褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 東京新聞杯予想 マイル路線に新星誕生か

2015年02月08日 | 競馬予想

東京新聞杯予想


 西でも注目の重賞が行われるが、あちらは頭数が少ないので見るだけのレース。予想するレースとしてはこちら東京新聞杯の方が楽しい。ちょっと中堅どころの実力馬とこれから台頭してくるかもしれない新勢力の馬の激突。しかし、逃げそうな馬が見当たらないだけにスローペースが濃厚だが、こういう時になぜかハイペースになったりするから競馬の予想は難しい。
 しかし、2番のアンコイルドは騎手をみたら逃げるかもしれないし、7番のフェスティヴタローは逃げたいだろう。意外にペースは上がるかもしれない。そして外差しの効くような馬場になりつつあることも考えると・・・去年の3歳クラシックで上位争いを演じ、マイル路線への投入で大いなる飛躍を狙うこれから上昇一途のこの馬が本命だ

 ◎ 16 タガノグランパ
 ▲ 10 フルーキー
 ▲ 12 エキストラエンド
 ▲ 14 サトノギャラント
 △  4 シャイニープリンス
 △  5 マイネルメリンダ
 △  7 フェスティヴタロー
 ×  3 リルダヴァル
 ×  6 ヴァンセンヌ
 × 13 アルフレード

 俺の本命は16番のタガノグランパ。この外枠はガッカリだが3歳クラシック戦線で上位争いを繰り広げた能力はこのメンバーなら充分に太刀打ちできる。しかも左回りのコースもかなり得意そう。前走のマイルCSは長距離路線からいきなりのマイルは流石にペースが違いすぎた。今回はそれ以来のレースだが、この馬の鋭い差し足はマイル向き。東京コースで更に末脚が爆発しそう。

 ▲は実績重視、東京コースが得意の3頭を選びました。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着  4、5、7、10、12、14
 3着  3、4、5、6、7、10、12、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10、12、14
 2着 16
 3着  3、4、5、6、7、10、12、13、14          合計 72点

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映画 インビクタス/負けざる者たち(2009) ネルソン・マンデラのリーダーシップ、カリスマ性がわかります

2015年02月08日 | 映画(あ行)
 20世紀を代表する南アフリカ共和国の偉大なる政治家であるネルソン・マンデラ。反アパルトヘイト体制の闘士として白人を恐れさせ、黒人からは尊敬を集めるそのカリスマ性。そして命懸けのパフォーマンスさえ厭わない政治力。世界中が民族、宗教の問題で対立が表面化する今日この頃において、そのような問題を楽々とクリアして見せたネルソン・マンデラの凄さを感じさせられる映画が今回紹介するインビクタス/負けざる者たち。なんだか過去の遺恨を晴らすことばかり考えているかのような、只今の世界各国のリーダー達の懐の狭さには情けない限りだが、ネルソン・マンデラの凄さが今さらだが益々身に沁みてくる。かつて自分を獄中に27年間もぶち込んだ白人たちに対して、復讐ではなくて共存共栄することによって未来を切り拓こうとしたネルソン・マンデラの信条は現在の世界中で起こっている争いを解決する道標となり得るだろう。
 マンデラの獄中生活を主に描いた映画はマンデラの名もなき看守に任せておいて、彼が大統領になってからの政治家マンデラが描かれており、1995年に彼の自国である南アフリカ共和国で開催されたラグビーワールドカップにまつわる実話を背景にしているのが本作。

 冒頭のシーンからなかなか興味深いシーンを見せてくれる。富裕層の白人はラグビー、貧困層の黒人はサッカーと完全に塀で区切られているが、このシーンだけでアパルトヘイト政策の特徴をズバリと見せてくれる。南アフリカにとってラグビーはまさに白人が好んでするスポーツの象徴であり、逆に黒人からは嫌われているスポーツ。しかし、黒人であるマンデラ大統領はあえてラグビーを盛り上げることによって国民の一体感を作り上げ、人種差別国家の汚名返上に乗り出す。悪く言えばスポーツの政治利用だが、スポーツの持っている威力を最大限に活かそうとしたマンデラ大統領はやっぱり偉い。

 ちなみにタイトル名のインビクタス(invictus)を聞いても、全く何のことだかサッパリわからない日本人が殆んどだが、ラテン語で『征服されない』『屈服しない』の意味。マンデラ自身の人生そのものであり、ラグビーの南アフリカ代表にその精神を叩き込んだストーリーとは如何なるものか。
 1994年、南アフリカにおいて初の黒人大統領が誕生する。その名はネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)。しかし、彼は大統領になって早々から、更に激しくなる黒人と白人の対立、拡がる経済格差、不況などの問題で目白押し。自身も家族と上手くいっていないなど多くの悩みを抱えていた。
 まず手始めに、彼はクビを切られると思っている白人官僚を取り込み、今まで黒人ばかりだった用心棒に白人も登用するなどして人種間の問題を取り払おうとし、多くの国と積極的に外交を繰り広げる等して国内の諸問題を解決しようとしていた。
 さらに来年の1995年に自国で開催されるラグビーワールドカップに目をつけ、あらゆる試合で連戦連敗を続けていた南アフリカ代表(スプリングボクス)に注目。マンデラ(モーガン・フリーマン)は主将のフランソワ・ピナール(マット・デイモン)を官邸に呼び出し、必ず優勝するように無言のプレッシャーをかけるのだが・・・

 ネルソン・マンデラのリーダーシップ、カリスマ性に政治家としての凄みを感じさせ、それでいてスポーツ映画らしい爽やかな感動も観ている我々に届けてくれる。なんだかクリント・イーストウッド監督の映画って後味が悪いよね~、なんて思って敬遠している人も本作においてはそんな心配は全くの無用だ。
 人種間の融和を図り、国民の一体化を成し遂げたネルソン・マンデラの功績は計り知れないほど大きいのは確かだ。しかしながら現状の南アフリカの状況は彼自身が思い描いていたのとは程遠いのも事実。今や世界有数の治安の悪い都市ヨハネスブルクを抱え、富裕層と貧困層の格差は拡がる一方、相変わらず低い黒人の教育レベル、エイズの蔓延など問題だらけ。
 しかし、この事実から世の中が劇的に良くなる方法など滅多に有り得ないということに気付く。民主主義の政治においては、一歩だけ進んで半歩下がることの繰り返し。人類の歴史そのものがまさにそのような状態であることを我々は胆に命じる必要があるだろう。
 クリント・イーストウッド監督らしく色々なテーマが込められ、スポーツ映画として観ても臨場感は抜群だし、非常に心地良い気分が得られる。そして、彼の映画は毎度のことながら音楽が素晴らしい。クリント・イーストウッド監督作品のファン、それ以外の人々にも映画インビクタス/負けざる者たちはお勧めだ

インビクタス / 負けざる者たち [DVD]
モーガン・フリーマン,マット・デイモン,レレティ・クマロ,マット・スターン
ワーナー・ホーム・ビデオ


インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]
モーガン・フリーマン,クリント・イーストウッド,ジョン・カーリン,ティム・ムーア,ゲイリー・バーバー,ロジャー・バーンバウム,アンソニー・ペッカム
ワーナー・ホーム・ビデオ


 今さらクリント・イーストウッド監督のお勧め作品を紹介するのも気が引けますが、本作のように感動できる作品としてブロンコ・ビリーパーフェクト・ワールドを挙げておこう。

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