クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-07 No.32-1

2010年07月29日 15時03分56秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4778699 7枚組 \4550
チャイコフスキー:交響曲全集
CD1
交響曲第1番ト短調Op.13 《冬の日の幻想》/スラヴ行進曲Op.31/
デンマーク国歌による祝典序曲Op.15
CD2
交響曲第2番ハ短調Op.17 《小ロシア》/序曲《運命》Op.77/
3. 大序曲《1812年》Op.49
CD3
交響曲第3番ニ長調Op.29 《ポーランド》/幻想序曲《ロメオとジュリエット》
CD4
交響曲第4番へ短調Op.36/幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
CD5
交響曲第5番ホ短調Op.64/幻想序曲《ハムレット》Op.67
CD6
交響曲第6番ロ短調Op.74 《悲愴》/交響的バラード《地方長官》Op.78
/イタリア奇想曲Op.45
CD7
幻想序曲《テンペスト》Op.18/マンフレッド交響曲Op.58
ロシア・ナショナル管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ
録音:1993-96年 モスクワ
1996年に発売されて好評を博したプレトニョフの「チャイコフスキー交響曲全
集」に、幻想序曲《テンペスト》や《マンフレッド交響曲》も加え、より完全
な形となったボックスが登場です。彼の精緻なピアニズムとも連動する、ロシ
アの春や夏を想わせる淡く瑞々しい名録音をご堪能ください。




<DECCA>
4782540 \1850
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
第33番 ヘ長調 K.377、第27番 ハ長調 K.303
第28番 ホ短調 K.304、第42番 イ長調 K.526
マーク・スタインバーグ(Vn) 
内田光子(Pf)
録音:2004年6月28日-7月1日、スネイプ・モルティングス
"2005年にSACDハイブリッドのみでリリースされていた音源がCDとして登場!
彼女の膨大なモーツァルト・ディスコグラフィーは、フィリップス(デッカ)の
ベスト・セラー・アイテムとして愛され続けているのは周知のとおり。この
アルバムはニューヨークを拠点に活動するブレンターノ・カルテットのヴァイ
オリニスト、スタインバーグとの共演によるもので、ロンドンのヴィグモア・
ホールで大絶賛を博した全曲演奏会に続い行われた録音です。




<PentaTone>
PTC 5186 338(SACD-Hybrid) \2850
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14/序曲《リア王》Op.4
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
ヤノフスキがピッツバーク響との新たな共演のために選んできたのは、トロイ
カ体制時代の担当"ドイツ音楽"ではなくフランスのベルリオーズ!
例えば第4楽章「断頭台への行進」でのテヌート気味の行進曲、金管セクショ
ンを豪快に鳴らし、木管セクションを自由自在にコントロールした第5楽章な
ど、"フランス音楽"を振るヤノフスキの手腕、アイディアも抜群!
2009年10月&11月、ハインツ・ホール(ピッツバーク)でのライヴ録音。

PTC 5186 336(SACD-Hybrid) \2850
デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ケクラン:交響詩《レ・バンダール・ログ》Op.176
マルク・アルブレヒト(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
19世紀中期、1855年創設という伝統あるフランスのオーケストラ、ストラス
ブール・フィルハーモニー管弦楽団。2004年のマルク・アルブレヒト音楽監督
就任以降、急速に評価を高めてきたフランス屈指の古豪によるデュカス、ラ
ヴェル、ケクラン(ケックラン)という要注目のオール・フランス・プログラム
が登場!
デュカスの「魔法使いの弟子」、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」といった
近代フランス音楽の王道作品はもちろんのこと、さらに興味深いのは再評価
が進むケクランの"猿のスケルツォ"という副題を持つ「レ・バンダール・ロ
グ」だろう!
ドイツの俊英とフランスの古豪という組み合わせが繰り広げる近代フランス
音楽の世界。演奏もプログラムもハイレベルです。
2008年10月、ストラスブール(フランス)での録音。

PTC 5186 137(SACD-Hybrid) \2580
タルティーニ:
ヴァイオリン協奏曲イ長調D.96/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調D.117
ヴァイオリン協奏曲ト長調D.78
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、イ・ムジチ合奏団
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音
をSACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
イタリア、トリノ生まれの大ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド
の全盛期にレコーディングされたタルティーニのコンチェルト集がペンタトー
ンから復活!
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1973年9月、スイスでの録音。

PTC 5186 149(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052、フルート、ヴァイオリンとチェンバ
ロのための協奏曲イ短調BWV.1044
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.208《ムガール大帝》
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.214
セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)、
マリア・テレサ・ガラッティ(チェンバロ)、
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、イ・ムジチ合奏団
イ・ムジチが得意とするヴィヴァルディ&バッハの協奏曲集のソリストは、
ガッゼローニ、ガラッティ、そしてアッカルドという豪華な面々。独奏楽器と
合奏の絶妙なブレンド感を生み出せるのは、このメンバーたちだからこそ。
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1973年7月&1975年7月、スイスでの録音。

PTC 5186 150(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
モーツァルト:
教会ソナタ集(第1番-第17番)/自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調K.616
ダニエル・コルゼンパ(オルガン)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、ドイツ・バッハ・ゾリステン
1760年代後半から1780年にかけてザルツブルクで作曲されたモーツァルトの
17曲の「教会ソナタ」。厳粛な教会音楽とは違ったモーツァルトの長調の作品
らしい優しく、どこか明るい作風の「教会ソナタ」を米国の名オルガニスト、
コルゼンパとドイツ・バッハ・ゾリステンの共演で。
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1972年9月、リンツでの録音。




<Daphne>
DAPHNE 1034 \2300
アルカン:
大ソナタ《4つの時代》Op.33/独奏ピアノのためのシンフォニーOp.39:4-7
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
アルカンの作品に真正面から向き合ったステファン・リンドグレンは、15歳か
らストックホルム王立音楽院で学び、18歳でロイヤル・ストックホルム・フィ
ルとの共演で自作のピアノ協奏曲を初演してしまったというスウェーデンの名
ピアニスト。
安定したテクニックはもちろんのこと、カラフルで輝かしいサウンドがアルカ
ンの音楽の魅力をしっかりと引き出してくれている。スウェーデン発のアルカ
ン作品集。ピアノ・ファン要チェックです。1992年12月&1998年12月の録音。

DAPHNE 1028 \2300
ストレニュアス・ライフ ――
クライスラー:美しきロスマリン、ウィーン風小行進曲、愛の悲しみ/リュセ
ル:弦楽のための/ヴァルデス:ジプシーのセレナード/J・S・バッハ(クライ
スラー編):ガヴォット/タウンゼント(クライスラー編):子守歌/メンデルス
ゾーン(クライスラー編):無言歌/ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母
の教え給いし歌/スコット(クライスラー編):ロータスランド/セーゲルスタ
ム:詩曲/ドリゴ(クライスラー編):火花のワルツ/グラズノフ:瞑想曲/ゴド
フスキー(ハイフェッツ編):古きウィーン/カステルヌオーヴォ=テデスコ
(ハイフェッツ編):タンゴ/ヴァレ(ハイフェッツ編):たき火のそばで/黒人
霊歌(ハイフェッツ編):深い河/ポンセ(ハイフェッツ編):小さな星/ジョプリ
ン(ハイフェッツ編):エリート・シンコペーション、ストレニュアス・ライフ
ベルント・リュセル(ヴァイオリン)、ウルバン・ガルドボルン(ピアノ)、
ペーター・リュセル(コントラバス)
1977年から2010年までスウェーデン放送交響楽団のコンサートマスターを務め
たスウェーデンの名ヴァイオリニスト、ベルント・リュセルが贈るアンコール
・ピース集。
クライスラーのオリジナルや、クライスラー、ハイフェッツのアレンジなどの
名作の中で異彩を放つセーゲルスタムの「詩曲」にも注目いただきたい。

DAPHNE 1029 \2300
マッティンソン:
管弦楽のための《オープン・マインド》/チェロ協奏曲第1番*/演奏会幻想曲
《エクスポゼ》#/フルート協奏曲第1番《ゆらめくブルー》**
マンフレッド・ホーネック(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、マッツ・リードストレム(チェロ)*/#、
マッツ・ロンディン(指揮)*/**、ノールショッピング交響楽団*、
マグヌス・ボーゲ(フルート)**、マルメ交響楽団**
現代スウェーデンのリーディング・コンポーザー、ロルフ・マッティンソン
(1956-)の作品集。
オーケストラの機動力の高さが求められる「オープン・マインド」は2010年
2月-3月に、オラモ&ロイヤル・ストック・フィルによって日本初演が行われ
たマッティンソンの力作。2005年-2007年の録音。弊社初紹介。

DAPHNE 1021 \2300
ヴィレーン:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番Op.9/同3番Op.18/同第4番Op.28/同第5番Op.41
リュセル四重奏団
ダーグ・ヴィレーン(1905-1986)の生誕100年を記念して製作されたアニヴァー
サリー・アルバム。2003年-2005年の録音。再紹介。




<Agnas>
AM 019 \2300
ラーション・グーテ:クラリネット協奏曲
アイナス&リーツゴード:ヴィヴァルディの気分
クルーセル:ファゴット・コンチェルティーノ
トゥーマス・アイナス(クラリネット)、
ガブリエル・リーツゴード(ファゴット)、
アレクサンデル・ハンソン(指揮)、ダーラナ・シンフォニエッタ
"カデンツァ"、"目覚め"、"チューニング"の三部で構成されるスウェーデンの
作曲家マッツ・ラーション・グーテ(1965-)の「クラリネット協奏曲」は、ポ
ルタメントやフラッターなどの特殊奏法が次々と飛び出してくるエキサイティ
ングなコンチェルト。
第3楽章"チューニング"の冒頭は、オーケストラのチューニング光景そのもの
でなんだか微笑ましい。




<Intim>
IMCD 114 \2300
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ラヴェル:鏡
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42
藤田めぐみ(ピアノ)
藤田めぐみは、メニューイン・スクールを経て英国王立音楽大学の大学院でケ
ントナー、ペルルミュテール、ザリツカヤからピアノを学んだフジタ・ピアノ
・トリオのピアニスト。
ドイツ、フランス、ロシア音楽を組み合わせたリサイタル・プログラムでは、
ゆったりとしたテンポで1音1音をかみしめるかのようなベートーヴェンが印象
に残る。

IMCD 108 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.9
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
フジタ・ピアノ・トリオ
イギリスを拠点としてヨーロッパで活躍する日本人三姉妹によるアンサンブル、
フジタ・ピアノ・トリオのシューベルト。
言葉ではなく音楽で表現されるアンサンブルの一体感やバランスは、互いを知
り尽くした姉妹だからこそ。このシューベルトの演奏は、スウェーデンの
Goteborgsposten誌で「天上のシューベルト」と称賛されている。




<nosag records>
nosag CD177 \2300
リンドグレン:室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ/フルート・ソナタ/ファゴット・ソナタ/フルートとピアノ
のための《アソシエイション》/ステファン・ゲイランドの詩による7つの歌
エレメール・ラヴォタ(チェロ)、ステン・ニクラッソン(バリトン)、
キンガ・プラダ(フルート)、マッツ・ローディウス(フルート)、
クヌート・ソンステヴォル(ファゴット)、
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
スウェーデンの実力派ピアニスト、ステファン・リンドグレンの"作曲家"とし
ての姿、才能にスポットライトをあてたシリーズの第1弾。
ここには1985年の「フルート・ソナタ」から2010年に完成したばかりの「アソ
シエイション」を収録。アメリカの名門ジュリアード音楽院でも優秀な成績を
収めたというだけあって、作曲家としてのレベルも高い。

nosag CD178 \2300
リンドグレン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第3番/ピアノ・ソナタ第4番/ピアノ・ソナタ第5番/ピアノ
・ソナタ第6番
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
"作曲家"リンドグレンのシリーズ第2弾は、自作自演によるピアノ・ソナタ集。
ピアノを知るピアニストが書いた現代風の4つのソナタ。





<Footprint>
FRCD 042 \2300
ヘルムードソン(グンナー・エリクソン編):ただ夏のために
グンナー・エリクソン(指揮)、イェテボリ室内合唱団
スウェーデンの作家、作曲家、画家、エリーサベト・ヘルムードソン(1927-)
の歌を、同じくスウェーデンの合唱指揮者グンナー・エリクソンがアレンジ。
合唱に独唱やギター、コントラバスなどが加わるなどスタイル、作風も多彩。





<Phono Suecia>
PSCD 184 \2300
夜の讃歌 - ハーグルンド:ポートレート ――
交響詩《夜の讃歌》/声の娘たち*/日没の微風に寄せて-ディーリアス追悼#
エリザベス・ピットケアン(ヴァイオリン)、
ハンヌ・コイヴラ(指揮)、ヘルシングボリ交響楽団、
シャネット・ビューリング(ソプラノ)*、テューア・オーベリ(ソプラノ)*、
カーリン・ドゥーンブッシュ(クラリネット)*、
ダン・アルムグレン(ヴァイオリン)*、ヨン・エーデ(チェロ)*、
マリ・オーストレム(ハープ)*、マルクス・レオソン(打楽器)*、
カール=アクセル・ドミニク(ピアノ)*、
ヨアシム・グスタフソン(指揮)*、ジョン・ミルズ(ギター)#、
スティーヴン・フィッツパトリック(ハープ)#、リュセル四重奏団#
スウェーデン南部のハルムスタの作曲家、トンミ・ハーグルンド(1959-)のポ
ートレート・アルバム。 
「日没の微風に寄せて」は、ギタリストのジョン・ミルズがウィグモア・ホー
ルで開催したディーリアス追悼コンサートのために書かれた作品。




<Caprice>
CAP 21807 \2300
ニッケルハルパとオルガンによるスウェーデンの民謡集
ヨハン・ヘディン(ニッケルハルパ)、グンナー・アイデンスタム(オルガン)
弓で演奏するスウェーデンの民族楽器(擦弦楽器)のニッケルハルパとオルガン
のデュオで巡るスウェーデン民謡の旅。




<Danacord>
DACOCD 299 2枚組(1枚価格) \2300
1987年&1988年フーズム城音楽祭ライヴ録音 ――
マイケル・ポンティ - ヘンゼルト:練習曲ニ短調Op.2-1、練習曲変ニ長調
Op.2-2/モシュコフスキ:火花Op.36-6/ショパン:序奏とボレロOp.19
ダニエル・バーマン - シューベルト(タウジヒ編):アンダンティーノと変奏曲
/ゴドフスキ:ボイテンゾルフ植物園/R・シュトラウス(ゴドフスキー編):セ
レナードOp.17-2/ガーシュウィン(ワイルド編):サマータイム
ライナー・M・クラース - ゴドフスキ:エレジー/シュールホフ:タンゴ
エッカート・ゼルハイム - ワーグナー(ビューロー編):マイスタージンガー・
パラフレーズ
ペーター・フロウンジャン - シャミナード:むかし/サンカン:ロマンティッ
クなカプリース
デュオ・カトル・マン - フローラン・シュミット: 眠りの精の馬、中国の傘
フロウンジャン&クラース&バーマン - ラフマニノフ:6手のための《ワルツ》
ヴェステンホルス - ニールセン:《子どもと大人のためのピアノ音楽》より
ニーナ・ティシュマン - リスト:ピアノ曲ヘ長調/ドビュッシー:マスク
ライナー・M・クラース - アルカン:エスキスOp.63より/
ペーター・フロウンジャン - リスト:ジュネーヴの鐘/シャブリエ:バレエの
歌、ムーア風舞曲/シマノフスキ:ロマンティックなワルツ
フィリップ・ファウケ - グリンカ(バラキレフ編):ひばり/クライスラー(ラ
フマニノフ編):愛の悲しみ
ダニエル・バーマン - ラモー(ゴドフスキ編):エレジー/アイアランド:アイ
ランド・スペル/ラフマニノフ(ワイルド編):春の洪水Op.14-11
マルク=アンドレ・アムラン - アムラン:練習曲第12番《前奏曲とフーガ》/
シューマン:森の情景Op.82より 別れ
ロベルト・シドン - ヴィラ=ロボス:シランダ第4番
ミハエル・シュトルック - ヨアヒム:《妖精の歌》変奏曲
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、マイケル・ポンティ(ピアノ)、
ダニエル・バーマン(ピアノ)、他
世界的名手たちがドイツ、ニーダーザクセン州のフーズムに集まり、毎年開催
されるピアノのための秘曲のEXPOフーズム城音楽祭。
凄まじくレアなピアノ作品をとにかく弾きまくるピアノ・ファン熱狂のフーズ
ム城音楽祭の第1回(1987年)&第2回(1988年)の秘蔵音源がダナコード
(Danacord)から初登場!
このピアニストによるピアニストのためのワールドカップ(?)の第1回&第2回
のプログラムもか・な・り濃厚。
フーズム城音楽祭の常連中の常連、アムランもしっかりと参加しており、披露
しているのは自作自演の「前奏曲とフーガ」という徹底振り。

DACOCD 700 \2300
聖母マリアに ――
サン=サーンス:アヴェ・マリア/シューベルト:アヴェ・マリア/J・S・バッ
ハ/グノー:アヴェ・マリア/ボエルマン:聖母への祈り/レーガー:マリアの
子守歌/パーセル:聖母マリアの戒め/ヒンデミット:マリアの生涯Op.27より
マリアの嘆き、イエスの復活によるマリアの安らぎ/ランゴー:受胎告知/
ビンゲン:女がしつらえた死に/ヴェルディ:アヴェ・マリア/フランク:ア
ヴェ・マリア/フォーレ:アヴェ・マリア/ヴェルディ:アヴェ・マリア/マ
ルシュナー:アヴェ・マリア/J・S・バッハ:コラール《わが魂は主をあがめ》
BWV648/ブルックナー:アヴェ・マリア/グーネ:スターバト・マーテル/ワ
ーグナー:全能のマリアよ
エリサベト・マイヤー=トプセー(ソプラノ)、
ビアギッテ・エーバート(オルガン)
ヒンデミットの歌曲集「マリアの生涯」Op.27(DACOCD 670)を歌ったデンマー
ク、北欧を代表する名ソプラノ歌手エリサベト・マイヤー=トプセーによる聖
母マリアのための歌曲集。
シューベルト、バッハ(グノー)など9人の作曲家たちによる様々なアヴェ・マ
リアなど、聖母マリアへの祈りの歌が優しいオルガンの音色と共に天へと響き
ます。

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10-07 No.32-2

2010年07月29日 15時03分22秒 | Weblog
<Hortus>
HORTUS 076 \2300
17世紀-18世紀のフランス音楽 ――
ティトゥルーズ:賛歌《アヴェ・マリス・ステラ》/ボワヴァン:第7旋法によ
る組曲/クープラン(アラール編):4声のソナタ《サルタンの皇后》/シャル
パンティエ:サルヴェ・レジナH.27/ルクレール:3声のソナタ第8番/ラルウェ
ット:モテット集
バンジャマン・アラール(オルガン)、
トーマス・ファン・エッセン(バリトン)、
ジュリアン・レオナール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マリー・ルキエ(ヴァイオリン)
2004年のブルージュ古楽国際コンクール、2007年ゴットフリート・ジルバーマ
ン国際オルガンコンクールを制覇し、20歳という若さでパリのサン・ルイ・ア
ン・リル教会の正オルガニストに抜擢されたフランス期待の逸材バンジャマン
・アラール(1985-)。
「アンドレアス・バッハ写本」、「J・S・バッハ」、「ボーアン写本」などを
取り上げてきたアラールは、4枚目の録音で母国フランスの音楽に回帰。ピア
ノ、チェンバロ、そしてオルガンのどれを弾かせても超一級品のバンジャマン
・アラールの演奏には、すでに名匠の風格が漂う。フランス音楽の演奏も見事
です。




<Musica Ficta>
MF 8010 \2300
17世紀&18世紀フランスのパロディとボードビル
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)、レ・ムニュ・プレジール・デュ・ロワ
Pクォリティの高い中世、ルネサンス、バロック音楽を届けてくれるベルギー
のムジカ・フィクタ(Musica Ficta)レーベル。
このレーベルの中核グループ、アンサンブル・クレマティスのメンバーであ
り、ピエルロ&リチェルカーレ・コンソートとの共演で多くの人々を魅了し
たベルギーのソプラノ、セリーヌ・シェーンが歌うのはフランスで生まれた
パロディとボードビル。
17世紀-18世紀のフランスで流行した歌と劇による風刺を、シェーンの歌声と
ピリオド・アンサンブルが"芸術"として聴かせてくれます。




<Hortus>
HORTUS 074 \2300
ツェルニー:夜想曲全集 ――
8つのノクターンOp.368/8つのノクターンOp.604/ノクターン変ホ長調Op.647
イザベル・エーミッチェン(ピアノ)
現在ではピアノ学習者ならば必ず通る道、「100番練習曲」や「50番練習曲」
の作曲者として広く知られるカール・ツェルニー(1791-1857)の「夜想曲」
全曲録音。
1000曲を超えるピアノ作品を作曲したとされ、ベートーヴェンの「皇帝」の
ウィーン初演者でもあるツェルニーの「夜想曲」には、ショパンより少し前、
ウィーンが生んだ"ピアノの詩人"の傑作という呼び名が良く似合う。




<Phaedra>
DDD 292020 \2300
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)、パノハ弦楽四重奏団
シューマン夫妻の音楽の演奏家、また研究者としても名高いベルギーのピアニ
スト、ベーンハウアー(ベーンハウエル)と、東欧チェコが世界に誇るパノハ
弦楽四重奏団というベテラン演奏家陣の共演による味わい深きシューマンの
ピアノ五重奏曲&ピアノ四重奏曲。
ベーンハウアーの研究成果が、ベテラン同士ならではの熟達した見事なアン
サンブルによって音楽でしっかりと表現されている。使用ピアノはスタイン
ウェイ(調律はベルギーのJacek & Svetlo)。




<Aeolus>
AE-10033(SACD-Hybrid) \2850
フランク:声楽とオルガンのための作品集Vol.2 ――
3声のミサ曲Op.12/ユストゥス・ウット・パルマ・フロレービット/マニフィ
カト/キリエ - ノエルのためのミサ曲より/奉献唱/退祭曲
ディエゴ・イノセンツィ(オルガン)、
ベルナール・テトゥ(指揮)、
ソリスト・ド・リヨン、セントレ・デ・ラ・ヴォア・ローヌ=アルプ
セザール・フランク(1822-1890)の"声楽"と"オルガン"のための作品集第2巻に
は、名作「3声のミサ曲Op.12」から知られざる小規模作品までを広く収録。
名工アリスティド・カヴェイエ=コルが1880年に製作したリヨン、サン・フラ
ンソワ・ドゥ・ザール教会のオルガンのサウンドと、フランスの声楽家たちが
醸し出すハーモニーが神々しい光を感じさせてくれる。特に「3声のミサ曲」
の第2曲「グローリア」の美しさには息をのむばかり。

AE-10551(SACD-Hybrid) \2850
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集Vol.2 ――
オルガン交響曲第3番嬰へ短調Op.28/オルガン交響曲第4番ト短調Op.32
ダニエル・ロート(オルガン)
フランク、ヴィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオル
ガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)
の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第2巻。
第1集(AE-10451)は、ドイツのフォノ・フォルム誌やアメリカのファンファー
レ誌、イギリスのザ・オルガン誌などの各誌が太鼓判を押すなど、オルガン
録音としては突出した高評価を得た実績を持つ。

AE-10571 \2300
リューベク:オルガン作品集 ――
前奏曲ト長調LubWV.12/前奏曲とフーガ ハ長調LubWV.6/前奏曲ニ長調
LubWV.11/われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよLubWV.13/前奏曲ヘ長調
LubWV.7/前奏曲とフーガ ヘ長調LubWV.8/主に謝しまつらんLubWV.15/
前奏曲ハ長調LubWV.10/シャコンヌLubWV.20/前奏曲ト長調LubWV.9/ああ、
我ら貧しき罪人
レオン・ベルベン(オルガン)
ハンブルクの聖ニコラウス教会のオルガニスト、作曲家として18世紀前半の
ドイツで絶大な名声を誇ったヴィンツェント・リューベク(1654-1740)のオル
ガン作品集。
「前奏曲」や「フーガ」などの大バッハ彷彿とさせる形式や、ブクステフー
デからの影響を感じさせるリューベクの作風は、北ドイツ・オルガン楽派の
中でも重要な地位を占めていたとされている。

AE-10681 \2300
エルドゥアイエン:オルガン作品集 ――
サン・マウリシオ/ グアダルベのマリア/ノスタルジア/インターリュード
/バスク風前奏曲/悲歌/アンダルシアのレタブロ/子守歌/祈り/夜想曲
/日没/3つのサエタス
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
トマス・デ・エルドゥアイエン(1882-1953)は、チリ、アルゼンチンを巡り200
曲を超えるオルガン作品を遺したバスク地方の作曲家であり、カプチン・フラ
ンシスコ修道会の聖職者。
スペインのオルガン音楽を追求し続けるイリアルテが、バスク地方、サン・
セバスティアン市のブエン牧師大聖堂に設置されている1954年製のグランド・
オルガンで失われたバスクのロマンを壮大に響かせる。




<Syrius>
SYR 141428 \2300
J・S・バッハ:オルガン作品集Vol.3 ――
トッカータとフーガ ホ長調BWV.566/ノイマイスター・コレクション/前奏曲
イ短調BWV.569/コラール変奏曲《汝明るき日なるキリスト》BWV.766/幻想曲
ハ短調BWV.1121/コラール《高き空よりわれは来れり》BWV.700/コラール
《イエスはわが慰め》BWV.702/コラール《神の子は来たりたまえり》BWV.724
/コラール《暁の星のいかに美しく》BWV.739/前奏曲とフーガ イ長調
BWV.536/コラール《愛しきイエスよ、われらはここに》BWV.706
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリのドイツ・ルター派教会のオルガニストとして活躍するドイツ生まれの女
流オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテが取り組んでいるバッハのオルガン作
品集第3集は、「ノイマイスター・コレクション」がメイン・プロ。
ドイツ、グローセンゴッテルンのヴァルプルギス教会のトロスト・オルガンに
よる演奏。




<Cybele>
Cybele 050.101 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.1 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第29番、第42番、第51番/復活節Op.56より
聖務曲第13番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
オルガン曲集「神秘のオルガン」は、19世紀後期-20世紀前半のフランスで活
躍した即興演奏の達人であり神秘主義者、シャルル・トゥルヌミールの代表
作。1994年7月17日-20日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.102 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.2 ――
降誕節Op.55より 聖務曲第8番、第3番/復活節Op.56より 聖務曲第22番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第2集ではアレキサンダー・シュッケ1968年製のオルガンを使用。
1994年8月8日-6日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.103 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.3 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第40番、第34番、第35番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
教会暦のために作曲された「神秘のオルガン」は51の聖務曲で構成され長大な
スケールを持つ大作。1969年-70年生のリーガー・オルガンによる演奏。
1995年7月16日-19日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.104 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.4 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第44番、第38番、第49番
復活節Op.56より 聖務曲第21番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第4集に収録された4つの聖務曲は、1930年から1932年にかけて作曲された作
品。1995年7月20日-23日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.106 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.6 ――
降誕節Op.55より 聖務曲第6番、第9番/復活節Op.56より 聖務曲第12番/
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第30番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第6集はドイツのボットロップ、リープフラウエン教会のオルガンによる演奏。
1996年7月18日-21日の録音。弊社初紹介。




<RIVO ALTO>
FOL 0005 2枚組 \3960
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「セビリアの理髪師」
アントニーノ・シラグーザ(テノール:アルマヴィーヴァ伯爵)
ブルーノ・デ・シモーネ(バス:バルトロ)
ラウラ・ポルヴェレッリ(メゾソプラノ:ロジーナ)
アンドリュー・シュレーダー(バリトン:フィガロ)
ニコライ・ギャウロフ(バス:バジリオ)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(ソプラノ:ベルタ)
ダヴィデ・ペリッセロ(バリトン:フィオレッロ)
アレッサンドロ・ジャコン(バス:仕官)
フェニーチェ劇場合唱団&管弦楽団
マルチェッロ・ヴィオッティ(指揮)
録音:2003年12月27日、ヴェネツィア、マリブラン劇場、ライヴ
2002年から2005年に急逝するまでフェニーチェ劇場の音楽監督を務めたマル
チェッロ・ヴィオッティ指揮によるライヴ録音。マリブラン劇場は当時再建
中のフェニーチェ劇場の代わりに使われていました。




<M.A.P. Classic>
NGCD 0341 \2080
Codex ボグダノヴィチ:ギター・クアルテットのための作品全集
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):
Introduction and Dance / Codex XV323A "Il lit Moise comme echillon"
Stirfry / Lyric Quartet
キング・クリムゾン/クリスティアン・サッジェーゼ編曲:Discipline
チック・コリア(1941-)/アルベルト・デッレ・ピアーネ編曲:Addendum
ケヴィン・ヴォランズ(1949-)/マルコ・シレッティ編曲:
First Dance from "White Man Sleeps"
フランク・ザッパ(1940-)/クリスティアン・サッジェーゼ編曲:
The Black Page / Peaches en Regalia
ビル・エヴァンス(1929-1980)/マルコ・シレッティ編曲:Peace Piece
トリノ・ギター・クアルテット
アンドレア・ランツァ、マルコ・シレッティ、
アルベルト・デッレ・ピアーネ、
マリア・グラツィア・レッジョ(ギター)
録音:2009年8月、ミラノ、マップ・スタジオ
2005年に結成されたトリノ・ギター・クアルテットのCDデビュー盤。ジャンル
を超えた天才ギタリスト、デュージャン・ボグダノヴィッチが書いたギター・
クアルテットのための全オリジナル作品(もちろん録音時点まで)に加え、南ア
フリカ共和国のミニマル系現代作曲家ヴォランスやロック、ジャズの大御所た
ちの作品の編曲版を演奏。

LRCD 125 \2080
ラテンアメリカの印象
レオ・ブローウェル(1939-):無題小品第1番/魅惑の瞳/子守歌
伝承曲:メレンゲ
ホルヘ・ゴメス・クレスポ(1900-1971):ノルテニャ[北の]
アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの夏
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
3つのメキシコ民謡; ラ・バレンティナ,わが心よ、君ゆえに,小鳥売り娘
あなたから遠く離れて/メキシコのスケルツィーノ
ビセンテ・エミリオホ・ソホ(1887-1974):ベネズエラの5つの小品
歌[カンティコ],アギナルド,歌[カンシオン],ベネズエラのアリア,
ガレオン船
アグスティン・バリオス(1885-1944):ワルツ Op.8 No.3
アントニオ・ラウロ(1916-1986):ベネズエラ組曲
レヒストロ,黒人舞曲,歌[カンシオン],ワルツ
ルチオ・ドッソ(ギター)
録音:ローマ、スタジオ「コル・テンポ」
ルチオ・ドッソはローマに生まれ、1989年のアンドレス・セゴビア・コンクー
ル(スペイン、エルエスコリアル)で優勝したイタリアのギタリスト。





<独SONY BMG> 各1枚 \800
88697704462
ハイドン:チェロ協奏曲第1番、第2番、協奏交響曲、交響曲第13番より
イッサーリス(VC) ノリントン/ヨーロッパ室内管弦楽団

88697704492
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」
第23番「熱情」
ホロヴィッツ

88697705692
ヴェルディ:レクイエム
プライス、ベイカー、ルケッティ、ヴァン・ダム
ショルティ/シカゴ響

88697711362
ブラームス:交響曲第3番、第4番
ヴァント/北ドイツ放送響  1983-1985

88967711442
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「レオノーレ」序曲第3番
ヴァント/北ドイツ放送響  1989

88697712632
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、町人貴族
ライナー/シカゴ響

88697712642
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋)
タルヴェラ、ドナート、コトルバス、タピー他
レヴァイン/ウィーン・フィル

88697712832
リスト:交響詩「前奏曲」、ハンガリア狂詩曲第1番、第4番、
ブラームス:ハンガリア舞曲第5番、第6番 他
バーンスタイン/ニューヨーク・フィル

88697712852
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、第4番
アシュケナージ、アントルモン(P)
オーマンディ/フィラデルフィア

88697712912
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番、アダージョ、ロンド
ズッカーマン(Vn、指揮) セント・ポール室内管弦楽団

88697714332
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番、ラロ:チェロ協奏曲 他
ヨーヨー・マ(VC)
マゼール/フランス国立管、ピッツバーグ響

88697714362
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
バレンボイム/ベルリン・フィル

88697719782
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番-第6番
カップ/フィルハーモニア・ヴィルトゥオージ

88697720782
アルベニス、グラナドス:ギター作品集
ジョン・ウィリアムズ

88697720992
グリーグ:ペール・ギュント(ハイライト)、シベリウス:フィンランディア他
ヘンドリックス(S)
サロネン/オスロ・フィル、スウェーデン放送響

88697721002
シューマン、グリーグ:ピアノ協奏曲
ペライア(P)
コリン・デイヴィス/バイエルン放送響

88697771282
モーツァルト:交響曲第40番、第41番「ジュピター」
クーベリック/バイエルン放送響

88697771442
シューベルト:歌曲集「美しい水車小屋の娘」
ヴンダーリヒ

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10-07 No.31

2010年07月28日 15時13分51秒 | Weblog
<CELESTIAL HARMONIES>
13286-2 \1980
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集第5集
前奏曲ニ短調/バス・コンティヌオ/ナイチンゲール
主題と変奏/カノン ニ短調/カノン嬰ヘ短調/カノン へ短調
カノン ホ短調/前奏曲ホ短調/小さな行進曲
マズルカ ニ短調/前奏曲ハ長調/フゲッタ ロ短調
バラード 嬰ヘ短調/フォーク・ソングによるフゲッタ/フーガ
ウィットサンデイのための音楽/私は悔恨の種を蒔いた
他全32曲
ロカス・ズボヴァス(Pf)
録音:2008年12月ブレーメン放送ゼンデザール
ユニークなレパートリーで知られるCELESTIAL HARMONIESは2000年より、この
リトアニアの特異な作曲家ミカロユス・コンスタンチナス・チュルリョーニス
(1875-1911)のピアノ作品全集録音プロジェクトに取り掛かり、今ようやくこ
こにシリーズが完結した。第3集まで録音していたラフゼンが急逝し、この企
画も頓挫したかに思われましたが、作曲者の曾孫であるズボヴァスというこれ
以上ないピアニストに引き継がれ、完結に至りました。この第5集には決して
長くはなかった彼の生涯の晩年の作品が収められている。どの曲も1-4分(「主
題と変奏」は例外的に15分の大作)の短いものが多く、彼の絵と同様、メラン
コリックで極度に内向的な世界が広がる。派手な効果を狙った作品は皆無でど
こまでも内面へと深く沈潜してゆく。

19923-2 5枚組 \7920
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集
(第1集-第5集のセット)
ニコラウス・ラフゼン(Pf,CD1-3)、
ロカス・ズボヴァス(Pf,CD4-5)
録音:2000-2008年
チュルリョーニスはポーランド生まれのリトアニアの国民的な画家、作曲家で
あり、とりわけその他に類を見ないほどの幻想的な絵は早くから注目され、カ
ンディンスキーや後のシュールレアリストたちにも大きな影響を与えた。かの
オリヴィエ・メシアンもチュルリョーニスの絵の幻想性、超越性、神秘性を絶
賛しそのヴィジョンから多大な影響を得たと公言している。さてチュルリョー
ニスが作曲家として再評価されるようになったのは比較的最近のことで、この
全集録音シリーズもリヴァイヴァルに大きく貢献している。彼は画業の傍らリ
トアニア民謡の記譜採集に取り組み(この辺りはバルトークを思わせる)自作に
取り入れていった。作風は微妙な半音階主義で後のシマノフスキやスクリャー
ビンを思わせる所もあるが、ショパンの影響も大きい。晩年は無調に近い作品
もあリ、亡くなったのが1911年であるから、地域や自身の病気が原因でシェー
ンベルク一派との交流はなかったと考えると、非常に際立った独創性を持って
いたと言える。解説にはチュルリョーニスの幻想的な絵が多数カラー写真で掲
載、聴きながら見る楽しみもあります。

14304-2 2枚組 \3960
シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
アルフレッド・パール(Pf)
録音:2005-2006年ブレーメン放送ゼンデザール
シューベルト最後の3つのソナタといえば、アファナシェフ、アンスネス、ポリ
ーニと数々の名盤がありますが、このアルフレッド・パールの演奏もそれらに
勝るとも劣らない独自の世界を築いています。アルフレッド・パール1965年チ
リ生まれのピアニストで、クラウディオ・アラウの再来と世界中で絶賛されて
います。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、他に
もリストなどヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきましたが、ここ
ではシューベルト最晩年の孤独と不安、あきらめ、澄み切った境地などを衒い
なく見事に表現しきっています。ゆったりとしたテンポ設定、ペダルを多様し
た音作りは水墨が和紙にゆっくりと広がってゆくようなイマジネーションを呼
び起こします。




<DIVERSIONS>
DDV 24151 \1980
F.J.ハイドン(1732-1809):
ディヴェルティメント(カッサシオン)ハ長調Op.1-6(Hob.III:6)
弦楽四重奏曲第55番ニ長調Op.71-2(Hob.III:70)
弦楽四重奏曲第82番ヘ長調Op.77-2(Hob.III:82)
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:2001年ロンドン大学美術館におけるライヴ録音
フィッツウィリアム弦楽四重奏団と言えばなんと言ってもDECCAに録音した
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集が有名で、かつてショスタコーヴィチ
の弦楽四重奏曲と言えばフィッツウィリアム、と言われるほどの名盤であっ
た。その他にもシベリウス、ディーリアスの弦楽四重奏曲を録音するなど、
ほかの団体とは一味違ったレパートリーを得意としていた。しかしこの20年
ほど日本でこの団体の名前を聞くことはなく、すっかり過去の人(?)かと思っ
ていたところ、久々になんとピリオド楽器を使ってのハイドンが登場。今か
ら9年前の録音とは言え、相変わらず緻密なアンサンブルで健在ぶりを聴かせ
てくれる。

DDV 24149 \1980
「エリック・チゾームの音楽 Vol.6」
エリック・チゾーム(1904-1965):
キョール・モール舞曲(全6曲)/ダニーデン組曲(全3曲)
スコットランド・エア(全9曲)/ジャシュヤ=シーナ王妃の踊り
知恵の書(全11曲)/6つの夜想曲「鳥たちの夜の歌」
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2006年
エリック・チゾーム(ERIK CHISHOLM,1904-1965)は20世紀半ばまで活躍したス
コットランド出身の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパ
では自国の民謡を採集・研究し創作に取り入れた運動が盛んであったが、チ
ゾームもその流れのなかで自らの音楽を育んでいった。遠くにグリーグ、少
し近くにバルトーク、そしてすぐ近くにヴォーン=ウィリアムズ、バックス、
モーランらイギリス田園楽派の影響を感じさせる。作品の多くがスコットラ
ンド民謡に基づき、快活な舞曲などはグレインジャーを思わせる。しかし激
動の20世紀音楽の革新のなかに生き、プロコフィエフとも親交の深かった彼
は前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れている。
旧譜のVol.1-Vol.5はCD-Rでの発売だったため、弊社では取り扱っておりませ
んでした。今回は満を持してのCDリリース。特にイギリス音楽ファンは必聴。




<DIVINE ART>
DDA 25082 \1980
「牧歌と悲歌」-ジョン・ジェフリーズの音楽
ジョン・ジェフリーズ(b.1927):
(1)弦楽のためのセレナード
(2)トビーの夢とエレジー(全8曲)
(3)スウィーニー・マッド
(4)通夜の挽歌(A Lyke Wake Dirge)
(5)ジョン・フライのためのエレジー
(6)終わりのための詩
(7)指揮者のためのエレジー
(8)ビックレイ牧歌
(1)ケネス・ペイジ指揮オーケストラ・ダ・カメラ、
(2)ポール・ベイトマン(Pf)、
(3)(4)(6)ジョナサン・ヴェイラ(Br)、
(3)(4)シェリー・カッツ(Pf)
(5)-(8)ポール・ベイトマン指揮フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1996年、(2)2009年、(3)(4)1998年、(5)-(8)2009年
ジョン・ジェフリーズは1927年生まれのイギリスの作曲家。作風は現代にもか
かわらず、イギリス田園楽派を思わせ、フランク・ブリッジ、ヴォーン・ウィ
リアムズ、ディーリアス、オルウィン、ブリテンらを彷彿とさせる。感傷的で
メランコリックな作品が多く、イギリス音楽ファンにお薦め。彼のCDは当
divine artより他に歌曲集が2枚(ddv24128、ddv25049)出ている。




<GENUIN>
GEN 10193 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(ヴィオラ)
オズガー・アイディン(ピアノ)
録音:2000年10月、24bit recording
※旧GEN001001の再発売
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子のデビュー盤(GEN001001)が、
品番・ジャケ写を変更して再発売になります。清水直子は1997年ミュンヘン
音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他にも数々のコンクー
ル受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりデトモルト音楽大学で今井
信子に師事。その後タングルウッドやマールボロの音楽祭に参加したり、日
本国内外のオーケストラと共演したりし、高い評価を得ています。2001年よ
りベルリン・フィルの首席ヴィオリストを務め、2006年にはテレビ「情熱大
陸」(MBS毎日放送/TBS系列)で紹介され、一躍日本での知名度も上がりまし
た。ソリストとしては毎年のように日本でリサイタルを行っています。録音
は当GENUINレーベルの2枚のソロ・アルバムのほか、ベルリオーズ:イタリア
のハロルドの独奏を務めたもの(フォンテック)や室内楽に参加したCDが発売
になっています。
このディスクは夫君であるトルコのピアニスト、オズガー・アイディンとの
共演で、ヴィオラ・ソナタの名曲をずらりと並べた名盤です。
(GEN001001は廃盤となります)




<ORFEUS MUSIC>
OMCD 01 \1850
カルウォヴィチ、フォーレ:ギター伴奏による歌曲集
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909)/クシシュトフ・メイシンゲル編曲:
一番星が輝くところから Op.1. No.2/穏やかな暗い海 Op.3 No.3
夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5/色褪せた葉/広い広い海の彼方
もっと私に話して Op.3 No.1/悲しむ少女へ Op.1 No.1
恋愛詩より Op.3 No.6/シカモアの木の下で
私のことで泣かないで Op.3 No.7
穏やかで明るい黄金の日々を私は忘れない Op.1 No.5/新しい春
ガブリエル・フォーレ(1845-1924)/ティルマン・ホップシュトック(1961-)編曲:
ある僧院の廃墟で Op.2 No.1/夢のあとに Op.7 No.1
いつの日も Op.21 No.2/山鳩 Op.87 No.2
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター)
録音:2009年9月、ポズナン(ポーランド)
34歳の若さで没したポーランドの作曲家カルウォヴィチの歌曲をメインとする
アルバム。ポーランドのギタリスト、クシシュトフ・メイシンゲルがピアノ伴
奏譜をギター用に編曲し自ら演奏しています。イヴォナ・ホッサは2000年にワ
ルシャワ国立オペラのソリストとなったポーランドのソプラノで、教会音楽の
独唱を務めた録音も数多くあります。ティルマン・ホップシュトックはドイツ
のギタリスト。

OMCD 02 \1850
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):ギター作品集
マズルカ
インヴェンション、バッハへのオマージュ(*)
パスピエ,サラバンド,シシリエンヌ,トッカータ,アリア
スクリャービンの主題による変奏曲
パッサカリア(*)
カヴァティーナ
前奏曲,サラバンド,スケルツィーノ,舟歌,壮麗な舞曲
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター)
録音:2009年9月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
パリで活躍したポーランドの作曲家タンスマンのギター作品は現代のギタリス
トにとって重要なレパートリー。(*)は世界初録音と表示されています。クシ
シュトフ・メイシンゲル(1984年生まれ)はポーランドの若手ギタリストの中で
最も注目されている一人。DUXレーベルにも録音があります(DUX 0680「ヴィ
ヴァ・ヴィヴァルディ」、DUX 0710「ソレダド(孤独)」)。

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10-07 No.30-1

2010年07月27日 17時31分40秒 | Weblog
★2010 EMI GEMINI 2CD セール★
各2枚組 \1000
9月20日入荷分までの特価セールとなります。品切れ等で入荷の無かった場合
はご注文打ち切りとなりますので、お早めにご注文いただきますよう、お願い
いたします。
●商品リストは当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/emi_2cd_2010.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<VIRGIN CLASSICS>
VMS-6420020 3枚組 \3380
マルチパック 24Pブックレット
VMS-6420010 3枚組 \3450
デジパック 24Pブックレット
収録内容は同一
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
CD1
1.ソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1
2.ソナタ 第2番 イ長調 作品12の2 
3.ソナタ 第3番 変ホ長調 作品12の3
4.ソナタ 第4番 イ短調 作品23
CD2
1.ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」
2.ソナタ 第8番 ト長調 作品30の3
3.ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」 
CD3
1.ソナタ 第6番 イ長調 作品30の1
2.ソナタ 第7番 ハ短調 作品30の2
3.ソナタ 第10番 ト長調 作品96
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ)
録音:16-20 September 2009. L'Heure Bleue, Salle de Musique,
La-Chaux-de-Fonds, Switzerland
「ベートーヴェンのソナタは思い出深く、『春』は10歳の時、初めて演奏した
ベートーヴェン作品」と語るカプソンが、多くの室内楽作品での共演でお互い
に気心を知り合ったブラレイと、ベートーヴェンのソナタ全曲の大プロジェク
トを完成させました。全曲演奏に約3時間半というマラソン・コンサートを母
国フランス及び全ヨーロッパで50回にも及ぶコンサートに09/10のシーズンで
傾注したカプソンとブラレイの演奏は、「ベートーヴェン作品の甘美さとエネ
ルギーを描き、2つの楽器のデリシャスな対話を成し遂げた」(La Provence誌、
フランス)と評価されています。「レパートリーのエヴェレストともいうべき
バッハのソナタの前に、ベートーヴェンの全曲演奏を是非とも取り組みたかっ
た」と語るカプソンの意欲作です。

VC-6286130 \1750
ビゼー:
1.交響曲 ハ長調
2.小組曲(全5曲)
3.組曲「ローマ」(全4曲)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
録音:2009年11月18&19日 サル・プレイエル、パリ ライヴ
ジュエル 12Pブックレット
パリ管とのコラボにより遂に実現したフランス音楽録音の第1作
ミュンシュ、カラヤン、ショルティ、バレンボイムに続き、エッシェンバッハ
が10年間務めたパリ管の音楽監督に2010/11年のシーズンから就任するヤルヴィ
が満を持して発表するフランス音楽の第1作。ヴァージンとの録音では北欧、
ロシア音楽を中心にし、最近のフランクフルトSOとの録音ではマーラーとブラ
ームスに集中してきたヤルヴィが、パリ管を得て初めての録音に選んだフラン
ス音楽はビゼーの作品、ヤルヴィも指摘するように「カルメン」に比べて不十
分な認知しか得ていないオーケストラ作品でした。パリ管との最初のシーズン
のレパートリーは音楽的なキャリアの全てを反映する非常に幅広いプログラム
にすると語るヤルヴィにとって、フランス音楽はロマン派音楽と同時にかなり
早くから採り上げたてきたなじみの作品です。パリ管とのさらなるフランス音
楽作品の録音を期待させる見事な仕上がりとなっています。

DVBW-6418689(DVD-Video) \2050
ヴェルディ:リゴレット
ジルダ・・・・・・・ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
リゴレット・・・・・・ジェリコ・ルチッチ(バリトン)
マントヴァ公爵・・・・・・フアン・ディエゴ・フローレス(テナー) 他
ザクセン・シュターツカペレ・ドレスデン
ファビオ・ルイージ指揮
舞台監督:ニコラス・レーンホフ
収録:2008年 ゼンパーオーパー
2008年6月、ヴェルディがドレスデンのゼンパーオーパーの主人公の座をR.シュ
トラウスから一時的に奪ってしまいました。レーンホフのクールな演出と舞台
がとりわけ大評判となり、ダムラウは「もし人の耳がGスポットを持つとすれ
ば、どんなヴァイブレーターよりも素晴らしい」(Die Welt)と評され、フロー
レスは「思慮の無い、金と権力でスポイルされた、見栄えと声の良さ」のマン
トヴァ公爵を見事に表現」(F.A.Z.)し、ルチッチは「リリック/ドラマティッ
ク・バリトンにとって『リゴレット』以上の偉大な役はないと確信させるよう
な」(F.A.Z.)出来映えで、ルイージはシュターツカペレを最高のレヴェルで指
揮したと絶賛されたプロダクションが遂に登場!




<SONY MUSIC ITALY>
88697479712 \2080
ボッケリーニ(1743-1805):
スターバト・マーテル(ソプラノと弦楽合奏のための;1781、初版)G.532(*)
レチタティーヴォとアリア・アカデミカ(第5番)
「惨めなこの私はどこにいるの?…ああ、語っているのは私ではない」G.548
(クリスティアン・シュペックによる批判校訂版)(*)
交響曲第18番ヘ長調 Op.35 No.4 G.512(アントニオ・デ・アルメイダ校訂版)
バルバラ・フリットリ(ソプラノ(*))
ミラノ・スカラ座ヴィルトゥオーゾ管弦楽団
マッティア・ロンデッリ(指揮)
録音:2008年5月、ボローニャ(イタリア)、ライヴ
ミラノ生まれの正統派イタリアン・ソプラノ、バルバラ・フリットリがボッケ
リーニの名曲を歌ったイタリア・ローカル発売盤。




<Glossa Platinum>
GCD P30917 \2300
ラウンドM - モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ ――
モンテヴェルディ:ニンファの嘆き、ああ, 私は傷つき倒れる/サンチェス:簒
奪者にして暴君/メールラ:カンツォーネ・ソプラ・ラ・ナンナ/フォンテイ:
アリアンナの嘆き/モンテヴェルディ:ロマネスカ、苦しみが甘美なものなら
ば/ネグリ:ニンファの変容
ロベルタ・マメリ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ、
エマニュエル・シシ(ソプラノ&テナー・サクソフォン)、
ファウスト・ベカロッシ(ダブルベース)、
アルベルト・ロ・ガット(コントラバス)、
ドナト・ストルフィ(ドラムス)
マドリガーレ全集、オルフェオ、ポッペアの戴冠。モンテヴェルディの音楽の
全てを知るといっても過言ではないクラウディオ・カヴィーナ率いるラテン系
ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。世俗音楽、宗教音
楽などジャンルを問わずモンテヴェルディの音楽を伝え続けてきた伝道師たち
の新たなチャレンジは、なんと『モンテヴェルディ×ジャズ』!?
この驚きのアイディアを実現させたカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナは、
ジャズ・ヴァージョンにアレンジしたモンテヴェルディを演奏しているのでは
なく、しかもオリジナル・スコアの内容も全く変えていないという。
そこでポイントとなるのが、ジャズ・シーンのトップ・サクソフォニストの1人
として活躍中のエマニュエル・シシをはじめとした、サックス、アコーディオ
ン、ダブルベース、ドラムスのジャズ・クヮルテットたちの存在。
ラ・ヴェネクシアーナによるモンテヴェルディの音楽と、スペシャルなジャズ
・プレーヤーたちのインプロヴィゼーションの共演。
また、独創的なアイディアを次々と打ち出したモンテヴェルディの音楽に存在
するジャズ的な要素の巧みな表現。
これらの全てがカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナのセッティングした「モン
テヴェルディとジャズの出会い」なのである!
斬新でチャレンジ精神にあふれ、しかもスパイスが効いたユニークなモンテ
ヴェルディの登場です!
2009年11月、モンドヴィ(イタリア)での録音。

GCD 921805 2枚組 \3450
リチャード・ジョーンズ(?-1744):
チェンバロのための組曲またはレッスン曲集(1732) ――
第1集ニ短調/第2集ホ長調/第3集変ホ長調/第4集イ短調/第5集ロ短調
/第6集
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)
モニカ・ハジェットのアンサンブル、トリオ・ソネリーのオリジナル・メンバ
ーとして活躍した名チェンバリスト、ミッツィ・メイヤーソン。
これまでベーム、バルバストレ、G・ムファットの鍵盤作品を発掘するなど歴史
の中に埋もれた作品に光をあててきたメイヤーソンが選んだ次なる音楽は、イ
ギリス・バロックの作曲家リチャード・ジョーンズの「レッスン曲集」。
ロンドンのドルリー・レーン・オーケストラでヴァイオリニストとして活躍し
たこと、18世紀を生き1744年の新聞に死亡記事が掲載されたとこと、そして遺
された音楽以外は謎のベールに包まれたままのリチャード・ジョーンズ。
1732年の作品とされるチェンバロのための「レッスン曲集(Sets of Lessons)」
の音楽的内容は、そのタイトルにあるレッスン用、練習曲ではなく、舞曲を集
めた6つの組曲で構成される歴としたイギリス・バロックの重要な鍵盤作品で
ある。
メイヤーソンの両手によって初めて全曲が明らかとなるジョーンズの「レッス
ン曲集」。バロック時代の鍵盤音楽を愛する人々にとって大きな発見となるこ
とだろう!
2010年3月、ニコデムス教会(ベルリン/ドイツ)での録音。

GCD P32304 \2300
遠くからの愛 - 愛と喪失の中世の歌 ――
マルティン・コダス:クァンタス・サベデス・アマル、アモール/ラインバウト
・デ・ヴァケイラス:アルタス・ウンダス/伝承曲:ミ・アモーレ、ミ・アモリ
ーニョ/伝承曲:クアンド・ラ・パストラ/伝承曲:トリステ・エイ・ロ・セゥ
/ジャウフレ・リュデル:クアン・ロ・リウス・デ・ラ・フォンタナ/作曲者
不詳:ア・ヴ、トリスタン/アダン・ド・ラ・アル:トロ・デジール・ア・ヴォ
ア/伝承曲:ウナ・イハ・ティエネ・エル・レイ/伝承曲:エスタ・モンター
ニャ・デフレンテ/作曲者不詳:フィネ・アモル・ム・フェ・シャンテ/ジャ
ウフレ・リュデル:五月に陽の長くなる頃/作曲者不詳:クアント・ヴォイ・ル
・ドゥーズ・テンス/マルティン・コダス:神よ/ガウセルム・ファイデット:
デル・グラン・ゴルフェ・デ・マル/アダン・ド・ラ・アル:アウ・レパリエ
/伝承曲:ディンツ・ラ・ルービエイラ・デ・リサック
アンサンブル・ジル・バンショワ〔アンヌ=マリー・ラブロード(ソプラノ)、
ドミニク・ヴェラール(テノール&ウード)、シプリアノス・サデク(バリトン)、
バプティスト・ロマン(ヴィオール&コルナムーゼ)、ケイヴァン・チェミラニ
(ザルブ&ダフ)〕
中世-ルネサンス音楽の達人たち、ドミニク・ヴェラール&アンサンブル・ジル
・バンショワのグロッサ移籍第5弾(ヴェラールのソロを加えると第6弾)は"中
世吟遊詩人の歌"。
オクシタニア(オック語が話される南仏を中心とした地域)とスペインの宮廷や
村など各地域の様々な場所でトルバドゥール、トルヴェールたちが歌った"中世
の歌"をアンサンブル・ジル・バンショワが、歌とウード、コルムナーゼ、ザル
ブなどの民族古楽器というシンプルな組み合わせで、心に染み渡る音楽を聴か
せてくれる。
スイスが誇る古楽専門の教育機関、バーゼル・スコラカントルムで中世、ルネ
サンス音楽のアンサンブル、声楽の教授として後進の育成にも情熱を注ぐ名匠
ドミニク・ヴェラール。
1979年の結成から現在まで、中世-ルネサンスを音楽を歌い続けてきた達人たち
の持ち味が活きるプログラムの構成力はさすが。
2009年10月、ヴェルジー・サン=サトゥルナン教会(フランス)での録音。

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10-07 No.30-2

2010年07月27日 17時31分02秒 | Weblog
<2L>
ノルウェーの高音質レーベル2Lが提唱する「BDオーディオ」
一挙8タイトル同時発売!
デジタルメディア評論家麻倉怜士氏による2Lの「BDオーディオ」解説付き。
CDやDVD-AUDIOをはるかに凌駕する音質力、音場力を持つ「BDオーディオ」
2Lの360度配置は脳を刺激する。こんな風に音楽の場を聴く楽しみがあったの
か。(麻倉怜士氏)

KKC 5092(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L RR1SABD
輸入盤・日本語解説書付
ノルディック・サウンド-2Lレーベル・サンプラー
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K218より第1楽章
(2)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375aより第1楽章
(3)アルネ・ヌールハイム:Colorazione(抜粋)
(4)マグナル・オーム:目的たれ(抜粋)
(5)グレゴリオ聖歌:真正なる十字架よ
(6)イスランスモーン/テリエ・ボイェ・ハンセン改訂:
レクイエム作品42よりラクリモサ
(7)イスランスモーン/テリエ・ボイェ・ハンセン改訂:
レクイエム作品42よりコンフターティス
(8)ウーラ・ヤイロ:North Country II
(9)ヴォルフガング・プラッゲ:決闘 より第3楽章
(10)伝承曲:グームン・アイデにならったスプリンガル
(11)エリオット・カーター:チェロ・ソナタより第1楽章
(12)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタより第2楽章
(13)ヴィヴァルディ:カンタータ「ため息をついて何になろう」 RV679
(14)シェーンベルク:6つのピアノ小品 作品19(抜粋)
(15)ハイドン:弦楽四重奏曲ニ長調 Hob.III/79より第4楽章終曲
(16)アイヴズ/ジェイムズ・B・シンクレア編:序曲と行進曲「1776年」
(17)ブリテン:シンプル・シンフォニー作品4より第1楽章「騒々しいブーレ」
(18)アーリル・サンヴォル:「この世はうるわし」によるオルガン即興曲
(19)クヌート・ニューステット:不滅のバッハ(1988)
(1)マリアンネ・トゥーシェン(Vn)、トロンハイム・ソロイスツ、
オイヴィン・ギムセ(音楽監督)
(2)デーナ・ピアノ・デュオ
(3)チカーダ・デュオ、ビョルン・ラッベン(打楽器))
(4)エレン・セーイェシュテード・ボートケル(Hp)、ヒルデグン・リセ(朗読)、
オスロ室内ソロイスツ
(5)アレクサンダー・M・シュヴァイツァー(指)
コンソルティウム・ヴォカーレ・オスロ
(6,7)ノルウェー・ソロイスツ合唱団、
テリエ・ボイェ・ハンセン(指)クリスチャンサン交響楽団
(8)ウーラ・ヤイロ(P)、トム・バーバー(フリューゲルホルン)、
ヨハンネス・マッテンス(Vc)
(9)スティーグ・ニルソン(Vn)、アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
(10)ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)
(11)ヨハンネス・マッテンス(Vc)、
ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキ(P)
(12)アンナル・フォレソー(Vn)
(13)トゥーネ・ヴィーク(S)、バロッカネルネ
(14)トゥール・エスペン・アスポース(P)、コールビョルン・ホルテ(Vn)
(15)エンゲゴール四重奏団
(16)ビョルン・サグスター(指)クリスチャンサン・ウィンドアンサンブル
(17)トロンハイム・ソロイスツ
(18)コーレ・ノールストーガ(Org)
(19)オイスタイン・フェヴァング(指)アンサンブル96
録音:2003年-2008年
世界にさきがけてブルーレイのオーディオ・ディスクをリリースしたノルウェ
ーのレーベル、2Lがみずからの誇る録音から選んだ19トラックを集めたオー
ディオファイルのためのレファレンスディスクを制作。
SACD hybrid + Blu-rayダブルアルバムの仕様でリリースします。

KKC 5093(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 50SABD
輸入盤・日本語解説書付
トロンハイム・ソロイスツ/ディヴェルティメンティ
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲
テリエ・ビョルクルン:カルミナ
ブリテン:シンプル・シンフォニー 作品4
録音:2007年11月セルビュ教会(ノルウェー)
1988年、ビャルネ・フィスクムが創設した室内オーケストラ、トロンハイム・
ソロイスツ。ノルウェーの古都、トロンハイムの音楽学校と音楽院の弦楽器奏
者たちにトレーニングの場を提供することが設立の目的です。このアルバムは
弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーになったバルトークとブリテ
ンの2曲などイニシャルBの作曲家たちの弦楽オーケストラ作品集

KKC 5094(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 51SABD
輸入盤・日本語解説書付
マグナル・オーム:ハープ作品集「ソナー」
目的たれ-ハープ、エレクトリック・ハープ、弦楽六重奏と朗読のための協奏曲
今朝、目覚めると-ソプラノとハープのための
この真っさらの今-ハープ、天使たちと朗読のための
エレン・セーイェシュテード・ボートケル(ハープ、エレクトリック・ハープ)
ヒルデグン・リセ(朗読)
ベーリト・ノルバッケン・スールセット(S)
グレクス・ヴォーカリス
オスロ室内ソロイスツ
カール・ホグセット(指)
録音:2007年1月、8月、リス教会(オスロ、ノルウェー)
美しい作風で知られるノルウェーの作曲家マグナル・オーム(1952-)のハープ
作品集。オームは作曲家として一つのビジョンをもっています。音波を発し、
未知の物体の姿や物体との距離を探知する装置、ソナー(SONaR-sound
navigation and ranging)。人間もまた、意味を探り続けるため物質的、精神
的空間に向けて象徴的ソナーを放つ。宇宙に答えを求め信号を送る。その表現
が人生であり音楽。オームはそう語ります。このハープのために書いた作品を
集めたアルバムに彼は、その「ソナー」のタイトルをつけました。

KKC 5095(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 57SABD
輸入盤・日本語解説書付
モーツァルト=グリーグ:2台ピアノ作品集Vol.2
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375a
モーツァルト/グリーグ編:幻想曲ハ短調 K475(2台のピアノ版)
グリーグ:古いノルウェーのロマンスと変奏 作品51(2台のピアノ版)
デーナ・ピアノ・デュオ(ハイデ・ゲルツ、ティナ・マルガレータ・ニルセン)
録音:2008年8月、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
モーツァルトのソナタのためにグリーグが第2ピアノのパートを書いた4曲を演
奏した第1集(2L40SACD)に続く第2集。グリーグが編曲しながら第1集に含まれ
なかった「幻想曲ハ短調」のほかに、それぞれの2台ピアノのためのオリジナル
作品、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」とグリーグの
「古いノルウェーのロマンスと変奏」を収録しています。

KKC 5096(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 58SABD
輸入盤・日本語解説書付
フレード・ヨニー・ベルグ:
フルート・ミステリー 作品66b(フルートと管弦楽のための)*
音詩『ウォーニング・ゼロ』 作品54b(管弦楽のための)
田園詩 作品31-1(管弦楽のための)
Vicino alla Montagna 作品58b(管弦楽のための)
フルート協奏曲第1番 作品70*
エミリー・バイノン(Fl) キャサリン・バイノン(Hrp)
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)* フレード・ヨニー・ベルグ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
アシュケナージ指揮によるノルウェーの作曲家フレード・ヨニー・ベルグ
(1973-)作品集。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席フルート奏者であるエ
ミリー・バイノンも参加しています。また彼女の妹キャサリン・バイノンもハ
ープで共演しています。フレード・ヨニー・ベルグは作家、歌手、映像作家と
しても活躍。音とテクスチュアのとびきり豊かなパレットを使って彼が描く
音楽は、旋律的で親しみやすく、時に劇的な起伏に富んでいます。

KKC 5097(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 60SABD
輸入盤・日本語解説書付
エドヴァルド・グリーグ:
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 
(2)トロールハウゲンの婚礼の日 作品65-6 
(3)アルバムのページ作品28より 第1曲 変イ長調、第2曲 ヘ長調 
(4)愛の歌(エロティク)作品43-5 
(5)春に寄す 
(6)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品45
(1)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls, 1921) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
クリスチャンサン交響楽団 ロルフ・グプタ(指)
(2)(3)(4)エドヴァルド・グリーグ(Phonola music rolls,1906) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(5)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls,1919) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(6)オイヴィン・ビョロ(Vn) チャールズ・パーキン(Pianola,1900) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
録音:2009年2月 クリスチャンサン大聖堂(クリスチャサン、ノルウェー)
伝説のピアニスト、「今は亡き」パーシー・グレインジャーを独奏者にグリー
グのイ短調ピアノ協奏曲を新録音しました。演奏に使われたのは、グレイン
ジャーが1921年Aeolian社のプレーヤーピアノ「Dou-Art Pianola」をSteinway
Model Dピアノと合体させ、グレインジャーの録音をパンチ穴に変換し、ダイ
ナミックスとルバート情報をエンコードしたピアノロールをセット。エンコー
ドされた情報を再現するためのメカニズムの操作を「コンサート・ピアノリス
ト」の第一人者、レックス・ローソンが受け持って、録音セッションを行いま
した。

KKC 5098(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 67SABD
輸入盤・日本語解説書付
オーレ・ブル:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)、
ヴァイオリン協奏曲イ長調(ニコライ・リセ、オラヴ・アントン・トメセン、
ヴォルフガング・プラッゲ編)、
ヴァイオリン協奏曲ホ短調「幻想協奏曲」[夜/夜明け/昼]、
孤独の時に「メランコリー」(ヨハン・ハルヴォシェン、ヴォルフガング・プ
ラッゲ編)、
幻想曲「サン・フアンのベルベナ」、
セーテル訪問
アンナル・フォレソー(Vn)
ノルウェー放送管弦楽団 オーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:2009年6月
ノルウェー人として初めて国際的に名を知られた偉大な音楽家オーレ・ブル。
作品にノルウェー音楽的要素を取り入れ、ノルウェー音楽の発展に尽力した大
スター。2010年に生誕200年を迎えます。オーレ・ブルのヴィルトゥオーゾ・
スタイルのヴァイオリン、即興の技術、そしてカリスマ性をもったステージ姿
には世界がひれ伏し「パガニーニの再来」とも言われていました。

KKC 5099(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 68SABD
輸入盤・日本語解説書付
「民謡の調子で」-in folk style
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」作品40
グリーグ:
2つのノルウェーの旋律 作品63(民謡の調子で/牛寄せの歌と農夫の踊り)
アムペル/ルステン編:
ニッケルハルパと弦楽オーケストラのための民謡組曲「短縮」
(カプテーン・カプシュール/オーレポルスカ/バルカンポルスカ/おばあちゃ
んへ/バムボダンス)
ラーシェン:
フィドルと弦楽オーケストラのための民謡組曲「卒業証書」
(トラッド/アーベルヴァール/クラムビュポルカ)
エミリア・アムペル(ニッケルハルパ)、イェルムン・ラーシェン(フィドル)
トロンハイム・ソロイスツ
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン、コンサートマスター)、
オイヴィン・ギムセ(チェロ、音楽監督)
録音:2009年9月12-15日
トロンハイム・ソロイスツの2Lレーベル第3作は「民謡の調子で-in folk
style 」。ヨーロッパの伝統とノルウェーの響きを融合させた「ホルベアの
時代から」と、グリーグが愛したノルウェーの音のパレット「2つのノルウェ
ーの旋律」。創設以来レパートリーとしてきた2曲に、フォークミュージシャ
ンふたりの作品を加えたプログラムは、「会うたびに友情の深まる」という
彼らが長年温めてきた企画。トロンハイム・ソロイスツの心のよりどころで
もある音楽の愉しみ、音楽の情熱、「民謡の調子」に欠かせない要素、野性
の自然と北欧の光を表現したアルバムです。

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10-07 No.29-1

2010年07月27日 17時30分41秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR 805103 3枚組 \6240
グノー:「ファウスト」
ピョートル・ベチャワ(T ファウスト)
ヨン・グァンチョル(Bs メフィストフェレス)
ソイレ・イソコスキ(S マルグリート)
アドリアン・エレート(Br ヴァランタン)
ミヒャエラ・ゼリンガー(S シーベル)
ゾリャナ・クシュプラー(Ms マルト)
ハンス・ペーター・カンマラー(Br ワグナー)
ベルトラン・ド・ビリー(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2009年9月5日,ウィーン(ライヴ)
ウィーン国立歌劇場で昨年上演されたばかりのグノー「ファウスト」がCDに!
しかも指揮はド・ビリー!オペラ指揮者としての高い実力が評価されウィーン
とミュンヘンでの活動が増しているド・ビリー、この「ファウスト」でもオペ
ラ的な盛り上げの巧さが光り、華やかさも十分でありつつ質感もあって、グノ
ーの音楽にグイグイ引き込まれます。タイトルロールは、ポーランド出身で今
やトップテノールと言ってよいピョートル・ベチャワ。定評ある柔らかい美声
はもちろん、ファウストの危険な破滅的衝動を見事に表現した歌は大絶賛を浴
びました。メフィストフェレスは、韓国人でベルリン国立歌劇場で大活躍して
いるバス、ヨン・グァンチョル。ワーグナーのバス役などで評価されたグァン
チョルの悪魔的な声はメフィストフェレスにピッタリなのはもちろん、フラン
スオペラに不可欠な軽妙さも欠けておらず、歴代の名メフィストフェレスと並
べても遜色ないもの。マルグリートはフィンランドを代表するソプラノ歌手、
ソイレ・イソコスキ。伸びやかな美声はこの役にまさに打ってつけ。さらに
ウィーン生まれのバリトン、アドリアン・エレートのスマートで力強いヴァラ
ンタン、男装役を得意にするソプラノ、ミヒャエラ・ゼリンガーと、役者が揃
っています。
かつては大人気作で録音も多数作られた「ファウスト」も、もう長いこと新録
音がありません。一発録りのライヴとはいえ、この優れた演奏のCDはオペラ
ファンに大歓迎されることでしょう!

ORFEO 814101 \2450
ピョートル・ベチャワ スラヴ・オペラ・アリア集
(1)ボロディン:〈イーゴリ公〉より「お前はどこ?」
(2)ノヴォヴィエイスキ:〈バルトの伝説〉より「お前は私を愛しているか」
(3)チャイコフスキー:〈エフゲニー・オネーギン〉より 
「あなたを愛す、オリガ」「わが青春はいずこへ」
(4)ジェレンスキ:〈ヤネク〉より「お前がスタフに誓いをたてる時」
(5)リムスキー=コルサコフ:〈サトコ〉より「インドの歌」
(6)モニューシコ:〈いかだ乗り〉より「いかだがヴィスワ川に浮く」
(7)チャイコフスキー:〈イオランタ〉より「恋の囁きも私には無縁だ」
(8)ラフマニノフ:〈アレコ〉より「ごらん、彼方の月」
(9)モニューシコ:〈幽霊屋敷〉より「静寂のなか」
(10)スメタナ:〈売られた花嫁〉より「誰のために花嫁を」
(11)アレンスキー:〈ラファエル〉より「わが心は情熱で震え」
(12)モニューシコ:〈ハルカ〉より「ヨンテクの思い」
(13)チャイコフスキー:〈スペードの女王〉より「我々の人生とは、賭け事だ」
(14)ドヴォルザーク:〈ルサルカ〉より「愛らしき幻よ」
(15)リムスキー=コルサコフ:〈五月の夜〉より「おやすみ、かわい子ちゃん」
(16)リムスキー=コルサコフ:〈サトコ〉より
「インドの歌」(オーケストラ版。ボーナス・トラック)
ピョートル・ベチャワ(T)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送交響楽団
録音:2009年8月25-29日,11月30日-12月2日
名歌手を輩出しているポーランドが生んだ名テノール、ピョートル・ベチャワ
による東欧オペラのアリア集が登場。ベチャワは1966年、ポーランド最南部の
チェホヴィツェ=ジエジツェの生まれ。チューリヒ歌劇場のテノールとしてメ
キメキ名を上げ、2007年の来日公演では「トラヴィアータ」のアルフレードと
「ばらの騎士」のテノール歌手で8日間に6回出演という活躍ぶり。さらにバイ
エルン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ、スカラ座、メトロポリタン歌劇場と活
躍の場を広げています。柔らかく甘い声で、しかも高い音も楽々。しかも最近
は歌の成熟も目を見張るものがあり、美声を駆使した表現に磨きがかかってい
ます。そんなベチャワ、ORFEOからは既にイタリア、フランスのオペラのアリア
集が出ていましたが(ORFEO 715081)、今回は東欧オペラのアリア集。母国ポー
ランドのオペラはもちろん、ロシアやチェコのオペラもお手のもの。ことにベ
チャワの名を知らしめた「エフゲニー・オネーギン」のレンスキーは絶品です。
ノヴォヴィエジスキの「バルトの伝説」、モニューシュコの「いかだ乗り」、
アレンスキーの「ラファエル」など、珍しいオペラのアリアが収録されている
のも注目です。ジェレンスキの「ヨネク」のアリアなど、テノール・マニアな
ら大喜びしそうな名曲です。
このCDもう一つのポイントが、指揮者のウカシュ・ボロヴィチ。1977年、ワル
シャワ生まれのまだ若い指揮者ですが、既に高い評価を得ており、国際的活躍
も時間の問題という逸材です。ボーナスとしてリムスキー=コルサコフの「サ
トコ」の有名な「インドの歌」のオーケストラ版が演奏されています。



<naive>
MO 782181 \2280
パスカル・デュサパン:concertos(協奏曲集)
(1)watt (トロンボーン協奏曲 1994年)
(2)galim (フルート・ソロと弦楽オーケストラのための協奏曲 1998年)
(3)celo (チェロとオーケストラのための協奏曲 1996年)
(4)? quia(ピアノとオーケストラのための協奏曲 2002年)
アラン・トゥルーベル(Trb)、ジュリエット・ユレル(フルート)、
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)、イアン・パーチェ(Pf)
(1)-(3)パスカル・ロフェ(指揮)、モンプリエ国立管弦楽団
(4)エッシェンバッハ(指揮)、パリ管弦楽団
録音:(1)-(3)/2002年9月、(4)2002年9月(ライヴ録音)
フランスの音楽シーンを語るうえで欠かせない存在、デュサパンの作品集。ノ
ーベル賞作家サミュエル・ベケットの小説「ワット」にインスパイアされた
(1)は、街の喧騒を思わせるオーケストラの響きと、ソロ・トロンボーンの刺
戟的な音色がたまらない作品。他の協奏曲でも、ソロ楽器の音色がどれも切っ
先鋭く響きます。

MO 782180 2枚組 \3250
オーケストラのための7つのソロ
[CD1](1)go (ソロ第1番) (2)extenso(ソロ第2番)  (3)apex(ソロ第3番)  
(4)clam(ソロ第4番)
[CD2](1)exeo(ソロ第5番)  (2)reverso(ソロ第6番)  (3)uncut(ソロ第7番)
リエージュ・ワロニー・ブリュッセルフィルハーモニー交響楽団
パスカル・ロフェ(指揮)
録音:2008-2009年
現代もののエキスパート指揮者、パスカル・ロフェによるデュサパン作品集。
オーケストラの各パートが見事に重なって、ひとつの大きな怪物のように聴く
者に迫ります。迫力満点の2枚組。

V 5213 2枚組(1枚価格) \2280
サルスエラ集(ハイライト)
[CD1]アッリエータ(1823-1894):『マリーナ』、
トマス・ブレトン(1850-1925):『ラ・パロマの前夜祭』
[CD2]ビベス:「ドニャ・フラスキータ」/「ボヘミアン」
からのハイライト集
ビクトル・パブロ・ペレス(指)
アントーニ・ロス・マルバ(指)
プラシド・ドミンゴ(T) マリア・バーヨ(S) フアン・ポンス(Br) 
アルフレッド・クラウス(T)他
スペインのオペラ、サルスエラ集。情熱の国の空気、喧騒が聴こえてきそうな
名曲揃いです。




<Grand Slam>
GS 2052 \2250
限定盤
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 作品95 「新世界より」
ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
録音:1959年2月14日、16日、20日、
アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア
使用音源: Columbia(U.S.A.)
LMB 59(オープンリールテープ/2トラック、19センチ)
録音方式:ステレオ(セッション)
■制作者より
ステレオ初期時代、ワルターのオープンリールテープはある程度のカタログが
揃っていましたが、それらのほとんどすべては普及型の4トラック、19センチ
のものでした。その中でこの「新世界より」は唯一のセミ・プロ仕様の2トラッ
ク、19センチで、まれにオークション等に出ると争奪戦になる希少品です。し
かし、希少性もさることながら、より安定感のある2トラック・テープの音は
格別で、その情報量の豊かさは破格です。この「新世界より」はワルターのス
テレオ録音の中でも地味な存在ですが、この音で聴けば評価が大きく変わるこ
とが予想されます。とにかく、一度耳にして欲しいものです。(平林 直哉)
■解説書の内容
ワルター存命当時に書かれた文献で、ステレオ・セッションの模様を伝える部
分を邦訳して掲載します。たいへんに貴重な資料です。
(制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)



<ALTUS>
ALT 195/6 2枚組 \2980
ライヴ
日本語解説付
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 作品55
マーラー:交響曲第10番 より アダージョ
クラウス・テンシュテット(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年8月29日 祝祭劇場(ザルツブルク) 
オーストリア放送協会によるライヴ録音
テンシュテットとVPOの間にリハーサルからして異様な緊張感がはしった伝説の
名演がついに正規盤化!ORF/VPO提供のオリジナルテープからアルトゥスが直
接マスタリング!また、シカゴ響の大立物であったヘンリー・フォーゲル氏は
この演奏について「英雄はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食
いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びで
あり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽
的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポ
を構築していく。29分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も
遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタ
ジオ録音と比較しても1分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって
遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れ
る経験である。」と語っています。

ALT 193 \2450
ライヴ
日本語解説付
ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌『夏風の中で』
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「ザ・グレイト」 D.944
ローター・ツァグロゼク(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
録音:2007年2月3、4日(ウェーベルン)、2007年6月28-30日(シューベルト)、
コンツェルトハウス(ベルリン)ライヴ
「ツァグロゼクは比類なきリーダーの一人である。サイモン・ラトル、ケント
・ナガノ同様、単に19世紀後期の伝統を受け継ぐだけではない音楽づくりを提
唱する者の代表である。」―ベルリン新聞―
この1枚かけ値なしの名演で緻密にして繊細で、しかも熱気も充分で心から名
演に驚きました。第二楽章などの透明感あふれる美しさに思わず鳥肌。このク
ールな美しさは、ちょっと他に見当たらない風合いでございます。もっとも、
巨匠ギーレン好きの方はまさにツァグロゼクに一撃と申せましょう。

ALT 194 \2450
ライヴ
日本語解説付
(1)プロコフィエフ:
「ロメオとジュリエット」第1、第2組曲からの抜粋(準・メルクル版)
(2)ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)
準・メルクル(指揮) フランス国立リヨン管弦楽団
録音:(1)2009年9月24日リヨンのライヴ、
(2)2007年11月9日 横浜みなとみらいホール 大ホール ライヴ
メルクル&リヨン管のコンビでの初来日時の伝説的名演である『展覧会の絵』
(横浜みなとみらい)も収録。横浜と姉妹都市でもある本拠地リヨンでの「ロメ
オとジュリエット」(メルクル抜粋版)がとてつもない面白さ!録音が異様に
生々しく『ティボルトの死』にいたってはあまりの迫力にのみこまれます。
録音はAltus斎藤啓介氏自らリヨンに出むき録ってきたもようで、横浜と比べ
るとホールの違いなど明瞭で大変興味深いものがございます。

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10-07 No.29-2

2010年07月27日 17時30分07秒 | Weblog
<CAvi>
4260085 531950 2枚組 \4050
スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ全集(第1番-第10番)
CD1
ソナタ第1番ヘ短調Op.6、ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、ソナタ第6番Op.62、
ソナタ第9番Op.68、ソナタ第10番Op.70
CD2
ソナタ第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調Op.19、ソナタ第5番Op.53、
ソナタ第7番「白ミサ」Op.64、
ソナタ第8番Op.66、ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
アナトール・ウゴルスキ(P)
録音:2007年11月、2008年10月、2009年5月、7月
バイエルン・スタジオ、ミュンヘン
ロシアの鬼才、アナトール・ウゴルスキの久々の新譜は、スクリャービンのピ
アノ・ソナタ全曲。3年かけて録音され、ウゴルスキのスクリャービンに対す
る思いが結実したアルバムです。
ウゴルスキは1942年シベリア生まれ。現代音楽の積極的な演奏活動により、当
局から活動を制限され、1990年ベルリンへ亡命。一時難民キャンプで生活する
も、その才能が見出され50歳という遅咲きで1992年ドイツ・グラモフォンと契
約。デビュー後ウゴルスキは自在なテンポ設定、自由な表現力を持つ独特の演
奏スタイルで注目されました。近年ウゴルスキはコンサートや録音を控え教育
に専念し、現在はデトモルト音大教授を務めています。
表舞台から遠ざかっていたウゴルスキを再び引き戻したのはスクリャービンで
した。ウゴルスキにとってスクリャービンは特別な作曲家。ピアノ・ソナタは
一部録音がありますが、このアルバムは2007年から2009年にかけて全曲録音さ
れ、ウゴルスキの音楽観がたっぷりと盛り込まれた演奏です。第1番では第1楽
章の甘い主題を非常に濃厚に歌い、第4楽章の葬送行進曲は悲痛さが重くのし
かかるよう、極めて静かに丁寧に作り上げています。またテンポも非常に特徴
的で、第10番のソナタは、ホロヴィッツは12分弱で演奏していますが、ウゴル
スキはなんと16分。スクリャービンの鬼気迫る神秘性に没入した演奏を聴かせ
てくれます。




<AUDITE>
AU 23422 2枚組 \2250
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
シューマン:謝肉祭Op.9
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971
ショパン:
幻想曲 ヘ短調Op.49、夜想曲 変ロ短調Op.9-1、スケルツォ 変ロ短調Op.31
ブラームス:
間奏曲 変ホ短調 Op.118-6、ホ長調 Op.116-4、奇想曲 ロ短調Op.79-1
ソロモン(Pf)(1956年2月 ベルリン)
昨年のフルトヴェングラーBOXで歴史的録音の復刻CDに新たな1ページを開いた
Auditeレーベルが、ベルリンRIAS放送局のオリジナル・アナログ・テープ(テ
ープスピード、76cm/秒)から伝説のピアニスト、ソロモン(1902-1988)の秘蔵
録音を復刻しました。
ソロモンは脂の乗り切っていた1956年 夏、54歳という年に脳梗塞で倒れ51年
から始まったEMIのベートーヴェン・ソナタ全集録音も未完に終わり、その後、
亡くなるまでの32年間、沈黙を強いられました。この録音は病に倒れる数ヶ月
前の絶頂期の彼の貴重な記録です。
吉田秀和著「世界のピアニスト」より
「月光」は非常にゆっくり始まる。いくらアダージョ・ソステヌートといって
も、これほどゆっくりしたのは、ほかにきいたことがない。しかし、これは歩
みではなく、流れである。一つ一つの音の粒の揃っていること。その油をひい
たような滑らかさの中に、内側からの感情の充実のあること。稀代の名演であ
る。今世紀は幾人かのベートーヴェンの名手をもったが、ソロモンは、その中
でも最高級、最上級にしか数えようのないピアニストである。本当に「ベート
ーヴェンらしいベートーヴェン」というものを求めている人はぜひ一度きいて
みられるが良い。




<HUNGAROTON>
HCD 32635 \2080
J.B.ヴァンハル(1739-1813):3つのチェロ協奏曲集
ハ長調 / イ長調 / ハ長調
ペーテル・サボー(Vc & 指揮)
シンフォニエッタ・パノニカ 
マールタ・アーブラハーム(リーダー)
録音:2010年5月25-28日フンガロトン・スタジオ(デジタル・セッション)
ボヘミアに生まれウィーンで活躍したヴァンハルは、ハイドン、モーツァル
ト、ディッタースドルフとともに弦楽四重奏を演奏したことがあり、その際に
チェロを担当していたといいます。
世界初録音となるチェロ協奏曲は、この楽器とヴァンハルとの相性の良さをう
かがわせる内容で、バロック・コンチェルトを思わせる非常に明快なソロ・パ
ートや、極上の緩徐楽章が3曲に共通する特徴。洗練されたスタイルや変化に
富む主題からは、シューバルトが「音楽美論集」(1784)のなかで“ウィーン古
典派きってのすぐれもの”と絶賛したヴァンハルの腕前をはっきりと確かめら
れます。
1963年ルーマニアに生まれたサボーは、1993年以降ブダペスト祝祭管首席奏者
を務めるいっぽう、ソリストとしても活躍する名チェリスト。シンフォニエッ
タ・パノニカは、この録音のために2010年に特別に設立された室内オーケスト
ラ。メンバーは、ハンガリー国立フィル、ブダペスト祝祭管、ハンガリー放送
管といったハンガリーのトップ・オーケストラの器楽奏者たちによって構成さ
れ、芸術監督にはサボーが就任しています。
録音に際して、オーストリアのザイテシュテッテンのベネディクト派修道院
と、プラハのナショナル・ミュージアムにそれぞれ所蔵されている自筆譜に、
サボーが校訂した楽譜を用いています。

HCD 32658 \2080
「悪魔のクラリネット / ブダペスト・クラリネット・クァルテット」
フリジェシュ・ヒダシュ:クラリネット四重奏曲
ゾルターン・コヴァーチュ:ドリーム・ダンス第3番
イヴァーン・マダラース:RE-petition *
ジュラ・フェケテ:クラリネット四重奏曲
ティボル・ブリュナウアー:スケルツォ・ディアボリコ
イェネー・タカーチュ:3本のクラリネットのための5つの小品(Op.112)
ラースロー・ドゥブロヴァイ:クラリネット四重奏曲
ヤーノシュ・ジュライ・ガール:4つのロマンティックな遊戯
ブダペスト・クラリネット・クァルテット
[ヤーノシュ・セペシ、ジェルジ・レー、ラースロー・マイエル、
アーコシュ・パーパイ(Cl)]
オットー・ラーツ(Ob)*
ミハーイ・ゾルターン・ヴァルガ(vib,marim)*
イヴァーン・マダラース(P)*
録音:2010年2月22-24日、3月2日フンガロトン・スタジオ、
2003年-2006年ハンガリー放送
現ハンガリー放送響首席奏者のヤーノシュ・セペシがリーダーを務めるブダペ
スト・クラリネット・クァルテットは、この特殊な編成による室内楽の様式に
聴衆をなじませる目的で1995年に設立されたアンサンブル。メンバー全員が
フェレンツ・リスト音楽院の卒業生で、これまでに4度のアメリカ・ツアーも
敢行ずみという実績を持っています。
ここでクラリネット四重奏という形式のために、現代ハンガリーの作曲家たち
が手掛けた作品の数々は多種多様。ハンガリーの民俗音楽の舞曲や、レントラ
ーなども現われるタカーチュ。変ホ管やバス・クラも使用し、さまざまな特殊
奏法でクラリネットの可能性を模索したドゥブロヴァイ。ファンファーレ風の
主題で開始され、のちにハンガリー民謡に似せた構造をみせるコヴァーチュの
曲は、リズミカルで躍動感あふれる音楽。
“反復”というタイトルのマダラースの曲は29の短い1小節の主題から構成さ
れ、5から15までの範囲で適宜、楽器編成のサイズが変更可能となっています。
しかも個々の動機は、一定の範囲内で任意に繰り返しも可能といった具合。
このほか、セペシの演奏に触発されたフェケテをはじめ、ヒダシュ、ガールの
作品も当アンサンブルのために書かれたもの。さらに、当アンサンブルの委嘱
作となるブリュナウアーでは“悪魔の”と付く演奏至難な内容にも、目の醒め
るようなテクニックとアンサンブルの高い実力を聴かせてくれます。

HCD 32624 \2080
ジェルジ・オルバーン(1947):
太陽の讃歌(1996)
ミサ曲第11番-ベネディクトゥス(1996)
ラズモフスキー・トリロジー(2000)
I.ラズモフスキー伯爵のための舞踏会音楽
II.アルバムの綴り
III.ラズモフスキー伯爵への告別
ジュジャ・アルフェルディ(S) カーロイ・ガール(Vn)
レメーニ・エデ室内管弦楽団
録音:2005年1月ミシュコルツ、ヨーロピアン・ハウス(セッション)
ミサ曲をはじめ、おもに声楽曲を数多く手掛けてきたジェルジ・オルバーン
は1947 年生まれのハンガリー作曲界の重鎮。弦楽オーケストラに乗せて、説
いて聞かせるようなソプラノが印象深い「太陽の讃歌」、「ベネディクトゥ
ス」につづく「ラズモフスキー三部作」は第1部7曲、第2部7曲、第3部5曲とい
う構成で演奏時間50分を越える大曲。
ベートーヴェンの名を連想させずにおかないタイトルを冠したこの作品は、
“作曲の頂点に位置づけられる、シンプルかつ完成された弦楽四重奏”とい
う形態に対して、じっさいに弦楽四重奏曲を4曲書いたオルバーンが自分なり
に試行錯誤を重ねて示した回答。オルバーンの導きだした結論は、短くて、
軽快で、ダンス・ミュージックのような楽章を作曲すること。ここでは、オ
ルバーン曰く、よりしっくりくる弦楽オケ版での演奏となっています。なお、
「太陽の讃歌」はイタリア語歌唱、ミサ曲はラテン語歌唱。




<KII>
KKC 9011(DVD-Video) \4000
字幕:日仏英独
[EuroArts]30 79058
輸入盤・日本語解説書付
ユンディ・リの肖像-若きロマンティスト
ユンディ・リ(ピアノ)、
小澤征爾(指)ベルリン・フィルほか
ユンディ・リのベルリン・フィル・デビューを追ったドキュメンタリーとラ・
ロック・ダンテロン・ピアノ・フェスティバルでのリサイタルを中心に、彼の
芸術と人間像を描くDVD。尊敬する小澤征爾とのプロコフィエフの協奏曲のリ
ハーサルや、中国の家族や母校への取材、中国ツアーの模様など、貴重な映
像も満載。ラ・ロック・ダンテロンのフェスティバルでは、ショパンのスケ
ルツォ全曲を披露しています。

KKC 5100(SACD-Hybrid) \3000
[RCO] RCO 07001
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[2006年8月28日、11月17日
アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ]
マーラー演奏に独自の伝統をもつロイヤル・コンセルトヘボウ管からヤンソン
スが驚くほど新鮮な響きを導き出した超名演。ヤンソンス自身、最高のオケと
賞賛を惜しまない名人オケだけに、彼の意図をあますことなく再現、終始釘づ
けにされます。





<ELOQUENTIA>
EL 1022 2枚組 \3250
ヘンデル:「エジプトのイスラエル人」(2部版)
ジュリア・ドイル(S)
マーティーン・グリムソン(S)
ロビン・ブレイズ(CT)
ジェイムズ・オクスリー(T)
ピーター・ハーヴェイ(Bs)
ステファン・マクラウド(Bs)
ピエール・カオ(指)コンチェルト・ケルン,アルシス・ブルゴーニュ
録音:2009年10月,ルクセンブルグ,パリ,ディジョン(ライヴ)
今や古楽界を代表する合唱団、ピエール・カオ率いるアルシス・ブルゴーニュ
と、古楽オーケストラの雄コンチェルト・ケルンが組んで、ヘンデルの傑作
「エジプトのイスラエル人」を録音しました。「エジプトのイスラエル人」
は、1739年に初演された壮大なオラトリオ。旧約聖書の「出エジプト記」に
題材をとった劇的な内容にヘンデルの雄輝な音楽が生きています。ベルギー
人カオは、ドイツ風のゴツゴツしたヘンデルでも、英国風のノーブルなヘン
デルでもない、透明で柔らかく、必要とあらばビシッと力が入るヘンデルを
生み出しています。合唱が大きく活躍する作品ですので、アルシス・ブルゴ
ーニュの優秀なアンサンブルは見事で、またコンチェルト・ケルンも紅海横
断の場面など、非常に熱の入った音楽でカオに応えています。歌手は、カウ
ンターテノールのブレイズやバスのマクラウドのように日本でもおなじみの
人たちに加え、ランカスター出身で今英国の古楽ソプラノの逸材として引っ
張りだこのドイル、オーストラリア出身の若く優れたソプラノ、グリムソン、
さらにガーディナーが重用する二人の歌手、英国のテノールのオクスリーと
バスのハーヴェイと、優れた歌手を揃えています。録音の多い「エジプトの
イスラエル人」のなかでも、卓越した演奏に仕上がっています。なお、再演
時の2部の版を用いています。

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10-07 No.28-1

2010年07月24日 00時19分38秒 | Weblog
★2010 EMI GEMINI 2CD セール★
各2枚組 \1000
9月20日入荷分までの特価セールとなります。品切れ等で入荷の無かった場合
はご注文打ち切りとなりますので、お早めにご注文いただきますよう、お願い
いたします。
●商品リストは当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/emi_2cd_2010.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<SONY CLASSICAL>
8869772334-2 \1680
Cantique
8869775391-2(SACD-Hybrid) \2200
Cantique -limited edition(初回生産限定盤)
Cantique - アルヴォ・ペルト作品集
『交響曲第3番』
『スターバト・マーテル - 混声合唱と弦楽のための』
『Cantique des degres - 詩篇第121番による、混声合唱と管弦楽のための』
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 RIAS室内合唱団
【録音】2009年2月1-4日 ベルリン放送局ザール(デジタル:セッション)
クリスチャン・ヤルヴィがSONY CLASSICAL初登場です。エストニア出身の彼に
とって、同郷ペルトの音楽を演奏するという記念となることでしょう。(父ネ
ーメも1997年に交響曲3番を録音していました。) 「スターバト・マーテル」
はペルトの作品でも最も重要な作品ですが、通常古楽系のノンビブラートと各
パート1人による演奏が多い中、ここでは深い表現を得るために弦楽合奏と合
唱団を使用して演奏をしています。なお、この録音ではペルト自身が立ち会
い、K・ヤルヴィとディスカッションしながら演奏に臨んでいます。

8869764689-2 \1680
(1)モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
(2)モーツァルト:五重奏曲断章(アレグロ)K.580b(K.Anh.90)
(3)ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115
ザビーネ・マイヤー(クラリネット/(1)(2))
ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット/(3))
カルミナ四重奏団
録音:2010年1月 リューベック、ドイツ
あのカラヤンをも魅了した音色でソリストとして活躍するドイツのクラリネッ
ト奏者、ザビーネ・マイヤーと、その兄でこちらもソリストとして活躍する
ヴォルフガング・マイヤーによる豪華なクラリネットを含む室内楽の競演。
クラリネット五重奏の名曲として知らぬもののないモーツァルトとブラームス
を、それぞれ妹(ザビーネ/モーツァルト)と兄(ヴォルフガング/ブラームス)
が、日本でも人気のカルテット、カルミナ四重奏団を従えて名演奏を繰り広げ
ます。ザビーネにとっては、1982年(デンオン)、1986年(フィリップス)、
1988年(EMI)に続いてこれが4度目の録音となります。

8869761532-2 \1680
ブラームス:
「ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15(4手のピアノ版)」
「4手のピアノための20のレントラー集」
タール & グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
【録音】2009年10月22-24日 シュトゥットガルト、南西ドイツ放送スタジオ
[デジタル:セッション]
シューベルトからシューマン時代の中間層の家庭では、音楽を用いたコミュニ
ケーションが最も通常のメディアでした。ただ、ほとんどの家庭ではピアノを
2台所有できませんでしたので、連弾というジャンルは「ピアノ教師と生徒」
「学生どうしの練習」「家庭や交流の場での娯楽」へと極めて用途が広がって
いったのでした。また作曲家や出版社にとっても、商業的も最も成功したジャ
ンルでした。しかしブラームスは、管弦楽作品をいかに家庭のピアノ連弾で再
現できるかということ。または逆に、ピアノ連弾または2台のピアノで管弦楽
作品の構想を練ったことも有名です。
「4手のピアノのための20のレントラー集」は、1869年、ブラームスがシュー
ベルトの故郷ウィーンに定住していた時に所有していたシューベルトの自筆譜
に基づいて編曲したものです。今回、世界的に最も人気の高いピアノ・デュオ
「タール & グロートホイゼン」が、新たなブラームスの再発見をしていきます。



<RCA RED SEAL>
8869770532-2 \1680
アンナ・ボニタティブス(Ms)- ロッシーニの歌曲を歌う
『告白(カンツォネッタ)』『グラナダにて』『おお救い主よ』『北京への愛』
『アヴェ・マリア』『フランチェスカ・ダ・リミニ』『何も言わずにやつれは
てるでしょう(6曲)』『舟歌』『妻の母へ』『古風なアリエッタ』『情け知ら
ずの彼女』『別れ』『Hai la sottana』『Nella stagion di maggio』『La
Veuve Andalouse』『Mi lagnero tacendo』『Laus Deo』『Le lazzarone』
『La Legende de Marguerite』
アンナ・ボニタティブス(Ms)
マルコ・マルゾッキ(P)
【録音】 2009年11月23-27日 サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール
[デジタル:セッション]
モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・
ソプラノ歌手アンナ・ボニタティブスの、ハイドンのアリア集。ムーティやマ
ゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ル
ネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。最近ではア
ラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手と
なってきています。
ロッシーニ・フェスティバルの常連でもある彼女による、ピアノ伴奏による歌
曲の中から「老年のいたずら」を中心としたアルバムです。




<deutsche harmonia mundi>
8869770436-2 \1680
愛の錬金術 - エリザベス朝時代の歌曲集
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:「The Expiration」「Fantasia」
作者不詳:「Goe and catch a falling star」「A Song of divine Love」
「Sweetest Love, I doe not goe」「The Expiration」
ジョヴァンニ・コペラリオ:「The Message」
ジョン・ダン:「The Bait」
ウィリアム・コーキン:
「Come live with me and be my Love」「Breake of Day」
ジョン・ウィルソン:「Love now noe fire hath left him」「Content」
ジョン・ジェンキンス:
「Divisions up a ground in C」「A Hymn to God the Father」
ヘンリー・ロウズ:「No, no, fair heretic」
トバイアス・ヒューム:
「I am melancholly」「What greater Griefe」「Death」
ジョン・ダウランド:
「Queen Elizabeth's Galliard」「Loth to depar」「Times eldest sonne」
ドロテー・ミールズ(Sp)
ヒレ・パール(gamb)
リー・サンタナ(Lute)
【録音】2009年 [デジタル:セッション]
「暗闇に私は住みたい-ダウランド作品集(88697362132, BVCD31022)」の続編
となるアルバムで、ダウランドだけでなく、エリザベス朝時代の作曲家の作品
の録音です。現在最高のガンバ奏者、ヒレ・パールを中心としたアンサンブル
による素晴らしいダウランド作品集です。リュートを奏するのはリー・サンタ
ナ。彼女たちによる演奏はすでにマラン・マレやテレマンなどでもおなじみ。
息のあったやりとりは、聴き手を幽玄な世界へと導いてくれます。艶のある魅
力的な歌を聞かせるソプラノ、ドロテー・ミールズ。バッハのカンタータやヘ
ンデルのオラトリオなどのアルバムも既にリリースされており、彼女の名前は
古楽好きには広く知れ渡っています。くせのない柔らかい声、ビブラートをか
けずとも伝わる豊かな感情表現。簡素な中に盛り込まれたこの時代の強烈なメ
ッセージを、さりげなく、しかし的確に伝えてくれるのです。




<ARTE NOVA>
8869774975-2 \750
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
【録音】2008年11月23日 リンツ、ブルックナーハウスでのライヴ

8869774977-2 \750
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(1878年第2稿版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
【録音】2006年11月16日 リンツ、ブルックナーハウスでのライヴ
名匠クルト・ヴェス、クルト・アイヒホルンのもとで育まれてきた深遠なブル
ックナー演奏の伝統。これぞ本場のオーケストラにしか出せないブルックナー
の神髄!
アメリカ生まれの鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスと名門リンツ・
ブルックナー管弦楽団が着々と進めているブルックナーの交響曲全曲録音シリ
ーズ。2006年10月発売の初期交響曲3曲から始まり、今回でいよいよブルック
ナー交響曲全曲の完結となります。デニス・ラッセル・デイヴィスの手腕がこ
れまで以上に冴え渡り、リンツ・ブルックナー管の有する伝統の響きがブルッ
クナー作品の神髄を描き出していきます。

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10-07 No.28-2

2010年07月24日 00時19分04秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC-751 \1680
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノーヴァク1890年版)
アイヴォー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
【録音】2009年4月15&16日 ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ(デジタル)
アイヴォー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウムによるブルックナー
・チクルスの5枚目のアルバムとなります。これは新首席指揮者に就任したボ
ルトンが意欲的、野心的に定期公演で始めたツィクルスで、ザルツブルク祝祭
大劇場でのライヴ・レコーディングで、1年に1つの交響曲を演奏していきます。
バロック演奏の経験(フライブルク・バロック・オーケストラなどにも客演指
揮)を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締
まった現代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の
機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果
です。その音楽はブルックナーでも簡潔。ビブラートを抑えた清潔感のある弦
楽器の表現と全奏のストレートな力強さが印象的です。

OC-755 \1680
メンデルスゾーン:
『夏の夜の夢Op.61』
『無言歌集第5集第25-30番Op.62』
『無言歌第31番変ホ長調Op.67-1「瞑想」』
シルバー=ガーバーグ・ピアノ・デュオ
【録音】 2009年11月6-8日 バイエルン放送第2スタジオ(セッション:デジタル)
メンデルスゾーンが姉のファニーと楽しむためのピアノ連弾曲として書かれた
「夏の夜の夢」序曲Op.21は、弱冠17歳の時に書かれた作品です。その後、
序曲をオーケストラ用に編曲し、1843年に劇音楽「夏の夜の夢Op.61」として
作曲され出版されました。実はその4年前にすでに連弾用として作曲され出版
されていたのです。この時代中間層の家庭では、音楽を用いたコミュニケー
ションが最も通常のメディアでした。ただ、ほとんどの家庭ではピアノを2台
所有できませんでしたので、連弾というジャンルは「ピアノ教師と生徒」「学
生どうしの練習」「家庭や交流の場での娯楽」へと極めて用途が広がっていっ
たのでした。更にメンデルスゾーンは、既に劇音楽オーケストラ版以前に連弾
版を作曲し、ヨーロッパの劇場へのプロモーションを行ったのでした。さらに
それを完璧成功させるための劇場側の要求を取り入れ、最終的に管弦楽版完成
と至ったのです。
シルヴァー=ガーバーグ・ピアノ・デュオは、イスラエル生まれの2人。テルア
ビブで学んだ後ハノーヴァー音楽大学を最高位で卒業し、現在世界中で活躍し
ています。

OC-779 2枚組 \3550
ショパン:ノクターン全集(全21曲)
アミール・カッツ(P)
【録音】2010年3月15日、4月1日 ミュンヘン音楽大学大ホール
(セッション:デジタル)
「のだめカンタービレ ベスト100(SICC-631のDisc7)」「シューベルト:ピアノ
・ソナタ第16&19(82876782172)」で、静かな話題となったピアニスト、アミー
ル・カッツの最新録音「ショパン:ノクターン集」の発売です。今年はショパ
ン生誕200年ということもあり、数多くのショパン作品のCDもリリースされて
きていますが、この夜想曲の弾き手であるカッツは、インタビュアーから「今
更、ショパンの夜想曲の新しい録音が必要なのでしょうか?」という少々意地
の悪い質問を受けた時、こう答えた。「それでは質問をお返ししますが、私が
5回録音をした場合、その最上のものはどれにあたるのですか?全てのピアニ
ストは常に自分自身の言葉で音楽を語りたいし、作品から新しい何かを発見し
ています。素晴らしい芸術からは無限の可能性を引き出すことができるのです」
と答えています。聴き手にしてもそれは同じこと。一つの作品を繰り返し聴き、
また違う演奏家によって命を吹き込まれたものを聴き比べ、少しずつ自分の中
に蓄積し、音楽への愛を高めていくことは大いなる「聴く喜び」と言えるで
しょう。彼だけのショパンを心行くまで堪能して欲しい。

OC-780 \1680
スザンヌ・ラング-ピアノ・リサイタル
『リスト:死んだ夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)』『チャイコフスキー:ドゥ
ムカ ハ短調Op.59』『ラフマニノフ:V.R.のポルカ(W.Rのポルカ)』『ヤナー
チェク:「霧の中で」よりアンダンテとプレスト』『チャイコフスキー:子守
歌』『スメタナ:演奏会用習作嬰ト短調「海辺にて」』『シューベルト:「楽興
の時 D.780,Op.94」よりアンダンテとアンダンテ・モデラート』『シチェドリ
ン:私はバラライカを弾く』『ファリャ:火祭りの踊り』『プロコフィエフ:メ
フィスト・ワルツOp.96-3』『プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」から
の10の小品より「少女ジュリエット」と「モンタギュー家とキャピュレット家」』
スザンヌ・ラング(P)
【録音】 2010年1月&3月 マインツ・トーンマイスター・スタジオ
(セッション:デジタル)
スザンヌ・ラング。彼女はどのような方向性を目指しているのかどうか? ま
ずレパートリーを見る限り、かなりのヴィルトゥオーゾ系を狙っていると見て
間違いないでしょう。しかしその選曲のセンスには驚くべきものがあります。
リストの「ナイチンゲール」はアリャビエフの有名な歌曲の編曲版ですが、あ
まり取り上げる人のいない珍品であり、ファリャの「火祭りの踊り」はいわず
と知れた名ピアニストが好んで演奏したアンコール・ピースです。ロシア系、
チェコ系で攻めるかと思うと、唐突にシューベルトが来て少々驚きに見舞われ
る。とにかく予想外の曲が出て来るので一時も気を緩めることはできません。
しかし、全ての曲にはストーリーが込められているという。冒頭のナイチンゲ
ールの歌は、ロメオとジュリエットの愛の場面で歌われるものであるし、ファ
リャの作品は「踊りの音楽」としてチャイコフスキー、ラフマニノフ、シチェ
ドリンと同列に扱われているそうです。彼女の意図がわかったところでもう一
度耳を傾けてみたい。この精巧なミニアチュア、どこまで巨大に成長するのか
楽しみです。

OC-950 \2080
ヨハン・アドルフ・ハッセ:
オラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」(全曲)
キルステン・ブライゼ(Sp)ハイドルン・コルデス(Sp)
ヴィヴィカ・ジェノー(Ms)
テリー・ウェイ(C-T)ヤチェク・ラシュコウスキ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
ルードヴィヒスブルク城音楽祭管弦楽団と合唱団(ピリオド楽器使用)
【録音】2008年11月22-23日 ルードヴィヒスブルク城教会でのライヴ
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699 . 1783)の、注目すべきオラトリオの録音で
す。この作品はオラトリオ形式で書かれていますが、内容は「ミゼレーレ(慈
悲)」と「詩篇への導入詩」によって書かれています。ヴェネツィア書法で書
かれたこの作品は、歌劇「クレオフィーデ」とほぼ同時期に書かれたものです
が、孤児慈善団体の音楽専門の教育を受けたスカウトのために書かれたとも言
われていますが、全てが高声のソロ歌手たちだけで構成されているのも特徴
的。その高声の魅力的な組み合わせは、ヴィルトゥーゾ音楽ではなく、後悔の
深い悲しみと慈悲深い神を想起させ、そして喜びを導き出すことを表現してい
るのです。
バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒ
スブルク城芸術祭2008年のライヴ録音です。最近様々なオペラに出演し絶賛を
浴びているハイドルン・コルディスやキルステン・ブライゼ。圧倒的テクニッ
クと幅広い音域をもつヴィヴィカ・ジェノー。元ウィーン少年合唱団のアイド
ル、テリー・ウェイの清楚なカウンターテナー。そして最近ソプラニスタとし
て注目を浴びてきているヤチェク・ラシュコウスキが出演。また、最近バイエ
ルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、ザルツブルク
音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの
作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏され
ています。




<VIRGIN CLASSICS>
●PREMIUM
ヴァージン・クラシックスのオリジナル・アルバムから精選されたミッド・
プライスのシリーズ。昨年9月の第1回発売に続く第2回、全10点のご案内です。
オリジナル・カヴァーをあしらったシリーズデザイン、オリジナルのライナー
・ノートを転載、各アルバムともジュエル 12Pブックレット

VM-6286472 \900
A.スカルラッティ:聖三位一体のオラトリオ
信仰・・・・・・・ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
神の愛・・・・・ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
神学・・・・・・・ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
不誠実・・・・・ポール・アグニュー(テナー)
時・・・ロベルト・アッボンダンツァ(バス)
アンサンブル・エウローパ・ガランテ
フィビオ・ビオンディ(ヴァイオリン、指揮)

VM-6286332 \900
モーツァルト:オペラ・アリアとコンサート・アリア集
1.「ドン・ジョヴァンニ」-おお、何というひどいことを/あの恩知らずは私
を裏切った
2.「フィガロの結婚」-自分で自分がわからない
3.「皇帝ティートの慈悲」-夢に見し花嫁姿
4.「コシ・ファン・トゥッテ」-岩のように動かずに
5.コンサート・アリアK.505-どうしてあなたが忘れられましょう/心配しない
で、愛する人よ
6.「皇帝ティートの慈悲」-ああ、ただ一度心を開いて
7.「ドン・ジョヴァンニ」-打てよマゼット
8.コンサート・アリアK.79-おお無謀なアルバーチェよ/あの父らしい抱擁もて
9.「フィガロの結婚」-愛の神よ照覧あれ
10.「コシ・ファン・トゥッテ」-恋人よ許してください
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント、
アイヴァー・ボルトン指揮
録音:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ第1
1998年2月24、27-28日、3月1-2日

VM-6286522 \900
シベリウス:交響詩「クレルヴォ」 作品7
ランディ・シュテーネ(メゾ・ソプラノ)
ペーター・マッテイ(バリトン)
エストニア国立男性合唱団
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
録音:ストックホルム、コンサートハウス 1997年3月14-19日

VM-6286262 \900
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
1.ソナタ イ長調 HWV372
2.ソナタ ト短調 HWV364a
3.ソナタ ニ長調 HWV371
4.ソナタ イ長調 HWV361
5.ソナタ ニ短調 HWV359a
6.ソナタ ト長調 HWV358
7.ソナタ ヘ長調 HWV370
ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、
ウィリアム・クリスティ(ハープシコード、オルガン)
録音:パリ、幼子イエス・チャペル 2002年9月4-6日

VM-6286232 \900
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
1.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
2.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品96
トゥルルス・モルク(チェロ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮
録音:オスロ、コンサートハウス 1992年5月12-14日

VM-6286312 \900
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
1.「真夏の夜の夢」-序曲 作品21
2.劇付随音楽「真夏の夜の夢」 作品61
3.「ルイ・ブラス」-序曲 作品95
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
オクスフォード&ケンブリッジ・シェイクスピア・カンパニー
パリ青少年合唱団
パリ管弦楽アンサンブル、ジョン・ネルソン指揮
録音:アルフォールヴィル、
オルケストル・ナショナール・ディル・ドゥ・フランス 
2001年12月13-16日

VM-6286512 \900
スクリャービン:ピアノ作品集
1.24の前奏曲集 作品11(ライヴ録音)
2.ソナタ 第4番 作品30
3.ソナタ 第10番 作品70
4.前奏曲 作品51の2
5.前奏曲 作品49の2
6.夢想 作品49の3
7.3つの小品 作品45
8.やつれの詩曲 作品52の3
9.やつれの舞曲 作品51の4
10.2つの小品 作品57
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージズ
1996年1月29-31日

VM-6286582 \900
LLIBRE VERMELL DE MONTSERRAT-14世紀の巡礼行
1.O Virgo splendens hic in monte celso
2.Stella splendens in monte
3.Laudamus Virginem Mater est
4.Los set goyts recomptarem
5.Splendens ceptigera
6.Polorum regina omnium nostra
7.Cuncti simus concanentes: Ave Maria
8.Mariam Matrem Virginem
9.Imperayritz de la ciutat joyosa
10.Ad mortem festinamus
11.O Virgo splendens hic in monte celso
エスペリオン XX 
ジョルディ・サヴァール指揮
録音:フランス、サン・サヴィニアン 1978年7月11-14日

VM-6286162 \900
ベルリオーズ:合唱作品集
1.カンタータ「オルフェの死」
トリスティア
2.-宗教的瞑想
3.-オフィーリアの死
4.-ハムレットの終幕のための葬送行進曲
5.神聖な歌(II)
6.戦士の歌
7.酒の歌
8.鉄道の歌
9.神聖な歌(I)
ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ニコラ・リヴェンク(バリトン)
ダヴィド・ビスミュト(ピアノ)
レゼレマン合唱団
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
録音:トゥールーズ、アル・オー・グラン 2003年4月26-30日

VM-6286282 \900
ヨンメッリ:聖週間木曜日のための
預言者エレミアのラメンテーション
1.第1のラメンテーション
2.第2のラメンテーション
3.第3のラメンテーション
ジェラール・レーヌ(コントラルト)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
イル・セミナリオ・ムジカーレ、クリストフ・ルーセ指揮
録音:ヴェルサイユ、エコール・サン・ジェネヴィエーヴ・チャペル 
1995年4月17-21日-(1)(2)
オート=ピレネー、プーザック、サン・サトゥルナン教会
1991年8月27-31日-(3)

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10-07 No.27

2010年07月22日 14時14分49秒 | Weblog
<TESTAMENT>
●テンシュテット&ベルリン・フィルの5タイトルが一挙に日本語版で登場!
全て世界初発売となる貴重な音源です。

JSBT 8446 \1850
日本語版 日本語解説付き
1)プフィッツナー:劇付随音楽《ハイルブロンの娘ケート》
2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
3)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
バベッテ・ヒアーホルツァー(ピアノ:2)
録音:1980年10月 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
「テンシュテットなきロンドン・フィルはミック・ジャガーのいないローリン
グ・ストーンズのようだ」(ガーディアン紙) と賞されるテンシュテット。ベ
ルリン・フィルとは共演の回数こそ少ないものの、その絆は強く深いものでし
た。1977年に初共演をして以来14年間で23回ベルリン・フィルの指揮台に上が
ったテンシュテットの貴重な公演記録の中から、5夜のコンサートが一挙に世
界初発売される運びとなりました。ここに発売するシリーズがテンシュテット
のディスコグラフィーの穴を埋め、彼の再評価に繋がること必至です。

JSBT 8447 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042
2)ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウス・テンシュテット
トーマス・ブランディス(ヴァイオリン:1)
録音:1981年11月 ベルリン 
フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
カラヤンの代役として指揮台に立ったテンシュテットによるブルックナー
第8番。前プロにはカラヤン時代30年にわたってベルリン・フィルのコンサー
ト・マスターを務めたトーマス・ブランディスをソリストに、バッハの協奏曲
が演奏されました。

JSBT2 8448 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
2) ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 《ロマンティック》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ1)
録音:1981年12月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
テンシュテット&ベルリン・フィル・ライヴ第3弾は、ベートーヴェンとブル
ックナーで構成されたプログラム。ソリストにはブルーノ・レオナルド・ゲル
バーを迎え、ベートーヴェン、ブルックーナともに曲の様式に束縛されない他
のどの指揮者とも違う解釈で情感溢れる美的世界に聴き手を誘いました。

JSBT2 8449 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
2)シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944 《ザ・グレイト》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
ピーター・ザゾフスキー(ヴァイオリン:1)
録音:1983年4月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ) 
ステレオ録音
若き俊英を迎えてのドヴォルザーク:協奏曲、賛否両論が沸き起こった《ザ・
グレイト》の2曲で構成されたプログラム。

JSBT2 8450 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1) ムソルグスキー:交響詩《はげ山の一夜》(オリジナル版)
2) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16
3) ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 《新世界より》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
オラシオ・グティエレス(ピアノ:2)
録音:1984年3月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
プログラムの冒頭はムソルグスキーのオリジナル版を用い、圧倒的な地獄絵を
描き上げ、協奏曲では卓越したソリストの技量を最大限に生かして超絶技巧に
満ちた作品の真価を提示。プログラムの後半では色彩豊かなオーケストラ・サ
ウンドを自在に操り、聴衆を興奮の渦に巻き込んでいきます。




<ECM>
4763957 \2180
1.交響曲第4番《ロサンゼルス》(2008)
2.カノン・ポカヤネン(1997)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
指揮:トヌ・カリユステ(2)
録音:2009年1月11-13日 
ウォルト・ディズニー・ホール、ロサンゼルス(1) ライヴ
1997年6月 ニグリステ教会、タリン(2)
前作から約40年ぶりとなるアルヴォ・ペルト(1930-)の最新交響曲(第4番)の初
演が早くもCD化。巨匠サロネン&ロス・フィルによって、2009年1月に初演さ
れた本作の副題は、その名も《ロサンゼルス》。弦楽オケ、ハープ、ティン
パニ、パーカッションの編成による3楽章の構成で、ペルトならではの壮大な
音楽世界が鮮やかに展開されています。また、カップリングには、救済の祈り
を深く静かに歌い上げた名曲として名高い《カノン・ポカヤネン》を収録。
合唱指揮界のカリスマで、ペルトの第一人者でもある名匠カリユステが、手兵
エストニア・フィル室内合唱団と残した1997年の名演を収録してあります。

4763912 \2180
賛美歌と祈祷
1.シュテヴァン・コヴァッチ・ティックマイエル:
アンドレイ・タルコフスキーによる8つの賛美歌(1986/2004)
2.フランク:ピアノ五重奏曲へ短調
3.ギヤ・カンチェリ:
サイレント・プレイアーズ(ヴァイオリン、チェロ、室内オーケストラとテー
プのための)(2007)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
クレメラータ・バルティカ
録音:2008年7月11-13日 聖ニコラウス教会、ロッケンハウス ライヴ
勇壮から崇高な祈りまで、それぞれの音楽作品に最もふさわしい強度と集中力
でもって、美しい名演を残してきたヴァイオリンの巨匠クレーメル&クレメラ
ータ・バルティカ。「賛美歌と祈祷」と題し、様々な美しい祈りの調べを集め
た当盤の最大の聴きどころは、やはり何と言っても、フランクの名曲「ピアノ
五重奏曲」。中でも、ピアノを担当するカティア・ブニアティシヴィリ(1987
年グルジア生まれ)は、クレーメルやアルゲリッチの秘蔵っ子として俄かに注
目を集めている期待の若手で、先日のラ・フォル・ジュルネで好評を博したの
も記憶に新しいところです。音楽性だけでなく、容姿も「アルゲリッチの再来」
と言われる彼女は、当盤がECMデビューとなりますが、即興と情熱に満ちた妙
技は必聴です!




<PentaTone>
PTM 1007(SACD-Hybrid) \2500
バルトーク:
ヴァイオリン協奏曲第2番/ヴァイオリン協奏曲第1番
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
ユリア・フィッシャーやリサ・バティアシュヴィリ、ルーデンス・トゥルク、
ヴェロニカ・エーベルレなど、今を輝く若き天才ヴァイオリニストたちの才能
を開花させたミュンヘン音楽大学の名教授、アナ・チュマチェンコの門下に史
上最年少となる9歳で加わったアラベラ・美歩・シュタインバッハー。
前作のシマノフスキとドヴォルザークでも、それぞれの作品が持つ神秘性や民
族色をしっかりと描きつつ、作品全体をエレガントでスマートに聴かせるとい
うアラベラならではのスタイルを打ち出しており、さらに濃厚なバルトークの
協奏曲へのアプローチが非常に楽しみなところ。
また、アラベラから大きな信頼を寄せられ、絶妙なコンビネーションを築いて
いる名匠マレク・ヤノフスキがシマノフスキ&バルトークに続いて起用される
など、共演陣の充実も頼もしい。
ムターから直接"弓"を贈られるなど、ヴァイオリン界の"プリンセス"から"クィ
ーン"への階段を昇り続けるアラベラ・美歩・シュタインバッハーのバルトー
ク。今回も聴き逃せません!
2009年6月&7月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ/スイス)での録音。 

PTM 1009(SACD-Hybrid) \2500 ※新品番で値下げ再発売
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
ドヴォルザーク:
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス へ短調Op.11、
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ベルリン放送交響楽団

PTM 1008(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
児玉麻里(ピアノ/スタインウェイD-274)
児玉麻里が5枚目のプログラムに選んできたのは、ベートーヴェンの初期と中
期の橋渡し的役割を持つ「第9番」と「第10番」や、弟子の練習用として作曲
されたソナチネ的な「Op.49」、傑作「テレーゼ」など、テクニック以上に高
い音楽性が求めらる6作品。
リリースを重ねるごとに、ベートーヴェン弾きとしての評価を上げている児
玉麻里がしっかりと聴かせ、そして魅せてくれることだろう!
2008年3月&2010年1月、ファルテルモント(オランダ)での録音。




<Brilliant Classics>
BRL 9164 \540
ブロッホ:交響曲「イスラエル」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ロシア国立交響楽団、他
「バール・シェム」より第2曲 ニーグン、
チェロと管弦楽のための「シェロモ」
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)

BRL 9189 6枚組 \3080
The Early Recordings
クリストフ・エッシェンバッハ(pf)名演奏集
Disc.1
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ指揮、ロンドン交響楽団、
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
小澤征爾指揮、ボストン交響楽団
Disc.2
ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
Disc.3
ショパン:24の前奏曲集Op.28、前奏曲嬰ハ短調Op.45、前奏曲第26番変イ長調
シューマン:子供の情景Op.15
Disc.4
シューベルト:ピアノソナタ第20番D959
Disc.5
シューベルト:ピアノソナタ第21番D960
Disc.6
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:ピアノ協奏曲第2番
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ指揮、ロンドンフィルハーモニー

BRL 9190 \540
ブルーノ・マデルナ(1920-73):管弦楽曲集
クァドリウィウム 4人の打楽器奏者と四つの管弦楽群のための、
アウラ(気) 管弦楽のための、ビオグランマ 大管弦楽のための
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、北ドイツ放送交響楽団

BRL 9197 \540
ヴェルディ:弦楽四重奏曲
ケルビーニ:弦楽四重奏曲第1番
トゥリーナ:弦楽四重奏ための「闘牛士の祈り」
ブリテン四重奏団

BRL 93810 \540
ヴィヴァルディ:
2つのマンドリンのための協奏曲RV.532、マンドリン協奏曲RV.425、
ヴァイオリンとリュートのためのソナタRV.85、
2つのヴァイオリンとリュートのための協奏曲RV.93、
ヴァイオリンとリュートのためのソナタRV.82、
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲RV.540、
チェンバロ協奏曲RV.780
ラルテ・デラルコ

BRL 94020 \540
Frescobaldi Edition Vol.8
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻
ロベルト・ロレッジャン(org)

BRL 94025 2枚組 \1080
ソレール:チェンバロソナタ全集第3巻
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)

BRL 94047 \540
アルベニス:スペイン組曲Op.47、スペインの歌Op.232
フェオラによる2曲を分割し交互に連続して演奏する編曲版
ジュゼッペ・フェオラ(Gutar)

BRL 94073 \540
オケゲム:ミサ曲「ド・プリュ・ザン・プリュ」
世俗歌曲集 
ほとんど死んでいるともいえるほどに傷ついた私は、あなたの恋の手習いは、
おお美しい薔薇よ、あなたは間違いもなくもうひとりのウェヌス、あの人が
私を想うてくれるかどうかは分からぬが、まこと優しい心で
オルランド・コンソート




<SOMM> ※新価格(値下げ)になりました
SOMMCD 095-2 2枚組 \2250
ヘンデル(1685-1759):8つのチェンバロ組曲
第1番イ長調 HWV426/第2番ヘ長調 HWV427/第3番ニ短調 HWV428
第4番ホ短調 HWV429/第5番ホ長調 HWV430/第6番嬰ヘ短調 HWV431
第7番ト長調 HWV432/第8番 HWV433
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
録音:2008年11月4-6、9日、ロンドン W1、ブルック・ストリート 25、
ヘンデル・ハウス博物館
使用楽器:1998年、ブルース・ケネディ製(モデル:1624年、ヨハネス・リュッ
ケルス製、フランス、コルマールのアンテルランダン博物館所蔵)
ロンドンでヘンデルが1723年から没するまで住んだ建物は現在ヘンデル・ハウ
ス博物館として公開されています。当録音は、英国BBCラジオ3制作のヘンデル
没後250年記念番組(2009年放送)のため、ヘンデル・ハウス博物館において、
展示楽器を用いて行われました。この楽器は、ヘンデルがこの家で暮らしてい
る時に所有していた楽器を再現するために、現存する類似のチェンバロを基に
製作されたものです。
ローレンス・カミングズは1996年より英国王立音楽アカデミーの歴史的演奏責
任者、1999年よりロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルの音楽監督を務める
英国の指揮者・チェンバロ奏者。ヘンデルの音楽における権威の一人であり、
SOMMレーベルへの録音ではオラトリオ「エステル」(SOMMCD 238-9)および「ヨ
シュア」(SOMMCD 240-2)を指揮、また「7つのトリオ・ソナタ Op.5」(SOMMCD
044)、 「ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集」(SOMMCD 068)、「6つの
トリオ・ソナタ Op.2」(SOMMCD 084)にチェンバロ奏者として参加しています。
当盤でも期待にたがわぬ自信に満ちた演奏、生気あふれる音楽を聴かせてくれ
ます。

SOMMCD 096 \1500
シベリウス(1865-1957):
ピアノ五重奏曲ト短調(*)
弦楽四重奏曲ニ短調「親しい声」Op.56
コウル弦楽四重奏団
ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(ヴァイオリン)
グスタヴ・クラークソン(ヴィオラ) ニコラス・ロバーツ(チェロ)
マーティン・ロスコー(ピアノ(*))
録音:2008年1月16-17日、6月18-19日、バーミンガム、聖ポール教会

SOMMCD 097 \1500
ベンジャミン・デイル(1885-1943):ピアノ・ソナタ ニ短調(1902)
ウィリアム・ハールストーン(1876-1906):ピアノ・ソナタ ヘ短調(1894)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2006年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター
英国ロマン派の二人の作曲家が未成年期に書き上げたピアノ・ソナタ。ハール
ストーンは若き天才として期待されながら30歳の若さで亡くなった作曲家・ピ
アニスト。ピアノ・ソナタは18歳の時の作品。未だ出版されておらず、当録音
が世界初となります。ベンジャミン・デイルも若くしてその才能を注目された
ものの、第一次大戦勃発時にドイツに居たため捕虜となり、戦後は健康を害し
活躍がままならなかった不運の作曲家。ピアノ・ソナタは17歳の時の作品です
が彼の代表作の一つとされています。両者ともに再評価の機運が高まっていま
すが、この種のレパートリーを得意とするベビントンのこの録音はそれに弾み
をつけるに違いないでしょう。

SOMMCD 098 \1500
ラフマニノフ(1873-1943):交響的舞曲(2台ピアノのための版)
ストラヴィンスキー(1882-1971):春の祭典(ピアノ四手連弾版)
マルコム・ウィルソン、フィリップ・マーティン(ピアノ)
録音:2009年3月30-31日、バーミンガム、エイドリアン・ボールト・ホール
マルコム・ウィルソンとフィリップ・マーティンはバーミンガム音楽院教師と
して同僚だった1980年代からピアノ・デュオ組んでいます。「春の祭典」は連
弾の場合肩がぶつかり合う懸念があるため、2台のピアノで演奏しています。

SOMMCD 099 \1500
ジョン・アイアランド(1879-1962):ピアノ作品集 Vol.3
狂詩曲(1915)/2つの小品(1930/1931); 二月の子,オバド
4つの前奏(1918)曲; アンダートーン,オブセッション,聖なる男児,春の炎
2つの小品(1925); 四月,ベルゴマスク/ロンドンの夜のバラード
アーモンドの木(1913)
3つの舞曲(1913); ジプシーの踊り,田舎の踊り,刈り取り人の踊り
前奏曲変ホ長調/狂詩曲第1番(1906)(*)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2008年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター
(*)世界初録音。

SOMMCD 244 \1500
アーロン・コープランド(1900-1990):
クラリネット協奏曲(*)/アパラチアの春
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
弦楽合奏のためのロマンス/クラリネット協奏曲(*)
サラ・ウィリアムソン(クラリネット(*))
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
デイヴィッド・カーティス(指揮)
サラ・ウィリアムソンはパリ音楽院でパスカル・モラゲスらに師事した英国の
クラリネット奏者。コープランドのクラリネット協奏曲は、彼女がいくつかの
コンクールにおいて演奏し入賞をものにした得意の曲。

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10-07 No.26

2010年07月21日 17時51分38秒 | Weblog
<Cala>
CACD 88045 \2180
リスト:ピアノ作品集 ――
ドン・ジョヴァンニの回想/ハンガリー狂詩曲第13番/葬送、1849年10月/
ハンガリー狂詩曲第5番/フン族の戦い(マシュー・キャメロン編)/忘れられ
たワルツ第1番/交響詩《前奏曲》(マシュー・キャメロン編)
マシュー・キャメロン(ピアノ)
超人カツァリスが「モーツァルト・トランスクリプションズ」の中で弾いてい
た「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のアレンジャー(!)であり、アメリ
カのコンポーザー・ピアニスト、マシュー・キャメロンが弾くリストのピアノ
作品集!
アメリカの名匠、アグスティン・アニエヴァスとエフレム・ブリスキンに師事
したマシュー・キャメロン(1968-)。ニューヨーク・デビューとなった2008年
9月のカーネギー・ホールでのコンサートは見事ソールド・アウト!
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして着実にキャリアを積み上げているキャメ
ロンはアレンジャーとしても高い評価を受けており、特に「アイネ・クライネ
・ナハトムジーク」のアレンジは、あのカツァリスも大絶賛。
"ヴィルトゥオーゾ"と"アレンジャー"。2つの類稀な才能を併せ持ったピアニ
ストの登場です!
2006年、システムス・ツー・レコーディング・スタジオ(ニューヨーク)での
録音。




<Centaur>
CRC 3022 \2080
ヴォルジーシェク:ピアノ作品集 ――
幻想風ソナタ変ロ長調Op.20(1825年手稿譜版)/6つの即興曲Op.7/行進曲
ハ長調(世界初録音)/アルバムのページ イ長調/幻想曲ハ長調Op.12
デイヴィッド・グロス(ピアノ)
19世紀初期のボヘミアが生んだ夭折の天才作曲家ヤン・ヴァーツラフ・ヴォル
ジーシェク(1791-1825)。シューベルトに影響を与えたとされるヴォルジーシェ
クのピアノ、特に「即興曲」や「幻想曲」などは、後のショパンやシューマン
へと続く流れの源泉となるなど、ピアノ音楽の歴史の中で果たした役割は大き
い。最晩年(1825年)の手稿譜を用いた「幻想風ソナタ(ピアノ・ソナタ)」、世
界初録音となる「行進曲ハ長調」を取り上げるなど、ベルリン生まれの実力派
デイヴィッド・グロスのピアノがヴォルジーシェクの知られざる音楽を明らか
にしてくれる。

CRC 2979 \2080
ラモー:
コンセールによるクラヴサン曲集(第1組曲-第5組曲)/カンタータ《オルフェ》
/カンタータ《焦燥》
ボストン・ミュージアム・トリオ〔ジョン・ギボンズ(チェンバロ)、ラウラ
・ジェプセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ダニエル・ステップナー(バロック・
ヴァイオリン)〕、フランク・ケリー(テノール)
ボストン・ミュージアム・トリオは、その名の通り世界トップクラスの規模と
コレクションを持つ「ボストン美術館」のアンサンブル・イン・レジデンスを
1975年から務めているアメリカのピリオド・アンサンブル。
ボストン・バロックのコンサートマスター、バークシャーのアストン・マグナ
音楽祭の芸術監督、ハーバード大学音楽学部の講師として活躍してきたアメリ
カ屈指のバロック・ヴァイオリン奏者、ダニエル・ステップナーがリードする
ラモーの鮮やかな響きは、現在の北米古楽界の充実度そのものと言えるだろう。

CRC 3032 \2080
ルビンシテイン:
ピアノ協奏曲第3番ト長調Op.45/ピアノ協奏曲第4番ニ短調Op.70
グリゴリオス・ザンパラス(ピアノ)、
ジョン・セアンダー・ミッチェル(指揮)、フィルハーモニア・ブルガリカ
19世紀ロシアのヴィルトゥオーゾ、アントン・ルビンシテインの大作にして難
曲「ピアノ協奏曲第3番」と「第4番」に果敢に挑んだのは、ザンパラス、ミッ
チェル、フィルハーモニア・ブルガリカのギリシャ、アメリカ、ブルガリア連
合軍。
アクセル全開の超絶技巧的なスタイルではなく、作品全体のフォルムを整えた
演奏がルビンシテインのピアノ協奏曲をじっくりと聴かせてくれる。三国同盟、
健闘してます。

CRC 3040/41/42/43 4枚組 \6240
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集BWV.846-893(全曲)
ジャンルカ・ルイジ(ピアノ/ファツィオーリ278)
ジャンルカ・ルイジは、イタリアのカゼッラ国際コンクール、ザールブリュッ
ケンのJ・S・バッハ国際ピアノ・コンクールなど、ヨーロッパのコンクールで
数々の栄冠に輝いてきたイタリア期待のピアニスト。
ルイジはボローニャ音楽院で行われた「平均律クラヴィーア曲集」全曲演奏会
の成功により、イタリア有数のバッハ弾きとして注目を集めている。
ルイジの弾く「平均律クラヴィーア曲集」は、急ぎすぎず、また遅くなりすぎ
ない抑制の効いた緩やかなテンポと丁寧なタッチ、ファツィオーリの柔らかな
サウンドが全曲を通して印象的。
2005年5月17日-19日、パリ・ピエール・ニコル寺院での録音。

CRC 3031 \2080
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調K.254/ピアノ三重奏曲第4番ホ長調K.542/
ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548/ピアノ三重奏曲第6番ト長調K.564
バイロン・シェンクマン(ピアノ)、ガブリエル・ディアス(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ユパンキ・ゴンザレス(チェロ)
シアトル・バロック・オーケストラのチェンバロ奏者、芸術監督としてモダン
だけでなく、バロックの分野でも活躍するシアトルの名手バイロン・シェンク
マンが率いるトリオのモーツァルト。
シェンクマンとコンビを組むジョン・ケージ賞、チャドウィック・メダルの受
賞者ガブリエル・ディアス、ボストン・リリック・オペラの首席チェロ奏者ア
レクセイ・ユパンキ・ゴンザレスもアメリカを活動拠点としているなかなかな
のツワモノ。

CRC 3027 \2080
クーパー:管楽器のための室内楽作品集 ――
トロンボーン・ソナタ/サクソフォン・ソナタ/金管五重奏のための5つの情
景/クラリネット・ソナタ/ワン・オヴ・ザ・ミッシング
ルイス・ボニラ(トロンボーン)、
パブロ・ビルブラウト(ラテン・パーカッション)、
ポール・ハール(アルト・サクソフォン)、
マイケル・ワルドロップ(ドラムス)、
メンフィス金管五重奏団、
セドリック・メイフィールド(クラリネット)、
ジョン・ミューラー(ユーフォニアム)、
クリス・パーカー(ピアノ)
ウィリアム・ヒルの下で作曲法を学んだジャック・クーパー(1963-)は、器楽
曲から合唱作品、交響曲までを広くカバーするアメリカの作曲家。ジャズ・
バンドの作曲も得意とするクーパーの「トロンボーン・ソナタ」は、ラテン
のリズムとパーカッションを採り入れたエキサイティングな作品。

CRC 3025 \2080
夜の歌 ――
メンデルスゾーン:ゆりかごのそばでOp.47-6、小姓の歌、新しい恋Op.19a-4
/R・シュトラウス:夜Op.10-3、セレナードOp.17-2、私は花束を編みたかっ
たOp.68-2、ツェツィーリエOp.27-2/フォーレ:マンドリンOp.58-1、
夕暮れOp.83-2、ネルOp.18-1/ドビュッシー:星の輝く夜、やるせない夢心地、
艶なる宴第1集/バシュレ:愛しい夜/ラフマニノフ:ひそかな夜のしじまの中
でOp.4-3、ミュッセからの断片Op.21-6、ここはすばらしい場所Op.21-7、
歌わないで、美しい女よOp.4-4、この夏の夜Op.14-5
エイミー・ヤン(ソプラノ)、ジョン=ウォン・シン(ピアノ)
上海と韓国のアジア系女流音楽家たちによる「夜(Nuit)」をテーマとした歌曲
集。ドイツ、フランス、ロシアの歌曲をバランス良く組み合わせたプログラム
を歌うソプラノのヤンは、テネシー大学マーティン校の声楽科准教授として世
界進出を果たしている。

CRC 3024 \2080
ライヴ・レコーディング1978年&1981年 ――
フンメル:グランド・ソナタ変イ長調Op.92/ショパン:2台ピアノのためのロン
ド ハ長調Op.73/ドビュッシー:白と黒で/シャブリエ:ロマンティックなワル
ツ第3番/ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
トニ&ロジ・グルンシュラグ・ピアノ・デュオ
ポーランドのヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンの助けによりイ
ングランド経由でアメリカに渡り、1945年のニューヨーク・デビューからアメ
リカで活動を続けたグルンシュラグ姉妹のピアノ・デュオ・アルバム。
1978年&1981年、ニューヨークでのライヴ録音。

CRC 3038 \2080
ニュー・ディアレクツ ――
マンダット:民謡集/ケン・ウエノ:I screamed at the sea until nodes
swelled up, then my voice became the resonant noise of the sea/
シエラ:5つのスケッチ/マクゴワン:イオス・デュオ*/チェン・イ:モノロ
ーグ/マイヤー:ラーガの音楽/フェルダー:アパッチ・クラウン・ダンス
グレゴリー・オークス(クラリネット)、ネッド・マクゴワン(フルート)*
コロラド響、コロラド・バレエ、セントラル・シティ・オペラ、ミシシッピ
響などのクラリネット奏者を歴任したグレゴリー・オークスの無伴奏クラリ
ネット作品集。ブーレーズのアンサンブル・アンテル・コンタンポランでカ
ーネギー・デビューを果たしたというだけあり、近現代の無伴奏作品をしっ
かりと"音楽"として組み立てることが出来ている。

CRC 3023 \2080
ハウエル:フロム・ダークネス、ライトOp.1/ランド・オヴ・ストーンOp.3/
シャドウ・ワールズOp.2
エリカ・アルル(ピアノ)、メアリー・ジェーン・コープ(ピアノ)、
デイヴィッド・コープ(電子音楽)
アメリカの作曲家、作家、科学者デイヴィッド・コープ(1941-)が1990年に
製作したコンピューター・プログラム、「エミリー・ハウエル」が作曲した
作品集という少々ややこしい(?)内容。人間が組んだコンピューター・プロ
グラムが作曲した音楽。科学によって生まれた音楽に興味のある方はぜひ。




<STRADIVARIUS>
STR 33830 \2180
ルイス・デ・パブロ(1930-):
Los Novisimos(合唱と管弦楽のための;2003)(*)
Vendaval(管弦楽のための;1995)
マドリード州立合唱団(*)
マドリード州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)

STR 33838 \2180
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
Tema(12の楽器のための;1981)(*)
Flag(13の楽器のための;1987)(*)
Hot(ソプラノサクソフォンと6つの楽器のための;1989)(+)
Luci(G管フルートのための;1995)(*)
Rasch II(サクソフォン・クアルテット、ヴィブラフォン、
マリンバ、打楽器とピアノのための;1985)(#)
ロレンツォ・ミッサリア(フルート(*))
マリオ・マルツィ(サクソフォン(+))
イタリア・サクソフォン・クアルテット(#)
ディヴェルティメント・アンサンブル(*以外)
サンドロ・ゴルリ(指揮(*以外))

STR 33855 \2180
レスピーギ(1879-1936):歌曲集
霧(1906)/雪(1906)/涙(1896)/短い物語(1904)/舞踏への招待(1906)
ミランダ(1907)/夜想曲(1896)/光(1906)/コントラスト(1906)
憐れんでください、私の神よ
(J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV244 より/レスピーギ編曲)(*)
おじぎ草(1914/1915)
サラ・ミンガルド(アルト)
カルロ・ラーザリ(ヴァイオリン(*))
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

STR 33874 \2180
ハイドン(1732-1809):
フルート四重奏曲ニ短調「五度」Op.76 No.2
フルート四重奏曲ハ長調「皇帝」Op.76 No.3
フルート四重奏曲ニ長調 Op.76 No.5
モードゥス四重奏団
ロベルト・パッパレッテーレ(フルート)
クラウディオ・マッフェイ(ヴァイオリン)
ファブリツィオ・メルリーニ(ヴィオラ)
カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ)
おそらくハイドン自身によって弦楽四重奏曲からフルートと弦楽のための四重
奏に書き換えられ、1800年頃にボン(ドイツ)のジムロック社から出版された3作
品を収録。




<REGIS>
RRC 1340 \950
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ピアノ・ソナタ第1番嬰ハ短調 Op.11
リスト(1811-1886):
「巡礼の年第2年イタリア」から ダンテを読んで
エレーヌ・グリモー(ピアノ)

RRC 1341 \950
天からの声
デュリュフレ(1902-1986):
レクイエム Op.9/グレゴリオ聖歌による4つのモテット Op.10
ハウエルズ(1892-1983):
コレギウム・サンクティ・ヨハンニス・カンタブリジェンセ(1957)から
マニフィカト&ヌンク・ディミティス
レクイエム
ケンブリッジ・セントジョンズ・カレッジ聖歌隊

RRC 1343 \950
テレマン(1681-1767):
無伴奏オーボエのための12の幻想曲
「忠実な音楽の師」から オーボエと通奏低音のための組曲ト短調 TWV41:g5
ハインツ・ホリガー(オーボエ)

RRC 1348 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲 Op.33(*)
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(+)
交響的幻想曲「テンペスト」Op.18(#)
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ボロディン弦楽四重奏団、他(+)
ソヴィエト国立交響楽団(#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(#))
録音:1963年(*)/1965年(+)/1970年(#)

RRC 1349 \950
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
モスクワ放送交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1951年(リマスター:1990年)

RRC 1350 \950
グリーグ(1843-1907):ピアノ作品集
鐘の音 Op.54 No.6/子守歌 Op.38 No.1/蝶 Op.43 No.1
悲歌 Op.47 No.7/別れ Op.4 No.3/秘密 Op.57 No.4
祖国の歌 Op.12 No.8/郷愁 Op.57 No.6/小川 Op.62 No.4
即興的ワルツ Op.47 No.1/祖母のメヌエット Op.68 No.2
過ぎ去った日々 Op.57 No.1/小人の行進 Op.54 No.3
夏の夕べ Op.71 No.2/悲歌 Op.38 No.6/スケルツォ Op.54 No.5
孤独なさすらい人 Op.43 No.2/小妖精 Op.71 No.3/夜想曲 Op.54 No.4
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1351 \950
カリンニコフ(1866-1901):交響曲第1番ト短調(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「貴族夫人ヴェーラ・シェロガ」序曲(+)
ロシアの主題によるシンフォニエッタ Op.31(+)
ロシアの主題による序曲 Op.28(1866/1879-1880改訂)(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1975年(*)/1985年(+)

RRC 1352 \950
ムソルグスキー(1839-1881):
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)(*)
歌曲集「死の歌と踊り」(+)
「カルスの奪回」から 凱旋行進曲(#)
はげ山の一夜(リムスキー=コルサコフ編曲)(**)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1974年(*)/1989年(+/#)/1963年(**)

RRC 1353 \950
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第3番イ短調 Op.44(*)
幻想曲「岩」Op.7(+)
スケルツォ(1887;P・ラム校訂)
オペラ「アレコ」から(+)序奏,女たちの踊り,間奏曲,男たちの踊り
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1968年(*)/1973年(+)

RRC 1354 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
12のピアノ小品 Op.4
ロマンス ヘ短調 Op.5
ワルツ=スケルツォ イ長調 Op.7
奇想曲変ト長調 Op.8
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1355 \950
リチャード・デリング(1580頃-1630):ラテン語モテット集
Julbilate Deo universa terra / Sancta et immaculata virginitas
Vulnerasti cor meum / Hei mihi! Domine / Surge amica mea
O Crux ave / Te laudamus.. O Beata Trinitas / Jesu decus angelicum
Quem vidistis, pastores? / Panis angelicus / Quam pulchra es amica mea
O vos omnes / Quae est ista, quae ascendit / Adjuro vos filiae
Ardens est cor meum / Paratum cor meum / Cantate Domino
Factum est silentium
ケンブリッジ・クレア・カレッジ礼拝堂聖歌隊
マーティン・ポープ(キタローネ)
ピーター・クレメンズ(オルガン)
ティモシー・ブラウン(指揮)

RRC 1356 \950
ラヴェル(1875-1943):2台のピアノのための作品集
スペイン狂詩曲
序奏とアレグロ
耳で聴く風景 から 鐘の鳴る中で
シェヘラザード(夢幻劇への序曲)
口絵(五手のための)
ラ・ヴァルス
スティーヴン・クームズ、クリストファー・スコット(ピアノ)

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10-07 No.25-1

2010年07月21日 17時51分16秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0700(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヴェルディ:「オテロ」(全曲)
サイモン・オニール(T オテロ) ジェラルド・フィンリー(Bs-Br イヤーゴ) 
アラン・クレイトン(T カッシオ) ベン・ジョンソン(T ロデリーゴ) 
アレクサンドル・ツィンバリュク(Bs ロドヴィーコ)
マシュー・ローズ(Bs モンターノ) ルーカス・ヤコブスキ(Bs 伝令) 
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S デズデモナ)
エウフェミア・トゥファーノ(S エミーリア)
ロンドン交響合唱団 ジョセフ・カレン(合唱指揮) ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指)
*イタリア語歌唱
録音:2009年12月3&6日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ジョナサン・ストー
クス & ニール・ハッチンソン
長年にわたるイギリス音楽の普及と若い世代に向けた音楽教育の関わりへの
多大なる貢献が認められ、女王陛下より2009年度のクィーンズ・メダル・フォ
ー・ミュージックを叙勲されたコリン・デイヴィス。LSO Live 2010/11年シー
ズン最初のリリースは、ヴェルディの「オテロ」。その晴れがましいニュース
が初めて公表された機会に、巨匠率いるLSOによってコンサート形式で上演さ
れたプログラムです。





<Phil.harmonie>
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが結成した様々なアンサンブ
ルや、ベルリンで活躍する音楽家の演奏を中心にリリースするベルリン発のレ
ーベル[Phil.harmonie]の取り扱いをはじめます。第1弾5タイトルのご案内です。

PHIL 06003 \2080
ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548
(2)チェロ協奏曲 ロ短調 RV 424
(3)ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 イ短調 RV 397
(4)「四季」
ライナー・クスマウル(Vn)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、ヨナタン・ケリー(Ob)
ベルリン・バロック・ゾリステン【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
ゾルタン・アルマジ(Vn)、町田琴和(Vn)、ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、
リューディガー・リーバーマン(Vn)、ベルンハルト・フォルック(Vn)、
ライマー・オルロフスキー(Vn)、クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ターニャ・クリスト(Va)、ヴァルター・キュッスナー(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、クラウス・シュトール(コントラバス)、
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc/ RV 548のみ)、
ラファエル・アルパーマン(Cemb)】
録音:【四季/1998年9月】【RV 424, RV 397/2004年6月】
【RV 548/2009年9月】
イエス・キリスト教会(ベルリン)
このグループに対して「アンサンブルの妙」という言葉はあまりにもありき
たりかもしれませんが、やはり素晴らしいメンバーが集結したベルリン・バ
ロック・ゾリステンの奏でるハーモニーはひときわ輝きを放っているといえ
るでしょう。四季の音源は以前CD化されていたものですが、いまや入手困難
となっており、めでたくここに収録されたもの。他の協奏曲はすべてCD初登
場、ソリストもアンサンブルも直球勝負の心地よい演奏を展開しています。

PHIL 06001 \2080
ラヴェル:クープランの墓
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
ムソルグスキー:展覧会の絵
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
(ヴォルフガング・レンツ編)
アンサンブル・ベルリン【町田琴和(Vn)、クリストフ・フォン・ナーメル(Vn)、
マルティン・フォン・ナーメル(Vla)、ヴェロニカ・パッシン(Vla)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、ウルリヒ・ヴォルフ(Cb)、
パーミン・グレール(Fl)、クリストフ・ハルトマン(Ob)、
ギュンター・フォルストマイヤー(Cl)、フランツ・ドラクシンガー(Hrn)、
マリオン・ラインハルト(Fg)】
録音:2006年10月/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
アンサンブル・ベルリンによる「クープランの墓」、「展覧会の絵」の登場。
このアンサンブルの編成にあわせた編曲を手掛けたのは、アウグスブルク・
フィルハーモニー管弦楽団のオーボエ奏者ヴォルフガング・レンツ。彼は、
長年の奏者としての経験を活かしながら、アンサンブル・ベルリンのために
これらの作品の編曲を手掛けました。他にシューベルトの歌曲集やシューマ
ンのピアノ曲などを違う編成に編曲しています。
「クープランの墓」では、ラヴェル自身の管弦楽編曲版では除かれた「フー
ガ」「トッカータ」の楽章が含まれているのがポイント。各楽器の音色も声
部間の受け渡しも見事、急速なトッカータでは各楽器の一音一音の発音が極
めてクリアで、この作品をピアノで学んでいる方には曲の新しい側面を発見
できるかもしれません。
「展覧会の絵」は、冒頭「プロムナード」の有名なファンファーレがクラリ
ネットで登場。続く各曲も楽器選択の妙が活きており、ラヴェル編の大規模
なものとは一味違い、和音進行や曲の雰囲気を親密な雰囲気で楽しめます。
管弦楽というより室内楽といったほうがぴったりくるかもしれない、興味深
いものとなっております。メンバー全員の力の均整もとれていて、しかもそ
のレベルが高いことを実感できる、文句無しの出来栄えといえるでしょう。

PHIL 06005 \2080
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」(ドイツ語)
コリヤ・ブラッハー(Vn)、ドミニク・ホルヴィッツ(語り)
アレクサンデル・バーデル(Cl), マルクス・ヴァイドマン(Fg),
ガボール・タルケヴィ(Tp), クリストハルト・ゲスリング(Trb),
ペーテル・リーゲルバウアー(Cb), ヤン・シュリヒテ(Perc)
録音:2009年12月/スタジオP4(ベルリン)
コリヤ・ブラッハー率いる「兵士の物語」の登場。ストラヴィンスキーによ
るドライなリズムで書かれたアンサンブルを、ベルリン・フィルの首席トロ
ンボーン奏者と首席トランペット奏者をはじめ、豪華メンバーが奏でます。
語りのホルヴィッツは、舞台俳優として活躍する傍ら映画出演(スターリン
グラード)なども果たしている実力派。生き生きと台詞まわしに情景感たっ
ぷり。ストラヴィンスキーのドライな世界を完璧な技術で奏でています。

PHIL 06004 \2080
シュールホフ:
(1)フルート、ヴィオラ、コントラバスのためのコンチェルティーノ(小協奏曲)
(1925年)WV.75
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、ヴァルター・キュッスネル(Vla)、
クラウス・シュトル(Cb)
(2)フルート・ソナタ WV 86
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、占部由美子(Pf)
(3)弦楽六重奏曲
ベルリン弦楽六重奏団【リュディゲル・リーベルマン(Vn), ベルンハルト・
ハルトーク(Vn)、ヴァルター・キュッスナー(Vla),マシュー・ハンター(Vla)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、アンスガル・シュナイダー(Vc)】
録音:(1)2009年10月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
(2)2009年12月(Musikhochschule Muenchen)
(3)2009年6月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
アンサンブルの妙が魅力のシュールホフ作品集。(1)のコンチェルティーノで
は、各人の巧さが際立ちます。(2)のフルート・ソナタは占部由美子の確かな
ピアノが光ります。ベルリン・フィルのメンバーが大半を占めるベルリン弦
楽六重奏団による(3)の弦楽六重奏曲では、ベルリン・フィル首席チェロ奏者
ゲオルク・ファウストがアンサンブルを引き締めています。

PHIL 06002 \2080
シューマン:(1)「詩人の恋」op.48 (2)「リーダークライス」op.39
マルティン・シュテーグナー(ヴィオラ)、高橋朋子(ピアノ)
録音:(1)2007年12月 (2)2009年3月
ベルリン・フィルのヴィオラ奏者マルティン・シュテーグナーと、ベルリン
在住のピアニスト高橋朋子による、シューマン歌曲の編曲版。歌曲よりも雄弁
に歌詞の内容が豊かに立ち上るようで、ヴィオラとピアノのハーモニーに身も
心もとろけてしまいそうです。




<WAON RECORDS>
WAONCD 180 \2080
J.S.バッハ:トランスクリプション集
(1)ソナタ イ短調 BWV 965(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス” パル
ティータ1番からの編曲
(2)コンチェルト ニ長調 BWV 972(A.ヴィヴァルディ op.3-9からの編曲)
(3)フーガ 変ロ長調 BWV 954(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス”
パルティータ2番からの編曲)
(4)ソナタ 短調 ニ短調 BWV 964(ヴァイオリン・ソナタBWV 1003からの編曲)
三和睦子(チェンバロ)
(使用楽器:アンソニー・サイディー/2005年パリ、アンソニー・サイディー
フレデリック・バル製作、アンンリ・エムシュ 1751年モデル)
録音:2008年
パリ在住の気鋭のチェンバロ奏者、三和睦子のデビュー・アルバム。バッハ
が修行時代から敬愛していたラインケンの室内楽やヴァイマール時代に流行
したヴィヴァルディの協奏曲、ケーテン時代の自作の無伴奏ヴァイオリン・
ソナタを独奏鍵盤のために編曲したものが収められた興味深い内容です。三
和の演奏は、独特の間の取り方、独特の溜めなど、随所に魅力が輝いていて、
聴く人の心に不思議とフィットするもの。涙がこぼれるような装飾音が美し
いラインケンの作品、ヴィヴァルディ作品の華やかな和声など、バッハの編
曲の妙を三和の変幻自在のセンスのきらめきが浮かび上がらせます。




<C major>
70 2104(Blu-ray) \5180
70 2008(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏
ヘンデル:「アドメート」
ティム・ミード(CT アドメート)
マリー・アーネット(S アルチェステ)
ウィリアム・バーガー(Br エルコレ)
アンドルー・ラドリー(CT オリンド)
ダヴィド・ベイツ(CT トラジメーデ)
カースティン・ブレーズ(S アンティゴナ)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Br メラスペ)
ニコラス・マッギガン(指)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
演出:ドリス・デーリエ
装置,衣装:ベルント・レペル
マム・ダンス・シアター
振付:遠藤公義
「アドメート」は1727年にヘンデルがロンドンで発表したオペラ。基本はギリ
シャ神話で貞淑な妻として有名なアルケースティスの物語。瀕死のアドメート
王の命を救おうと、王妃アルチェステが身代わりに冥界に降りるが、英雄エル
コレ(=ヘラクレス)によって地上に連れ戻される。しかし今度はアドメートの
前の婚約者アンティゴナが現れ、関係がこじれる、というもの。
このギリシャ神話の世界を、ドイツの映画監督ドリス・デーリエは「和テイス
ト」で彩っています。アドメートはお侍さん風、アルチェステは始め花魁風、
エルコレは無双の力士(ちゃんと四股も踏みます)。またどう見ても「リング」
の貞子のような黙役も重要な役回り。デーリエは小津安二郎の大ファンで、
「東京物語」のリメイク「HANAMI」という映画を作っているほど日本好きなの
です。そこでドイツで活躍する舞踏家、遠藤公義とマム・ダンス・シアターの
舞踏を活用し、日本の要素を多く取り入れた幻想的な舞台を作り上げたわけで
す。あくまで幻想的な舞台作りが基本で、日本人からすればツッコミどころた
くさんなものの、しかし「アドメート」の物語を舞台化する上ではたいへん成
功しており、美しい舞台は絶賛されました。
歌手は、日本で「リナルド」のタイトルロールを歌って絶賛されたティム・ミ
ードのアドメート、スウェーデン出身で、兵庫で佐渡裕プロデュースの「魔
笛」でパミーナを歌った今人気急上昇のソプラノ、マリー・アーネットのアル
チェステ、英国のバリトンで幅広いレパートリーで活躍するウィリアム・バー
ガーのエルコレ、米国のソプラノでバロック音楽で高い評価を得ているカース
ティン・ブレーズなど、若い実力派が多数。そしてヘンデルのスペシャリスト
として1991年以来ゲッティンゲンのヘンデル音楽祭の音楽監督を務めるニコラ
ス・マッギガンの筋金入りの音楽が上演全体をビシッと引き締めています。
HD収録の映像の美しさも特筆。DVDは2枚、Blu-Rayは1枚に収録しています。




<Musicaphone>
M 56915 \2080
マーラー(1860-1911)/ヘルマン・ベーン(1859-1927)編曲:
交響曲第2番 ハ短調「復活」(1888-1894)の2台ピアノ版(1895)
クリスティアーネ・ベーン、マティアス・ヴェーバー(Pf)
ダニエラ・ベヒリー(Sp)イリス・フェアミリオン(At)
ハルヴェステフーダー室内Cho
クラウス・バンツァー(指揮)
第1楽章の前身の「葬礼」が交響詩として作曲されたのが1888年のライプツィ
ッヒ。その後、ハンブルク時代の1893年-1894年にかけて「葬礼」の改定と他
の楽章の作曲がされた。声楽が入らない第3楽章までは1895年3月4日、ベルリ
ンでマーラーにより初演。全曲は同年12月13日、ベルリンでマーラーによって
初演された。フルスコアの出版の1897年に先立つ1895年にこの2台ピアノ版が、
当時ワーグナー作品も2台ピアノ用に編曲していたヘルマン・ベーンによりな
され出版された。ベーンはハンブルク出身でラインベルガー、ブルックナーに
学びマーラーのハンブルク時代の友人。この編曲はマーラーからも高く評価さ
れブルックナーの7番も2台Pfに編曲している。クリスティアーネ・ベーンは編
曲者の末裔。フェアミリオンはノリントン盤(93.166)でも名唱を聴かせてくれ
ております。
ピアノ版のマーラー交響曲が実に興味深いのはワルター、ツェムリンスキーら
による編曲でも証明済みで、ここに新たに「復活」が声楽パート付きで発売さ
れるのはマーラー・イヤーを寿ぐのにふさわしいものと申せましょう。

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10-07 No.25-2

2010年07月21日 17時50分20秒 | Weblog
<Dynamic>
DYNDVD 33608(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ブリテン:「ヴェニスに死す」
マーリン・ミラー(T グスタフ・フォン・アッシェンバッハ)
ラツェク・フランソワ・ビタール(CT アポロの声)
スコット・ヘンドリックス(Br 旅人,ほか)
サブリナ・ヴィアネッロ(S 苺売り,ほか)
アレッサンドロ・リガ(タジオ)
ほか
ブルーノ・バルトレッティ(指)
フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振付:ゲオルゲ・イアンク
収録:2008年6月
ブリテンのオペラの中でも、トーマス・マン原作の「ヴェニスに死す」は有名
なもので、録音も多々あるものの、意外なことに映像はこれまで劇場でのライ
ヴがありませんでした。このDVDは、物語の舞台であるヴェネツィアの、フェ
ニーチェ劇場でのライヴ。演出はイタリアの巨匠ピエール・ルイージ・ピッ
ツィ。鮮やかな色彩使いに定評のあるピッツィですが、ここではあえて風光
明媚なはずのヴェネツィアを薄暗い街に仕立て、アッシェンバッハの心情を
表に引き出すことで非常に印象的な舞台を作ることに成功しています。重要
なアッシェンバッハには、米国のテノール、マーリン・ミラー。非常に広い
レパートリーを誇る器用なテノールで、ブリテンでは2001年のエクサン・プロ
ヴァンス音楽祭でのリュック・ボンディ演出による「ねじの回転」でピーター
・クイントを歌い、絶賛されました。狂言回し的に様々な場面に登場する旅
人他多数の役を受け持つのは、米国テキサス州サンアントニオ出身のバリト
ン、スコット・ヘンドリックス。演技力に定評のある人だけに、存在感が抜
群です。指揮はイタリアオペラ界の最長老ブルーノ・バルトレッティ。収録
当時82歳の巨匠が、奥行き深いブリテンを生み出しています。HD収録。

CDS 661 \1950
ヴェルディ:ソプラノとバリトンの二重唱集
「ナブッコ」-アビガイッレとナブッコの二重唱
「ジョヴァンナ・ダルコ」-ジョヴァンナとジャコモの二重唱
「ルイーザ・ミラー」-ルイーザとミラーの二重唱
「トラヴィアータ」-ヴィオレッタとジェルモンの二重唱
「シモン・ボッカネグラ」-マリアとシモーネの二重唱
「アイーダ」-アイーダとアモナズロの二重唱
アマリッリ・ニッツァ(S)
ロベルト・フロンターリ(Br)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オストラヴァ・ドヴォルザーク劇場管弦楽団
録音:2009年4-10月
ヴェルディのオペラでソプラノとバリトンの二重唱といえば、多くは父親と娘
のもので、しかもそこに複雑な感情が絡む場面になりがち。それだけ名場面が
多いということにもなります。このCDには、「ナブッコ」,「ジョヴァンナ・
ダルコ」,「ルイーザ・ミラー」,「トラヴィアータ」,「シモン・ボッカネ
グラ」,「アイーダ」の6つのオペラから二重唱を収録。来日も多数のミラノ
出身のソプラノ、ニッツァと、新国立劇場やウィーン国立歌劇場来日公演など
でなじみの深いローマ生まれのバリトン、フロンターリが、充実した歌を聞か
せてくれます。



<BONGIOVANNI>
GB 2447 2枚組 \4360
マスネ:「マグダラのマリア」
ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(S マリア)
ラウラ・ブリオーリ(Ms マルト)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T イエス)
コッラード・カッピッタ(Br ユダ)
ダニエレ・アジマン(指)
アブ・アルモニアエ交響楽団,
アブ・アルモニアエ合唱団
録音:2009年10月4日,カラヴァッジョ(ライヴ)
「エーヴ」(GB 2442)に続くマスネの珍しい声楽大作の録音。「マグダラのマ
リア」は1873年に初演されたオラトリオ。マスネが「ラホールの王」で大成功
を勝ち取るのが1877年のことですが、「マグダラのマリア」はそれより前のマ
スネの作品で最も成功した作品です。イエスとの出会いから、磔、復活までが
物語られています。聖書に題材をとりながらも、マスネらしい官能性があり、
「タイス」を思わせる音楽もあちこちにある、魅力的な作品です。イタリア
のベテラン、ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニを軸にした演奏です。

GB 1215 \2180
ロッシーニ:
「幸せな間違い」,「アルジェのイタリア女」,「セビリアの理髪師」,
「チェネレントラ」,「オリー伯爵」
ペルゴレージ:「奥様女中」
パイジェッロ:「ドン・キショッテ」,「ソクラテス気取り」
チマローザ:「思いがけない結婚」,「落胆した信じやすい男」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ルイージ・リッチ:「ピエディグロッタの祭り」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ケルビーニ:「ポルトガルの宿」
グノー:「フィレモンとボーシス」(イタリア語)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
からのアリア,場面
パオロ・モンタルソロ(Bs)
録音:1952-1982年(ライヴ)
1950年代から1980年代まで長きにわたってバッソブッフォとして活躍したパオ
ロ・モンタルソロ(1925-2006)のライヴ録音集。お得意のロッシーニを中心に、
「ドン・ジョヴァンニ」のカタログの歌のような有名なもの、さらには極めて
珍しいオペラのアリアも含まれています。

GB 1214 \2180
16のレオンカヴァッロ「道化師」のプロローグ
ティッタ・ルッフォ(1877-1953) パスクワーレ・アマート(1878-1942) 
ドメニコ・ヴィリオーネ・ボルゲーゼ(1877-1957)
リッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955) 
ローレンス・ティベット(1896-1960) カルロ・ガレッフィ(1884-1961)
 マリオ・バジョーラ(1892-1965) 
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(1914-2007) ジーノ・ベキ(1913-1993)
レナード・ウォーレン(1911-1960) パオロ・シルヴェーリ(1913-2001) 
ティト・ゴッビ(1913-1984)
ロバート・メリル(1917-2004) カルロ・タリアブエ(1898-1978)  
アルド・プロッティ(1920-1995)
マリオ・デル・モナコ(1915-1982)
録音:1912-1958年
BONGIOVANNIで好評の「名歌手アリア聞き比べCD」、今回はレオンカヴァッロ
「道化師」の冒頭でトニオが歌う印象的な「よろしいですかな?」。1912年の
ルッフォから1958年のプロッティまで、様々な録音から名バリトンの歌が集め
られています。そして最後に、テノールなのにこのアリアを得意にしたデル・
モナコで、計16種類。マニアにはたまらない内容です。

GB 5164 \2180
ガルッピ:チェンバロ・ソナタ集
ソナタ ト長調
ソナタ へ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ 変ホ長調
ソナタ ト長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ ニ長調
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2009年11月
18世紀のヴェネツィアの作曲家バルダッサーレ・ガルッピ(1706―1785)は、
100曲を越す膨大なチェンバロ(もしくはピアノ)・ソナタを作曲しました。こ
のCDにはそのうち10曲を収録。いずれもバロックから古典派へと変わり行く時
代の作風が感じられます。マリア・クロティルデ・シエーニは、イタリアのベ
テラン・チェンバリスト。上品な響きがガルッピに合っています。

GB 5166 \2180
ムファット:トッカータ第10番
コレア・デ・アラウホ:ティエント第29番,ティエント第16番
キルシェンバウム:ヴィヴァーチェ
パーセル:ダブル・オルガンのためのヴォランタリー ニ短調 Z.719
パッヘルベル:
トッカータ ニ短調
コラール「ああ神よ、天からご覧ください」
コラール「われらの救い主イエス・キリスト」
バッハ:
協奏曲 ハ長調 BWV976
コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.663
コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.737
前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
カンドッティ:シンフォニア第22番 Op.142
オーレン・キルシェンバウム(Org)
録音:2009年4月
2009年に行われた第2回バッソ・フリウーリの歴史的オルガン、国際オルガン
・コンクールで優勝した、イスラエルのオルガニスト、オーレン・キルシェン
バウムの記念録音。キルシェンバウムは1982年生まれで、テルアヴィヴで学ん
だ後、現在はスイスで活動している。

GB 5165
ルイージ・ヴェルディ:「詳細と小片」
ダニエレ・ブッチョ(P)
録音:2010年,ボローニャ
ルイージ・ヴェルディは1958年生まれの作曲家。「詳細と小片」はピアノのた
めの69の小品集で、緻密に計算されて書かれた作品で、メカニカルな快感に浸
れます。題名は、「詳細 dettagli」と「切れ端 ritagli」の語呂合わせ。




<IDIS>
IDIS 6599 \1650
マーラー:交響曲第9番
ジョン・バルビローリ(指)
RAIトリノ交響楽団
録音:1960年11月25日
ジョン・バルビローリのマーラーはたいへん人気があり、近年ライヴ録音もい
ろいろ発掘されています。このCDには、1960年にRAIトリノ放送交響楽団を指
揮した演奏を収録。有名なEMIのベルリンフィル盤よりテンポも早く英独のオ
ーケストラとは違った面白さがあります。

IDIS 6598 \1650
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ルドルフ・ゼルキン(P)
フランコ・カラッチョーロ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(Op.73)
録音:1958年6月,ナポリ(Op.73),1957年5月,ルガーノ(Op.57)
名ピアニストルドルフ・ゼルキンが1958年6月にイタリア楽旅した折にローマ
とナポリで演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲集、これで全5曲完結です。
第1番と第4番の第1集がIDIS 6595、第2番と第3番の第2集がIDIS 6597。
「皇帝」は、第1番、第3番と同じく1958年6月のナポリでの録音。「熱情」は、
1957年5月のルガーノでのリサイタルから。どちらも50台半ばのゼルキンの素
晴らしい演奏です。

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10-07 No.24

2010年07月19日 18時13分30秒 | Weblog
<Opus Arte DVD>
OA 1027(DVD-Video) \4550
OA 7060BD(Blu-ray) \5480
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
アンドリス・ネルソンス指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 1034(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7070BD(Blu-ray) \5480
ベルク:歌劇「ルル」
アントニオ・パッパーノ指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 7069BD(Blu-ray) \5480
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」
フィリップ・ジョルダン指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2008



<OTTO GALLO>
OG 0307 \2450
フアン・ブラス・デ・カストロ(1561-1631):ポリフォニー作品全集
Desde las torres del alma / Del cristal de Mancanares
Estabase el aldeana / Porque alegre venga el Sol / Si tus ojos divinos
Ansares y Menga / A coronarse de flores / Ya no les pienso pedir
Sale la blanca aurora / Para todos alegres / Si a la fiesta de San Juan
Entre dos alamos verdes / Tus imbidias me hablan
Ojos negros que os mirais / Alamos del soto, adios
Desiertos campos, aboles sombrios / Tienes nina en tus ojos
Que hermosa fueras, Belilla / Desata el pardo o(c)tubre
Tan triste vivo en mi aldea
カンタール・アラ・ヴィオラ
ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)
フェルナンド・マリン(ビウエラ・ダルコ[弓奏ビウエラ]、リラ・ヴィオル)
録音:2007年2月、ダロカ(スペイン)、聖ミゲル教会
フアン・ブラス・デ・カストロはバラチナ(サラゴサとテルエルの中間にある
町)に生まれたスペインの歌手・ビウエラ奏者・作曲家。1592年からアルバ・
デ・トルメスのアルバ公爵家の宮廷に仕え、そこで劇作家・詩人ロペ・デ・ベ
ガ(1562-1635)と知り合い生涯親交を結びました。アルバ・デ・トルメスを去
った後は王家をはじめスペイン各地の宮廷に招かれ、マドリードで没しました。
残念なことに1734年のマドリードのアルカサル(王城)の火災で700曲を超える
楽譜が失われたため、現在に伝わる彼の作品はごくわずかしかありません。当
アルバムに収録された作品のうち、おそらく13曲がロペ・デ・ベガ作のテキス
トに拠っています。
カンタール・アラ・ヴィオラはヨルダン生まれのアメリカ人ソプラノ、ナディ
ーヌ・バルベイジとスペインのヴィオル奏者フェルナンド・マリンによるデュ
オ。「ロバート・ジョーンズ:歌とエア集第2巻」(La Ma de Guido, LMG 2090)
が好評を得ましたが、その約1年前に録音されたのがこのアルバム。3声または
4声で書かれた作品を独唱とヴィオル系楽器の組み合わせで巧みに聴かせます。
自主制作に近い商品と思われ、今後の供給が安定しない可能性が考えられます
ので、お早目のご注文をお勧めいたします。
ディジパックの内側にやや不自然な糊付けがあり、開く際に一部が傷付く可能
性がございます(ディスク、ブックレットへの影響はございません)が、不良品
対応・交換品のご対応はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。




<TECNOSAGA>
KPD 10.914 \2180
ジュディス・コーエン
語れ、トルバドゥールよ! 中世のモノフォニー
不詳:Ecce Tempus Gaudii(13世紀)
不詳:Dized, Ay Trobadores(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第260番)
ベアトリス・デ・ディア:A Chantar M'er(13世紀、プロヴァンス)
不詳:Non Sofre Santa Maria(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第159番)
マルティン・コダス:Quantas Sabedes Amar
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Dela La Riviere(1500頃)
不詳:Marie-Talon(ケベック)
不詳:Bele Doette(13世紀、フランス)
不詳:La Sexte Estampie Real(13世紀、フランス)
ジュアン・エラルス:Au Temps Pascors(13世紀、フランス)
マルカブル:L'autrier Jost'una Sebissa(12世紀、プロヴァンス)
口承曲:Rufina(ジュディス・コーエン記譜)
マルティン・コダス:Mia Yrmana Fremosa
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Com'a Gran Pesar(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第341番)
不詳:A Qui Dir'elle Sa Pensee(1500頃、フランス)
口承曲:La Vielle Fille(フランス、アンジュ)
不詳:Ara Lausetz(13世紀、カタルーニャ)
ジュディス・コーエン
(歌、中世弓奏ビウエラ、アラブ・リュート、リコーダー、打楽器)
タマール・コーエン・アダムス、他(伴唱)
録音:1993年6月、マドリード、ラ・ウニダード・モビル・スタジオ
(代理店に少量入荷いたしました)




<DIAL DISCOS>
未案内旧譜
一部のお店様にご案内済みの商品もございます。外装・本体の規格番号表示は
「95019」のような数字列のみですが、冒頭に「DIAL」を付して管理いたしま
す。

●Diapason シリーズ
DIAL 95019 \2250
吹奏楽によるサルスエラ名曲集
チュエカ:「水、カルメラと焼酎」から パソドブレ
セラノ:「旅籠屋『猫』」から 間奏曲
チャピ:「歩兵の鼓手」から パソドブレ
セラノ:「モーロ人とキリスト教徒」から 幻想曲
グラナドス:「ゴイェスカス」(オペラ)から 間奏曲
ビベス:「マルハ」から 第2幕前奏曲
ペネリャ:「山猫」から パソドブレ
ルナ:「風車小屋」から 間奏曲
ビベス:「ドニャ・フランシスキタ」から ファンダンゴ
ベルト:「口づけの伝説」から 間奏曲
モレノ・トロバ:「ルイサ・フェルナンダ」から マズルカ
グリディ:「カセリオ亭」から 第2幕前奏曲
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚」から 間奏曲
バンダ・プリミティバ・デ・リリア(吹奏楽)
ラモン・ラミレス・ベネイト(指揮)
録音:1997年7月18-19日、リリア
バレンシア近郊の町リリアに本拠を置くバンダ・プリミティバ・デ・リリアは
1819年に創設されたスペイン現役最古の吹奏楽団。

DIAL 95056 \2250
ギターとピアノ
アントン・ディアベッリ(1781-1858):華麗な大ソナタ
グラナドス(1867-1916)/デルフィン・クルメ編曲:スペイン舞曲集 から
第3番ニ長調,第4番(ビリャネスカ),
第6番ニ長調(アラゴネサ),第10番ト長調
フランシスコ・クエンカ(1964-):ダマスコ(私の母カルメンのために)
デルフィン・クルメ(1946-):Semioesferas
デュオ・クエンカ
フランシスコ・クエンカ(ギター)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
ギターとピアノという組み合わせが珍しいスペインの兄弟デュオ。
2001年頃発売。

DIAL 95063 \2250
アンダルシアの香り ギターとピアノ
フランシスコ・タレガ(1852-1909)/井上勝仁(1962-)編曲:
アルハンブラの思い出
フランシスコ・クエンカ(1964-):タランタ
ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」から 愛の戯れの踊り
アルベニス(1860-1909)/井上勝仁(1962-)編曲:
グラナダ/コルドバ/セビリャ
フランシスコ・クエンカ:アビラ/鎌倉
フランシスコ・クエンカ(ギター)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
ブックレットの解説はギタリスト手塚健旨(てづかたけし)氏による日本語オリ
ジナルで、それがスペイン語と英語に翻訳された3ヶ国語仕様。2005年頃発売。


●Doblon シリーズ
DIAL 96055 \1650
スペインの音楽
トゥリーナ(1882-1949):
5つのジプシー舞曲(第1集)Op.55/5つのジプシー舞曲(第2集)Op.84(*)
感傷的なアンダルシアの女(独白)(*)/ファンダンギリョ(+)/セビリャーナ(+)
グラナドス(1867-1916):アンダルサ(+)
アルベニス(1860-1909):
入江のざわめき(マラゲニャ)(+)/アストゥリアス(伝説)(+)
コルドバ(+)/セビリャ(+)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(*))
フランシスコ・クエンカ(ギター(+))
録音:1992年10月3日、11月6-7日

DIAL 96073 \1650
ファリャ(1876-1946):
バレエ「恋は魔術師」(*)
交響的印象「スペインの庭の夜」(+)
ジャン・マデイラ(メゾソプラノ(*))
ウィーン交響楽団(*)
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮(*))
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ(+))
ウィーン・プロ=ムジカ交響楽団(+)
ハンス・スワロフスキー(指揮(+))
LP時代の音源。AAD。1994年頃CD発売。解説書は付いておりません。

DIAL 96165 \1650
ピアノとギターによるスペイン・リサイタル
アントニオ・ソレル(1729-1783):3つの小品
メヌエット(変奏曲 I&II),アンダンテ,アレグロ
グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 から オリエンタル,アンダルサ
ファリャ(1876-1946):奇想的ワルツ/バレエ「三角帽子」から 粉屋の踊り
ミゲル・アンヘル・グティエレス(1958-):孤独
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):アランフエス協奏曲 から アダージョ
フロレス・チャビアノ(1946-):民謡組曲
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
フランシスコ・クエンカ(ギター)
1995年頃発売。

DIAL 96167 \1650
オルゴールによる生粋のマドリード音楽
マルキナ:エスパニャ・カニ  ブレトン:パロマの前夜祭
ララ:マドリード  サン・フアン/フレイレ:マドリードの学生楽団
民謡:サパテアド  ペネリャ:山猫
チュエカ:水、カルメラと焼酎  F・アロンソ:ピチ
J・L・デ・アンドレス・M/J・F・ゴンサレス・ガラン:道のトゥナ
民謡:ラ・カニャ
解説が付いていないので詳細がわかりませんが、オルガニリョと呼ばれる手回
し式オルゴールを再生・録音したものと思われます。1995年頃CD発売。AAD。

DIAL 96367 \1650
ギターとピアノによるスペイン音楽コンサート
ボッケリーニ(1743-1805):序奏とファンダンゴ(*/+)
アントニオ・ソレル(1729-1783)/フランシスコ・クエンカ(1964-)編曲:
協奏曲第1番ハ長調(*/+)
ファリャ(1876-1946):夜想曲(+)/アンダルシアのセレナード(+)
フランシスコ・クエンカ:エボカシオン、フーガとタランタ(*)
アンドレス・セゴビア(1893-1987):光のない練習曲(*)
マヌエル・サウメル(1817-1870)/フロレス・チャビアノ(1946-)編曲:
5つのコントルダンス(*/+)
ミゲル・アンヘル・グティエレス(1958-):3つのバラ(フラメンコ幻想曲)(*/+)
ランシスコ・クエンカ(ギター(*))
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(+))
発売:1997年頃

DIAL 96744 \1650
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):
アランフエス協奏曲(*)
ある貴紳のための幻想曲
(クエンカ兄弟編曲、ギターとピアノのための版)(+)
ヨゼフ・ザプカ(ギター(*))
スロヴァキア室内管弦楽団(*)
ボフダン・ヴァルハル(指揮(*))
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(+))
フランシスコ・クエンカ(ギター(+))
2005年頃発売。解説書は付いておりません。

DIAL 96746 \1650
マドリードのオルガニリョ
チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」から ワルツ
ブレトオン:サルスエラ「ラ・ドロレス」から ホタ
アロンソ:ピチ(チョティス)
バルタ:マドリードのばら(チョティス)
アロンソ:ロス・ナルドス(パソドブレ)
モスタソ:ミ・ハカ(パソドブレ)
ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」から マズルカ
ララ:マドリード(チョティス)
モレノ・トロバ:サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」から マズルカ
チュエカ:サルスエラ「水、カルメラと焼酎」から パソドブレ
パディリャ:エル・レリカリオ(パソドブレ)
ペネリャ:サルスエラ「山猫」から パソドブレ
オルガニリョとはスペイン語で呼ばれる手回し式オルガンやオルゴールを指す
言葉。これはマドリードで流行した曲をオルゴール再生・録音したもののよう
です。2005年頃CD発売。ADD。解説書は付いておりません。

●Nevada シリーズ 解説書は付いておりません。
DIAL 99040 2枚組 \1880
サルスエラ管弦楽名曲集
チュエカ:「グラン・ビア(大通り)」、「水、カルメラと焼酎」(*)、
カバリェロ:「巨人と大頭」、グリディ:「カセリオ亭」、
バルビエリ:「ラバピエスの床屋」、セラノ:「忘却の歌」、
チャピ:「人騒がせな娘」(*)、「擲弾兵の太鼓」(*)、
ビベス:「ボヘミアン」(*)、ブレトン:「パロマの前夜祭」(*)、
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚式」(*)、「ラ・テンプラニカ」(*)から
交響楽団
ラファエル・イバルビア(指揮(*))
(*)(CD-2)はステレオ、他(CD-1)はモノラル。ADD。2001年頃CD発売。

DIAL 99085 2枚組 \1880
スペイン・ギター音楽名曲集
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛辞
ファリャ:隣人の踊り/代官の踊り/粉屋の踊り
ソレール:ソナタ ホ長調/ソナタ ト長調/ソナタ ニ長調
ソル:序奏、主題と変奏曲 Op.9
ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.43 から 第5曲,第6曲
タレガ:マリア(ガヴォット)/ムーア風舞曲/ワルツ ハ長調(パキト)
神成理[かんなりとおる](ギター)
録音:1996年4月15-17日、マドリード、スタジオ・タルバック DDD
アルベニス:グラナダ(*)
タレガ:アラブ奇想曲(*)
グラナドス:舞曲第5番ホ短調(*) ロドリーゴ:3つのスペイン風小品(+)
アンドレス・セゴビア:3つの前奏曲(+)/光のない練習曲(+)
モレノ・トロバ:マドロニョス(+)
トマス・フェルナンデス・ヒル(ギター(*))
神成理(ギター(+))
録音:1994年1月、マドリード、スタジオ・タルバック ADD
2001年頃発売。

DIAL 99097 2枚組 \1880
スペイン音楽名曲集
ファリャ:バレエ「恋は魔術師」
ジャン・マデイラ(メゾソプラノ)
ウィーン交響楽団
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮)
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲 から アダージョ
ミゲル・アンヘル・グティエレス:孤独
フランシスコ・クエンカ(ギター) ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
アルベニス:グラナダ
タレガ:アルハンブラの思い出
トマス・フェルナンデス・ヒル(ギター)
ビゼー:オペラ「カルメン」から ハバネラ
トゥリナ:交響的狂詩曲
マラツ:スペインのセレナード
スペイン交響楽団 A・サンロマン(指揮)
ソル:二重奏曲 Op.55 No.1 から アンダンテ-アレグレット
ロシオ・エレロ、アントニオ・エルナンデス・ヒル(ギター)
グラナドス:スペイン舞曲集 から オリエンタル,アンダルサ
ファリャ/マルティネス編曲:粉屋の踊り
ミゲル・アンヘル・グティエレス:3つのバラ(フラメンコ幻想曲)
フランシスコ・クエンカ(ギター) ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
2001年頃発売。

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10-07 No.23-1

2010年07月18日 17時03分59秒 | Weblog
★ユニバーサル・ミュージック 2CD セール★
2枚組のお買い得シリーズが、1セット\1280でのご提供となります。
9月30日入荷分までの特価ですが、品切れ等で入荷が無かった場合はご注文
打ち切りとなりますので、お早めにご注文下さい。
対象商品は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/um_2cd_2010.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<CSO・RESOUND>
CSOR 9011008(SACD-Hybrid) 2枚組 \3250
CSOR 9011006 2枚組 \2700
ヴェルディ:レクィエム
バルバラ・フリットリ(S)
オリガ・ボロディナ(Ms)
マリオ・ゼッフィリ(T)
イリダール・アブドラザーコフ(Bs)
シカゴ交響合唱団
デュアイン・ウルフ(合唱指揮)
シカゴ交響楽団
リッカルド・ムーティ(指)
録音:2009年1月15、16 & 17日シカゴ、シンフォニーセンター、
オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:クリストファー・オルダー
エンジニア:クリストファー・ウィリス
待ち焦がれたこの日がついにやってきました。2010/11年のシーズンよりCSOの
第10代音楽監督にあらたに就任するムーティがCSO RESOUNDに堂々の登場。巨
匠が取り上げたのはヴェルディのレクィエム。今秋の本格的始動に先立って、
2009年1月におこなわれたコンサートの模様を収めたものです。
ムーティといえば言わずと知れた“ヴェルディのエキスパート”。「レクィエ
ム」も過去に2度、まず、フィルハーモニア管と、首席指揮者・音楽監督在任中
(1973-1982)の1979年にセッション録音、さらに、音楽監督(1986-2005)を務め
たミラノ・スカラ座管とライヴ録音しており、ムーティにとっていずれもキャ
リアの節目に必ず取り上げているのが注目されるところです。その意味でも、
このたびムーティがCSO RESOUNDデビューの記念すべき一枚に「レクィエム」
を選んだのは決して偶然ではなく、世界最強の楽団とのあらたな歴史を築き上
げてゆく意気込みを強く感じさせるもので、期待を抱かせるに十分な内容とい
えるでしょう。
いっぽうで、ムーティがCSOとの「レクィエム」に込めた特別な思いは、起用
された歌手の顔触れにもそのまま顕れています。
ソプラノのバルバラ・フリットリは1967年ミラノ生まれ。ムーティのファンに
は有名な2001年スカラ座の「オテロ」でのデズデモナの記憶が鮮明です。オリ
ガ・ボロディナは、1963年7月29日サンクト・ペテルブルク生まれのメッツォ。
「ドン・カルロ」のエボーリ公女、「アイーダ」のアムネリスを持ち役とする
ボロディナにとって、ヴェルディの「レクィエム」は2000年収録のゲルギエフ
盤以来。近年はムーティとの共演機会の多いことでも知られています。
マリオ・ゼッフィリは1967年ギリシャのアテネ生まれのテノール。これまでに
スカラ座をはじめ、ローマ、トリノ、ボローニャ、ナポリ、フィレンツェ、
ヴェローナ、そしてパリ、バルセロナ、ベルリン、チューリヒ、ドレスデンの
舞台に定期的に出演。2008年のラベンナ音楽祭では、ムーティの指揮でベルリ
オーズの「レリオ」や、ボロディナ、アブドラザーコフとともに、ヴェルディ
の聖歌四篇のほか、スターバト・マーテル、テ・デウムを歌っています。
バスのイリダール・アブドラザーコフは、1976年ロシア連邦バシキール自治共
和国のウファの生まれ。1996年に第17回グリンカ記念コンクールで第1位。
1998年に第3回リムスキー=コルサコフ記念国際コンクール優勝、1999年にエレ
ーナ・オブラスツォワ記念国際コンクール優勝、2000年に第5回マリア・カラス
(ヴェルディの声)コンクール優勝。
1998年に「フィガロの結婚」のタイトル・ロールでマリインスキー劇場にデ
ビュー。以来、ゲルギエフの指揮で数多くのオペラに出演。
2001年のスカラ座デビュー以来、2003/04年のシーズンにムーティ指揮ロッシ
ーニの「モーゼとファラオ」のモーゼで一躍国際的な名声を獲得したのをはじ
め、アブドラザーコフはムーティと数多くのオペラで共演を重ねています。現
在、METを拠点に活動するアブドラザーコフですが、2008/09年にムーティ指揮
で新演出の「アッティラ」でもタイトル・ロールを務めました。
ヴェルディの「レクィエム」を得意とするアブドラザーコフは、ムーティのほ
かに、すでにゲルギエフ、シャイー、チョン・ミョン=フンらの指揮でも歌い
評判を取っています。
なお、いまロシア一番のバス歌手として“シャリアピンの再来”とまで騒がれ
ているアブドラザーコフはプライヴェートではボロディナの夫君でもあります。




<harmonia mundi>
HMC 902062 \2450
Metamorphosis「変容」
(1)バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
(2)G.リゲティ(1923-2006):弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
(3)クルターク(b.1926):
12のミクロリュード op.13「アンドラーシュ・ミハーイに捧ぐ」
カザルス弦楽四重奏団
【アベル・トマス・レアルプ(Vn)、ヴェラ・マルティネス・メネル(Vn)、
ジョナサン・ブラウン(Vla)、アルノー・トマス・レアルプ(Vc)】
録音:2009年5月(テルデックス・スタジオ/ベルリン)
若手最注目株カルテット、カザルス弦楽四重奏団の新譜は、バルトーク、リゲ
ティ、クルターク作品集。彼らの演奏はドライな精確さを保ちつつ、どことな
く優しさ、柔らかさのようなものも存在しており、そのバランスが実に絶妙。
勝負に打って出た、といった感の意欲的なプログラムです。

HML 5901595 \2450
ピアソラ(1921-1992):
(1)バンドネオン協奏曲 (2)タンゴ・ポルテーニョの3楽章 (3)5つのタンゴ
パブロ・マイネッティ(バンドネオン)
ジョセフ・ポンス(指)リウレ劇場室内管弦楽団
リュイス・ビダール(ピアノ)
録音:1995年12月
バンドネオンとオーケストラという“意外な”組合せが見事に成功していて、
近年演奏会でもしばしば取り上げられています。5つのタンゴには、ピアソラ
の代表作ともいえる「天使のミロンガ」が含まれています。パブロ・マイネッ
ティは1971 年ブエノスアイレス生まれ。録音当時まだ20 代前半という若さで
したが、タンゴの世界では当時から世界的に有名な天才です。




<INTEGRAL>
INTEG 221171 \2080
エリック・ハイドシェック-50年の調べ
(1)ハイドン:ピアノソナタ第59番変ロ長調
(2)ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
(3)シューベルト:4手のための大ロンド イ長調Op.107
(4)フォーレ:夜想曲 Op.104/Op.119/Op.99
(5)ハイドシェック:5つの前奏曲
エリック・ハイドシェック(Pf)、ターニャ・ハイドシェック(Pf)(3)のみ
1960年にアメリカデビューを果たし、以来半世紀にわたり個性的な演奏で人気
の巨匠ハイドシェック。その芸歴50周年記念CD。とはいっても全曲2009年の新
録音で、円熟の巨匠芸を味わえます。ハイドシェックが非常なこだわりを持つ
という、非常に個性的なベートーヴェンのバガテル集から、ターニャ夫人との
連弾によるシューベルトなど彼のさまざまな芸風を俯瞰できます。興味津々な
のがハイドシェック作曲による「5つの前奏曲」。現代フランス風の色彩的か
つ感覚的な世界が独特。ハイドシェック・ファン必携の一枚と申せましょう。
日本語解説付き。




<VAI>
VAIDVD 4517(DVD-Video) \4550
字幕:英仏伊西露
ショスタコーヴィチ:「鼻」
+ボーナス:
リハーサルに立ち会うショスタコーヴィチ(1975年)
ボリス・ポクロフスキーの語るこのプロダクション
エドゥアルト・アキモフ(Br コワリョーフ) 
アレクサンドル・ロモノソフ(T 鼻)
ワレリー・ベルイフ(Bs イワン・ヤーコウレヴィチ)
ニーナ・サスロワ(S プラスコーヴィヤ・オーシボウナ)
ボリス・タルーホフ(T 警察官) ボリス・ドルジーニン(T イワン)
アショト・サルキソフ(Bs 医者)ほか
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
モスクワ室内音楽劇場管弦楽団,合唱団
演出:ボリス・ポクロフスキー
映像収録:1979年
もはや伝説的なモスクワ室内音楽劇場によるショスタコーヴィチの「鼻」が
DVDに!ある日突然鼻が自分を離れて勝手に動き回るという突飛で皮肉の利いた
ゴーゴリの原作を、20代前半のショスタコーヴィチが刺激たっぷりにオペラ化。
1930年に初演されたものの、その後ロシアではまったく省みられなかったこの
作品を一気に傑作として世界に知らしめたのが、このポクロフスキーの舞台で
した。近年「鼻」は若きショスタコーヴィチの野心作として上演も多く、また
モスクワ室内音楽劇場の来日公演もありましたが、映像は1995年の上演がレー
ザーディスクで発売されただけでした。今回、貴重な映像が初めてDVDになり
ました。名匠ロジェストヴェンスキー率いるモスクワ室内音楽劇場の音楽はさ
すが切れ味抜群。特典映像としてリハーサルに立ち会うショスタコーヴィチの
姿とボリス・ポクロフスキーがこのプロダクションについて語る様子も収録。
ショスタコーヴィチ・ファンに歓喜のDVDです。

VAIDVD 4515(DVD-Video) \4550
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」
スヴェトラーナ・スミルノワ(ニーナ)
ニキータ・ドルグーシン(アルベーニン)
セルゲイ・バラノフ(ズヴェズヂッチ)
ナタリア・バリシェワ(シュトラーリ)
アレキサンデル・コレアノフ(シュプリク)
ラファエル・アヴニキアン(見知らぬ男)
ほか
ハコブ・テル=ヴォスカニアン(指)
アレキサンデル・スペンダリヤン・アカデミー・オペラ・バレエ劇場管弦楽団,
合唱団
振付:ナタリア・レジェンコ,ヴィクトール・スミルノフ=ゴロヴァノフ
収録:1985年
浅田真央がワルツを用いたことですっかり有名になったハチャトゥリアンの
「仮面舞踏会」。そのワルツを含む管弦楽組曲は有名で録音も多々あるものの、
本来の劇音楽としての実像はほとんど触れることができませんでした。この
DVDでは、劇付随音楽である「仮面舞踏会」をバレエ映画として収録していま
す。物語は、凄腕の賭博師アルベーニンが誤解から妻ニーナを不貞と疑い、
ついには妻を毒殺してしまうものの、無実を知り正気を失うというもの。主
役のアルベーニンにはソ連が誇る名手ニキータ・ドルグーシン。哀れなニーナ
を演じるのは来日も多数のプリマ、スミルノワ。まだ20代半ばだった彼女の美
しさ格別です。

VAIDVD 4522(DVD-Video) \4550
ショパン:
夜想曲 ヘ長調 Op.15-1,夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2,夜想曲 ト短調 Op.15-3
スクリャービン:
詩曲=夜想曲 Op.61,詩曲 嬰ヘ長調 Op.32-1,詩曲 ニ長調 Op.32-2
ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30
グリーグ:ノルウェーの民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24
メシアン:愛の教会のまなざし
リスト:ピアノ・ソナタ 変ロ短調
ショパン:ワルツ ホ短調
エッカルトシュタイン:テクリュード第17番「鋲打ち機」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14-ヴィヴァーチェ
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(P)
録音:2009年5月14日,マイアミビーチ,リンカーン劇場(ライヴ)
VAIDVD 4441に続くエッカルトシュタインのリサイタルのライヴ映像。ゼフェ
リン・フォン・エッカルトシュタインは、1978年デュッセルドルフに生まれた
ドイツのピアニスト。十代から数々のコンクールを受賞、2003年にエリーザベ
ト王妃国際コンクールのピアノ部門で優勝。ベートーヴェンやメンデルスゾー
ンをメインに据えたVAIDVD 4441に対して、こちらはショパン、スクリャービ
ン、リストなど、エッカルトシュタインの腕が存分に立つ選曲です。鮮やかな
テクニックと熱い音楽の見事な融合が楽しめます。





<PREISER>
PRCD 89726 \2080
アフロ・ポーリ アリア集
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「愛の妙薬」
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「トゥーランドット」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
からのアリア,場面
ロトーリ:私の花嫁は旗
ブロージ:ヴェネツィアの幻想,野の花
ビクシオ:フィレンツェの聖母
アフロ・ポーリ(Br)
録音:1932-1953年
アフロ・ポーリ(1902-1988)はピサ出身のイタリアのバリトン。1927年にデビュ
ーし、1940年代を中心に幅広いレパートリーで活躍、ことにスカラ座に多く出
演しました。1970年代末まで舞台に立ったほどキャリアも長い人ですが、全盛
期が第二次世界大戦中と直後ということで、実力に見合った国際的名声は築け
ませんでした。このアリア集ではバッソブッフォ系の録音が多く収録されてい
ます。

PRCD 89727 \2080
ヤーロ・プロハスカ アリア集
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,
「トリスタンとイゾルデ」,「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
からの場面
ヤーロ・プロハスカ(Br)
アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送交響楽団
ロベルト・ヘーガー(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト音楽祭管弦楽団
録音:1942-1946年
ヤーロ(ヤロスラフ)・プロハスカ(1891-1965)はウィーン生まれのバリトン。
1932年から1952年までベルリン国立歌劇場で活躍し、ワーグナーで高い評価を
得ました。バイロイト音楽祭にも長年に渡って出演しました。このCDには、放
送録音、ライヴ録音からの音源を収録。1944年録音のルートヴィヒ・ズートハ
ウスのヴァルター、マリア・ミュラーのエファ、ロベルト・ヘーガー指揮によ
る「マイスターたちを侮らないでほしい」が珍しい音源です。

PRCD 89728 \2080
ヴァンニ・マルクゥ アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
トーマ:「ミニョン」,「ハムレット」
ヴェルディ:「ドン・カルロス」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
シャルパンティエ:「ルイーズ」
マスネ:
「ノートルダムの曲芸師」,「クレオパトラ」,「ドン・キショット」,
「パニュルジュ」
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
フェヴリエ:「モンナ・ヴァンナ」
プッチーニ:「ボエーム」
からのアリア
ヴァンニ・マルクゥ(Bs)
録音:1924-1934年
ヴァンニ・マルクゥ(1877-1962)は、トリノに生まれでフランスで活躍したバ
ス。1884年にトリノでデビューした後、1899年にフランスに拠点を移し人気を
博しました。軽めで明るく響くバスで、ことにマスネの作品で高く評価されま
した。シャリアピンがモンテカルロでの初演で歌ったドン・キショットを各地
で歌い広めたのはマルクゥです。フェヴリエの「モンナ・ヴァンナ」は、1909
年の初演でマルクゥがコロンナ役を歌ったもの。

PRCD 89729 \2080
リチア・アルバネーゼ 第3集
トスティ:私は望む
ドナウディ:マドンナ・レンツォーラ
ブッツィ=ペッチャ:愛の苦しみ
タリアフェリ:プジレコの漁師
トスティ:アヴェ・マリア
ティリンデッリ:おお春よ
サントリクイド:反射
プッチーニ:そして小鳥は
ビアンキーニ:真珠
ドナウディ:ああ愛する人の
ヴェルディ:エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく,ストルネッロ
シベッラ:ラ・ジロメッタ
ピエラッチーニ:魅力的なベッピーノ
ドナウディ:貴方の悪魔が生まれた時
カッチーニ:麗しのアマリッリ
A.スカルラッティ:フロリンドが誠実なら
リスト:ああ、私がまどろむ時
シュルツ:月の光
チャイコフスキー:子守歌
キャンベル=ティプトン:精霊の花
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
リチア・アルバネーゼ(S)
カルロ・サヴィーナ(P)
ディック・マルゾッロ(P)
ヴィクター・トゥルッコ(P)
レオポルド・ストコフスキー(指)交響楽団
録音:1949-1955年
リチア・アルバネーゼの第3集はイタリア歌曲集。アルバネーゼは1913年、南
イタリアのバーリ生まれ。1934年にデビュー、イタリアで成功を収めた後、
1940年にメトロポリタン歌劇場に初出演、以来1966年までここで活躍、トスカ
ニーニもNBC放送での「トラヴィアータ」と「ボエーム」で彼女を起用しまし
た。この第3集には、南イタリア生まれならではのナポリ歌曲、イタリア古典
歌曲と、ヴィラ=ロボスの名曲、ブラジル風バッハ第5番を収録。アルバネー
ゼ全盛期の魅力が堪能できます。

PRCD 89730 \2080
ジャンピエロ・マラスピーナ アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「マクベス」,「運命の力」,「オテッロ」,
「ファルスタッフ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,
プッチーニ:「トスカ」,「西部の娘」
メノッティ:「アメリア舞踏会へ行く」
からのアリア,場面
伝承曲:光差す窓辺
トスティ:最後の歌,君なんてもう
グノー:夕暮れ
伝承曲:トスカーナの有名な詩によるセレナータ
ポッリ:十月の太陽
ミッシローリ:クラルテ
ジャンピエロ・マラスピーナ(Br)
アルトゥーロ・バジーレ(指)リリカ・チェトラ管弦楽団
アンジェロ・クワドリ(指)ミラノ交響楽団
ワルター・ゲール(指)ロンドン交響楽団
ほか
録音:1948-1952年
ジャンピエロ・マラスピーナは1916年生まれのイタリアのバリトン。同世代の
ティート・ゴッビのように暗めの響きの声で悪役で活躍しました。録音は極め
て少なく、いずれも貴重な録音です。

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