クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-12 No.25

2011年12月30日 18時05分51秒 | Weblog
<TAHRA>
TAH 729/30 2枚組 ¥4600
ヘルマン・シェルヘン未発表ライヴ
(1)シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D438
【ロア・スポエッリ(Vn)、ベロミュンスター放送管(1945年11月12日録音)。
アセテート盤より】
(2)ラヴェル:マ・メール・ロワ(全5曲)【RIAS交響楽団(1949年1月31日)】
(3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
【ハンス・オラフ・ハイデマン(語り)、
ダルムシュタット州立劇場管(1950年8月20日)】
(4)ヘンデル:水上の音楽【RAI国立交響楽団(1957年1月5日)】
(5)ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ルイ・リアラン(Ten)、
ウルズラ・リップマン、クラウディア・ヘルマン(Sop)、
ベルリン聖ヘドヴィク合唱団、放送響(1957年4月30日シャンゼリゼ劇場)】
(6)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-あの悪党はどこに隠れているの
【シュザンヌ・ダンコ、マリアンネ・シェヒ、エリカ・ケート(Sop)、
ハインツ・マリア・リンス(Br)、ワルター・ベリー(Bs)、
バイエルン放送響(1957年10月6-12日)】
(7)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」【北西ドイツ・フィル(1960年2月1日)】
(8)ブルックナー:交響曲第2番-第3楽章スケルツォ(カット版)
【トロント響(1965年12月14日)】
ヘルマン・シェルヘン(指)
今年(2011年)はヘルマン・シェルヘン生誕120周年にあたります。それを記念し
て愛娘が社長を務めるTahraレーベルがレア音源の大奉仕。大半が初出なだけで
なく、シェルヘンとしては他に録音のない珍しいもの目白押しで衝撃。放送用
音源が多いため、曲前にアナウンスが入っているものもありますが、音質良好。
最も古いものは終戦の1945年スイスのベロミュンスター放送管を振ったシュー
ベルトの協奏作品で、新しいものは65年にトロント響を振ったブルックナー。
シェルヘンのブルックナーは驚きですが、第2番の第3楽章だけで、それも放送
時間の関係でカットされたものながら、彼のブルックナー解釈の一端が伺えて
興味津々。また、わすか7分ながらモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の
録音も残されていました。ドイツ語上演でハイテンポ、不思議なボルテージの
高さに満ちています。
さらにベートーヴェン作品中でもあまり演奏されないカンタータ「栄光の瞬間」
が掘り出し物。約30分を占め、独唱もフィッシャー=ディースカウほか豪華。
シェルヘンの指揮ぶりも強烈かつ充実度満点。作品を再認識させてくれます。




<BONGIOVANNI>
GB 1223 ¥2180
ジャコモ・アラガル、ライヴ録音集
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」,「カテリーナ・コルナーロ」,
「ファヴォリータ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「ドン・カルロ」
マスカーニ:「友人フリッツ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
グノー:「ファウスト」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」
からのアリア、場面
ジャコモ・アラガル(T)
録音:1966-1977年
日本ではイタリア式のジャコモ・アラガルで親しまれているバルセロナ生まれ
のテノール、ジャウメ(ハイメ)・アラガル。1939年生まれで、1960年代から長
きに渡って活躍しました。しかし同じバルセロナ生まれの後輩、ホセ・カレー
ラスが絶大な人気を誇ったこともあって、録音はあまり残されませんでした。
ここには比較的若い時期のライヴ録音が収録されています。

GB 5171 ¥2180
ダンドリュー:クラヴサン曲集
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2011年
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738)は、ラモーより1歳年上のフラ
ンスの作曲家。クラヴサン、オルガン奏者として比類ない名声を誇りました。
マリア・クロティルデ・シエーニはイタリアのベテラン・チェンバリスト。彼
女の演奏は誠実で温かみがあり、また録音もチェンバロのありのままの音を捉
えているので、室内での少人数の演奏会で小型チェンバロの演奏を聞いている
ような気分になります。

GB 5170 ¥2180
トスティ:
夢、そうしたいのだが、セレナータ、苦しみ、あなたが帰って来ないなら、
別れの歌
レオンカヴァッロ:私に愛させて、マッティナータ
マスカーニ:セレナータ、バッラータ、アヴェ・マリア
ロッシーニ:約束、フィレンツェの花売り娘
ベッリーニ:
熱い願い、フィッリデの悲しげな姿よ、優美な月よ、マリンコニア
ドニゼッティ:遥かに、愛と死、船乗りの恋
ナン・ツェン(S) ロレンツォ・バヴァイ(P)
録音:2011年
中国出身のソプラノ、ナン・ツェンのイタリア歌曲集。トスティの名曲や、音
大の学生も好んで歌うロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの歌曲、そして
比較的珍しい曲も含まれるレオンカヴァッロ、マスカーニの歌曲と、盛りだく
さんです。

●旧譜
GB 1145 ¥2180
ジョルジュ・ティル アリアと場面集
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
グノー:「ファウスト」
レオンカヴァッロ:「道化師」(フランス語)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
からのアリア、場面
ジョルジュ・ティル(T)
廃盤になっていたジョルジュ・ティルのアリア、場面集の再プレスができまし
た。日本でもファンの多いティルの名唱が楽しめます。




<ACTES SUD>
ASM 02 ¥2180
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2009年8月30日/ラ・コート=サンタンドレ(ベルリオーズ音楽祭ライヴ)
ベルリオーズの幻想交響曲を古楽器で演奏したものは、ノリントンやインマゼ
ール盤をはじめいくつかありますが、注目の新鋭フランソワ=グザヴィエ・ロ
トが手兵レ・シエクルを振った当アルバムは、母国の作曲家としての自信とこ
だわりにあふれていて別格の出来。ベルリオーズ時代の楽器を再発見、修繕し
て使用、第5楽章の鐘も華々しい効果と響きをもたらしています。多くの古楽
器演奏のように曲が古典派的たたずまいを示すのではなく、音色が明るくなり、
不思議な慎み深さと陽気さを放ちます。ロトの指揮も早めのテンポときびきび
したリズム感で、この曲のイメージを一新させる新鮮さに満ちています。ベル
リオーズの生地ラ・コート=サンタンドレで行われたベルリオーズ音楽祭のコ
ンサートという特別な催しゆえ、演奏者たちの本気ぶりも格別です。

ASM 01 ¥2580
A5デジブック
アルベニス:組曲「イベリア」(全12曲)
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)
写真:イサベル・ムニョス
録音:2009年6月1-4日/メジャン教会(アルル)
アルベニスの「イベリア」はその複雑さ、身の毛のよだつ技巧ゆえピアノ音楽
の頂点に位置する作品のひとつで、よほど自信がなければ手掛けない難物中の
難物と申せましょう。エッセールはかつてエラートに全曲を録音していていま
したが、2009年に満を持して再録音。これが予想以上の素晴らしさ。技術的な
不安や無理もないうえ、音の過剰ともいえるこれらの曲を実にすっきり再現、
モーツァルトを想い起させさえします。さらに推進力とスピード感もあり、ピ
アノ好きをゾクゾクさせる魅力に満ちています。加えて魅力なのは、スペイン
の女流写真家イサベル・ムニョスによる40ページの写真集が付いていること。
フラメンコや闘牛など、アンダルシアの風物を雄弁なモノクロで描いています。
ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様です。

ASM 03 ¥2580
A5デジブック
(1)ベルク:ピアノソナタOp.1
(2)シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
(3)同:6つのピアノ小品Op.19
(4)同:5つのピアノ曲Op.23
(5)同:ピアノ組曲Op.25
(6)同:ピアノ曲Op.33a,b
(7)ウェーベルン:変奏曲Op.27
ジャン=ルイ・シュトイアーマン(Pf)
写真:マイケル・アッカーマン
録音:2004年5月9-20日、11月26-29日/ポットン・ホール(イギリス)
ブラジルのピアニスト、ジャン=ルイ・シュトイアーマンによる新ウィーン楽
派ピアノ曲集。彼はBISレーベルにヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第3、4番
を録音して話題になりましたが、バッハからバーンスタインまで幅広いレパー
トリーを持つ実力派。ここに収められた作品の多くが十二音技法によりますが、
シュトイアーマンの演奏は活き活きとしたリズム感に富み、難解さを感じさせ
ません。アメリカの写真家マイケル・アッカーマンによる44ページの写真集が
また魅力的。ピントと露出をわざと合わさない夢のような画質で、不思議な孤
独感をモノクロで描いています。ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様
です。




<Classic Concert>
CCR 62022 ¥1980
(1)ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ロ長調 op.48
ブラームス:(2)クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120 Nr.1 
(3)クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120 Nr.2
ダニエル・オッテンザマー(Cl)、クリストフ・トラクスラー(Pf)
ウィーン・フィルを長きに渡って支えているエルンスト・オッテンザマーの長
男にして近年ウィーン・フィルに参加している名手、ダニエルオッテンザマー
が、ドイツが誇る名曲ウェーバーとブラームスのクラリネット・ソナタを収録
しました。ウェーバーのデュオは明るく軽やかな旋律と、重々しくも流麗な旋
律の対比が美しい作品。ブラームス作品では、クラリネットの優美で上品な音
色を存分に堪能できます。ピアニストのトラクスラーとはこれまでにも数多く
の共演を重ねてきており、今回も息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。
(日本語解説付)

CCR 62151 ¥1980
(1)マルティヌー(1890-1959):組曲「調理場のレビュー」 
(2)ツァノウ(1971-):「Segn S'deswegen ham S'nix liaber Herr」
ヨーゼフ・ワインヘーバーのテキスト”Der Phaeakeによる俳優と器楽アンサ
ンブルのための 
(3)ブラームス:セレナード第1番 ニ長調 op.11 
(九重奏版 改訂:ホルヘ・ロッター 1983年)
テオフィル・アンサンブル・ウィーン
マルティヌー、ツァノウ、ブラームス、という個性的なプログラムが魅力のCD。
テオフィール・アンサンブル・ウィーンはウィーンフィル、ウィーン放送交響
楽団、ウィーンフォルクスオーパーといった名門オーケストラの主要メンバー
達から成る演奏団体。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、様々な編
成の曲に取り組んできたテオフィール・アンサンブル・ウィーンだからこそ出
来るオリジナル・プログラムといえましょう。
マルティヌーの組曲「調理場のレビュー」は1927年に作られたジャズ・バレエ
の組曲版。曲名の通り台所を舞台としたバレエで、登場人物も全員台所用品と
いうユニークな作品です。ジャズの要素が比較的強く、コミカルかつドラマ
ティックな展開が魅力的な作品。曲間にはドイツのユーモア作家ロリオによる
レシピの朗読も挿入されています。ギリシャを代表する現代音楽家であるツァ
ノウの作品はテオフィール・アンサンブル・ウィーンが委嘱し、同団体に献呈
されたもの。神話を題材としたウィーン方言の詩に基づいており、朗読と器楽
サンサンブルが織りなす神秘的な世界が広がります。最後に収録されたブラー
ムスのセレナード第1番は、アルゼンチンの指揮者ロッターによって改訂された
九重奏版での演奏です。原曲の雰囲気はそのままに、堅実かつ深みのあるアン
サンブルが魅力の作品といえましょう。全く雰囲気の異なる3曲を見事に表現
しきるテオフィール・アンサンブル・ウィーンの演奏技術とレパートリーの広
さに改めて驚かされる名盤です。(日本語解説付)

CCR 62023 ¥1980
(1)P.H.エルレバッハ(1657-1714):ソナタ 第2番 
(2)J.P.クリーガー(1649-1725):”Veriebtes Weinen und Lachen”
(3)F.クープラン(1668-1733):諸国の人々より「フランス人」  
(4)J.P.クリーガー:”Die Heissverliebte” 
(5)マラン・マレ(1656-1728):マレ風のソナタ 
(6)J.C.ドゥ・ラ・バール:(1633-1733):”Quand une ?me est bien atteinte” 
(7)G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲より第2番 ニ長調
【ル・レーヴ・ドルフェ】
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(指揮&Viola da Gamba)、
ブノワ・アレ(T)、平崎真弓(Baroque Violin)、佐藤梢(Fl)、
ロザリオ・コンテ(Theorbe & Guitar Baroque)、
フランシス・ヤコブ(Cembalo)
ヴィオラ・ダ・ガンバ界注目の若手奏者ラッティンガー率いるバロックアンサ
ンブル団体ル・レーヴ・ドルフェによるバロックアンサンブル曲集。1633-1737
年のフランスとドイツに焦点を当て、ドイツからはエルレバッハ、クリーガー、
テレマン、フランスからはフランソワ・クープラン、ドゥ・ラ・バール、マレ
の作品がそれぞれ収録されています。同時代にありながら2つの国で流行して
いた音楽の響きは全く異なるもの。今回はカルテット、トリオ、歌曲という3種
のジャンルにわたって各国特有の響きを聴き比べることが出来ます。もちろん、
本CDの魅力は聴き比べだけに留まりません。ヴィオラ・ダ・ガンバ若手世代の
中でも傑出した名手の1人であるラッティンガーはもちろん、バロック・ヴァイ
オリン奏者としてヨーロッパ古楽界の第一線で活躍する平崎真弓、巨匠ホプキ
ンソン・スミスの愛弟子ロザリオ・コンテら、国際色豊かな名手達による卓越
したアンサンブルにも注目されます。若い世代らしい瑞々しい活気にあふれた
演奏が魅力の1枚です。(日本語解説付)

CCR 62025 ¥1980
(1)シューベルト:
ヴァイオリン・ソナティナ第1番 ニ長調 D 384(編:Mats Bergstroem) 
(2)バルトーク:ルーマニア民族舞曲(全6曲) (編:Arthur Leveringi) 
(3)アストル・ピアソラ:タンゴの歴史(全4曲)
リンダ・ヘドルド(Vn)、オット・トロネン(Guitar)
フィンランド音楽界を牽引するヴァイオリニストの1人リンダ・ヘドルンドと、
東京国際コンクールで第3位に輝いて以来日本でも注目されるギタリスト、オッ
ト・トロネンによるヴァイオリンとギターの二重奏曲集。シューベルトのヴァ
イオリン・ソナティナ第1番はヴァオリンとピアノの原曲を編曲したもの。抒情
的かつ優雅な原曲の雰囲気はそのままに、ギターの軽やかな伴奏によって清涼
感あふれる響きが印象的です。バルトークのルーマニア民俗舞曲には様々な編
曲がありますが、本CDの編曲は民俗舞曲らしさに満ちていて独自の魅力を放ち
ます。ギターの流麗なリズムと、それに合わせて踊るように響き渡るヴァイオ
リンの艶やかな音色を堪能できます。その魅力はピアソラのタンゴの歴史にお
いてもなお一層感じられましょう。タンゴのリズム感とセンチメンタルなメロ
ディラインには思わず恍惚として聴き入ってしまいます。

BCR 62610 ¥1980
(1)ジルベルト・ジル(1942-):エスプレッソ2222(編:Simon Schmuckermair) 
(2)アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):ヂンヂ 
カステルヌーヴォ=テデスコ(1895-1968):平均律ギター曲集 op. 199より 
(3)プレリュード第4番 ホ長調 (4)フーガ第4番 ホ長調 
(5)プレリュード第6番 嬰ヘ長調 (6)フーガ第6番 嬰へ長調 
(7)アンディ・ナレル(1954-):ナッティ・スティック(編:Simon Schmuckermair) 
(8)パウロ・ベリナッチ(1950-):ジョンゴ 
カステルヌーヴォ=テデスコ:平均律ギター曲集より 
(9)プレリュード第13番 ト長調 (10)フーガ第13番 ト長調 
(11)プレリュード第7番 変ハ短調 (12)フーガ第7番 変ハ短調 
(13)プレリュード第21番 変ホ長調 (14)フーガ第21番 変ホ長調
(15)ハダメス・ニャタリ(1906-1988):アナクレート・デ・メディロス 
(16)ホルヘ・モレル(1931-):ダンツァ・ブラジレイラ
エヴァ・テュヒラー(Guitar)、シモン・シュムッケルマイル(Guitar)
20世紀中ごろからアメリカへ流入したブラジルの音楽をテーマに、往年の大作
曲家から今もなお現役で活躍するギターの名手達まで、ギターの魅力あふれる
珠玉の作品の数々が収録されています。アメリカに移住し幅広い活動を行った
ことで知られるカステルヌーヴォ=テデスコはもちろんのこと、20世紀ブラジ
ル音楽を代表する音楽家でありボサノヴァ・ジャンル確立の立役者と言われる
ジョビン、今なお世界的アーティストとしてMPBを牽引するジル、ベリナッチ
らの作品も収録。現代まで綿々と続くブラジル音楽の系譜を追いながら、ギタ
ーの魅力を堪能できる1枚となっています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 273 ¥2250
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB 109(1894年原典版)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
録音:2010年7月15日-16日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)
ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響によるブルックナー・シリーズ第5弾。
2011年をもって13年間に亘る首席指揮者のポストから勇退するノリントンが、
2010年7月に手兵を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
これまでの第3番、第4番、第6番、第7番がそうであったように、ここでも相変
わらずの快速テンポが注目されるところで、通例1時間を越える長大な演奏も少
なくないなか、ここでの演奏時間はおよそ52分と最速の部類に入ります。
さらに、ノリントンによるブルックナー演奏のおおきな特徴として、響きのこ
のうえない透明感があります。じっさい、第3番や第4番の演奏が驚きをと感心
をもって迎えられていただけに、従来、重厚なスタイルで演奏されてきたフィ
ナーレなど、あらたにどのような美を引き出しているのか、おおいに期待され
るところです。
いずれにしても、このたびの内容もまたブルックナー・ファンのあいだで話題
必至となるのはまず、間違いのないものとおもわれます。

98 629 ¥2180
ハイドン:
交響曲第90番ハ長調Hob.I-90
録音:2011年5月25、26日バート・ドュルクハイム、インテルナツィオナーレ
・ナトゥールホルン・アカデミー(デジタル・セッション)
交響曲第92番ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
録音:2010年9月11、12日エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
(デジタル・セッション)
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)
ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第16集。
ハイドンが名誉音楽博士号を授与された名門大学に対する返礼として演奏した
ことに因み、「オックスフォード」という愛称で親しまれる第92番は、大規模
なオーケストラを念頭に置いて書かれたゆたかな響きと緻密な対位法処理とで
有名な作品ですが、ファイが繰り出す強弱・緩急のコントラストが生み出す活
き活きとした表情からは、作品の印象もガラリと様変わり。あたかも「ハイド
ンなんてどれを聞いてもみな同じなんてもう言わせない」とでもいう、ファイ
の強い意気込みをあらためて見せつけられているようでもあります。
ほかに、「オックスフォード」と同一の楽器編成をとる第90番を収録。フィナ
ーレに仕掛けられた偽休止のユーモラスな味わいは、極端で大真面目なファイ
の演奏で聴いてこそ迫真の効果を生み出すようにおもわれます。




<harmonia mundi France>
HMC 902104 ¥2450
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)ヴァイオリン・ソナタOp.134
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、イザベル・ファウスト(Vn)(2)、
イェルン・ベルヴァルツ(Tp)(1)、
テオドール・クルレンツィス(指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ショスタコーヴィチの難物「前奏曲とフーガ」全曲で衝撃を与えたメルニコフ
が協奏曲に挑戦しました。しかも指揮が話題のクルレンツィス、オーケストラ
がマーラー・チェンバーというのも注目です。こだわり派のメルニコフはショ
スタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フ
レージング、表現等々ソックリなまでの影響を受けています。とは言っても単
なるコピーではなく、メルニコフらしさやクルレンツィスらしさが横溢し、
21世紀らしい新鮮さも欠けていません。
協奏曲第1番のトランペット独奏はベルギーの若手イェルン・ベルヴァルツが務
めていて、その巧さにも驚愕。メルニコフの演奏はまさに才気煥発の極みで、
テクニックはもちろん、ヒリヒリした皮肉と緊張感が理想的にブレンドされて
います。長大で深遠な交響曲第11番と同時期に書かれたピアノ協奏曲第2番は、
平易で軽い作品と思われがちですが、メルニコフの演奏で聴くと一筋縄ではい
かない力作であることを再認識させられます。クルレンツィスの指揮は評判と
なった交響曲第14番のディスクを彷彿させる充実ぶりで、メルニコフのピアノ
と互角に競い合います。
フィルアップのようでアルバム一番の大作ヴァイオリン・ソナタは、何とイザ
ベル・ファウストとメルニコフの共演。これは超驚愕の凄さ。ファウストとメ
ルニコフは、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノ伴奏で1968年にプラ
イヴェート録音した音源の噂を聞き、オランダのコレクターを訪ねてそれを聴
かせてもらい、目から鱗が落ちたとのこと。確かに背筋の凍るような緊張感と
不思議な美しさは自作自演にソックリですが、セッション録音ゆえ、その凄さ
は倍増され、ちょっと人間業とは思えぬ境地に至りました。ファウスト屈指の
名演なだけでなく、意外に名盤に恵まれないこの作品のベストであることは歴
然と申せましょう。

HMU 907499 ¥2450
モーツァルト:鍵盤曲集 VOL.3
ソナタ 変ロ長調 K.333/「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲
ヘ長調 K.613/幻想曲 ハ短調 K.396/ソナタ へ長調 K.332
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/A=430)
録音:2011年5月、ロンドン
「モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集と
なるだろう(BBC Music誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデンホ
ウトによるモーツァルト作品集第3弾。K.333の第1楽章の冒頭、やさしく下降す
る音型から、一音一音に笑みが満ちています。極めて音が少ないモーツァルト
のソナタに、これほど表情豊かで雄弁な宇宙が詰まっていたのか、と驚かされ
る瞬間の連続です。緩徐楽章の緩急の付け方は実に見事、ハーモニーの移り変
わりの美しさを一瞬も逃さず捉えています。1805年製のアントン・ヴァルター
のコピーの楽器を完璧にコントロールしています。この最新盤の演奏をじっく
りと味わいながらも、早くも次のリリースへの期待がまた一段と高まってしま
う、楽しみなシリースです。(なお、彼の名前の読み方につきまして、弊社で
はこれまでベズイデンホウトと表記しておりましたが、発音の確認をとりまし
て、今後はすべてベザイデンホウトで表記をさせていただきます。)




<Mirare>
MIR 100 ¥2500
フォーレ:ピアノ作品集 vol.2
3つの無言歌 op.17(全3曲)/3つの夜想曲op.33(全3曲)
即興曲第1番 変ホ長調 op.25/舟歌 第1番 イ短調op.26
夜想曲第4番 変イ長調op.36/夜想曲第5番 変ロ長調 op.37
舟歌第2番ト長調 op.41/舟歌第3番 変ロ長調 op.42
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
録音:2009年10月
フランスの巨匠、ジャン=クロード・ペヌティエによるフォーレ第2弾の登場。
3つの夜想曲op.33など、名曲が並びます。フォーレ独特のどこかかすんだよう
な、やわらかな光に満ちた世界を、透明な音で見事に再現。フォーレの世界を
ふくよかに美しく響かせます。ささくれだった心に優しく沁み渡るような、涙
の出るような優しさと美しさに満ちた、まさに巨匠の演奏です。





<naive>
OP 30513 3枚組 ¥5180
ヴィヴァルディ:歌劇「テウッツォーネ」
ジョルディ・サヴァール(指揮) ル・コンセール・デ・ナシォン
パオロ・ロペス(ソプラニスタ/テウッツォーネ) 
ラファエッラ・ミラネジ(Ms/ジディアーナ)
デルフィーヌ・ガルー(コントラルト/ゼリンダ) 
ロベルタ・マメリ(S/チーノ)
フリオ・ザナージ(Br/シヴェニオ) 
アントニオ・ジョヴァンニーニ(C-T/エガーロ)
 櫻田亮(T/トロンコーネ、アルゴンテ)
録音:2011年6月、ヴェルサイユ宮殿内オペラパレス
ヴィヴァルディ・エディション最新盤は、2011年6月、パリ・ヴェルサイユ宮殿
にて行われたVenise- Vivaldi- Versaillesフェスティヴァルの目玉公演、サヴ
ァール指揮によるヴィヴァルディの「テウッツォーネ」復活上演の録音。充実
したアリアが並ぶヴィヴァルディの意欲作ながら、録音に恵まれなかった作品
に、豪華演奏陣の極めつけの録音の登場です!テウッツォーネの物語の舞台は
中国、いってみればヴィヴァルディによるトゥーランドット。物語の内容は、
恋模様と皇帝の跡継ぎをめぐる問題を軸に、その当事者たちの、裏切り、陰謀
などといったものですが、ドラマティックなアリアや充実した器楽パートなど、
聴きどころ満載です。
テウッツォーネは、1718年12月26日、マントヴァ総督フィリッペがグアスタッ
ラ妃との結婚を発表した翌日の祝典行事の一環として、アルチドゥカーレ劇場
で初演されました。1718年から1720年にかけて、ヴィヴァルディは、破格の条
件で(オペラのキャスティングはヴィヴァルディの意のまま、オペラ公演に赤字
が出た場合はすべて総督が補填してくれるという夢のような条件)、マントヴァ
で音楽監督の職を得ていました。マントヴァ時代、ヴィヴァルディは器楽作品
を多く書いており、「四季」もちょうどこの時期に書かれたものです。オペラ
は8つ(うち4つは改訂ですが)を残しています。詩人アポストロ・ゼーノによる
この台本は、ヴィヴァルディが1718年に発表するまでにも幾度かオペラ化され
ていました。ヴィヴァルディも、他の作曲家による上演をみて、この台本を見
出したと考えられています。マルコ・ポーロ以降ますます高まっていた異国趣
味の風潮もあって、中国が舞台となっていますが、中国の法や式典行事などの
具体的なディテールも取り入れた台本となっています。アリアなど、自作の引
用もしていますが、同時に、レチタティーヴォ→ダ・カーポ・アリアという伝
統の枠にとらわれずないアリアの形式など、新しいスタイルの追求が見られ、
また、充実した器楽の書法など、大変な意欲的な作品となっています。
サヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシォンの確かな管弦楽、ラ・ヴェネ
シアーナでも注目度の高いロベルタ・マメリ、さらにバッハ・コレギウム・
ジャパンでもお馴染の世界的に活躍する日本人テノール、櫻田亮が出演してい
るのも注目です。また、タイトルロールを歌うソプラニスタ、パオロ・ロペス
は、パレルモ出身で、パレルモ・マッシモ劇場でコーラスとして研鑽を積み、
クリスティやビオンディ指揮のオペラで主役を務めるなど注目度急上昇中の実
力派。演奏陣、そして資料価値としても大変貴重なヴィヴァルディのオペラ、
是非ご堪能下さい!




<Coviello CLASSICS>
COV 31115(SACD-Hybrid) ¥2350
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1868年第1稿)
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
[録音:2011年6月11-13日/アーヘン、聖ミヒャエル教会(ライヴ)]
ボッシュが手兵アーヘン交響楽団を率いたブルックナー・シリーズ第9弾にして
完結篇は交響曲第1番。リンツ稿とも称される第1稿による演奏で、これが非常
な快演。改訂の過程で失われていった作品固有の性格と色彩を実感できます。
さほど宗教でないパトスと、強大なリズム的エネルギー、予期せぬ盛り上がり
など、後期の作風とは異なる若々しいブルックナー像を再現してくれます。録
音の良さも特筆もので、聖ミヒャエル教会の豊かな響きに酔わされます。

COV 61117 ¥2180
ハラルト・ムエンツ:
(1)ほとんど、早く(2008)-Cl, Marim, Pf  
(2)データ圧縮(2009)-Vn, Accd
(3)きれいに…溶解(2010/1)-Fl, Cl, Vc, Pf 
(4)美しいピアノ曲(2006) 
(5)後ろから前から(2006/7)-Fl, Cl, Vn, Vc, Vib, Pf
アンサンブル・モザイク
ハラルト・ムエンツは1965年生まれのドイツの作曲家。シュトゥットガルト、
ケルン、デトモルトでラッヘンマンやクシシトフ・メイエルに師事、主に前衛
手法の作風を示す中堅。特殊編成楽団アンサンブル・モザイクが実験的な難曲
を見事に再現しています。

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11-12 No.24

2011年12月30日 18時05分11秒 | Weblog
<KII>
KKC 5188/9 2枚組 ¥4000
国内仕様盤
[naive]
V 5181
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲)
(1)ソナタ第1番ト短調 BWV1001
(2)パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
(3)ナタ第2番イ短調 BWV1003
(4)パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
(5)ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
(6)パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
セルゲイ・ハチャトリャン(ヴァイオリン)
録音:2008年12月、2009年1月/ルール・ブルー音楽ホール(スイス)
1985年生まれのアルメニアのホープ、セルゲイ・ハチャトリャンがバッハの無
伴奏に挑戦しました。2000年の第8回シベリウス国際コンクール、05年のエリ
ザベート王妃国際コンクール優勝で将来をもっとも嘱望されるホープ。今回は
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲という難関に挑戦。
全くの自然体で、美しい音を駆使して等身大のバッハを語りかけてきます。そ
の説得力、落着き、いずれもただものではなく、驚くほど新鮮を聴かせてくれ
ます。

KKC 5190/4 5枚組 ¥6500
国内仕様盤
[naive]
V 5258
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:交響曲全集
エマニュエル・クリヴィヌ(指)ラ・シャンブル・フィルハーモニック、
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団、ジネアド・ミューレン(Sop)、
キャロリン・マズア(A)、
ドミニク・ヴォルティッヒ(Ten)、コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
[録音:2009年12月、2010年5月(ライヴ)]
クリヴィヌ率いるピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルによる
ベートーヴェン交響曲全集の登場です。いくつもの「新しい真実」を見つけた、
と語るクリヴィヌは、様々な校訂版を検討して細かなアーティキュレーション
やディナーミクを丹念に手掛け、すべての楽曲が非常に新鮮、刺激的に響きま
す。ガット弦特有の魅力的な不均衡さを伴う弦楽器パートや、管楽器のまっす
ぐな響き、直線的なクレッシェンドなど、刺戟的な音色が得られ、素晴しい効
果をあげています。オリジナル楽器のコントラファゴットが第7番で用いられ
ているのも録音としては初めてのこと。それが加わったことにより、管楽器セ
クションにより一層の広がりと魅力的なリズム構造がくっきりと表れます。




<ENZO Recordings>
EZCD10018/19 2枚組 ¥3750
国内仕様帯、
三ヶ国語(英語、スペイン語、日本語)曲目解説書付き
グラナドス:スペイン民謡による6つの小品H.125
組曲《ロマンティックな情景》H.57
ショパン:バラード第4番 Op.52, 5月の歌
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番Op.13『悲愴』
ファリャ:4つのスペイン風小品 G.37[
ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):
イヴェッテの為のソナティナ、ハバネラ
比石妃佐子(Pf)2011年8-9月、スペイン・バルセロナでのセッション録音
比石が番組の中で演奏したモンサルヴァチェの「ハバネラ」はこのCDに収録さ
れている。
●番組中で紹介されたサグラダ・ファミリア大聖堂ライヴ1995(EZCD-10017)に
大きな注目が集まっており、今後比石の夫である外尾悦郎氏(サグラダ・ファ
ミリア主任彫刻家)と一緒に「徹子の部屋」(テレビ朝日)への出演が予定され
ているなど、多くのテレビ媒体での露出が予定されている。
●比石はアリシア・デ・ラローチャの愛弟子。ラローチャと共同でアルベニス
作品の楽譜校訂にも関わっているなど、スペインのピアノ音楽のスペシャリス
トとしてヨーロッパを中心に活躍しており、11年5月には九響とアルベニスの
協奏曲を本邦初演した。




<PREISER>
PRCD 91127 ¥2080
ツィーラー:
真のウィーン風 Op.381
黄金の青年時代 Op.523
遠慮 Op.200
勇敢に! Op.401
ウィーンの民衆詩 Op.314
笑って Op.167
惚れている Op.319
ハロドリ Op.6
愛の本! Op.413
レオポルディンヒェン Op.5
村の美しさ Op.393
風のように速く Op.165
心のバロメーター Op.421
愛の手紙 Op.370
村のツバメ Op.19
放して Op. 386
ウィーン・コンツェルタンテ・シュランメル四重奏団
カール&エリカ・スヴォボダ・ツィター・デュオ
PREISERの人気シリーズ、カール・ミヒャエル・ツィーラーのエディション、
後回しになっていた第15集が発売になりました。なかでも知る人ぞ知るカール
とエリカの両スヴォボダによるツィターがウィーン情緒をかきたててくれます。




<Aliud>
ACDHH 046(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25 
(2)ハルヴォルセン:パッサカリア(ヴィオラ・ソロ) 
(3)パッサカリア(ヴィオラとチェロのための)
パガニーニ:
(4)奇想曲第4番 (5)奇想曲第6番 (6)奇想曲第7番 
(7)奇想曲11番 (8)奇想曲24番 (9)ラ・カンパネラ
マイテ・スーク(Va)、ダニエル・ブルメンタール(Pf)、
ラースロー・フェニェー(Vc)
録音:2008年4月29-30日、8月30-31日、11月30日、12月1日、
ザ・ロケーション・スタジオ・アントワープ
2010年よりベルリンフィルで首席ソロ奏者を務めるハンガリー出身のヴィオラ
奏者、マイテ・スークによる小品集。収録された作品は一般的にヴァイオリン
の超絶技巧作品として知られているものばかりですが、今回はそれら全てが
ヴィオラの演奏で収録されています。ヴィオラらしい艶やかな音色と、軽やか
に奏でられる超絶技巧の連続には圧巻の一言。元々ヴァイオリニストであった
スークの演奏は音の立ち上がりも素晴らしく、ヴァイオリンにも劣らぬ活気に
あふれたエネルギッシュな演奏といえましょう。また、本CDでは世界的に活躍
するヴィルトゥオーゾ達との共演にも注目。カルメン幻想曲ではブルメンター
ルの過剰な表現を控えた巧みな伴奏によってスークのソロが見事に引き立てら
れています。特に注目されるのはスークとフェニェーニによるパッサカリア。
見事なアンサンブルと、ヴィオラとチェロという編成だからこそ成しえる深く
コクのあるハーモニーは必聴です!

ACDBH 049(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)鳥の歌(編:ディクストラ、ビィル) 
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(編:ビィル) 
(3)スクリャービン:5つの前奏曲(編:ディクストラ) op.15 
(4)フォーレ:夜想曲 op.43 Nr.2(編:ビィル) 
(5)ブイス:絶体絶命 (6)カークランド:ディエンダ 
(7)デリヴェラ:コントラダンツァ
ニールス・ビィル(Tenor Sax)、ハンス-エリク・ダイクストラ(Pf)、
ロブ・ホースティング(Electoric Organ)
録音:2010年1月16-18日、ドゥーティンヘム音楽学校(オランダ)
ビックバンドやジャズ、ブルースからクラシック界まで幅広く活躍するオラン
ダのサックス奏者ニールス・ビィル。クラシック界ではロイヤル・コンサルト
ヘボウ管弦楽団など多くのオーケストラと共演を果たしています。これまでに
もクラシックの名曲をテナーサックスで演奏してきたビィル。柔らかくも深み
のあるテナーサックスの音色がシューベルトやスクリャービン、フォーレの繊
細な旋律に驚くほどマッチしており、原曲以上に抒情的な響きが際立つ演奏と
いえましょう。今回はクラシックだけでなくジャズ作品も収録。注目されるの
はジャズ界の巨匠ケニー・カークランドの至高のバラードといわれる「ディエ
ンダ」。先鋭的な演奏と繊細な感性をもったロマンティシズムあふれる作品で
す。多くのジャズ・ファンの琴線を揺らしたカークランド独特の切ない雰囲気
が忠実に表現されている演奏といえましょう。異なるジャンルをわたり、サッ
クスのふくよかな音色に酔いしれる1枚です。

ACDBH 051(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)6つの歌曲 op.4(Jeppe Moulijinによるオーケストレーション) 
(2)菩提樹の花咲くとき (3)五つの詩op.1 (4)Peterleのための子守唄 
(5)十の詩 (6)二つの夜想曲 (7)夜が更けるとき
ナタリー・ミース(S)、ヴィム・フォーフト(Pf)、
ステファン・パス(指揮)、LKOオーケストラ
録音:(1)2007年11月18日、音楽院のバッハザール(アムステルダム)
(2)-(7)2008年7月8日、10月17日、18日、19日、
ハーグ大学ブルーホール(ハーグ)
1873年にアムステルダムで生まれ、19世紀から20世紀にかけてオランダ、ドイ
ツ、オーストリアなどで活躍した女性作曲家アンナ・クレーメルの歌曲集。ド
イツ・ロマンティスム音楽の影響を色濃く受けた彼女の作品からは、ワーグナ
ーやシュトラウス、マーラーの響きが垣間見えます。また、アリアやキャバレ
ーなど、当時流行していたであろう民俗音楽の響きも堪能することができます。
抒情的な中にどこか悲愴感を湛える旋律に心打たれます。オランダのソプラノ
歌手ミースの透明感ある歌声が澄んだ旋律がさらに引き立てられています。自
国の作曲家の再発見と保存に尽力するオランダのアーティストらにより、クレ
ーメルの美しい歌曲の数々が現代によみがえります!

ACDHH 045(SACD-Hybrid) ¥2250
テレマン:
(1)トリオ・ソナタ ホ長調 (2)12のファンタジーより 第2番 イ短調 
(3)12のファンタジーより 第7番 ニ長調 (4)組曲 ト長調 
(5)12のファンタジーより 第8番 ホ短調 
(6)12のファンタジーより 第11番 ト長調 
(7)カンタータ 「悲痛な音、ああ嘆いてEin Jammerton」
ラ・バルカ・ライデン{レイモンド・ホーニング(フラウト・トラヴェルソ)、
ウェンディ・ルーボル(S)、
アネク・ヴァン・ハーフテン(Vn)、エルク・ティンバーゲン(Vc)、
キース・ファン・デア・ポエル(Cemb,Org)}
録音:2009年7月8・9日、メノ派(再洗礼派)教会
(オランダ、フリースランド州ヤウレ)
2000年に結成された新進気鋭の演奏団体ラ・バルカ・ライデンによるテレマン
小品集。ラ・バルカ・ライデンはオランダの若手古楽演奏家からなるアンサン
ブル集団です。団体設立者であり、フルート・トラヴェルソを担当するレイモ
ン・ホーニングは今回の選曲について、「テレマンが持つ創造性、独創性、
ヴィルトゥオーゾ性に注目してもらおうと思った」と語っています。多岐にわ
たるジャンルにおいて作品を残したテレマンですが、今回はアンサンブル、ソ
ロ、カンタータと3つのジャンルにわたってテレマンの音楽の魅力を堪能でき
ます。ホーニングのトラヴェルソの音色は瑞々しい活気に満ちたもの。全体的
に優雅で穏やかな響きに満ちたCDですが、生き生きとしたアンサンブルはラ・
バルカ・ライデンの演奏ならではと言えるでしょう。

ACDBH 052(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)フレーチャ:「リウ・リウ・チウ」 
(2)エンシーナ:「アモール・コン・フォルチュナ」 
(3)アンチエタ:「愛して、お母様」 
(4)エンシーナ:
「水を越えておいで、私のフリエタ」、「今日は食べて飲んで」(15C作者不詳)
(5)デ・ラ・トーレ:「ダンツァ・アルタ」 
(6)エンシーナ:「不運なる悲しきスペイン」 
(7)エンシーナ:「悲しきスペイン」 
(8)「ああ、素敵な友人!」(16C、作者不詳)
(9)カベソン:「イタリア風パヴァーヌ」によるディフェレンシア 
(10)カベソン:パヴァーヌとそのグローサ 
(11)モラーレス:「聖にしてけがれなき処女」 
(12)サンドラン:フランス風カンツォーネ「甘い思い出」 
(13)カベソン:「甘い思い出」 (14)ゲレーロ:「愛に傷ついた神の子」 
(15)フアン・ブラス・デ・カストロ:
「あなたの裏切りにさいなまれた心の高みから」 
(16)「エスパニョレータ」(16C、作曲者不詳) 
(17)カバニーリュス:
ティエント第17番「パンジェ・リングァ」、プント・アルト 
(18)クラビホ・デル・カスティージョ:第2旋法のティエント 
(19)アラネス:シャコンヌの夜会 
(20)フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ:聖母マリアの罪なき聖歌 
(21)ヒメネス:「20のフォリア」によるディフェレンシア
バッサーノ・カルテット
録音:2010年5月6-8日、ヨハネス教会(オーステム、オランダ)
古楽器バッサーノの演奏者で構成されたバッサーノ・カルテットによる15世紀
から17世紀スペイン音楽小品集。収録されたジャンルは世俗音楽から教会音楽
まで多岐にわたり、各作品はバッサーノの四重奏用に編曲され、演奏されてい
ます。バッサーノはヴェネツィアに端を発し、16世紀半ばよりスペイン宮廷で
も愛されるようになった管楽器。今回のアンサンブルでは高音から低音まで、
4種類のバッサーノが用いられています。その音色はリコーダーを思わせる軽
やかなものですが、より温かみのある響きが魅力。柔らかく包み込むような独
特の優しい音色は必聴。中世からルネサンス、そして初期バロックにいたる幅
広いスペイン音楽を一度に楽しめるのも大きな魅力です!

ACDBH 047(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)デュファイ:「お望みどおり待ちましょう」 
(2)ファブリ:「美しい5月に」 デュファイ:(3)「私は満足しています」 
(4)「いとしい人よ、何ゆえに考えたのか」 (5)「帰る人々は」 
(6)「さらばランのよき酒よ」 (7)「私の心は鋭い矢で貫かれ」 
(8)「新年の日」 (9)チコニア:「私は行かなければならない」 
(10)ファブリ:「ああ、フランドル地方!」 
(11)アヴェ・マリス・ステラ(作曲者不詳) 
(12)チコニア:「いとしい娘よ」 (13)ランディーニ:「この愛は何なのか」
(14)カゼルタ:「太陽よりも輝くあなたの優しい姿」 
(15)チコニア:「小さな踊り子が」 
デュファイ:(16)「美しい乙女は塔の下に座り」 
(17)「恋人よ、あなたの燃えるような眼差しが」 
(18)ランディーニ:「良い男性に目立つ愛は」
フォルトゥナ
14世紀を代表する作曲家達の珠玉のシャンソンを集めた歌曲集。14世紀といえ
ば北ヨーロッパ、イタリアを中心にアルス・ノーヴァの華麗な音楽が花開いた
時代であり、美しいシャンソンが多く生み出された時代でもあります。演奏者
のフォルトゥナは14世紀オランダのアルス・ノーヴァ音楽の伝道者として活動
する団体。本CDでもデュファイとチコニアというオランダにまつわる2大音楽家
に焦点が当てられています。デュファイはブリュッセル近郊に生まれ、北ヨー
ロッパの音楽をイタリアへと伝えた14世紀を代表する大音楽家。チコニアはイ
タリア人でありますがリエージュで音楽を学び、北ヨーロッパの音楽に多大な
影響を受けた音楽家です。その他にもランディーニ、カゼルタらのシャンソン
も収録。北ヨーロッパからイタリアまで、当時のヨーロッパに流れる中世後期
音楽の潮流が感じられる1枚となっています。リュート、ヴィエール、リコー
ダーによって奏でられる伴奏の響きは柔らかく、どこか懐かしさも感じられる
もの。神秘的な響きを湛える中世シャンソンの魅力をたっぷりと感じられる1枚
となっています。

ACDBH 050(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)J=B.ルイエ:リコーダー・ソナタ第5番 ハ短調 
(2)ルオッフ(1957-):ラブ・ストーリーI 
(3)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第2番 ト短調 HMV 360 
(4)ルオッフ:ラブ・ストーリーII 
(5)W.バベル:ソナタ第2番 ハ短調 (6)ルオッフ:ラブ・ストーリーIII 
(7)J.S.バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲第4番より プレリュード BWV 1010 
(8)ジェミニアーニ:
オペラ「ディオクレティアヌス」より、アリア「私がどれだけ彼女を愛して
いるか、どのように見せよう」
(9)ルオッフ:ラブ・ストーリーIV 
(10)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第9番 ニ短調 HMV 367a
ランサンブル・ロッシニョール
{アリス・ゴルト=スヴィティンク(バロック・フルート)、
エリー・ヴァン・ミュンスター(テオルボ)}
録音:2010年2月8-10日、コーペル教会(フェーンハイゼン、オランダ)
「ロンドン・ラブ」というCDタイトルの通り、「愛」をテーマとし、18世紀ロ
ンドンで活躍していた音楽家達のフルート作品を集めた1枚。ルイエ、ヘンデ
ル、バッハら当時を代表する音楽家達の作品の間に、ドイツ人の現代音楽家ル
オッフのフルート独奏曲「ラブ・ストーリー」を挿入したユニークなプログラ
ムとなっています。テオルボの伴奏に乗せて優雅に響くバロック・フルートの
柔らかな音色には思わずうっとり。「ラブ・ストーリー」は、装飾豊かで優雅
な旋律と艶のあるメランコリックな響きが美しい作品。全体的にゆったりとし
た素朴な曲調を中心とする18世紀の作品との対比を楽しむことができます。
18世紀と現代、2つの時代にまたがる愛の調べを堪能できる1枚です!

ACDHJ 044(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)ドゥ・ビュイソン:「おお、皆の者」 
(2)フラミングス:「肉において十字架についた者を―思いおこす」 
(3)ウタンダル:「彼を一人子として嘆く―女たちは涙する」 
(4)バーテリンク(*1929):「我は癒しとならん」 
ファルケステイン(*1928):(5)「主の受難にあって」 
(6)「ヨハネの福音による我らが主の受難」 
(7)オルランド・ディ・ラッソ:
「おお十字架、すべての星の輝き―甘美な木よ」 
(8)フラミングス:「おお、神の子羊よ」 
(9)ディ・ラッソ:「オリーヴ山の上で、主は父に祈った」
バーテルリンク(Org.)、ラバスカドル、
ウィリアム・バード・ヴォカール・アンサンブル
録音:2009年10月19-20日、11月21-22日、12月9日、
旧カトリック教会(デルフト、オランダ)およびR.C.大聖堂
(ハールレム、オランダ)
ドゥ・ビュイソンやオルランド・ディ・ラッソら、16世紀の音楽家達による
受難曲集。どの時代においてもキリスト教音楽には欠かせない受難曲ですが、
今回収録された作品はポリフォニー音楽の黄金時代といわれる時期に作曲され
たもの。厳かに行われるミサにふさわしいよう、その響きは荘厳に満ちたもの
となっています。また、本CDでは演奏者バーテルリンク自身のオルガン作品、
ファルケステインの合奏曲など、受難作品をテーマとした現代音楽家の作品
も収録されています。伴奏を担当するラバスカドルは16世紀音楽に中心に、
中世からバロック時代までをレパートリーとしている古楽器演奏団体。ウィ
リアム・バード・ヴォカール・アンサンブルの美しい歌声と共に、神秘的な
響きを聞かせてくれます。




<Dynamic>
DYNBRD 55567(Blu-ray) ¥4780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs 代官)
マリオラ・カンタレロ(S ニネッタ)
ディミトリ・コルチャク(T ジャンネット)
マヌエラ・クステル(Ms ピッポ)
アレックス・エスポジト(Br フェルナンド)
ポオロ・ボルドーニャ(Br ファブリツィオ)
クレオパトラ・パパテオロゴウ(Ms ルチア)
ステファン・チフォレッリ(T イザッコ)
ほか
リュー・ジア(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,
プラハ室内合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
収録:2007年8月
2007年、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで上演された
「泥棒かささぎ」は、若き演出家、ダミアーノ・ミキエレットの名を一気に世
に広めるものになりました。かささぎが銀のスプーンを盗むことが発端となっ
てヒロインが死の間際まで追い詰められるというこのオペラの物語を、少女の
夢の中の世界にするという大胆な発想に基づいて、新規さと美しさと感動が見
事に融合された舞台を作り上げました。この演出がいかに高い評価を得たかは、
イタリアの権威あるフランコ・アッビアーティ賞を受賞したことでも分かりま
す。既に輸入DVD(DYNDVD 33567)、日本語字幕付きDVD(KKC 9004)で発売済みな
がら、もとよりHD収録での映像の美しさには定評のあるDynamic社、初の
Blu-Rayディスクとなるこの「泥棒かささぎ」でますます鮮明な映像を楽しめ
ることになりました。
ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの上演だけに、音楽面も非常に高水
準。ロッシーニ・バスの重鎮、ミケーレ・ペルトゥージの歌う悪代官、スペイ
ンの若きプリマドンナ、マリオラ・カンタレロのニネッタ、ロシア出身のロッ
シーニ・テノールの俊英、ディミトリ・コルチャクのジャンネット、さらにこ
の後ROFでさらなるブレイクを果たしたバリトン、アレックス・エスポージト
のフェルナンド、など、極めて優秀なキャスト。上海出身の指揮者、リュー・
ジアの手堅い指揮もあって、素晴らしく充実した上演です。

CDS 713 ¥1950
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
アンドレア・バッケッティ(P)
カルロ・ゴルドステイン(指)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
録音:2010年7月、パドヴァ
バッハの鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)、
そしてことにゴルトベルク変奏曲(CDS 659)で大きな評判となったアンドレア・
バッケッティ、新録音はモーツァルトのピアノ協奏曲。バッハを得意とする明
晰で整理のされた音楽と、モーツァルトが憧れたイタリアの明るさが、理想的
な形で融合した演奏です。1966年創設のパドヴァ・ヴェネト管弦楽団を、トリ
エステ生まれの指揮者、カルロ・ゴルドステイン指揮、バッケッティの音楽を
サポートしています。

CDS 709 ¥1950
P.A.アヴォダーノ:(1)《ベレニーチェ》からの場面 
(2)アリア「ああ、あなたは美しいセレネを知らない」
P.G.アヴォダーノ:(3)シンフォニア ニ長調 (4)シンフォニア ヘ長調
(5)アルメイダ:カンタータ「あの魅惑的な顔に」
(6)伝セイシャス:協奏曲 ト短調
エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
フェルナンド・ミゲル・ハロト(Cemb)
ステーファノ・バルネスキ(Vn)
録音:2010年2月、リスボン
日本でも高い人気を誇るエンリコ・オノフリが18世紀ポルトガルの珍しい作曲
家の作品を録音しました。ピエトロ・ジョルジョ・アヴォダーノ(生没年不詳)
は、ジェノヴァ生まれで、19歳の時にリスボンに移住したヴァイオリニスト、
作曲家。ペドロ・アントニオ・アヴォダーノ(1714-1782)は彼の息子。二人と
も宮廷楽団で活躍しました。フランシスコ・アントニオ・デ・アルメイダ
(1702年頃-1755年頃)は、ポルトガル王ジョアン5世の命でイタリア留学をし、
リスボンの宮廷音楽の発展に貢献をした人物。バロック声楽作品の歌姫として
知られるジェンマ・ベルタニョッリが父アヴォダーノの曲を歌っているのも魅
力です。

=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM 8026 ¥880
ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.4
ソナタ第1番 ホ長調
ソナタ第2番 イ長調
ソナタ第3番 ニ長調
ソナタ第4番 変ロ長調
ソナタ第5番 変ホ長調
フェリックス・アーヨ(Vn)
コッラード・デ・ベルナルト(P)
録音:1997年、ジェノヴァ
旧S 2002。先に発売された9枚組ヴィオッティ集(CDS 689)にも含まれたヴィオ
ッティのヴァイオリン・ソナタ集です。イ・ムジチ創立以来15年に渡ってコン
サートマスターを務めたフェリックス・アーヨのヴァイオリンは、まさにイタ
リアンな美感の滴るもの。待望の再発です。

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11-12 No.23

2011年12月30日 18時04分50秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
●ICON シリーズ
CZS-6790262 9枚組 ¥2650
ブルーノ・ワルター(限定盤)
偉大な指揮者達の黄金時代に名をはせたワルターの、得意としたドイツ・オー
ストリア系のレパートリーを主に集めた9枚組。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番二短調 K466 (録音:1937年5月)
2.モーツアルト:交響曲第38番 K504 「プラハ」 (録音:1936年12月)
3.モーツァルト:
セレナード第13番 ト長調 K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
1.モーツァルト:フィガロの結婚序曲 K492 (録音:1932年4月)
ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
2.モーツァルト:交響曲第39番 K543 (1934年5月)
演奏:BBC交響楽団
3.モーツァルト:皇帝ティトゥスの慈悲 序曲(録音:1938年1月)
4.モーツアルト:偽の女庭師 序曲 (序曲:1938年1月)
5.モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」(録音:1938年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
1.モーツァルト:レクイエム二短調 K626 (録音:1937年5月)
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)
アントン・デルモータ(テノール)、アレクサンダー・キプニス(バス)
演奏:ウィーン国立歌劇場合唱団
2.モーツァルト:ドイツ舞曲 K605 (録音:1937年5月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
1.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」(録音:1936年12月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2.ハイドン:
交響曲第92番ト長調 Hob.I.92「オックスフォード」(録音:1938年5月)
3.ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲 (録音:1938年5月)
演奏:パリ音楽院管弦楽団
CD5
1.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1936年1月)
2.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1935年6月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3.ワーグナー:
ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲(録音:1930年5月)
演奏:ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
4.マーラー:亡き子をしのぶ歌 (録音:1949年10月)
演奏:キャスリーン・フェリアー(ソプラノ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕 (録音:1935年6月)
2.第2幕 第3場
演奏:ロッテ・レーマン(ジークリンデ)、
ラウリッツ・メルヒオール(ジークムント)
エラ・フレッシュ(ブリュンヒルデ)、アルフレート・イェルガー(ヴォータン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD7
1.マーラー:大地の歌 (録音:1936年5月)
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)、チャールズ・クルマン(テノール)
2.私はこの世に捨てられて(リュッケルト歌曲より) (録音:1936年5月)
ケルスティン・ソルボルク(コントラルト)
3.交響曲第5番ハ短調より第5楽章「アダージェット」 (録音:1938年1月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8
1.マーラー:交響曲第9番二短調 (1938年1月)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD9  ジョン・トランスキーによるワルター回想録
1.イントロダクション 
2.1920年代、コヴェント・ガーデンでのオペラ(薔薇の騎士第2幕)
3.ロンドン交響楽団への影響   
4.マーラー交響曲第9番 
5.ロンドン・フィルへの影響(マーラー交響曲第1番他)
以上、ブルーノ・ワルター指揮

CZS-6790432 9枚組 ¥2650
グイド・カンテルリ(限定盤)
イタリアの名指揮者、カンテルリのEMI・レコーディングスのすべてを収録した
9枚組(8枚+1枚の60分間のオーディオ・ドキュメンタリー)。
トスカニーニの後継者と目されたにもかかわらず、スカラ座の首席指揮者に就
任してわずか数日後に、飛行機事故で36年の短い生涯を終えた悲劇のヒーロー。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:音楽の冗談 K522 I.アレグロ (録音:1955年8月)
2.モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K201(録音:1956年6月)
3.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67 第2-4楽章(録音:1956年6月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD2
1.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92 (録音:1956年5月)
2.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1955年8月)
3.ロッシーニ:どろぼうかささぎ序曲 (1952年10月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
4.ロッシーニ:コリントの包囲序曲 (録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD3
1.メンデルスゾーン:
交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」(録音:1955年8月)
2.シューマン:交響曲第4番二短調 作品120 (録音:1953年5月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
3.アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
パガニーニアーナ作品65(録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD4
1.ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68(1953年5月)
2.ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 (1955年8月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD5
1.チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団
2.チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64(1950年9月)
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団、デニス・ブレイン(ホルン)
2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」(録音:1952年10月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD7
1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (録音1954年6月)
2.ドビュッシー:3つの夜想曲より、「雪」、「祭り」(録音:1955年8月)
3.ドビュッシー:海ー3つの交響的スケッチ(録音:1954年9月)
4.ドビュッシー:聖セバスティアンの殉教 (録音:1954年6月)
5.ドビュッシー:交響的断章-ユリの庭
6.-法悦の踊りと第1幕の終幕
7.-受難
8.-よき羊飼い
CD8
1.デュカス:魔法使いの弟子
2.ファリャ:三角帽子より 隣人達の踊り 
3.-粉屋の踊り
4.-終幕の踊り
5.ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲より 夜明け
6.-パントマイム
7.-全員の踊り      (録音:1954年6月)
以上、演奏:フィルハーモニア管弦楽団
8.フランク:交響曲二短調(全3楽章) (1954年4月)
NBC交響楽団
CD9 ジョン・トランスキーによるカンテルリ回想録(オーディオ・ドキュメン
タリー)
1.Remembering Cantelli :
イントロダクション、ベートーヴェン:交響曲第5番フィナーレ
2.ファースト・レコーディング
3.フィルハーモニア管弦楽団への影響
4.カンテルリの完璧主義
5.メンデルスゾーン:交響曲第4番フィナーレ
6.ラヴェル:ダフニスとクロエ、第2組曲、リハーサル
7.ドブッシュ―:海
8.レコーディング・メソッドについて ブラームス:交響曲第3番
9.聴衆への影響
10.ファイナル・レコーディング、そして死
ベートーヴェン:交響曲第5番 フィナーレ
以上、グイド・カンテルリ指揮

CZS-6790732 8枚組 ¥2480
エリー・アメリンク(限定盤)
1933年オランダ生まれのソプラノの名花、アメリンクは、確かな技術に加え、
その類まれなあたたかな人間性で世界の主要舞台で活躍した。
特にリート歌手として名を馳せたソプラノで、フランス歌曲、ドイツ歌曲を得
意としたがモーツァルトやハイドンなどのオペラにも出演。8枚組の1枚目はソ
プラノのためのカンタータからはじまり、CD8は世界のクリスマス・ソング等
が収録されている。
クラムシェル・ボックス、各CD紙製ケース入り、48ページ・ブックレット
CD1 J.S.バッハ:
1.結婚カンタータ BWV202 悲しみの影よ、消え去れ(全9曲)
2.カンタータ 悲しみを知らぬ者 BWV209(全5曲)
以上、アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
クリストファー・ホグウッド(チェンバロ)
3.カンタータ 神はわが堅き砦 BWV80
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン指揮
(録音:1967年7月15-20日Stadthale, Marbach)
4.カンタータ 心と口と行いと命もて より 主よ、人の望みの喜びよ 
BWV147
アカデミー室内管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
録音:1970年7月 King's College Chapel, Cambridge, UK
5.カンタータ 人は喜びで勝利の歌を歌う BWV149より 
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
6.ヨハネ受難曲 BWV245 より 私は喜びの足どりであなたに従います
融けて流れよ、わが心
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
7.クリスマス・オラトリオ BWV248より 彼の人のただ手招きに
アカデミー室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
CD2 J.S.バッハ
1.ただ神の摂理にまかす者(カンタータBWV93)より 主を仰ぎのぞみ
2.われ汝に呼ばわれ、主イエス・キリストは(カンタータBWV177)より 
3.われいかで世にことを問わん(カンタータBWV94)より
4.悲しみを知らぬ者(カンタータBWV202)より 
5.取れ、己が取り分を(カンタータBWV144)より 節度満ち足りることを
6.われ、汝をいかになさんか(カンタータBWV89)より
7.わが内に憂いは満ちぬ(カンタータBWV21)より
8.クリスマス・オラトリオ(BWV248)より
9.待ち望むみなわれを(カンタータ187)より 神生かし養いたもう
10.わが心は地の海に漂う(カンタータBWV199)より 
沈黙のうめきよ、秘められた嘆きよ
11.神なしたもう御業こそいと喜けれ(カンタータBWV98)より 
目よ、泣くのをおやめ
12.暁の星のいと美しきかな(カンタータBWV1)より 貧しき者は食し
13.貧しき者は食し(カンタータBWV75)より 勇みて苦しみをも負わんわが身に
14.人もしわれを愛せばわが話を守らん(カンタータBW74)より 
来て下さい、来て下さい、私の心はあなたに開かれています
15. ミサ ヘ長調(BWV233)より 世の罪を除きたもう主よ
演奏:ハン・デ・ブリース(オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ、
オーボエ・ダモーレ)
リフテ・ファン・デル・メール(チェロ)、
アルバート・ド・クラーク(オルガン)
(録音:1983年8月、Pieterskerk, Utrecht)
CD3 シューベルト:
1.水の上で歌う D774
2.湖上にて D543
3.エルラフ湖 D586
4.ます D550
5.囚われの歌人たち D712
6.夕暮れの情景 D59
7.若者と死 D545
演奏:アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音: 1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
8.ズライカ I : 吹きかようものの気配は
9.ズライカ II :ああ、湿っぽいお前の羽ばたき
エレンの歌
10.I. いこえ戦士たち
11.II. 狩人よ、いこえ
12.III. アヴェ・マリア
13.糸を紡ぐレートヘン
14.歌の中のなぐさめ
15. 音楽に寄す
16.ガニュメート D.544
17.春への想い
18.愛はどこにいても
19.笑いと涙 D777
20.セレナーデ D889
演奏:イエルク・デームズ(ピアノ)
録音:1970年1月10-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin Zehlendorf
CD4 シューベルト:
1.岩の上の羊飼い D965
2.春に D882
3.アマリア D195
4.アティス D585
演奏:ジョージ・ピーターセン(クラリネット)、アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音:1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
モーツァルト:
5.静けさがほほえみながら K152
6.鳥は年ごとに K307
7.寂しい森の中で K308
8.満足 K473
9.おいで、愛するツィターよ K351
10.いましめ K433
11.すみれ K476
12.私のなぐさめであっておくれ K391
13.魔法使い K472
14.別離の歌 K519
15.ルイーゼが不実な恋人の手をやいた時 K520
16.夢のすがた K530
17.私の胸は喜びに高鳴る K579
18.かくしごと K518
19.可愛い糸紡ぎ K531
20.夕べの想い K523
21.老婆 K517
22.クロ―エに K524
23.春へのあこがれ K596
演奏:イエルク・デームス(ピアノ)、ヴィリ・ロザンタール(マンドリン)
(録音: 1969年12月1-3日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
CD5 フォーレ:
1.蝶と花 作品1-1
2.愛の夢 作品5-2
3.ある僧院の廃墟で 作品2-1
4.ひとりぼっち 作品3-1
5.あけぼの 遺作
6.2つの二重唱より I.この世のすべての魂 作品10-1
7.II. タランテラ 作品10-2
8.河のほとりで 作品8-1
9.秋 作品18-3
10.消えない薫り 作品76-1
11.アルペジオ 作品76-2
12.金の涙 作品72
13.メリサンドの歌 遺作
14.夕暮れ 作品83-2
15.小唄 作品94
16.ヴォカリーズ・エチュード
17.イヴの歌 作品95 I. 楽園
18. II.最初の言葉
19. III,燃えるバラ
20. IV.なんという神の輝き
21. V,.白い夜明け
22. VI.生命の泉
23. VII.目覚めているのか、陽の光のような私の香りよ
24. VIII.白いバラの香りの中で
25. IX.たそがれ
26.  X..おお死よ、星くずよ
27. 閉ざされた庭 作品106 I.願の成就
28. II.あなたが私の目に見入る時
29. III 使い女
30. IV.私はあなたの心に身をゆだねよう
31. V.ニンフの神殿で
32. VI. 、薄暗がりの中で
33. VII.私には大切なのです
34. VIII.砂の上の墓碑銘
35. それこそ平和 作品114
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(13)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1970年6月、1973年7月、1974年1-3月 Salle Wagram , Paris)
CD6 ドビュッシー:
1.星の輝く夜に
2.麦畑の花
3.艶なる宴
4.声をひそめて
5.操り人形
6.月の光
7.夢
8.砂浜
9.花
10.夕暮れ
11.ため息
12.とるに足らない願い
13.扇
14.もう家のない子供たちのクリスマス
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1971年4月、1977年1月&12月、1979年1月&2月 Salle Wagram,Paris)
プーランク:
15. ジャン・モレアスの詩による4つの歌より I.ロマンティックな歌
16. II.田園の歌
17. III 重苦しい歌
18. IV.活気ある歌
19. ルイーズ・ラランヌの3つの詩より I.贈り物
20. II.唄
21. III.,昨日
22. マックス・ジャコブの5つの詩より I.ブルターニュの歌
23. II.お墓
24. III.ちいさなしもべ
25. IV.子守唄
26. V. スリックとムリック
27. モーリス・カレームの詩による7つの歌より I,おねむ
28. II.不思議な出来事
29. III.ハートのクイーン
30. IV.バ・ブ・ビ・ボ・ビ・ブ
31. V.天使の音楽家
32. VI.赤ちゃん水差し
33. VII.四月の月
34. 気まぐれ
35. 対話
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(35)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3月ー5月&10月、1976年2月&7月
1977年1月&2月、Salle Wagram, Paris)
CD7
1. A.スカルラッティ: すみれ
2. A.スカルラッティ: 汝わがそばにあらば
3. ハイドン: 人魚の歌
4. ベートーヴェン:悲しみの喜び
5. ロウ:見た人は誰もいない
6. ブラームス;下の方の谷の底(49のドイツ民謡より)
7. メンデルスゾーン:歌の翼に 作品34-2
8. シューベルト:幸福D433
9. グリーグ:君を愛す 作品5-3
10. サティ:ランピールのプリマドンナ
11. サティ:あなたが大好き
12. マルケージ:恋に狂う娘
13. アーン:わたしの歌に翼がある
14. ショーソン:蝶々 作品2-3
15. ショーソン:はちすずめ 作品2-7
16. デュパルク:悲しい歌
17. フォーレ:夢のあとに
18. ストラヴィンスキー:牧歌
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
録音:1972年9月6-11日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf
19. プーランク:ルイーズ・ヴィルモランの詩による歌 I.リエージュの少年
20. II.浮世を忘れて
21. III.白衣の天使たちに
22. この優しい顔
23. ルイーズ・ドゥ・ヴィルモランの詩による6つの歌より 
I.アンドレの奥さん
24. II.草の中に
25. III.飛んで行ってしまったのね
26. IV.私の亡骸は手袋のようにぐったりと
27. V.ヴァイオリン
28. VI.花
演奏;ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3-5月&10月、1977年1月&2月)
Salle Wagram、Paris
CD8
1.明るい土手に座っていたら(トラディショナル)
2.その声はやさしかったよ(トラディショナル)
3.Beginiker:イン・ドゥルチェ・ユビロ
4.Beginier: また新しい喜びが
5.Beginiker:さあ、ぼうやをあやしましょう
6.山の土を(トラディショナル)
7.ブラームス:宗教的な子守唄作品91-2
8.ハイドン:乙女よ、はしためよ、待隣節のアリア
9.おお、イスラエルの聖らかな処女よ(トラディショナル)
10.小さな小さなイエス(トラディショナル)
11.クリスマスの歌(トラディショナル)
12.ビリャンシーコ -クリスマスの踊り唄(トラディショナル)
13.コルドバのビリャンシーコ(トラディショナル)
14.アンダルシアのビリャンシーコ(トラディショナル)
15.牡牛と灰色ロバにはさまれて(トラディショナル)
16.羊飼いの呼び声(トラディショナル)
17.マリアのために(トラディショナル)
18.おもちゃのクリスマス(トラディショナル/ラヴェル編)
演奏;佐藤豊彦(リュート)、アルバート・ド・クラーク(オルガン)
ダルトン・ボールドゥイン(ピアノ)
19.ベートーヴェン:ミサ曲ハ短調より キリエ
演奏:ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、テオ・アルトマイヤー(バス)、
マリウス・リントツラー(バス)、フィルハーモニア合唱団、
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
(録音:1970年9月15-18日 All Saints Church,Tooting) 
20.マーラー:交響曲第4番ト長調 第4楽章
演奏:ピッツバーグ交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
(録音:1978年5月15-16日、Heinz Hal, Pittsburgh)
以上、エリー・アメリンク(ソプラノ)

CZS-6790862 10枚組 ¥2780
アレクシス・ワイセンベルク(限定盤)
1929年ブルガリア生まれの巨匠、ワイセンベルクは3歳からブルガリアの名教
師、ウラディゲロフにピアノと作曲を学ぶ。ユダヤ人であったため、戦争中は
収容所に入れられたが、アメリカに逃れ、ジュリアード音楽院でランドフスカ
や、シュナーベルに師事。カラヤンなどと積極的に録音を重ねた。恩師ウラ
ディゲロフの曲も録音、本CDのCD9のアンコール集に収録されている。
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467(録音:1978年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
CD2
1.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1967年12月)
2.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21 (録音:1962年9月)
演奏:パリ国立音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD3
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調作品15 (録音:1972年1月)
演奏:ロンドン交響楽団,カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
2.フランク:交響的変奏曲 (録音:1986年1月)
3.フランク:プレリュード、フーガと変奏 作品18 (録音:1986年1月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD4
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1970年2月)
演奏:パリ管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 (1972年9月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD5
1.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番二短調作品30 (録音:1979年9月)
演奏:フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
2.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
CD6
1.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (録音:1983年6月)
2.アイ・ガット・リズム変奏曲 (録音:1983年6月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
3.ラヴェル;ピアノ協奏曲ト長調 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
4.ムソルグスキー:展覧会の絵 (全曲) (録音:1971年1月)
CD7
1. J.S.バッハ:コラール主よ、人の望みの喜びよ カンタータBWV147
2.J.S.バッハ:コラール前奏曲 来たれ、異教徒の救いの主よ
3.JS.バッハ:前奏曲 いまぞ喜べ、愛するキリストの信者たちよ
4.J。S.バッハ:シチリアーノーフルート・ソナタ第2番 BWV1031より
5.J.S.バッハ:プレリュードとフーガ イ短調 BWV543
6.J.S.バッハ:
コラール 前奏曲 我、汝を呼ぶ、主・イエス・キリストよBWV639
7.J.S.バッハ:シャコンヌー無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
8.J.S.バッハ:トッカータとフーガ 二短調 BWV565
9。J.S.、バッハ:プレリュード ロ短調 BWV855a (録音:1973年1月)
10-11 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV903
12-14  J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 (録音:1966年1月)
CD8
シューマン:
1.子供の情景 作品15
2.幻想曲 ハ長調 作品17 (録音:1967年1月)
3.ユモレスク 作品20 (1977年1月)
CD9 
1.子供のためのアルバム (録音:1973年1月)
CD10 アンコール集
1.ベートーヴェン:
月光ソナタより第1楽章(ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2)
2.ベートーヴェン:エリーゼのために (録音:1978年1月)
3.ベートーヴェン:
ロンド・カプリッチョ ト長調 作品129 (録音:1977年5月)
4.ショパン:エチュード作品10-3「別れの曲」
5.ショパン:即興曲 第1番 作品29
6.シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
7.リスト:愛の夢 第3番 S541
8.リスト:即興円舞曲
9.チャイコフスキー:ゆりかごの歌 作品16-1
10.ドビュッシー:エチュード 第11番 重複するアルペジオのために
11.ドビュッシー:月の光
12.ドビュッシー:レントより遅く
13.スクリャビン:夜想曲変ニ長調作品9-2 左手のための小品より
14.スクリャビン:練習曲変ロ短調 作品8-11
15.セヴラック:ロマンティックなワルツ
16.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
17.ヴラディゲロフ:インプロヴィゼーション
以上、アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)

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11-12 No.22

2011年12月30日 18時04分28秒 | Weblog
<VELUT LUNA>
CVLD 219 ¥2080
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
マリアンナ・プリッツォン(ソプラノ)
エレーナ・ボスカロル(メゾソプラノ)
ボデチャ・ネジャ女声合唱団
アルペ・アドリア・フィルハーモニー管弦楽団
ルイジ・ピストーレ(指揮)
録音:2010年12月12日、ゴリツィア(イタリア)、フリウラーナ文化ホール、
ライヴ
スロヴェニア国境に近いゴリツィアの合唱団と管弦楽団による演奏。ローカル
ながら独唱を含め高い演奏水準にあります。収録時間が約40分と短いながらフ
ルプライス商品です。ご了承ください。




<DE RODE POMP>
RP/GMA 032 ¥1850
デュパルク(1848-1933):歌曲集
悲しき歌/ギャロップ/セレナード/ため息/ミニョンのロマンス
戦いのある国へ/波と鐘/悲歌/恍惚/ロズモンドの館/フィディレ
遺言/前世
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2003年
ゼーハー・ヴァンデルステーネは1940年ベルギー、フランドル地方のゲントに
生まれたテノール。グレゴリオ聖歌から現代音楽に至る非常に幅広いレパート
リーに対応でき、もちろんフランス語、ドイツ語も自由自在。日本ではアーノ
ンクール、ブリュッヘン、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、コープマンらの指揮
で歌ったバロック-古典派音楽の録音やコンサートでおなじみの名歌手です。

RP/GMA 042 2枚組 ¥2180
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤楽器のためのソナタ集
ハ長調(Sonata 6)/ハ長調(Sonata 8)/ハ長調(Sonata 10)
ハ短調(Sonata 14)/ハ短調(Sonata 15)/ハ短調(Sonata 16)
ニ長調(Sonata 19)/ニ短調(Sonata 24)/ニ短調(Sonata 27)
ニ短調(Sonata 28)/変ホ長調(Sonata 33)/ホ長調(Sonata 34)
ホ短調(Sonata 36)/ホ短調(Sonata 37)/ト長調(Sonata 46)
ト長調(Sonata 47)/ト短調(Sonata 50)/ト短調(Sonata 51)
イ長調(Sonata 59)/イ短調(Sonata 68)/イ短調(Sonata 71)
変ロ長調(Sonata 78)/ロ短調(Sonata XXV)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2004年
根強いファンを持つポルトガルの作曲家セイシャスのソナタを2枚組合計約105
分、たっぷり収録したアルバム。ジョゼ・エドゥアルド・マルティンスは1938
年ブラジルのサンパウロに生まれ、フランスで、ジャック・フェヴリエ、ジャ
ン・ドワイヤンに師事したピアニスト。

RP/GMA 051 ¥1850
ビゼー(1838-1875):歌曲集
四月の歌/不在/愛の歌/てんとう虫/穏やかな海/ガスコーニュ人
海の精/子守歌/冬の後に/あなたが恋しているなら/パステル画
牧歌/忘れないで/あなたの心を開いて/私の命には秘密がある
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2005年

RP/GMA 061 ¥1850
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):歌曲集
大地と空気と雨(全10曲)
ある詩人に(全6曲)
私は恋人に言った(全6曲)
ハワード・ウォン(バリトン)
ヘイン・ボーテルベルグ(ピアノ)
録音:2006年1月21-23日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 062 ¥1850
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのための12の練習曲
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 063 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集「白鳥の歌」D.957
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年5月25-26日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 065 ¥1850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ Op.147(*)
ジャン=ピエール・ワールブルック(1954-):
ピアノ・ソナタ第3番/ヴィオラ・ソナタ第1番(*)
ドミニカ・エイクマンス(ヴィオラ(*))
フレデリク・クルーネ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 066 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集
ミューズの息子 D.764/リュートに D.905/音楽に D.547/笑いと涙 D.777
さすらい人が月に D.870/はなだいこん D.752/ガニュメート D.544
それらがここにいたことは D.775/ます D.550/春に D.882
さすらい人の夜の歌 D.224/君は私の憩い D.776/幸福 D.433
さすらい人の夜の歌 D.768/私のあいさつを D.741/野ばら D.257
春の思い D.686/夜の曲 D.672/さすらい人 D.489/愛の声 D.412
夕映えの中で D.799
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年10月14日、ゲント(ベルギー)、ライヴ
使用楽器:ベーゼンドルファー製、Halbkonzertflugel M 225

RP/GMA 067 ¥1850
クラシカル・ヴァイオリンから五弦ヴィオラへ
シュニトケ(1934-1998):パガニーニに(無伴奏ヴァイオリンのための;1982)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム(1954-):献呈(五弦ヴィオラのための;2003)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から サラバンド(+)
クロード・ルドゥー(1960-):O Loli's Dream(五弦ヴィオラのための;2006)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から 前奏曲(+)
ジャン・パオロ・ルッピ(1959-):
Capriccio for Jenny(五弦ヴィオラのための;2005)(+)
クルト・ビッケンベルクス(1963-):
Da Pacem(無伴奏ヴァイオリンのための6つの小品;2006)から Part 4-5-6(*)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から サラバンド(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム:
Antheilismus for Jenny(無伴奏ヴァイオリンのための;2005)(*)
ジェニー・スパノーグ(ヴァイオリン(*)、五弦ヴィオラ(+))
録音:2007年2月、ボルネム修道院教会(ベルギー)
使用楽器:2005年(*)、2006年(+)、Luc Deneys製
ヴィオラにヴァイオリンのE線相当の弦を加え高音域を拡大した五弦ヴィオラ
の名手としても知られるベルギーのヴァイオリン&ヴィオラ奏者ジェニー・
スパノーグの無伴奏プログラム。ヴァン・ランデヘム、ルドゥー、ビッケンベ
ルクスはベルギー、ルッピはイタリアの作曲家。

RP/GMA 069 ¥1850
イギリスのピアノ音楽
ウィリアム・スタンデール・ベネット(1816-1875):ソナタ ヘ短調 Op.13
ウィリアム・トマス・ベスト(1826-1897):
舞踏大楽章、ポルカ・オリジナル Op.4(*)/ロマネスカ Op.16(*)
チャールズ・ヒューバート・パリー(1848-1918):シュルブリード・チューンズ
サイモン・キャラガン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
(*)は初録音と表示されています。

RP/GMA 081 ¥1850
ヨハン・クーナウ(1660-1722):聖書ソナタ(1700)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2008年

RP/GMA 083 ¥1850
ベルギーのピアノ音楽
ウィルフリート・ウェステルリンク(1945-):ソナタ第3番(幻想ソナタ)
ワウター・ヴァンデ・ヒンステ(1973-):CAFEによる変奏曲
ベルナルド・バールト(1963-):2つの音詩
ジャン・ドルーヴロワ(1967-):Void Man
ヨハン・ヴェルクレイセ(1968-):Zap and Joy
エルス・コーマン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
全曲初録音と表示されています。

RP/GMA 084 ¥1850
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
ティムール・セルゲーニア(ピアノ)
録音:2006年12月15日、ゲント音楽院(ベルギー)、ミリー・ホール、ライヴ
ティムール・セルゲーニアは1969年ベラルーシの首都ミンスクに生まれたピア
ニスト。3歳でミンスク国立音楽院の英才児童学校に入学、4歳で自作を弾いて
コンサート・デビュー、7歳で協奏曲デビューという神童ぶりを発揮。ミンス
ク音楽院に進んだ後、モスクワ音楽院でナウム・シュタルクマンに師事。コン
スタンチン・イグムーノフのマスタークラスに参加した最後の一人となりまし
た。1999年にドイツに移住、2005年よりベルギーのゲント音楽院客員教授を務
め、2008年にはベルギーでオーケストラ「Timur and His Team」を創設して指
揮者兼ソリストに就任しています。

RP/GMA 091 ¥1850
フォーレ(1845-1924):ピアノ作品集
バラード Op.19/主題と変奏曲 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第4番変ホ長調 Op.36/夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
即興曲 第1番変ホ長調 Op.25/第2番ヘ短調 Op.31
第3番変イ長調 Op.34/第4番変ニ長調 Op.91/第5番嬰ヘ短調 Op.102
舟歌第12番変ホ長調 Op.106bis
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2009年

RP/GMA 971 ¥1850
フランドルのロマンティック・ピアノ音楽
イェフ・ヴァン・ホーフ(1886-1959):3つのワルツ
ローデウェイク・モルテルマンス(1868-1952):
マズルカ/パストラーレ/歌う鳥たち/間奏曲/即興曲
クレメント・ドホーゲ(1899-1951):ガヴォット/タランテッラ
ヘルマン・ムーレマンス(1893-1965):春の楽しみ
アウフスト・デ・ブック(1865-1937):夢/ガヴォット/トッカータ
マリヌス・デ・ヨング(1891-1980):フランドル舞曲
イェフ・ヴェルメイレン(1904-1999):五月の踊り/3つのスピリチュアル
ペーテル・カブス(1923-2000):ピアノ協奏曲(*)
フィリベルト・メース(ピアノ)
管弦楽団(*)
録音:データ記載なし 発売:1997年
フィリベルト・メース(1929-2006)はベルギー、フランドルの作曲家でゲザ・
アンダ門下のピアニスト。自宅で刺殺されるという悲惨な最期を遂げました。
(*)はオーケストラ、指揮者とも表示がございません。また、本体・外装に規
格番号表示がございません(ブックレットにのみ表示されています)。ご了承く
ださい。なお、規格番号「RP/GHA 971」の別商品がございますので、ご注文
の際はご注意ください。

RP/MC 004 ¥1850
エンリキ・オスワルド(1852-1931):
ピアノ四重奏曲ト長調 Op.26(*)
ピアノとチェロのためのソナタ幻想曲変ホ長調 Op.44(+)
ピアノ協奏曲 Op.10(ピアノと弦楽五重奏のための版)(#)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
ルビオ弦楽四重奏曲(*/#)
ディルク・ヴァン・デ・ヴェルデ、
ディルク・ヴァン・デン・ハウウェ(ヴァイオリン)
マルク・ソナールト(ヴィオラ) ペーテル・デヴォス(チェロ(+))
パスカル・スメッツ(コントラバス(#))
録音:2002年2月17-20日、Mullem(ベルギー)、聖ヒラリウス礼拝堂
エンリキ(エンリケ)・オスワルドはブラジルの作曲家・ピアニスト・音楽教師
・外交官。両親はヨーロッパからの移民であり、彼の作風もヨーロッパ的であ
ったため、20世紀に入りブラジル民族主義的音楽台頭後は忘れられた作曲家と
なってしまいました。(*)のヴァイオリニストがヴァン・デ・ヴェルデとヴァン
・デン・ハウウェのどちらかは不明。本体、外装の規格番号表示は「MC 004」
のみですが、「RP/MC 004」として管理いたします。ご了承ください。

RP/GHA 971 ¥1850
【再案内】
シュニトケ(1934-1998):弦楽三重奏曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):弦楽四重奏のための3つの小品
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
モスクワ室内ソロイスツ
ミヒャエル・タイツ、エレーナ・ボーニ(ヴァイオリン)
レフ・アニケーエフ(ヴィオラ) ワレーリー・クリヴォボロドフ(チェロ)
録音:1995年10月24日、シルデ行政センター(ベルギー)、
ヴォールケンペン音楽祭、ライヴ

RP/GMA 002 ¥1850
【再案内】
ルシアン・ポスマン(1952-):
O! Zon(弦楽四重奏曲;1997)(*)/経験の歌(1886)(+)
5つの経験の歌(1989)(#)/交響曲第1番(1997)(**)
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(*)
ミハイル・ルコーニン(バリトン(+))
ヴィクトリア・エフトディエワ(ソプラノ(#))
ドミートリー・マホヴィートフ(クラリネット(#))
ユーリー・セーロフ(ピアノ(+/#)
サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ交響楽団(**)
エドヴァルト・セーロフ(指揮(**))
録音:1999年10月15日(*)、1999年1月24日(+)、9月9日(#)、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会(*/+/#)
1999年12月4日、サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ・コンサート
ホール(**)
ルシアン・ポスマンはゲント王立音楽院、アントワープ・フランドル音楽院で
学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 012 ¥1850
【再案内】
ワルテル・フス(1956-):
ピアノのための前奏曲とフーガ第1巻(第1番-第6番
ワルテル・フス(ピアノ)
録音:時期不明、サンクトペテルブルク、メロディア・スタジオ
ワルテル・フスはゲント、ブリュッセル両王立音楽院で学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 014 ¥1850
【再案内】
ウィレム・ペレマンス(1901-1991):室内楽作品集
ハープ四重奏曲/ハープのための前奏曲、アリアとワルツ
フルートとハープのためのソナタ/9つの凡作 から 第1, 2, 6, 7番
ヴァイオリンとピアノのためのセレナードと舞曲/フルート・ソナタ
アルパー・アンサンブル
アルド・バールテン(フルート)  グドルン・ヴェルカンプト(ヴァイオリン)
ディーデリク・サイス(ヴィオラ) マリー・ハリンク(チェロ)
ソフィー・ハリンク(ハープ)
フィリプ・マルテンス(ピアノ)
ウィレム・ペレマンスは20世紀ベルギーの代表的作曲家の一人。

RP/GMA 021 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー(1862-1918):おもちゃ箱
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)

RP/GMA 022 ¥1850
【再案内】
フランソワーズ・ショヴォー(1953-):
藍色の交響曲(弦楽合奏のための)Op.2(*)
チェロとピアノのための悲歌 Op.68(+)
ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.72(#/**)
白い交響曲(弦楽合奏とティンパニのための)Op.100(*)
ピアノ五重奏曲 Op.108(++/**)
サンクトペテルブルク室内管弦楽団(*)
ユーリー・セーロフ(指揮(*)、ピアノ(+))
イリーナ・モロキナ(チェロ(+))
イリーナ・カルプス(ハープ(#))
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(**)
フランソワーズ・ショヴォー(ピアノ(++))
録音:2001年5月18日、2002年5月22日、9月16日、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会
同一音源:Northern Flowers, NF/PMA 9909
フランソワーズ・ショヴォーはニューヨークのジュリアード音楽院で学んだフ
ランスの作曲家・ピアニスト。Northern Flowersレーベルとの共同制作。

RP/GMA 031 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー、シェーンベルク、シュルホフ、メシアン:ピアノ作品集
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻 から 霧/花火
シェーンベルク(1874-1951):5つのピアノ小品
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):左手のための組曲第3番
メシアン(1908-1992):
鳥のカタログ から イソヒヨドリ
幼児イエスに注ぐ20の眼差し から 幼児イエスの口づけ,喜びの聖霊の眼差し
Xie Ya-ou(ピアノ)
録音:2001年2月5日、ベルリン芸術大学





<MUSICAL CONCEPTS>
MC129 2枚組 ¥1250
ハイフェッツ・トランスクリプションズ
CD1:
ブルッフ:ロマンス イ短調 op.42
クライスラー:ロマンス op.4
シベリウス:ロマンス op.78-2
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調 op.11
リスト:忘れられたロマンス
シンディング:ロマンス
ヴュータン:ロマンス op.40-1
ヴィエニャフスキ:無言歌 op.9-1
クララ・シューマン:3つのロマンス op.22
スヴェンセン:ロマンス ト長調 op.26
ゴルトマルク:ロマンス イ長調
ニールセン:ロマンス op.26
ヤナーチェク:ロマンス
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番-ロマンス
CD2:
ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より
「サマータイム」、「女は気まぐれ」、「私の彼氏が行っちゃった」、
「そんなことはどうでもいいさ」、「ブルースのテンポで」、
「ベスよ、お前はおれのもの」
フォスター:金髪のジェニー
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
トゥリーナ:闘牛士の祈り
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タンゴ
ポンセ:小さな星
ド・ヴァレ:かがり火のそばで
ショパン:夜想曲第16番 op.55-2
メンデルスゾーン:無言歌集 第1集-「甘い思い出」
ディニク:ホラ・スタッカート
ブラームス:瞑想
ゴドフスキー:なつかしいウィーン
ハチャトゥリアン:剣の舞
ラフマニノフ:メロディ op.21-9
メトネル:おとぎ話 op.20-1
ボロディン:小組曲-「セレナード」
プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋-「行進曲」
ラフマニノフ:ここはすばらしい場所 op.21-7
アーロン・ロザンド(Vn)
ヒュー・サン、ジョン・コヴェッリ(P)

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11-12 No.21

2011年12月27日 17時45分28秒 | Weblog
●年末・年始営業のご案内
12月28、29日 休業
12月30、31日 通常営業
1月1-3日 休業
1月4日より通常営業

となります。よろしくお願いいたします。

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Signum Classics>
SIGCD 255 4枚組 ¥2980
ブラームス:交響曲全集
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
1980年代のクリーヴランド管との全集録音以来、約20年振りに実現したドホナ
ーニの新しいブラームスの「交響曲全集」。正攻法のアプローチ、オーケスト
ラ全体の絶妙なバランスが高く評価されているブラームスは、"ドホナーニと
フィルハーモニア管"のコンビが生んだ代表的名演です。
録音(ライヴ):2009年5月14日(第1番)&2007年6月28日(第2番)&
2009年10月22日(第3番)&2007年2月4日(第4番)、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&クイーン・エリザベス・ホール(第4番)

SIGCD 283 ¥2180
コラール・タペストリー ――
ブルックナー:正しい者の口は知恵を語り
バード:目覚めていよ、キリエ(4声のミサ曲より)
モンテヴェルディ:主に向かって新しき歌を歌え
ビクトリア:おお、大いなる神秘
パレストリーナ:第1旋法によるマニフィカト
ブラームス:なにゆえに、悩む者に光を与えたのか?
黒人霊歌(ティペット編):行けモーゼ/ギボンズ:手を打ち鳴らせ
レーガー:神の小羊、我らみな唯一なる神を信ず
ブラームス:祭典と記念の格言Op.109/黒人霊歌(ブラックウェル編):逃れ行け
ラインベルガー:夕べの歌/タヴナー:仔羊
バード:神の子羊(4声のミサ曲より)
ヴォーチェス8
ルネサンスのポリフォニーからユニークなジャズ&ポップ・アレンジを自在に
歌うヴォ―チェス8が、ここでもイギリスのバード、タヴナー、ドイツのブルッ
クナー、スペインのビクトリア、イタリアのモンテヴェルディ、黒人霊歌など
様々な時代、国の幅広いレパートリーを披露!




<PentaTone>
PTM 1028(SACD-Hybrid) ¥2300
チャイコフスキー:
交響曲第1番ト短調Op.13《冬の日の幻想》/スラヴ行進曲Op.31
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
プレトニョフ&RNOにとって2度目となるチャイコフスキー・チクルス。
交響曲第5番が英BBCミュージック・マガジン誌のディスク・オヴ・ザ・マンス
(月間最優秀賞)に選ばれるなど、ペンタトーンでの"新全集"はヨーロッパ各国
のメディアで、すでにDGの"旧全集"を超えたと評されている。
録音:2011年4月、DZZスタジオ5(モスクワ)






<VIRGIN CLASSICS>
VC-7307682 ¥1580
ドビュッシー歌曲集「月の光」 限定盤
ドビュッシー(1862-1918):
1.星の輝く夜に (バンヴィル 詩)
2.パントマイム (ヴェルレーヌ 詩)
3.月の光 (ヴェルレーヌ 詩)
4.ピエロ (バンヴィル 詩)
5.現れ (マラルメ 詩)
6.声をひそめて (ヴェルレーヌ 詩)
7.艶なる宴 (バンヴィル詩)
8.ロマンス (ブルジェ 詩)
9.鐘 (ブルジェ 詩)
10.中国風のロンデル (ディラール 詩)
11.波、棕櫚、砂 (ルノー 詩)
12.アリエルのロマンス (ブルジェ 詩)
13.後悔 (ブルジェ 詩)
14 .水に落ちた水夫 (ブショール 詩) -世界初録音-
15.死後のなまめかしさ (ゴーティエ 詩)
16.弓 (クロ 詩) -世界初録音-
17.ロマンス (ブショール 詩) -世界初録音-
18.エルフ達 (ド・リール 詩) -世界初録音-
19.カンタータ:選ばれた乙女 (ガブリエル・ロセッティ 詩)
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラ
フィリップ・カサール(ピアノ)
録音:2011年11月12-13、22-25日 Salle Colonne , Paris, France
フランスが誇る世界のディーヴァが、ドビュッシー生誕150年に発表する美し
き歌曲集。ドビュッシー弾きのピアニスト、カサールの、デセイへのラブコー
ルで実現した企画で、カサールが発掘したドビュッシーの若き時代の未出版作
品4曲を世界初録音!
デジパック、44ページ・ブックレット(仏語、英語、独語)

VCW-7307692 2枚組 ¥1500
ドビュッシー歌曲集「月の光」 通常盤
ジュエル・ボックス、44ページ・ブックレット(仏語、英語、独語)
収録内容は上記限定盤と同じです。


VCSW-7307992 2枚組 ¥1500
バロックの祭典(International Version) 
Une Fete Baroque-10th Anniversary Concert
CD1
1.ラモー:優雅なインドの国々-Danse du Calumet et la Paix et duo
Forets paisibles
ナタリー・デセイ(S)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
2.ラモー:イポリートとアリシー-Quelle plainte en ces lieux m'appelle ?
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(M.S)
3.ラモー:ダルダニュス-La descente de Venus
4.ラモー:ダルダニュス-Calme des sens
5.ラモー:ダルダニュス-Tambourins
6.ラモー:イポリートとアリシー-恋のうぐいす
7.ラモー:イポリートとアリシー-狩りにて
ヤエル・アッザレッティ、アウレリア・ルゲイ(S)、
ダヴィッド・プランティエ(ヴァイオリン)
アレクシス・コセンコ(フルート)、ジェロエン・ビリエ、
ヤニック・マイエ(合唱)
8.ラモー:ダルダニュス-Monstre affreux, monstre redoutable
ステファーヌ・ドゥグ(Br.)
9.ラモー:プラテー-Ballet-bouffon
パトリシア・プティボン(S)
10.ラモー:イポリートとアリシー-Bruit de tonnerre
11. ラモー:カストールとポリックス-悲しい支度
カリーヌ・デシェイエ(M.S.)
12.ラモー:ダルダニュス-シャコンヌ
13.ラモー:インドの優雅な人々-Regnez, plaisirs et jeux
ソニヤ・ヨンチェバ
14.ラモー:ダルダニュス-Lieux funestes
15. ラモー:ダルダニュス-Pais favorable, paix adorable
トピ・レーティプー(T)、フランソワーズ・マセ(S)、
ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
16.リュリ:テーゼオ-序曲と行進曲
17. リュリ:テーゼオ-Vivez contents dans ces aimables lieux
ヤエル・アッザレッティ、フランソワーズ・マセ、ステファーヌ・ドゥグー
CD2 
1.パーセル:アーサー王、またはイギリスの偉人-What Power art thou
クリストファー・パーヴス(Bs.)
2.パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード-トランペットよ鳴りわたれ
パスカル・ベルタン、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
3.ヘンデル:リナルド-あの矢の森の中で
4.ヘンデル:リナルド-私を泣かせて下さい
ラウラ・クレイコム(S.)、ロレンツォ・ラガッツォ(Bs-Br.)、
アン・ハレンベルク(M.S.)
5.ヘンデル:アグリッピーナ-Come nube che fugge dal vento
レナータ・プクピッチ(M.S.)
6.ヘンデル:アチスとガラテア-Fra l'ombre e gl'orrori
クリストファー・パーヴス(Bs.)
7.ヘンデル:オルランド-Fammi combattere
マリヤーナ・ミヤノヴィチ(A)
8.ヘンデル:主は言われた-De torrente via bibet
ナタリー・デセイ(S.)、カリーヌ・デシェイエ
9.ヘンデル:愛の狂乱-Un pensiero voli in ciel
マガリ・レジェ、(S.)ステファニー・マリ・ドゥガン(ヴィオラ)
10.ヘンデル:復活-Piangete, si, piangete
サラ・ミンガルド(M.S.)
11. ヘンデル:タメルラーノ-Ciel e terra armi di sdegno
ロランド・ヴィラゾン(T)
12.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-Son nata a lagrimar
アンネ・ォフィ・フォン・オッター(M.S.)、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
13.ヘンデル:時と悟りの勝利-Voglio tempo per risolvere
ヤエル・アッザレッティ、マリアーナ・ミャノヴィッチ、
トピ・レーティプー(T.)
14.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-E pur cosi in un giorno
サンドリーヌ・ピオー(S.)、オリヴィエ・ブニシュー
15. ヘンデル:リナルド-Venti turbini
フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
16.ヘンデル:アチスとガラテア-Benche tuoni e l'etra avvampi
デルフィーヌ・アイダン(M.S.)
17. ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-Che sento…Se pieta
ナタリー・デセイ(S.)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
18.ヘンデル:テオドラ-How strange their ends
19.ヘンデル:メサイア-ハレルヤ・コーラス
演奏:ル・コンセール・ダストレ、エマニュエル・アイム指揮
フランスのバロック界を牽引する女性指揮者アイムが創設したル・コンセール
・ダストレの10周年を記念してパリで開催のバロックの祭典に合わせて発売の
2枚組アルバム。
デセイやジャルスキー、フォン・オッター、プティボン他、旬の歌手達が華や
かに登場!
フレンチ・バロック・ファン必聴の豪華アルバム。
ブリリアント・ボックス、24ページ・ブックレット(英語、独語)

VCS-9565022 2枚組 ¥1500
バロックの祭典(限定盤ーデジパック)
デジパック仕様、アートワークはフランス語表記のみの限定盤。
デジパック、24ページ・ブックレット(フランス語のみ)
CD1、CD2ともに収録内容は、上記International Versionと同じです。





<若林工房レーベル(日本)>
WKLC 7011 ¥2400
「京都リサイタル2011/イリーナ・メジューエワ」
シューマン:アラベスク 作品18/
シューマン:クライスレリアーナ 作品16/
ショパン:ノクターン 嬰ヘ長調 作品15-2/
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60/
メトネル:4つのおとぎ話 作品26/
メトネル:ピアノ・ソナタ 変イ長調 作品11-1(『三部作ソナタ』第1番)/
メトネル:夕べの歌 作品38-6
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2011年7月24日、京都コンサートホール・小ホール
(アンサンブルホールムラタ)におけるライヴ録音
STEREO/24Bit+96kHz Digital録音、発売元:若林工房
ここ数年の目ざましい活躍ぶりが注目を集めているイリーナ・メジューエワの
2011年京都コンサートホール(小)でのライヴ録音が登場します。得意とする
シューマン、ショパン、メトネルという三人の作曲家の作品を収録したプログ
ラム。「クライスレリアーナ」や「舟歌」といった大作における堂々とした構
成感、「アラベスク」や「ノクターン」での詩情あふれる語り口、そしてメト
ネル作品で聞かせる瑞々しく色彩感豊かなロシア情緒など、今回も聴きごたえ
たっぷりの内容です。アンコールとして演奏された「夕べの歌」も秀逸。収録
曲はいずれもセッション録音の存在するレパートリーですが、ライヴならでは
のドライブ感と熱気にあふれた演奏は、ファンにとっては嬉しい「別バージョ
ン」です。
ピュアな感性が紡ぎだす、しなやかで強靭なピアニズムをお楽しみください。




<AQUARIUS>
AQVR 358-2 ¥1550
リヒテル 1949年モスクワ・ライヴ
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Op.82 No.1, Hob.XVI:52
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22 No.1
ショパン(1810-1849):
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/マズルカ(第20番)変ニ短調 Op.30 No.3
夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/ワルツ(第13番)変ニ長調 Op.70 No.3
マズルカ(第15番)ハ長調 Op.24 No.2/練習曲ハ長調 Op.10 No.1
練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12/バラード第4番ヘ短調 Op.52
練習曲ホ長調 Op.10 No.3
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1949年5月30日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
初出音源が含まれている可能性がございます。情報が入りましたら追加ご案内
させていただきます。




<BOMBA PITER>
CDMAN 436-11 ¥1550
マーラー(1860-1911):交響曲第1番ニ長調「巨人」(「花の章」付き)
ロシア国立交響楽団
マルク・ゴレンシテイン(指揮)
録音:2009年4月3日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
ライヴ

CDMAN 437-11 ¥1550
エルガー(1857-1934):
弦楽セレナード ホ短調 Op.20
自作主題による変奏曲(「エニグマ」変奏曲)Op.36
ロシア国立交響楽団
マルク・ゴレンシテイン(指揮)
録音:2007年11月28日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
ライヴ

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11-12 No.20

2011年12月25日 18時35分08秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10694 ¥2080 ※12月26日までのご注文特価 ¥1780
ファリャ:
三角帽子*/交響的印象《スペインの庭の夜》+/管弦楽のための組曲《讃歌》
ファンホ・メナ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)+、
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)*
2011年9月にジャナンドレア・ノセダ(現名誉指揮者)の後任としてスペインの
マエストロ、ファンホ・メナを首席指揮者(チーフ・コンダクター)に迎えた
BBCフィルハーモニック。
ファンホ・メナが選んだファリャの"舞台"と"コンサート・ホール"のための音
楽は、ディアギレフからの依頼で作曲された「三角帽子」、アルボス、ドビュ
ッシー、デュカスたちへのトリビュート「讃歌」、そしてジャン=エフラム・
バヴゼがソリストとして加わる最も印象主義的で詩的な「スペインの庭の夜」
の3作品!
2008年まで音楽監督を務めたビルバオ交響楽団をスペイン・トップクラスのオ
ーケストラへと育て上げたファンホ・メナ。BBCフィルハーモニックとの熱く
色彩感にあふれるスペイン音楽の世界がスタートです!

CHAN 10708 ¥2080
プチ・フール - フェイヴァリット・アンコールズ ――
サラサーテ:祈りOp.23-1/ファリャ:ポロ、ナナ
サラサーテ:サパテアードOp.23-2
エルガー:朝の歌Op.15-2、気まぐれな女Op.17、夜の歌Op.15-1
ドヴォルザーク:ユーモレスクOp.101-7
シューマン:無題Op.68-30(Sehe langsam)
クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2+/メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2
ゴドフスキー:懐かしきウィーン
シューマン:
見知らぬ国よりOp.15-1#、不思議なお話Op.15-2#、トロイメライOp.15-7#
ラヴェル:ワルツ第6番、ブルース/プロコフィエフ:行進曲
ショスタコーヴィチ:二重奏曲、ワルツ第2番/ドビュッシー:美しき夕暮れ
ブロドスキー弦楽四重奏団〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕、
ロバート・スミッセン(ヴィオラ)+、
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)#
2012年で結成40周年を迎えるイギリスを代表するアンサンブル、ブロドスキー
弦楽四重奏団が新たにシャンドスと専属契約を結びレコーディングの舞台に
復帰!ブロドスキー弦楽四重奏団が新たな船出のためのセレクトしたアンコー
ル・ピースは、全てがメンバーたちによるオリジナルのアレンジ。2000回を超
えるコンサート、50タイトル以上のレコーディングを行ってきたブロドスキー
弦楽四重奏団のアンコール・ピースたちは、結成から現在に至るアンサンブル
の歴史そのものなのである。
来る2012年2月には来日公演も予定されているブロドスキー弦楽四重奏団が、
シャンドスで新たな一歩を踏み出します!

CHSA 5101(SACD-Hybrid) ¥2580
ベリオ:オーケストラル・リアリゼイションズ ――
マーラー(ベリオ編):歌曲集《若き日の歌》より 6つの歌曲
シューベルト(ベリオ編):レンダリング
ブラームス(ベリオ編):クラリネット・ソナタOp.120-1
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、マイケル・コリンズ(クラリネット)、
エドワード・ガードナー(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督エドワード・ガードナー
が、北欧ノルウェーのベルゲン・フィルと共に、20世紀イタリアの奇才ルチア
ーノ・ベリオ(1925-2003)の"オーケストレーション"が持つ魅力に迫る。
シューベルトが他界する1828年に着手したものの未完に終わった「交響曲第10
番ニ長調D.936A」のスケッチにベリオ自らの音楽を融合し完成させた「レンダ
リング」、"ソリスト+オーケストラ"という姿に生まれ変わらせた「マーラー」
と「ブラームス」。
"過去と現在の調和"という壮大で困難なミッションを現実のもとしたベリオの
卓越した手腕の全てを、ガードナー&ベルゲン・フィルのコンビが聴かせてく
れるに違いない。
ソリストとして招かれたクラリネットのマイケル・コリンズ、バリトンのロデ
リック・ウィリアムズにも要注目!

CHAN 10707 ¥2080
コルンゴルト:弦楽六重奏曲ニ長調Op.10/ピアノ五重奏曲ホ長調Op.15
ドーリック弦楽四重奏団、キャスリン・ストット(ピアノ)、
ジェニファー・スタム(ヴィオラ)、バーソロミュー・ラフォレット(チェロ)
英グラモフォン誌で『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』という絶大な評価
を受け、イギリスのみならず全世界でその存在感を急速に高めているドーリッ
ク弦楽四重奏団。
デビュー・タイトルの「弦楽四重奏曲集」(CHAN 10611)以来となるドーリック
弦楽四重奏団のコルンゴルト第2弾は、プッチーニから大絶賛を受けた歌劇
「ヴィオランタ」と同時代に作曲された「弦楽六重奏曲Op.10」、代表作とし
て有名な歌劇「死の都」の成功の後に完成した「ピアノ五重奏曲Op.15」の
2作品。
若くして世界的なオペラ作曲家としての名声を得たコルンゴルトが同時期に作
曲した"室内楽作品"。傑作「弦楽六重奏曲」はもちろんのこと、キャスリン・
ストットという心強いパートナーを得た「ピアノ五重奏曲」が新たな代表的
名演となることだろう!

CHAN 0784 ¥2080
ブクステフーデ:7つのソナタOp.2 ――
ソナタ変ロ長調Op.2-1,BuxWV.259/ソナタニ長調Op.2-2,BuxWV.260
ソナタト短調Op.2-3,BuxWV.261/ソナタハ短調Op.2-4,BuxWV.262
ソナタイ長調Op.2-5,BuxWV.263/ソナタホ長調Op.2-6,BuxWV.264
ソナタヘ長調Op.2-7,BuxWV.265
パーセル・クヮルテット〔キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
キャサリン・ヴァイス(ヴァイオリン)、
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロバート・ウーリー(チェンバロ)〕
若かりし日のJ.S.バッハを魅了した北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠ディー
トリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)の音楽。
オルガン、宗教音楽の分野では数多くの傑作を生んだブクステフーデだが、遺
された室内楽作品は「Op.1」と「Op.2」のトリオ・ソナタを含めても数少ない。
イギリスにおけるピリオド奏法の先駆者の1人、キャサリン・マッキントッシュ
が率いるパーセル・クヮルテットの演奏で、ブクステフーデの美しきトリオ・
ソナタが14曲揃うことを喜びたい。

CHSA 5100(SACD-Hybrid) ¥2580
イェイロ:合唱作品集 ――
グラウンド(天と地はあなたの光栄にあまねく満ち渡る)
セレニティ(おお、大いなる神秘)/愛と慈しみのあるところに神はいる
ノーザン・ライツ(わが愛するものよ、御身は美し)
魂の闇夜/天球(キリエ・エレイソン)/御身はすべてに美し
プレリュード(エクスルターテ・ユビラーテ)/フェニックス(神の子羊)
ウニコルニス・カプティヴァトゥル/夕べの祈り
フェニックス・コーラル、
チャールズ・ブルフィー(指揮)、
オラ・イェイロ(ピアノ)、ハリントン弦楽四重奏
アリソン・チェイニー(ソプラノ)、
テッド・ベレディン(テナー・サクソフォン)、エマヌエル・ロペス(チェロ)
日本の合唱界でも人気、知名度の高いノルウェーの作曲家オラ・イェイロ(ウ
ーラ・ヤイロ)の合唱作品集。
1978年生まれのイェイロは、アリゾナを拠点に活躍するアメリカ有数の合唱団、
フェニックス・コーラルのコンポーザー・イン・レジデンスに任命されるなど、
合唱界の次代の巨匠として大きな期待を受けている。




<Guild Historical>
GHCD 2384/85 2枚組 ¥2700
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
〔フィラデルフィア管弦楽団(1941年9月16日)〕
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36〔BBC交響楽団(1935年6月3日)〕
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385《ハフナー》
〔ニューヨーク・フィルハーモニック(1929年4月4日-5日)〕
ロッシーニ:歌劇《泥棒かささぎ》序曲
〔ミラノ・スカラ座管弦楽団(1946年5月12日、ライヴ)
ワーグナー:葬送音楽
〔ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1934年、ザルツブルク・ライヴ)
イギリス国歌《神よ女王を護り賜え》
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
〔フィルハーモニア管弦楽団(1952年10月、ライヴ)〕
ボーナス・トラック - メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(第2&第3楽章)
〔ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、
ニューヨーク・フィルハーモニック(1936年3月29日、ライヴ)〕
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
フィラデルフィア管弦楽団、BBC交響楽団、
ニューヨーク・フィルハーモニック、ミラノ・スカラ座管弦楽団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団
トスカニーニがアメリカ、イギリス、イタリア、オーストリアの6つのオーケ
ストラを振った1929年から1952年にかけてのスタジオ&ライヴ・レコーディン
グ集!
BBC交響楽団との「エルガー」とフィルハーモニアとの「イギリス国歌」&
「ブラームス」、フィラデルフィア管との「ザ・グレイト」など、手兵NBC交
響楽団以外のオーケストラを振ったトスカニーニの演奏ばかりを集めたユニー
クでレアな復刻です!
またボーナス・トラックとして収録されている、22歳のミルシテインがソリス
トを務めるメンデルスゾーン(第2&第3楽章のみ)の1936年ライヴも要注目。
リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング




<Guild>
GMCD 7360/1 2枚組 ¥4369
マレク:管弦楽作品集 ――
管弦楽のための組曲Op.25/4つの瞑想曲Op.14
ヴァイオリンとオーケストラのための《セレナード》Op.24
シンフォニアOp.28/奇想曲Op.15/シンフォニエッタ ニ長調Op.16
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、
ゲイリー・ブライアン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
Guildが発掘、再評価に力を注ぐ20世紀スイスのポーランド系"長寿"作曲家、
チェスワフ・マレク(1891-1985)の作品集第4弾は"管弦楽作品集"。
「シンフォニアOp.28」は1928年の国際コロンビア・グラモフォン・コンクー
ルのポーランド予選で第1位を獲得した隠れた秀作。1995年&1996年の録音。

GMCD 7374 ¥2180
音楽の中の詩情 -
シューマン:蝶々Op.2/キルヒナー:ロマンスOp.22
フーバー:ピアノのためのスケッチ《気分》Op.35
リスト:シューベルトの《美しき水車小屋の娘》S.565
アンドレア・ヴィースリ(ピアノ)
チューリッヒ音楽大学ではシチェルバコフからピアノを学んだスイスの若手女
流ピアニスト、アンドレア・ヴィースリ(1978-)のソロ・デビュー・レコーディ
ング。シューマン、リスト編曲のシューベルトに、テオドール・キルヒナー
(1823-1903)やハンス・フーバー(1852-1921)を加えるなど、スイス・ロマン派
のピアノ音楽を得意とする今後が楽しみなピアニストである。
2011年5月の録音。

GMCD 7379 ¥2180
エーヴェルス:
スクエアリング・ザ・サークル/ジオメトリック・デザインズ/カイトII
...ブルー、インディゴ、ヴァイオレット*/クァドリヴィウム
ワンダーランド
ジェミニ、ウォーレス・コレクション*
現代イギリスの作曲家ティム・エーヴェルス(1958-)の1980年の「カイト」か
ら2010年の「ワンダーランド」を収録した作品集。
エーヴェルスのクロマティシズムの作風から響くエキゾチックなサウンドは特
に室内楽の分野で注目を集めている。1997年&2011年の録音。




<Guild Light Music>
GLCD 5187 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ライト&イージー ――
アンダーソン:ピラミッド・ダンス/ワイル:マック・ザ・ナイフ
ポーター:アイ・ラヴ・パリ/ラビノヴィツ:ライト&イージー
ウォーターズ:オン・ア・チアフル・ノート/メリック:ウィンド・ベルズ
ローズ:4:20 AM/ヤング:ステラ・バイ・スターライト/他
ルロイ・アンダーソン&オーケストラ、
クレバノフ・ストリングス&オーケストラ、パリ・シアター・オーケストラ、
ドルフ・ファン・デル・リンデン&オーケストラ、他
ライト・ミュージックの黄金時代を良質のリマスタリングで聴く"ギルド・ラ
イト・ミュージック・シリーズ"の第87集。
オープニングは、疾走感と爽快感にあふれるルロイ・アンダーソン自身がタク
トを執った「ピラミッド・ダンス」!1947年-1960年の録音。

GLCD 5188 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - アレンジャーの芸術Vol.1 ――
オッフェンバック(ムーニー編):カン・カン
ラフバニ兄弟(グッドウィン編):ウィンドウズ・オヴ・ザ・イースト
コンラッド&マジソン(サリンジャー編):コンチネンタル
ガーシュウィン(コーデル編):サマータイム
カーン(ウェストン編):ソング・イズ・ユー
ロジャース(コーツ編):シンフォニック・ラプソディ/他
ハル・ムーニー&オーケストラ、
バディ・ブレグマン(指揮)、
コンラッド・サリンジャー・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&オーケストラ、
エリック・コーツ(指揮)、コート・シンフォニー・オーケストラ、他
ライトミュージックにとって無くてはならない存在、"アレンジャー"にスポッ
トライトをあてたプログラム。
モートン・グールドやロン・グッドウィン、ヘンリー・マンシーニ、パーシー
・フェイスといった往年の名匠たちが"コンダクター兼アレンジャー"として大
活躍!1930年-1960年の録音。





<Syrius>
SYR 141439 ¥2300
イル・ヌオーヴォ・マショーニ ――
ガーデ:祝祭前奏曲/ウェズリー:ラルゲット/レメンス:ソナタ《法王》
ギルマン:ソナタ第3番Op.56/ペイン:演奏会用変奏曲
カルク=エラート:即興曲/カポッチ:スケルツォ
マウロ=コットーネ:シチリア組曲/ブーク:アレグレット
エルガー:威風堂々第4番
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
イタリア、アレッサンドリアの聖ジョヴァンニ教会に設置されたヴィンチェン
ツォ・マショーニ2010年製のグランド・オルガンによる演奏。残響豊かに響き
渡るオルガンのサウンドは荘厳の一言に尽きる。2010年7月の録音。

SYR 141441 ¥2300
ロマンティカ ――
ラインベルガー:序曲、夕べの歌、ジグ
マーラー(クロッツ編):アダージェット
ラインベルガー:牧歌、哀歌、主題と変容/レーガー:ロマンス
ボッシ:ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ
カルク=エラート:サンクトゥス/ラインベルガー:カンツォン、アルマンド
ラヴァネッロ:ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ
セザール・ヴェレフ(ヴァイオリン)、ドメニコ・セヴェリン(オルガン)
ブルガリアのヴァイオリニスト、セザール・ヴェレフと、フランス、モーのサ
ン=エティエンヌ大聖堂でオルガニストを務めるドメニコ・セヴェリンのデュ
オ・アルバム。2010年9月の録音。





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 18236(180g重量盤LP) ¥4050
モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626(ジュスマイヤー版)
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ)、
グロリア・バンディテッリ(メゾ・ソプラノ)、
ミルコ・グァダニーニ(テノール)、セルジオ・フォレスティ(バス)、
ファビオ・チオフィーニ(指揮)、
アッカデミア・ヘルマンス、
コーロ・カンティクム・ノウム・ディ・ソロメオ
バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティが2006年からコンサートマ
スターとして参加しているイタリアのピリオド・オーケストラ、アッカデミア
・ヘルマンス入魂のモツレク!
ガッティを迎え、近年進境著しいアッカデミア・ヘルマンスのモーツァルトの
「レクイエム」が、イタリア、ペルージャ近郊の小さな村ソロメオの聖バルト
ロメオ教会を神聖な響きで包み込む ――。
※ 180g重量盤LP
※ 録音:2010年7月6日-8日、聖バルトロメオ教会(ソロメオ/イタリア)

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11-12 No.19

2011年12月25日 18時34分38秒 | Weblog
<SONARE>
SONARE 1011 ¥2100
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第1番
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ、ワルツ=スケルツォ
ドヴォルザーク:ユモレスク、4つのロマンティックな小品
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第2番
マスネ:タイスの瞑想曲
景山誠治(Vn)三木香代(Pf)(1996年8月18&19日、田園ホール・エローラ)
なんと表情豊かなことか!なんと甘美に、時に切なくやるせなく、メロディー
の歌われていることか!景山さんの大きな魅力のひとつは、メロディストであ
る点でしょう。その特質は現在の円熟へと脈々と受け継がれています。
1996年発売サウンドマトリクス盤の再発売




<ACCENTUS Music>
ACC 10239BD(Blu-ray) ¥4250
ACC 20239DVD(DVD-Video) ¥2900
フランツ・リスト:
・ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S.125
・ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
・6つのコンソレーション-第3番S.173
・4つの忘れられたワルツ-第1番S.215
ワーグナー:
・序曲「ファウスト」
・ジークフリート牧歌
ダニエル・バレンボイム(P)
シュターツカペレ・ベルリン
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:2011年6月9 & 10日エッセン、フィルハーモニー、
アルフリート・クルップ・ザール
(ルール・ピアノ・フェスティヴァルにおけるライヴ)
バレンボイムがピアノ独奏を務め、ブーレーズがシュターツカペレ・ベルリン
を指揮して、リストのピアノ協奏曲集ほかを収めた映像作品は、作曲家生誕
200周年を記念して、2011年6月におこなわれたコンサートの模様をライヴ収録
したものです。
このコンサートは「ルール・ピアノ・フェスティヴァル2011」のおおきな呼び
ものとして、これまでリストのピアノ協奏曲の正規録音をおこなっていなかっ
たバレンボイムが両曲を一度に取り上げるということでも注目を集めました。




<TAHRA>
FURT 2010(SACD-Hybrid) ¥2380
(1)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
(2)交響曲第1番ハ短調Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツ放送響
【録音:1951年10月27日/ハンブルク・ムジークハレ(ライヴ)】
フルトヴェングラーがただ一度北ドイツ放送響を客演した際の貴重な記録。名
演のほまれ高きブラームス「交響曲第1番」1951年10月27日ハンブルク・ライ
ヴがSACDハイブリッド盤として蘇りました。北ドイツ放送所蔵のオリジナル・
テープからのC.エッディによるリマスタリングで、192kHz 24bitであることも
注目です。この音源は、これまでTahraはもとより独EMIや米M&Aほか数社から
CDが発売されましたが、第4楽章冒頭にワウがあったり、最終和音の途中で録
音がレベルダウンするなどの問題がありました。Tahra旧盤でそれらは大幅に
改善されていますが、ここではさらに前進してほとんど気にならないレベルと
なり、ヒスノイズも低下。さらにSACD・192kHz 24bitならではの情報量の多さ
で響きのニュアンスが増し、より凄まじいエネルギーを放出させます。各楽器
の特徴もより鮮明になり、フルトヴェングラーの息遣いが間近に感じられます。
カップリングは同日の「ハイドンの主題による変奏曲」。こちらも目の覚め
るような音質改善で変奏ごとのニュアンスの変化の凄さに鳥肌が立ちます。




<Alba>
ABCD 335(SACD-Hybrid) ¥1980
ショパン:
(1)ロンド・クラコヴィアクOp.14
(2)アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
(3)ポーランド幻想曲Op.13
(4)『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
ヤンネ・メルタネン(Pf)
ヤニ・テラランタ(指)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
『ピアノ曲集』(ABCD138)、『夜想曲』(ABCD160, ABCD190)、ピアノ協奏曲
(ABCD247)と続くヤンネ・メルタネン(1967-)のショパンはいずれもロングセラ
ーをつづけています。新たな洞察と内省から見出されたショパンは、清潔で、
気取りも衒いもなく、禁欲的。その透明な響きのピアノからは、優しさと温も
りが伝わってきます。シベリウス・アカデミーでタヴァッシェルナとバシキロ
フに学び、1992年、ドイツのダルムシュタットで行われた国際ショパン・コン
クールで優勝して、一躍注目を集めました。イタリアのアカデミア・ピアニス
ティカでラザーリ・ベルマンに師事、1994年10月にはロンドンのウィグモア
ホールでショパンを弾いてデビューしています。トゥルク・フィルを指揮する
ヤニ・テラランタ(1976-)は、ヨルマ・パヌラから個人的に指導を受けた後、
シベリウス・アカデミーでアツソ・アルミラ、エリ・クラス、レイフ・セーゲ
ルスタムに師事。2000年には、新青年室内管弦楽団(UNKO)を創設しています。

ABCD 336(SACD-Hybrid) ¥1980
アーレ・メリカント:
(1)交響曲第1番ロ短調Op.5(1914-16)
(2)交響曲第3番(1952-53)
ペトリ・サカリ(指)
トゥルク・フィル
アーレ・メリカント(1893-1958)は、パングー、ライティオとともに1920年代
フィンランドのモダニズムを代表する作曲家のひとり。モダニズムへの無理解
に苦しめられ挫折を味わった時期もありながら、彼は作曲をつづけ、民俗舞曲
のリズムなどフィンランドの国民的要素とモダニズムを結びつける、独自の道
を見出していきました。メリカントの交響曲第1番は、ライプツィヒに留学し
レーガーに学んでいた1914年に初演され、父で作曲家のオスカルに捧げられま
した。交響曲第3番は1952年から1953年にかけて作曲。ネオクラシカルなトー
ンをもつ舞曲風の〈スケルツォ。ヴィヴァーチェ〉、ロマンティックな心の動
きが支配する〈アンダンテ〉、民俗舞曲のリズムの用法がモダニズム期のメリ
カントを思わせる〈アレグロ〉。ネオクラシカルなスタイルと後期ロマンシズ
ムの要素の融合させることに成功した、メリカント最後の大作。世界初録音。





<WERGO>
WER 6740 4枚組 ¥4350
ジョン・ケージ(1912-1992):南のエチュード(全曲)
ザビーネ・リープナー(ピアノ)
録音:2011年、ドイチュラントフンク・カンマームジークザール
音そのものに関心を持ち、音の持つ様々な魅力を作品に引き出そうとしたケー
ジ。彼の芸術には、作曲上の実験だけでなく、社会問題や自然現象、宗教、神
秘主義そしてユートピア思想など、実に様々な世界観が表現されています。環
境音を素材として自由に扱い、音楽の概念を拡大して視覚的要素を導入したケ
ージの魅力をお楽しみください。
1974年に発表された「南のエチュード」は、伝統的な楽器と記譜法に対するケ
ージの興味を示す、一連のヴィルトゥオーゾ作品の初期作品。32の練習曲から
成るこの複雑なピアノ作品は、ケージが南半球の夜空を彩る星座の表から、易
によって星(星座)を選び出し、その星座(星)を音高に置き換えたもの。ピアノ
の鍵盤を左右の手でフルに使うように記譜された楽譜とそこから生まれる音は
まさに天体・宇宙をも思わせるスケールです。
ザビーネ・リープナーは、新進気鋭のドイツ出身のピアニスト。「新しい音
楽」を主なレパートリーとし、その積極的な解釈に従事しています。数多くの
テレビ、ラジオ、国際音楽祭にソリストとして、またはアンサンブル・メンバ
ーとして出演し、高い評価を得ています。オルガ・ノイヴィルス、イェルク・
ヴィトマン、フランコ・ドナッティ、クリスチャン・ヴォルフなど、著名な
現代音楽作曲家や現代アーティストとのコラボレーションを手掛け、作品の
初演も数多く果たしてきました。ケージの音楽が持つ偶然性、視覚的要素を
巧みな解釈で実現させています。

WER 6737 ¥2180
リュク・フェラーリ(1929-2005):Souvenir, souvenir
1-7. Suite h?t?roclite(統一性のない組曲)
8. アンチソナタ
9-11. ソナチネ・エリブ
12. Visage I(「顔」I)
13-48. ピアノと磁気テープのための小品コレクションまたは36の一連
49-50. 1980-1982の親密な日記からの断片
エルマー・シュランメル(ピアノ)
録音:2010年6月
フェラーリは、「日常のなかにすでに存在する音を録音して、加工・編集する
ことであるひとつの音楽作品を作ろう」とするフランスで生まれたミュジック
・コンクレートの作曲家として有名であり、「逸話的音楽」と名付けたコンセ
プトを展開していきました。1967年に発表した『プレスク・リアン第一番』は
彼の代表作であり、多くの作曲家・演奏家に影響を与えました。1982年、電子
音響による作曲とラジオ・アートのための協会ラ・ミューズ・アン・セルキュ
イを設立。交響作品やラジオ劇などでイタリア賞、カール・ズッカ賞、クーセ
ヴィツキー賞などを受賞しました。90年代頃からジム・オルークなど、特に音
響系からの再評価が高まり、ジョン・ゾーンやデイヴィッド・グラブスのレー
ベルからもCDがリリースされています。自由で無調な音楽の中に、何故か馴染
みやすい日常的なものがあり、詩的にさえ感じられます。




<EGEA>
BLS 021 ¥2180
「エナジー・ポジティヴ」
ル・オーモ・センザ・エタ、アルマドゥク、バーディ、シーソング、
ホライゾンほか
マウリツィオ・カマルディ(ソプラノ・サックス、ヴォーカル他多数)、
パウル・クレー四重奏団
ラチェーレ・コロンボ(パーカッション)、ルカ・ボルトルッツィ(バッテリア)
イタリアのサックス奏者マウリツィオ・カマルディ。ソプラノ・サックスを中
心に、独自の世界を築いて聴かせます。今回のアルバムも手応え十分。タイト
ルが『エナジー・ポジティヴ』なだけあり、気分が落ち込んだ時はこのラテン
のノリで元気百倍間違いなしです!朝一番に目ざましにかければ、爽快かつ仕
事のはかどる日となるでしょう。カマルディ率いるアンサンブルの弾けるリズ
ム、民俗楽器を使った歌心、圧巻のテクニックをご堪能ください。
マウリツィオ・カマルディはサックスだけではなく、そのマルチな才能によっ
てヴォーカルから、デュデュク(アルメニア・トルコ地方由来の、世界一哀愁
漂う音色を持つ楽器と呼ばれる)など、民俗楽器もこなしてしまう超人的ミュ
ージシャンです。来日が実現したら是非コンサートを聞きに行きたい。そう思
わせる一枚です!



<Nascor>
NS 08 ¥1980
1-3. ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第5番『皇帝』 Op. 73
4-21. シューマン(1810-1856):ダヴィッド同盟舞曲集 Op. 6
イ・ヒョジュ(ピアノ)、
ダグラス・ボイド(指揮)、
ヴィンタートゥール・ムジーク コレギウム管弦楽団
録音:2011年
第65回ジュネーヴ国際音楽コンクールにて第2位及び聴衆賞を受賞したイ・ヒョ
ジュ(ちなみにこの年の一位は日本人、萩原麻未でした)が、名曲中の名曲、ベ
ートーヴェンの『皇帝』とシューマンのダヴィッド同盟舞曲集を収録。粒の揃
った美音と、生き生きとした情感でナチュラルに歌いあげています。
イ・ヒョジュは1985年、韓国に生まれました。パリ国立高等音楽・舞踊学校に
てイタマール・ゴラン、ジャック・ルヴィエ、テオドール・パラスキヴェスコ
に師事。さらにパリ・エコール・ノルマル音楽院を非常に優秀な成績で卒業し
ました。1998年の13歳の時に、シンシナティ・コンクールで優勝して以来、数
多くの権威あるコンクールで優勝を重ね、世界有数のオーケストラと共演して
いる実力派です。





<PRAGA>
★2012年5月ラ・フォル・ジュルネ音楽祭関連商品★
PRD 350055 ¥1880
1. ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲 第2番-第3楽章「夜想曲」
2. チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第4番-第2楽章スケルツォ
3. プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲 第1番「古典的交響曲」よりガヴォット(ピアノ・デュエット)
4. チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第3番-第2楽章アレグロ・ヴィーヴォ
5. ラフマニノフ(1873-1943):組曲 第2番-第2曲ワルツ
6. プロコフィエフ:弦楽四重奏曲 第2番-第2楽章アダージョ
7. グラズノフ(1865-1936):ホルンと弦楽四重奏のための「牧歌」
8. プロコフィエフ:
ユーモラスなスケルツォ op.12(4本のファゴットのための)
9. ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ・ソナタ Op.40 -第2楽章アレグロ
10.ワインベルク(1919-1996):
弦楽三重奏曲 Op.48-第3楽章モデラート・アッサイ
11. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 Op.110-第1楽章ラルゴ
12. リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ピアノ三重奏曲-第1楽章アレグロ(冒頭)
13. シュニトケ(1934-1998):ピアノ・ソナタ 第1番-第2楽章アレグレット
14. ストラヴィンスキー(1882-1971):
チェロとピアノのためのイタリア組曲-第4曲 タランテラ ヴィヴァーチェ
15. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第10番-第1楽章 アンダンテ
16. ボロディン:スペイン風セレナード(弦楽四重奏のための)
17. プロコフィエフ:
五重奏曲 ト短調 Op.39-第4楽章アンダンテ・エネルジーコ
18. シュニトケ:レクイエム-第13曲クレド
プラジャーク四重奏団、ムラヴィンスキー、キンスキー・トリオ 他多数
プラハ・レーベルが誇る充実したロシアものの録音の中から選りすぐりの名曲
集をお届けします。時代精神を反映させて刻々と変化するロシア音楽の歴史を
楽しめます。グラズノフの長閑でロマンチックなメロディー、プロコフィエフ
の奔放さなど、聞き飽きることのない、ロシア音楽ならではの多様な側面が聴
かれます。ワインベルクはショスタコーヴィチと非常に親交の深かった作曲家
ですが、ショスタコーヴィチの影響を思わせながらも何か独特の面白みを持っ
た音楽を書いています。さらに、最後のトラックのシュニトケのレクイエムは、
非常に現代的な、しかし映画音楽を思わせる叙情と迫力で圧倒されます。




<Berlin Classics>
BC 0300121 3枚組 ¥7280
リスト:巡礼の年全曲
ラーニャ・シルマー(pf)
シルマーの構成によるヴォーカルアンサンブル・アマルコルドによるジェズア
ルドとマレンツィオのマドリガルを収録。

BC 0300270 ¥2380
Bach & Sons
バッハと息子たち - ピアノによる協奏曲集
J.S.バッハ:協奏曲BWV.1052、BWV.1053/C.P.E.バッハ:協奏曲H.417
J.C.バッハ:協奏曲Op.7/5 
セバスティアン・クナウアー(pf)
ロジャー・ノリントン指揮、チューリッヒ室内管弦楽団

BC 0300062 ¥2380
Kreuzchor Vespern Trauerzeit
宗教曲集
Hans Leo Hassler: Deus noster refugium
Johann Walter: Allein auf Gottes Wort
Schutz: Aus der Tiefe ruf ich, Herr, zu dir
Spohr: Aus der Tiefen ruf' ich, Gott, zu dir
Heinrich Kaminski Aus der Tiefe ruf ich, Herr, zu dir
Johann Hermann Schein: Lehre uns bedenken
Hans Huyssen: Wir sind Verlassene in der Zeit
Johann Hermann Schein: Ich bin die Wurzel des Geschlechtes David
Leonhard Lechner: O Tod, du bist ein bittre Gallen
Mendelssohn: Mitten wir im Leben sind
Johann Bach: Unser Leben ist ein Schatten
Schutz: Selig sind die Toten,
Johann Rosenmuller: Welt ade, ich bin dein mude
Schutz: Herr, wenn ich nur dich habe
ドレスデン聖十字架合唱団

BC 0300275 ¥2380
バロック・オリエンタル
ヴァラー・バルナ=サバドゥス(C-T)ペーラ・アンサンブル
Monteverdi:Si dolce e’l tormento
Anonym:Ciaccona paradiso、Improvisation zu “Mio ben”
Rossi:Mio ben decoil tormento piu
Monteverdi:Vi ricorda, o bosch’ombrosi、Lascia i monti
Hafiz Post:Intro zu “Biz alude-i sagar-i badeyiz”
Monteverdi:Vanne Orfeo、Solo(Def)
Caccini:Dalla porta d’oriente、Improvisation(Sinekemani)
Cazzati:Ballo delle ombre/Monteverdi:La mia turca
Bartolotti:Passacaglia、Improvisation(Kanun)/Passacaglia
Ufki:Turki Beray/Anonym:Rast Semai/Caccini:Amarilli, mia bella
Anonym:Propinan de melyor/Pisrev-i Sukufezar Naziresi
Valente:Gallardanapolitana/Celebi:“Bayati” Pesrev
Castaldi:Ritornello primo
イタリアのバロック音楽を東洋の楽器による演奏で聴くという一瞬不可能とも
思える企画盤。しかし楽器と歌声は魅惑的な音となって自然で印象的な演奏と
なっています。

BC 0300276 ¥2380
クリスマス・アルバム
シャルパンティエ:器楽のためのノエル
シュターミッツ:シンフォニア・パストラーレOp.4-2
コレッリ:合奏協奏曲Op.6-8/ヴェイヴァノフスキー:ソナタ・ナタリス
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲RV.270、2つのヴァイオリンとリュートと通奏低音のため
の協奏曲RV.93
J.S.バッハ:クリスマスオラトリオよりシンフォニア
トレッリ:合奏協奏曲Op.8-6
コンチェルト・ケルン
※クリスマス関連商品ですが年内の入荷が不可能となっております。申し訳あ
りません。

BC 0300308 ¥1480
ブラスのための作品集
ガブリエリ:カンツォーナXV、ソナタXIX、4声のカンツォン、ソナタXVIII、
ソナタXX/シュッツ:天は神の栄光を語りSWV.386、
神の欲したもうこと常に起こらんSWV.392、
山の上で大きな悲しみの声が聞こえたSWV.396
J.S.バッハ:イギリス組曲第3番/アルビノーニ:協奏曲
シャイト:カンツォーナ/ヘンデル:王宮の花火の音楽
ルートヴィヒ・ギュトラー・ブラス・アンサンブル

BC 0300302 ¥2380
シューベルト:ピアノ曲集
ハンガリー風のメロディD.817、行進曲D.606、スケルツォD.593-1、
ピアノソナタ第16番D.845、アンダンテD.29、幻想曲「さすらい人」D.760、
アレグレットD.915
マティアス・キルシュネライト(pf)

BC 0300307 ¥1480
80th Anniversary Edition
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」
騎士バレエのための音楽WoO.1
ギュンター・ヘルビッヒ指揮
シュターツカペレ・ベルリン




<Tower Records Original VINTAGE COLLECTION Special Edition>
PROC 1137 3枚組 ¥2500
チャイコフスキー:後期交響曲集
クラウディオ・アバド指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団
幻想序曲「ロメオとジュリエット」 
ボストン交響楽団

PROC 1140 2枚組 ¥1500
マーラー:交響曲第9番
ベルナルト・ハイティンク指揮、ECユース・オーケストラ
プーランク:オルガン協奏曲 トーマス・トロッター(Org)

PROC 1142 2枚組 ¥1500
室内楽曲集
ラサール弦楽四重奏団
シェーンベルク:浄夜、弦楽三重奏曲Op.45、ナポレオンへの頌歌Op.41
ヴェーベルン:
弦楽三重奏曲Op.20、弦楽三重奏のための楽章遺作、ピアノ五重奏曲、
弦楽四重奏のためのロンド
ドナルド・マキネス(Vla)ジョナサン・ペギス(Vc)
ステファン・リトウィン(pf)ケネス・グリフィス(ナレーター)

PROC 1144 ¥1000
パガニーニアーナ
ジェミニアーニ:ソナタ イ長調/シューベルト:華麗なるロンドD.895
ミルシテイン:パガニーニアーナ変奏曲/ リスト:コンソレーション第3番
ストラヴィンスキー:ロシアの歌/コダーイ:巷に雨の降るごとく
ムソルグスキー:ホパーク
ナタン・ミルシテイン(Vln)
ジョルジュ・ブルーデルマッハー(pf)

PROC 1145 ¥1000
J.S.バッハ:トリオソナタ集
フルート ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV.1038、
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタBWV.1037、
2本のフルートと通奏低音のためのソナタBWV.1039、
ヴァイオリン オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのソナタBWV.1036
ムジカ・アンティクヮ・ケルン




<WARNER BOX>
2564675239 10枚組 ¥4850
太陽王の宮廷-フランス・バロックの栄光
シャルパンティエ:
テ・デウム、マニフィカト、クリスマスのための深夜のミサ、
死者のためのミサ、聖ペテロの否認
リュリ:テ・デウム、イシス(抜粋)、アルミード(抜粋)
クープラン:テネブレの読誦、教区のためのミサ(抜粋)
修道院のためのミサ、パルナッソス山、またはコレッリ賛 他
ジャン・フランソワ・パイヤール指揮
パイヤール室内管弦楽団
ミシェル・コルボ指揮
マリー・クレール・アラン(Org)
モーリス・アンドレ(Trp) 他

2564676018 14枚組 ¥6750
(14)バッハ:オルガン作品全集5,000
マリー・クレール・アラン(Org)
1985年-1993年





<BMC>
BMCCD 166(CD+ボーナスDVDオーディオ) ¥1980
リゲティ:
(1)レクイエム(1963-64/97)
(2)アパリション(1958-59)
(3)サン・フランシスコ・ポリフォニー(1973-74)
ペーター・エトヴェシュ(指揮)
WDRケルン放送交響楽団
(1)バーバラ・アンガン(S)
(1)スーザン・パリー(S)
(1)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
録音:2008年11月-12月ケルン
(ボーナスDVDはCDと同内容のDTS/ドルビー5.1サラウンド仕様)
現代音楽の演奏においては右に出るもののいない、指揮者で作曲家のペーター
・エトヴェシュによる、リゲティの名作「レクイエム」の新録音です。
レコード芸術誌11月号海外盤レヴューのコーナーで長期誠司氏が絶賛しており
ます。




<独UNIVERSAL>
DECCA 4805967 ¥680
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ショーソン:詩曲
諏訪内晶子(Vn)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団 他

DECCA 4805969 ¥680
ブラームス:交響曲第3番、第4番
リッカルド・シャイー指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

DECCA 4805971 ¥680
モーツァルト:クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、
ファゴット協奏曲
カール・ライスター(Cl)
ハインツ・ホリガー(Ob)
クラウス・トゥーネマン(Fg)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団 

DG 4805972 ¥680
ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
夜想曲集
リスト:愛の夢、スペイン狂詩曲 他
ユンディ・リ(P)

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11-12 No.18-1

2011年12月25日 18時33分51秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572456
セルバンテス:キューバ舞曲集
1.3つの衝撃/2.高級な夜の女/3.葬儀/4.魔女/5.キューバへの別れ
6.帰郷/7.クリクリ/8.失われた夢/9.笑い/10.オマージュ/11.回転木馬
12.アルメンダレス/13.即興的に/14.もう踊らないで/15.意思
16.メッセージ/17.キスマーク/18.思い出/19.孤独/20.友情/21.招待
22.中断/23.嫉妬深い女/24.アーメン/25.おいっ!/26.はい、これからも
27.それは必要/28.もう泣かないで/29.冷たいシャワー/30.さわらないで
31.ジグザグ/32.偉大なる女性/33.親密な/34.あなたから遠く離れて
35.彼は去り、もう戻らない/36.魂の融合/37.私はあなたを愛し抜く
38.えっ?なぜ?
アルバロ・センドージャ(ピアノ)
ラテン・アメリカのピアノ音楽における重要人物であるセルバンテス(1847-
1905)の作品集です。彼の母国キューバの文化と国家のアイデンティティを反
映させた作風は、当時の聴衆に大うけであり、コンサートホールだけでなく、
舞踊音楽としても重要な役割を担っています。この「キューバ舞曲集」は、作
曲年代などはっきりしたことは分かっていませんが、まさにエッセイ風の趣き
を持ち、楽譜にはちょっとした思い付きなども書き込まれているという、興味
深い作品集です。何より、どの曲も楽しさ満点。どの曲も1-2分と短く、どこ
かスコット・ジョプリンを思わせる軽快なリズムの曲があったり、ショパンを
思わせるしっとりとしたマズルカ風の曲があったりと、変化に満ちた38曲です。
一度聴いたら必ずはまります。

8.572596
ピアソラ:タンゴ・ディスティーノ
1.ミケランジェロ'70/2.タンゴの歴史 第2番「カフェ1930」
3.タンゴの歴史 第3番「ナイトクラブ1960」/4.ソレダッド(孤独)
5.グラン・タンゴ/6.オブリビオン(忘却)/7.エスクアロ(鮫)
8-10.天使の組曲より(天使の死/天使のミロンガ/天使の復活)
※1-7…トロンボーンを含む編曲:A.リアルマコプーロス、
8-10…G.セナネス編曲
エクトル・デル・クルト(バンドネオン)…1.4.7
オクタヴィオ・ブルネッティ(ピアノ)…1.4.7
ペドロ・ジラウド(コントラバス)…1.4.7/サイモン・パウイス(ギター)…2
イアン・ローゼンバウム(マリンバ)…3/ロバート・トンプソン(ピアノ)…5.6
サミュエル・アダムズ(コントラバス)…6.8-10
エドソン・シャイト(第1ヴァイオリン)…8-10
ジユン・ハン(第2ヴァイオリン)…6.8-10
ラウル・ガルシア(ヴィオラ)…8-10/アーノルド・チョイ(チェロ)…8-10
アキレス・リアルマコプーロス(トロンボーン)
ピアソラ(1921-1992)のタンゴは、すでに普遍的な地位を築いており、今では
まるでJ.S.バッハの作品のように、様々が楽器で演奏されることが普通となっ
ています。彼の作品はどんな楽器とも親和性があり、まるで最初から予定され
ていたかのようにそこに馴染むのです。今作はソロ・トロンボーンによるピア
ソラの最初の録音となります。有名なオブリビオンや、耳にする機会の多い
「タンゴの歴史」も、全く新しい装いで立ち現れます。もちろん、ここでソロ
を担うリアルマコプーロスの超絶技巧には目を見張るものがあります。名チェ
リスト、ロストロポーヴィチのために書かれた「グラン・タンゴ」でも、涙が
出そうなほどに見事な演奏を聴かせます。

8.572681
エベンシオ・カステリャーノス:パカイリグアの聖なる十字架
1.パカイリグアの聖なる十字架(1954)/2.セブンスターの川
3-7.アビレーニャ組曲(アビレーニャ/子どもたちのロンド/ノットゥルノ/
夜明けのクリスマス/クリスマス)
ベネズエラ交響楽団/ヤン・ヴァグネル(指揮)
冒頭から高らかに響き渡るファンファーレ!これを聴いて「おおっ」と思わな
い人はいないのでは。20世紀前半に活躍したベネズエラの作曲家、カステリャ
ーノス(1915-1984)の刺激的なこの作品「パカイリグアの聖なる十字架」は、
人気のダンスのリズムやメロディーだけでなく、ベネズエラの中世のキャロル
を引用するなど、まさに国家主義的なスタイルの音楽です。豊富なメロディ、
厚みのあるハーモニー、そして見事な管弦楽法に彩られた曲は、ある意味、マ
ーラーの第7番の終楽章の喧騒にも似た混沌たるエネルギーを感じさせてくれ
ることでしょう。オリノコ川についての詩に触発されたという「セブンスター
の川」、ベネズエラの流行歌や、マラカスなどを配した極めて楽しい「アビレ
ーニャ組曲」も心地良い気分を誘います。とにかく気分良くなりたい人にうっ
てつけの1枚です。

8.572707
コルデロ:カリビアン・コンチェルト 他
1-3.ギターと弦楽合奏のための「祝典協奏曲」(2003)
4-7.協奏組曲「インスラ」(2009)
8-10.ヴァイオリンと弦楽合奏のための「コンチェルティーノ・トロピカル」
ペペ・ロメロ(ギター)…1-3/ギレルモ・フィグエロア(ヴァイオリン)…4-10
イ・ソリスティ・ザグレブ
プエルトリコの作曲家兼ギタリスト、エルネスト・コルデオ(1946-)の作品集
です。彼は名ギタリスト、ペペ・ロメロを「神のインスピレーションを持つも
の」として讃え「祝典協奏曲」を捧げました。これは作曲家の心でもあるカリ
ブ海の島に伝わるリズムに源を発した情熱的でリズミカルな音楽です。叩き付
けるようなリズム、熱い風を感じさせる郷愁的なメロディ。とにかく盛り上が
ること間違いなしの音楽です。「インスラ」は「島」の意味を持ち、指揮者で
あり、また優れたヴァイオリニストでもあるフィグエロアに捧げられています。
こちらもカリブ海の風景を思い起させるような音楽で、忍び寄るかのようなタ
ンゴ風のメロディもたまりません。

8.572815
ブラガ・サントス:バレエ組曲「アルファーマ」 他
1.交響的序曲 第3番 Op.20(1954)
2.ヴィアンア・ダ・モッタへのエレジー Op.14(1948)
3-11.バレエ組曲「アルファーマ」(1956)(編曲:A.カッスート)
…世界初録音(序曲/船乗りたちの踊り/パ・ドゥ・トロワ/魚売り女たちの踊り
/魚売り女と港湾労働者の踊り/少女と隣人の踊り/広場一杯の少年少女たち
の踊り/炎の回りの少女たちの踊り/終わりの踊り)
12.管弦楽のための変奏曲 Op.49(1976)…世界初録音
13-15.3つの交響的スケッチ Op.34(1962)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
アルヴァロ・カッスート(指揮)
リスボン生まれのジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988)は、フレイタス・ブ
ランコの弟子であり、高い音楽的創造性をもち、ポルトガルの民族音楽の特徴
を反映させて見事な音楽を残しました。彼は6曲の交響曲を書いていて、その
全てがカッスートによってMARCO POLOに録音され好評を博していますが、こち
らは久々の新録音となります。彼の音楽的言語はとても豊かで、緻密なアーキ
テクチュアを描くもので、どれもが魅惑的な音世界を持っています。バレエ音
楽「アルファーマ」は世界初録音。作曲家と親しかったカッスートが、図書館
に保存されたスコアの紛失部分と、作曲家が持っていたというメモを併せ再現
したもので、もともとは長かった楽曲を、上演しやすいように短く整えたと言
います。生き生きとした躍動感にあふれた見事な音楽です。

8.559703
ハンソン:
1-4.交響曲 第4番「レクイエム」Op.34(1943)
5.交響曲 第5番「神聖な交響曲」Op.43(1954)
6.セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出によるエレジー(1956)
7-15.ディエス・ナタリス(1967)
※DELOS原盤
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
アメリカ音楽界に確固たる地位を築き、作品も評価され、順風満帆の人生を歩
んでいたハンソン(1896-1981)ですが、1943年の父の死にはかなりのショック
を受けたようです。その苦悩を乗り越えて書き上げられたのが、この交響曲
第4番「レクイエム」。もともと抒情的な彼の作風ですが、ここでは一層ロマ
ン主義に回帰し、深い精神性に満ちた曲を描きだしました。第2楽章以外はレ
クイエムの典礼文を用いた感動的なもので、交響曲というよりもカンタータと
しての色合いが強くなっています。彼はこの作品でピューリッツァー賞も獲得
しています。第5番は単一楽章の交響曲で、タイトル通り神聖な雰囲気を醸し
出しています。彼が世に出るきっかけとなったクーセヴィツキーのために書か
れたエレジーも、深い悲しみを湛えた一遍の叙事詩です。

8.559704
ハンソン:
1-6.交響曲 第6番(1968)/7-8.キリストの光(1974)
9-11.交響曲 第7番「海の交響曲」(1977)
※DELOS原盤
シアトル交響楽団…1-6.9-11/シアトル合唱団…7-11
ジェラード・シュワルツ(指揮)
「アメリカのロマンティスト」ハワード・ハンソン(1896-1981)の最後の2つの
交響曲は、彼の作曲のキャリアにふさわしい結論を提示するかのようです。
第6番はニューヨーク・フィルの創立185周年のシーズンを記念して委嘱された
作品で、レナード・バーンスタインに捧げられています。印象的な3つの音に
よるモティーフが全曲を支配するロマンティックな作品で、第2楽章の冒頭の
スネアドラムは新しい時代の到来を予感させる胸躍る音楽です。ナザレ大学か
らの委嘱作である「キリストの光」は、ハイドンとヘンデルの主題による変奏
曲を書いて欲しいと依頼されたものですが、ハンソンは聖書から「光」につい
てのテキストを選ぶという独自の作品で応えました。第7番は実質カンタータ
とも言える美しく印象的な曲。81歳の作品ですが、創作意欲は全く衰えること
なく、美しいメロディが次から次へと溢れ出す壮大さが魅力です。時代遅れと
評される事も多かった作曲家ですが、自らの作風を貫いた姿勢は天晴という
ほかありません。

8.559676
スティル:
1-4.森の調べ(1947)(歌う川/秋の夜/月の夕暮/ヨタカの靴)
4-8.交響曲 第2番 ト短調「新種族の歌」(1937)
9-12.交響曲 第3番 「日曜日の交響曲」(1958)
1-4…世界初録音
フォート・スミス交響楽団
ジョン・ジーター(指揮)
ラテン系アメリカ人の作曲家、ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)
は、典型的なアメリカン・サクセス・ストーリーを実現した人でした。彼は3歳
の時に町の楽団指揮者を務めていた父を亡くしますが、教師だった母の勧めで
ヴァイオリンを学ぶことで最初の音楽体験を果たしました。その後医学の研究
にいそしみますが、やはり音楽への情熱捨てがたく、戦争をはさみながらも、
アレンジャーとして働き、またブロードウェイではオーボエ奏者として、数多
くの経験を積むことになります。ニューヨークからロサンゼルスに移り、古典
的な作品を中心に数多くの曲を発表しました。当初5楽章として計画されるも、
出版時に最終楽章を削除したという「森の調べ」は、少しだけドヴォルザーク
色を感じさせる牧歌的でのどかなもの。自らのルーツを辿るかのように、ジャ
ズなどの要素を埋め込んだ交響曲第2番、彼の生前は演奏されることのなかっ
た交響曲第3番、どれも独特の情緒を湛えた名作です。

8.572243
ルーセル:
《バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」Op.17(1912)》
〈第1部〉1.前奏曲-庭/2.アリの入場/3.かぶと虫の入場-蝶の踊り
4.蜘蛛の喜び-蜘蛛の踊り/5.みみずが通る/6.2匹の戦闘的なカマキリ
7.アリのロンド/
〈第2部〉
8.カゲロウの羽化/9.カゲロウの踊り/10.カゲロウが止まる
11.カゲロウの死/12.カゲロウの弔い
《オペラ・バレエ「パドマーヴァティ」(1914-1918)》
13-15.第1幕より第1組曲/16-17.第2幕より第2組曲
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドヌーヴ(指揮)
印象主義から新古典主義へと進んだルーセル(1869-1937)の初期の名作「蜘蛛
の饗宴」です。この作品はもっぱら作曲家自身が編纂した「交響的断章」が知
られ、この全曲が演奏される機会はあまりありません。曲は印象主義そのもの
であり濃密な管弦楽法が特徴的です。1912年に芸術劇場の委嘱によって書かれ
たバレエ作品で、ファーブルの「昆虫記」からインスピレーションを受けてい
て、庭に巣を作った蜘蛛と、蜘蛛のエサとなる昆虫たち、その蜘蛛を狙うカマ
キリ。そして神秘的なカゲロウの羽化からその死までを精緻な書法で描いた、
音による博物誌です。ルイ・ラロイの台本によるオペラ「パドマーヴァティ」
は野性味あふれる異国的な音楽。本編には歌が挿入されますが、こちらは管弦
楽組曲のみです。なかなか上演される機会のない幻のバレエです。ドヌーヴの
演奏は闊達で色彩豊か。この曲を初めて聞く人にも安心してオススメできる逸
品です。

8.572718
バーナード・ハーマン:ジェーン・エア(1943)
1.前奏曲/2.ジェーンの出発/3.ジェーンの孤独/4.夢想-虚栄
5.悲歌-ジェーンの悲しみ/6.時間の経過-手紙
7.ソーンフィールド・ホール-火花のワルツ/8.ロチェスター
9.ピアノ-プロムナード/10.ロチェスターの過去-火事/11.二重唱-ドア
12.春/13.メースン氏/14.部屋-喧騒/15.庭/16.告別
17.歌:ジェーンの告白-嵐/18.結婚-妻
19.ジェーンの告別(ロチェスターの告白)/20.ジェーンの帰郷/21.終曲
※MARCO POLO 8.223535より移行盤
スロヴァキア放送交響楽団
アドリアーノ(指揮)
ニューヨーク生まれの映画音楽作曲家、バーナード・ハーマン(1911-1975)の
初期の代表作の一つ1943年作曲の「ジェーン・エア」です。1936年にオーソン
・ウェールズと出会ったハーマンは、彼が演出したラジオ・ドラマに次々と曲
をつけ、1938年には、あの「宇宙戦争」で市民を大パニックに陥れたことでも
知られます。ウェールズは1940年から映画を撮影し始めますが、その時にもハ
ーマンをハリウッドに呼び映画「市民ケーン」の音楽が出来上がったのでした。
とは言え、ハーマンの活動の拠点はニューヨークであり、他の活動もしていた
ため、映画音楽に本腰を入れているというわけでもなかったようです。しかし、
「ジェーン・エア」は重厚さと不気味さを適度に持ち合わせた名作であり、そ
の後の彼の名声を約束したかのような優れた作品としてこの世にあらわれまし
た。この録音は編集中に行われたカットなどを全て復元したものとなります。

8.572787
リムスキー=コルサコフ:雪娘-管弦楽組曲集
1-4.組曲「雪娘」(序曲/鳥たちの踊り/行列/道化師の踊り)
5.交響的絵画「サトコ」Op.5/6-10.組曲「ムラダ」(序曲/レドワ/リトアニア
の踊り/インドの踊り/行列)/11-14.組曲「金鶏」(宮廷のドドン王/戦場のド
ドン王/ドドン王とシェマハの女王/婚礼の祝宴とドドン王の哀れな末路と死)
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
ロシア五人組のなかでも、とりわけ管弦楽法に優れた才能を発揮したリムスキ
ー=コルサコフ(1844-1908)。このアルバムに収録されたオペラからの管弦楽
組曲の数々は、そんな彼の特筆を知るのにふさわしいものと言えるでしょう。
組曲「雪娘」は春の精と冬の精との許されぬ愛が生んだ悲劇の物語。とりわけ
「道化師の踊り」が知られていますが、悲しげに始まる「序曲」から聞きごた
え充分です。海の英雄となった「サトコ」の物語、こちらも伝説から採ったと
いう、亡霊になっても愛する人を守る娘「ムラダ」、そして彼の最後のオペラ
で、風刺に満ち少々教訓めいた終わり方をする「金鶏」から素晴らしい音楽を
並べました。演奏はシュワルツとシアトル交響楽団で、彼らの見事な演奏は
シェエラザード(8.572693)でも聴くことが可能です。

8.559397
スーザ:吹奏楽のための作品集 第10集
1.救世軍行進曲(1930)/2.ジャズ・アメリカ(1925)
3.フリー・ランス行進曲(1906)/4.キルティング・パーティ・マーチ(1889)
5-8.「温室に住む人々」よりバレエ組曲(1909)/(シャンパン/ラインのワイン
/ウィスキー-スコッチ, アイリッシュ, バーボン&ライ/コーディアルの大集
合、ワイン、ウイスキー、ホワイト・ロック)
9.兵士たちが船で帰還してくる時には!(1918)
10.ミルラ・ガヴォット(1876)/11.コンドル序曲(1886)
12.ボウ・アイディアル・マーチ(1893)
13.ジェローム・カーンの「幸せを求めて」によるユモレスク(1922)
14.錨と星(1918)/15.海軍紳士録(1920)
ノルウェー王国海軍軍楽隊/キース・ブライオン
「マーチ王」ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)の作品集、第10集です。
今回のアルバムにも胸躍る行進曲など、たくさんの名曲が収録されています。
中でも珍しいのがトラック13のユモレスクです。この曲はP.D.Q.バッハの作品
にも匹敵するほどのユーモアにあふれたもの。ミュージカルのスタンダード・
ナンバーで知られるジェローム・カーンのヒット曲のもじりで、T型フォード
を酩酊状態で運転すること(ダメですよ)についての作品とのことで、曲は様々
な楽器で演奏されます。「温室に住む人々」はいろいろなアルコール飲料につ
いての音楽。聴いているだけで幸せな気分になれそうな組曲です。

8.571288
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第11集
1-3.サイグン(1907-1991):ピアノ協奏曲 第1番…世界初録音
4-15.サイグン:アクサク・リズムによる12の前奏曲集
16-19.ジャン・フランセ(1912-1997):ピアノ・ソナタ(ビレットに捧ぐ)
20.アルカン(1813-1888):鉄道 Op.27
21.バラキレフ(1837-1910):イスラメイ
※1-15のみモノラル録音
オーケストラ・コロンヌ…1-3/アフメト・アドナン・サイグン(指揮)…1-3/
イディル・ビレット(ピアノ)
今でこそ、トルコの作曲家アフメト・アドナン・サイグンの作品は、耳にする
機会が比較的多いのですが、この演奏が行われた1958年当時は、まだまだ広く
は認められていませんでした。そんな彼のピアノ協奏曲を堂々たる身のこなし
で演奏したのが、17歳の若きピアニスト、イディル・ビレットだったのです。
サイグン自身の指揮と彼女の演奏により、この曲の持つ雄弁な表現法と、独創
的で知的なイディオムが広く知れることとなり、聴衆たちは、作曲家と演奏者
ともどもに熱い拍手を送ったのです。また、フランス屈指の技術を持つオーケ
ストラ・コロンヌの役割も大きなもので、このような新しい音楽を演奏するこ
と自体、冒険であったはずですが、彼らは期待以上の働きをしています。サイ
グンの信頼を得たビレットは、ソロ作品でも素晴らしい演奏をしていて、それ
は「12の前奏曲」で目の当りにすることができるでしょう。フランセの作品も
ビレットのために書かれたもので、こちらはウィットに富んだ軽やかな、いか
にも「フランス風」の曲。アルカンとバラキレフの2曲は超絶技巧のオンパレ
ード。ビレットでなくしては成立しない1枚といえるでしょう。

8.572550
プレイエル:
1-4.交響曲 変ロ長調(Benton125)/5-8.交響曲 ト長調(Benton130)
9-11.フルート協奏曲 ハ長調(Benton106)
シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ
パトリック・ガロワ(指揮&フルート…9-11)
オーストリアで生まれ、ハイドンに学び、そのまま行けばベートーヴェンの良
き先輩として活躍したであろうプレイエル(1757-1831)ですが、1783年にフラ
ンスに移り、名前を改名してから(以前はプライエルであった)は、ロンドンで
成した財で邸宅を購入、そして師であるハイドンの楽譜を出版するために立ち
上げた音楽出版社が成功を呼び、ついにはピアノ制作会社までをも設立するに
至ったというのですから、人生全く何が起こるかわかりません。こんな多彩な
活躍をした彼ですが、その作品数もとても多く、一時期はヨーロッパにおいて
「最も有名な作曲家」として知られていたほどであり、ここで聴ける2つの交
響曲などからは、その才能を存分に感じることができるでしょう。彼の唯一の
フルート協奏曲であるハ長調の作品も、きらめくような美しさを備えています。
最近は指揮者として活躍している名手ガロワですが、ここでは文句なしのフル
ートを聴かせます。

8.572559
1-4.クライスラー(1875-1962):弦楽四重奏曲 イ短調(1919)
5-8.ジンバリスト(1890-1985):弦楽四重奏曲 ホ短調(1931/1959改編)
9.イザイ(1858-1931):夕べのハーモニー Op31(1924)
5-9…世界初録音
ファインアーツ弦楽四重奏団(メンバー:ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)
/エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)/ニコロ・ユージェルミ(ヴィオラ)
ヴォルフガンク・ラウファー(チェロ))
フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・エウロペ…9
オーティス・クレーバー(指揮)…9
伝説のヴァイオリニストたちによる弦楽四重奏曲をじっくりと。クライスラー
については、もう説明の必要もないでしょう。3歳からヴァイオリンを学び、
作曲は一時期ブルックナーにも師事していたという彼、その演奏はもちろんの
こと、数々の愛らしい作品も良く知られています。とは言え、彼が弦楽四重奏
曲を書いていたとは!…とは言え、この曲は思いの他シリアスであり、そんな
点が却って人気をなくしてしまったのかもしれません。ジンバリストも名ヴァ
イオリニストであり、クライスラーの友人でした。ロシアでユダヤ系の家庭に
生まれ、1911年にボストン交響楽団と共演してからアメリカに定住、素晴らし
い活動をしています。2人ともイザイを大変尊敬したいたと言い、このアルバ
ムにはそんなイザイの知られざる作品「夕べのハーモニー」も収録されていま
す。世紀末音楽とは全く違った世界に属する音がここにあります。

8.572030
F.X.リヒター:フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ 第2集
室内ソナタ第4番-第6番(1764)
1-3.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ長調
4-6.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ長
7-9.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第6番 ト短調
10.前奏曲 ハ長調/11.アンダンテ ヘ長調
パウリーナ・フレッド(フルート)/ヘイディ・ペルトニエミ(チェロ)
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
フランツ・クサーヴァー・リヒター(1709-1789)は、18世紀の作曲家でマンハ
イム楽派の最も重要な代表者の一人です。彼の作品はこの時代としては、かな
り独創的であり、声部の処理や表情豊かなハーモニーには驚かされるばかりで
す。このソナタ集は第1集(8.572029)に続くもので、ここでもバロックのトリ
オ・ソナタの伝統に根差しつつも、それだけに留まることのない新しい時代の
息吹を感じさせるソナタを聴くことができます。またこのアルバムには、彼の
2つの鍵盤作品も収録。これらの作品は、どの楽器のために書かれたのかは不
明ですが、当時の南ドイツやオーストリアのオルガンは足鍵盤を持たない簡便
なものが多かったため、こういったオルガンの練習用に書かれたものではない
か?と考える人もいます。ただし、このアルバムではハープシコードで演奏
されています。まだまだ研究余地の多い作曲家だけに、これから先が楽しみ
です。

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11-12 No.18-2

2011年12月25日 18時33分09秒 | Weblog

8.572580
ボーエン:
1-3.ヴィオラ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.18/4.幻想曲 Op.54
5-7.ヴィオラ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.22
ブリッジ・デュオ
(メンバー:マシュー・ジョーンズ(ヴィオラ)/マイケル・ハンプトン(ピアノ))
イギリスの近代作曲家エドゥイン・ヨーク・ボーエンは、ヒンデミットのよう
にオーケストラのほぼ全ての楽器を演奏できるほどの腕前を持っていたのです
が、彼が愛したのはヴィオラの音色でした。それは「近代ヴィオラの父」ライ
オネス・ターティスの存在に触発されたのは間違いないのですが、もしかした
ら戦争で受けた心の傷が影を落としているのかもしれません。そんな彼がヴィ
オラを通して歌い上げた2つのソナタは、作曲当時から「演奏困難」とされて
いて、なかなか弾き手が現れず、世に出る機会を失ってしまったものと思われ
ますが、これらは本当に溢れんばかりのファンタジーに満ちたロマンティック
で美しい歌だったのです。存命時は、その懐古的な作風から、「時代遅れ」と
批判されてしまったこともあるものの、こんなに美しい曲を書く人が埋もれて
いるのはもったいないの一言に尽きるのではないでしょうか。ヴィオラの魅力
がひしひしと伝わる1枚です。

8.572647
1-3.ロベルト・ジェラール(1896-1970):ピアノ三重奏曲 第1番(1918)
4-6.モンサルバーチェ(1912-2002):ピアノ三重奏曲(1986-1988)
7-9.カサド(1897-1966):ピアノ三重奏曲 ハ長調(1926-1929)
トリオ・アリアーガ(メンバー:ダニエル・リゴーリオ(ピアノ)/フェリペ・
ロドリゲス(ヴァイオリン)/デヴィッド・アペラニス(チェロ))
3人のカタロニアの作曲家たちによるピアノ三重奏曲集です。ロベルト・ジェ
ラールはファリャ以降の世代で最も優れたスペイン人作曲家として評価されて
います。シェーンベルクの影響を受け、無調の音楽をスペインに持ち込んだこ
とで知られていますが、この初期の三重奏曲はフランス風の洗練された味わい
を持つものであり、瑞々しい若者の感性漲る流麗な作品です。次のモンサルバ
ーチェの曲は、どこか官能的な響きを持つ「ドルシネアのバラード」という楽
章で始まります。第2楽章は彼が尊敬していたモンポウへのオマージュで、静
謐な響きが横溢しています。そして活動的な第3楽章「リトメッロ」はジャズ
の雰囲気を持ちあわせています。カザルスの弟子であり、チェリストとしても
高名なカサドの作品は、力強い民族的なリズムを持つ輝かしい作品で、先人た
ちの影響を受けつつも、決してロマン派の風合いをなくすことなく、独自の世
界を築いています。

8.572656
クシシトフ・メイエル:
1-5.弦楽四重奏曲 第9番 Op.74(1990)/6.弦楽四重奏曲 第11番 Op.95(2001)
7-15.弦楽四重奏曲 第12番 Op.103(2005)
ヴィエニャフスキ弦楽四重奏団(メンバー:ヤロスラフ・ゾルニエルチュキ
(ヴァイオリン)/ミロスラフ・ボチェク(ヴァイオリン)/レフ・バラバン
(ヴィオラ)/マチェイ・マズレク(チェロ))
1943年、ポーランドのクラコフ生まれのメイエル(1943-)の弦楽四重奏曲 第2
集です。ペンデレツキとブーランジェの指導を受けた人ですが、単一楽章で書
かれた第11番の弦楽四重奏曲からは、明らかにショスタコーヴィチの影響が感
じられます。5つの楽章に分かれ、それらが目まぐるしく変化するテンポが心
地良い(?)快感を呼び覚ます第9番、そして彼の最も直近の作品である第12番
は、9つの部分に分かれていて、それらが緊密な関係を持って描かれています。
切れ切れのメロディは相互に睦みあい、古典派やロマン派の音楽のように、
美しく響きあうのではないものの、精巧なポリフォニーは刺激的な響きを以
って人間の感覚の奥深い部分に棲みつくかのよう。現代音楽の一つの形がこ
こにあります。

8.572844
ヒル:弦楽四重奏曲集 第4集
1-4.弦楽四重奏曲 第10番 ホ長調/5-7.弦楽四重奏曲 第11番 ニ短調
8-11.「人生」の五重奏曲(重々しく-速く/葬送行進曲/スケルツォ/終曲「い
と高きところの神の栄光」(声とピアノ五重奏版))
ドミニオン弦楽四重奏団/リチャード・マップ(ピアノ)…8-11
ブライオニー・ウィリアムズ(ソプラノ)…11
アメリア・ベリー(ソプラノ)…11/リンデン・ローダー(メゾ・ソプラノ)…11
アナベル・チータム(メゾ・ソプラノ)…11
リチャード・グリーガー(テノール)…11
クリス・ベレントソン(テノール)…11/ダニエル・オコーナー(バス)…11
キース・スモール(バス)…11/マーク・ドレル(指揮)…11
オーストラリアの作曲家の中でも第一人者として讃えられているアルフレッ
ド・ヒル(1869-1960)。彼の作品は、同世代のヨーロッパの作曲家たちのもの
と比べると若干時代遅れの感は否めませんが、数多くある弦楽四重奏曲は、
そのどれもが個性的であり、凝った作風を持っています。1935年に書かれた
第10番と第11番の曲は、ガーシュウイン的でもあり、また印象派の影響も受け
ています。第10番の身を切るように美しいアダージョや、第11番の第1楽章の
重苦しい冒頭部からアレグロへと移り変わる一瞬の閃きからは、ヒルのしたり
顔が見えてくるようです。最終楽章で声楽が登場する「人生の五重奏曲」は、
後に交響曲へと編曲されるほど、彼のお気に入りのもの。終楽章で高らかに人
生の喜びを歌い上げるという、まさにヒルによる「喜びの歌」と言えるでしょ
う。

8.572608-09 2枚組
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第4集
《CD1.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」より》
1.No.1 旧体制の見本/2.No.2 あわただしいロココ風の前奏曲/3.No.3a 悲嘆
4.No.3b 希望/5.No.4 だったんボレロ/6.No.5 おおげさな前奏曲
7.No.6 現代の見本/8.No.7 反舞踏的ワルツ
《老年のいたずら 第9集より》
9.No.9 イタリア風前奏曲/10.No.12 4手のための小ファンファーレ
《CD2.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」より》
1.No.8 ちょっぴり牧歌的な前奏曲/2.No.9 サラブレッドのためのタランテラ
3.No.10 夢/4.No.11 劇的な、いわゆるプレリュード/5.No.12 将来の標本
《老年のいたずら 第9集より》
6.No.6 イタリアのノエルの歌のカタログ
7.No.7 わが最後の旅のための行進曲と思い出
8.No.11 右手のための、良く知られたブラックジョークのカタログ
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
引退後のロッシーニ(1792-1868)の手による、何ともケッタイな作品集がこの
「老年のいたずら」です。13集からなる曲集は、独奏曲や室内楽、声楽曲など
様々な形の作品の集合体であり、その中身はまるで「ごった煮」。それも1曲
1曲に良く味のしみた老舗の味わいのようなものを醸し出しているのです。舞
曲あり、フーガあり。そして大抵の曲には、一筋縄でいかないような捻ったタ
イトルが付けられていて、その真意を探るのは全く困難。まさに、常にいたず
らを仕掛けられているような楽しいものなのです。もちろん、稀代のメロディ
メーカーであるロッシーニのこと、美メロに事欠くことはありません。この
第4集には第8集と第9集からの抜粋が収録されていて、夢のような曲からクリ
スマス?のメロディ、ブラックジョークまで盛りだくさん。さあ、何からいた
だきましょうか?

8.572427
J.S.バッハ:ギターのための編曲集
1-6.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826(T.マヌキアン編)
7-10.リュート組曲 ハ短調 BWV997(T.ホップストック編)
11-13.前奏曲,フーガとアレグロ BWV998(T.ホップストック編)
14-16.協奏曲 ニ長調 BWV972(原曲:ヴィヴァルディ)(J.ペロワ編)
ジュディカエル・ペロワ(ギター)
J.S.バッハ(1685-1750)の作品はその限りない可能性に惹かれるのか、数多く
の作曲家たちによって様々な編曲が試みられています。ギターのために編曲を
試みた最初の作曲家は、名ギタリストでもあったタルレガでした。タルレガは
バッハの対位法や色調の多様さを見事にギターへと置き換えることに成功、次
世代の作曲家たちに多くの示唆を与えたのです。そんな中、パルティータ第2
番を編曲したのがマヌキアンでした。彼は鍵盤楽器のために書かれたこの曲を、
完璧にギターへと移し替えることに成功しています。ホップストックの手によ
る2つの作品も、もともとギターのために書かれたかのように、ぴったりとマ
ッチしています。そして、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をバッハ鍵盤
独奏曲へと編曲したBWV972をギターへと移し替えたのは、演奏者であるペロワ
自身。こちらも何も文句のない仕上がりです。演奏しているペロワは1973年パ
リ生まれの名手で、2003年からジェレミー・ジューヴと「パリ・ギター・デュ
オ」を創設し活動、世界中で好評を博しています。深みのある美しい音色が魅
力的です。

8.572473
ケクラン:ペルシアの時 Op.65
1.旅立ちの前のひるね/2.キャラバン(ひるね中の夢)/3.暗がりの山登り
4.すがすがしい朝、高い山間にて/5.町を望む /6.街道を横切る
7.夜の歌 /8.テラスから見る月の光/9.夜明けの歌
10.真昼の日差しを受けるばらの花/11.石像の泉の近くの日陰で
12.アラベスク /13.日暮れ時の丘陵/14.語り部/15.夜の平穏、墓地にて
16.真夜中のイスラム教修道増たち
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
フランク、フォーレ、ドビュッシーら先人の影響を受けながらも、伝統的なハ
ーモニーと作曲技法を独自に拡大し、時には無調の作品までをも書いたフラン
スの作曲家ケクラン(1867-1950)。彼は良き教師でもあり、近代和声学、対位
法の著作も残し、また映画からもインスピレーションを受けるなど、多方面に
渡って影響を及ぼした人でもありました。彼は夜になると望遠鏡で星を眺め、
宇宙の神秘を解明しようと試み、またある時は神話や旅行記、未知の国につい
ての書物を熱心に読んでいたともいいます。そんな知識人であり夢想家であっ
た彼ならではのピアノ曲がこの傑作「ペルシアの時」です。「ピエール・ロ
ティの『イスパーンの方へ』に基づくピアノのための組曲」という副題をも
ち、彼の特徴でもある静謐さと、東洋的な雰囲気が横溢した16曲からなる組曲
で、時に聞こえてくる古代の響きや、砂漠の熱い風が感じられる、今の慌ただ
しい時間を忘れさせてくれるかのような音たちが蠢いています。こういう曲を
演奏させたら右に出る者はいないであろう、ラルフ・ファン・ラートがさらり
と弾いてのけています。

8.572594
バラダ:ピアノ作品集
1.ショパンのバラード第1番によるトランスパレンシー(1977)
2-6.プレルディス・オブスティナント(1979)…世界初録音
7.コントラスト(2004)/8-15.ミニ=ミニチュアー(2010)…世界初録音
16-19.4つのテンポによる音楽(1959)
(レント/エネルジコ/スケルツァンド/様々なテンポで)
20.アライルヴィング・ヴァリエーション…世界初録音
21.持続性…世界初録音
パブロ・アモロス(ピアノ)
単なる「現代音楽家」として一括りにしてしまうには、あまりにももったいな
いカタルーニャ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。これまでにNAXOS
レーベルに10枚以上の録音がありますが、そのどれもが奇怪で奇妙な音に溢れ
ているのです。今回のピアノ作品も、その例に漏れることなく極めて刺激的で
挑戦的な音に満ちた作品が目いっぱい並びます。第1曲目の「ショパンのバラ
ードによる-」では、千切れたショパンのかけらのようなものを探しているう
ちに、見たこともない異世界へ迷い込むこと必至。「プレルディス・オブス
ティナント」は名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャのために書かれた作
品で、ピアノがどれほどまでに創造的な力を発揮できるか?を命題とした5つ
の部分で構成されています。彼女は何度もこの曲を演奏したのですが、ついに
録音することがなかったため、このアルバムが世界初録音となります。他の作
品も興味深いものばかり。ここでピアノを演奏するアモロスに献呈された「ミ
ニ=ミニチュアー」も凝縮された世界を描き出しています。

8.572689
チマローザ:ピアノ・ソナタ集 第2集 ピアノ・ソナタ R.19-R.35
1-3.ソナタ ハ長調 R.19/4-6.ソナタ ト長調 R.20/7-9.ソナタ ハ長調 R.21
10-12.ソナタ イ長調 R.22/13-15.ソナタ 変ロ長調 R.23
16-18.ソナタ ニ長調 R.24/19-21.ソナタ ハ短調 R.25
22-24.ソナタ 変ロ長調 R.26/25-26.ソナタ ニ短調 R.27
27-29.ソナタ ニ長調 R.28/30-32.ソナタ 変ロ長調 R.29
33.ソナタ ハ長調 R.30/34.ソナタ ト長調 R.31/35-36.ソナタ ヘ長調 R.32
37.ソナタ ハ長調 R.33/38.ソナタ 変ロ長調 R.34/39.ソナタ イ長調 R.35
ヴィクトル・サンジョルジョ(ピアノ)
チマローザ(1749-1801)のピアノ・ソナタの第2集です。第1集(8.570718)でも、
その多彩な音楽の片鱗に触れることができましたが、ここでも興味深い曲が並
びます。彼は活動の早い時期からソナタを書き始めましたが、これらが教育目
的だったのか、それとも「手なぐさみ」だったのかはわかっていません。しか
し、速い楽章での目もくらむような音使いからは、彼が国内の演奏会などで自
らの技巧を誇示するために書かれたものではないか?と推測することもできそ
うです。緩徐楽章はやや保守的ではあるものの、その表現力の巧みさには驚く
ばかりです。第1集と同じく、サンジョルジョの丁寧な演奏が光ります。

8.572694
ブラームス:合唱と管弦楽のための作品集
1.アヴェ・マリア Op.12/2.埋葬の歌 Op.13/3.アルト・ラプソディ Op.53
4.運命の歌 Op.54/5.悲歌 Op.82/6.運命の女神の歌 Op.89
エヴァ・ヴォラク(アルト)…3/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
ブラームス(1833-1897)の合唱作品と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが「ド
イツ・レクイエム」ですが、彼は他にも素晴らしい合唱曲をいくつも書いてい
ます。彼が最初に合唱曲を書いたのは1957年の時。ここに収録されたアヴェ・
マリアになります。その後、1863年にウィーンのジンクアカデミーから指揮者
としての招聘を受け、聴衆受けのするバッハのカンタータや自らの「ドイツ・
レクイエム」を初演しつつ、合唱の素材をものにし、素晴らしい作品を創り上
げていくことになります。その後に書かれた「アルト・ラプソディ」(ゲーテ
の『冬のハルツ紀行』の断章)や、「運命の歌」での荘厳さはブラームスでな
ければ書けない深い世界が広がります。また画家フォイエルバハの追悼のため
に書かれた「悲歌」は悲しみに満ちた内容でありながらも、優しさと希望の光
にも満ちた美しい音楽です。絶望しかけた時に、こんな曲が聞こえてきたら
・・・。

8.559698
モラヴェック:有用な知識
1-5.人生は短し(ソプラノとピアノ三重奏編)(2009)
6-12.特性(1996)(騒々しい/穏やかな/子鬼のような/快活な/優雅な/
ひょうきんな/瞑想的)/13.有用な知識-フランクリン・ファンタジー(2006)
※全て世界初録音
エイミー・バートン(ソプラノ)…1-5/トリオ・ソリスティ…1-5
サイモン・マリガン(ピアノ)…6-12
ランドール・スカルターラ(バリトン)…13/ラ・フェニーチェ…13
セシリア・ブラウアー(グラス・ハーモニカ)…13
このアルバムのジャケットに使われている肖像画は、作曲家モラベック(1957-)
のものではありません。学者でもあり、政治家としても知られるベンジャミン
・フランクリンその人を描いたもので、タイトルの「有用な知識」も、フラン
クリンの言葉からの引用です。作曲者モラヴェックによると、このアルバムに
収録されているのは「音楽の肖像」ともいうべき作品であり、歌曲集「人生は
短し」はジェームズ・エッジの詩による“ゆがんだ子守歌”に始まる、一人の
人間の誕生から死までを描いたもの。「特性」はピアノ独奏による、モラヴェ
ックの友人たちの肖像画、そして表題作「有用な知識」は前述の通り、フラン
クリンのテキストを短縮、拡大して用いた音楽的賛辞です。ピューリッツァー
賞を受賞するほどの頭の良い人が考えることは、やはり突き抜けています。

8.572449
ナイトハルト:
1.カンティレーナ「おんどり」/2.私は全ての尺度を越えて悲しむ/3.夏と冬
4.クラウスラ/5.歌え、黄金のめんどりよ-ダンス「僧侶」
6.来たれ、甘い夏の天候よ/7.優雅な女性はこの名誉に値する
8.私は夫など望んでいない/9.私は花を悼む/10.ヘダメルスコール
11.すべてのすべての夏の長いこと/12.神よ、高く賛美します
13.死ぬ、死ぬ
アンサンブル・レオーネス(メンバー:マルク・レヴォン(指揮、ヴォーカル、
リュート、ギター、ヴィエール)/エルス・ヤンセンス=ファンミュンスター
(ヴォーカル)/バティスト・ロマン(ヴィエール、バグパイプ、ヴォーカル))
中世後期。ミンネゼンガーとはドイツの宮廷歌人で、徳の高い貴婦人をあが
め、その人のために愛の歌を歌うという役を担っていました。そんな時代、
ナイトハルト(1185?-1240?)は最も人気のある宮廷歌人のひとりとして知ら
れています。とはいえ、詩人でありミュージシャン、所謂「シンガーソング
ライター」であった彼の歌は素朴で、ある時は暴力的であり、また時にはエ
ロティックであり、宮廷文化を伝えつつも、また一味違った「市井の音楽」
として人気を博したのです。憂鬱さを歌うかと思えば、必要に応じて舞曲を
演奏、また季節の風物詩を取り入れた歌の数々は、当時の生活を彷彿させる
興味深いものです。このアルバムに収録されている作品は「フランクフルト
・フラグメント」と呼ばれる資料から修復したもので、少なくとも5人の作曲
家の名前が認められますが、大部分はナイトハルトのものであろうと推測され
ています。1000年近くの長い年月を経て蘇る中世の響きは聴き手を不思議な気
分にさせてくれること間違いありません。

8.572832
フィリップス:カンツィオネス・サクレ
1.蘇りたまいしキリストは/2.主は教義と英知とを/3.使徒は口々に
4.主よ、思い出したもうことなかれ/5.天使ガブリエル
6.シオンへの道は嘆く/7.めでたし、イエス・キリストよ
8.天にましますわれらの父よ/9.賛美されたアニェス
10.使徒らはステファノを/11.われら生のただ中にありて
12.幸いなるかな天の女王/13.恵みあふれる聖マリア
14.ああ、何と甘美な/15.聖母マリアの生涯/16.喜べ、処女マリアよ
17.喜べ、処女マリアよ/18.歓喜とともに祝おう/19.幸いなるかな女王
20.ああ、だから
サルム・コンソート/アンドリュー・マッケイ(指揮)
ピーター・フィリップス(1560/61-1628)。良くある名前ではありますが、ルネ
サンス後期のイギリスでウィリアム・バードと共に最も有名な作曲家として名
を馳せていた人です。最初はロンドンのセントポール寺院で少年聖歌隊のメン
バーとして活躍、1582年に宗教上の理由でイギリスを離れローマへ行き、オル
ガニストに任命されます。この時期にイタリア風のポリフォニーを徹底的に学
んだようです。その後はヴァージナル教師をしながらヨーロッパを巡り、1590
年にアントワープに定住。残りの人生はアルベール大公の火度を受けながら
1628年に亡くなるまでその地で過ごしました。彼の音楽は当時としてはとても
複雑であり、見事な対位法に彩られたドラマティックなものです。彼の鍵盤音
楽(8.557864)も、魅力的で、この当時の上流社会の生活の一端を見るような典
雅さを味わうことができるでしょう。

8.111383
グレート・ヴィオリスト・シリーズ/プリムローズ リサイタル集 第2集
1.パガニーニ(1782-1840):カプリース Op.1-24(プリムローズ編)
2.ヘンデル(1685-1759):アダージョ
3.ヘンデル:パッサカリア(ハルヴォルセン編)
4.バッハ:甘き死よ来たれ BWV 478(d.ターによるオルガンとヴィオラ編)
5.パガニーニ:カプリース Op.1-13(プリムローズ編)
7.パガニーニ:カプリース Op.1-5(プリムローズ編)
8.ブラームス(1833-1897):2つの歌 Op.91 第1番「秘めたるあこがれ」
9.ブラームス:2つの歌 Op.91 第2番「聖なる子守歌」
10.ブラームス:コラール前奏曲 Op.122より第10番「わが心の切なる願い」
11.シューベルト(1797-1828):連祷 D343
12-14.ベンジャミン(1893-1960):ヴィオラ・ソナタ
15-16.ロイ・ハリス(1898-1979):モノローグとダンス
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)/ヨゼフ・カーン(ピアノ)…1
アルベルト・スポルディング(ヴァイオリン)…2
アンドレ・ベノイスト(ピアノ)…2
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)…3
ヴァーノン・デル・ター(オルガン)…4.9.11
マリアン・アンダーソン(コントラルト)…7-8
フランツ・ルップ(ピアノ)…7-8/ハリー・アイザック(ピアノ)…10
ウラディーミル・ソコロフ(ピアノ)…12-14
ヨハン・ハリス(ピアノ)…15-16
録音 1934-1952年デジタル・リストレーション…グラハム・ニュートン
スコットランドの伝説的ヴィオラ奏者プリムローズは、ヴァイオリン奏者を父
に持ち、自らもヴァイオリニストとして活動を始めましたが、ブリュッセルで
ウジェーヌ・イザイに師事した時、彼の勧めに従ってヴィオラに転向します。
ロンドン弦楽四重奏団でヴィオラを担当し、1937年にはトスカニーニに招かれ、
NBC交響楽団の結成メンバーとして活躍します。第1集(8.111382)に続くこのア
ルバムには、彼が最も多く録音したパガニーニのカプリースや、アーサー・
ベンジャミンのソナタを中心に、編曲ものやオリジナル作品の様々が収録され
ています。ハイフェッツと共演したハリヴォルセン編のヘンデルも素晴らしい
の一言です。

8.111387
グレート・ピアニスト・シリーズ/リヒテル 初期録音集 第2集
1-4.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ・ソナタ ト長調 Op.37
(録音 1956年)
5-7.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
(録音 1958年6月29日モスクワ)
9-11.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第9番 ハ長調 Op.103
(録音 1958年モスクワ)
ウォード・マーストン復刻
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ロシアの名ピアニスト、リヒテルの初期録音を記録するシリーズ、第2弾です。
彼は1942年にチャイコフスキーのソナタを演奏し、1956年にモスクワで同曲を
録音しました。またプロコフィエフについては、伝説的なエピソードがあり、
それは1943年の演奏会のために、プロコフィエフが書いたばかりの第7番のソ
ナタをわずか4日でものにしたのだそう。リヒテルにぴったりあったレパート
リーと言えるのかも知れません。重戦車のような迫力に満ちた部分と、諧謔的
な部分がミックスされた完璧な演奏をお楽しみください。




<MARCOPORO>
8.225340 ¥1780
J.シュトラウス1世:管弦楽作品集 第20集
1.ワルツ「ゾフィーの踊り」Op.185/2.ワルツ「モルダウの響き」Op.186
3.コンサート土産のカドリーユ Op.187/4.オーストリア祝典行進曲 Op.188
5.ワルツ「踊りの名手」Op.189/6.ワルツ「エピオンの踊り」Op.190
7.ジプシー娘のカドリーユ Op.191/8.エスメラルダ行進曲 Op.192
9.ワルツ「祝祭の歌」Op.193/10.エルドラドのカドリーユ Op.194
11.ワルツ「たいしたことないもの」Op.195
スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
今作は1846年前後の作品を収録しています。名手であったシュトウス(1804-
1849)の元には、様々な演奏会のための曲の依頼が舞い込み、その都度ふさわ
しい作品を書き上げていたのです。例えば、1945年に発生したモルダウ川の
洪水は、地域に大きな損害を与えたのですが、その復興のために書かれた「モ
ルダウの響き」はプラハ市民の心の支えになりました。トラック6の「エピオ
ン」とは、健康の女神の名前(ヒュギエイアの母)で、医師会の舞踏会のための
曲につけたオシャレなタイトルです。どの曲も晩年のシュトラウスの円熟した
作曲技法が感じ取れる美しいワルツです。

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11-12 No.17

2011年12月20日 14時15分47秒 | Weblog

★WINTER BOX 特価のご案内★
既にご紹介済みのBOXですが、更に特価でのご案内です。
代理店の在庫が無くなり次第終了となりますので、お早めにご検討下さい。
詳細は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/box2011winter.html

<SONY CLASSICS>
8869768365-2 60枚組 ¥9450
レナード・バーンスタイン / ザ ・シンフォニー・エディション
[60枚組:初回生産限定盤]

<Sony Classical>
SB 88697 334532 30枚組 ¥4050
ソニー・クラシカル・コレクション

<MEMBRAN>
DOCUMENTS 233071 30枚組 ¥3380
The Royal Philharmonic Orchestra/The Greatest Classical Masterworks

<Membran>
MEMBRAN 233253 30枚組 ¥3380
The Greatest Classical Masterworks
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団名演奏集 VOL.2

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EMI CLASSICS>
CDSW-7300092 2枚組 ¥1950
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタVOL.1&2
CD1 HEROIC IDEAS
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第26番 変ホ短調 作品81a「告別」
2.ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 作品22
3.ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106「ハンマー・クラヴィーア」
CD2 THE ETERNAL FEMININE-YOUTH
1.ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7
2.ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 作品14-1
3.ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 作品14-2
4.ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 作品27-1
5.ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」
EMIクラシックス期待の大型新人ピアニスト、リムのデビュー・レコーディン
グはなんとベートーヴェンのソナタ全集!その第1弾がこのデビュー盤となる。
韓国生まれの24歳、独特な演奏スタイルと類まれなカリスマ性をもつ魅力あふ
れるピアニストは、12歳でピアノ修行のため、単身パリへ渡る。韓国の家族に
自分の演奏を聴かせるため、ユーチューブに演奏姿をアップしたところ、たち
まち話題となり50万ビューを記録。それが音楽関係者の目にとまり、EMIクラ
シックスからデビューが決定。リムはパリへ渡ってから15歳でDEM(Diplome
d'Etudes Musicales complete(Normandy))を史上最年少で取得、ルーアン国立
音楽院とパリ国立高等音楽院を主席で卒業。2007年、パリで開催されたフラム
国際音楽コンクールのピアノ部門で観客賞を受賞。独自の演奏スタイルをもつ
リムは、録音方法もソナタを順番通り入れるのではなく、テーマを決めて収録
している。2012年にかけてソナタ集を順次発売、特典DVD付きボックス・セット
の全集も発売予定。解説に独自のエッセイも掲載。
ブリリアント・ボックス、32ページ・カラー・ブックレット、インサート・
カードつき。




<Audite>
完全限定盤 アウディーテ2012年度版カタログつきCD
AUD 10030 ¥800
ディジパック仕様
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調op.60
録音:1979年10月23日ボン、ベートーヴェン・ザール(ライヴ・ステレオ)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
録音:1969年11月20日ミュンヘン、ドイツ博物館(ライヴ・ステレオ)
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2012年度版は、ク
ーベリック指揮バイエルン放送響によるベートーヴェンの交響曲集。収録年順
に、第5番が1969年11月20日ミュンヘンのドイツ博物館コングレスザールでの
ステレオ・ライヴ収録、第4番が1979年10月23日ボンのベートーヴェン・ザー
ルでのステレオ・ライヴ収録となります。クーベリックは、第4番を1975年9月
にイスラエル・フィルを指揮してセッション録音、第5番を1973年11月にボスト
ン響を指揮してセッション録音していますが、両曲ともヴァイオリン両翼型配
置を採用したここでの内容は、1961年より1979年までの長期に亘り首席指揮者
を務めたバイエルン放送響との強い結びつきと充実ぶりが実感されるもので、
ベートーヴェンの世界にたっぷりと浸ることが可能です。バイエルン放送協会
提供のテープは状態も良好で、音質もすぐれています。
カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお
求めください。
(※4色カタログ仕様。ディスクはAU.95493としてリリースされているものと同
内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<森口賢二>
OPL 001 ¥2500
“バリトン・森口賢二/オペラ・アリア集”
ヴェルディ:「ドン・カルロ」―終わりの日が来た/私は死ぬ
ヴェルディ:「ファルスタッフ」―夢かまことか?
ヴェルディ:「オテッロ」―イヤーゴの信条(クレード)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」―昔、美しいパリスが
ドニゼッティ:「ルチア」―激しい苦しみ
モーツァルト:「フィガロの結婚」―もう飛ぶまいぞ、この蝶々
ヴェルディ:「リゴレット」―二人は同じだ
ビゼー:「カルメン」―闘牛士の歌
グノー:「ファウスト」―門出を前に
森口賢二(Br)
松本康子(P)
録音:2009年10月8日
日本人の若手バリトンの中でも、特に注目されている一人が森口賢二。2011年
9月12日、藤原歌劇団公演のロッシーニ「セビリアの理髪師」で、ロッシーニ
の神様、アルベルト・ゼッダの指揮の下、ロッシーニの大スター、アルマヴィ
ーヴァ役のアントニーノ・シラクーザを相手に、高水準な歌唱を聞かせ、聴衆
から大きな喝采を浴びていました。二日目の公演なので新聞評などが残されて
いない中、両日聞いた熱心な観客の多くから「日本人では森口が一番良かっ
た!」と評判が広がっているほど、その実力を見せ付けたのでした。
その森口が、自ら制作したのがこのCD。彼の得意なアリアがズラリと並んでい
ます。中高と陸上にのめり込んでいた森口、明るくブリランテな声の中に体育
会系の逞しい男らしさが宿り、ヴェルディのバリトン役も相性は抜群。「オテ
ッロ」のイヤーゴは、ジュゼッペ・ジャコミーニを相手に抜粋公演で歌い、
「ファルスタッフ」のフォードは、サントリーホールでレナート・ブルゾンが
タイトルロールの公演で歌っています。たった一日で全9曲の録音を仕上げた
ことからも、森口が十分な準備をもって録音に臨んだことが伺えます。今回、
多くのCDショップで取り扱いが可能になりました。伸び盛りの実力派バリトン
の魅力をたっぷりお楽しみください!




<KII~CLEARAUDIO>
=LP最新盤のお知らせ=
アナログディスクの為のアナログ録音最新盤!
180g4枚組100セット限定

KKC 1025/8(4枚組LP) ¥21000
日本語解説書付き
重量盤180g
100セット限定生産!
●LP-1
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
録音:2006年10月17、18日ノイマルクト、ドイツ
●LP-2
ショパン:
ワルツ第5番 変イ長調 Op.42、ワルツOp64-1「小犬のワルツ」、
ワルツ第7番Op64-2,マズルカ第36番イ短調Op59-1、
マズルカ第37番変イ長調Op59-2、マズルカ第38番嬰ヘ短調Op59-3,
リスト:忘れられたワルツ第1番,スメタナ:ポルカ ト短調Op8-2,
ドビュッシー:ワルツ・ロマンティック、レントより遅く,
ドヴォルザーク:
ワルツ イ長調Op54-1、ワルツ イ短調Op54-2、ワルツ 変ニ長調Op54-4
録音:2008年9月2-4日ノイマルクト、ドイツ
●LP-3
ドビュッシー:アラベスク第1番、アラベスク第2番、バラード,
マルトゥッチ:ノットゥルノ(夜想曲),チャイコフスキー:炉ばたで,
シューベルト/リスト:ヴィエンナーの夜会第6&7番,
スメタナ:ポルカ イ長調,ドヴォルザーク:ユーモレスク
録音:2009年10月14日ノイマルクト、ドイツ
●LP-4
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲 変ロ短調
リッカルド・ムーティ(指揮)バイエルン放送交響楽団
(LP-4のみバイエルン放送協会録音)
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
発売元のクリアオーディオは、ドイツの高踏的アナログ制作集団で、高級アナ
ログプレーヤーの制作において既にオーディオ界で高い評価を受けています。
2000年代に入ってもアナログレコードの為にあえてアナログ録音を行っており、
エンジニヤはなんとドイツグラモフォンの名人とうたわれたハインツ・ヴィル
トハーゲンを起用!まさにアナログディスクの為の完全なアナログ録音。日本
語解説は青弓社の『ピアニストガイド』の著者吉澤ヴィルヘルム氏がオピッツ
論の書き下ろし、またオピッツのインタビューなど盛り沢山の内容を予定して
おります。




<PREISER>
PR 90800DVD(DVD-Video) ¥2080
J.シュトラウス1世:
ポルカ「アイゼレとバイゼレ=ジャンプ」 Op.202
ラデツキー行進曲 Op.228
J.シュトラウス2世:
「インディゴと四十人の盗賊」
-突撃ポルカ Op.348,インディゴ行進曲 Op.349
皇帝円舞曲 Op.437
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ・シュネル「冬の喜び」 Op.121
水彩画 Op.258
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「喜んで!」
ランナー:ワルツ「ロマンティックな人々」 Op.167
スッペ:「スペードの女王」序曲
ロンビ:
「オーギュスト・ブルノンヴィルへの挨拶」
幻想曲「夢の絵」
ワルツ「友人たちへの挨拶」
ギャロップ「コペンハーゲンの蒸気機関車」
シャンパン・ギャロップ
ラリオーノフ:カリンカ
ペーター・グート(指)
ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
収録:2010年12月29日、ウィーン
今ウィーンでシュトラウス一家を指揮させたら一番なのが、ペーター・グー
ト。モスクワでダヴィド・オイストラフに学んだという名ヴァイオリニストで
あるグートは、1978年にウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
を創設、ヨハン・シュトラウスの流儀にならってヴァイオリンを弾きながら
指揮して、ボスコフスキーなき後、ウィーンで最も正統なシュトラウスを聴か
せてくれる指揮者として絶大な人気を誇っています。日本にも頻繁に訪れてお
り、2012年は1月には各地で来日公演を予定しています。公演にいらっしゃる
方も、そうでない方も、正統ウィーンのシュトラウスをご堪能ください。

PRCD 90798 ¥2080
J.シュトラウス1世:
ポルカ「アイゼレとバイゼレ=ジャンプ」 Op.202
ラデツキー行進曲 Op.228
J.シュトラウス2世:
「インディゴと四十人の盗賊」-突撃ポルカ Op.348,
インディゴ行進曲 Op.349
皇帝円舞曲 Op.437
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ・シュネル「冬の喜び」 Op.121
水彩画 Op.258
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「喜んで!」
ランナー:ワルツ「ロマンティックな人々」 Op.167
スッペ:「スペードの女王」序曲
ロンビ:
「オーギュスト・ブルノンヴィルへの挨拶」
幻想曲「夢の絵」
ワルツ「友人たちへの挨拶」
ギャロップ「コペンハーゲンの蒸気機関車」
シャンパン・ギャロップ
ペーター・グート(指)
ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
録音:2010年12月29日、ウィーン
DVDと同一音源です。CDではラリオーノフの「カリンカ」が収録されておりま
せん。




<IPPNW>
IPPNW 73 ¥2250
ライヴ
(1)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番(弦楽合奏版)
(2)朗読
ベルリン・フィル 弦楽アンサンブル
アレクサンダー・イヴィッチ(コンサートマスター)
クレド室内合唱団、ボグダン・プリッシュ(指揮)
(2)テレーゼ・アッフォルテル&クリスチャン・ブリュックナー(朗読)
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

IPPNW 74 ¥2250
ライヴ
武満徹:弦楽のためのレクイエム
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
アンドレイ・ボレイコ(指揮)、
シュターツカペレ・ベルリン
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

IPPNW 1DVD(DVD-Video) 2枚組 ¥3250
DVD1
(1)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番(弦楽合奏版)
(2)朗読
ベルリン・フィル 弦楽アンサンブル
アレクサンダー・イヴィッチ(コンサートマスター)
クレド室内合唱団、ボグダン・プリッシュ(指揮)
(2)テレーゼ・アッフォルテル&クリスチャン・ブリュックナー(朗読)
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
DVD2
武満徹:弦楽のためのレクイエム
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
アンドレイ・ボレイコ(指揮)、
シュターツカペレ・ベルリン
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)からの新録音は1945年に広島と長崎に投下さ
れた原爆、1986年のチェルノブィリの原発事故、さらに2011年3月11日の東日
本大震災による福島第一原発事故の犠牲者に捧げられた演奏会のライヴです。
インパクトの強いドイツ語による朗読と、スターリン政権下で抑圧されながら
も、その恐怖を耐え抜いたショスタコーヴィチの音楽とが、核の引き起こす悲
劇を描き出しています。同原発事故が、いかに世界に影響を与えたか、またそ
の放射能汚染を被ったドレスデンを含めるヨーロッパの地域でどのようなこと
が起きたのかを、ブックレットの解説を読みながら歴史的プロセスに沿って見
ていくことができます。ショスタコーヴィチからチャイコフスキーという展開
は、悲惨な運命に直面しながら、それはきっと克服されるという希望を与えて
くれるかのようです。
世界に名高いベルリン・フィルそして、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリ
ン国立歌劇場附属オーケストラ)による演奏で、極めて完成度の高い内容となっ
ており、ショスタコーヴィチの暗惨とした気分、嵐のような暴力性、チャイコ
フスキーのドラマチックな叙情性と重厚な響きが、見事に表現されています。
特にシュターツカペレ・ベルリンの弦の美しさと金管の温かいハーモニーは聴
きどころです。





<Wonder Land Records>
WRCT-1013 ¥3000
フェルメール&エッシャー
Side Ver. : Sense of the Light / Circus / The View /
Blue and Eyes / Lateral thinking / muse-um(Joe’s Pf.Solo)
Side Esc.: Trees(Joe’s Pf.Solo)/ Encounter /
Phosphorescent Sea / Metamorphosis / Another World
久石 譲
メロディー作家として映画音楽界の巨匠と称される傍ら、ミニマルミュージッ
クを原点とする現代音楽の作曲家としても活躍中の久石譲の「知性」と「感性」、
両側面が見事に集約されたファンにはたまらない究極のアルバム。ピアノと弦
楽カルテットで奏でる洗練された音の粒たちが、久石譲の癒しのピアノソロを
中心にフェルメールの世界からエッシャーの世界へと見事に流れ行く、その変
遷は必聴です!
「フェルメール光の王国展(仮称)」
2012年1月20日オープン.6ヶ月間開催。その後、地方各所にて開催予定。
監修:福岡伸一 音楽:久石譲 美術監督:伊東順二
音声ガイドナレーション:宮沢りえ、小林薫
日本初、フェルメール“リ・クリエイト”作品37点を一堂に展示!




<ZEFIR Records>
ZEF 9626 ¥2180
ピーテル・バステイン(1649-1729):
クラヴサンのための9つの組曲
スティーヴン・デヴァイン(harpsichord)

ZEF 9628 ¥1150
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年 第1年-「オーベルマンの谷」
詩的で宗教的な調べ-「愛の賛歌」、「アンダンテ・ラクリモーソ」
即興曲
ローレライ
トゥーレの王
御身 天より来たりて
6つのポーランドの歌-「指輪」、「バッカナール」、
「私のいとしい人」
ゴンドリエラ
音楽の夜会-「ヴェネツィアの競艇」
LEEN DE BROEKERT(P)

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11-12 No.16

2011年12月18日 17時41分26秒 | Weblog
★WEITBLICK&OTAKEN セレクション・セール開催のお知らせ★
セール期間:2012年2月末日入荷分まで
品切れ等で入荷がなかった場合はご注文打ち切りとなりますので、お早めに
ご検討下さい。
対象商品は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/tobu2012sale.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<SONY CLASSICAL>
8869798943-2 ¥1400
FACTS
1.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
2.シューベルト:4つの即興曲D.899/作品90
3.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
[録音]2011年(セッション/デジタル)
ソニー・クラシカル移籍第1弾となったバッハ・アルバム「Bach: A Strange
Beauty」に続くニュー・アルバムは、ディナースタインのトレードマークでも
あるバッハのパルティータ2曲に、シューベルトの4つの即興曲を組み合わせた
もの。バッハとシューベルトの音楽に非常にはっきりした共通点を感じている
ディナースタインは、「この2人の作曲家の器楽曲は、力強い『語り』や『歌』
の要素を内包しています。ちょうど言葉のない『声』が、歌詞のない『メロ
ディ』を紡ぎ出しているような。バッハとシューベルトの作品のメロディ・ラ
インは流れるようで、豊かな表情を持ち、まさに話しているような細かな抑揚
が付けられているのです。ある瞬間に突然しゃべりだすんではないかとさえ思
うくらいのね。言葉がしゃべられているかのように響くのです」と語っていま
す。 前回のバッハ・アルバムは哲学者フランシス・ベーコンの言葉を引用した
タイトルでしたが、今回のアルバムは、イギリスの詩人、フィリップ・ラーキ
ン (1922-1985)の「The Trees木々」という詩の中の、「The tress are coming
into leaf/Like something almost being said 木々は葉になる/まるで言葉
がしゃべられているかのように」から取られています。バッハとシューベルト
の傑作とされるピアノ曲に、ディナースタインが彼女ならではの個性的なあた
たかみのある「声」をもたらした名演です。




<Newton Classics>
8802098 2枚組 ¥2450
アルビノーニ:室内での和声の楽しみ Op.6
〈CD1〉
1-4.第1番 ハ長調/5-8.第2番 ト短調/9-12.第3番 変ロ長調
13-16.第4番 ニ短調/17-20.第5番 ヘ長調/21-14.第6番 イ短調
〈CD2〉
1-4.第7番 ニ長調/5-8.第8番 ホ短調/9-12.第9番 ト長調
13-16.第10番 ハ短調/17-20.第11番 イ長調/21-14.第12番 変ロ長調
セルジオ・バレストラッチ(フルート)
シルヴィア・ランバルディ(ハープシコード)
録音 2003年6月8-14日 イタリア ラヴェンナ, サンヴィターレ教会
この「室内での和声の楽しみ」は、もともと12曲からなるヴァイオリン独奏の
ためのソナタで、18世紀の定型に従って、「速い、遅い、速い、遅い」の4つの
楽章が並ぶ楽しい作品です。音楽愛好家ジョヴァンニ・フランチェスコ・ツェ
ーノに献呈され、オランダの出版社エスティエンヌ・ロジャーへと渡されまし
た際にタイトルが付けられたようです。当時は木管楽器を愛するアマチュア音
楽家たちの技能が飛躍的に向上したため、この盤のように、これらの曲をフ
ルートで演奏することについては何の違和感もないでしょう。ヴァイオリンの
音型を理想的に再現するバレストラッチと、ハープシコードのランバルディの
解釈は、この曲に新しい光を当てることでしょう。

8802099 ¥1750
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番&第2番
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.29
4-13.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.36a
ジュリアーノ・フォンタネッラ(ヴァイオリン)
タニア・サリナーロ(ピアノ)
録音1999年3月7-11日 トレヴィソ イン・スタジオ
巨匠ピアニストとして、また約200作品の作曲家として知られるブゾーニ(1866-
1924)ですが、室内楽作品は、比較的活動の初期の時期に書かれています。
第1番は1889年から取り掛かり、1990年に完成、ブロツキーに献呈されています。
まだブラームスなどの先人たちの影響が見えますが、情熱的で力強い音楽です。
第2番はそのほぼ10年後、1898年から1900年に作曲されたもので、ブゾーニ自身、
自らの作風を確立させたと断言したほどの力作であり、ヴァイオリン部分だけ
でなく、ピアノ伴奏の充実した書法も楽しめる作品です。フォンタネッラとサ
リナーロの2人は、この曲の持つメロディアスな側面と、古典的な端正さをバラ
ンス良く結びつけた有機的な演奏で、ブゾーニの音楽の魅力を紐解いてくれます。

8802100 ¥1750
アンドレア・ガブリエリ:主日のミサ
ピエルパオロ・トゥレッタ
(ヴェニス、サンマルコ教会 ガエターノ・カッリードによる1766年製のオルガ
ンで演奏)
イワン・フローリャンク(語り)
録音 2008年4月5-10日 ヴェネツィア サンマルコ教会
オルガン・ミサは、オルガン伴奏で合唱が歌うのではなく、オルガンのみで演
奏され(時に声部と交互に奏されることもある)、J.S.バッハのクラヴィーア練
習曲集第3部なども、これに当たります。バッハの時代にはかなり簡潔なものと
なっていますが、もともとはイタリアが発祥の地であり、このジョヴァンニの
作品のように、祝典的なエネルギーに満たされた華やかなものでした。アンド
レア・ガブリエリ(1533?-1585)は、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガ
ニストを務め、甥のジョヴァンニとともに、ヴェネツィア楽派のコンチェルト
様式、および器楽曲の発展の上で重要な役割を果たした作曲家です。このアル
バムでは彼の忘れられてしまった作品である「オルガン・ミサ」を、ゆかりの
地であるサン・マルコ教会で演奏しています。

8802101 3枚組 ¥3050
ジュリアーニ:カントリー・ダンス 他
〈CD1.カントリー・ダンス〉
1-6.6つのスコットランド民謡/7-12.6つのアイルランド民謡 Op.125
〈CD2〉
1-54.ギターのための練習曲 選集
〈CD3〉
1-5.ロッシーニアーナ
トゥリア・カルトーニ(ギター)/エレナ・カソーリ(ギター)
マッシモ・スカットーリ(ギター)
録音
CD1…2011年6月17-22日 ローマ マリーノ,クラシカ・スタジオ
CD2…1994年4月10-14日 トレヴィソ イン・スタジオ
CD3…1990年10月1-6日 ヴェニス スタジオシンテッシ
ベートーヴェンとも交友があった19世紀初期のギタリスト、ジュリアーニ(1781
-1829)の知られざる作品集です。彼はヴァイオリンにおけるパガニーニと同じ
くらい、ギターの演奏技術の向上に寄与した人であり、また多くのギターのた
めの練習曲や、華やかな作品を書いています。CD1に収録されているのは、当時
流行していた「民謡編曲」で・・・これはハイドンやベートーヴェンでもおな
じみ・・・ジュリアーニも自身で採取した民謡を素晴らしい作品へと昇華させ
ています。CD2は練習曲集であり、演奏するだけでなく、聴いても楽しい作品で
す。CD3は、ジュリアーニが親しくしていたロッシーニの作品の数々をポプリ
(メドレーのようなもの)にした作品集。超絶技巧を駆使した曲ばかりで、原曲
を知らずとも楽しめるすぐれものです。

8802102 3枚組 ¥3050
ボッケリーニ:6つの小弦楽三重奏曲&交響曲集
〈CD1.ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための小弦楽三重奏曲集 Op.1〉
1.第1番 ヘ長調 G77/2.第2番 変ロ長調 G78/3.第3番 イ長調 G79
4.第4番 ニ長調 G80/5.第5番 ト長調 G81/6.第6番 ハ長調 G82
〈CD2.交響曲集 Op.35〉
1-3.第1番 ニ長調 G509/4-6.第2番 変ホ長調 G510/7-9.第3番 イ長調 G511
〈CD3.交響曲集 Op.35(続き)〉
1-3.第4番 ヘ長調 G512/4-6.第5番 変ホ長調 G513
7-9.第6番 変ロ長調 G514
イ・フラルモニキ・ディ・ボローニャ/アンジェロ・エフリキアン(指揮)
録音1971年ミラノ ヴィラ・リッタ
現在では、メヌエットばかりが知られるボッケリーニ(1743-1805)。数多くの作
品を書いたのに、メヌエット以外は忘れられてしまったという残念な作曲家で
す。確かに同時代のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと比べてしまう
と知名度的には落ちるかもしれませんが、夥しい数にのぼる室内楽作品は、も
っともっと聴かれてもよいのではないでしょうか?弦楽五重奏曲での対等に扱
われた各声部の見事さはもちろんですが、彼自身優れたチェロ奏者でもあった
ため、通常通奏低音としての役割を担っていたチェロを主役として活躍させて
いることにも注目です。ここに収録された17歳の時の作品「小三重奏曲」から、
チェロの扱いが巧みです。彼は交響曲も多く作曲していて、このOp.35は1782年
の作品で、彼を庇護していたマドリッド王カルロス3世の弟、ドン・ルイスのた
めに書かれています。指揮者のアンジェロ・エフリキアンはマリピエロの弟子
で、ヴィヴァルディ研究家としても知られています。




<ICA Classics>
ICAC-5053 ¥1750
1.ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」Op.32
2.ブリテン(1913-1976):
青少年のための管弦楽入門-パーセルの主題による変奏曲とフーガ Op.34
BBC交響楽団/女性合唱団(1のみ)
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音1980年3月12日 ロイヤル・フェスティヴァルホール…1
1981年6月1日 大阪フェスティバルホール…2 STEREO
常にハイテンションで知られるロジェストヴェンスキーは、1978年から1981年
までBBC交響楽団の首席指揮者の地位にあり、多くの刺激的なレパートリーで聴
衆を魅了しました。彼はもともとイギリスの作曲家たちの作品がお気に入りで、
ブリテンの「真夏の夜の夢」をロシアで初演したり、メロディア・レーベルに
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集を録音したり、また、マックスウェル・
デイヴィスの交響曲第2番を初演する他、イギリス現代音楽の普及にも積極的に
携わっていることで知られています。このアルバムには、1980年に演奏された
ホルストの「惑星」と、1981年に来日した際、大阪で行われた公演からのブリ
テンを収録。「惑星」でのエキサイティングな演奏はもちろんのこと、ロジェ
ストヴェンスキーのディスコグラフィに初となる「青少年のための管弦楽入門」
でも、各々の楽器の音色を最大限に生かした、イカス演奏を聴かせています。
ダイナミック・レンジも広く捉えられた優秀録音です。

ICAC-5054 ¥1750
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 ニ長調 Op.114
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)/ユリア・ハマリ(メゾ・ソプラノ)
スヴェン・オロフ・エリアソン(テノール)/ペーター・メーフェン(バス)
ケルン放送交響楽団&合唱団
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
録音1973年6月15日 ケルン放送 第1ホール STEREO
指揮者のスタインバーグ(1899-1978)は、ケルンに生まれ、本名はハンス・ヴィ
ルヘルム・シュタインベルクでしたが、ナチスの迫害を逃れ、1936年にパレス
チナへ移住し、パレスチナ交響楽団を結成したことで知られます。1952年から
1976年までピッツバーク交響楽団の指揮者として活躍し、一時期ボストン交響
楽団の音楽監督も務めていました。その他、優れたオーケストラ・ビルダーと
して多くのオーケストラを指導し、またブラームス、ブルックナー、マーラー
でも名演を残しています。このベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」は、彼の故郷
での演奏であり、ケルン放送合唱団の均整のとれた響きと見事な独唱陣を操り、
ベートーヴェンの書いた威厳ある総譜について、燃えるような解釈を見せてく
れます。ベートーヴェンが目指した「心の平安と人類愛の成就」が見事に表出
された熱演です。

ICAC-5055 ¥1750
1.シューベルト(1797-1828):即興曲 変ロ長調 Op.142-3 D935
2.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
3.ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
録音 MONO 1959年9月24日 ボン ベートーヴェン・ホール
ドイツの偉大なピアニスト、バックハウス(1884-1969)は弱冠16歳で最初のコン
サート・ツアーを行ったのを皮切りに、世界各国で演奏会を行いました(とはい
うものの、1912年にデビューしたアメリカでは、第二次世界大戦中にナチスの
宣伝塔として利用されてしまったことが理由で、戦後アメリカでの公演拒否運
動が起こり、結局1954年まで演奏会を行うことはできませんでした)。このアル
バムには、彼が最も得意としたベートーヴェンを中心としたプログラムによる
1959年9月24日の公演のライヴ録音が収録されています。円熟期を迎えたバック
ハウスによる神々しいまでの「ハンマークラヴィーア」は、現在CDとして入手
できる1952年版の解釈を深化させたものとして評価されることは間違いありま
せん。

ICAD-5056(DVD-Video) ¥2450
1.ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調「皇帝」Hob.III77
2.モーツァルト(1756-1791)弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調「不協和音」 K465
《ボーナス》モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 K428
アマデウス弦楽四重奏団(メンバー:ノーバート・ブレイニン(第1ヴァイオリン)
/ジークムント・ニッセル(第2ヴァイオリン)/ペーター・シドロフ(ヴィオラ)
/マーティン・ロヴェット(チェロ))
収録1980年12月18日 ニューポート トレデガー・ハウス…1
1983年2月6日 ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス…2
収録時間:75分/字幕:なし
アマデウス弦楽四重奏団は、そのメンバーのほとんどがウィーンで学んでいま
したが、彼らはナチスの迫害を逃れイギリスに移り、イギリス人のチェリスト
のロヴェットを迎え1948年にこのアンサンブルを結成しました。翌年のウィグ
モア・ホールのデビューコンサートでは、チケットを売り尽くすほどの人気を
得て、1950年代から1960年代にかけて大活躍したのです。しかし、70年代以降
の音楽的嗜好の変化(鋭角的な表現が好まれるようになった)により、活動の終
わりの頃には少々人気が下降気味であったことは否めません。とは言え、彼ら
の高揚感のある演奏は、ドイツの伝統を現代に伝える貴重なものであり、今、
改めて聞いてみると新しい発見が種々あるものです。この映像は、彼らの活動
の終焉近くである1980年代に収録されたもので、彼らが最も得意としたハイド
ンとモーツァルトを聴くことができます。長年イギリスで活動を行いながらも、
決してドイツ精神をなくすことなかった彼らの矜恃を守り抜いた孤高の演奏と
言えるのではないでしょうか?この「不協和音」の演奏から4年後、シドロフ
の死によって、40年続いた彼らの活動が停止し、一つの良き伝統も終焉を告げ
ました。

ICAD-5057(DVD-Video) ¥2450
1.ヘンデル(1685-1759):組曲「水上の音楽」(ハーティ版)
2.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K425
3.モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調「ブラハ」K504
ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場1960年4月12日…1
1958年4月8日…2/1959年11月3日…3
収録時間:62分/字幕:なし
大好評、ミュンシュ&ボストン交響楽団のテレビ放送シリーズです。今作はモ
ーツァルトとヘンデルを収録。どちらも彼が得意としたレパートリーです。ヘ
ンデルの「水上の音楽」は、作曲家&指揮者ハミルトン・ハーティによる編曲
版を使用していて、通常聴かれるものよりも若干短いことと、楽器編成が拡大
(特にティンパニが強化)されていることが特徴です。ミュンシュはこの曲を53
回(!)演奏したと記録されていて、RCAへの録音も残されています。モーツァル
トは不思議なほど録音がなく、この2作品も他には録音がありません。何とも
生き生きとしたモーツァルトです。ブックレットには、38年間に渡ってボスト
ン交響楽団の首席フルート奏者を務めたドリオ・アントニー・ドワイヤーへの
インタビューを掲載(英語のみ)。ミュンシュとオーケストラの関係を垣間見る
ことができます。

ICAD-5059(DVD-Video) ¥2450
1.ベートーヴェン(1770-1827):エグモント序曲 Op.84
2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
《ボーナス》
モーツァルト(1756-1791):
セレナード 第9番 ニ長調「ポストホルン」K320より「メヌエット第1番」
ボストン交響楽団/エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
収録1969年4月15日 ボストン・シンフォニー・ホール…1&2
1963年1月15日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場…ボーナス
収録時間:57分/字幕:なし
ミュンシュの後を継いで、1962年から1969年までボストン交響楽団の音楽監督
を務めたラインスドルフによるベートーヴェンとチャイコフスキーです。しか
し、ラインスドルフは結果的にボストン交響楽団とは14回の定期公演を行った
のみであり、彼らが緊密な結び付きを保っていたのかどうかは、定かではあり
ません。とは言え、この1969年のチャイコフスキーは、すでに多くの人々から
切望されている演奏であり、ラインスドルフの新鮮な解釈と、驚くほど強靭な
指揮ぶりを堪能することができるものです。ラインスドルフの入魂の演奏をぜ
ひお楽しみください。




<MUCAVI>
MUCAVI 1(CD-R) ¥2700 ※12月25日までのオーダー特価 ¥2380
【高価格帯】フィンボス・コーリング
マントンビ・マトティヨナ[Mantombi Matotiyona](1935-):
あなたはなぜ行ってしまったの?[nt' omke ngayo]〔umrhubhe〕
マルコ・ウッチェリーニ(1603頃-1680):「ラ・ベルガマスカ」によるアリア
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、リュート〕
J・S・バッハ(1685-1750):トリオ・ソナタ ヘ長調 BWV529
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、リュート〕
不詳:「小鳥愛好家の楽しみ」から モリヒバリ[Tune for the woodlark]
〔ソプラニーノリコーダー〕
ウガンダ伝承の哀歌:
子牛が逃げ出してしまった[Enyana ekutude]〔akadinda〕
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):キタローネ曲集第1巻(1640)から
トッカータ・アルペッジャータ/カプスベルガー/カナリオ
〔キタローネ、チェロ、ソプラノリコーダー〕
コーサ[Xhosa]族伝承パターン:幸せな家庭[Khayamnandi]〔kuzu horns〕
不詳:「小鳥愛好家の楽しみ」から カナリア[Tune for the Canary Bird]
〔ソプラニーノリコーダー〕
即興演奏?:クーズーホーン哀歌[Kudu horn Lament]〔kuzu horns〕
ジンバブエ伝承パターンとチェロの即興演奏:彼女に夫はいない[Akanandoda]
〔mbira、チェロ〕
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
トリオ・ソナタ ニ短調 TWV42:d10
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、キタローネ〕
ジンバブエ伝承歌:恋人に去られるのは何と悲しいことか[Nhema musasa]
(エファット・ムジュルへのオマージュ)〔mbira、歌〕
コーザ族伝承歌:私は去っていく[Ndiyahamba]〔uhadi、歌〕
ハンス・ハイセン(1964-):昇り、降り、また昇る[Ugubhu](1996)〔チェロ〕
マントンビ・マトティヨナ:
あなたはなぜ行ってしまったの?[nt' omke ngayo]
〔umrhubhe、歌〕
アンサンブル・レフージウム
ステファン・テミング(リコーダー) アニンカ・ハルムス(ヴァイオリン)
ウーヴェ・グロッサー(リュート、キタローネ) ハンス・ハイセン(チェロ)
ディズー・クーズーホーン・バンド
ディズー・プラーチース(mbira、uhadi、kuzu horn、歌)
マントンビ・マトティヨナ(umrhubne、歌)
ルンヒスワ・プラーチース、ハーヤ・ヴァーラ、ズワイ・ムヴィンビ
(akadinda、kuzu horn、歌)
録音:2001年6月28-29日、11月4日、
ステレンボッシュ大学音楽院(南アフリカ共和国)、フィスメル・ホール
発売:2004年
「ケープ植物区保護地域群」の名でユネスコの世界自然遺産に登録されている、
南アフリカ共和国西ケープ州に帯状に分布する自然の灌木植生地域「フィンボ
ス」をテーマとしたハードカバーブック仕様のアルバム。ヨーロッパのバロッ
ク音楽、アフリカの伝承音楽、演奏者たちによるオリジナル楽曲がピリオド楽
器と民族楽器で演奏されています。アンサンブル・レフージウムは南アフリカ
共和国で活躍するピリオド楽器演奏家たちが創設したアンサンブル。
ディスクはフィンボスの貴重な植物の映像等を収めたCDプラス仕様なのですが、
弊社の機器では映像部分が再生不能であったため、恐縮ながら映像部分の再生
は保証外といたします。プレスCDでないのも残念であり、かつ編集時のミスと
思われる音のブレや小さなノイズも数箇所聴き取れ、改善は望めないとのこと
です。しかしながら、演奏内容とプログラムの面白さはそれらを補って余りあ
るもので、私にとっては一日に何度も通して聴くお気に入りの一枚となってい
ます。高いくせに不出来というなさけないアイテムですが、リスナーの皆様に
愛されることを祈ってやみません。(輸入代理店)




<URANIA>
WS121.140 2枚組 ¥1400
ベートーヴェン:
交響曲第3番「英雄」 
シンフォニー・オブ・ジ・エア
交響曲第6番「田園」
序曲集:コリオラン、フィデリオ、命名祝日、レオノーレ第3番、
献堂式
コンセール・ラムルー管弦楽団
イーゴリ・マルケヴィチ指揮 1957-1960

WS121.141 3枚組 ¥2080
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レナータ・テバルディ(S)
フェードラ・バルビエリ(M.S)
マリオ・デル・モナコ(T)
アルド・プロッティ(Br)
チェザーレ・シエピ(B)
レナート・カペッキ(Br)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団  1953

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11-12 No.15

2011年12月18日 17時41分02秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67846 ¥2180
グラナドス:
組曲《ゴイェスカス》/わら人形 - ゴヤ風の情景/演奏会用アレグロ
ギャリック・オールソン(ピアノ/スタインウェイ)
スペインを代表する画家フランシス・デ・ゴヤ(1746-1828)の絵画からインス
ピレーションを得て作曲された「ゴイェスカス」。
オールソンのフォルムの整った硬質のサウンドで響く「ゴイェスカス」は、全
ての音符にスペイン国民楽派の詩情と哀愁が満ちている。
「ギャリック・オールソン」と「エンリケ・グラナドス」。円熟期を迎えたア
メリカの名ピアニスト、オールソンの知られざる魅力がここにある。
録音:2011年5月31日-6月2日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67801 ¥2180
ブリテン:
ヴァイオリン協奏曲Op.15/ヴァイオリンとヴィオラのための《二重協奏曲》
ラクリメOp.48a(ダウランドの歌曲の投影)
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
長きに渡りフロレスタン・トリオのヴァイオリニストを務めてきたアンソニー
・マーウッドと、ナッシュ・アンサンブル、レオポルド弦楽三重奏団などで活
躍するヴィオラ界の逸材ローレンス・パワーをソリストに迎えたベンジャミン
・ブリテンのコンチェルト集!
ベルクとブリテンの作風を彷彿とさせる若き日の傑作「ヴァイオリン協奏曲」、
王立音楽大学在学中の18歳の時に作曲され、コリン・マシューズの補筆を経て
1997年の第50回オールドバラ音楽祭で初演された「二重協奏曲」、オーケスト
ラ伴奏版の「ラクリメ」では、マーウッドとパワーが繰り出す強靭な説得力を
持った演奏に惹き込まれること必至。
録音:2011年1月12日-13日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67865 ¥2180
ショスタコーヴィチ:ヴィオラとピアノのための音楽 ――
《24の前奏曲》Op.34 より 7つの前奏曲(エフゲニー・ストラーホフ編)
ヴィオラ・ソナタOp.147
《馬あぶ》Op.97 より 5つの小品(ワディム・ボリソフスキー編)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
ヴィオラ界の旗手ローレンス・パワーが、盟友サイモン・クロフォード=フィ
リップスとのデュオでロシア音楽、ショスタコーヴィチに挑む!
ショスタコーヴィチ最後作品となった「ヴィオラ・ソナタOp.147」では、ロー
レンス・パワーのヴィオラが1つ1つ謎を解いて行くかのような深い演奏を聴か
せてくれている。
「7つの前奏曲」、「《馬あぶ》からの5つの小品」でのパワーとクロフォード
=フィリップスのコンビネーションも絶妙!
録音:2010年10月24日-26日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67893 ¥2180
ケルビーニ:アリアと序曲集 ――
歌劇《ジュリオ・サビーノ》より シンフォニア
歌劇《オーリードのイフィジェニー》より Turbata ai dubbi accenti
甘き愛の灯/歌劇《デモフォンテ》より 序曲/Ti lascio adorato mio ben
歌劇《捨てられたアルミーダ》より 序曲、Qual da venti combattuta
歌劇《ジュリオ・サビーノ》より I mesti affetti miei
歌劇《エトルリア王メッセンツィオ》より シンフォニア
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)、
アウセル・ムジチ、カルロ・イパタ(指揮)
バロック・フルートの名手カルロ・イパタが1997年に設立したイタリアの古楽
アンサンブル、アウセル・ムジチ。
ハイペリオンからの6枚目のレコーディングは、「レクイエム」で大成功を収め
たルイジ・ケルビーニが、フィレンツェからパリへと向かう数年間に作曲を行
った「アリア」と「序曲集」。
ベートーヴェンがその才能を讃えたケルビーニの若かりし日の秀作を、イタリ
ア音楽の伝承者たちが伝えます。
録音:2010年10月、テアトロ・ヴェルディ(ピサ)

CDA 67888 ¥2180
愛の力 - イングリッシュ・ソングブック ――
モロイ:懐かしき愛の歌
ホワイト:さまようのはやめよう、春が来た、誠実な恋人
エルガー:語れ音楽よOp.41-2、懇願Op.48-1
レーマン:ああ, わが麗しの月、愛, もしあなたが光を知っているならば
ヴォ―ン=ウィリアムズ:真昼の静けさ
ピール:アーモンド, ワイルド・アーモンド、朝早く
クィルター:美の女神の娘に、深紅の花びらは眠りにつき、愛の哲学
グレインジャー:愛の力/アームストロング:ヒポコンドリアクス
レーマン:パス・バンク/アームストロング:影の歌
ワーロック:その唇を奪って、夜、アン女王/モーラン:若き日の喜び
ガーニー:おやすみ草原よ、ボート・イズ・チェーフィング、ライツ・アウト
ホルスト:旅の終わり、ベテルギウス
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
イギリスのメゾ・ソプラノ、アリス・クートのハイペリオン・デビュー・アル
バムは、世界有数の歌曲伴奏ピアニスト、グレアム・ジョンソンとのデュオに
よるイギリスの歌曲集。
ジェームズ・ライナム・モロイ(1837-1909)の「懐かしき愛の歌」から、グス
ターヴ・ホルスト(1874-1934)の「ベテルギウス」までの27の歌曲で、イギリ
ス歌曲の半世紀の歴史を旅する ――。
録音:2010年12月14日-15日&17日、オール・セインツ教会(ロンドン)





<Helios>
CDH 55424 ¥1280
バッハと同世代の音楽家たち - ヤン・ディスマス・ゼレンカ ――
ゼレンカ:
聖体の祝日のためのリタニアZ.147/天の女王Z.134/めでたし天の女王Z.135
死者の為の聖務日課Z.47より
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、
マイケル・ジョージ(バス)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
ドレスデン宮廷に仕えた"ボヘミアのバッハ"、ヤン・ディスマス・ゼレンカ
(1679-1745)の宗教音楽集。
ライプツィヒがバッハならば、ドレスデンはゼレンカ。ハッセの登場により宮
廷楽長の座を逃してしまうものの、ドレスデンで一時代を築いたゼレンカの音
楽を古楽界の名手たちの演奏で。
録音:2002年3月6日-9日、エアー・スタジオ(ロンドン)
CDA 67350からの新装移行再発売

CDH 55394 ¥1280
バッハと同世代の音楽家たち - ヨハン・クーナウ ――
クーナウ:
天は彼方より歓呼し/心から憂いを消し去れ/暁の星はいと麗しかな
神よ、我を憐れみ給え/我が心は悲しみに満ちて/おお神聖なる時
デボラ・ヨーク(ソプラノ)、マリアンヌ・ヘルグレン(ソプラノ)、
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
ツィッタウのカントールを経て、ヨハン・シェレの後任としてライプツィヒ聖
トーマス教会のカントールに就任したヨハン・クーナウ(1660-1722)。
J.S.バッハの先代のカントールとして知られるクーナウだが、音楽学者、弁護
士としても優れた手腕を発揮し、「クラヴィーア練習曲集」はバッハに大きな
影響を与えている。
録音:1998年4月19日-22日
CDA 67059からの新装移行再発売

CDH 55422 ¥1280
ブラ・ブラ・ブラ ――
ガーシュウィン(ヴィニョールズ編):ブラ・ブラ・ブラ
ガーシュウィン:皆笑った/ポーター:テイル・オヴ・ザ・オイスター
ニコラス:プレース・セッティングス
ボルコム:ライム・ジェロー・マシュマロ・コテージ・チーズ・サプライズ
シェーンベルク:
ギゲールレッテ、サティスフィード・ラヴァー、
《アルカディアの鏡》からのアリア
フランダース&スワン:ア・ワード・オン・マイ・イア
バーンスタイン:私は誰?/レーマン:庭の奥には妖精が住む
ライト:トランスアトランティック・ララバイ
ベイカー(ヴィニョールズ編):
サムワンズ・ビーン・センディング・ミー・フラワー
ポーター(ドリング編):ホエア・オー・ホエア?
ドリング:ナイトクラブの女店主の歌/ニコラス:案内嬢のブルース
ガーシュウィン:スリー・タイムズ・ア・デイ
ガーシュウィン(コノリー編):ボーイ・ホワット・ラヴ・ダン・トゥ・ミー
カーン:ビル
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
舞台は1988年6月17日のウィグモア・ホール。サラ・ウォーカーとロジャー・
ヴィニョールズのユニークなキャバレー・ソング・アルバム。
ガーシュウィン、ポーター、ボルコム、さらにはシェーンベルクが登場する
個性的なプログラム。
録音:1988年6月17日、ウィグモア・ホール(ロンドン)
CDA 66289からの新装移行再発売




<Glossa>
GCDSA 921623(SACD-Hybrid) ¥2850
ストリッジョ:40声または60声のためのミサ曲 ――
グレゴリオ聖歌:幸いなるかな、乙女マリアの御体
ベネヴォリ:われ喜びに満てり、ミゼレーレ
コルテッチャ:主をほめたたうるは良きことなり、父に栄光あれ
ストリッジョ:キリエ、グローリア(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
コルテッチャ:アレルヤ
ストリッジョ:クレド(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
ベネヴォリ:マニフィカト
ストリッジョ:
サンクトゥス、ベネディクトゥス、
アニュス・デイ(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
コルテッチャ:汝はいと高き者の預言者と呼ばれ
ストリッジョ:40声のモテット《見よ、祝福されたる光が》
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
作曲から約400年間所在不明の状態が続き、フランスのパリで発見されたストリ
ッジョの「40声または60声のミサ曲」。"40声"だけでなく「アニュス・デイ」
は"60声"のために作曲されており、イタリアで誕生したルネサンス史上屈指の
スケールを誇る合唱芸術である。
ドミニク・ヴィスの校訂譜を使用したエルヴェ・ニケは、60人の歌い手と器楽
奏者たちを、指揮者とマイクを取り囲むように円状に配置。マルチチャンネル
・サラウンド再生を意識したレコーディング環境が整えられており、ストリッ
ジョの40声と60声のための壮大壮麗な音楽の全てが現代に蘇る。
録音:2011年8月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)

GCD 920112 ¥2300
ケルナー:ファンタジア - バロック・リュートのための音楽 ――
17の精選リュート曲集(1747) -
小品集イ長調/小品集ニ長調/ファンタジア集
ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・リュート)
生まれ故郷のドイツから北欧スウェーデンへと渡り、ストックホルムの聖ヤコ
ブ教会ではオルガニスト、ドイツ教会ではカリヨン奏者として活動したケルナ
ー。優れた技巧を持つリュート奏者兼作曲家としても勇名を馳せたケルナーだ
が、現存する作品は晩年の1747年にハンブルクで出版された「17の精選リュー
ト曲集」だけであり、それだけにモレーノの演奏が重要な役割を担うことは間
違いない。このレコーディングのために自ら製作した11コースのバロック・
リュートを手に、モレーノがベールに包まれたケルナーの音楽を大切に奏で
でゆく・・・。
録音:2011年5月、エストゥディオ・イスラ・ブランカ(スペイン)





<Phaedra>
DDD 92065 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.65
- ナチュラル・ホルンのための音楽 ――
リエラント:ソナタ ホ長調Op.18/メンガル:ロマンス/ゴーセ:アレグレット
ブスショップ:狩り/ワールプト:ロマンス/メンガル:二重奏曲第6番
デュポン:間奏曲 - 舟歌/リエラント:夏の夕方

ジェローン・ビリエ(ナチュラル・ホルン)、
ヤン・フイルブロック(ピアノ)、
メンガル・アンサンブル
アニマ・エテルナ、シャンゼリゼ管弦楽団、コンチェルト・ケルン、イル・
フォンダメント、ルーヴル宮音楽隊などで活躍するベルギーのホルニスト、
ジェローン・ビリエが"ナチュラル"と"ヴァルヴ"で吹くフランドル地方のホル
ン作品集。ビリエも所属する19世紀フランドルのヴィルトゥオーゾ・ホルニス
ト、マルタン=ジョゼフ・メンガルの名前を冠するメンガル・アンサンブルが
抜群に巧い!ベルギーのホルン・サウンドを是非!2010年3月の録音。




<Musique En Wallonie>
MEW 0848-0849 2枚組 ¥2300
レジス:ミサ・エッチェ・アンチルラ・ドミニ/ミサ・ロム・アルメ
モテット&シャンソン集
クラークス、エドワード・ウィッカム(指揮)
ジャン・ルロワというフランス語名を持ち、ギョーム・デュファイの書記を務
めていたとされるフランドルの作曲家ヨハネス・レジス(c.1425-c.1496)のミサ
曲、モテットとシャンソン集。
詳細な経歴は明らかになっていないレジスの音楽は、同時代の高名な音楽理論
化ヨハネス・ティンクトリスが称賛したという記録が残されている。ウィッカ
ム&クラークス(・グループ)が歌うフランドルの音楽はやはり絶品。
2007年の録音。ブックタイプ仕様。





<Cybele>
SACD 351.101(SACD-Hybrid) ¥2850
フランスの女流作曲家たち ――
ファランク:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.39
リリ・ブーランジェ:夜想曲
ガルシア=ヴィアルド:ソナチネ イ短調、6つの小品
アネッテ=バルバラ・フォーゲル(ヴァイオリン)、
アヤコ・ツルタ(ピアノ)
フランスの3人の女流作曲家、フェランク、リリ・ブーランジェ、ガルシア=
ヴィアルドの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」。
夭折の天才リリ・ブーランジェの「夜想曲」など、19世紀-20世紀初期を生き
た女流音楽家たちの作品に光をあてる好企画。ドイツの「Cybele」は、有数の
高音質レーベルとしても定評がある。2001年12月の録音。




<Ameson>
ASCP 1018 ¥2300
ショパン:ポーランドの歌Op.74/シマノフスキ:6つの小品Op.20
ウルスラ・キュヴリエ(ソプラノ)、アンヌ・ル・ボゼック(ピアノ)
フレデリック・ショパンとカロル・シマノフスキ。19世紀の東欧ポーランドで
生まれた2人の傑物の「歌曲」をカップリング。
ウルスラ・キュヴリエは、母国ポーランドの国立オポーレ音楽大学を経てフラ
ンスで活躍するソプラノ。歌声はもちろんのこと、ポーランドの歌曲の発音に
もご注目いただきたい。2010年の録音。





<Phaedra>
DDD 92066 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.66 - コンチェルト・デル・アルマ ――
デュイック:コンチェルト・デル・アルマOp.30/サルヴェ・レジナOp.29
アポステル・ナ・デ・トワールフOp.28
ヨハン・デュイック(指揮)、
フランダース放送合唱団、
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、ヨリス・デルダー(バリトン)、
サラ・ファン・モル(ソプラノ)、イグナス・ミヒエルス(オルガン)
フランダース放送合唱団、ASMF、ワールド・ユース・クワイア、ヘント・マド
リガル合唱団の指揮者を務めてきたベルギーの合唱指揮者兼作曲家、ヨハン・
デュイック(1954-)の合唱作品集。
16世紀スペインのキリスト教神秘家サン・フアン・デ・ラ・クルスの「魂の暗
夜」をベースとした「コンチェルト・デル・アルマ」など収録3作品は、2008年
から2010年にかけて作曲された新しい作品。2009年&2010年の録音。





<Audiomax>
703 0464-2 ¥2300
ウェーバー:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲ト短調Op.63
ブラームス:ピアノ四重奏曲ト短調Op.25
フィルハーモニー・アンサンブル・ベルリン
1989年にベルリン・フィルのメンバーで結成された室内楽団、フィルハーモニ
ー・アンサンブル・ベルリンのドイツ・ロマン派作品集。
フルート・パートは、ベルリン・フィルの元メンバーでピッコロの名手として
大活躍したヴォルフガング・デュンシェーデ!1992年頃の録音。弊社初紹介。

703 0299-2 ¥2300
木管八重奏曲集 ――
ベートーヴェン:八重奏曲変ホ長調Op.103
クロンマー:パルティータ ヘ長調Op.57
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.72
バンベルク交響楽団ウィンド・アンサンブル
1965年創設の木管アンサンブル、バンベルク交響楽団ウィンドアンサンブルの
「木管八重奏曲集」はベートーヴェン、クロンマー、シューベルトの名作3作品
を収録。
ドイツのオーケストラのメンバーが集まったアンサンブルは、個々のテクニッ
クに加えアンサンブル能力も際立っている。1988年頃の録音。弊社初紹介。

703 0266-2 ¥2300
ミスリヴェチェク:
弦楽五重奏曲変ホ長調、弦楽五重奏曲ト長調、弦楽五重奏曲ハ長調
モーツァルト:弦楽五重奏曲変ホ長調
ミュンヘン弦楽五重奏団
1710年にイタリアのボローニャで出会った"ミスリヴェチェク"と"モーツァルト"
の弦楽五重奏曲集。
ミュンヘン弦楽五重奏団は、ミュンヘンのオーケストラのメンバーを中心に結
成されたアンサンブル。第1ヴァイオリンは、バイエルン放送響のコンサートマ
スターを務めたクルト=クリスティアン・シュティール。1987年頃の録音。
弊社初紹介。

703 0246-2 ¥2300
チェロとピアノのための音楽 ――
ボッケリーニ:ロンド ハ長調/ブレヴァル:ソナタ ト長調Op.12-5
ベートーヴェン:
ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45
フンメル:ソナタ イ長調Op.104
ライナー・ギンゼル(チェロ)、コンラート・リヒター(ピアノ)
ライナー・ギンゼルは、ドレスデン・フィル、南西ドイツ放送響の首席チェリ
ストを務め、名門ミュンヘン音楽大学の教授として教育にも携わるドイツの名
チェリストの1人。
コンラート・リヒターとのデュオから生まれる自然なフレーズ感が美しい。
1987年頃の録音。弊社初紹介。

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11-12 No.14-1

2011年12月15日 21時05分51秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
479 50 ¥1850
734769(DVD-Video) ¥3350
ティーレマン/ドレスデンのジルベスター・コンサート2011
レハール:オペレッタ・ガラ
アンゲラ・デノケ(ソプラノ)
アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)
ピョートル・ベチャワ(テノール)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:クリスチャン・ティーレマン
録音:2011年12月31日ドレスデン、シュターツカペレ (ライヴ)
ニューイヤーを祝うのはウィーンのみならず、ここドレスデンでも同様。ベル
リンのジルベスター・コンサートとならびドイツの人々が毎年の恒例行事とし
て心待ちにする大晦日のコンサートは、ドイツの公共放送ZDFでライヴ放映さ
れ、昨年に引き続きCDとDVDの2形態でドイツ・グラモフォンからラッシュ・リ
リースされることになりました。ドイツ以外でもオーストリア、スイス、ブル
ガリア、チェコ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、スロバキア、
スペイン、韓国、台湾、南アフリカ、ポーランド、香港など世界各地で放映が
予定されています。指揮台に立つのは、昨年同様ドレスデン・シュターツカペ
レの首席指揮者、クリスティアン・ティーレマン。デノケ、ベチャワ、そして
新星ラビンなどの豪華歌陣を迎え、喜びにあふれたレハールの名旋律の数々を
披露する予定です。詳細曲目は発表され次第追ってご案内致します。




<東武レコーディングズ>
TBRCD 0015 ¥2200
「管弦楽名曲集」-朝比奈隆・大阪フィル
(1)チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調
(2)リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
(3)リャードフ:八つのロシア民謡より「愁いの歌」
(4)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
(5)シュトラウス二世:春の声/トリッチ・トラッチ・ポルカ/皇帝円舞曲
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:
(1)1981年2月16日第172回定期演奏会
(2)1981年2月16日第172回定期演奏会 
(3)1976年11月26日第136回定期演奏会
(4)1974年9月11日第118回定期演奏会
(4)1980年3月14日ABC創立三十周年記念オープニング・コンサート
全曲ライヴ、ステレオ録音(ウェーバーのみモノラル)、
演奏会場:フェスティバルホール、
音源提供: 朝日放送
膨大な数の録音を遺した朝比奈隆ですが、極めて珍しい管弦楽名曲集です。全
て朝日放送秘蔵の蔵出し音源です。「春の声」とリャードフ作品以外はこれが
初の音盤化というのもびっくりです。
巨匠のルーツであるロシア音楽から、このCDは幕を開けます。チャイコフスキ
ーの弦楽セレナードは晩年も取上げた愛奏曲ですが、八十年代前半のエネル
ギッシュな指揮ぶりに感慨新たです。金管を思いっ切り派手に鳴らしたリムス
キー=コルサコフの「ロシアの復活祭」もお見事。そしてこのCDの白眉はヨハ
ン・シュトラウス二世の三曲です。「皇帝円舞曲」のスケールの大きさはク
ナッパーツブッシュにも匹敵し、ワルツの演奏でも巨大な世界を創造してしま
う度胸、自信、個性に感動を禁じ得ません。
日本語、英語による解説付。サウンド・マスタリング:WEITBLICK




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 294 ¥2250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ヴェーベルン:夏風のなかで
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音:2011年10月29日、11月2 & 3日
フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ・デジタル)
2011/12年のシーズンよりバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首
席指揮者に就任したフランソワ=グザヴィエ・ロト。ロトがあらたな手兵を
指揮してマーラーの第1交響曲を演奏したアルバムは、首席指揮者就任から間
もない時期の2011年秋にライヴ収録されたものです。
1971年パリに生まれたロトは、クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ
・オ・ジャポン」への度重なる出演を通じて、日本のファンにもその名前が浸
透しつつあるフランスの指揮者。過去の「ラ・フォル・ジュルネ」では、2003
年に自身が創設したピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を率い
ての登場でしたが、ロンドン交響楽団やトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、
マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団へも定期的に客演していることか
ら、ロトの人気と実力のほどが窺えます。
マーラーの第1交響曲は、ロト率いるバーデン=バーデン&フライブルクSWR交
響楽団がドナウエッシンゲン音楽祭期間中の2011年9月に本拠フライブルク・
コンツェルトハウスで行われた首席指揮者就任演奏会でも取り上げたプログラ
ム。その意味では、当アルバムは熱狂に包まれた記念すべきデビューの再現と
もいうべきもので、今後の展開におおいに期待をつなぐ内容となっています。
いっぽう、1946年に設立されたバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
は、当初のハンス・ロスバウト以来、ミヒャエル・ギーレン、シルヴァン・カ
ンブルランといった顔ぶれが歴代首席指揮者を務め、なかでも後期ロマン派
ら近現代にかけてのレパートリーにすぐれた実績を示してきたオーケストラ。
マーラーのレコーディングでは、ギーレンがクック版による第10番全曲も含め
た交響曲全集を完成させたことからも、マーラー演奏に対する適性とたしかな
実力はすでによく知られるところです。ちなみに、ギーレンとの全集録音中、
第1交響曲は2002年のライヴ収録だったので、このたびのロトとの新盤は、当
楽団にとって9年ぶりのライヴ録音ということになります。
カップリングは、ヴェーベルンの「夏風のなかで」。2012年2月に予定され
当コンビの来日公演曲目である、この作品でも十分な仕上がりを確かめるこ
とができます。
【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者
としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでい
たため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研
鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。
この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、
ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務める
とになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇
と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインス
キー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽
の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブル
ク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響
曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席
指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、
オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド
楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔
軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、
日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリ
スで公演を行っている。
今後、ロトはバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団との来日公演の
ほかに、ロンドン響、ロッテルダム・フィル、ベルゲン・フィル、アンサ
ブル・アンテルコンタンポラン、フィンランド放送響、グルベンキアン管、
ミュンヘン室内管との共演に加えて、「レ・シエクル」とはケルンのフィル
ハーモニー、ブリュッセルのクララ・フェスティヴァル、ラインガウ・フェ
スティヴァル、ローマの聖チェチーリア音楽院ホールでの公演が予定されて
いる。



<ALTUS>
ALT 220/21 2枚組 ¥3100
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1994年5月17日、ウィーン・ムジークフェラインザール
4ジュリーニ晩年のクレンペラーもかくやのテンポでくりひろげられる重量級
の大ベートーヴェン。このテンポだからこそ、生きてくるウィーン・フィルの
魅力。ティンパニーのあの音、ぶ厚い低音部、味わいの木管など、この濃厚な
る美音!まさにジュリーニとウィーン・フィルならではの充実度でございます。
ちなみにNHK FM放送時大変話題になっておりましたので、ご記憶の方も多いと
思われます。今回のCD化、音質も大変良くムジークフェラインザールの美しい
響きを堪能できます。ORFオリジナルテープよりアルトゥスが直接マスタリング。

ALT 222/23 2枚組 ¥3100
モーツァルト:交響曲第39番
ブルックナー:交響曲第9番
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1983年8月10日、ザルツブルク祝祭大劇場
ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらスケジュールの都合で登
場回数の少なかった貴重コンビのザルツでの大熱演。ここまで火の玉的な熱演
を展開したウィーン・フィルも珍しいのでは!1楽章の緊張感も驚きですが、
2楽章の手に汗握る強烈なリズム感がものすごい。3楽章も椅子に縛り付けられ
んばかりの大演奏。驚きました。サヴァリッシュ自らも推薦する1代の大名演。
音質も良く、ORFのオリジナルテープからアルトゥス直接マスタリング。一味
違う音質に仕上がっています。

ALT 219 ¥2500
ライヴ
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音:1975年10月26日、オースターポート大ホール(オランダ)、フ
ローニンゲン
初発売となる本録音はエンジニア平澤佳男が同行録音したもので、大変秀れた
音質で残されておりました。朝比奈らしい不動のインテンポの堂々たる大演奏!
そのうえ特別なヨーロッパでの公演のためかある種ただならぬ緊張感漂う見事
な出来栄え。1楽章コーダなどでのレンジの広さも特筆でアルプスの山々のご
とき雄大さです。
朝比奈/大フィルの1975年ヨーロッパ公演音源
-オランダ・フローニンゲン公演発売にあたって
既に同曲異演盤が多数ある朝比奈隆のブルックナー:交響曲第7番において、フ
ローニンゲン公演をリリースする意味は二つある。一つは、この公演が大阪
フィル1975年ヨーロッパ公演における朝比奈指揮の最終公演であった。ツアー
はこの後秋山和慶の西ドイツ公演にて、無事終了した。朝比奈の代表的名盤と
言われる、ザンクト・フローリアンの名演奏から丁度二週間が経過。当初、長
距離移動や不慣れなヨーロッパ滞在で疲れも見られた楽団員も、すっかり欧州
の空気に馴染み、より完成度の高い演奏となった。もう一つは、この演奏が当
時の大阪フィルのフルメンバーによる、ブルックナー演奏であるということで
ある。ザンクト・フローリアンでは会場の都合で、木管の倍管を止めたが、朝
比奈はこの曲では常に木管の倍管を行っており、本公演の演奏はより朝比奈の
目指したブルックナーの音響と言えるだろう。1975年ヨーロッパ公演は、現地
放送局が収録したモントルー公演、ベルリンSFB公演を除き、全て同行した平
澤佳男により収録された。マスターテープに添付されたデータシートによると、
録音機材はマイクがNeumann SM-69、U-87、レコーダーはREVOX A700で、3M社
製テープが使用された。ライヴ録音としては最高水準のものであり、当然クオ
リティの高い録音が実現した。本CDの制作に当たっては、この録音のクオリ
ティをそのままCD化するべくマスタリングを行った。再生にはStuder A-80を
使用。Summit Audio真空管ラインアンプを経由し、DB Technologies AD122-96
にてデジタル化した。既に幾つかのヨーロッパ公演の音源は発表してきたが、
残念ながら音源の多くが所在不明となっており、その中には当時ラジオ放送
され名演との誉れ高いハイデルベルクのチャイコフスキーも含まれる。しか
し、存在が確認されたものも幾つか有り、ザンクト・フローリアンはオリジナ
ルテープが残っている。また、協奏曲も幾つかあり、これらも何れ発表の機会
を伺いたい。なお、ザンクト・フローリアンはORFリンツにより録音が行われ
ており、このテープの所在についても、調査したいと考えている。
(下田智彦 文中敬称略)

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11-12 No.14-2

2011年12月15日 21時04分43秒 | Weblog
<BIS>
BIS SA 1941(SACD-Hybrid) ¥2500
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.50
(1)第149番「喜びと勝利の歌声で」BWV149
(2)第145番「われは生く、わが心よ、汝の憂いは喜びと化さん」BWV145
(3)第174番「われいと高き者を心尽くして愛をまつる」BWV174
(4)第49番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV49
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)
[録音:2011年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル]
BCJのバッハ・カンタータ全曲シリーズの記念すべき50巻目には1729年頃のい
わゆるピカンダー年巻といわれる、ピカンダーことクリスティアン・ヘンリチ
のテクストによるカンタータのうちの3篇と、1726年作の第49番が収められて
います。興味深いのが第174番冒頭のシンフォニア。何とブランデンブルク協
奏曲第3番第1楽章の流用で、新たに3本のホルンのパートを加筆し、全合奏部
も2つのヴァイオリン、ヴィオラと3本のオーボエで構成されます。また第
番のソプラノ・アリアも当時オシャレの最先端だったポロネーズのリズムを
用いていたりと聴き所満載。チェコの名花ブラシコヴァの美声が光ります。

BIS SA 1784(SACD-Hybrid) ¥2500
シューマン:ヴァイオリンソナタ全集
(1)ヴァイオリンソナタ第1番イ短調Op.105
(2)同第2番ニ短調Op.121
(3)同第3番イ短調WoO2
ウルフ・ヴァリーン(Vn)、ローランド・ペンティネン(Pf)
[録音:2009年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー]
先頃リリースしたシューマンのヴァイオリン協奏曲のディスクが好評のヴァ
リーン、今度は3篇のヴァイオリンソナタに挑戦しました。1851年から53年、
シューマンがすでに心を病んで以降の作品だけに、快活さは後退して独特の
くどさに満ちていますが、シューマン好きにはたまらない魅力と申せましょ
う。「F.A.E.ソナタ」のために書いた2つの楽章に、さらに2つの楽章を追加
した第3番も入っているのも嬉しく、曲の良さを実感できます。ヴァリーンは
協奏曲以上に屈折したシューマンの心の闇を巧みに表現、危うい美しさを醸
しています。

BIS 1453 ¥2380
たかの舞俐:作品集2
(1)リガリアンI(2003)-ソプラノサックス、テナーサックスとピアノ
(2)リガリアンII(2003)-オーボエ、十七絃、ヴァイオリン
(3)リガリアンIII(2007)-ヴァイオリンとハープ
(4)リガリアンIV(2007/8)-ソプラノサックス、テナーサックスとピアノ
(5)ジャンゲビリティー(2005/6)-ピアノ
(6)フルムーン(2008/9)-ヴァイオリンとエレクトロニクス
(7)フルート協奏曲「ジェルジ・リゲティの思い出」(2004/6)
ネイサン・ナブ(Sop-sax)、杉原真人(Ten-sax)、ウィンストン・チョイ(Pf)、
安田紀生子(Vn)、南原和子(Hp)、
池田昭子(Ob)、丸田美紀(十七絃)、木村まり(Vn)、シャロン・ベザリー(Fl)
アンネ・マンソン(指)スウェーデン室内管
[録音:2010年2月/彩の国さいたま芸術劇場(1)‐(5)、
2009年10月/ハーヴェストワークス・デジタルメディアアーツ・センター
(ニューヨーク)(6)、2007年5月/エレブロ・コンサート・ホール
(スウェーデン)(7)]
リゲティの愛弟子にして、BISのバール社長が惚れこむ作曲家たかの舞俐。強
烈な印象を残した作品集(BIS.1238)の第2弾が登場。収録曲中、シャロン・ベ
ザリーが独奏を務める協奏曲だけはBIS.1649で出ていたものですが、大半は
昨年彩の国さいたま芸術劇場にてセッション録音されました。彼女の作風はワ
ールドミュージックやポップスの要素も採り入れたオシャレなもので、いわゆ
るゲンダイオンガクではありません。師のリゲティから「女性ホルモンの塊」
と称された不思議な色気もたっぷりで、美術、ファッション、映像等、総合
芸術にピッタリな世界が広がります。演奏陣も豪華。

BIS 1888 ¥2380
リンドベルイ-トロンボーン・ファンタジー
(1)鐘耀光:蒙古幻想曲
(2)同:瞑想(トロンボーンと中華楽器オーケストラのための小協奏曲)
(3)伝承曲(鐘耀光編):呪われし曹操
(4)クリスチャン・リンドベルイ:
野薔薇-語りと中華楽器オーケストラのための
(5)同:クンドラーン
クリスチャン・リンドベルイ(Trb、語り)、邵恩(指)台北中国楽団
[録音:2009年11月/ジョンシャン・ホール(台北)]
最近のBISは中国系とのコラボに熱心ですが、トロンボーンの超人クリスチャ
ン・リンドベルイも中国伝統民族楽団と共演して、台湾の作曲家・鐘耀光の
作品に挑戦しています。彼は京劇の名作「呪われし曹操」も編曲、月琴や胡弓、
銅鑼などがいかにもという調子でトロンボーンをサポートします。「蒙古幻想
曲」はホーミー歌唱の技法をトロンボーンに応用しているのが斬新。「瞑想」
はボードレールの詩に基づく中国的印象主義作品で、滅多に聴けないトロン
ボーンの驚異的な音域と奇妙な効果を用いています。リンドベルイの名人芸
健在です。

BIS 1821 ¥2380
(1)サリー・ビーミッシュ:サクソフォン四重奏と弦楽のための室内協奏曲
(2)スティーヴン・スタッキー:音楽
(3)陳怡:八音
ラシェル・サクソフォン四重奏団、
ロビン・エンゲレン(指)シュトゥットガルト室内管
[録音:2008年11月/リーダークランツ・ホール(シュトゥットガルト)]
現代の三作曲家が違った方法で、サクソフォン四重奏と弦楽オーケストラにア
プローチ。イギリスのビーミッシュはバッハのブランデンブルク協奏曲に規範
とし、4本のサクソフォンが弦と協奏、バロック風ながらスコットランドの伝
統音楽の要素も採り入れています。アメリカのスタッキー作品はビーバップ・
スタイルを思わすノリの良い音楽。陳怡作品のタイトルは、8つの素材(金属、
石、絹、竹、瓢箪、土、革、木)から成る伝統楽器を意味し、作曲者がかつて
中国の村で聴いた民俗音楽の印象を再現しようとしました。すべてラシェル
・サクソフォン四重奏団のために書かれ、さすが効果満点です。

BIS 1872 ¥2380
ネアゴー:ヴァイオリン協奏曲集
(1)明るい夜(ヴァイオリン協奏曲第1番。ヴァイオリンと室内管弦楽
(1986/2002)
(2)時空(1991)
(3)ヴァイオリン協奏曲第2番「境界線」
ペーテル・ヘルスタール(Vn)、
ロルフ・グプタ(指)スタヴァンゲル交響楽団
[録音:2010年8月/スタヴァンゲル・コンサート・ホール(ノルウェー)]
ニールセン以後デンマーク最大の作曲家ペア・ネアゴー2012年の生誕80年を記
念して、作曲者立会いのもと3篇の協奏作品が新録音。「明るい夜」は当録音
のためにヴァイオリンと室内管弦楽用に特別作られた版により、この曲の持
つ不思議な音の薄い層の効果が増しています。ヴァイオリン協奏曲第2番「境
界線」は、ふたつの異なる調性形態によるオーケストラ伴奏と独奏の関係を
考慮したタイトルとなっています。一方は西洋平均律音階、もう一方は低弦の
ハーモニックスが引き起こす微分音で、作曲者によればリスナーの耳に「月の
暗部のような」未知な感覚を与えてくれるとのこと。




<Simax>
PSC 1306 ¥2280
フィン・モッテンセン:管弦楽作品集
(1)交響曲Op.5(1953) 
(2)ペッツォ・オルケストラーレ(管弦楽小品)Op.12(1957)
(3)エヴォリューション(展開)Op.23(1961)
(4)ペル・オルケストラ(管弦楽のために)Op.30(1967)
テリエ・ミケルセン(指)ミュンヘン放送管
録音 2011年3月21日-25日 バイエルン放送第1スタジオ(ミュンヘン)
「演奏してはならぬ」と作曲者がスコアに記し、長らくベルゲンの公立図書館
に封印されていたグリーグの交響曲の初録音(Simax PSC1091)を手がけ、一般
に知られていない作品の紹介に取り組むノルウェーの指揮者ミケルセンが、時
代の変化とともに影の薄くなってしまっていたひとり、ノルウェー音楽におけ
るモダニズムの先駆者に挙げられるフィン・モッテンセン(1922-1983)の管弦
楽作品を4曲録音しました。交響曲は、モッテンセンが留学先のコペンハーゲ
ンで 十二音音楽に触れる前1953年の作品。約37分の情感ゆたかな音楽は、ブ
ルックナーからインスピレーションを受けたといわれ、後期ロマン派様式で
モッテンセンの管弦楽曲中もっとも知られた作品。
テリエ・ミケルセン(1957-)は、ノルウェー音楽アカデミーとシベリウス・ア
カデミーを経てマリス・ヤンソンスに学んだ後、ウクライナ、リトアニア、ラ
トビアの交響楽団の首席指揮者と客演指揮者を務めました。音とバランスと
テクスチュアのコントロールに長け、作品を劇的にまとめる巧さが高い評価
を受けています。




<Ligia>
LIDI 0104237 ¥2250
アンリ・カロル(1910-1984):
(1)クリスマスの名曲に基づく小組曲(全4曲) 
(2)オーヴェルニュのクリスマス (3)ブザンソンのクリスマス 
(4)ニコラ・マルタンのクリスマスキャロルに基づく変奏とポストリュード
「新たな、新たな…」 
(5)ヴェラーヴのクリスマスキャロルに基づくオルガンのための8つの変奏曲
(6)ブルボネのクリスマス(オルガンのための8つの変奏曲)
(7)プロヴァンスのクリスマス (8)プロヴァンスのクリスマスに基づく
オリヴィエ・ヴェルネ
録音:2010年12月、サン=シャルル教会(モナコ)
マリー=クレール・アラン、ミシェル・シャピュイら大家のもとで学び、今や
フランス・オルガニストを代表するオルガニストに名を連ねる名手オリヴィエ
・ヴェルネが、南仏の現代作曲家アンリ・カロルを取り上げた注目の新盤をリ
リースしました!カロルは南仏の歴史ある町モンプリエ生まれの音楽家。オル
ガニスト兼ピアニストとして活躍し、モンプリエ、次いでモナコの教会付オル
ガン奏者および合唱指導にあたりました。今回は彼が作曲した作品の中からク
リスマスにまつわる作品が収録されています。クリスマスキャロルの名曲を集
めた小組曲は、4曲にわたって救い主イエスの生誕の物語を描いた作品。また、
本CDにはフランスの地方都市のクリスマスを描写した小曲集も収録。リブレッ
トには各地方でのクリスマスの風景を映した写真が載っているので、それぞれ
の情景を思い浮かべながら曲を堪能することも出来ます!

LIDI 0103239 ¥2250
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲 BWV 971/協奏曲ニ短調BWV 974より第2楽章アダージョ
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV 1007
ヴァイオリン・ソナタ第5番BWV 1018より第3楽章アルマンド
カンタータ「まことの人にして神なる主イエス・キリスト」
BWV 127よりアリア(ハロルド・バウアー編)/シシリエンヌ(W.ケンプ編)
前奏曲 BWV 855a(W.フリーデマンのための音楽帳)
前奏曲BWV 855a(ジロティ編)
「来たれ、甘き死よ」BWV 478(シュメッリ讃美歌集より)
(ハロルド・バウアー編)
アダージョBWV964(無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より-バッハ編)
平均律第1巻 第8番 変ホ短調 BWV853よりプレリュード
「主よ、人の望みよ喜びよ」(ロラン・マルタン編)
ロラン・マルタン(Pf)
録音:2011年9月22-23日、ミニモ会修道院(ミラボー、フランス)
ヨーロッパで幅広くリサイタルを行っているピアニスト、ロラン・マルタンに
よるバッハの編曲作品集。バッハの優れた音楽性について、「数多の作曲家か
ら編曲されている音楽家として、バッハが飛びぬけて一番であり続けているこ
とがそのことを証明している」と語るマルタン。本CDには、バウアー、ジロ
ティ、ケンプといった巨匠たちによる編曲作品や、バッハ自身が管弦楽の響き
を鍵盤上で再現した「イタリア協奏曲」などが収録されています。最後にはマ
ルタン自身の編曲による有名なカンタータ「主よ、人の望みよ喜びよ」も収録。
「編曲」をテーマとしたオリジナリティあふれるプログラムが魅力の1枚です。
ロラン・マルタンはバッハやハイドン、モーツァルトからシューマン、リス
ト、ムソルグスキーまで幅広いレパートリーを持つピアニスト。とりわけグノ
ーやカスティオン、ベルリオーズなど、フランスもののスペシャリストとして
知られており、近年ではフランス・ロマン派音楽家の再発見と復興演奏に積極
的に取り組んでいます。芯のあるくっきりとしたメロディラインと透明感のあ
る音色が魅力のピアニストです。




<THE MASTERCLASS MEDIA FOUNDATION>
MMF3 039(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
生徒:徐
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより

MMF3 040(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ドビュッシー:ピアノのために
生徒:アンドルー・マース
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより

MMF3 041(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
生徒:ソフィー・ディー
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより
イギリスの主要な音楽大学、音楽祭などと共同で大演奏家たちのマスタークラ
スを行う非営利団体マスタークラス・メディア・ファンデーション。その記録
映像を貴重な証言として残すことも行っていて、優秀な生徒たちの真剣なレッ
スンに立ち会うことができます。
今回はロシア出身でアメリカを本拠に活躍するピアニスト、ボリス・ベルマン
が講師。ベルマンは1948年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師
事し、ピアニスト、チェンバロ奏者として活躍しますが、1973年に国外移住。
演奏・録音活動を繰り広げるかたわら、79年からエール大学をはじめとする
アメリカの名門で教鞭を執っています。氏のマスタークラスをまとめた名著
「ピアニストからのメッセージ」は、音楽之友社から日本語版が出ていて、ピ
アノ上級者の好個のアドヴァイス本として用いられています。
ベルマンの名教師ぶりは惚れ惚れするほど。フレンドリーに生徒へ接しながら、
各自の性格を見極め変幻自在に教授法に変えています。生徒に多くを伝えよう
とする真摯な態度と教え方のうまさで、生徒がみるみる上達していくのが実感
できます。また、常に手がカメラに捉えられているため、指遣いやタッチまで
間近で観察でき、学習者はもとより、あらゆるピアノ関係者に超有益。レッス
ンは英語。日本語字幕はありませんが、ピアノを学ぶ人々ならば問題なく理解
できる内容で、これを1本観終えた後には多くを吸収して豊かな気持ちになれ
るはず。家にいながらにして伝説のマスタークラスを受講し、ロシア・ピアニ
ズムの伝統を学べる夢の企画と申せましょう。

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11-12 No.13

2011年12月14日 19時04分42秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4779524 13枚組 ¥5650
アルゲリッチ/コンプリート・デュオ・レコーディング
(アルゲリッチ・コレクション5)
CD1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1-3番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD2
J.S.バッハ:チェロ・ソナタ第1-3番
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD3
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番
CD4
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4&5番《春》
CD5
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ/メシアン:主題と変奏
以上ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD6
ベートーヴェン:《魔笛》の主題による12の変奏曲
同:チェロ・ソナタ第1&2番/同:《魔笛》の主題による7つの変奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD7
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番/同:5つのメロディ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD8
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3-5番
同:《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD9
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6-8番
CD10
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》&第10
/以上ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD11
シューマン:アダージョとアレグロ/同:幻想小曲集/同:3つのロマンス
同:民謡風の5つの小品/同:おとぎの絵本/同:チェロ協奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)オルフェウス室内管弦楽団
CD12:ライヴ・イン・ジャパン
ショパン:チェロ・ソナタ/フランク:ヴァオリン・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ/ショパン:華麗なるポロネーズ
CD13:イン・コンサート
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(バレエ《プルチネルラ》から)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ/ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
プロコフィエフ:ワルツ(バレエ《石の花》作品118から)
以上ミッシャ・マイスキー(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)他
録音:1985-2005年
数々の共演ですばらしい録音を行っているマルタ・アルゲリッチとギドン・ク
レーメル、ミッシャ・マイスキーによるデュオをコンプリートした豪華13枚組!
古今のヴァイオリン&チェロ・ソナタをカバーしているのに加え、2001&05年
の白熱のライヴも収録。彼らの演奏はいずれも自由な創意と深いロマンに満ち
溢れ、演奏そのものが音楽や作品と同化。これぞデュオの醍醐味!と言える名
演の数々をお楽しみください。

4779548 ¥1850
ドビュッシー:
(1)ピアノのために(1.前奏曲、2.サラバンド、3.トッカータ)
(2)版画(1.パゴダ、2.グラナダの夕べ、3.雨の庭)
(3)喜びの島
シマノフスキ:
(4)前奏曲とフーガ 嬰ハ短調
(5)ピアノ・ソナタ第1番作品8
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
録音:2011年1月 ハンブルク。
1985年ポーランド生まれのラファウ・ブレハッチ。2005年の第15回ショパン・
コンクールで優勝と副賞の全てを受賞するという快挙を成し遂げた完全覇者。
ブレハッチの新録新譜は、なんと2年ぶり!ドビュッシー生誕150年!シマノフ
スキ生誕130年という記念年づくしのアルバムです。
その後本格的に開花してゆくドビュッシー独自の語法が見え隠れする《ピアノ
のために》。印象主義のピアノ音楽の語法を確立した《版画》。装飾音やリズ
ムの変化といった技巧が駆使された《喜びの島》。ドビュッシーの3曲と、ブ
レハッチと同郷の作曲家、シマノフスキの作品を収録。(ピアノ・ソナタ第1番
は1910年ショパン生誕100年記念コンクールで1位を獲得した作品。)
2011年2月新譜のご案内をし延期になっていた下記タイトルが、2012年1月新譜
として再浮上してまいりました。
前回のご案内から約1年が経過してしまいましたので、お手数ですが改めてご
注文下さい。

4779347 ¥1850
1.ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲
2.シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリサンド》
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2003年4月 サントリーホール、東京
20世紀音楽の最高権威ピエール・ブーレーズが、グスタフ・マーラー・ユーゲ
ント管弦楽団とともに行った2003年の来日公演が待望のCD化!天皇皇后両陛下
もご臨席し、非常に高い集中力と緊張をもって描かれた名演として、今なお多
くの人々の記憶に残る《ペレアスとメリサンド》を心ゆくまでお楽しみくださ
い。




<DECCA>
●Decca Opera 第2弾!
このシリーズは、ブックレットに歌詞・対訳は掲載しておりませんが、CDをパ
ソコンに挿入し、デッカのサイトで簡単な登録を済ませると、歌詞などのダウ
ンロードが可能です。

4783404 2枚組 ¥1850
パーセル:
(1) 歌劇「ディドーとエネアス」Z.626(全曲)
(2) 歌劇「インドの女王」Z.630(全曲)
キャサリン・ボット(Sp), ジョン・マーク・エインズリー(T,)
エマ・カークビー(Sp), デイヴィッド・トーマス(Bs),
マイケル・チャンス(C-T), 他
クリストファー・ホグウッド(指揮)
エンシェント室内管弦楽団&合唱団
録音:1992年9月((1)),1994年7月((2)),
ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール[デジタル:セッション]
パーセルによる唯一の完全なオペラ「ディドーとエネアス」は、ウィリアム3
世とメアリー女王の戴冠祝賀のために書かれたものです。「インドの女王」は、
王位略奪を目論む通称「インドの女王」とペルーの勇者モンテズマとの戦いが
主題となっているオペラ。カークビーをはじめ、イギリス古楽界の名歌手を揃
えた理想的な陣容で、パーセルの傑作が生き生きとよみがえっています。

4783408 2枚組 ¥1850
(1) ベルク:歌劇「ヴォツェック」Op.7(全曲)
(2) シェーンベルク:モノドラマ「期待」Op.17(全曲)
アニヤ・シリヤ(Sp), エーベルハルト・ヴェヒター(Br),
ヘルマン・ヴィンクラー(T), ハインツ・ツェドニク(T), 他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1979年12月((1)),1979年9月((2)),
ウィーン、ゾフィエンザール[デジタル:セッション]
「ヴォツェック」は無調によるオペラの傑作で、各幕最後に現れる3つの和音
が、オペラ全体にわたって重要な役をなしており、また各場はそれぞれ異なっ
た器楽曲形式で作曲されているのが特徴。「期待」はソプラノ歌手一人だけが
登場するオペラで、深層心理の表現のために無主題主義のかたちをとっており、
ライトモティーフは採用されていないのも特徴的です。アニヤ・シリヤの高水
準で綿密な設計により、これらのドラマが見事に具現化されています。

4783412 2枚組 ¥1850
ブリテン:
歌劇「夏の夜の夢」Op.64(全曲)
ブライアン・アサワ (C-T), シルヴィア・マクネアー(Sp),
ヒラリー・サマーズ(Ms), ジョン・マーク・エインズリー(T),
ロバート・ロイド(Bs), イアン・ポストリッジ(T), 他
サー・コリン・デイヴィス(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1995年12月, バービカン・ホール[デジタル:セッション]
有名なシェイクスピアの喜劇に付けられたブリテンのこの曲は、原作に忠実に
したがった台本によって作曲されています。ブリテンは、シェイクスピアのユ
ーモアも完璧に取り入れ、リズムと大胆な和声、そしてクールな抒情の交錯す
る素晴らしく霊感に満ちた音楽を作り上げています。精妙で繊細、幻想的な雰
囲気が醸し出されたこの演奏に、ブライアン・アサワの中性的なカウンター・
テナーとマクネアーの美声が花を添えています。

4783416 2枚組 ¥1850
ドニゼッティ:
歌劇「愛の妙薬」(全曲)
ロベルト・アラーニャ(T), アンジェラ・ゲオルギュー(Sp),
ロベルト・スカルトリティ(Br), シモーネ・アライモ(Bs),
エレーナ・ダン(Sp), 他
エヴェリーノ・ピド(指揮) リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1996年9月, リヨン歌劇場[デジタル:セッション]
新婚当時のゲオルギューとアラーニャが、リヨン歌劇場で共演したということ
で大きな話題なった演奏。裕福な美女アディーナを艶やかに演じるゲオルギュ
ーや、片思いの農夫根ネモリーノをコミカルに演じるアラーニャなど、適材適
所のキャスティングが光るアルバムです。ピドの鋭い感受性に富んだ鮮烈な指
揮など、「この名作オペラに見事にマッチした、明快で歓迎すべき選択の数々」
と、グラモフォン誌で絶賛されました。

4783420 3枚組 ¥2680
グリンカ:
歌劇「ルスランとリュドミーラ」(全曲)
アンナ・ネトレプコ(Sp), ミハイル・キット(Bs),
ヴラジーミル・オグノヴィエンコ(Bs), ラリーサ・ジャチコーワ(A),
ガリーナ・ゴルチャコーワ(Sp), イリーナ・ボガチョーワ(Ms), 他
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1995年2月, マリインスキー劇場[デジタル:セッション]
フィンランド、アラビア、ペルシャ、コーカサスの民族音楽の要素を駆使した
このオペラは、ロシア国民楽派の特徴の一つであるオリエンタリズムを開拓し
た代表作。深い音をだしながらも小回りの効いた管弦楽など、グリンカの理想
的なサウンドを目指したゲルギエフの指揮が、集中力あふれる演奏で作品の魅
力を倍増させています。

4783425 2枚組 ¥1850
グルック:
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
(1762年ウィーン版全曲)
シルヴィア・マクネアー(Sp), デレク・リー・レイギン(C-T),
シンディア・シーデン(Sp),
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団
録音:1991年5月, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール[デジタル:セッション]
オペラ改革の出発点となった作品。ギリシャ的彫塑性と高貴な抒情性をもつ素
晴らしい音楽は、簡潔ながら、前古典派時代のオペラの最高傑作と評するに値
するものです。映画「カストラート」で歌を担当したデレク・リー・レイギン
のカストラートに近い深く幅広い表現が、このオペラを望み得る最高級の演奏
に仕上げています。対象的なマクネアーの美声も聴きものです。

4783429 3枚組 ¥2680
コルンゴルト:
歌劇「ヘリアーネの奇跡」Op.20(全曲)
アンナ・トモワ=シントウ(Sp), ハルトムート・ヴェルガー(Br),
ジョン・デイヴィッド・デ・ハーン(T), ラインハルト・ルンケル(Ms),
ルネ・パーペ(Bs), ニコライ・ゲッダ(T), マルティン・ペッツォルト(T), 他
ジョン・マウチェリー(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 ベルリン放送合唱団
録音:1992年2月, ベルリン、イエス・キリスト教会[デジタル:セッション]
この作品をオペラにする契機となったのは彼が好きな女性と結婚しようとした
ときに父親に猛反対されたことが原因のようで、愛の強さが逆境を克服できる
と考えたのでしょう。彼の作品中、最もダイナミックで劇的なアバンギャルド
な作品となっています。しかしながら、あまりに抽象的なストーリーは聴衆に
受けなかったために、コルンゴルトの音楽の評価も下がり始め、1934年にはア
メリカはハリウッドに渡って映画音楽を手がけるようになったのです。この時
代の音楽を得意としている指揮者マウチェリーは、ベテラン歌手陣の見事な歌
唱と表現を整理し、この作品の魅力を存分に引き出しています。

4783434 2枚組 ¥1850
マスネ:
歌劇「ウェルテル」(全曲)
ホセ・カレーラス(T), フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms),
ロバート・ロイド(Bs), トーマス・アレン(Br), 他
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
"録音:1980年2月, オール・セインツ教会[ステレオ:セッション]
「マノン」とともにマスネを代表する作品。抒情的な悲劇を見事に表現したこ
のオペラの音楽には、ワーグナーの影響が色濃くあらわれています。配役のバ
ランスは絶妙で、シャルロット役のシュターデの「琥珀色のラヴリー・ヴォイ
ス」は、柔らかく、ふくよかで、 美しい天上が描かれているようです。デイ
ヴィスの緻密な管弦楽の整理も見事です。

4783438 3枚組 ¥2680
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」K.492(全曲)
ホセ・ファン・ダム(Br), イレアナ・コトルバス(Sp),
アンナ・トモワ=シントウ(Sp), トム・クラウセ(Br),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms), ジュール・バスタン(Bs),
ジャーヌ・ベルビエ(Ms), ハインツ・ツェドニク(T), 他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年4-5月, ウィーン、ゾフィエンザール[ステレオ:セッション]
初めてのオペラ・レコーディングであったEMIの旧盤から28年、カラヤンがふ
たたびウィーン・フィルを指揮した2度目の「フィガロ」。ザルツブルク音楽祭
での上演を踏まえての録音で、当時売り出し中だったシュターデのケルビーノ
役を筆頭に、コトルバス、トモワ=シントウの女性3人、ヴァン・ダムのパワー
のあるフィガロ役、憎めないバスタンのバルトロ、あまりにも巧いツェドニク
のバジリオなど、当時の最高のメンバーをそろえた名演をお楽しみください。

4783443 2枚組 ¥1850
モーツァルト:
歌劇「魔笛」K.620(全曲)
バーバラ・ボニー(Sp), スミ・ジョー(Sp), ジル・カシマイユ(Br),
カート・ストレイト(T), クリスティン・シグムンドソン(Bs), 他
アルノルト・エストマン(指揮)
ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団&合唱団
録音:1992年8月, ストックホルム、ナッカ・アウラ[デジタル:セッション]
この宮廷劇場は、ドロットニングホルム宮殿の敷地にある劇場で、1766年にグ
スタフ3世の生誕祝いに造られました。現在ではその当時の舞台装置などが復
元され、18世紀風の演出・舞台・衣装によってオペラが夏季に上演されていま
す。指揮者のエストマンは、古楽オペラの発掘などを研究・上演を行っており、
1979年からこの宮廷劇場の総支配人と音楽監督に就任しています。この録音は、
オワゾリール・レーベルに録音した古楽器によるモーツァルト・オペラ・シリ
ーズ4作のうちの1作で、速めなテンポと古楽器による爽快サウンドは実に新鮮。
当時まだ若手だった名歌手たちが起用され、充実した新味を感じさせてくれ
ます。

4783447 3枚組 ¥2680
ムソルグスキー:
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1872年版全曲)
ウラジーミル・ヴァニーエフ(ボリス・ゴドゥノフ),
ウラジーミル・ガルーシン(グリゴーリ),
ニコライ・オホトニコフ(ピーメン),
コンスターンチン・プルージュニコフ(シューイスキイ公),
オリガ・ボロディナ(マリーナ・ムニーシェク),
エフゲニー・ニキーチン(ランゴーニ),他
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1997年11月, オランダ、ヒルフェルスム[デジタル:セッション]
プーシキンの劇史とカラムジンの「ロシア帝国史」とに基づいて、17世紀初頭
ロシアの皇位継承にまつわる内乱と民衆の力を描いた国民的歌劇の傑作で、ム
ソルグスキーが完成し得た唯一の歌劇です。1869年初版ではソプラノの出番が
ほとんどなかったため不評を買い、1872年に第2版を発表しました。ゲルギエフ
は両版とも録音していますが、ここでは第2版が収録されており、ロシア・オ
ペラの魅力を見事に伝えています。2000年度「レコード・アカデミー賞」受賞
作品。

4783452 2枚組 ¥1850
プッチーニ:
歌劇「ボエーム」(1988年新クリティカル・エディション版全曲)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp), ロベルト・アラーニャ(T),
エリザベッタ・スカーノ(Sp), サイモン・キーンリーサイド(Br),
ロベルト・デ・カンディア(Br), イルデブランド・ダルカンジェロ(Br),
アルフレード・マリオッティ(Bs), 他
リッカルド・シャイー(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
録音:1998年10月, ミラノ[デジタル:セッション]
ゲオルギュー、アラーニャ共演のオペラ「ボエーム」。シャイー&ミラノ・ス
カラ座管が万全のサポートで新しい「ボエーム」を聴かせます。オペラ界の話
題のカップル、ゲオルギュー&アラーニャにとって、「ボエーム」は交際が始
まるきっかけとなったオペラ。また、ゲオルギューは、クルージュ国立歌劇場
でミミを歌ってデビュー、アラーニャもロドルフォ役でメト・デビューを飾っ
ていることからも、ふたりのこのオペラに対する思い入れの強さが窺えます。
共演陣もキーンリーサイド、デ・カンディア、ダルカンジェロといった今が旬
の歌手たち。そしてバックを固めるのは、定評のあるシャイー指揮のミラノ・
スカラ座管。シャイーは、フランチェスコ・デグラーダによる1988年の新しい
クリティカル・エディションを使用し、新たなアプローチを試みています。

4783456 2枚組 ¥1850
ロッシーニ:
歌劇「チェネレントラ」(全曲)
チェチーリア・バルトリ(Ms), ウィリアム・マッテウッチ(T),
エンツォ・ダーラ(Br),フェルナンダ・コスタ(Sp),
アレクサンドロ・コルベリ(Bs), 他
リッカルド・シャイー(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1992年6-7月, ボローニャ歌劇場[デジタル:セッション]
人類史上最高と言っても過言ではないメッゾ・ソプラノのチェチーリア・バ
トリ。彼女にとって一番の当たり役は「チェネレントラ」と言えましょう。こ
の録音は、バルトリをはじめとした豪華な歌唱陣、高音までのびる軽やかな
マッテウッツィ、おどおどしたコミカルな役柄のダーラなど聴きどころ満載。
ロッシーニのオペラの楽しさを知り尽くしたシャイー指揮による見事な演奏他、
輝かしいベル・カントの美声や溢れる表現力の豊かな歌唱を、心ゆくまでお楽
しみください。

4783460 3枚組 ¥2680
R・シュトラウス:
歌劇「アラベラ」Op.79(全曲)
エルンスト・グートシュタイン(Bs), ヘルガ・デルネッシュ(Sp),
キリ・テ・カナワ(Sp), ガブリエレ・フォンタナ(Sp),
フランツ・グルントヘーバー(Br), ペーター・ザイフェルト(T),
ジェフリー・テイト(指揮)コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1986年7月, ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール
[デジタル:セッション]
19世紀後半のウィーンの貴族社会をオペレッタ風に描いた喜劇オペラで、ウィ
ーンの有名な「馭者舞踏会」の雰囲気が楽しめるのもこのオペラの魅力です。
カナワ持ち前の凛とした艶やかな美声が絶品。そして様々な複雑なワルツを緻
密にオーケストラで表現したテイトの指揮ぶりも見事。しばらく廃盤となって
いた名盤の、久々の再発売です。

4783465 3枚組 ¥2680
ヴェルディ:
歌劇「運命の力」(1862年オリジナル版全曲)
ガリーナ・ゴルチャコーワ(Sp), オリガ・ボロディナ(Ms),
ゲガム・グリゴリアン(T), ニコライ・ガシーエフ(T),
ユーリ・ラプテフ(T), ニコライ・プチーリン(Br),
アスカル・アブドラザーコフ(Bs),ミハイル・キット(Bs),
ゲオルギー・ザスタヴニー(Bs), ゲンナジー・ベズズーベンコフ(Bs),
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1995年12月, マリインスキー劇場[デジタル:セッション]
「仮面舞踏会」や「ドン・カルロ」と並ぶヴェルディ中期の傑作。ヴェルディ
はこの恋と復讐の物語に、重厚で劇的な音楽を付けました。マリインスキー劇
場のために作曲されたこの作品は、現在では1869年にミラノ・スカラ座上演の
ために改訂された版が通常演奏されていますが、この録音は、1862年初演版に
よるものです。有名な序曲は短い序奏、終幕ではアルヴァーロの死がないなど、
通常上演される版とはかなり異なっていますが、ゲルギエフの説得力ある指揮
によって、緊張感漲る演奏が展開されています。

4783470 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「マクベス」(全曲)
シャーリー・ヴァーレット(Sp), レオ・ヌッチ(Br),
サミュエル・ラミー(Bs), 他 
リッカルド・シャイー(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1986年5月, ボローニャ[デジタル:セッション]
国王暗殺によって王位についたマクベスと夫人の悲劇を、熟達した筆致で描い
たこの作品は、原作の持つ雰囲気を見事に表現し、初演も大成功に終わった名
作オペラ。この演奏は、クロード・ダンテ監督によって1987年に制作されたオ
ペラ映画用のサウンドトラック盤として録音されたもので、カンヌ映画祭でも
話題を集め、高い評価を得ています。

4783474 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「オテロ」(全曲)
カルロ・コッスッタ(T), マーガレット・プライス(Sp),
ガブリエル・バキエ(Br), クルト・モル(Bs), ペテル・ドヴォルスキー(T),
ジャーヌ・ベルビエ(Ms), クルト・エクヴィルツ(T),
スタッフォード・ディーン(Br), ハンス・ヘルム(Bs),
ゲオルグ・ショルティ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団, ウィーン少年合唱団
録音:1977年9月, ウィーン、ゾフィエンザール[ステレオ:セッション]
「オテロ」はシェイクスピアの名悲劇をオペラ化した、ヴェルディ晩年の大傑
作です。オテロ役としてドラマティック・テノールのカルロ・コッスッタが起
用され、直情的な性格を見事に表現しています。ショルティ&ウィーン・フィ
ルの劇的な演奏と、安定した実力派が揃えられた歌手陣が聴かせる、迫真の悲
劇をご堪能下さい。

4783478 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「トロヴァトーレ」(全曲)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T),バルバラ・フリットリ(Sp),
シャーリー・ヴァーレット(Ms), ピエロ・デ・パルマ(T),
エンリコ・ファチーニ(T), アントネッラ・バナウディ(Sp),
レオ・ヌッチ(Br), フランチェスコ・エレロ・ダルテーニャ(Bs)
ズービン・メータ(指揮)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
録音:1990年6-7月, フィレンツェ市立劇場[デジタル:セッション]
1853年にローマのアポロ劇場で初演されたヴェルディのオペラ「トロヴァトー
レ」は、このあとに書かれた「椿姫」とまではいかないにしても、ヴェルディ
の人気オペラのひとつです。ただし第一級の作品にしては台本(ストーリー)が
複雑な15世紀のスペインの因縁話で、主役たちの人間関係の描き方も不徹底な
ところがあるのと、その主役にさまざまな声域の名歌手を揃えなければならな
いという点で、なかなか優れた舞台や録音が出てきません。1985年頃から声質
が重くなり、ドラマティックな役柄も巧みにこなすようになったパヴァロッ
ティ。「見よ、恐ろしい火を」で聴かせるハイCは驚異的な名唱です。

4783482 4枚組 ¥3680
ワーグナー:
楽劇「神々の黄昏」(全曲)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T), トーマス・スチュアート(Bs),
グスタフ・ナイトリンガー(Br), ヨーゼフ・グラインドル(Bs),
ビルギット・ニルソン(Sp), リュドミラ・ドヴォルジャコヴァー(Sp),
マルタ・メードル(Ms), ドロテア・ジーベルト(Sp),
ヘルガ・デルネシュ(Sp), ジークリンデ・ワーグナー(Ms),
マルガ・ヘフゲン(A), アンネリース・ブルマイスター(A),
アニヤ・シリヤ(Sp),
カール・ベーム(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
録音:1967年7-8月, バイロイト祝祭劇場[ステレオ:ライヴ]
ヴィーラント・ワーグナーの演出と密接に結びついてセンセーショナルな話題
を呼んだ、1967年バイロイトでのライヴ。ヴィントガッセンのジークフリート、
ニルソンのブリュンヒルデを始めとする強力歌手陣は見事。ベームの指揮は肌
触りは荒く、「葬送行進曲」などは凄迫力。幕切れのニルソンの絶唱など、バ
イロイト音楽祭の記録の中でも屈指の名録音です。

4783488 2枚組 ¥1850
ウェーバー:
歌劇「オベロン」(英語版全曲)
スティーヴ・ダヴィスリム(T), ヒレヴィ・マルティンペルト(Sp),
マリーナ・コンパラート(Ms), ヨナス・カウフマン(T), 他
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォルーショネル・エ・ロマンティーク
モンテヴェルディ合唱団
録音:2002年3月, ワトフォード・コロシアム[デジタル:セッション]
妖精界の夫婦喧嘩のために愛の試練にさらされた若い男女が、妖精パックの働
きで見事に結ばれる、というお伽話の世界が、見事な管弦楽をともなって幻想
味豊かに描かれています。オリジナルの英語台本にさかのぼり、ガーディナー
自身の構成によるナレーションも加えられています。初期ロマン派のオペラに
ふさわしいピリオド楽器による新鮮で優美な演奏は、作品の原点を浮き彫りに
する貴重な検証盤といえましょう。




<Testament>
SBT2 1475 2枚組 ¥2800
エルマン/未発表音源集
CD1
1.ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調HWV.371
2.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24《春》
3.J.S.バッハ(ヴィルヘルミ編):管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068-エア
4.同:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
-ガヴォット・アン・ロンドー
5.エスペーホ:ツィゴイネルワイゼンOp.11
CD2
1.ヴィターリ(ダヴィッド編):シャコンヌ ト長調
2.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》
3.アクロン:ヘブライの旋律Op.33/4.クライスラー:美しきロスマリン
5.スメタナ:モルダウ
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ジョゼフ・ザイガー(ピアノ)
録音:1961年
放送録音を行わないことで知られた巨匠エルマンですが、イギリスBBCに特別
出演した際の貴重な記録が生誕120周年を記念してリリースされます。収録さ
れているのは、ボールトの指揮でチャイコフスキーの協奏曲を弾いた1961年
10月26日の2日後、盟友ザイガーの伴奏で行った2つのリサイタルの際に前持っ
て録音されたもの。公式録音が残っていないブラームスのソナタ第1番、これ
がエルマン唯一のJ.S.バッハ録音となるガヴォット・アン・ロンドーなど、エ
ルマン・ファン垂涎のプログラムが目白押しです。

SBT3 1470 3枚組 ¥5550
レビン/未公開録音集(1947-71年)
CD1(1947-49年:モノラル録音)
1.ラロ:スペイン交響曲Op.21
2.パガニーニ:カプリスOp.1-第11、17、24、5番
3.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
4.クライスラー:美しきロスマリン
5.シャリト:ユダヤ民謡によるセレナード
6.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(抜粋)
7.J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004-クーラント、ジーグ
8.クロール:バンジョーとフィドル
9.パガニーニ:カプリス第5番イ短調
CD2(1961-64年:ステレオ録音/*モノラル録音)
1.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調Op.72‐2
2.クライスラー:中国の太鼓
3.ドビュッシー:前奏曲集第1-亜麻色の髪の乙女
4.クロール:バンジョーとフィドル
5.サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
6.ファリャ:スペイン舞曲第1番
7.シューマン:森の情景Op.82-予言の鳥
8.クライスラー:狩
9.ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2
10.ヴィエニャフスキ:ポロネーズ第1番ニ長調Op.4
11.J.A.カーペンター:ヴァイオリン・ソナタ*
CD3(1970-71年:ステレオ録音)
1.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
2.ブルッフ:スコットランド幻想曲Op.46
3.ブルッフ:プレゼンテーション
マイケル・レビン(ヴァイオリン)他
録音:1947-71年
ジュリアード音楽院の名教師ガラミアンをして、「瑕疵のない、生まれついて
の完璧なヴァイオリニスト」と認められた唯一人の門人マイケル・レビン。そ
の生誕75周年を記念して、貴重な未発表音源集をリリースします。彼は35歳の
若さで急逝し、晩年の10年間は録音から遠ざかっていたため、残された録音は
極めて希少。当盤には11歳の神童時代に始まり、ブルックス・スミスの名録音
による黄金時代、そして1971年の最後のライヴまで収録したファン必聴の演奏
がずらりと並んでいます。力強く輝かしい音色と完成された技巧の数々をたっ
ぷりお楽しみください!

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