが、ファニー
の作品は大変力のこもった演奏です。

ORFEJ234 \1980
ヴィヴァルディ:
四季(ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」op. 8からno. 1-4)
ラウラ・ヴァディヨン(Vn)、
ザクレブ・ソロイスツ
ザグレブ・ソロイスツのメンバーであるヴァディヨンは、ザグレブ音楽アカ
デミーで学び、その後ニーマン、シュヴァルツベルク、フェドトフ、グルムリーコヴァーなどに学びました。1995年から合奏団「ヴォックス・アンティク
ヮ」と「グレンツイーバーシュライテンデス三重・四重奏団」でバロック・ヴァイオリンを演奏しています。ザグレ
ブ・ソロイスツは1953年、チェロ奏者で指揮者のアントニオ・ヤニグロの指導の下にザグレブ放送の中に創設
されました。1968年からは指揮者を置かず、コンサートマスターをリーダーとして演奏しています。この作品の
元となった田園風景を思い起こさせる、素朴な味わいのある演奏です。

ORFEJ270 2枚組 \3960
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ニクシャ・バレザ指揮
ザグレブ国立歌劇場管・合唱団、
リリアナ・モルナール=タライチ(S)、ジョルジョ・ランベルティ(T)、
ビセルカ・ツヴェイチ(Ms)、他 1971年12月ライヴ録音
ユーゴスラヴィアを代表する演奏家たちが出演したライヴ録音です。ユーゴ
スラヴィア生まれのモルナール=タライチは、スカラ座、メトロポリタン歌
劇場、コヴェント・ガーデンなど世界各地で活躍しました。「ヴェルディの
歌劇にとっての最後の偉大な声」「世界最高のアイーダ」などと賞賛され、
マリア・カラスも「すばらしい声」と評しました。ランベルティはイタリア
のアドリアで生まれ、古典からヴェルディやヴェリズモ・オペラまで広いレ
パートリーを持っています。バレザは1965年から1974年までクロアチア国立
歌劇場の音楽監督を務め、チューリヒとグラーツの歌劇場の主席指揮者を経
て、クロアチア放送交響楽団の主席指揮者を務めています。

ORFEJ303 \1980
リムスキー=コルサコフ:歌劇「皇帝サルタンの物語」からの組曲
ブルノ・ビエリンスキ(1909-1992):交響曲第9番「島の交響曲」
チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
ヴラディミル・クラニチェヴィチ指揮
クロアチア放送響
ビエリンスキは民族的指向を持つ作曲家に属してはいませんが、クロアチア
のリズム、何度も訪れたブラジルで聴いたラテン・アメリカの舞曲、バロッ
ク音楽の活動的なリズムや対位法の影響を受け、古典的秩序を保ちながら特
徴のある旋律とリズムを示しています。交響曲第9番は、ビエリンスキの夏
の住居であるシルバ島で作曲されました。リムスキー=コルサコフとチャイ
コフスキーの名曲がカップリングされています。 クラニチェヴィチはザグレ
ブ音楽アカデミーを卒業し、1983年から1988年ザグレブ放送交響楽団、1994年
から2002年クロアチア国立歌劇場の音楽監督を務めました。クロアチアの作
品を主に演奏し、多数の現代曲を初演しています。

ORFEJ304 \1980
マーラー:交響曲第10番嬰へ長調からアダージョ
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ロルフ・リーバーマン(1910-1999):
ジャズ・バンドと交響管弦楽のための協奏曲
スラヴコ・ズラティチ(1910-1993):
管弦楽とテープのための「パジンの鐘」(我は生者を呼びVivos voco)
ミラン・ホルヴァート指揮
クロアチア放送響
ミラン・ホルヴァートのマーラー、R.シュトラウス、ラヴェルに現代音楽を
カップリングした注目のアルバム。スイスの作曲家リーバーマンの「ジャズ
・バンドと交響管弦楽のための協奏曲」は、1954年にドナウエッシンゲンの
国際音楽祭の委嘱によって作曲されました。ジャズ・バンドを独奏楽器群、
管弦楽を伴奏とするバロック時代の合奏協奏曲の様式で書かれ、作曲者は、
ブルース、ブギウギ、マンボなどの「現代の舞曲によって芸術音楽を豊かに
する試み」と述べています。ズラティチはクロアチアの作曲家・指揮者です。「パジンの鐘」には
民俗的要素に対する執着のようなものがあるように思われます。この作品は
1975年にザグレブ放送の委嘱で作曲され、ホルヴァートの指揮で初演されま
した。パジンはイストリア半島にある町で、“Vivos voco”はシラーの詩
「鐘の歌」の冒頭に掲げられた句で、スイスのシャフハウゼン大伽藍の鐘に
刻まれた銘です。

ORFEJ305 \1980
ハイドン:
ヴァイオリン、チェロ、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ロ長調
op. 84
マルティヌー:リディツェへの追悼
ヤナーチェク(ヴァーツラフ・ターリヒ編):
歌劇「利口な女狐の物語」組曲
ドゥブラヴコ・デトーニ(1937-):形態と表面
ブラゴイェ・ベルサ(1873-1934):歌劇「炎」op. 57から「機械の音楽」
ヨセフ・ダニエル指揮
クロアチア放送響
ブランコ・トロイナル(Vn)、
アニカ・プリモラツ(Vc)、
ゲオルグ・ドラウシュニク(Ob)、
ズヴォニミル・スタニスラヴ(Fg)、
「リディツェへの追悼」は1943年、世界大戦を記憶するための作品を募って
いたアメリカ作曲家協会の委嘱で書かれました。リディツェはプラハ近郊の
村で、ナチスの高官ハイドリヒが暗殺された報復として、ヒットラーの命令
で1942年6月、2000人以上の村民が殺されました。「利口な女狐の物語」から
の組曲は、チェコの指揮者ターリヒが、歌劇の主に第1幕、部分的に第2幕
の素材を用いて書きました。クロアチアの作曲家デトーニは、「形態と表面」
を、ワルシャワでルトスワフスキの下で働いていた1966年から1967年に作曲
し、この作品は1969年第6回パリ・ビエンナーレでグランプリを受賞しまし
た。クロアチアの作曲家ベルサの音楽は、「炎」のように表現主義の頂点に
近づくこともあり、この作品は当時の舞台音楽のワーグナー的ヴェリズモを
反映しています。

ORFEJ314 \1980
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op. 43
ニクシャ・バレザ指揮
クロアチア放送響 2000年4月録音
今や大規模交響曲の人気曲となってきているショスタコーヴィチの4番をクロ
アチア勢が熱演。クロアチア放送響の指揮者バレザはシェルヘンやカラヤン
等に学び、2001年からはケムニッツのロベルト・シューマン・フィルの首席
も勤めております。特に現代音楽に関心を持ち、多くの作品を初演していま
す。この演奏も早めのテンポをとりながらも鬼気迫るダイナミックな演奏に
なっております。

ORFEJ334 2枚組 \3960
「ナダ・プッタール=ゴールド(メゾ・ソプラノ、1923-)」
アリア集(「オルフェオとエウリディーチェ」、「イワン・スサーニン」、
「トロヴァトーレ」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「ウェルテル」、
「カルメン」、「サムソンとデリア」他)/
歌曲、宗教曲(J.S.バッハ:マニフィカトからアリア/ブラームス:もうおま
えのところには行かない/ウォルフ:アイフェンドルフ詩集から「語らぬ愛」
/レスピーギ:日没/ムソルグスキー:死の歌と踊り他)
ナダ・プッタール=ゴールド(Ms)、
ダヴォリン・ハウプトフェルド(指揮)、
ムラデン・バシチ(指揮)、
アントン・ナヌト(指揮)、
ズヴィエズダナ・バシチ(P)、ザグレブ四重奏団、ランコ・フィリャク(P)他
録音:1953-76年
プッタール=ゴールドは1923年ユーゴスラヴィアのヴァラージュデンで生ま
れました。彼女の声の美しい音色と広い音域、才能と技術が認められ、1949年
クロアチア歌劇場と永久契約を結んでワーニャ役でデビューし、1950年には
ベルギーのヴェルヴィエ声楽コンクールで優勝しました。1956年まで同歌劇
場、1961年までベルリン・ドイツ歌劇場、1964年までフランクフルト州立歌
劇場に所属しました。1969年から1979年までザグレブ歌劇場で歌った後引退、
ザグレブの音楽アカデミー教授となりました。ここに収録された多彩な曲目
から、その優れた声と能力を窺うことができます。

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05-12 No.16-2

2005年12月27日 15時46分53秒 | Weblog
<Capriccio>
49514(SACD-Hybrid) 5枚組 \6750
モーツァルト生誕250年記念-モーツァルトへのオマージュ ――
SACD-1:
交響曲集-交響曲第35番《ハフナー》、第32番、第41番《ジュピター》
SACD-2:
セレナード&ディヴェルティメント集-ディヴェルティメント ヘ長調K.138、
セレナード第1番ニ長調K.100、ディヴェルティメント第7番ニ長調K.205、
アダージョとフーガ ハ短調K.546
SACD-3:
協奏曲集-ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、クラリネット協奏曲イ長調K.622
SACD-4:
室内楽作品集-弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458《狩り》、
フルート、チェロとピアノのためのソナタ ハ長調K.14、
フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285、オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
SACD-5:
オペラ・ガラ-歌劇《フィガロの結婚》より、
歌劇《魔笛》より、歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より、
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より、歌劇《イドメオネ》より、
歌劇《ポントの王ミトリダーテ》より、歌劇《後宮からの逃走》より、
歌劇《ツァイーデ》より
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、
ヨッヘン・コヴァルスキー(カウンター・テナー)、
スミ・ジョー(ソプラノ)、ルート・ツィーザク(ソプラノ)、
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)、レナート・ブルゾン(バリトン)、
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)、
マルコム・フレージャー(フォルテピアノ)、
エッカルト・ハウプト(フルート)、ラヨシュ・レンチェス(オーボエ)、
シャンドール・ヴェーグ(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、
ヴェルナー・エルハルト(指揮)、コンチェルト・ケルン、
ペーターゼン・クヮルテット、
ハンス・グラーフ(指揮)、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
ジョシュア・リフキン(指揮)、カペラ・コロニエンシス
2006年に生誕250年を迎えるモーツァルト。カプリッチョの今回の新譜リリー
スはなんと8点全てがモーツァルトというアニヴァーサリー・イヤーに相応し
い意欲的なラインナップとなっている!
中でも「モーツァルトへのオマージュ」と題されたこの記念BOXはシャンドー
ル・ヴェーグ、ペーターゼン・クヮルテット、ヨッヘン・コヴァルスキーや
バルトリ、プライ、マレーといった豪華演奏者陣たちによる録音をジャンル
ごとに5枚のディスクにまとめたもの。
しかも通常のノーマルCDではなくSACD Hybrid仕様でのリリースとなってお
り、演奏、アーティスト、フォーマットのどれをとっても一級品。偉大なる
作曲家の生誕250周年を記念するためにカプリッチョが総力を結集して贈る
BOXセット。

71067(SACD-Hybrid) \2580
W・A・モーツァルト:レクイエム
クリスティーナ・ラキ(ソプラノ)、
ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)、
ロベルト・スウェンセン(テノール)、
トーマス・クァストホフ(バリトン)、
ガリー・ベルティーニ(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団
2005年3月に77歳という年齢でこの世を去ったイスラエル(モルドヴァ共和
国、旧ソ連生まれ)の巨匠ガリー・ベルティーニ。特にマーラーの解釈と
演奏が代名詞とされ、東京都交響楽団の第4代音楽監督として日本にも大き
な足跡と感動を与えてくれたベルティーニによるモーツァルトの録音3タイ
トル(録音データ不詳)がなんとカプリッチョより登場!
マーラーの演奏があまりにも有名なベルティーニだが古典派から現代音楽
までの幅広いレパートリーは、いずれも世界中から高い評価を受けてきた。
“エディション・ガリー・ベルティーニ”第1弾はモーツァルトの名作中の
名作である「レクイエム」!録音に恵まれているとは言い難いベルティー
ニだが、今回のリリースは1983-91年まで指揮者を務めたケルン放送響との
至芸を堪能することのできる貴重な存在となることは間違いない!

71068(SACD-Hybrid) \2580
W・A・モーツァルト:ミサ曲ハ短調
アーリン・オジェー(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(アルト)、
トマス・モーザー(テノール)、
ガリー・ベルティーニ(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
アーリン・オジェーなど当代屈指の歌手をソリストに迎えたモーツァルトの
ミサ曲。サラウンドで響き渡るミサ曲からは、亡き巨匠の作り上げた美しき
音楽を存分に感じさせてくれる。

71069(SACD-Hybrid) \2580
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第5番K.219/ピアノ協奏曲第25番K.503
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
クリスティアン・ツァハリス(ピアノ)、
ガリー・ベルティーニ(指揮)、ケルン放送交響楽団
いずれもモーツァルトを重要なレパートリーとしている2人のヴィルトゥオ
ーソ、ツィンマーマンとツァハリスがベルティーニ&ケルン放送響のサポー
ト受けて繰り広げる魅惑のモーツァルト!

71064(SACD-Hybrid) \2580
W・A・モーツァルト:教会ソナタ集
マルティン・ハーゼルベック(オルガン)、ウィーン・アカデミー
ブルックナーの交響曲第1番を作曲当時のオリジナル楽器を用いて演奏する
など斬新なアイディアで好評を得たハーゼルベック&ウィーン・アカデミ
ーが続いて取り上げてきたのはモーツァルト!
名奏者ハーゼルベックのオルガンと、小編成の古楽器演奏団体ウィーン・ア
カデミーが荘厳なる教会ソナタを奏でてくれるに違いない。

71065/66(SACD-Hybrid) 2枚組 \5160
W・A・モーツァルト:ピアノ三重奏曲集
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
ハイドンのピアノ三重奏曲集(Capriccio 49489)で息のあったアンサンブル
を聴かせてくれたハイドン・トリオ・アイゼンシュタットが奏でるモーツァ
ルト。ハイドン・トリオ・アイゼンシュタットは1992年にウィーン音楽大学
のマスタークラスで室内楽を学んでいたメンバーによって結成されたアンサ
ンブル。

67157/58 2枚組 \4160
W・A・モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620
ルドルフ・ショック(テノール)、
テレサ・シュティヒ=ランダル(ソプラノ)、
エーリッヒ・クンツ(バリトン)、ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、
ヨゼフ・グラインドル(バス)、ハンス・ホッター(バリトン)、
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送交響楽団
NHK交響楽団の名誉指揮者としても活躍していたこともあり、日本でもお馴染
みの巨匠ヨーゼフ・カイルベルト。カイルベルトが手兵バンベルク交響楽団
とはでなく、ケルン放送交響楽団と行った録音がカプリッチョからリリース
に。当ディスクに収録されている「魔笛」は1954年の録音。

67159/60 2枚組 \4160
W・A・モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621
ニコライ・ゲッダ(テノール)、ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、
イーラ・マラニウク(アルト)、
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送交響楽団

こちらも同じくカイルベルトの指揮によるモーツァルトの第2弾。ニコライ・
ゲッダなど豪華歌手が顔を揃えている。こちらの「皇帝ティートの慈悲」は
1955年の録音。


<LaserLight>
36337 2枚組 \1880
アンドレ・リュウ-シュトラウス・ガラ&カーニヴァル ――
J・シュトラウス2世:
トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214、春の声Op.410、皇帝円舞曲Op.437、
美しく青きドナウOp.314、ポルカ《狩り》Op.373、朝の新聞Op.279
J・シュトラウス1世:ラデッキ―行進曲Op.228/他 全28曲
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン)、
ヨハン・シュトラウス管弦楽団、マーストリヒト・サロンオーケストラ
世界のワルツ王アンドレ・リュウによるワルツ&ポルカ集のセット。自身の
出身地でもあるマーストリヒトを本拠地とするマーストリヒト・サロンオー
ケストラも録音に参加している。





<Timpani>
1C 1095 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):管弦楽のための作品集 ――
組曲《氷島の漁夫》/チェロと管弦楽のための狂詩曲
組曲《コロンヌのオイディプス》
アンリ・デマルケ(チェロ)、
キリル・カラビッツ(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
交響曲集第1巻(1C 1093)が各方面で反響を呼び、日本での再評価が著しい
フランスの作曲家ロパルツの管弦楽作品集がTimpaniよりリリース!デマルケ
はルクセンブルク・フィルをバックに“ジャン・クラ”の作品集で見事な演
奏を聴かせてくれている1970年生まれのチェリスト。ウクライナの若きマエ
ストロ、カラビッツが1989年創設という若いオーケストラ、ブルターニュ管
弦楽団を率いている点もTimpaniならではの意欲的な組み合わせ。好評のロ
パルツ・シリーズ。乞うご期待!





<Musiques Suisses>
MGBCD 6234 \2180
スイスの協奏曲集 ――
ヨスト・マイヤー(1939-):ホルン協奏曲
エリック・ガウディバート(1936-):
フルートと室内管弦楽団のための《アルバムの綴り》
ペーター・ミーク(1906-1990):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
フェリックス・レングリ(フルート)、
ブルーノ・シュナイダー(ホルン)、アドリアン・ソース(ピアノ)、
イヴォ・ハーグ(ピアノ)、
ヤン・シュルツ(指揮)、ヌシャテル室内管弦楽団
20世紀スイスの作曲家たちが書き上げた協奏曲の数々を、フルートの世界的
名手レングリを筆頭にバイエルン放送響、スイス・ロマンド管などで活躍し
たホルニストのシュナイダーなどが演奏。

MGBCD 6233 \2180
ヤーノシュ・タマーシュ(1936-1995):室内楽作品集 ――
フルートのための《たそがれの音楽》/Nicht Tag, nicht Nacht....
クラリネット四重奏曲/弦楽四重奏曲
スザンヌ・グサウザー(フルート)、ハンス・イェルク・バティ(ピアノ)、
アドリアン・ツィニーカー(クラリネット)、アリオン弦楽四重奏団、他
ヤーノシュ・タマーシュはハンガリーのブダペストに生まれ、スイスで作曲
家、指揮者、ピアニストとして活躍した音楽家。演奏者にはスイス北東部の
アールガウ交響楽団でソロ・クラリネット奏者をつとめるツィニーカーなど
スイスの名手が集う。





<Opera D'oro>
OPD-1416 2枚組 \1600
G・ドニゼッティ:歌劇《マリア・パディーラ》(録音:1973年)
ジャネット・プライス(ソプラノ)、
ケネス・モンゴメリー(指揮)、
ボーンマス・シンフォニエッタ、オペラ・ララ合唱団、他

OPD-1434 2枚組 \1600
B・スメタナ:歌劇《ダリボル》(ドイツ語版/録音:1969年10月19日)
レニー・リザネック(ソプラノ)、
ヨゼフ・クリップス(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD-1435 2枚組 \1600
アッリーゴ・ボイト:歌劇《ネローネ》(録音:1957年11月30日)
ミルト・ピッキ(テノール)、フ
ランコ・カプアーノ(指揮)、サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD-1436 2枚組 \1600
G・プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》(録音:1970年7月30日)
マグダ・オリヴェロ(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、
ネッロ・サンティ(指揮)、
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、他

OPD-1437 2枚組 \1600
G・ヴェルディ:歌劇《ファルスタッフ》(録音:1950年10月2日)
ジュゼッペ・タデイ(バリトン)、
マリオ・ロッシ(指揮)、トリノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他

OPD-1440 2枚組 \1600
G・ヴェルディ:歌劇《アロルド》(録音:1975年11月17日)
ジャンフランコ・チェッケレ(テノール)、
マウリツィオ・リナルディ(指揮)、
ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他





<MUSIC & ARTS>
M&A1170 2枚組 \3960
ガブリエリ:バッターリア
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
1953年3月27日ライヴ
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 1953年3月29日ライヴ
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 1954年2月28日ライヴ、
交響曲第7番 1953年3月8日ライヴ
カンテルリ指揮、ニューヨークフィル
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
夭折の天才指揮者、グイド・カンテルリ指揮ニューヨークフィルと力漲る時
代のルドルフ・ゼルキンが共演したベートーヴェン、モーツァルトがメイン
の好企画。お互い頑固な芸術家ゆえに一歩も譲らぬ丁々発止がとても興味深
い名演です。マッジ・ペインによる丁寧な復刻。

M&A1176 3枚組 \3960
ステレオ
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
ファインアーツSQ
レナード・ソーキン(第1ヴァイオリン)、
アブラム・ロフト(第2ヴァイオリン)、
アーヴィング・イルマー(ヴィオラ)、
ジョージ・ソプキン(ヴィオラ)
ハロルド・ショーンバーグが絶賛した名盤の復活。音質は折り紙付のステレ
オ録音です。レクチャー音声もつき、解説も詳細でございます。

M&A3008 \1550
「1954年4月4日トスカニーニ・ファイナル・コンサート」
ワーグナー:
「ローエングリン」第1幕前奏曲、「ジークフリート」森の囁き、
ジークフリードのラインへの旅、「タンホイザー」序曲とバッカナーレ、
「名歌手」第1幕前奏曲
トスカニーニ指揮、NBC響
伝説のトスカニーニ・ファイナル・コンサートですが、ジャケット、音質と
も一新したいという意向がM&Aよりありまして、品番を変更させていただき
ます。

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05-12 No.15

2005年12月26日 19時27分26秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT1367 2枚組 \1850
R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」全曲
リーザ・デラ・カーザ(S)、ヘルマン・ウーデ(Br)、
エルフリーデ・トレチェル(S)、マックス・プレープストル(Bs)、
イラ・マラニウク(Ms)、ロレンツ・フェーエンベルガー(T)、
フランツ・クラルヴァイン(T)、カール・ホッペ(Br)、
ケーテ・ネントヴィヒ(S)、ルート・ミヒャエリス(A)、
アルブレヒト・ペーター(Bs)、他
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1953年9月21日、コヴェント・ガーデン(ライヴ、モノラル)
ドレスデン生まれのルドルフ・ケンペがR.シュトラウスの真髄を表出した、
ロンドンでの「アラベラ」ライヴ録音。
1953年はバイエルン国立歌劇場にとって大変重要な年です。第二次大戦中の
爆撃によって劇場は破壊され、再開は63年を待たねばなりません。しかしな
がら、荒廃したこの都市において、その復興のためには文化的フラグシップ
が必要と認識したのは、なによりアメリカ占領軍でした。ミュンヘンでのオ
ペラ再開はなんと45年11月、ベッツェルスベルガーによる「フィデリオ」で
した。正式な音楽監督はクナッパーツブッシュであったわけですが、46年よ
りショルティに引き継がれ、52-53年のシーズン、このポストにあったのはル
ドルフ・ケンペでした。同時期に「カプリッチョ」の初演時にR.シュトラウ
スその人と共演した演出家ルドルフ・ハルトマンがバイエルン歌劇場に加わ
っています。ハルトマンより年若かったケンペもすでにR.シュトラウス演奏
の第一人者としての地位を築いており、この最強コンビによる「アラベラ」
は52年10月にミュンヘンで初演されます。
戦後、キャストなど一部がダブリンなどに招かれたことはありましたが、首
都ロンドンでドイツ・オペラ・チームが公演を行ったのは、この53年の9月が
最初になります。爆撃を受けたのはミュンヘンだけではなく、ロンドンもま
たドイツ軍によって徹底的に破壊されていたわけですから、この公演は文化
的な側面だけではなく政治的にも大変な折衝を経ています。資金面では、ブ
リティッシュ・カウンシルとドイツ外務省が協力しました。こうした状況下
で、ハルトマンとケンペが選んだのは、「アラベラ」「ダナエの愛」そして
「カプリッチョ」。ダナエとカプリッチョに関してはこれがイギリス初演と
なり、アラベラもこれ以前にはたった4回しか演奏されたことがありませんで
した。
この引越し公演は、さらに、西ドイツ政府が「ドイチュラント・ウーバー・
アレス」をドイツ国歌として正式に再採用し、ヨーロッパ中で物議をかもし
ていた時期に重なります。この公演の際にも、最初にこの国歌を演奏するこ
とが決められており、しかもミリタリー・バンド用の高らかにラッパが鳴り
響くアレンジの楽譜しかなかったのだとか。ハルトマンは「できるだけ如才
なくやってくれ」とケンペに頼みますが、実際の音楽は、抑圧され悲しみに
満ちたうめき声のように、ホールの外まで響き渡ります。後の記者会見で、
このドイツ国歌の演奏はバイエルン側ではなく、コヴェントガーデンの要求
であったことが明らかになりましたが、なんにせよ、この「アラベラ」はそ
うした歴史の大きなうねりの中、演奏されたものなのです。
しかしながら、この演奏内容のすばらしさをイギリス国民が無視することは
ありませんでした。評はどれも肯定的で、「デイリー・エクスプレス」は一
面で、この演奏会を取り上げました。アラベラの終演後、ドイツ大使館はサ
ヴォイ・ホテルでバイエルン歌劇場のメンバーをねぎらいました。その時の
ハルトマンへむけての大使の言葉が、すべてを物語っています。
「あなたがたが開いたドアがどれほど重要だったか、もしかしたらあなた自
身は気付いていないかも知れない。英国政府の要人がこれほど多く、ドイツ
的行事に集まったことはなかった。バイエルン国立歌劇場はこの公演の大成
功を大いに誇りに思って頂きたい。」


●TESTAMENT DVD トスカニーニ ザ・テレビジョン・コンサーツ 1948-52
今年8月に第一弾DVDを発売したテスタメント。最初のものは、アマデウスの
室内楽物と少々渋かったのですが、今回は、トスカニーニ!!これは、EMIが
国内盤として限定BOX発売していたものと同内容ですが、テスタメントはそれ
ぞれバラでのリリースとなります。しかも、ポール・ベイリー会心のリマス
ターで音質の向上は感涙ものです。レア写真入りのライナーもうれしい5タ
イトル。

SBDVD1003 \3750
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲
同:歌劇「タンホイザー」 序曲とバッカナール
同:楽劇「ジークフリート」 森のささやき
同:楽劇「神々の黄昏」 夜明けとジークフリートのラインへの旅
同:楽劇「ヴァルキューレ」 ヴァルキューレの騎行
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品25 「合唱つき」*
アン・マックナイト(S)、ジェーン・ホブソン(A)、
アーウィン・ディロン(T)、
ノーマン・スコット(Bs)
カレッジエイト合唱団のメンバー
NBC交響楽団/指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1948年3月20日&4月3日*、NBCスタジオ8-H (NY)

SBDVD1004 \3750
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
同:.ワルツ集「愛の歌」 作品52
同:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550*
ドヴォルザーク:交響的変奏曲 作品78*
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲*
ミッシャ・ミシャコフ(Vn)、フランク・ミラー(Vc)、
アルトゥール・バルサム(Pf)&ヨーゼフ・カーン(Pf)、
合唱団(W.プレストン指揮)、
NBC交響楽団/指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1948年11月13日&12月4日*、NBCスタジオ8-H (NY)

SBDVD1005 \3750
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」全曲 (演奏会形式)
ヘルヴァ・ネッリ(S)、エヴァ・グスタヴソン(Ms)、
リチャード・タッカー(T)、
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)、ノーマン・スコット(Bs)、
デニス・ハーバー(Bs)、
ヴィルジニオ・アッサンドリ(T)、テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)、他
ロバート・ショウ合唱団(ロバート・ショウ指揮)
NBC交響楽団/指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1949年3月26日&4月2日、NBCスタジオ8-H (NY)

SBDVD1006 \3750
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 第1幕への前奏曲*
同:楽劇「ジークフリート」 森のささやき*
同:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 前奏曲と愛の死*
同:楽劇「神々の黄昏」 ジークフリートの死と葬送行進曲*
同:楽劇「ヴァルキューレ」 ヴァルキューレの騎行*
NBC交響楽団/指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1951年11月3日&12月29日*、カーネギー・ホール(NY)

SBDVD1007 \3750
フランク:交響詩「贖罪」
シベリウス:交響詩「伝説(エン・サガ)」
ドビュッシー:夜想曲-雲、祭り
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」*
レスピーギ:交響詩「ローマの松」*
NBC交響楽団/指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1952年3月15日&22日*、カーネギー・ホール(NY)





<MD+G>
34112582 \2080
ジョン・ブル:オルガン&鍵盤楽器作品集
前奏曲、ウォルシンガム(変奏曲)、私の宝物、パヴァーヌ、ガイアルド、
イン-ノミネ、ブランズウィック侯爵のアルマン、聖トーマス=ウェイク、
ブル博士の嘆き、ドレミファソラ、ジグ-ブル博士自身、
ブランズウィック侯爵夫人のトイ、ファンタジア、
ゴッド・セイヴ・ザ・キング、ひとりのみどり子がわれらのために生まれた
もうた、他
ジーグベルト・ランペ
(ハープシコード、ヴァージナル、クラヴィコード、オルガン)
オルガン:聖アンドレアス教会のゾエスト-オステンネン c.1425/1586
英国に生まれ、後にアントワープに移り住み、スヴェーリンクなどとも交流
があった初期バロック音楽界の巨人、ジョン・ブル。エリザベス朝の作品集
「フィッツウィリアム-ヴァージナル曲集」「ベンジャミン=コーシン・ヴァ
ージナル曲集」などには、ブルの作品が多く含まれえおり、それらの中から
選ばれた作品集。

61813532 \2080
ロッシーニ:ピアノ作品集「老いのいたずら」 Vol.5
無害の前奏曲、バロック風前奏曲、だったんボレロ、他
シュテファン・イルマー(Pf)
1997年から開始されたロッシーニ「老いのいたずら」録音。(なんと一巻目
が廃盤になってしまいました!)4巻が昨年7月に発売になって一年半ぶり
の5巻目のリリースです。今回は「老いのいたずら」から特に前奏曲をピッ
クアップした作品集。モーツァルトと並ぶ大天才(と、わたしは信じている)
の晩年の作で、きらめくような傑作揃いですが、なんせ13巻までありますの
で、このペースで録音していくと全集として完結するのは、いつになること
やら。それでも各回が非常に楽しみな、人気シリーズです。
Vol.2 618 9182   Vol.3 618 11082   Vol.4 618 11082

34213542 \2080
ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲 作品3
マーラー:ピアノ四重奏曲の断片 イ短調
シェーンベルク:浄夜 作品4 
(E.シュトイエルマン編曲によるピアノ三重奏版)
ウィーン・ピアノ三重奏団
ヨハネス・フリーダー(Va, マーラー)
1900年前後のウィーン楽壇を語るにはずせない、ツェムリンスキー、マーラ
ー、シェーンベルクという3人の室内楽作品集。なにか退廃的な雰囲気とと
もに、究極の美しさを持った作品群です。特に、ピアノ三重奏版の浄夜は聴
き物!

64313552 \2080
R.シュトラウス:室内楽曲集
ピアノ四重奏曲 ハ短調 作品13
祝祭行進曲(1884) Vn, Va, Vc and Pf
セレナード(1881) Vn, Va, Vc and Pf
小さな愛の歌(1893) Vn, Vc and Pf
アラブの踊り(1893) Vn, Va, Vc and Pf
モーツァルト・ピアノ四重奏団
R.シュトラウスの大変珍しい室内楽作品集。後に20世紀の巨人となるR.シュ
トラウスですが、これらの作品は、10代のころのものまで含んでおり、この
作曲家の生のままの才能を知るにも恰好の1枚です。

34513562 \2080
ドヴォルザーク:室内楽曲集(木管楽器への編曲版)
スラブ舞曲集 (作品46-2, 作品46-8, 作品72-2, 作品72-7)
弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 「アメリカ」
バガテル 作品47
マーロット五重奏団
シュテファニー・ヴィンケル(Fl)、クリスティアン・ヴェッツェル(Ob)
ウルフ=グイド・シェーファー(Cl)、ヴォルカー・グレヴェル(Hr)、
ヴォルカー・テッスマン(Fg)
大注目!木管五重奏による「アメリカ」登場。各人の妙技も鮮やか!
最も人気のある四重奏曲といってもいい、ドヴォルザークの「アメリカ」。
この作品を木管五重奏曲(やはり重音の関係で1本多くないと間に合わない
んでしょうかね?)に編曲した盤の登場です。おなじみの作品ですが、3楽
章の冒頭などが木管楽器で演奏されるところを想像するだけで、なんだかワ
クワクしてしまいます。
バガテルは元々ヴァイオリン2本、チェロ、ピアノのための作品。

93712046(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 作品65
ボン・ベートーヴェン管弦楽団/指揮:ローマン・コフマン
コフマン、ショスタコーヴィチ全集第4弾。8月にリリースとなったCDのSACD
ハイブリッド・ヴァージョンです。最初はCDとDVDオーディオでのリリースで
したが、このCDとSACD併売のかたちに落ち着くようです。
Vol.1 第10番  337 12012(CD) 937 12015(DVD-A+CD)
Vol.2 第5&9番   337 12022(CD) 937 12025(DVD-A+CD)
Vol.3 第7番  337 12032(CD) 937 12036(SACD)
Vol.4 第8番  337 12046(CD)

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05-12 No.14-1

2005年12月26日 19時27分02秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \850
8.557215
ヴィヴァルディ(1678-1741):
<リコーダーのための協奏曲集(ヴィヴァルディ協奏曲全集シリーズ)>
リコーダー、オーボエとファゴットの協奏曲ト短調RV.103/リコーダー、
ヴァイオリンとチェロの協奏曲ニ長調RV.92/リコーダー、オーボエ、ヴァイ
オリンとファゴットの協奏曲ト短調RV.105/リコーダー、オーボエ、ヴァイ
オリンとファゴットの協奏曲ニ長調RV.94/リコーダー、オーボエ、ヴァイオ
リンとファゴットの協奏曲ト長調RV.101/リコーダーと2つのヴァイオリン
の協奏曲イ短調RV.108/リコーダー、オーボエと2つのヴァイオリンの協奏
曲ハ長調RV.87
演奏/ラースロー・ケチョケメーティ(リコーダー)、
ラースロー・ハダディ(オーボエ)、
アティラ・ファルヴァイ(ヴァイオリン)、
カタリン・パールカーニ(ヴァイオリン)、
ジェルジ・オラヨシュ(ファゴット)、
ジェルジ・ケルテース(チェロ)、
ボルバーラ・ドボジ(ハープシコード)
近年、その作品が再評価されているヴィヴァルディですが、リコーダーとア
ンサンブルによる協奏曲集も、徐々に録音が増えています。ブダペスト出身
のケチョケメーティを、コダーイ・クヮルテットやフランツ・リスト室内管
のメンバーなどが支えます。

8.557249
ブクステフーデ(c.1637-1707):<室内楽作品全集第2集>
7つのソナタOp.2 BuxWV259-265(全7曲)
演奏/ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)、
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
dacapo(8.224004)の再発売。優雅な響きの室内楽作品は、宮廷のバロック
音楽というイメージそのもの。既発売のOp.1(8.557248)同様に7曲から成
るソナタ集であり、ホロウェイや今や指揮者としても活躍するリンデンら、
3人の名手たちが典雅な響きを聴かせます。

8.557298
サンマルティーニ(1700/01-1775):<6つの交響曲(1730-1750)>
交響曲イ長調(J-C62)/交響曲ハ短調(J-C9)/交響曲ニ長調(J-C16)
/交響曲ヘ長調(J-C36)/交響曲ニ短調(J-C23)/交響曲ハ長調(J-C4)
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)
アレイディア・アンサンブル(古楽器による演奏、A=415Hz)
イタリアのミラノで活躍し、多くの教会で楽長を務めながら数多くの交響曲
(シンフォニア)や声楽曲などを作曲したサンマルティーニ(弟)。交響曲
というスタイルを確立した作曲家の一人であり、18世紀音楽ファンは必聴の
一枚です。

8.557375
ウィラン(1880-1968):<オルガン作品集>
前奏曲とフーガ ハ短調/オーランド・ギボンズの旋律によるコラール前奏曲
/序奏、パッサカリアとフーガ/「フーガ三部作」-アリア/単旋律聖歌の旋
律による5つの前奏曲/パッサカリアとフーガ第2番/「アベリストウィス」
による前奏曲/エピローグ
演奏/パトリック・ウェッド(オルガン……カナダ、モントリオール、サン
=ジャン=バティスト教会のカサヴァント製オルガン[1914、1995年製]使用)
イギリスに生まれて幼い頃から教会音楽を聴いて育ち、33歳でカナダに移住
して、生涯をオルガニスト兼作曲家として送ったウィラン。即興的な作品か
ら静謐なコラール、ミステリアスな瞑想的作品など、幅広い作品をカナダの
トップ演奏家が奏でます。

8.557443
ブゾーニ(1866-1924):<2台のピアノのための音楽>
対位法的幻想曲/バッハの「幸いなるかな、おお魂の友よ」による即興曲/
モーツァルト=ブゾーニ:自動オルガンのための幻想曲/モーツァルトの
「ピアノ協奏曲第19番」の終曲による協奏的小二重奏曲
演奏/アラン・シラー(ピアノ)、ジョン・ハンフリーズ(ピアノ)
新古典主義をベースに、先達作曲家たちの音楽をモティーフとした作品集。
そこにはJ.S.バッハやベートーヴェン作品の影が見え隠れし、モーツァルト
作品を編曲・展開させて2台ピアノ版に仕上げるなど、卓越したアレンジ能
力を知ることができるでしょう。

8.557496
プレイエル(1757-1831):弦楽四重奏曲Op.2 Nos.1-3
演奏/エンソー・クヮルテット
ハイドンの弟子であり、ピアノに名前を残すプレイエルの弦楽四重奏曲は、
一聴してモーツァルト作品のような魅力を持つ隠れた名品。円相(禅などで
使われる言葉)をグループ名にしたアメリカの若手団体(2003年から2004年
にかけ、複数のコンクールで注目されています)による、若々しい演奏です。

8.557521
<ロバート・クラフト・コレクション:シェーンベルク作品集第3集>
シェーンベルク(1874-1951):6つの混声合唱曲/弦楽四重奏曲第2番/
弦楽オーケストラのための組曲 ※ドイツ語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
20世紀クラシックス・アンサンブル、フレッド・シェリー弦楽四重奏団、
ジェニファー・ウェルチ=バビッジ(ソプラノ)、
サイモン・ジョリー・シンガーズ 
1950年代から60年代にかけて膨大な作品集を録音し、この作曲家のスペシャ
リストとなったクラフト。彼が指揮・監修する再録音では、元タッシのアイ
ダ・カヴァフィアンやフレッド・シェリーら腕の立つ音楽家が集まり、さら
に精緻な演奏が実現しています。

8.557568
シューベルト(1797-1828):
<シューベルト・ドイツ語歌曲全集第20集-「感傷主義の詩人たち」第3集>
死とおとめ/墓堀人の歌/歌「生きる日は重苦しく」/悩む男(第2作)/
同(第3作)/尼僧/日ごと歌う/嘆き/愛の声/溜め息/泉に寄せて/私
がジュリアンを見つけたりんごの木のそばで/昔の恋/月に寄す/夕べの歌
/嘆き(月に寄せる)/ナイチンゲールの死に寄せて(第1作、断片)/ナイ
チンゲールの死に寄せて(第2作)/水の上で歌う/放心した歌(断片)/
恋する人/ミンネリート/夢/至福 
歌・演奏/ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
ウルリッヒ・アイゼンロール(フォルテピアノ)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/poetsofsensibility3.htm>にア
クセスしてPDFファイルをダウンロード。(ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
クラウディウス、ヘルティー、シュトルベルクという、3人の詩人による作
品をテキストに使った歌曲集。ロマン主義の繊細さを表現した歌集を、ホル
ツマイアーのリリカルな歌声と素朴なフォルテピアノで味わう一枚です。

8.557621
<ミュラー=ブリュール&ケルンCO/傑作シリーズ-J.S.バッハ(1685-1750)
:アルトのための教会カンタータ集>
第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」/第54番「いざ、罪に抗すべし」
/第169番「神のみにぞわが心を捧げん」/第200番「われは彼の名を告げん」
/第53番「いざ、待ち望みたる時を告げよ」(作詞:M.フランク)
演奏・歌/ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団、ケルン・バッハ合唱団、
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(アルト)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/bachcantatas7621.htm>にアクセ
スしてPDFファイルをダウンロード。(ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
ノルウェー生まれのメゾ・ソプラノをフィーチャーしたカンタータ集であり、
ナクソスにおけるJ.S.バッハ作品には欠かせないミュラー=ブリュールと彼の
手兵による演奏がサポート。ヴァイマール時代の第54番、ライプツィヒ時代の
第169&170番に加え、断片しか残されていない第200番と、アリアのみ残され
ている偽作(ホフマンの作品であることが判明している)第53番も収録しま
した。

8.557648
アルウィン(1905-1985):交響曲第1番/交響曲第3番
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ウォルトンやブリスなどと同様、イギリスの作曲家の中でも映画音楽に積極的
だったアルウィンだけに、交響曲も親しみやすい作風。第1番はバルビローリ
(彼に献呈)が、第3番はビーチャムがそれぞれ初演を指揮しました。

8.557747
<4つのホルンのための協奏曲集>
R.シューマン(1810-1856):
4つのホルンのためのコンチェルトシュテュック ヘ長調
ヘンデル(1685-1759):協奏曲ヘ長調 
テレマン(1681-1767):序曲ヘ長調(アルスター組曲) 
ハイドン(1732-1809):交響曲第31番「ホルン信号」
演奏/アメリカン・ホルン・カルテット、
ダリウシュ・ヴィシュニエフスキ(指揮)シンフォニア・ヴァルソヴィア
1982年に、欧米のオーケストラで活動する4人のアメリカ人ホルン奏者たちが
結成。数多くのコンクールに入賞して、現在は幅広い活動を行っているアンサ
ンブル。有名なシューマンの協奏曲(1849年原典版を使用)をはじめ、「王
宮の花火の音楽」序曲の異稿であるヘンデルの協奏曲など、4つのホルンが
大活躍する一枚です。

8.557816
<チェロ、チェリ!-12のチェロによるバッハとブルーベック>
ブルーベック(1920- )(シュナイダー校訂):
Elegy / God's Love Made Visible / Cello, Celli / The Desert and
the Parched Land/ Regret  
J.S.バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第6番/同第3番(いずれも C.ケニスンによる編曲)
/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ(A.パリソによる編曲)
演奏/イェール・チェロ合奏団、アルド・パリソ(ディレクター)
名奏者・教師パリソが結成した、20人からなる若手チェリスト集団(日本人、
日系人も数名在籍)。J.S.バッハ作品の安定した演奏もさることながら、デイ
ヴ・ブルーベックのシリアス作品集は新しいチェロ・アンサンブルのレパート
リーとしてもお薦め。特に「Elegy」「God's Love Made Visible」というノス
タルジックな2曲は、心打たれます。

8.557827
<ソプラノ歌曲・アリア集>
ドリーブ:カディスの娘たち 
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい 
プッチーニ:
歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん/歌劇「つばめ」-何と美しい夢
/歌劇「蝶々夫人」-ある晴れた日に 
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」-ヴィリアの歌 
ルナ:「ユダヤの若者」-スペインからやってきた娘 
ロペス:王室のすみれ 
カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」-バイレロ 
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ 第5番-アリア(カンティレーナ)/同 -踊り (マルテロ)
歌・演奏/アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)、
スティーヴン・マーキュリオ(指揮)プラハ・フィルハーモニア
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/martinez.htm>にアクセスして
PDFファイルをダウンロード。(仏、伊、独、西、ポルトガル語歌詞、英語対
訳付き)
プエルト・リコに生まれ、メトやコヴェント・ガーデンなど米英のオペラハ
ウスを中心に活躍。ドミンゴが指揮をしたベルリン・フィルのピクニック・
コンサートなどで日本にも知られているリリック・ソプラノが、名曲ばかり
を歌ったリサイタル盤です。

8.559234
レヴィ(1930- ):
夏の序曲/チェロ協奏曲第2番/ロンド・タランテラ/交響曲第3番 
※全曲世界初録音
演奏/湯浅卓雄(指揮)アイルランドRTE国立交響楽団、
スコット・バランタイン(チェロ) 
スイスの作曲家の息子であり、シュタルケルやレナード・ローズに師事した
チェリストでもあるレヴィ。イギリスのカノン「夏は来たりぬ」のパラフレ
ーズである序曲を始め、おだやかな作風の音楽が収録されています。スコッ
ト・バランタインは協奏曲を献呈されたチェリストです。

8.559419
<ウィーン少年合唱団によるユダヤの祝祭歌>
カリブ(1929- ):安息の日 
カプラン(1931- ):アブラハムの詩篇 
※ヘブライ・英・イディッシュ語による歌唱、英語対訳付き
歌・演奏/ゲーラルト・ヴィルト(指揮)
ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団、ウィーン室内管弦楽団、
ナフタリ・ヘルツィク(カントール)、シモン・クライマー(カントール) 
ウィーン少年合唱団が歌う2つの作品は、ユダヤ教の儀式で歌われる重要な、
そして美しいハーモニーを持つ音楽。作曲者のカリブはシカゴで活躍した作曲
家・編曲家、カプランはバーンスタインとブーレーズ時代のニューヨーク・
フィルを支えた合唱指揮者(カメラータ・シンガーズの創始者)として有名
です。



<NAXOS OPERA>
8.660163-64(2枚組) \2000
エネスコ(1881-1955):歌劇「エディプ(オイディプス王)」 
※リブレットは付いておりません、歌詞は仏語です、英語あらすじ付き
(ライヴ収録:1997年5月29日、ウィーン国立歌劇場)
歌・演奏/モンテ・ペーダーソンj(バス・バリトン)、
エギルス・シリンス(バス)、ダヴィデ・ダミアーニ(バリトン)、
ミヒャエル・ロイダー(テノール)、ゴラン・シミッチ(バス)、
ペーター・ケーヴェス(バス)、ヴァルター・フィンク(バス)、
ユ・チェン(バリトン)、ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー(テノール)、
マリャーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)、
ルクサンドラ・ドノース(ソプラノ)、
ミハエラ・ウングレアヌ(メゾ・ソプラノ)、
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団、オーストリア連邦歌劇場管弦楽団、
ウィーン少年合唱団 
ナクソスに、20世紀音楽の使徒であり近年になって再評価の兆しがあるギーレ
ンが初登場。ソフォクレスの有名な悲劇をオペラ化したエネスコの作品は、
ギリシャ劇風の合唱(コロス)配置や微分音の使用など、この作曲家としては
実験的なもの。録音も極めて少ないので、希少価値が高いものです。同じ原作
を使ったストラヴィンスキーのオペラと比較するのも一興でしょう。

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05-12 No.14-2

2005年12月26日 19時26分30秒 | Weblog
<NAXOS HISTORICAL>
8.111010 \850
レハール(1870-1948):<オペレッタ・ハイライト>
オペレッタ「ロシアの皇太子」-序奏 ― ヴォルガの歌 ― 美しき夢(1971年、
ライヴ録音)/オペレッタ「ジュディッタ」-第1幕「奥様、お嬢様」/第4幕
「私の唇にあなたは熱いキスをした」/第3幕「おお、我が美しき星」
(1970&1980年、ライヴ録音)/オペレッタ「フリーデリケ」-序曲;歌え、
鳥たちよ/学生たちの四重唱/美しきアルザス女の二重唱/ああ、なぜあなた
は私の心を掴まえて離さないの?(1971年、スタジオ録音)/オペレッタ
「ルクセンブルク伯爵」-第1幕:伯爵の登場/スザンヌの登場;マズルカ/
スザンヌとフェルナンの二重唱/第2幕:スザンヌ/バジールとジュリエット
の二重唱/スザンヌとフェルナンの二重唱/第3幕:スザンヌとブリサール
のロマンス/スザンヌとフェルナンの二重唱/フィナーレ(1971年、ライヴ
録音)/オペレッタ「とんぼの踊り」-序曲/第1幕:二重唱「愛があなたの
扉を開ける」/ジャワ・ガヴォット/第3幕:愛があなたの扉を開ける
(1966年、モノ・スタジオ録音) ※歌詞は仏語です
歌・演奏/リナ・ダシャーリ、レミ・コラザ、アラン・ヴァンツォ、
アニタ・アメルスフェルト、エメ・ドニア、アンドレ・ドラン、
ドミニク・ティルモン、モニーク・シュティーオ、ミシェル・アメル、
アンリ・ルゲ、クロディーヌ・コラール、ピエール・ソージェ、
ジャック・ジレ、ジョルジェット・デスパネリ、
アードルフ・ジーベール(指揮)ORTFオペラ管弦楽団&合唱団 
ART et SON(アレクシス・フランケル)復刻。レハールのオペレッタから名
場面をフランス語で歌ったというユニークな音源集で、INA(フランス国営視
聴覚研究所)のアーカイヴがオリジナル。指揮のジーベールはフルトヴェン
グラーやクラウスに指揮を師事し、ウィーンやパリの放送局を主な仕事場と
していました。

8.111023 \850
<ショパン:アルフレッド・コルトー:SP録音集第1集>
ショパン(1810-1849):
24の前奏曲(録音:1926年3月22日・23日、ヘイズ)/前奏曲Op.45(録音:
1949年11月4日、ロンドン)/24の前奏曲-第15番「雨だれ」(録音:1950年
10月30日、ロンドン)/子守歌(録音:1949年11月4日、ロンドン)/即興
曲第1番/即興曲第2番/即興曲第3番/幻想即興曲(録音:1933年7月5日、
ロンドン)/タランテラ(録音:1931年5月13日、ロンドン)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。多くの録音を残し、複数のレーベルから復
刻リリースされているコルトー。オバート=ソーンの復刻テクニックが、新
しいコルトーの魅力を生み出します。シリーズの第1弾はHMVへの録音である
ショパンの作品集。ルバートなど起伏のあるロマンティックな演奏とニュア
ンスが、ノイズを排したこの復刻で浮かび上がります。

8.111078-80(3枚組) \2550
グリンカ(1804-1857):
歌劇「イワン・スサーニン(皇帝に捧げし命)」
(全曲。ただし以下は省略:第4幕 ― 我らが後衛の営舎の雪は果てること
なく…風雪は我らに何をもたらすのか?[ゴロデツキー版]&わがロシアに栄
あれ…父はこのような栄光の日々を見ずしてこの世を去り!)/ボーナス・
トラック:歌劇「イワン・スサーニン」第3・4幕より選集:[第3幕-まだ
小さかった雛の母鳥が殺されると/同-幼友達よ私は嘆きません[ローゼン男
爵版] /第4幕-仲間たちよ、この嵐の中(独語歌詞)(このテノール・アリ
アは1947年録音では省略されています)/同-哀れな馬が野に倒れ[ローゼン
男爵版] /同-彼らは真実に感づいた[ローゼン男爵版]  (録音:[イワン
・スサーニン]第1幕-第4幕:1947年、エピローグ:1950年、モスクワ[ボ
ーナス・トラック]1913-1950年) 
*歌詞は露語です。リブレットは付いておりません。英語あらすじ付き
イワン・スサーニン]マキシム・ミハイロフ(バス)、
ナタリア・スピラー(ソプラノ)、エリザヴェータ・アントノワ(アルト)、
ゲオルギ・ネレップ(テノール)、アレクサンドル・ホッソン(バス)、
イワン・スコブツォフ(テノール)、フョードル・スヴェトラーノフ(バス)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮……第1幕-第4幕)、
ワシーリ・ネボリシン(指揮……エピローグ)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団 
[ボーナス・トラック]I.N.ソコロワ/マルク・レイゼン/アントニーナ・
ネジダーノワ/ヘルゲ・ロスヴェンゲ/エフゲニア・ツブルイェワ/フョー
ドル・シャリアピン 
ウォード・マーストン復刻。戦後のボリショイ劇場制作という、今では貴重
な財産となった録音であり、かつてのロシアン・オペラ・スタイルを現代に
伝える名演でもあります。指揮のメリク=パシャエフは1953年にゴロワノフ
の後を受けてボリショイ劇場の首席指揮者となりましたが、この録音時はす
でに指揮台の常連でした。なおバスのフョードル・スヴェトラーノフは、指
揮者エフゲニー・スヴェトラーノフの父親です。

8.111098 \850
<エリーザベト・シューマンのエジソン、ポリドール録音全集
( 1915-1923 )>
[エジソン録音]
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」-もしあなたといっしょになって 
ウェーバー:
歌劇「魔弾の射手」-いとしいひとよ、うるんだ瞳は花嫁さんには要らないも
のよ/同-すらりとした若者がやって来たら 
トマ:歌劇「ミニョン」-ミニョンのロマンス「君よ知るや南の国」 
[ポリドール録音]
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」-自分で自分がどうなっているかわからない/同-恋
とはどんなものかしら/同-愛しい人、早く/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-
もし、あんたがいい子にしていたら/同-ぶってよ、ぶってよ、愛しいマゼッ
ト/歌劇「後宮からの誘拐」-乙女心をとらえるには/同-なんたる幸せ、な
んたる喜び/モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」/歌劇「魔笛」-ああ、
私にはわかる 
ロルツィング:歌劇「密猟者、または自然の声」-人生の急な波の上で 
グノー:歌劇「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌) 
オーベール:歌劇「フラ・ディアヴォロ」-なんという幸せ 
フンパーディンク:
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-わたしはどこにいるのかしら? 
R.シュトラウス:6つの歌-第6番「東方の聖なる三人の博士」 
※独語による歌唱(「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」のみラテン語による歌唱)
歌・演奏/エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
全曲オーケストラ伴奏 
ウォード・マーストン復刻。Romophoneでリリースされている音源。20世紀オ
ペラ史において、その歌声とオペラにおける存在感を無視できないドイツの
ソプラノ歌手。特にR・シュトラウスから絶大な信頼を得ていた彼女は、ワ
ーグナーやモーツァルトなど幅広いオペラを手中に収めました。この一枚は
ウィーンを中心に活躍した全盛期の記録であり、2つのレーベルが録音した
名唱を復刻しています。



<CPO>
777028-2 \1980
レスレル[ロゼッティ](c.1750-1792):
ヴァイオリン協奏曲(Murray C6/Kaul III:9)/ヴァイオリン協奏曲
(Murray C9/Kaul III:5)/交響曲(Murray A39/Kaul I:16)/交響曲
(Murray A45/Kaul I:14)
演奏/ヨハネス・モエズス(指揮)
クルプフェルツ室内管弦楽団、アントン・シュテック(ヴァイオリン)
18世紀の音楽・作曲家は近年さらに評価されていますが、2006年のモーツァル
ト・イヤーでますます注目されるはず。すでに多くのレスレル[ロゼッティ]
作品をリリースしているcpoでは、さらに作品のリリースを続けますが、最新
盤は入門の一枚としてもふさわしい作品集です。

777109-2 \1980
アンタイル(1900-1959):
ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番/ジャズ交響曲/ジャズ・ソナタ
/カン・カン/ソナティナ/機械の死/リトル・シミー
演奏/マルクス・ベッカー(ピアノ)、
大植英次(指揮)ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
cpoから交響曲シリーズがリリースされているアンタイルですが、やはり彼の
真骨頂は若き日の“暴れん坊、悪童”時代。ジャズを大胆に取り入れた作品
群で、世間をアッと言わせた時代の代表作を集めました。そして指揮は大植
英次、演奏は彼の手兵オケ。あのエネルギッシュな指揮ぶりで、アグレッシ
ヴな音楽を聴かせてくれます。

777153-2 \1000
J.S.バッハ(1685-1750):
<オルガン作品全集第17集:初期版&ヴァリアント集>
前奏曲、トリオとフーガBWV541&528/3/同BWV545&529/2/同BWV545b/前奏
曲とフーガBWV533a/同BWV535a/幻想曲とフーガBWV562/1&546/2/さまざま
な手法による18のライプツィヒ・コラール集-バビロン川のほとりでBWV653b
/フーガBWV532a
演奏/ゲアハルト・ヴァインベルガー
(オルガン……[BWV541&528/3、BWV533a、BWV535a、BWV562/1&546/2]
ドイツ、チューリンゲン、ヴァンダスレーベン、聖ペトリ教会のヨハン・ゲ
オルク・シュレーター製オルガン[1724年製]使用 [その他の作品]チュ
ーリンゲン、ミュールベルク、聖ルカ教会のフランシスクス・フォルクラン
ト/エルンスト・ジークフリート・ヘッセ製オルガン[1729/1823年製]使用)
このシリーズ久しぶりのリリースですが、今回は有名な「前奏曲とフーガ」
などを軸として、各作品のオリジナル稿や編作などを共に収録し、比較がで
きるような内容。マニア必聴のおもしろさがある一枚です。

7777156-2 \1450
アッテルベリ(1887-1974):
弦楽のための交響曲/アダージョ・アモロッソ(ヴァイオリンと弦楽のための)
/間奏曲/序奏とフーガ/組曲第7番(シェイクスピア「アントニーとクレオ
パトラ」付随音楽)
演奏/ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン、指揮)、
カメラータ・ノルディカ
cpoが交響曲全集を完成させリリースされたスウェーデンのアッテルベリ。さ
らにこの作曲家を深く知るための一枚であり、弦楽作品の名曲が多い北欧の
面目躍如とも言える、美しい曲ばかりです。「弦楽のための交響曲」は弦楽
四重奏曲の改作です。

999845-2 \1980
J.C.バッハ(1735-1782):<協奏交響曲集第6集>
オーボエ、ヴァイオリン、チェロとフォルテピアノのための協奏交響曲(C48)
/フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
(C43)/フォルテピアノ、2つのヴァイオリンとチェロのためのフォルテピ
アノ協奏曲(C60B)/オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
カデンツァ(原曲:協奏交響曲 C45)
演奏/アンソニー・ホールステッド(指揮)ザ・ハノーヴァー・バンド
“モーツァルトに交響曲を教えた男”として、2006年には再評価が期待でき
るJ.C.バッハ。すでにcpoから多くの作品がリリースされていますが、今回
で第6集となるこのシリーズはひとまず完結。というのも監修にあたってい
たErnst Warburton氏が2001年、このセッション直後に亡くなってしまったか
らです。しかしながら既発売のCDは、貴重な存在となるはずです。

999969-2 \1980
サッリネン(1935- ):
交響曲第4番/交響曲第2番「交響的対話」/ホルン協奏曲(ベルとアリア
と)/マウエルムジーク(ベルリンの壁)
演奏/アリ・ラシライネン(指揮)
ノールショッピング交響楽団、
エサ・タパニ(ホルン)、マルティン・オルライド(打楽器)
2002年にタパニが初演したホルン協奏曲(色彩的な管弦楽法が絶賛されまし
た)をはじめ、1970年代と80年代に作曲された2つの交響曲を収録。「マウ
エルムジーク」は社会的関心事を作品化してメッセージするサッリネンらし
い曲です。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0002 \1750
<歌曲選集>
ベートーヴェン:
8つの歌-第4番「5月の歌」/同-第7番「モルモット」/アデライーデ/4
つのアリエッタと1つの二重唱曲-第3番「いらだつ恋人」/アリエッタ「口
づけ」 ヴォルフ:ゲーテ詩集-竪琴弾きの歌その1「孤独にふける者」/
同その2「私は戸口に忍び寄って」/同その3「涙とともにパンを食べたこ
とのない人は」/同-アナクレオンの墓/ハイゼによるイタリア歌曲集第2部
-お前を好きになったばかりに何と長い時間を浪費したことか/同-疲れた体
をベッドに投げだしたかと思うと/同 第1部-セレナードをみなさんに 
バタワース:
「シュロップシャーの若者」の朗読(5トラック)/「シュロップシャーの
若者」からの6つの歌 
ヴォーン・ウィリアムズ:
旅の歌-美しい人よ目覚めよ/同-道端の火/同-無限に輝く空/命の家-静か
な真昼(アンコール曲) 
ブリッジ:とても邪悪/あこがれ/デヴォンのメイド
*独・英語歌詞、英・仏・独語対訳付き
歌・演奏/トーマス・アレン(バリトン)、
マルコム・マルティノー(ピアノ)
ロンドンのウィグモア・ホールにおけるライヴを収録したレーベル、3枚目は
イギリス・オペラ&声楽界の至宝、サー・トーマス・アレンの歌を。ベート
ーヴェンとヴォルフ、そして得意のイギリス歌曲を散りばめ、歌詞をじっく
りとかみ含めるように歌うスタイルは、実に真摯です。



<OPUS ARTE DVD>
OA0940D \2850
<ミケランジェリ・プレイズ・ショパン>
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」/バラード第1番/アンダンテ・スピアナー
トと華麗なる大ポロネーズ/幻想曲/ワルツ第9番「告別」/ワルツ第2番
「華麗なる円舞曲」/ワルツ(遺作)/スケルツォ第2番/マズルカ第47番
/マズルカ第25番/マズルカ第20番/子守歌
(収録(イタリア放送協会):1962年、イタリア、トリノ)
演奏/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:LPCMモノラル/106分/片面二層
ディスク(DVD9)
12月新譜の「ミケランジェリ・プレイズ・ベートーヴェン」(OA0939D)と同
時期に収録された映像であり、ショパンという“素材”を得たことで、繊細
なピアニズムにスポットが当たる一枚になっています。視覚という要素によ
り、CDでは決して味わえない指先のタッチや身体と音楽の連動などが一目瞭
然。ミケランジェリというピアニストを、さらに深く知ることができるで
しょう。



<EUROARTS DVD>
2054668 \2700
<シャイー・コンダクツ・メンデルスゾーン:ライプツィヒ・ゲヴァントハ
ウス管弦楽団の音楽監督就任コンサート>
メンデルスゾーン(1809-1847):
序曲「夏の夜の夢」(1826年オリジナル版)/詩篇114番/
交響曲第2番「賛歌」(1840年初演版) 
リーム:変化2 ― 管弦楽のための音楽(世界初演)] 
ボーナス ・フィルム「ライプツィヒのシャイー」
(ライヴ収録:2005年9月2日、ドイツ、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス)
演奏・歌/リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ゲヴァントハウス合唱団、
ライプツィヒ歌劇場合唱団(モーテン・シュルト=イェンセン合唱指揮)、
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ)、
ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ)、
ペーター・ザイフェルト(テノール)
NTSC方式/画像構成比:16:9 anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドル
ビー・デジタル 5.1、DTS5.1/121分(コンサート113分、ボーナス8分)
/英・独・仏・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
先にDECCAからCD(真夏の夜の夢&讃歌)としてリリースされた、記念すべき
コンサートのライヴ映像。老舗中の老舗オケを任されたシャイーのドキュメ
ンタリーとあわせ、やや地味ながらもヨーロッパの伝統を感じさせる組み合
わせは、高齢のマエストロ世代に代わってこれからのクラシック音楽を担う
存在。それを確認するための一枚でもありましょう。東西ドイツの融合の後、
このオーケストラがどう変化したのかを知るにも最適です。

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05-12 No.13-1

2005年12月22日 19時46分37秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67515 \2080
SACDA 67515(SACD-Hybrid) \2850
エマニュエル・シャブリエ(1841-1894):ピアノ作品集 ――
即興曲/田園風のロンド/絵画的な10の小品/朝の歌/踊るように/奇想曲
/アルバムの綴り/ハバネラ/気まぐれなブーレ
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
クープランの鍵盤作品集を完結させたヒューイットが次に取り上げてきたのは
シャブリエのピアノ作品集。シャブリエは代表作である狂詩曲《スペイン》が
あまりにも有名なためにスペインの作曲家と思われがちだが、ラヴェルやド
ビュッシーへの橋渡し的な役割を果たしたフランス人作曲家である。
53年の生涯を送ったシャブリエは39歳まではフランス内務省で公務員として働
いていたサラリーマンであり、脱サラ後にデビューしたプロの作曲家としては
14年間と短い期間の活躍であったという経歴を持っている。短い作曲家生活の
中で様々なジャンルの作曲を行ったシャブリエだが、最も力が発揮されている
のはピアノ作品であると言われている。
今回の作品集ではシャブリエのピアノ作品の代表作である「絵画的な10の小品」
などを収録。ラヴェルなどフランス音楽の演奏にも定評ある鍵盤の女神ヒュー
イットが繰り広げるシャブリエの演奏からは魅惑の世界が広がっていくことだ
ろう!
しかもノーマルCD、SACD Hybridの同時リリースということはハイペリオンが
並々ならぬ力を注いだリリースであり、輝きを放つ素晴らしい演奏が展開され
ているという証拠である。

CDA 67607/8 2枚組 \4160
J・S・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集 ――
協奏曲第1番ニ短調BWV1052-協奏曲第7番ト短調BWV1058(全7曲)
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050/三重協奏曲イ短調BWV1044
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)、
リチャード・トネッティ(指揮)、オーストラリア室内管弦楽団
ヒューイット初の協奏曲、室内楽曲録音として日本でも大きな絶賛を受けた
J・S・バッハの協奏曲集。その第1巻(CDA 67307)と第2巻(CDA 67308)を
1つにまとめたセットがスリム・ケース仕様で登場!
グラモフォンではエディターズ・チョイス&CDオブ・ザ・マンス、サンデー
・タイムズではクラシカル・CD・オブ・ザ・ウィークに選出されるなど、世
界中で高い評価を獲得してきたヒューイットによるバッハの協奏曲集。鍵盤
の女神と名門室内楽団による至高のバッハを存分にお楽しみいただきたい!
(セット化はノーマルCDのみとなります。SACD Hybrid盤のセットはございま
せん。)

CDA 67560 \2080
W・A・モーツァルト:ソプラノのためのアリア集 ――
喜ばしき天の女王K.108/ヴェスペレ《証聖者の盛儀晩課》ハ長調K.339より
主をほめたためよ/主の保護のもとにK.198/グラドゥアーレ《神の母、聖
なるマリア》ヘ長調K.273/モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》K.165
/戴冠式ミサ曲ハ長調K.317より 神の子羊/《主日のための晩課》ハ長調
K.321より 主をほめたたえよ/喜ばしき天の女王K.127
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート&合唱団
ハイペリオンがモーツァルト・イヤーを記念する最初のアルバムは、ヨーロ
ッパを中心として世界中で大活躍中のソプラノ奏者キャロリン・サンプソン
が歌う極上のモーツァルト声楽作品集!
キャロリン・サンプソンとロバート・キング&キングズ・コンソートのコン
ビは、ミヒャエル・ハイドンのレクイエム&ミサ(CDA 67510)の録音でも
そのパフォーマンスが絶賛されるなど、見事なコンビネーションを聴かせて
くれているだけに今回も期待が高まる。収録曲はアルバムのタイトルにもなっ
ている「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」をはじめ、キャロリン・サンプソンの
歌声を余すことなく堪能することの出来る充実のラインナップ。モーツァル
ト・イヤーの幕開けに相応しいハイペリオンならではのモーツァルト・アル
バムの登場である!

CDA 67498 \2080
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト第6集 ――
イェネー・フバイ(1858-1937):
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調《劇的協奏曲》Op.21/ヴァイオリンと管弦
楽のための組曲Op.5/ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調Op.90
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
ピアノ、チェロと並び好評を博しているハイペリオンの人気シリーズ「ロマン
ティック・ヴァイオリン・コンチェルト」も今回が第6集。グラファン、マー
ウッド、そしてリトルといった世界的アーティストがソリストをつとめるこの
シリーズ。今回の第6集では第3集に引き続きイスラエル出身の名手ハガイ・
シャハムが登場。
イェネー・フバイはブダペスト音楽院の教授としてシゲティらを輩出したハ
ンガリーの演奏家であり作曲家である。ちなみにハガイ・シャハムはこれま
でに「チャールダーシュの情景」(CDA 67441/2)や「ロマンティック・ヴァ
イオリン・コンチェルト第3集(フバイの協奏曲第3番&第4番)」(CDA 67367)
でフバイの作品の録音を行っている。フバイの協奏曲の完結盤となる今回も
ブラビンズ&BBCスコティッシュ管のサポートを受けて絶妙の演奏を披露して
くれることだろう。

CDA 67543 \2080
エリック・ウィテカー(1970-):クラウドバースト-合唱作品集 ――
神よ、私はこの素晴らしい日に感謝します/I hide myself/スリープ/i
will wade out/行け、美しいバラよ/ダヴィデが聞いたとき/Hope,faith,
life,love/クラウドバースト/With a Lily in Your Hand/This Marriage
/Water night(水の夜)/少年と少女/Her sacred spirit soars/ルクス
・アルムクェ
ロバート・ミレット(打楽器)、スティーヴン・ベターリッジ(ピアノ)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、ポリフォニー
エリック・ウィテカーは「ラスベガスを食い尽くすゴジラ」、「ゴースト・
トレイン」といった斬新な吹奏楽作品などで日本での知名度も非常に高い現
在35才のアメリカ人作曲家。吹奏楽の作曲家としてだけでなく、「クラウド
バースト」や「Water Night(水の夜)」を筆頭に合唱作品の作曲家として
もその地位は急上昇中であり、ウィテカーの作品は全世界で35万部以上のセ
ールスを記録しているという!
この若きアメリカ人作曲家の作品を歌うのはハイペリオンが誇る最強コンビ、
レイトン&ポリフォニー。ペルトの合唱作品集「トリオディオン」では2003
年度のハイペリオン・ワールド・セールスのトップを記録するなど、リリー
スされたタイトルはいずれも世界中で高い評価を受けている。ポリフォニー
の演奏がウィテカーの合唱音楽のファースト・チョイスとなるのは間違いな
い。合唱ファン必聴!

CDD 22056 2枚組 特価 \2080
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):ダヴィデの懺悔の詩篇(全曲)
ヘンリーズ・エイト
フランドル楽派最後の巨匠が残した7曲からなる詩篇集。CDA 67271/2からの
移行再発売。



<Helios>
CDH 55222 \1200
アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):ピアノ独奏曲全集第2巻 ――
3つの練習曲Op.31/2つの小品Op.22/3つの小品Op.49/夜想曲変ニ長調op.37
/メヌエット/やさしいソナタ/Two Prelude-improvisations/主題と変奏
Op.72
スティーヴン・クームズ(ピアノ)
ロシア5人組の流れを引き継ぐ名作曲家のピアノ作品を網羅した貴重なシリー
ズ第2弾!CDA 66844からの移行再発売。

CDH 55245 \1200
シドニー・ジョーンズ(1861-1946):オペレッタ《芸者》
ロナルド・コープ(指揮)、
ニュー・ロンドン・ライト・オペラ管弦楽団&合唱団
イギリスの作曲家が描いた日本の芸者の世界――。
CDA 67006からの移行再発売。





<Danacord>
DACOCD 644 \2180
F・ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
E・グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン (チェロ) 
ニナ・カフタラージェ (ピアノ)
デンマークを代表するチェリストのひとり、エアリング・ブレンダール・ベ
ンクトソンとモスクワで音楽教育を受けたニナ・カフタラージェによるデュ
オ・アルバム。ベンクトソンのチェロによる広く深みのある響きでチェロ・
ソナタの名曲2作品を愉しませてくれる。

DACOCD 647-648 2枚組 \4360
エルセ・ポースケのポートレート ――
ペーター・アーノル・ハイセ(1830-1879)美しい女ベアトリス、歌曲集《グ
ズルーンの嘆き》/P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):隣人の最初の歌
Op.13-1、裳裾の先にOp.48-5、睡蓮Op.4-2、夕暮れ深くOp.20-1、美しい鳥が
歌った、空はほのかなあかね色に染まりOp.19-1、歌曲集《シュラムのおとめ
とソロモン》第1集Op.1/C・ドビュッシー:ビリティスの3つの歌/J・ブラ
ームス:おお帰り道さえわかればOp.63-8、風神の竪琴に寄せてOp.19-5、セ
レナードOp.106-1、5月の夜Op.43-2、甲斐のないセレナードOp.84-4/A・ベ
ルク:4つの歌曲Op.2/M・レーガー:2つの宗教的歌曲Op.105、不安に襲われ
た時には/J・S・バッハ:カンタータ第94番《われ何ぞ思いわずらわん》
BWV94より 欺かれた世よ/他
エルセ・ポースケ(メゾ・ソプラノ)、
フリートリヒ・ギュルトラー(ピアノ)、アナス・リーバー(オルガン)、
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、
ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)、他
歌曲、オラトリオの歌い手としてデンマーク、ドイツなどで活躍中のエルセ
・ポースケの1967年から1983年にかけて収録されたライヴ、スタジオ録音を
セット化したポートレート・アルバム。





<SR Records>
SRCD 2016 \2180
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ハ短調Op.115
インゴルフ・ダール(1912-):クラリネットのための5つのデュエット
ステファン・リンドグレン(1960-):デュオ
クリスティアン・メッレル(クラリネット)、
ユーハン・ウッレーン(ピアノ)、
ニュー・ステーンハンマル・クヮルテット
スウェーデン放送によって録音・制作が行われている“SR Records”の新譜
はクラリネット奏者クリスティアン・メッレルのアルバム!2001年にスウェ
ーデン放送の“アーティスト・イン・レジデンス”に選出されたメッレルは、
ニールセンとコープランドの協奏曲をスウェーデン放送響の伴奏で演奏する
など将来性豊かな1972年生まれの俊英である。





<Palette>
PALCD-982 \2180
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調K.423
ファゴットとチェロのためのソナタ変ロ長調K.292
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)、
ヨハンナ・ペーション(ヴィオラ)、
イェンス=クリストフ・レムケ(ファゴット)、
クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)、
イェスパー・ハリソン(オーボエ)、他
スウェーデンの演奏家たちによる上質な室内楽作品の演奏を聴かせてくれて
いる“Palette”。今回もヴァイオリンにはセシリア・シリアクス、ヴィオラ
にはヨハンナ・ペーションなどスウェーデンを代表する奏者たちを惜しげも
なく起用している。




<Intim Musik>
IMCD 097 \2180
S・ラフマニノフ:ピアノのための24の前奏曲 ――
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32
藤田めぐみ(ピアノ)
IMCD 085でチャイコフスキーのピアノ三重奏曲を聴かせてくれた姉妹による
ピアノトリオ、“フジタ・ピアノトリオ”でピアノをつとめる藤田めぐみの
ソロ・アルバム。ブックレットは日本語解説付き仕様となっている。

IMCD 096 2枚組 \4360
エルランド・フォン・コック(1910-):
独奏楽器のための18のモノローグ ――
モノローグ第1番(フルートのための)/モノローグ第2番(オーボエのための)
/モノローグ第3番(クラリネットのための)/モノローグ第4番(サクソフォー
ンのための)/モノローグ第5番(バスーンのための)/モノローグ第6番 (ホル
ンのための)/モノローグ第7番(トランペットのための)/モノローグ第8番
(トロンボーンのための)/モノローグ第9番(テューバのための)/モノロー
グ第10番(ギターのための)/モノローグ第11番(打楽器のための)/モノロー
グ第12番 《春》(ハープのための)/モノローグ第13番(ピアノのための)/
モノローグ第14番(声のための)/モノローグ第15番(ヴァイオリンのための)
/モノローグ第16番(ヴィオラのための)/モノローグ第17番(チェロのため
の)/モノローグ第18番(ダブルベースのための)
ホーヴァル・リューセブー(フルート)、ペーア・ヨーラン(ホルン)、
ラーシュ=ヨーラン・ディムレ(トロンボーン)、
ミカエル・レーサレ(ギター)、松尾正代(ハープ)、他
スウェーデンの作曲家、コックが無伴奏の様々な独奏楽器のために作曲を行
った18のモノローグ全曲を収録した初のアルバム。各モノローグは旋律的な
楽章とテンポの速い楽章の2つの部分から構成されている。マルメ在住のミカ
エル・レーサレ以外は、全員ヨーテボリ在住の音楽家が演奏を行っている。





<Sjelvar Records>
SJERCD 19 \2180
ゴットランド島での発見-Codex Kellungensis ――
フィリップ・ダリチウス(1562-1631):主において喜び踊れ
ヨハン・バール(c.1610-1670):
Befiehle dem Herren、第8旋法によるマニフィカト、おお輝かしき光三位一体、
So ziehet hin
メルヒオール・ヴルピウス(c.1570-1615):主において喜び踊れ
グレゴル・アイヒンガー(1564-1628):二人の熾天使が呼び交し合った
ニコラウス・ザンギウス(c.1570-1618):Congratulamini nunc omnes
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):ヴィデンス・ドミヌス
ハンス・レオ・ハスラー(1562-1616):恋人は私に戦いを挑む
ヤコブス・ガルス(1550-1591):O quam metuendus
ヨハン・ヴァルター(1496-1570):愛しいヨゼフ、私のヨゼフ
ドミニク・フィノット(1510-c.1556):lam non dicam
オルランド・ディ・ラッソ:神よわれらを憐みたまえ
ミカエル・ディエルクス(オルガン)、
ダニエル・シュティーガル(トロンボーン)、
ペーター・ポントヴィク(指揮)、アンサンブル・ヴィッランシコ
これまでにもルネサンス音楽のコレクション「Cancionero de Upsala」やラ
テン・アメリカのバロック音楽などの発掘、録音を行っているポントヴィク
&アンサンブル・ヴィッランシコが「Codex Kellungensis」のレパートリー
を録音したタイトル。デンマーク出身のペーター・ポントヴィクはスウェー
デン作曲家協会会員でもある。アンサンブル・ヴィッランシコは北欧の国々
の演奏家が集まり、ポントヴィクによって1955年に結成された合唱と古楽器
によるアンサンブル。





<Lunds Vokalensemble>
LVE-5 \2180
四月と沈黙 ――
カーリン・レーンクヴィスト(1957-):大地の上を歩くとき
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):3つの合唱曲
ユーハン・マグヌス・シェーベリ(1953-):Vad du ar skon min alskade
ヨスタ・ニーストレム(1890-1966):Huru skon och huru ljuv
シュテファン・クラヴェルダール(1975-):偉大なる贈り物
ウルリカ・エマニュエルソン(1965-):Rosten ur morkret sjunger
グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):Herren ar min herde
3つの民謡〔アルヴェーン編曲:喜びの花
トゥルベリ編曲:美しき水晶
リンドベリ編曲:美しく、おだやかな夕べの時〕
ダーヴィド・ヴィカンデル(1887-1955):スズランの王、早春の夕べ
アンデシュ・ニューべリ(1954-/編曲):このすばらしい夏の季節に
ヴァルデマール・オレーン(1894-1982):夏の賛美歌
スヴェン=ダヴィッド・サンドストレム(1942-):四月と沈黙
インゲマル・モンソン(指揮)、ルンド・ヴォーカルアンサンブル
1990年にホーカン・オルソンによって創設されて以来、数々のコンクールで
の受賞経験を持つスウェーデンの合唱団ルンド・ヴォーカルアンサンブルの
自主制作最新盤。ステーンハンマル、ニーストレム、サンドストレムなど現
代スウェーデンを代表する作曲家の作品ばかりを集めた注目盤!

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05-12 No.13-2

2005年12月22日 19時45分59秒 | Weblog
<Daphne>
DAPHNE 1021 \2180
ダーグ・ヴィレーン(1905-1986):弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番Op.9/同3番Op.18/同第4番Op.28/同第5番Op.41
リュセル四重奏団
ヴィレーン生誕100年を記念してリュセル四重奏団によって録音が行われたア
ニヴァーサリー・アルバム。スウェーデン弦楽四重奏曲の代表作と言われる
第2番を含む4曲を収録した北欧音楽ファンは要チェックのタイトルである。





<Phono Suecia>
PSCD 154 \2180
クリステル・リンドヴァル(1950-):室内楽作品集 ――
ある一定の比/アースボウ/1ミリの光/Wenn sie so, dann ich so und
Pferd fliegt/白夜
ステファン・オステルシェー(アルト・ギター)、
マグヌス・アンデション(エレキ・ギター)、
アンサンブルSON、アンサンブル・アルス・ノヴァ、他
現代スウェーデンの作曲家リンドヴァルがギター・ソロをフューチャーして作
曲を行ったコンテンポラリー・クラシックを中心に収録された室内楽作品集。

PSCD 162 \2180
オーケ・エリクソン(1937-):
ファンファーレ/空と海の支配するところ/雨の森/オムニバスのための戯
れの色彩/夜想曲/金管五重奏のための《ストレート・アウト》/管弦楽の
ための戯れ/エコロジカル・オラトリオ《裏切られた天地創造》
リンネ五重奏団、オムニバス木管アンサンブル、
マッツ・ロンディン(指揮)、
ウプサラ室内管弦楽団、ウプサラ大学室内合唱団、他
スウェーデン、ウプサラ出身の作曲家、ピアニストであるオーケ・エリクソ
ンの作品集。現代音楽的な色合いの濃い作品が多いが冒頭のファンファーレ
はコンサートのオープニングに相応しい荘厳な雰囲気を持った作品。




<2L>
2L 26SACD(SACD-Hybrid) \2850
大いなる神秘-グレクス・ヴォーカリスのクリスマス ――
ミヒャエル・プレトリウス (1571-1621)
ペール・ステーンベルグ (1870-1947)
ファッテイン・ヴァーレン (1887-1952):甘き喜びのうちに
モートン・ラウリッドソン(1943-):おお、大いなる神秘
ハロルド・ドレイク (1888-1976):木枯らしの風、ほえたけり
ノルウェー民謡、トロン・クヴェルノ(1945-)編曲:
この楽しいクリスマスに
バスク地方のクリスマスキャロル、
デイヴィッド・ウィルコックス (1919-) 編曲:幼なき王
トマス・ルイス・デ・ビクトリア (1540-1611) おお、大いなる神秘
ノルマン伝承曲、レジナルド・ジャック (1894-1969) 編曲:まぶねの中で
フランツ・グルーバー (1787―1863)、
エウセビウス・マンディチェフスキ (1857-1929) 編曲:聖しこの夜
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ (c.1525-1594):
おお、大いなる神秘
ノルウェー民謡、ペール・ステーンベルグ編曲:鐘よ、さあ鳴れ
南フランス民謡、グレアム・B・バックランド(1951-)編曲:
み空をはせゆくみ使いたちよ
ロートリンゲンのクリスマスキャロル、A・ラングレー(1927-)編曲:
聖なる御子が生まれた
E・グリーグ:緑色の輝く木よ
F・プーランク:おお、大いなる神秘
M・プレトリウス:一輪のばらが咲いた
ハビエル・ブスト(1949-):おお、大いなる神秘
テリエ・ヴィンゲ(オルガン)、マグヌス・スターヴェラン(テノール)、
カール・ホグセット(指揮)、グレクス・ヴォーカリス
ノルウェーではリリース以来、驚異的なセールスを記録するなど絶大な支持
獲得。日本でも合唱ファンを中心に好評を博してきた2L 26「グレクス・ヴォ
ーカリスのクリスマス」にSACD Hybridヴァージョンが登場!
サラウンドで響き渡るグレクス・ヴォーカリスの歌声はまさに神秘的。クリ
スマス・アルバムというタイトルではあるものの、美しき歌声に満ちた演奏
をシーズンを問わずに堪能することの出来る見事なアルバムである。






<Aurora>
ACD 5035 \2180
ウルティマ・アルディッティ第1集 ――
ラグンヒル・ベルスタード(1956-):トレウマ
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):闇に気をつけろ
スヴェン・リューデル・カールス(1959-):Ein Hauch um nichts
ロルフ・ヴァリン(1957-):Phonotope 1
アルディッティ弦楽四重奏団
ウルティマ音楽祭は、毎年10月にオスロで行われる現代音楽のフェスティヴァ
ル。いずれも、アルディッティ弦楽四重奏団がこのフェスティヴァルで演奏
するために書かれた作品。





<Bergen Digital>
BD 7045CD \2180
エアー-フルートとオルガンのための作品集 ――
C・グルック:精霊の踊り
G・P・テレマン:組曲イ短調
W・A・モーツァルト:アンダンテ ハ長調K.315
J・S・バッハ:組曲ト短調BWV1020、G線上のアリア、シシリアーノ、アレグロ
A・ヴィヴァルディ:ラルゴ
フランツ・ベンダ(1709-1786):
フルートとオルガンのためのソナタ ヘ長調
C・P・E・バッハ:ハンブルク・ソナタ ト長調
トム・オッタル・アンドレアセン(フルート)、
ロジャー・アンドレアセン(オルガン)
オーレル・ニコレ、アンドレアス・ブラウの下で学び、1994年よりノルウェー
放送管弦楽団の主席フルート奏者をつとめるトム・オッタル・アンドレアセン
の演奏による18世紀の音楽家たちの作品集。透明感に溢れるフルートの音色と
オルガンの重厚な響きが見事なハーモニーを織り成している。





<Arctic Records>
ARCD 2004-005 \2180
アークティク・ギター・トリオ-ヴァリエテ ――
D・スカルラッティ:ソナタK.322、同K.481、同K.159
L・ボッケリーニ:メヌエット、前奏曲とファンダンゴ
ハラール・セーヴェル(1897-1992)ロンド・アモローソ、反乱のバラード
シェル・マークッセン(1952-):ヴァリエテ(世界初録音)
I・アルベニス:アラゴン、グラナダ、朱色の塔
アークティク・ギター・トリオ
ノルウェーのメジャー・ギター・アンサンブルであるアークティク・ギター
・トリオは1991年より活動を開始。北欧、イギリス、ポルトガル、スペイン
そしてアメリカでの音楽祭やコンサートを中心に活躍中。地元ノルウェーの
作品からアルベニスと幅広いプログラミングを聴かせてくれる。





<NGMF>
NGMF 107 2枚組 \4360
ロイヤル・スピリット ――
アルベルト・エドワート・ケリー(1899-1983):アーネム
ペア・フスビー(1949-)セレブレーション
オル・オルセン(1850-1927):小組曲
ケネス・アルフォード(1880-1945):セント・ジョージ軍旗、砲声
ジョン・ブレイクスタッド(1940-):古い鉄道駅
ローナン・ハーディマン(グレアム編曲):ケルトの叫び
ロバート・W.スミス(1958-):スピリット・オブ・オルフェウス
他 全16曲
シェル・マッティンセン(指揮)、ノルウェー近衛兵バンド
定期的にリリースを行っているノルウェー近衛兵バンドの2004年の録音集。
「ケルトの叫び」など日本でも人気の高い作品を収録している。




<Albedo>
ALBCD 023 \2180
ホーコン・テリン(1976-):序奏-メヌエット
ヤコブ・ドラックマン:バレンタイン
ヤニス・クセナキス:カリスマ、テラプス
テリン&ザック:間奏曲-ソナタ
テリン&ザック&トルブンド:ハートブレイク・モーテル
ベント・セーアンセン:無情な巨人の丘
ホーコン・テリン(コントラバス)、インガー・ザック(打楽器)、
ロルフ=エリク・ニーストレム(サクソフォーン)、
イダ・クリスティーネ・ハンセン(ヴァイオリン&声)、
ガンヒルド・レーンヘール・ノルダール(ヴィオラ&声)、
カレン・フレスヴィク(チェロ&声)
ホーコン・テリンはコントラバスを打楽器として演奏する方法を研究してき
たノルウェーの音楽家。「前奏曲-メヌエット」ではのどかな旋律の後ろから
ガチャガチャとした物音が聞こえてくるなど、現代音楽レーベルとして定評
のあるAlbedoらしいアルバムである。





<Toner&Ord>
TONORD 1 \2180
インスパイア ――
ペール・ヨルト・アルベルトセン(1919-):民謡ソナタOp.1
ファーティン・ヴァーレン(1887-1952):3つの小品
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ
J・ブラームス:6つの小品
リスベート・スクーゲン(ピアノ)
1987年に起きた右手が使えなくなるというアクシデントを乗り越え、2001年
に復帰したノルウェーの女流ピアニスト、スクーゲンのソロ・アルバム。





<VNP>
VNP 2004-0065 \2180
J・S・バッハ:
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009/同第4番変ホ長調BWV1010
同第5番ハ短調BWV1011
セバスティアン・ドルフラー(チェロ)
オーストリアに本部を置く国際児童支援組織SOS-Kinderdorf International
(国際組織SOS子どもの村)がスポンサーとして制作を行ったCD。





<Euridice>
EUCD 28 \2180
マーク・アダリー(1960-):パーティ・ミュージック
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-):テンドリル
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):アウトサイドより 歌曲集
ミン=アンサンブル
ノルウェーのピアノ、弦楽器、木管楽器、打楽器奏者たちで構成されるプロ
の室内楽団“ミン=アンサンブル”による20世紀の音楽集。

EUCD 29 \2180
オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):歌曲集 ――
Tre muntre Viser Op.3/2つの歌曲Op.2/3つの抒情歌曲集Op.6より/歌曲集
Op.8より/To Hamsun-sanger Op.26より/Tre Naturstemninger Op.16/Tre
lyriske bilder Op.33aより/Hilding i speil Op.48/Mot en verden av
lys Op.34a/Arnebergsanger Op.36/ウィリアム・ブレイク詩集Op.53より
/キャスリン・レイン詩集Op.55より
スヴァイン・ビョルコイ(テノール)、
アイヴァー・アントン・ワーガード(ピアノ)
ナディア・ブーランジェの下で学び、ノルウェーの伝統音楽を基盤とした作
品を多数残したソンメルフェルトの歌曲集。

EUCD 30 \2180
リサ・ディラン(1969-):ヴォーカル・インプロヴィゼイションズ ――
Komprisasjon、Eggs、Orangeなど全12曲
リサ・ディラン(ヴォーカル)
ノルウェー王立音楽院でジャズを学び、即興のヴォーカリスト、作曲家とし
て活躍しているリサ・ディラン。収録されている12曲はリサ・ディランの声
による超絶技巧を駆使した即興の作品。






<Ponto>
PO-1040 4枚組 \4200
R・ワーグナー:歌劇《リエンツィ》(録音:1976年6月27日)
ジョン・ミッチンソン(テノール)、
エドワード・ダウンズ(指揮)、BBCノーザン交響楽団、他

PO-1041 2枚組 \2300
F・プーランク:
歌劇《カルメル派修道女との対話》(ドイツ語版/録音:1961年11月8日)
エミー・ローゼ(ソプラノ)、
ベリスラフ・クロブチャール(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、他




<Gala>
GL 100.622 3枚組 \3450
G・マイアベーア:歌劇《悪魔のロベール》(録音:1985年7月)
アラン・ヴァンゾ(テノール)、
トーマス・フルトン(指揮)、国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.761 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》(録音:1953年3月6日)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)、
フランコ・カプアーナ(指揮)、
カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.762 2枚組 \2300
A・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》(ドイツ語版/録音:1975年2月22日)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)、
ペーター・シュナイダー(指揮)、
デュッセルドルフ交響楽団、ライン・ドイツ・オペラ合唱団、他

GL 100.764 2枚組 \2300
G・ビゼー:歌劇《真珠採り》(ロシア語版/1950年代の録音)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
O・ブロン(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他





<Golden Stars>
GSS 5403 3枚組 \2080
アンドレス・セゴビア-マスター・オブ・クラシカル・ギター ――
アルベニス:セヴィーリャ
ハイドン:メヌエット
クープラン:パッサカリア
ポンセ:6つのプレリュード/他 全32曲
アンドレス・セゴビア(ギター)

GSS 5401 3枚組 \2080
オペラ・スターズ・イン・コンサート-
ヴェルディ:椿姫より、ドン・カルロより、リゴレットより
プッチーニ:トスカより/ビゼー:カルメンより/など 全30曲
アルフレード・クラウス、レナータ・スコット、ラモン・ヴァルガス、
など 様々なアーティスト


※以前にご案内致しました下記のタイトルの録音データは不詳ですが、
新録音ではありませんのでご了承願います。

Halle
CDHLD 7511(2CDs)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、第10番
スクロヴァチェフスキ(指揮)、ハレ管弦楽団

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05-12 No.12-1

2005年12月21日 16時58分58秒 | Weblog
<ALTUS>
=レニングラード・アーカイヴ・シリーズ=
完全初出、全ステレオ録音
★年内発売予定、お早めにご注文下さい★
ALT 114 8枚組 \16200
60ページの解説リハーサル完全訳
「エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル / リハーサル&
コンサート」第1集(ドイツ音楽篇)
[CD 1]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調(リハーサル第1日目)
収録:1973年4月21日
[CD 2]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調(リハーサル第2日目、第6日目)
収録:1973年4月22日 / 4月27日
[CD 3]
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(リハーサル第2日目)
収録:1973年4月22日
[CD 4]
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(リハーサル第3日目)
収録:1973年4月24日
[CD 5]
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調
(リハーサル第3日目、第4日目&第6日目)
収録:1973年4月24日 / 4月25日 / 4月27日
[CD 6]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調(セッション録音)
収録:1973年4月27日
[CD 7]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調(コンサート初日)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(コンサート初日)
収録:1973年4月28日レニングラード・フィルハーモニー大ホール
[CD 8]
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(第1・第2楽章:コンサート初日/第3楽章:コンサート2日目)
収録:1980年1月29日 / 1980年1月30日レニングラード・フィルハーモニー
大ホール
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニックO.
このクオリティで残された録音は世界的になくNHKの73年録音も凌ぎます。リハ
ーサルも日本公演のためのリハーサル全て収録。しかも部分的なものでなく一
曲まるごと全て。マエストロの執拗さは驚くべきもので、やりなれたこれらの
曲でもパートごとにやらせてみたりとかく徹底しています。それにえらく雄弁
で貫禄ある言葉の数々。ムラヴィンスキーのステレオセッションは珍しく、し
かもブルックナー第9!が出現。驚きです。次回は待望ロシア音楽編。

ALT 115 \2450
完全初出
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(コンサート2日目)
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(セッション録音)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニックO.
録音:1973年4月29日レニングラード・フィルハーモニー大ホール
1973年5月3日
NHKには残されていなかった「ルスランとリュドミラ」も収録。ムラヴィンス
キー絶頂期の芸術が過去最高。最新デジタル並みの音質で聴けるとは驚きです。
全てのパートが見事に克明に聴き取れ、弦の美音にも仰天。ムラヴィンスキー
は音が悪いという定評を覆す驚くべき逸品





<HUNGAROTON>
HDVD 32421(DVD-Video) \4750
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV. 1007-1012(全曲)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
収録:1996年ハンガリー放送
これはもう心が騒がない方は絶対にいないはず。ファンには伝説と化した一回
目の全集録音(81年)からおよそ20年。一作ごとに大きな話題を提供している
ペレーニの新作は、なんと、なんと「バッハの無伴奏」!しかもDVDでの登場
です。バッハの無伴奏は、チェリストなら幾度となく挑まずにはいられない決
して辿り着けない永遠の高み。そのためか旧作のCD化はペレーニ自身が決して
首を縦に振らなかったため、一番大事な曲目がディスコグラフィから空白とい
う状態が続いていました。そのような中で、1996年にペレーニが無伴奏全曲を
TV放送用に収録した映像があるという知らせがHUNGAROTONから届いたのが5年
前。以来、粘り強い交渉の末にペレーニを口説き落としてようやくリリースが
実現いたしました。さて、演奏内容について。他ならぬペレーニがリリースに
同意したということだけで、もはや何の説明も要らないでしょう。あとはご自
身の目と耳で心ゆくまで味わっていただくほかありません。

HDVD 32371(DVD-Video) \4750
NTSC 4:3
バッハ:イギリス組曲BWV.806-811(全6曲)
シフによる楽曲解説映像つき
アンドラーシュ・シフ(P)
録音:2003年2月11日ブダペスト音楽院(ライヴ)
シフのコンサートのライヴ映像の登場です!その美しい音色と明晰な解釈で一
世を風靡し、「若きバッハの担い手」としての称号を見事にかちとった1988年
(DECCA)盤以来の再録音。シフのあの美しい音色が生み出されるプロセスを、
この目でしかと見ることができる、貴重な映像です。1953年に生まれたシフの、
50歳の時のライヴ収録で、ハンガリーのピアニスト三羽烏の一人として、ます
ますその活躍の幅を広げており、あぶらの乗り切ったテクニックとその美しい
音色にあらためて感心させられます。白眉は第6番ニ短調の終曲フーガ。かなり
の難曲ですが、しっかりとしたテンポで、ピアニスティックな技巧を展開、聴
くものをうならせます。第2番イ短調の前奏曲は、映画「シンドラーのリスト」
で、ゲシュタポに追い詰められたユダヤ人が殺される前に半狂乱になって弾く
シーンでも印象的な曲ですが、シフは協奏曲的なドラマティックな内容を感情
に流されることなく、かちっと演奏しています。





<Harmonia Mundi France>
HMC 901837 \2080
ヴォルフ:管弦楽伴奏の歌曲集
思っておくれ、おお心よ,祈り,古い絵に,眠る幼な児イエス,聖週間,
明け方に,火の騎士,新しい愛,どこに慰めを求めよう,ため息,
ヴァイラの歌,眠りに,彼が来た(春だ),花を摘みに行くなら,
私の巻髪に包まれて,優しい恋を失った人は,
心よ、がっかりするのはまだ早い,ミニヨン,ねずみ捕りの男,
竪琴弾きの歌I,竪琴弾きの歌II,竪琴弾きの歌III,アナクレオンの墓,
プロメテウス
ユリアーネ・バンゼ(S) ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
偉大なリート作曲家、フーゴ・ヴォルフは、気に入ったリートの伴奏を管弦楽
に編曲していたことは、わりと知られています。しかし、R.シュトラウスの
管弦楽伴奏歌曲に比べると、録音に関してはあまり顧みられてこなかったよう
です。もちろん、これらは素晴らしい音楽!後期ドイツロマン派ファンならば、
瞬く間に魅了されてしまうことでしょう。そして待望の新録音が登場。なんと
バンゼ、ヘンシェルと、こうした曲を歌わせたら今一番の歌手二人を起用とい
う贅沢。さらに指揮はケント・ナガノですから、実に強力!ヴォルフ・ファン
の渇きを潤す抜群のCDです。

HMU 807385(SACD-Hybrid) \2250
W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番 ト長調 K.216、
第4番「軍隊」ニ長調 K.218、
第5番「トルコ風」イ長調K.218
アンドリュー・マンゼ(Vn&指) イングリッシュー・コンソート
アンドリュー・マンゼのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲が発売。モーツァ
ルト・イヤーに向けて続々と発売されるアルバムの中では超強力盤の一つ。マ
ンゼ自身によるカデンツァを披露しています。マンゼは艶やかな音色と音楽的
深さで、新鮮な響きに包まれた演奏を聴かせてくれます。





<AEON>
AE 0534 \2180
ラフマニノフ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36,
幻想的小品集Op.3-1「悲歌」変ホ長調,Op.3-3「メロディ」ホ短調
ショパンの主題による変奏曲Op.22
ラウラ・ミッコラ(P)
録音:2004年11月27-28日
ラウラ・ミッコラはフィンランド出身の女性ピアニスト。1995年エリザベート
王妃国際音楽コンクール、ピアノ部門第2位を受賞しています。これまでBIS、
CASCAVELL、ALBA、NAXOSレーベルから北欧の作曲家中心のアルバムを発売して
います。今回のラフマニノフでは、豪快で迫力があり、感情がストレートに表
現されています。彼女のタッチは華麗なまでにコントロールされており、非常
に美しい旋律に心惹かれる演奏です。

AE 0528 \2180
D.スカルラッティ:15のソナタ(ギター編曲版)
ソナタ:K.178(レオ・ブローウェル編曲) ソナタ:K.330(ジュリアーニ編曲)
ソナタ:K.1(ロベルト・アウセル編曲) ソナタ:K.335(ジュリアーニ編曲)
ソナタ:K.14(ブローウェル&アウセル編曲) ソナタ:K.375(ジュリアーニ編曲)
ソナタ:K.254(ジュリアーニ編曲) ソナタ: K.213(ジュリアーニ編曲)
ソナタ:K.32(ロベルト・アウセル編曲) ソナタ:K.11
(カルロス・バルボーサ=リマ編曲)
ソナタ:K.149(ロベルト・アウセル編曲) ソナタ:K.377(ジュリアーニ編曲)
ソナタ:K.431(ロベルト・アウセル編曲) ソナタ:K.476(ジュリアーニ編曲)
ロベルト・アウセル(ギター)
アルゼンチン出身のギタリスト、ロベルト・アウセル。1975年第17回パリ国際
ギターコンクールにてエドアルド・フェルナンデス、バルタサル・ベニーテス
らをおさえ優勝。ルネッサンスから20世紀作品まで幅広いレパートリーを持ち、
ラテンアメリカ諸国の民族音楽並びに現代音楽を積極的に取り上げています。
またバロックの解釈では、高い評価を得ており、このアルバムでは編曲&演奏
ともにその実力を発揮しています。





<MANDALA>
MAN 5103(2CD+Book) \4360
豪華ブックレット付き(112ページ、フル・カラー)
スペイン・ギター音楽選集
ジェラール・アビトン、ラファエル・アンディア、フィリップ・アズレイ、
オスカル・カセレス、イザベル・ショメ、デュオ・シャボー=ノグレット、
デュオ・ショメ=キャゼ、ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ、
ルシオ・ヌーニョス 他
様々なギタリストによるギター作品集。主なギタリストは、ギターの名手であ
ると同時にマルセイユ歌劇場でオペラや室内楽のプロデューサーも務める才人
フィリップ・アズレイ。楽譜の編集で有名なラファエル・アンディア。ジェラ
ール・アビトンは1981 年のジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位受賞。細や
かに神経を通わせた音色のコントロールが絶妙です。ホセ・マリア・ガジャル
ド・デル・レイは、卓越したテクニックでギター音楽のすばらしさを表現して
います。一流のギタリストによる鮮やかな演奏を2枚のCDと112ページ、フル
カラーの豪華ブクッレットで堪能させてくれます。





<FARAO>
F 100201 \2080
【マグネット・タンゴ】(ライヴ)
アンニャ・レヒナー(Vc) ペーター・ルードウィヒ(P)

F 100202 \2080
【タンゴ・トリオ】(ライヴ)
アンニャ・レヒナー(Vc) ライナー・アンドレアス(Vn)
ペーター・ルードウィヒ(P)

F 100203 \2080
【タンゴ・ギフト】(ライヴ)
アンニャ・レヒナー(Vc) ペーター・ルードウィヒ(P)
オリジナル作品によるタンゴ集。ライヴの臨場感溢れる活気に満ちたアルバム
です。





<MARSYAS>
MAR 1801 \2380
パリのメカニック
リースラー:メランコリックなイントロダクション
ピエルネ:祝典序曲
ジャン・フランソワ:エキゾティック・ダンス
プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ
リースラー:イ・ヴェンティ
ミヨー:スカラムーシュ
サティ:びっくり箱I
ルロワ・アンダーソン:タイプライター、シンコペーションの時計
サティ:びっくり箱II、ジャヴァ・マルティノン
ルロワ・アンダーソン:フィドル・ファドル
ダニエル・ゴヨンヌ:みにくいあひるのこ
リースラー:コンチタ、交差した言葉
ルロワ・アンダーソン:ジャズ・ピチカート
スコット・ジョプリン:ソラーチェ
エンリオ・モリコーネ:5分の1日の始まり
ザビーネ・マイヤー、ヴォルフガング・マイヤー、ライナー・ヴェーレ、
ミヒャエル・リースラー(以上Cl)、
ピエール・シャリアル(バレル・オルガン)
ザビーネ・マイヤーが新レーベルから登場です。バレル・オルガンの音色とク
ラリネットのハーモニーで聴くサティ、モリコーネは実に新鮮ですが、どこか
ノスタルジックでもあり、なんとも不思議な音世界。マイヤーのクラリネット
は絶品、まさにクラリネットの女王はここに健在なのであります。
この「パリのメカニック」プロジェクトは、第一次世界大戦直後の狂った時代
の喧騒を再現しています。第一次世界大戦は、西洋世界にも大きな変化をもた
らしました。ダダイズム、シュールレアリズム、表現主義・・・人も、人を取
り巻く環境や芸術も、毎日のように目まぐるしく変わっていきました。20世紀
初頭に書かれたユニークな作品を中心に、ザビーネ・マイヤーと彼女の仲間た
ちのために、新しくアレンジされた曲がおさめられています。当時目まぐるし
く動いていた機械の動きと音を模したような、バレル・オルガンの音色は滑稽
にも、実に皮肉にも聴こえます。このバレルオルガンは、実に156ものパイプ
をもつおばけオルガン。マイヤーとのやりとりが実に面白い一枚です。





<TDK>
TDKAD 018 \2450
C.P.E.バッハ(1714-1788):
チェロ協奏曲 イ短調
12のオブリガート楽器のためのシンフォニア ニ長調
12のオブリガート楽器のためのシンフォニア ヘ長調
J.ハイドン(1732-1809):交響曲第12番 ホ長調
鈴木秀美(指&チェロ独奏) オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2005年10月21日 浜離宮朝日ホールでのライヴ
オーケストラ・リベラ・クラシカ&鈴木秀美が待望のC.P.E.バッハを収録。
C.P.E.バッハのユニークな楽想を鮮烈に表現しています。また、ハイドン自身
が音楽的影響を受けたとされている作曲家はC.P.E.バッハであり、C.P.E.バッ
ハの作品を聴くことはハイドンの原点を知ることになるのではないでしょうか。
二人の作品を並べて聴くと、何か共通項を発見できるかもしれません。






<Profil>
PH 05040 \2080
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
ベルリオーズ:序曲「リア王」Op.4
ベルリオーズ:「ベアトリスとベネディクト」序曲Op.9
サー・コリン・デイヴィス(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1998年、1997年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
選りすぐりの内容がすでにファンの心を掴んで離さないProfilのライヴ・シリ
ーズ。一連のバイエルン放送響シリーズに続いて、なんと今度はドレスデン・
シュターツカペレ・エディションがスタート!第1弾は名誉指揮者デイヴィス
によるお得意のエルガーとベルリオーズ。
デイヴィスとしてはのちにロンドンSO.と全集(2001年)を完成させるエルガ
ー。本場のオケならではの魅力は尽きませんが、このドレスデンの音色もまた
重厚な音楽に相応しいもの。馥郁といっぱいに拡がるアダージョなど想像を超
えた美しさです。一方で第2楽章のように荒々しい場面でもじつに過不足なく
反応するあたりもさすが。さらにフィナーレ。コーダで冒頭のテーマが回帰し
てくるところなどゾクゾクするくらいに最高の格好よさ!
カップリングは同じオケとのスタジオ盤(1997年)でも聴かれるベルリオーズ。
まことに華麗!「スペシャリスト」デイヴィスに触発されて、こちらも見事と
いうほかありません。MDRによる録音も瑞々しさを湛えて極上。

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05-12 No.12-2

2005年12月21日 16時58分20秒 | Weblog
<Ondine>
ODE 1075 4枚組 \5400
シベリウス:交響曲全集(4CD)
(CD1)交響曲第1番ホ短調作品39,交響曲第7番ハ長調作品105、
交響詩〈フィンランディア〉作品26(男声合唱と管弦楽のための)
(CD2)交響曲第2番ニ長調作品43,交響曲第6番ニ短調作品104
(CD3)交響曲第3番ハ長調作品52,交響曲第5番変ホ長調作品82
(CD4)交響曲第4番イ短調作品63,ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
レイフ・セーゲルスタム(指), ペッカ・クーシスト(Vn)*
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団,ポリテク男声合唱団
録音:1996年1月(協奏曲)、
2002年5月(第1番・第7番)、10月(第2番)、12月(第6番)、
2003年6月(第5番)、12月(第4番・フィンランディア)、
2004年1月(第3番)フィンランディアホール(ヘルシンキ)
ヘルシンキ・フィルとセーゲルスタムによるシベリウスの交響曲が4枚組の全集
にまとめられました。透明なテクスチュア、木管楽器の詩的な響きなど様々な
魅力に彩られた演奏。男声合唱をともなう〈フィンランディア〉は収録されて
いますが、〈ポホヨラの娘〉をカット。代わりに、ラハティ交響楽団の初来日
に同行したペッカ・クーシストが19歳の時に録音したヴァイオリン協奏曲が加
えられました。ペッカの演奏は、多くのヴァイオリニストが陥るメカニズム誇
示への誘惑を拒否。共感にみち、シベリウスの音楽の美しさと力強さをバラン
スよく表現した演奏が、フィンランドの人たちの心を掴み、ベストセラーにな
りました。ヴァンスカ、サラステ、ベリルンド(ベルグルンド)の録音とともに、
“明敏なシベリウス愛好家”(英グラモフォン誌、アンドリュー・アシェンバッ
ク)のための全集。

ODE 1063 \2080
キンモ・ハコラ(1958-):クラリネットと管弦楽のための作品集
クラリネット協奏曲(2001),
緑に燃える黄昏(2004)(管弦楽のための)*,
ダイアモンド・ストリート(1999)(クラリネット独奏のための)
カリ・クリーク(クラリネット),エサ・トゥキア(ホルン)*,
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団
録音:2000年9月YLE(フィンランド放送)M2スタジオ(ダイアモンド・ストリート)、
2005年5月9日-12日文化の家(ヘルシンキ)
クラリネット五重奏曲、ローコ、カプリオール(ODE960-2)に次ぐキンモ・ハコ
ラの作品集。フィンランドの奏者、カリ・クリークからインスピレーションを
もらったクラリネット協奏曲。協奏曲のためのスケッチとも言える〈ダイアモ
ンド・ストリート〉。空気の澄んだ夕刻、日没の太陽が緑色の閃光を放ち、そ
の光を目撃した瞬間、人には自分と恋人の心のうちが見えるようになる......
SF作家ジュール・ヴェルヌの「緑の光線」(1882年)のイメージを表現する管弦
楽曲、〈緑に燃える黄昏〉。ハコラの音楽には、彼の出発点となったモダニズ
ム、エスニックの香り、ハリウッド風ロマン、オリエンタルムード、クレッツ
マー(ユダヤ人の音楽)など、さまざまな要素が織り込まれます。それが遊び心
につながり、音楽ファンとプレーヤーの心をとらえます。

OCTO 411 \2080
ヘイッキ・サルマント(1939-):
カンタータ〈絶滅した鳥の歌〉(2002)(児童合唱とジャズアンサンブルのための)
カリ・アラ=ポッラネン(指)タピオラ児童合唱団
ヘイッキ・サルマント・アンサンブルヘイッキ・サルマント(キーボード)
ペッカ・サルマント(ベース),マッティ・コスキアラ(パーカッション),
ユハニ・アールトネン(フルート)
録音:2004年10月15日-17日ニュア・パヴィリヨンゲン(カウニアイネン)
〈絶滅した鳥の歌〉は、エコロジカルなメッセージをもつ、“エコ・カンター
タ”とでも呼べる作品。フィンランド・ジャズシーンを代表する作曲家、ピア
ニスト、ヘイッキ・サルマントが、フィンランド系アメリカ人作詞家、アイナ
・スワン・カトラー(1914-2005)のテクストに作曲しました。《風の歌を聴け》
《昔むかし、暗黒が》、《生命は海から》、《恐竜に何が起こったか》、《原
始の人間》、《火》、《ガリレオ》、《人、夢見る者》、《テクノロジー》、
《われわれは何をやっているのか》、《静かな場所を求めて》の11章が、遠い
過去から現在までを旅し、未来を展望します。作者が求めた新しい音色と深さ
が、児童合唱のもつ透きとおった声により実現されています。





<WERGO>
WER 6666 \1850
『田舎医者』-フランツ・カフカの短編小説に基づくラジオ・オペラ
『この世の終わり』-プロローグとエピローグを伴うラジオ・オペラ
マルクス・ステンツ(指)ケルン放送交響楽団WDR
田舎医者/ ローランド・ヘルマン(Br)、
馬男/ ロデリク・M・キーティング(T)、
患者/ ヨナス・デコフ(少女ソプラノ)、
父親/ マッテオ・デ・モンティ(B)、バラ&娘/ イゾルデ・ジーベルト(S)、
母/ ダフネ・エヴァンゲロートス(A)、
小さな子供の合唱/ ケルン大聖堂合唱団
・ゴットフリート・リッター(指)ケルン放送交響楽団
語り手/ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、
落下していく男性の魂/ フリーダー・ラング(T)、
マルケーザ・モンテトリスト/ ダフネ・エヴァンゲロートス(A)、
ドブロフスカ&二倍の天才/ ロデリク・M・キーティング(T)、
スガンバーティ嬢&星占術師/ イゾルデ・ジーベルト(S)、
クンツ-サルトーリ教授&政治家/ ロベルト・ボルク(Br)
ヘンツェは、「舞台上ではなしえないことも表現できる」としてラジオ・オペ
ラという形態を尊重していました。ここにおさめられているのは、カフカの同
名の小説に基づく『田舎医師』と、ヒルデシャイマーの小説「失われた愛の伝
説」に基づく『この世の終わり』のふたつのラジオ・オペラを書いています。
『田舎医者』はカフカのシュールレアリズム、『この世の終わり』は容赦ない
皮肉、このふたつの作品は切っても切り離せません。
『田舎医者』あらすじ-カフカの『田舎医者』の舞台は冬。夜中、田舎の医者
が重病人に電話で呼び出されますが、彼は自分の飼っていた馬が死んでしまっ
たために十分な治療ができません。ある日、見慣れない人物がこの医者に二匹
の新しい優駿を紹介します。医者は馬を追い返そうとしますが付いて来るので
飼うことにしました。後にまた治療不可能な患者に出会って、この馬に乗って
逃げようとしたら馬はいつまでも永久に走り続けたのでした。-なんともシュ
ールな内容ですが、芝居っけたっぷりな歌い手たちによってなんともそら恐ろ
しい雰囲気に仕上がっています。『この世の終わり』もヘンツェには珍しい痛
烈な社会批判(貴族主義への批判)で、切れ味鮮やかな管弦楽の扱いもみごと
です。

WER 6556 \1850
表面AUDIO CD+裏面DVD VIDEO
※DualDisc※
ステファン・ヴィンクラー
熱望から存在へ-7つの事件とひとつの現状(ヴィオラともう7人のための)
Gullinkambi-冷たい櫛(管楽器のための)
アヴェニュー
Zigzag(サキソフォン6重奏のための)
イエルク・ヴィンクラー(Va)、
ベルリン新音楽室内アンサンブル(Kammerensemble Neue Musik Berlin)、
ステファン・ヴィンクラー(サンプリング、指)
ティナ・レーデラー(Fl)、
マティアス・ベッカー(Ob,イングリッシュ・ホルン)、
マルコ・トーマス(Cl)、ノルベルト・プフェルツ(Hrn)、
セリム・アイカル(Fg)、トーマス・コリコフスキ(コントラファゴット)
&・クラース・ヴィルレッケ(Sop, Alt, Tenorサックス)、
カロラ・エルスナー(バリトン・バスサックス)
なんとも辛口なサックス6重奏の登場。おそらく多少の電子処理は施されている
のでしょうが、人間が演奏しているとは思えないほど無機的でドライな音色。
ここまで自我を消せる演奏者というのもすごいものです。二層ディスクになっ
ており、片面がCD、片面がDVD(NTSC)という仕様です。全体的に非人間的で
すが、実に優れた音響。アメーバのようなアニメーション映像つきのサックス
6重奏(CDの・ZigZagと同曲)を鑑賞すると、宇宙人になったかのようなシュ
ールな気分が味わえます。

WER 2060 \1850
ボジダル・スパソフ(1949-):
フィアート・コンティヌオ(息の通奏低音)-電子楽器と管楽器のための-
フィアート・コンティヌオI
フィアート・コンティヌオII
フィアート・コンティヌオIII
フィアート・コンティヌオIV
フィアート・コンティヌオV
ムジーク・ファブリーク
★これまた音響派むけの一枚。宇宙空間を思わせる電子音(テープ)に、フル
ートやバス・クラリネットの超絶技巧が重なり、えもいわれぬ無重力空間を作
り出します。まるで宇宙遊泳をしているかのような気分。電子音とナマの楽器
が組み合わさると、ナマの楽器の音がおどろおどろしくこわく聴こえるから不
思議です。ムジーク・ファブリークの面々の技巧が冴え渡ります。





<BIS>
BIS SA 1561(SACD-Hybrid) \2250
J. S. バッハ:
復活祭オラトリオ BWV249
カンタータ第11番「御国にまします神をたたえよ」BWV11(昇天祭オラトリオ)
野々下由香里 (Sop)、パトリック・ヴァン・ゲーテム(A)、
ヤン・コボウ (Ten)、
浦野智行 (Bs)、鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。待望の「復活祭オラトリオ」。キリストの復活をテーマ
としたこの2作は、受難と死をテーマとする教会カンタータとは一線を画した
明るさが感じられます。BCJと初共演のカウンターテナー、パトリック・ヴァ
ン・ゲーテムが期待。

BIS 1425(SACD-Hybrid) \2250
21世紀のリコーダー音楽
ダニエル・ベルツ:ジョーカーの物語 (1999-2000)
イングヴァル・カーコフ:リコーダーと吹奏楽のための協奏曲 (2000)
フレドリク・エステルリング:沈黙の声-リコーダー三重奏のための6章 (2003)
ダン・ラウリン (Rec)、
アラン・ギルバート(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル、
ペッテ・スンドクヴィスト(指)
エストゲタ・シンフォニック・ウィンドバンド、
パラドックス・トリオ
「北欧の虚無僧」ことダン・ラウリンの新譜は、いずれも2000年代の最新作。
リコーダーと言えば小学校の教材か古楽の物と思われがちですが、このアルバ
ムのように大編成のオーケストラやブラスバンドを向うにまわしても全然ひけ
をとらぬ潜在能力を秘めているのに驚かされます。日本でもお馴染のアラン・
ギルバートがBIS初登場なのも注目です。

BIS 1384 \2080
スカルコッタス:
バレエ組曲「海」(1948/9)
4つの映像 (1948)
ギリシャ舞曲ハ短調 (1949)
クレタの饗宴
(ミトロプーロス作曲、スカルコッタスによるオーケストレーション)
バイロン・フィデツィス(指)アイスランドSO
シェーンベルク門下の過激な作風で知られるギリシャの作曲家ニコス・スカル
コッタス。当アルバムには、意外にも調性のあるロマンティックなものばかり
集められています。「海」はエーゲ海そのもの、「4つの映像」はギリシャの
田園風景が目に浮かびます。大指揮者ミトロプーロスのピアノ曲をスカルコッ
タスがオーケストレーションしたのも聴きものです。

BIS 1329 \2080
C. P. E. バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.14
メヌエット ハ長調 W.116/15 
アラ・ポラッカ ハ長調 W.116/4 
ソナタ イ長調 W.65/37 
メヌエット ニ長調 W.116/3 
アラ・ポラッカ ニ長調 W.116/6 
ソナタ ホ短調 W.65/39 
メヌエット 変ホ長調 W.116/1 
ポロネーズ 変ホ長調 W.116/2 
ソナタ 変ロ長調 W.65/38
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
好評の同シリーズも折り返し点に達しました。ここでは1756年から66年までに
作られた舞曲とソナタが収められています。使用楽器は1785年ゴットフリート
・ヨーゼフ・ホーン作のコピーで、クラヴィコードの認識が変わります。

BIS 1511 \2080
サリー・ビーミッシュ:弦楽四重奏曲第1番 (1999)
同:同第2番「カリフォルニア」(2000)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18の4
エンペラーSQ
ヴィオラ奏者でもあるイギリスの女性作曲家サリー・ビーミッシュ。弦楽四重
奏曲第1番はウクライナやトルコ、アフリカの民謡の引用が面白く、ベートー
ヴェンの第4番から霊感を得て作られた第2番はカリフォルニア旅行から受け
た印象(2つの大橋)が盛り込まれています。

BIS 1032 \2080
セーヴェルー:管弦楽曲集 Vol.8
熱情的序曲 Op.2b、愛のロンド Op.14の7、ヤギの歌変奏曲 Op.15 
小鳥のワルツ Op.18の2、農夫のブローチの調べ Op.14の2、
水車の調べ Op.22の2、シルユの踊り Op.22の2
ディヴェルティメント第1番 Op.13、彼女の最後の子守唄 Op.22の3
ウーレ・クリスチャン・ルード(指)スタヴァンゲルSO
セーヴェルーの管弦楽曲シリーズ最終巻。「熱情的序曲」は習作交響曲のフィ
ナーレだったもの。ロマンティックながら彼の語法もすでに現れています。彼
の作品中最も愛されたピアノ小品「愛のロンド」の作曲者自身による小管弦楽
版が聴けるのも魅力です。






<FUGA LIBERA>
FUG 512 5枚組 \5680
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集(15曲)
ダネル四重奏団
[マルク・ダネル(1st Vn)ジル・ミレ(2ndVn)トニー・ナイス(Va)
ギィ・ダネル(Vc)]
録音:2001-2005年ミュンへン(バイエルン放送との共同制作)
20世紀ロシアの生んだ巨人ショスタコーヴィチ(1906-75)。今年が没後30年、
来年2006年は生誕100年にあたります。交響曲と並んで15曲を数える弦楽四重奏
曲は、30代半ばから最晩年に至るまで書かれ全創作の柱をなすもの。作曲家を
取り巻くその時々の状況を色濃く反映している点もまた交響曲と同じです。
この記念すべきタイミングで全集をリリースするのはダネル・カルテット。
1991年ブリュッセルで創設、1993年にショスタコーヴィチ国際コンクールで
第1位に輝いた団体です。CYPRESにビアラン、メルニエら現代作品の録音があ
り、持ち前の切れ味鋭いテクニックが冴えています。しかもリリースに合わせ
て、2006年彼らはヨーロッパを皮切りにショスタコーヴィチ全曲演奏会シリー
ズを敢行。11月には来日公演(札幌)が予定されています。





<LYRINX>
LYR 242 \2180
ジョリヴェ(1905─1974):ヴァイオリンのための作品集
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
G線上の呪文
狂騒的組曲
ヴァイオリン協奏曲
デヴィ・エルリ(Vn) 関谷学(Pf)、
マリウス・コンスタン(指)&フランス国立管弦楽団
録音:1991年日本におけるライヴ、1977年6月23-24日、
1975年4月28日(初出音源)
ジョリヴェはその生涯にヴァイオリンのために4つの作品をのこしています。
ヴァイオリンとピアノのためのソナタは、ライヴの貴重な音源のCD化。この楽
譜は、ジョリヴェの死後10年以上経過した1988年に手稿譜が発見された、ジョ
リヴェの27歳ごろの作品。このディスクの演奏者であるデヴィ自身が発見した
時に、「私がみつけたものは爆弾以外のなにものでもない・・・池に一度投げ
込まれた大きな石のように、果てしない波紋を広げる」と言ったように、決意
と自信に満ち溢れた作品です。叙情とエネルギーの核融合的作曲家、ジョリ
ヴェの魅力に満ちた一枚です。

LYR 244 \2180
ジョリヴェへのオマージュ-ジョリヴェ作品集
ノクターン-チェロとピアノのための
エクログ(牧歌)-アルトのための
5つの呪文-フルートのための
苦行-クラリネットのための
ラプソディー-7のため
デヴィ・エルリ(指)
ジュネヴィエーヴ・トゥリエール(Vc)、リー・ルセル(Pf)、
アラン・ジャンヌー(Alt)、アラン・マリオン(Fl)、
ミシェル・レティク(Cl)、
ル・ソリスト・ドゥ・マルセイユ〔マイテ・ドゥエ・ぺリネリ(Vn)、エミ
ール・カリオル(Cb)、フィリップ・デ・ケレック(Fg)、ルネ・ぺリネリ
(Hrn)、アンドレ・ヴァイス(Trb)、アラン・ジャンル(Perc)〕
フランスの鬼才ジョリヴェの、管楽器のためのソロの作品を中心に集めたもの。
ジョリヴェ自身、「独奏楽器のために書かれた作品は苦行である。作曲家は、
楽器の最も深い部分の性質までも熟知していなければならない。そして、演奏
家は、彼の楽器のもつ美徳を大いに表現し、音楽を自由に再創造しているとい
うことを聴く者に感じさせなければならない」と述べています。各楽器の奏者
にとっての登竜門とでも呼ぶべき作品たちです。

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05-12 No.11

2005年12月20日 19時37分38秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC907 \1400
シューベルト: 歌曲集「冬の旅」(全曲)
トーマス・E・バウアー(Br)
ジークフリート・マウザー(p)
シベリア鉄道に乗り、本当の「冬」を感じ取った、感動的な歌唱。
ナクソス等にも録音の多い、近年リート歌手として人気を博している、トーマ
ス・E・バウアーによる、新解釈による「冬の旅」。 シューベルトはもちろ
んシベリアには行った事はないが、シベリアの土地はヨーロッパより更に感傷
的であった。それを体験するにはシベリアを旅することであった。実際にシベ
リア特急に乗り込み、シベリアを旅し、その土地の風土と人にふれあったこと
は、彼にとって新鮮なものだった。更に民族的な要素を汲み取ったバウアーは、
それをこの「冬の旅」の解釈に取り入れたのだ。そして最終駅であるイルクー
ツクにて、ライヴ録音が行われた。ここに収録された演奏は、バイエルン放送
で「シューベルト・イン・シベリア」と題されたドキュメンタリー番組として
放映されたもののサウンド・トラックですが、その感動的な歌は、ミュンヘン
で非常に話題となったものです。
(2004年9月14日 イルクーツク国立ギャラリーでのライヴ録音)

OC556 \1400
ヨハン・ヨーゼフ・フックス :ウィーン王宮のための室内楽作品集
ルネ・クレマンシック(指揮、cemb,org)
クレマンシック・コンソート
ヒロ・クロサキ(Vn),
イシュトヴァン・ケルテス(Vn),ウルスラ・コルチャック(Va),
クラウディオ・ロンコ(Vc), ヘルヴィッヒ・ノイゲバウアー(ヴィオローネ)
「4声のための序曲(器楽のための協奏曲第3&6番)」「3声のためのカンツォ
ン」「パルティータ・トリオ」「3声のためのパルティータ」「3声のための
シンフォニア(トルコ風)」 大ベストセラー「フックス/レクィエム
(ArteNova 74321277772)」に続く、クレマンシックのフックス2枚目の録音
です。フックスはオーストリアの代表的で重要なバロック作曲家でありまし
たが、その録音は意外と少ないものです。オーストリア(ウィーン)在住のク
レマンシックにとって、フックス研究は彼のひとつのライフワークでもあり
ます。そのほとんど出版されていなかった器楽室内楽作品を研究し、演奏を
試みました。これらの作品は、フランス様式で作曲されていますが、イタリ
ア的要素が多く、独特な雰囲気をもっています。王宮を熱狂に陥れたという
「トルコ風」と呼ばれる「3声のためのシンフォニア」は、話どおり、まさに
ここでのはちきれんばかりに楽しい演奏によって再現されています。 既に10
年以上ものクレマンシック・コンソートのコンサート・マスターを務めるヒ
ロ・クロサキの技巧的かつ優雅で暖かいバロック・ヴァイオリンが、クレマ
ンシックの研究成果を完璧に汲み取り、素晴らしい演奏が繰り広げられます。
(2004年5月26-28日、ウィーンW*A*R-スタジオでの録音)

OC557 \1400
Huj-バルトークのハンガリー民族音楽
コレクションへのイマジネーション
ヴォルフガング・ネッツァー(ギター&アレンジ)、
オードリー・ルーナ(ヴォーカル)、
ガブリエレ・ミラバッシ(クラリネット)、
サーシャ・ゴトワシュコフ(パーカッション)
ドイツ・オーストリア音楽の強い影響から出発したバルトークだったが、東
ヨーロッパの民族音楽の収集家でもあり、アフリカのアルジェリアまで足を
伸ばすなど、学問分野としての民族音楽学の祖の一人です。ハンガリーやそ
の周辺の民謡をはじめとした民族音楽を科学的に分析し、その語法を自分の
ものにしていった側面と、同時期の音楽の影響を受けた側面の二律背反的な
バランスの中で作品を生み出す、という独自の道を歩みました。ただし、彼
の楽曲はソナタ形式の活用など、いわゆる西洋の音楽技法の発展系の上で成
立しており、音楽史的には新古典主義の大きな流れの一人と位置付けて言わ
れている。 逆に、バルトークの民族音楽の収集は世界一重要な音楽民族学的
な概要の1つです。しかし、バルトークは決してバルカン半島音楽の魅惑的世
界との芸術的遭遇を基礎として、この収集を使用する唯一の作曲家ではあり
ませんでした。これらの農民的旋律とリズム、比較にならないほどメロディッ
クな流れ、および五音音階のハーモニーの吟味は、現在この素材に関する彼
自身の音楽の解釈するために、作曲家兼ギター奏者であるヴォルフガング・
ネッツァーを奮い立たせました。ソプラノのオードリー・ルーナ、クラリネ
ットのガブリエレ・ミラバッシ、および打楽器奏者サーシャ・ゴトワシュコ
フによって、完全に異なった音楽の影響から発して、ネッツァーは完全にオ
リジナルの音に伴う独自のアルバムを作成しました。 その独特なアレンジは、
バルトークの作品とは全く違いますが、世紀末のような怪しいジャズ風です
が、なんとも不思議な気持ちにさせてくれます。
(2004年秋、W・ネッツァー・スタジオ、ミュンヘン・アマデウス・スタジ
オでの録音)

OC608(SACD-Hybrid) \1900
ハインリヒ・カミンスキ:合唱作品集
ゲルト・グクルヘール(指揮)
ミュンヘン・オルフェウス合唱団
「Der 130, Psalm」「Alle Menschen mussen sterben」「Die Messe deutsch」
「Die Erde - Zarathustra: Yasna 29」「Triptychon」「Der Mensch」
「Sechs Chorale」「Amen」「Geistliche Chore」
近代合唱作品に大きな影響を与えた最も重要な作曲家、ハインリヒ・カミン
スキの合唱作品集です。1886年に生まれたカミンスキは、ハイデルベルクにて
化学を学んだが、1909年に音楽の世界に転向し、1914年にピアノ教師として働
きはじめました。世界第一次大戦中彼は聖歌隊の指揮者をし、ベルリン、プロ
イセン大学の教授を務め、同僚にプフィッツナー、そして教え子にカール・
オルフがおり、お互いに刺激合いました。彼は政府より「半ユダヤ教徒」とさ
れ、スイス、フランスを逃げ回ったが、1946年に亡くなりました。彼の作曲
法は、バッハとレーガーの厳格な対位法に従いながら、複雑な構造と自由
なハーモニーによっています。彼の最高の作品とされる「Die Messe deutsch」
は、調声と言語は絶えず展開し、絶望のドイツ政局に対するメッセージが宣言
されています。 ハイブリッドSACDでの発売です。
(2005年7月15-18日、ミュンヘン・聖ウルスラ教会での録音)

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05-12 No.10

2005年12月14日 16時25分04秒 | Weblog
★ARTE NOVAレーベル・特別セールのご案内★
2006年1月までの特別セールを行っています。
詳細は当店HPに掲載してございます。
1枚もの\480からのご提供になりますので、どうぞご利用下さい。

http://home4.highway.ne.jp/goodies/index.html

===================================

<JIMMY CLASSICS(メロディア音源)>
★先日ご案内いたしました下記の限定入荷商品ですが、入荷数にまだ余裕が
ございます。ご注文をおまちしております。

OM03-131 \900
「レナード・バーンスタイン・イン・ロシア」
ベートーヴェン:エグモント序曲
ブラームス:交響曲第1番
ラヴェル:ラ・ヴァルス
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィル
録音:1959年8月28日
(レニングラード・フィルハーモニー・大ホール、ライヴ録音)
1959年8月24日(モスクワ音楽院大ホール、ライヴ録音)
バーンスタインがニューヨーク・フィルを率いて冷戦下のソ連(当時)を訪れ
た貴重なライヴ。異常な状況のもと壮絶な演奏です。モノラルながら良好な音
質です。

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<WARNER>
2564.62300 \1900
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ソナタ第7番Op.10-3、ソナタ第14番Op27-2「月光」、
ソナタ第22番Op.54、ソナタ第23番Op.57「熱情」
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
鬼才ルガンスキー、初めての古典作品。
ショパン、ラフマニノフのロマン派以降の作品を手がけてきたルガンスキーが
初めてベートーヴェンに挑みます。「月光」「熱情」といったピアノ作品とし
ても頂点に立つ曲とともに“不出来”と揶揄される22番も収録。ルガンスキー
ならではの組み合わせです。

2564.62514 \1900
ショスタコーヴィチ:
ピアノ・トリオ第1番Op.8(1923)、2番Op.67(1943)、
ブロークの詩による7つの歌Op.127(1967)
ボザール・トリオ、ジョアン・ロジャース(Sop)
1955年7月13日にタングルウッド音楽祭でデビューし、今年で結成50年を迎えて
しかもかくしゃくたる演奏活動を続けるボザール・トリオのワーナークラシッ
クへの第2弾録音。ショスタコーヴィチの初期、中期を飾るピアノ・トリオと
晩年期のピアノ、ヴァイオリンとチェロを伴奏にもつ歌曲集を収録。この歌曲
集はヴィシネフスカヤ、ロストロポーヴィチ、リヒテル、オイストラフによっ
て初演されました。ヴァイオリンのダニエル・ホープはモーツァルトのソナタ
他2タイトルをワーナーで発売。今後バッハ:ヴァイオリン協奏曲、ショスタ
コーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲等を予定、またチェロのメネセスもシューマ
ン:チェロ協奏曲等を予定している。

2564.62196 \1900
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第2巻
弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.18-No.3、第15番イ短調 Op.132
エンデリオン四重奏団
最新の研究成果に基づく「Jonathan Del Mar(ジョナサン・デル・マール)」
版による初の全集録音。第1巻(第11番「セイオーソ」、第2番、第16番、
楽章(アレグレット)ロ短調)は好評発売中。

2564.62791 \1900
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
モーツァルト:協奏交響曲 K.297b
エルガー:ニムロデ(エニグマ変奏曲より)、バレンボイムのスピーチ
ダニエル・バレンボイム
ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ
バレンボイムが彼のオーケストラをイスラエルのラマラにつれてきたとき、バ
レンボイムの人道主義は紛争を超越した。バレンボイムが異なる習慣、宗教の
民族から若い音楽家を集め、自ら手塩にかけて育てたウェスト・イースタン・
ディヴァン・オーケストラによるイスラエルのラマラにおけるコンサート
(2005年8月)をライヴ収録。文字通り音楽には国境はないことを証明し、音
楽によって民族問題を克服しようとするバレンボイムの人道主義的活動の一環
としてのコンサートが民族紛争の象徴であるラマラ市のパレスチナ人居住区で
行われ、高らかにベートーヴェンの運命等が演奏された。

2564.62792(DVD-Video) \4000
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、
モーツァルト:協奏交響曲 K.297b
エルガー:ニムロデ(エニグマ変奏曲より)
バレンボイム、サイード他のスピーチ
もう1枚のDVDにはドキュメンタリー「初めに知識ありき」(93分)を収録
バレンボイムとサイードの対談、オーケストラ・リハーサルとコンサートの
抜粋(ジュネーヴ)等々
ダニエル・バレンボイム
ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ
2枚のDVDにバレンボイムと彼のオーケストラとの交流、発展がコンサートも交
えて余すところなく描かれている。既発売の「レッスン・イン・ハーモニー」
に続くバレンボイム/ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラの
第2弾。今回はCDとDVD2枚組に分かれての発売。バレンボイムの指導によって
民族、宗教、言語の違う若い音楽家が音楽という共通項で結ばれてオーケスト
ラとともに成長していく過程がより克明にわかる内容になっている。
DVD1枚にザ・ラマラ・コンサート(112分)を収録
<オーディオ:リニアPCM、ドルビー・デジタル5.1サラウンド、DTS 5.1サラ
ウンド>
<英語、仏語、独語、スペイン語、アラビア語(ドキュメンタリーのみ)>

2564.62560 \1900
「地中海のクリスマス」
ボストン・カメラータ(ディレクター:ジョエル・コーエン)
中世から19世紀に至る時代の地中海周辺で歌われたクリスマス・ソングをス
ペイン、ポルトガル、イタリア、プロヴァンス、ヘブライ、アラビアの各語
で収録。結成50年を迎えたボストン・カメラータはリュート奏者のジョエル・
コーエンのもと中世からルネサンス、バロックの音楽を専門に研究・演奏する
アンサンブルで、今までにワーナーより「アメリカのクリスマス」「サンタ・
マリアのカンティガ」等約10タイトルを発売している。このCDでは共通の
祝祭であるクリスマスというテーマのもと、伝統も宗教的背景も違うミュー
ジシャンのアラビア音楽アンサンブルの“シャーク(Sharq)”が参加している。

2564.62513 \1900
「20世紀のクラリネットとヴィオラとピアノの三重奏曲集」
ジャン・フランセ:クラリネット、ヴィオラとピアノのためのトリオ(1990)
フランシス・プーランク:クラリネット・ソナタ(1962)
ジェルジー・クルターク:ロベルト・シューマンへのオマージュ(1990)、
ジョルジュ・エネスコ:演奏会用小品(1906)
ジークフリート・マトゥーズ:ヴァサーシュピーレ(2001世界初録音)
トリオ・アポロン
クラリネットとヴィオラとピアノによる“トリオ・アポロン”、メジャー・
デビュー・アルバム。トリオ・アポロンは1990年にベルリン国立管弦楽団の
首席クラリネット奏者のマティアス・グランデルと首席ヴィオラ奏者のフェ
リックス・シュヴァルツとピアニストのヴォルフガング・キーンルによって
結成された。すでに評価の確定している20世紀を代表する作曲家の作品に加
え、トリオ・アポロンのために書かれたマトゥーズのヴァサーシュピーレも
収録。

2564.62595 \1900
フンメル:ピアノ・トリオ全集 Vol.1 
ピアノ・トリオ第2番、5番、6番
ヴォーチェス・インティメ

2564.62596 \1900
フンメル:ピアノ・トリオ全集 Vol.2 
ピアノ・トリオ第1番、3番、4番、7番
ヴォーチェス・インティメ
これは珍しい!フンメルのピアノ三重奏曲全集が登場。フンメルはハンガリ
ーのブラティスラヴァで1778年に生まれ、8歳でモーツアルトに師事し、9歳
でモーツァルトの指揮のもとデビューし、その後ヨーロッパ各地を演奏旅行
し、ロンドンではロンドンでクレメンティ、1793年よりウィーンでサリエリ
やハイドンから学んだ。またベートーヴェン等とも親交をむすんだ。最後は
ワイマールに住み、ゲーテとシラーとともに町の名士となった。
Voces Intimaeは1998年に結成され、イタリア主要都市でのコンサートを経て
ロンドンで大成功を収め、ブリュッセル、バルセロナ、ウィーン等ヨーロッ
パ各地で演奏を行っている。彼等の主要なレパートリーはゲーテに触発され
た作曲家に集中しているが、20世紀までに作曲されたイタリアとフランスの
ピアノ・トリオもそうである。

2564.62409 \1900
エルネ・ドホナーニ(1877-1960):
組曲Op.19(1908-09)、ハンガリー牧歌Op.32b(1924)、
アメリカン・ラプソディーOp.47(1953)
ドモンコシュ・ヘーヤ指揮 ダニュービア交響楽団
ドホナーニの壮年期から晩年までの主要な管弦楽作品を収録。エルネ・ドホ
ナーニはハンガリー出身でピアニストとして活躍する傍らベルリン高等音楽
学校、リスト音楽院で教鞭をとり1949年にアメリカに移住後、フロリダ州立
大学のピアノと作曲の教授に就任。その時代にアメリカン・ラプソディーを
作曲した。
指揮者のドモンコシュ・ヘーヤはバルトーク音楽院に在学中に友人と1993年
にダニュービア交響楽団を設立し、現在は同楽団の芸術監督を務めている。
以降東欧を中心に活動してるが2001年には東京シティー・フィルに客演した。




<GLISSANDO>
779 054-9(DVD-Video) \3650
「新ローマ法王ベネディクト16世御前 バチカン・コンサート」
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ から キリエ(+/++)
ゲオルク・ラッツィンガー:聖年のミサ から サンクトゥス(+/++)
メンデルスゾーン:まことに彼は御使いたちに命じ(+/++)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス(*/++)
リスト:オラトリオ「キリスト」から 汝はペテロなり(*/++)
プフィツナー:オペラ「パレストリーナ」から 第1幕前奏曲,第3幕前奏曲(*)
ヴェルディ:聖歌四篇 から テ・デウム(*/#)
ワーグナー:オペラ「タンホイザー」序曲(*)
クリスティアン・ティーレマン(指揮(*))
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ローラント・ビュヒナー(指揮(+))
レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊(++)
アテスティス合唱団(#)
収録:2005年10月20日、バチカン、パウロ6世ホール、ライヴ
ドイツのバイエルン州に生まれ、ミュンヘン教区司教から第265代ローマ法王
となったベネディクト16世のために、地元ミュンヘンと近郊のレーゲンスブル
クの演奏家たちが御前演奏を行った際のライヴ収録作品です。2004年にミュン
ヘン・フィルの音楽監督に就任したティーレマンが手兵を指揮した演奏が注目
されます。

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05-12 No.9-1

2005年12月13日 19時17分33秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4776090 2枚組(CD+ボーナス・エンハンストCD) \2800
エレーヌ・グリモー“Reflexions”
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
クララ・シューマン:3つの詩(リュッケルトの詩による)作品12-
風雨の中を彼はやって来た*、なぜ他の人にたずねるのか*
海辺にて(Am Strande)*
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 作品38**
2つのラプソディ 作品79(第1番 ロ短調、第2番 ト短調)
Bonus CD enhanced
シューマン:3つのロマンス 作品94***
エレーヌ・グリモー(Pf)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)*、トルルス・モルク(Vc)**
アルブレヒト・マイヤー(Ob)***
シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:エサ=ペッカ・サロネン
録音:2005年4月、聖ルカ教会(ドレスデン) 
2005年9月、スコリング・ステージ(ベルリン)
11月にフレンチ・ヴァージョンでリリースされ、好調な売れ行きをみせている
グリモーの「Reflexions」。なんと、インターナショナル・リリースでは、ボ
ーナスCD付の限定盤が発売となることとなりました!しかも、その内容が、
ソロ・アルバムでも注目を浴びたアルブレヒト・マイヤーとのコラボレーショ
ンでのシューマン:ロマンスを収録ときては、再度盛り上がりを見せること間
違いなし!まだ、詳細がわかっていないのですが、エンハンストCDということ
で、映像も収録されているようで、こちらも楽しみです。

734142(DVD-Video) \3350
New Year's Concert 2006
<予定収録曲>
CD1(PartI)
J.シュトラウスII:ねらいをつけろ!(射撃者同盟行進曲) 作品478
同:ワルツ≪春の声≫作品410
同:外交官のポルカ 作品448
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ≪ことずて≫作品240
J.シュトラウスII:ポルカ≪女性への賛美≫作品315
同:ワルツ≪芸術家の生涯≫作品316
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ≪憂いもなく≫作品271
CD2(PartII)
J.シュトラウスII:ジブシー男爵の入場行進曲
W.A.モーツァルト:≪フィガロの結婚≫序曲
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ≪モーツァルト党≫作品196
J.シュトラウスII:ガロップ≪愛のメッセージ≫
同:新ピチカート・ポルカ 作品449
同:芸術家のカドリール 作品201
同:スペイン行進曲 作品433
同:ワルツ≪お前同志≫作品367 (≪こうもり≫のテーマより)
同:ポルカ≪クラップフェンの森にて≫作品336
同:狂乱のポルカ 作品260
エドゥアルド・シュトラウス:電話ポルカ 作品165
J.シュトラウスII:入り江のワルツ 作品411
同:ポルカ≪ハンガリー万歳≫作品332
アンコール
J.シュトラウスII:山賊ガロップ 作品378
新年の挨拶
J.シュトラウスII:ワルツ≪美しく青きドナウ≫作品314
J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マリス・ヤンソンス
録音:2006年1月1日、ムジークフェラインザール、ウィーン
先月、CD(477 5566)のご案内をした2006ニューイヤー・コンサート。映像の
ご案内とともに、曲目詳細もお届けできることになりました。(あくまで予
定)初めてニューイヤーの晴れ舞台に登るマリス・ヤンソンスですが、その2
006年が記念すべきモーツァルト生誕250周年ということもあり、なんと≪フィ
ガロの結婚≫が登場。しかも、それに続くのがランナーの≪モーツァルト党≫
という心憎い演出が施されています。(ここまではCDも共通です!)
そして、映像として注目なのは、ウィーン国立歌劇場バレエ団のパフォーマン
ス。もちろん、このバレエ自体は毎年恒例なのですが、このバレエ団に世界的
振付師ジョン・ノイマイアーが今年から参加しているのがポイント。こんなと
ころが楽しめるのは映像ならではです。

734146(DVD-Video) \3350
リスト:巡礼の年 第1&2年
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
収録:1986年3月、ミドル・テンプル教会大ホール (ロンドン)
12月新譜注文書でご案内した、フィリップスのシューベルトDVD(70 1139)に
続くリスト映像。86年、リストの没後100年を記念して行われた演奏会をハン
フリー・バートンのプロデュース&ディレクションで収録したもの。ユニテル
の協力のもとBBCが製作したもので、ブレンデル自身によるイントロダクショ
ン(英語)も収録されています。
DVD Format: DVD-9
Picture Format: 4:3 / NTSC / Colour
Region code: 0 (worldwide)
Sound Format: PCM STEREO / DTS 5.1
Subtitles: G/F/S/CH
Total Playing Time: 118 min.


●DG ミッド・プライス・キャンペーン
4776109 \1350
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 作品25
ラン・ラン(P)
シカゴ交響楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:2003年2月、シカゴ
ゲルギエフとのコラボレーションなどを経て、人気ピアニストの仲間入りを果
たしたラン・ランのDGデビュー盤。2年半前の発売ですが、なんだかなつかし
いですね。バレンボイムのサポートなど、話題に欠かないアルバムでしたが、
ここ数年の飛躍の後には、また新鮮ななにかを感じ取れるハズ。

4776110 \1350
sempre libera 花から花へ-オペラ名場面集
ヴェルディ:「椿姫」-ああ、そはかの人か…花から花へ
ベッリーニ:「夢遊病の女」-ああ、彼が他の女性を
…おお花よ、こんなに早くおまえに会えるとは
…ああ、この思いを乱さないで
ベッリーニ:「清教徒」-狂乱の場「あなたの優しい声が」
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
-狂乱の場「優しいささやき…苦い涙が」
ヴェルディ:「オテロ」-この静けさは
…泣きぬれて野にひとり…アヴェ・マリア
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父様
アンナ・ネトレブコ(S)
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2004年2月、3月、レッジョ・エミーリア
先日、究極の「椿姫」をリリースし、世界的な大ブレイクを果たしているネト
レプコ。この「Sempre Libera」も2004年のヒット作となりました。非常にタ
イムリーなミッド化!

4776166 \1350
ターフェル・シングス・フェイヴァリッツ
ビゼー:「カルメン」-諸君の乾杯を喜んで受けよう(闘牛士の歌)
アメリカ民謡:シェナンドー
アメリカ民謡:白い小麦
ビゼー:「真珠とり」-二重唱「そう、お前だ」
グッドール:主はわが羊飼い
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
ペギー・リー/ソニー・バーク:「わんわん物語」-美しい今宵
ドヴォルザーク:家路
イギリス民謡:スウィング・ロウ
ビショップ:ホーム・スウィート・ホーム
シューベルト:アヴェ・マリア
ホーナー:「タイタニック」-マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
コープランド:河で
チャイコフスキー:ただ憧れを知るもののみが
アンドロッツォ:イフ・アイ・キャン・ヘルプ・サムバディ
ブラームス:子守歌
ウィル・ヘンリー・モンク:アバイド・ウィズ・ミー
ホーギー・カーマイケル:レイジーボーンズ
ブリン・ターフェル(Bs-Br)
アンドレア・ボチェッリ(T)、シセル(Vo)
ロンドン交響楽団、ロンドン・ヴォイセス
指揮:バリー・ワーズワース
録音:2003年3月、ロンドン
上のふたりに比べると、リリース当時からスーパー・スターだった感があるタ
ーフェル。ボチェッリ、シセルが参加したこのアルバムがなんといっても一番
のヒット作でした。オリジナルは2003年10月発売。


4776130 3枚組 \3000
「ザ・グルダ・モーツァルト・テープス」
ピアノ・ソナタ
第1番 ハ長調 K.279、第2番 ヘ長調 K.280、第3番 変ロ長調 K.281、
第4番 変ホ長調 K.282、第5番 ト長調 K.283、第9番 ニ長調 K.311、
第10番 ハ長調 K.330、第12番 ヘ長調 K.332、第13番 変ロ長調 K.333、
第15番 ハ長調 K.545、幻想曲 ハ短調 K.475
フリードリヒ・グルダ(Pf)
本格稼動しだしたモーツァルト・イヤー・プロジェクト。お誕生日発売を目
指して、またひとつあらたなアイテムが届きました。まだ、曲目は確定して
いないとのこと。




<EMI CLASSICS>
CDC-3460532 \2080
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
(サラ・チャン(ヴァイオリン)
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ライヴ録音)
巨匠達のチャレンジの歴史が刻まれた名曲にサラ・チャンが見事な成果を聴
かせるラトル、ベルリン・フィルとの周到な準備を経てこの名演が収録され
ました。現代のトップ・ヴァイオリニストとして世界的にその演奏が注目さ
れるサラの新録音です。

CDC-3444552 \2080
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第20番ニ長調K.499「ホフマイスター」
弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」
ベルチャ四重奏団
記念の年に注目のベルチャQが放つモーツァルトの新録音
2005年、ベルチャQの新録音はモーツァルトの代表作2曲。05年の来日公演は
各紙誌で絶賛されアルテミスQとならんで今最も世界的注目をあびる彼らの新
録音に是非ご注目下さい。

●GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY
CDM-3457652 \1450
ブラームス:二重協奏曲*; 悲劇的序曲(56年ステレオ)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(54年モノ)
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、*ピエール・フルニエ(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、アルチェオ・ガリエラ指揮
ロンドン交響楽団、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮

CMS-3457822 3枚組 \4350
ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」全曲
ジャック・ジャンセン、イレーヌ・ヨアヒム、
アンリ=ベルトラン・エチュヴェリー
ジエルメーヌ・セルネイ、ポール・キャバネル、
リーラ・ベン・セディーラ
(イヴォンヌ・グーヴェルネ合唱団、交響楽団
ロジェ・デゾルミエール指揮 (41年モノ)
ドビュッシー:歌曲集
マギー・テイト&アルフレッド・コルトー(36年モノ)
メアリー・ガーデン&クロード・ドビュッシー (04年 モノ)

CDM-3457932 \1450
エルガー:ヴァイオリン協奏曲*
序奏とアレグロ
*ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
(83年/*84年 ステレオ)

CMS-3458022 2枚組 \2250
マーラー:交響曲第2番「復活」
アーリーン・オージェ、ジャネット・ベイカー
バーミンガム市合唱団&交響楽団
サイモン・ラトル指揮 (86年 ステレオ)

CDM-3458092 \1450
ミヨー:世界の創造
バレエ「世界の創造」Op.81
(バレエ「屋根の上の牛」Op.58a
(フランス国立管弦楽団、
レナード・バーンスタイン指揮(76年 ステレオ)
ブラジルの郷愁Op.67(全12曲)
コンサート・アーツ管弦楽団、ダリウス・ミヨー指揮(56年 ステレオ)

CMS-3458152 2枚組 \2250
モーツァルト:交響曲集
交響曲第29番、35番「ハフナー」、38番「プラハ」、39番
40番&41番「ジュピター」
フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮(56年、60年、62年&65年 ステレオ)

CDM-3458202 \1450
ギレリス/サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
*ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガOp.87-5&24
エミール・ギレリス(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団、
アンドレ・クリュイタンス指揮 (54年、*55年 モノ)

CDM-3458242 \1450
ラヴェル:
歌曲集「シェラザード」、*5つのギリシャ民謡、*5つのヘブライの歌、
*民謡集
(ドビュッシー:*ビリティスの歌、*艶なる宴、*家のない子のクリスマス、
リアのアリア(「放蕩息子」より)
デュパルク:旅への誘い、フィディレ
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
*ゴンサロ・ソリアーノ(ピアノ) (66年 ステレオ)
パリ音楽院管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮 (62年 ステレオ)

CDM-3458312 \1450
R.シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」、
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ワルツ(「ばらの騎士」)、メタモルフォーゼン
シュターツカペッレ・ドレスデン、
ルドルフ・ケンペ指揮(70年、73年録音 ステレオ)

CDM-3458352 \1450
ワルター:ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
第1幕、第2幕-第3&5場
ロッテ・レーマン、ローリッツ・メルヒオール、エマニュエル・リスト
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ブルーノ・ワルター指揮 (35年 モノ)

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05-12 No.9-2

2005年12月13日 19時16分20秒 | Weblog
●BRITISH COMPOSERS
CDZ-3522862 \1000
ブリテン:歌曲集
イリュミナシオンOp.18、セレナードOp.31*
ヒザー・ハーパー、*ロバート・ティアー
ノーザン・シンフォニア管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
夜想曲Op.60
ロバート・ティアー、イギリス室内管弦楽団、ジェフリー・テイト指揮

CDZ-3522892 \1000
パヌフニク・コンダクツ・パヌフニク
神聖な交響曲、素朴な交響曲
モンテ・カルロ歌劇場管弦楽団
協奏交響曲
オーレル・ニコレ(フルート)、オシアン・エリス(ハープ)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団

CZS-3522742 2枚組 \1980
ブリテン:バレエ「パゴダの王子」Op.57
ロンドン・シンフォニエッタ、オリヴァー・ナッセン指揮
交響組曲「グローリアーナ」Op.53a
ボーンマス交響楽団、ウリ・シーガル指揮

CZS-3522792 2枚組 \1980
アイアランド:ピアノ協奏曲変ホ長調
コリン・ホースリー(ピアノ)
(ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベイシル・キャメロン指揮
四月*、アーモンドの木々、コロンバイン、聖なる少年、デコレイションズ、
サルニア、3つの踊り
ダニエル・アドニ(ピアノ)
ロンドンの小品、翳った谷、3つのパステル画、あのころは、海の詩、
前奏曲集、the towing path、夏の夜、緑の道
デズモンド・ライト(ピアノ)、 
*ジョン・アイアランド(ピアノ-50年録音)


<VIRGIN CLASSICS>
VBD-3381582 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・バッハ
トッカータとフーガ ニ短調/ヤコブ
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」-カンタータ第147番/パロット指揮
管弦楽組曲第3番-序曲、エア/レッジャー指揮
2つのヴァイオリンのための協奏曲/リーズ、マードック他全40曲

VBD-3381632 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」-第1楽章/ノリントン指揮
エリーゼのために/デュシャーブル(ピアノ)
交響曲第3番「英雄」-葬送行進曲(抜粋)/サラステ指揮
「月光」ソナター第1楽章/デュシャーブル(ピアノ) 他全23曲

VBD-3381712 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・ショパン
幻想即興曲/デュシャーブル
夜想曲嬰ハ短調/デュシャーブル
ワルツ嬰ハ短調Op.64-2/デュシャーブル
舟歌/プレトニョフ
夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2/プレトニョフ
スケルツォ第2番/プレトニョフ 他 全28曲

VBD-3381822 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・モーツァルト
交響曲第40番ー第1楽章/メニューイン指揮
ピアノ協奏曲第21番-第2楽章/ポミエ(ピアノ)
「ドン・ジョヴァンニ」序曲/ノリントン指揮
ヴァイオリン協奏曲第5番-ロンド/テツラフ(ヴァイオリン) 他 全31曲

VBD-3381912 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・シューベルト
交響曲第8番「未完成」/ノリントン指揮
セレナーデD.957-4/ベーア
水の上にて歌える/オージェ
ピアノ三重奏曲第2番ー第2楽章/キャッスル・トリオ
「冬の旅」-おやすみ/アレン
即興曲変ホ長調/オーキス 他全22曲

VBD-3381962 2枚組 \1450
ヴェリー・ベスト・オブ・ヴィヴァルディ
0協奏曲第1番「春」/グリーン
ギター協奏曲ニ長調/イスビン
4つのヴァイオリンのための協奏曲
/グリーン、バラネスク、チェイス、ローレンス
サルヴェ・レジーナ/レーヌ
協奏曲第2番「夏」/バリー
協奏曲第3番「秋」/ユゲット 他全47曲





<ANDANTE>
AN 2150 4枚組 \6480
「プラハの春音楽祭ライヴ1947-68放送録音集」
[CD 1]
チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
エフゲニ・ムラヴィンスキー(指)チェコ・フィル
レフ・オボーリン(P)レオポルド・ストコフスキー(指)チェコ・フィル
録音:1957年6月3日、1961年5月20日スメタナ・ホール(ライヴ)
[CD 2]
マルチヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
シャルル・ミュンシュ(指)プラハ放送SO.
イーゴル・マルケヴィチ(指)チェコ・フィル
録音:1967年3月27日ルドルフィヌム(ライヴ)
1959年5月30日スメタナ・ホール(ライヴ)
[CD 3]
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
ベルリオーズ:幻想交響曲
ドヴォルザーク:交響詩「野ばと」
ジョージ・セル(指)チェコ・フィル
アンドレ・クリュイタンス(指)チェコ・フィル
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィル
録音:1959年6月3日、1955年5月30日
1954年5月17日スメタナ・ホール(ライヴ)
[CD 4]
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」-ボヘミアの森と草原より
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
スヴャトスラフ・リヒテル(P)キリル・コンドラシン(指)チェコ・フィル
ダヴィド・オイストラフ(Vn)ラファエル・クーベリック(指)プラハSO.
録音:1968年5月12日、1950年5月23日、
1947年5月15日スメタナ・ホール(ライヴ)
「プラハの春」といえば、ザルツブルクなどと並んで世界的にあまりにも有名
な大音楽祭。いまでは遠い過去となりつつありますが、かつて冷戦下の政治的
緊張という状況も反映して、単なるイベントではない時代がありました。国家
の威信をかけて営まれていたことのなによりの証は、ソヴィエトがムラヴィン
スキー、リヒテル、オイストラフら超一級の音楽家たちを惜しげもなく送り込
んでいること。これら鉄のカーテンの向こう側での壮絶な模様の数々は、過去
にもさまざまな形でリリースされてきました。そこへ新たに、特色ある音楽祭
全体を体系的に検証できるように、きわめつけの演奏を一堂に集めたのがこの
たびのアルバム。これこそまさにアンダンテのポイント、セット化が見事に活
かされた内容といえるでしょう。
あらためて聴くと掛け値なしにスゴイ!血こそ流れないまでもそこは戦場。ピ
ンと張り詰めた空気が支配して異様な様相。ムラヴィンのチャイコ、オイスト
ラフのプロコなど、息つくひまを与えぬ緊張感のかたまりのような演奏ばかり。
終演後は聴衆を熱狂に駆り立ててやみません。リマスタリングも上々でBBC
LEGENDSやTESTAMENTで定評あるポール・ベイリーが担当。なお、ブックレット
には貴重な写真が満載でこちらも大きな魅力です。

AN 2200(1CD+1DVD VIDEO) \2980
[NTSC]
「オイストラフ&バドゥラ=スコダ/モーツァルト・デュオ・リサイタル1972」
【CD】(74’)
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第30番ニ長調K.306
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481
「ああ、わたしは恋人をなくした」による6つの変奏曲ト短調K.360
ダヴィド・オイストラフ(Vn)パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1972年8月30日オシアッハ、修道参事会教会
カリンシアの夏フェスティバル(ORF収録)
【DVD-VIDEO】*NTSC方式
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481
「ああ、わたしは恋人をなくした」による6つの変奏曲ト短調K.360
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ダヴィド・オイストラフ(Vn)パウル・バドゥラ=スコダ(P)
収録:1972年8月ザルツブルク近郊、クレスハイム城
骨太のストラディヴァリの音色と、豊かで深みのあるベーゼンドルファーの
響きとが紡ぐ極上のモーツァルト。映像と音それぞれともに1972年8月に収録
され、プログラムも重なるふたつのデュオ・リサイタル。大家中の大家オイ
ストラフとモーツァルト弾きバドゥラ=スコダとの意外な顔合わせが注目の
内容です。それにしてもヴェテランならではの圧倒的な存在感。耽美的な香
りを漂わせた音楽がいつしか麻薬のようにとりこにして放しません。モーツァ
ルト・イヤーを前になんとも素敵なアルバムの登場です!





<HARMONIAMUNDI>
HMU 907385 \2080
W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番 ト長調 K.216、第4番「軍隊」ニ長調 K.218、
第5番「トルコ風」イ長調K.218
アンドリュー・マンゼ(Vn&指) イングリッシュー・コンソート
今年リリースされたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(HMU907380)も記憶
に新しいアンドリュー・マンゼのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲が発売さ
れます。モーツァルト・イヤーに向けて続々と発売されるアルバムの中では超
強力盤の一つ。第5番「トルコ風」は、第3楽章が普通の協奏曲のようにロンド
形式ではなく、メヌエットになっています。メヌエットはモーツァルトの時代
としては古い形式なのですが、トリオにあたる部分はアレグロになっていてト
ルコ風の活発なリズムやメロディーが現れる新鮮な作品。カデンツァは、マン
ゼ自身によるものを披露しています。マンゼは艶やかな音色と音楽的深さで、
新鮮な響きに包まれた演奏を聴かせてくれます。





<ALIA VOX>
AV 9846 \1980
AVSA 9846(SACD-Hybrid) \2700
モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
セレナード第8番ニ長調K.286「ノットゥルノ」
音楽の冗談ヘ長調K.522
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシォン
ここへきてクラシックの話題は早くも来年2006年のモーツァルト生誕250年で
持ち切り。にわかに強力盤が目白押しのなか、サヴァールがきわめつけの名曲
アイネ・クライネ・ナハトムジークを録音!これがとにかくおもしろい!ここ
ではザルツブルク時代(1776年)とウィーン時代(1787年)からモーツァルト
の代表作、それぞれ2曲ずつが収められています。
誰もが知ってる有名曲だからこそなおさら力が入るのかもしれませんが、たい
へん刺激に満ち満ちた音楽を聴かせるサヴァール。一番の聴きもの、斬新なア
イネ・クライネのほかにも、たとえばノットゥルノ。旋律がこだまするように
配置されたアンサンブルの効果も聴いて楽しめます。このあたりSACD再生では
真価を発揮、魅力も倍増!
弦の清清しい感触に加えて、ノットゥルノと音楽の冗談ではユーモラスなナ
チュラル・ホルンの味わいもたまらなく印象深いもの。とびきりの優秀録音
です。




<AMBRONAY>
AMY 001 4枚組 \5280
モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森
アディリアーナ・フェルナンデス、フィリップ・ヤロフスキ、
ファビアン・ショフリン、ステファン・ファン・ダイク、
スィリル・オーヴィティ、ベルトラン・シュヴェル、
ステファン・アンボーデン、セルジオ・フォレスティ、
ローザ・ドミンゲス、クリストフ・カレー
ガブリエル・ガッリード(指)エリマ・アンサンブル、
ル・プティ・シャントゥール・ドゥ・サン=マルク
モンテヴェルディの最後の大作、「倫理的・宗教的な森」がガッリードの指揮
で登場です。モンテヴェルディは、40代半ばにヴェネツィアのサンマルコ教会
の楽長に就任し、なくなる年までその任にありました。この時代の数多くの宗
教からモテットなどを多数集めて1640年に出版されたのが、「倫理的・宗教的
な森」です。作曲家モンテヴェルディの粋が集まったこの作品を、ガッリード
がみごとに再現。彼は、1641年に出版された版をもとに研究をかさね、注意
深く作品を分析し、作品を4つの部分にわけています。第1部は「宗教的な典
礼」と題して、4声の無伴奏ミサ曲、協奏的ミサ曲など、第2部は「晩課」と
分類し、“主はわが主に言われた”と“主を恐れるものは幸いなり”、そし
て“マニフィカト”。第3部はこの録音の最も革新的な部分で、この森の曲集
の中からガッリード自身がクリスティアン・マルティルスに捧げるとして“マ
ルティーリの晩課”を新たに編みなおしました。当時よく歌われたそして第4部
は個々人と神との関係に焦点をあて、聖母マリアの嘆きなどが納められていま
す。経験と訓練から得られた、まさにモンテヴェルディの演奏のひとつの金字
塔と呼ぶにふさわしい力演です。

AMY 002 \2280
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ集
アーリン・ジルベライク
(クリストーフォリモデルの56鍵フォルテピアノ使用)
クリストーフォリは、ピアノの原型を発明した人としてその名を歴史にのこし
ています。スペイン・ポルトガルの女王から依頼されて開発した楽器は、女王
の音楽の師、ドメイコ・スカルラッティにも愛用されました。アンブロネー修
道院の類まれなる音響の中で響くこのフォルテピアノの音色は、色彩豊かで、
微妙な陰影も自在に表現しています。ジルベライクの自由闊達な演奏に、身も
心も躍ります。ジルベライクはストラスブール国立音楽院で教鞭もとる実力派
です。

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05-12 No.8-1

2005年12月12日 18時56分30秒 | Weblog
<DHM>
82876757352 2枚組 \3000
モーツァルト:初期交響曲集 Vol.2
交響曲ニ長調 K. 97 (73m)[第47 番]
交響曲ニ長調 K. 111 & K. 120/111a[「アルバのアスカニオ」序曲と第1曲]
交響曲ト長調 K. 124[第15 番]
交響曲ニ長調 K. 141
[第50 番:「シピオーネの夢」序曲K. 126 & K. 161/163]
交響曲ハ長調 K. 162[第22 番],
交響曲変ホ長調 K. 184 (161a)[第26 番]
交響曲ト長調 K. 199 (161b)[第27 番],
交響曲ト短調 K. 183 [第25 番]
交響曲ニ長調 [「にせの女庭師」序曲K. 196 & K. 127 (207a)]
メヌエットとトリオ K.409 (383f)
[※各曲間に、アーノンクール一家によるモーツァルト父子の手紙朗読が挿入
されます。]
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ニコラウス・アーノンクール、マキシミリアン・アーノンクール、
ラーヤ・アーノンクール(語り)
アーノンクールのBMG クラシックス移籍に伴い、2004年にはドイツ・ハルモニ
ア・ムンディ・レーベルから「モーツァルト: 初期交響曲集【82876587062】」
を発売。今回はモーツァルト・イヤーのオープニングを飾るバースデイ・リリ
ースということで、その続編にあたるVOL.2 をリリース。VOL.1 同様、若書き
の作品だからといって手を抜くことのないアーノンクールの鮮烈なアプローチ
はここでも健在である。
モーツァルト親子の間で交わされた手紙をアーノンクール一家が読み聞かせる
朗読トラック付き。前回と同様、ちょうどこれらの交響曲が作曲されていたこ
ろに父のレオポルトとの間で交わされた手紙を、アーノンクールと彼の孫とが
読みついだ朗読も曲と曲の間に収録。演奏にも演劇的所作を求めるアーノンク
ールのオーストリアなまりの入った語りは、レオポルトやヴォルフガングが
しゃべっていたドイツ語の再現ともいえるユニークなものでもあります。
(国内盤には、朗読内容の翻訳を付す予定)
[録音]1999年12月、2000年1 月、ウィーン、カジノ・ツェーゲルニッツ

★発売済みの商品値下げのご案内
82876587062 2枚組+ボーナスCD 新価格 \3000
モーツァルト:初期交響曲集 Vol.1
1.交響曲 変ホ長調 K.16(旧ブライトコプフ版番号:第1番)(1764-65)
2.交響曲 ニ長調 K.19(第4番)(1765)
3.交響曲 ヘ長調 K.19a (1765)
4.交響曲 変ロ長調 K.22(第5番)(1765)
5.交響曲 ヘ長調 K.42a(第43番) (1767)
6.交響曲 ヘ長調 K.43(第6番)(1767)
7.交響曲 ニ長調 K.45(第7番)(1768)
8.交響曲 ト長調 K.45a (1768)
9.交響曲 変ロ長調 K.45b (1768)
10.交響曲 ニ長調 K.48(第8番)(1768)
11.交響曲 ハ長調 K.73(第9番)(1772)
ニコラウス・アーノンクール
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス


<ARTE NOVA>
82876769942 \650
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op61
ロマンス第1 番ト長調Op.40& 第2 番ヘ長調Op.50
クリスティアン・テツラフ(Vn)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
ベートーヴェン、R.シュトラウス、シューマンの交響曲・管弦楽曲のシリーズ
録音でリスナーの強力な支持と高い評価を得ている名匠デイヴィッド・ジンマ
ンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団がベートーヴェンの交響曲全曲録音から
3年の歳月を経て、序曲全集で満を持して始めたベートーヴェン録音シリーズ
の第2フェーズ第4弾となる今作は、ヴァイオリンの名手として近年、日本でも
高い評価を得ているクリスティアン・テツラフをフィーチャーしたヴァイオリ
ンとオーケストラの協奏的作品集!テツラフはミヒャエル・ギーレン指揮南
西ドイツ放響と同曲をベートーヴェンの自筆草稿によるオリジナル譜(カデ
ンツァなども特異)で録音していたが(録音年不祥、クワドロマニア)、今
回ロマンスを含め、満を持した再録音となるディスク!
現代を代表する名ヴァイオリニストの一人で、虚飾を排し、繊細な感性と考え
抜かれた知的なアプローチで作品の核心を掴むテツラフ。早くから「21世紀
を担う大器」と謳われ優れた現代感覚と大きな風格を備えた演奏で、今や世
界の音楽シーンの最前線に欠かすことのできない存在であり、同世代で最も
刺激的なヴァイオリニストともいわれる彼は、バッハの無伴奏ソナタ&パル
ティータの比類なき演奏を含むリサイタルはもちろん、現代のトップ・アー
ティストたちとの協奏曲や室内楽でも、常に完成度の高い音楽を聴かせて絶賛
を集めている。その彼がこのジンマンのベートーヴェン・チクルスのヴァイ
オリン協奏曲のソリストに選ばれた意義は大きい!
クリスティアン・テツラフ(1966 年ハンブルク生)はリューベック音楽大学
でハイベルクに、シンシナティでレヴィンに学ぶ。1988年チェリビダッケ指
揮ミュンヘン・フィルとのベルリン音楽祭デビューとクリーヴランド管弦楽団
とのアメリカ・デビューで大成功を収め、以後、世界各地でのリサイタル、ベ
ルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィルをはじめ世界中の
一流オーケストラや指揮者との協奏曲や、室内楽などでも活躍。CD も『バッ
ハの無伴奏』(Virgin)や『ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集』(EMI)など、
いずれも高く評価されており、その活発な演奏活動は常に注目を集めている。
[録音] 2006年 月、 チューリヒ・トーンハレ


<RCA RED SEAL EU>
82876777162 \1980
ミューズの子-シューベルト歌曲集
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
あなたと2人きりでいるとD.866-2
(ザイドルの詩による「4曲のリフレイン歌」D.866,Op.95)【ザイドル詩】
夕べの情景D.650【ザイドル詩】
天の花火D.651【ザイドル詩】
彼女がここにいたとはD.775, Op.59-2【リュッケルト詩】
はるかな人への憧れD.770, Op.71【フォン・ライトナー詩】
窓辺にてD.878,Op.105-3【ザイドル詩】
ブルックにてD.853,Op.93-2【シュルツェ詩】
漁師の恋の幸福D.933【フォン・ライトナー詩】
冬の夕べD.938【フォン・ライトナー詩】
弔いの鐘D.871,Op.80-2【ザイドル詩】
アリンデD.904【ロホリッツ詩】
漁師の歌(通称:漁師のくらし)D.881,Op.96-4【フォン・シュレヒタ詩】
夕映えのなかでD.799【ラッペ詩】
ミューズの子D.764,Op.92-1【ゲーテ詩】
君こそは憩いD.776,Op.59-3【リュッケルト詩】
老人の歌D.778, Op.60-1【リュッケルト詩】
逢う瀬と別れD.767,Op.56-1【ゲーテ詩】
世界が注目するドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘル(1968年
生まれ)の、2003年度レコード・アカデミー賞を受賞した「冬の旅」を含む
シューベルト3大歌曲集、ロマン派歌曲集の最高傑作「詩人の恋」を経て、待
望のニュー・リリースとなるアルバムは様々な詩によるシューベルトの歌曲
集!ドイツ・リートの優れたディスクを立て続けに発売し日本での評価と人気
も揺ぎないものとしたゲルハーヘルですが、日本でのリーダーアーベント(ド
イツ・リート・リサイタル)のツアーがまた実現していない渇望を満たすディ
スクの登場です。今までのCDで素晴らしいサポートで高い評価を得たフーバー
のピアノと一体となって繊細かつ優美な世界を創り出し、シューベルトの歌の
世界を見事に表出。ドイツ・リート以外でもオーケストラとの共演(ラトル
指揮ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサートでの「カルミナ・ブラー
ナ」やブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管との「エリ
ア」など)で絶賛を博するゲルハーヘルの評価をさらに引き上げるレコーディ
ングです。
2008 年来日予定。
[録音] :2005年9月18日-21日、
ミュンヘン、ホッホシューレ・フュア・ムジーク・ウント・テアター大ホール




<CASCAVELLE>
●コルボ・エディション全5タイトル
VEL 3087 2枚組 \1650
ステレオ
「コルボ・エディションVol.1」
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
マルティナ・リンス(S)アンドレアス・ショル(CT)
チャールズ・ダニエルズ、クリストフ・プレガルディエン(T)
ピーター・ハーヴィー、ミシェル・ブロダール(Bs)
ミシェル・コルボ(指)ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
録音:1994年2月10&11日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ライヴ)
ライヴゆえの求心力の高さが魅力。ショルにとっては記念すべきヨハネ・デ
ビュー盤。

VEL 3088 2枚組 \1650
「コルボ・エディションVol.2」
M.A.シャルパンティエ:イエズス会士の晩課
チャールズ・ダニエルズ(CT)マーク・タッカー、
ハンス=イェルク・リッケンバッハー(T)
ピーター・ハーヴィー、ステファン・インボーデン(Bs)
ミシェル・コルボ(指)ローザンヌ声楽アンサンブル
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル
録音:1993年1月& 6月ローザンヌ放送デザルツェンス・スタジオ
2004年はシャルパンティエ没後300年でしたが、これは生誕350周年記念にあ
たる1993年に、シャルパンティエ協会の協力で復元されたものでこれが世界
初録音。

VEL 3089 2枚組 \1650
「コルボ・エディションVol.3」
モーツァルト:
レクイエムK.626
ミサ曲ハ短調K.427(417a)
アヴェ・ヴェルムK.618
カトリーヌ・デュボスク ・オードリー・ミシェル、
ベルナルダ・フィンク(S)
エヴェ・ポドレシュ(A)
ギイ・ド・メイ・マーク・タッカー(T) ミシェル・ブロダール(Bs)
フィリップ・コルボ(Org)
ミシェル・コルボ(指)ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
録音:1990年3月スイス、フリブール・サン=ミシェル教会
1989年11月スイス、ローザンヌ・グランジュ・ド・ドリニー
演奏内容とレクイエム+大ミサというカップリングで、ベストセラーを続け
るコルボの代表的名盤がセットになってさらに魅力!

VEL 3090 2枚組 \1650
「コルボ・エディションVol.4」
バッハ:モテット集BWV.225-230
ブラームス:リート、モテットと宗教歌曲集
憧れOp.112-1 / 夜にOp.112-2 / 秋にOp.104-5 / 最後の幸福Op.104-3 /
夜警・Op.104-1 /おお美しい夜Op.92-1 / 晩秋Op.92-2 / 夕べの歌Op.92-3
/ なぜ?Op.92-4 / 幸運と幸福はわたしから過ぎ去ったOp.62-7 / わたしの
胸の思いすべてOp.62-4 / 森の夜Op.62-3 / 夕べOp.64-2 / 静かな夜に /
死んだ子供 / せむしのヴァイオリン弾きOp.93a-1 / おお、心地よき五月
Op.93a-3 / 乙女Op.93a-2 / なぜ、光を賜りOp.74-1 / ああ救世主よOp.74-2
ミシェル・コルボ(指)ローザンヌ声楽アンサンブル
ユネ・ディンケル(P)
録音:1995年1月13-15日、1997年2月スイス
合唱学習者にはまさに「お手本」といえる、質の高い内容。


VEL 3091 2枚組 \1650
「コルボ・エディションVol.5」
オネゲル:
交響詩篇「ダヴィデ王」 
死の踊り 
クリスマス・カンタータ 
復活祭の賛歌
・ランベルト・ウィルソン(朗読)イヴェッテ・テロラス(巫女)
ブリジット・フルニエ(S)フェリシティ・パルマー(A)
ジョン・エルウィス(T)
・ ジル・カシュマイユ(Br)オカダ・ナオコ(S)
ブリギッテ・バレイズ(Ms)
オエルシュ・キシュファルディ(朗読)ニコラス・マクネアー(Org)
マクス・ラビノヴィチ(ソロVn)
・ ジル・カシュマイユ(Br)スサナ・オリヴェイラ・テイセイラ(A)
文芸クラブ児童Cho.、ニコラス・マクネアー(Org)
ミシェル・コルボ(指)グルベルキアン財団O.&Cho.
録音:1991年、1989年、1990年リスボン
コルボによるオネゲルは世評の定まったものばかり。出世作「ダヴィデ王」
をはじめ、このアルバムに収録されている作品はどれも素晴らしい出来ばえ
です。

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