ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

薬草生活

2018年07月16日 | 通信-社会・生活

 それまで130台だった血圧が2013年4月頃から時々140台となり、2014年4月頃からは150台もしばしばあり、腰痛を患った2017年夏頃からは毎回150台~160台となり、それが今(2018年夏)も続いている。

 ブログの相互読者であるコスモスさんから過日、高血圧に効く薬草をいくつか教えて貰った。私の高血圧対策は、食事に気をつけ、良い睡眠を摂り、ウォーキングなどして汗をかくことで何とかなるはずと考えていたが、コスモスさんの助言で、「そうか、自然にある薬草で高血圧が何とかなるかもしれない、試してみよう」と決める。
 しかし、コスモスさんが教えてくれた薬草を私は聞いたことがなくて、「そうか、薬草もちゃんと勉強しなきゃならんな」と思い、6月下旬頃から図書館からその方面の書籍を借りて勉強してる。以前からフーチバー(ヨモギ)が高血圧に、ウコンが肝臓に、バンシルー(グヮバ)が糖尿病に効くなどということを私は知っている。ウコンは根塊を、バンシルーはその葉を乾燥させて煎じて服用するということも知っている。でも、それらの煎じ方、摂取量など詳しくは知らず、適当にやっていた。というわけで、改めて勉強。
 コスモスさんから教えていただいたハーブは図書館に資料が1冊しか無く、裏付けがとれない。おそらく、最近(古くても30~40年)入ってきた植物なのであろう。「ならば」と新しいものは一先ず棚上げし、沖縄に昔から伝わる薬草から勉強を始める。

 数年前に平和運動家として知り合いになったHさんは薬草研究家でもある、ってことを思い出して、さっそく電話して、「今、薬草の勉強をしています」と伝えると、「本や資料を貸すよ」との有難い申し出を頂き、数日後、Hさんを家に招いて、本や資料を貸り、さらに、あれこれお話を伺う。Hさんは82歳、膝に少々不具合はあるが、元気。
     
 Hさんからお借りした本の1つ『沖縄の薬草百科』によると、高血圧に効く薬草はいくつもあった。その中から「葉を乾燥させてそれを煎じて飲む」以外のものを選ぶ。「葉を乾燥させて」が面倒臭いと思ったからで、生のまま煎じてお茶になるものや料理して食べられるものを選ぶ。さらに、高血圧だけではなく、腰痛、神経痛、糖尿病(歯周病が糖尿病の原因になると聞いたので)などにも効く薬草(または野菜)も探す。
 で、私が選んだ薬草(または野菜)はゴーヤー、シマニンジン、ラッカセイ、フーチバー(ヨモギ)、サクナ(ボタンボウフウ)、タマネギ、ウイキョウなど。
 ゴーヤーは夏、シマニンジンは冬など季節ものもあるが、八百屋へ行けばラッカセイ、タマネギ、ハンダマ、ニガナ、フーチバーなどの野菜薬草が手に入る。(今は手放した)畑にはサクナ、ウコン、クヮンソウなどの薬草があり、後を継いだGさんに頼めば手に入る。そして、アパートのベランダでも薬草を少しだが育てることにした。
     

 今が旬のゴーヤーは7月に入ってほぼ毎日食べている。タマネギもよく食べている。フーチバーは時々、サクナは畑のものを少し収穫して2度ほど、試にとハンダマやニガナも八百屋から購入し食べてみた。それで私の血圧は、今のところちっとも変化なし。おそらくだが、薬草の効果は化学薬品のような速効性でなく、緩効性なのだと思われる。化学肥料と有機肥料との違いみたいなもの。効果が出るまで1~2ヶ月はかかるかも。

 記:2018.7.15 島乃ガジ丸