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6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

奥の細道結びの地 大垣

2016-12-11 | 旅行
 月日は百代の過客にして
 行き交う年も又旅人也。
 舟の上に生涯を浮かべ
 馬の口とらえて老いをむかふる物は
 日々旅をして旅を栖とす
 故人も多く旅に死せるあり。

この文章に魅せられ
芭蕉が歩いた奥の細道を
文明の利器を使って
深川から大垣迄50ヶ所
部分部分その時々
通過追憶
そして最後の結びの地大垣へ
やっと着きました

戸田藩のお城は惜しくも戦災で消失して
鉄筋コンクリート造で復元されていますが
4層4階建て総塗りごめ様式の
大変優美な城と
お堀の青々とした水草を観て
芭蕉は多くの友人や
曽良との再会もはたし
また戸田お殿様との句会など
開いて結びの地としました




実際は
同行者曽良と伊達藩、加賀藩の調査が
奥の細道の目的で
大垣の戸田様に報告したとの
スパイ説もあるし・・・

だからと言って芭蕉の文学的功績は
絶大で否定するものではありませんが・・・・


奥の細道結びの地記念館では
視覚室で
出発の深川から日光路、奥州路、庄内路、北陸路を経て大垣に至るまでの
立体ビデオをリクエスト
長時間鑑賞して
芭蕉の
人間性探求や歴史観、風流の世界に浸れ
私自身も学生時代一年間
奥の細道を受講して
旅の魅力をイメージしたこと等
感無量でした

芭蕉は
旅は人生、人生は一所不在と言っているし・・・・

蛤の
ふたみにわかれ
ゆく秋ぞ



コメント (1)
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