6丁目のつぶやき

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胸詰まる生野銀山

2018-05-05 | 旅行
竹田城の近くに
今は廃坑になった
1400年余の歴史を持つ
日本有数の生野銀山があり
その名前を記憶していた

良い機会と時間を割いて
早朝立ち寄ってみた

本数の少ないバスに乗り
山あいのバス停で降りれば
小川の脇道「銀の馬車道」を
15分ほど歩いて到着

明延鉱山と朝来の神子畑を結ぶ
全国的に有名になった
一円電車トロッコを見ながら



生野製鋼所正門
立派な菊の御門柱をくぐる


坑内は湿度と寒さで満ちて
カメラのレンズが曇るほど

総延長なんと350km深さ880m
の深部まで達した
考えられない長い坑道
昭和48年閉山


鉱員達が命がけで
奥深く
這って縦横に掘り進んだ
生々しい鉱脈を
遠くから
震えながらみて
犠牲者がさぞかし
多かっただろうと想像した



鉱山口には
薄黄色のヒカゲツツジの
群生が目を惹き
登山道を少し登った途中にも
江戸時代の露天掘り鉱口があちこちに・・・



どう言う訳かその鉱口にも
薄白く群生して咲き乱れ
この場にふさわしい色合いと
名前も誰が付けたか
哀しげな名前だなぁと・・・

コメント (1)
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