ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オオヤブツルアズキ

2018年01月05日 | 草木:雑木雑草

 今回紹介するオオヤブツルアズキは、2012年9月10日に出会っている。「宮古諸島オッサン二人旅」の2日目、宮古島空港9時25分発の飛行機に乗り多良間島へ。多良間空港に着いたのは午前10時頃、多良間は雨が降っていた。雨のせいで私は11時まで空港に足止め、雨が上がるのを待って歩き出し、海岸沿いの道を宿方面へ向かう。

 のんびり景色を眺めながら、あれこれ写真を撮りながら夕方5時前に宿へ着く。オオヤブツルアズキに出会ったのはその途中。だけど、全く記憶に無い。空港から宿まで6時間かかっているが、その間で覚えているのは宮古島まもる君とヤシガニだけ。
 宿で、宿の主人や他の客たちと宴会したことも覚えている。そういうことから推察するに、私は植物にさほど関心は無いものと思われる。HPで沖縄の植物を紹介しているのでしょうがなく関心のあるようにしているのかもしれない。でもいいさ、それでほんの僅かでもモノを覚える。それが長年続けば、私もきっと物知り爺さんになれる、はず。

 
 オオヤブツルアズキ(大藪蔓小豆):野草・蔓植物
 マメ科の蔓性多年草 原産分布は不詳 方言名:不詳
 名前の由来、『沖縄植物野外活用図鑑』に「大藪蔓アズキの意」とあった。「大」については、おそらく仲間内では大きい方だからであろう、「藪」については、野原や道端に鬱蒼と生えているからであろう、「蔓」については、蔓性の植物だからであろう、アズキはあの食用のアズキ(小豆)と同属の植物だからということであろう、などと想像できるが、しかし、そのアズキそのものの由来が不明、想像もできない。
 原産分布は資料がなく不詳。文献の写真は八重山諸島の西表島で、私の写真は宮古諸島の多良間島。もしかしたら、沖縄島には分布しないのかもしれない。
 葉はマメ科植物でよく見る形の3出複葉。花は黄色でいかにもマメ科植物の形状。野原や道端に生え、莢果(きょうか)は食用にならない。
 ちなみに学名、
 アズキ Phaseolus angularis W.F.Wight
 コバノツルアズキ Phaseolus minimus Roxb.
 オオヤブツルアズキ Phaseolus reflexo-pilosus Ohwi

 記:島乃ガジ丸 2017.12.26 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行


コバノツルアズキ

2017年12月29日 | 草木:雑木雑草

 「かれのはら」という文字列を見て「彼の腹」を想像する人は・・・な性格。「枯れ野原」と想像する人は・・・な性格。というような性格判断なんてのはないだろうか?

 それはさておき、名前に「ノ」のつく植物は多くある。その場合の「ノ」は、格助詞の「の」ではなく、野原の「野」であることが多い。例えば、
アレチノギク(荒地野菊)
スズメノエンドウ(雀野豌豆)
ノアサガオ(野朝顔)
ノイチゴ(野苺)など。
 格助詞の「の」の場合ももちろんある。例えば、
イヌノフグリ(犬の陰嚢)
タツノツメガヤ(竜の爪茅)
ネズミノオ(鼠の尾)など。

 今回紹介するコバノツルアズキの「ノ」は後者の方。「小さな葉の」という意。「だから何だ」と問われると困るが、「彼の腹」と「枯れ野原」を思い付いたので。

 
 コバノツルアズキ(小葉の蔓小豆):野草・蔓植物
 マメ科の蔓性多年草 原産分布は不詳 方言名:不詳
 名前の由来、『沖縄植物野外活用図鑑』に「小さい葉の蔓アズキの意」とあった。「小さい葉」も「蔓」も納得。アズキはあの食用のアズキ(小豆)と同属の植物だからということで納得するが、しかし、そのアズキそのものの由来が不明。
 原産分布は資料がなく不詳。文献の写真は八重山諸島の西表島で、私の写真は宮古諸島の宮古島。もしかしたら、沖縄島には分布しないのかもしれない。
 葉はマメ科植物でよく見る形の3出複葉。花は黄色でいかにもマメ科植物の形状で大きさは1センチほど。野原や道端に生え、莢果(きょうか)は食用にならない。
 ちなみに学名、
 アズキ Phaseolus angularis W.F.Wight
 オオヤブツルアズキ Phaseolus reflexo-pilosus Ohwi
 コバノツルアズキ Phaseolus minimus Roxb.

 記:島乃ガジ丸 2017.12.26 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行


シロバナノアサガオ

2017年12月08日 | 草木:雑木雑草

 2012年9月、埼玉の友人Kと宮古諸島オヤジ二人旅に出る。その3日目、9月12日の午前中は伊良部島にいた。伊良部島へはその前日のお昼前に渡っていて、私の趣味である知らない町の散策を4時間ほどやっていた。12日は、日記によると「朝食後すぐに散策に出る。昨日回れなかった伊良部島の南側を歩く」とある。
 「朝食後すぐ」はたぶん8時過ぎ、宿からほど近くの道路沿いにアサガオらしき植物が他の樹木に絡みついて、多くの花を咲かせているのを見つけた。アサガオのような形の白い花、よーく見てもアサガオ、「アサガオに違いない」と思いつつ写真を撮る。

 旅から帰って間もなく、「アサガオに違いない」と思った植物が何者であるかが判明した。ノアサガオだった。ノアサガオは山でも里でも、特に樹木の生い茂った場所などであればどこにでも見られる雑草。ただし、その花の色は、朝方は青紫で夕方は赤紫に変わるけれど、白色になることはない。ただし、その変種が『沖縄植物野外活用図鑑』に記載があって、その名もシロバナノアサガオ(白花野朝顔)とのこと。
 同書に「ノアサガオによく似ていますが、個体数ははるかに少ない」とあって、私はその時が初対面、そして以降、今日(2017年12月)までお目にかかっていない。
 
 シロバナノアサガオ(白花野朝顔):野草・蔓植物
 ヒルガオ科の多年草 紀伊半島以南、南西諸島、他に分布 方言名:ヤマカンダ
 名前の由来、アサガオについては『植物名の由来』に「もともと朝の容花(かおばな)の意であり、容花とは美しい姿の花という意味である」と説明があった。「朝の容(すがた、外見)」ということで、朝を代表する花ということになるのであろう。ノ(野)については資料がないが、おそらく「野生の」という意、シロバナは花が白色だから。
 沖縄で多く見られるノアサガオの変種で、『沖縄植物野外活用図鑑』に「ノアサガオによく似ていますが、個体数ははるかに少ない」とある通り、滅多にお目にかかれない。私は「2012年秋の宮古諸島の旅」の伊良部島で初めて見た。本種の原産分布についての資料はなかったが、ノアサガオの変種ということで、ノアサガオと同じとした。
 既に紹介済みのノアサガオの項にも書いたが、栽培されるアサガオは、ニホンアサガオとセイヨウアサガオに大別され、概ねニホンアサガオはヒルガオ科アサガオ属、セイヨウアサガオはヒルガオ科サツマイモ属となっている。本種はアサガオ属では無く、サツマイモと同じサツマイモ属。ちなみに、それぞれの学名を紹介すると、
 アサガオ Pharbitis nil Choisy
 サツマイモ Ipomoea batatas L.
 ノアサガオ Ipomoea indica Merr.
 シロバナノアサガオ Ipomoea indica Merr.f. albiflora B. Stone

 記:島乃ガジ丸 2017.12.2 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行
 『グリーン・ライブラリー』タイムライフブックス発行


ハマダイゲキ

2017年12月01日 | 草木:雑木雑草

 先々週紹介したミツバコマツナギも、今回紹介するハマダイゲキも、さらに、次週から紹介する予定のシロバナノアサガオ、コバノツルアズキらは、どれも2012年9月の宮古諸島の旅で出会って、カメラに収めたもの。写真の植物が何者であるかは早い時期に判明していたのだが、紹介するのがだいぶ遅れてしまった。そもそも、2012年9月の宮古諸島の旅そのものを紹介するのも今年(2017)3月になってからだった。
 何で遅れるか?って、答えは簡単、私の軟化した脳味噌がそのことを忘れるから。宮古諸島の旅を紹介しなきゃと思い出した時、宮古諸島で撮った動物植物も紹介しなきゃと思い、動物については忘れなかったのだが、植物についてはすっかり脳味噌の外。

 今回紹介するハマダイゲキは多良間島で出会ったもの。親戚のイワダイゲキは既に2013年2月に紹介しているが、これは粟国島と久高島で出会っている。ハマダイゲキもイワダイゲキも沖縄島にも分布しているとのことであるが、私の軟化脳はきっと、旅先だといくらかシャキっとして、未だ見ぬ動植物に気付き易くなっているのかもしれない。
 
 ハマダイゲキ(浜大戟):海岸野草
 トウダイグサ科の多年草 原産分布は不詳 方言名:不詳
 名前の由来、ハマ(浜)については『沖縄植物野外活用図鑑』に「海浜性であることを意味し」とあり、別名のスナダイゲキも同様の理由となっている。ダイゲキについては、既に紹介済みのイワダイゲキにも書いたが、それをそのまま引用して以下。
 ダイゲキが不明。ゲキ(戟)は「ほこ」のことで、広辞苑に「中国古代の兵器の一種。戈かと矛ほことを組み合わせた形となる」とあった。戟がどのような形をしているか分からないが、全体の形、あるいは花の形がそれに似ているのかもしれない。
 私が手元に置いている参考文献の内、『沖縄植物野外活用図鑑』以外に本種の記載がなく原産分布は不詳。文献の写真は沖縄島、私の写真は宮古諸島の多良間島。
 海岸の砂浜に自生する。茎は束生して分枝し横に広がり、高さ10~30センチほどになる。花は集散花序で多く着くが小さくて目立たない。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2017.11.11 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行
 『グリーン・ライブラリー』タイムライフブックス発行


ミツバコマツナギ

2017年11月17日 | 草木:雑木雑草

 ガジ丸HPを立ち上げて沖縄の植物を紹介するようになって長い、2004年9月からだから13年余になる。それだけやっていると、ミツバコマツナギという名前を見て、ミツバが三つ葉の意であることが無意識に頭に入ってくる。「さすが俺」と自分を褒める。
 ミツバコマツナギという名前を見て、しかし、そんな私でもコマツナギについては、すぐには何のことか判らないかった。「まだまだだぜ俺」と謙虚になる。

 参考文献に名前の由来は無かったので、自身で想像してみた。コマツナギ、「コマとツナギ」か、「コマツとナギ」のどっちだと考える。植物であることを考慮すれば「コマとツナギ」より「コマツとナギ」の方が想像しやすい。
 「コマツとナギ」であれば「小松梛」であろう、「小さな松のような梛の仲間」ということになる。ところが、梛はマキ科の常緑高木針葉樹で、ミツバコマツナギはマメ科の多年草である。「全然違うじゃねーか」となって、この案は却下。

 「コマとツナギ」ならどうなる?「コマって独楽かなぁ、駒かなぁ」と考えている時、広辞苑を思い出した。で、コマツナギを引いたら、何とそれがそのままあった。駒繋ぎと書き、第一義は「馬をつないでおく所」とあり、第二義に「マメ科の低木状草本。地面を這う。原野にごく普通・・・」とあり、さらに、「小さいが茎が強靱だからいう」と名前の由来まで載っていた。「早く広辞苑を思い出せよ、ばーか」と自分自身を罵った。
 
 ミツバコマツナギ(三つ葉駒繋ぎ):海岸野草
 マメ科の多年草 原産分布は不詳 方言名:不詳
 名前の由来、漢字の駒繋ぎは広辞苑にあった。その字を見て「ロープで繋ぎ止めなくても馬がそこから離れないほど馬の大好きな草だから」と私は想像したが、広辞苑の説明の中に「小さいが茎が強靱だからいう」とあった。ミツバは3出複葉だからであろう。
 別名としてナハエボシグサとあり、那覇烏帽子草と漢字を充ててみた。烏帽子は葉の形がそのように見えないことも無いが、那覇は?、那覇特産ということは無い。
 原産分布が私が手元に置いて利用しているどの参考文献にもなくて不詳。広辞苑には「原野にごく普通」とあり、コマツナギは全国に分布しているようである。本種ミツバコマツナギは、参考文献の『沖縄教材植物図鑑』、『沖縄植物野外活用図鑑』の写真は両者とも沖縄島、私の写真は宮古島。『沖縄教材植物図鑑』のサブタイトルは「路傍の草木」なので、沖縄島、宮古島では「ごく普通」だと思われる。そしておそらく、沖縄や宮古で普通ならば八重山でも普通に見られるとも思われる。
 茎は基部で多数分枝して横に広がり、高さは15センチほど、長さは40センチほどに伸びる。小型の3出複葉、裏面に毛が生えていて粉白色をしている葉が特徴。花は緋紅色で小さく目立たない。海岸や砂浜に多く見られる野草。

 記:島乃ガジ丸 2017.11.11 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行
 『グリーン・ライブラリー』タイムライフブックス発行