褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 アンドリューNDR114(1999) 人間の世界なんてそんなに良いと思わないけれど

2010年05月19日 | 映画(あ行)
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 人間の世界なんて陰謀、欲望、争いの醜い部分がたくさんある犬を飼っていた時は、人間より犬の世界の方がまともな世界だと思っていたけれど、動物虐待のニュースとか聞くとやっぱり動物に生まれたとしてもとんでもない飼い主に当たってしまうと可哀想だし、言葉をしゃべれないから自分の意思が100パーセント通じているわけでは無いから、犬もストレスがたまっているんだろうと思う
 スティーヴン・スピルバーグ監督のA.Iという映画があったけれど、少年の姿をしたロボットが時空を超えて母の愛を求める映画があったけれど、今回紹介したい『アンドリューNDR114』もロボット映画
 今回『アンドリューNDR114』を観て、ロボット工学三原則というのが最初の方に出てくるけれど、この言葉を聞いて思い出した映画が、ウィル・スミス主演のアイ、ロボット
 ロボット工学三原則というのは、SF小説家であるアイザック・アシモフの小説においてキーポイントになってくる言葉だけれど、この言葉が単なる感情の無いように思われるロボット映画を、ヒューマン映画に昇華させる役割を果たす
 『アイ、ロボット』はアクション映画としての面白さがあるけれど、今回紹介する『アンドリューNDR114』はロボットを通じて人類とは何か?を問いかけてくる映画
 『アンドリューNDR114』はアクション映画では無いけれど、非常に考えさせられる映画になっており、人間賛歌を思わせるが、前述したように人間の世界というのは現実は冒頭で述べたとおりロクな世界ではない
 もしこの映画がただの人間賛歌で終わってしまうようなら駄作だと言って良いだろう果たしてこの映画を観て何を学べば良いのか
 それではストーリーを紹介しよう
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 舞台は近未来マーティン家に家事用のロボットがやって来た見た目も完全なロボットにアンドリュー(ロビン・ウィリアムズ)と名付けられる

 アンドリュー(ウィリアムズ)はマーティン家に来た当初こそ、マーティン家の子供であるリトル・ミスから嫌われていたが、アンドリュー(ウィリアムズ)がリトル・ミスの宝物を壊してしまうが、アンドリュー(ウィリアムズ)がリトル・ミスの宝物を作り直してからアンドリュー(ウィリアムズ)とリトル・ミスの交流は続く
 しかし、この想像性のあるロボットであるアンドリュー(ウィリアムズ)に驚いたのが、マーティン家の父であるリチャード(サム・ニール)だった
 彼はアンドリュー(ウィリアムズ)を連れて、アンドリュー(ウィリアムズ)の製造元を訪れるが・・・

 やがて数年が経ちリチャード(ニール)は死に、リトル・ミスも成人して結婚するアンドリュー(ウィリアムズ)は自分と同じ姿をしたロボットを探す旅に出かけるが、自分と同じ型のロボットが廃棄されている現場を目撃する
 そして、ようやくリストの最後のロボットを訪れた時に発明家のルパート(オリヴァー・プラット)と出会う
 アンドリュー(ウィリアムズ)がルパート(プラット)の研究室で見たものとは
 アンドリュー(ウィリアムズ)は旅を終えて、リトル・ミスの所に帰って来たそこでリトル・ミスだと思ってアンドリュー(ウィリアムズ)が話しかけた相手はリトル・ミスの孫娘であるポーシャだった
 そして、すっかりおばあちゃんになってしまったリトル・ミスの姿を見てアンドリュー(ウィリアムズ)は驚くが、リトル・ミスもロボットの姿から人間の姿になって帰って来たアンドリュー(ウィリアムズ)を観て驚く

 アンドリュー(ウィリアムズ)はポーシャと仲良くなるが、リトル・ミスは死んでしまう徐々にアンドリュー(ウィリアムズ)は自分は不老不死だが、人間が生まれては死んでいく姿を見て、そしてアンドリュー(ウィリアムズ)はポーシャのことを好きになりアンドリュー(ウィリアムズ)はポーシャと一緒に生死を共にしたいという気持ちから更に人間に近づこうと再びルパート(プラット)の元を訪れる

 そしてアンドリュー(ウィリアムズ)はルパート(プラット)の発明のおかげで血が通った人間の姿になる
 アンドリュー(ウィリアムズ)はポーシャと結ばれることによって、人間の感じる愛の素晴らしさを理解するが、彼は法的にロボットのままであり、アンドリュー(ウィリアムズ)は自分は人間であることを証明するために裁判で人間としての資格を得ようとするが・・・アンドリュー(ウィリアムズ)の200年間の生涯を是非映画で観たください

 なかなか気持ち悪いロボットだったねしかし、このようなロボットにしろ、アンドロイド(ブレード・ランナー)にしろ、モンスター(フランケンシュタイン)など、人間に造られた人造人間が、人間社会に反乱を起こすタイプの映画が多かったけれど、そのような映画を観ていると人間の勝手な思想と言うものに対する批判的メッセージを感じる
 しかし、今回紹介する『アンドリューNDR114』は人間に造られたロボットが、優しい家庭、人間に触れ合っていくうちに、ロボットが人間になりたいと思ってしまうロボットがわかるはずのない、人が愛することとはどういうことかをロボットが理解してしまう
 確かに感動的映画なのは確かであるラストシーンは本当に感動するからね
 しかし、近い未来において世界はどのようになっているのだろうこの映画におけるロボットのアンドリューは人間の醜い部分を旅をする過程で見ていない
 現実の人間の世界は、冒頭でも述べたように褒められた世界ではない恐らく100年後、200年後も世界のどこかで戦争、紛争がまだ起こっているだろう僕はこの映画において描いている世界は甘すぎると思う

 しかし、僕は遠い未来になるけれど世界に戦争、紛争、人殺しの無い世の中が来ると信じている人間というのは過ちを繰り返してしまうこともあるが、過ちから反省することも知っている色々と人間というものに嫌な部分があっても、僕自身がこの世に生まれてきて良かったと思っているからね
 ちなみにこの映画の原題はBicentennial Man直訳すると”200年にわたる人間”という意味です。

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