褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 疑惑の影(1943) 僕のまわりも疑惑だらけです

2011年04月16日 | 映画(か行)
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 今回紹介する疑惑の影アルフレッド・ヒッチコック監督の作品の中でも派手さは無く比較的地味な感じがする。この映画を観るのが2回目だけれど実は最初観た時は大して面白いと思わなかった。恐らく地味な印象がそのような感想を持つにいたったのだと思う。
 しかし、最初観た時よりも2回目に観た方が面白く感じる映画はたくさんあるし、観れば観るほど面白い映画は多々ある。だから1回観て意味のわからなかった映画は2回観ることをお勧めしたいね。確かに僕の場合2001年宇宙の旅は5回ぐらい観ているけれどどこが良いのか未だによくわからない映画だけれど、恐らく繰り返し観たら物凄く面白く感じるときがあるのだろう。

 さて、アルフレッド・ヒッチコック監督はよくサスペンス映画の神様と言われるが、巨匠と呼ばれる映画監督は引き出しは多い。ビリー・ワイルダー、ウィリアム・ワイラー等の巨匠達はサスペンス映画もロマンティック・コメディにおいても抜群の手腕を発揮する。そしてヒッチコック監督の凄さはサスペンス映画を一貫して撮り続けながらも、作品毎に印象をガラリと変えてくるところ。
 サイコのようなホラータッチ、北北西に進路を取れのようなスペクタクル性、ハリーの災難のようなとぼけたユーモア、のようなパニックもの等、芸域の広さは流石は名監督だ。

 そして今回紹介する疑惑の影はジワジワくる心理サスペンス。例えばあなたの周りになぜか自分にはものすごく優しい人が居ないだろうか?。ところがその人は実はものすご~く腹黒い人だったと知ってしまうと

 今まで大好きだった人が実はとんでもない悪人だと知った時に、その可憐な少女に迫ってくる恐怖を描いた疑惑の影を紹介します

疑惑の影 [DVD] FRT-102
パトリシア・コリンジ/ヘンリー・トラヴァース/テレサ・ライト/マクドナルド・ケリー/ジョセフ・コットン
ファーストトレーディング


 アメリカ、カリフォルニア州のサンタ・ローザは静かでのどかな町。そこへ1人の男が列車から降りる。その男の名はチャーリー(ジョゼフ・コットン)。彼は警察から追われる身であり、身を隠すためにこのために姉の嫁ぎ先であるニュートン家にやって来た。
 
 ニュートン家の長女で叔父のチャーリー(コットン)と同じ名前の姪のチャーリー(テレサ・ライト)はあまりにも静かで、のどかなサンタ・ローザでの生活に飽き飽きしていた。彼女は金を持っていて、気前良く金を使う叔父のチャーリー(コットン)がサンタ・ローザに来ることを望んでいた。
 突然のチャーリー(コットン)の訪問にニュートン家は大喜び。姪のチャーリー(ライト)は願いが叶ったと大喜び、また姉も大好きな弟が来たことに喜んでいた。

 チャーリー(コットン)がニュートン家に来てから姪のチャーリー(ライト)にとって楽しい日が続いていたが、ある日政府の調査員という2人の男がニュートン家の家の写真を撮らせてくれとやって来る。姪のチャーリー(ライト)たちニュートン家の人々は快く家の写真を撮ってもらおうとするが、何故か叔父のチャーリー(コットン)は写真を撮ることに苛立ちを隠さなかった。叔父のチャーリー(コットン)の態度に姪のチャーリー(ライト)は不思議に感じる。

 政府の調査員の男の1人、ジャック(マクドナルド・ケリー)が姪のチャーリー(ライト)に近づいてくる。彼は彼女に叔父のチャーリー(コットン)がアメリカの東部で大金持ちの未亡人連続殺人犯の容疑者である事を伝え、そして自分自身は政府の調査員では無く、刑事である事を告白する。

 次第に姪のチャーリー(ライト)は叔父のチャーリー(コットン)に対して疑惑が生まれる。彼女は1人で叔父のチャーリー(コットン)の正体を調べるが、調べれば調べるほど疑惑が深まってしまい・・・叔父のチャーリー(コットン)の善人からの変化振りは映画を観てください



 平和なのどかな町に、ある日突然破壊者がやって来たような感じのストーリー。大好きな叔父さんが偶然にやって来たのは自分のお祈りが神様に通じたと本当に思っている可憐な少女が、次第に叔父さんの正体に気付いていくが、周りの人には迷惑が掛るから助けを求めることが出来ないというところがこの映画のポイント。

 自分の力だけで解決しようとするが、果たしてこんな可憐な少女がどうやって解決するのか観ている側はハラハラドキドキする仕掛けだ。
 そしてジョゼフ・コットン演じる叔父さんは最初こそ善人ぶっているが次第に本性を表していく様子がなかなか怖い。

 そして非常に脇役たちが個性的。ニュートン家のテレサ・ライト演じるチャーリーのまだ幼い弟と妹のしっかり者の役柄が笑えるし、父親とその友人の推理小説のアイデアを出し合うシーンは非常に意味深な雰囲気が漂っていて映画の中で推理劇を楽しませるヒッチコック流のユーモアを感じる。

 最後の結末はヒッチコックらしい手抜き?の決着の付け方で観ている誰もが納得できるだろうし、最初の方の列車の中でのヒッチコックの登場シーンは笑える

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