
30代に転勤で
千歳から札幌へ向かう
車窓から見た住宅は
平なカラー鉄板葺屋根が
なぜか単調だなぁと
第一印象に思った
これは落雪により
積雪の堆積場所を取るので
屋根に積もらせておく
都市部の風景かと・・・
本州で見かける
瓦葺切妻屋根がなくなり
住宅が箱型になって
表情がなくなるようだ
無落雪工法の結果である

借金で建てた我が家も敷地が狭く
落雪を考えるとフラットルーフに
せざるを得なく
表情をつけるのにどうしようかと
土地選びから始め
敷地に変化がある傾斜地を選び
窓の形態や外壁の材料を
検討した経緯がある

数十年住んだ家で
愛着もあるが
敷地が狭く窮屈だ
ましてや
新型コロナウイルスのため
外出できず息が詰まりそうだ
これでは筋力が衰えると
散歩がてら藻岩山の傾斜地住宅を
カメラを持って
ウオッチした結果驚いた

新しい住宅があちこち建ち
単調なフラットルーフが見られず
しかも住んでいる人の生活が
その形から想像でき
明らかに建築士が関与してるなと・・・













私も建築士の端くれで
及ばずながら豊かな空間造りに
貢献しようと若いころ励んだ者だが
これらの斬新な住宅を観ると
今の若い人達は
頑張っているなぁと・・・
建主も昭和から平成へと
考え方住まい方が変わり
建築士も
街並みの景観も考えながら
住む人本位で
プランを模索し
住む人の生き様がわかるようで
嬉しくなった
アーキテクト万歳
多くの人たちが沢山の大きな夢の結晶
そこに暮らす人達を想像しながら・・
でも 日本の住宅の耐用年数は40年から
50年・・・半世紀後も想像すると、怖いものも
感じる時がある・・・・・・・
そうなんです一般的に木造住宅の法的耐用年数は
25年ですので資産価値はそれを超えると、がくっと落ちますので建て替えた方が良いとの判断もあります。
それを考えると最初から建物に金を掛けずにとの考え方で耐久性、質が落ち建物に愛着がわかなくなります。
三世代住める住宅は夢のまた夢です。困ったものです。
コメント有り難うございました。