頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

父島旅行記その13(姉さん、事件です)

2006-04-05 | 『父島旅行記』

パパヤのホエールウオッチングツアーが夕方5時半頃終了した。ちなみに田中船長が危篤な肩なのは、ん?奇特な方なのは、ほんとはツアーは4時半終了なのに、いるか探しのため、長いことねばってくれたのだ。ガソリンだかディーゼル燃料もかかるのに… 原油価格高騰の折り、すばらしい!

ほんでもって、宿シートピアに戻る。歩いて行けるのだ。夕飯は6時。腹減ったあ~

ここで事件勃発!

マッコウの間(俺たちの部屋)に入ると

 

ああああああ

どろぼうだああああ

 

物がなんにもない!

 

テーブルの上にぶち撒けて行った、コンタクト液だの、携帯だの、一緒に寝てるくまさんだの、地図だの、六法全書だのありとあらゆる物どもがどこにもない。そこら辺に置いたような気がしたLとVのマークが入ったバッグもない。なあーんにもない。

鬼と俺は顔を見つめあった

気持ち悪かった

じゃなくて、

よーく見ると、

 

片付けてある。

テレビの下の台の中に本やらキーホルダーやら全部収納されているし、そしてバッグ類は押入れの中!

なーんてぇこと!

こんなこと初めてだ!シートピアはきれいな宿とは聞いていたが、ここまでしてくれるとは… 死ぬほどぶちまけていったので、死ぬほど片付けるのが大変だったに違いない。

この話、後でYちゃんに言ったら、

うちにもそんなひとほしいなあ

 

今日の教訓

 

発つ鳥

後を濁しても

大丈夫

 

内心怒ってたのかな?でもそのこと後でなんにも言われんかったばい。

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父島旅行記その12(面白人祭り)

2006-04-04 | 『父島旅行記』

MISS PAPAYA船内にいた面白人たち:

・カメラおじさん

ウエットスーツなど着ないで、一眼レフ2台、コンパクトカメラ1台を首からぶら下げたおじさん。デジカメじゃなく35ミリのフィルムカメラ。ものすごくでかい望遠つけてた。俺が撮ってたとき、たまたま隣でそのどでかレンズで撮っていた。しかし、どう見ても、手ぶれしまくっていた。そしたらおじさん曰く、

 

これ、手振れ補正ついてんだよ

なんも言ってないよ!視線を感じたのか?その後、釧路や根室へ撮影に行った苦労話をえんえん語ってくれた。でも、その割りに海の潮風からカメラを守ることを何もしてなかったので、今頃ぶっ壊れていることは想像に難くない。

 

・怪しいカップル

やはりウエットスーツ着ない男女 船の後ろにずっといて、微動だにしない。旅行と言うより、そこら辺歩いてるカップルにしか見えないので、なんかどっかから逃亡してるとしか見えなかった。お昼のときもみんなから離れたとこにいたし。しかも歳がすごーく離れてる。親子じゃねえ?と鬼に言ったら、それはねえよ!と一喝。父島はパスポートも要らないし、不法に入国して潜伏するにはもってこいの場所である。実際あやしすぎる人たちがそこらかしこを歩いているし。

・たかちゃん(仮名)

クルーの一人で、えらく元気がいい。俺に「あと30分は大丈夫!」と優しく声をかけてくれたキュートな女性だ。しかし一人でこっそりポケットからミルク飴取り出してなめてた。俺が物欲しそうな顔をしたら、なんも言ってないのに、くれた。進駐軍の兵隊さんぐらいいい人だった。でも、ここから落ちたらどうなります?と聞いたら、

すぐには助けられないし、

ここからだと…

 

スクリューに巻き込まれてミンチだわね

と言った時に軽く殺意を抱いた

・ウエットスーツマン 

船内でやる気満々で黒光りしたマイ・ウエットスーツに着替えていた。しかし、南島上陸の際にも上まできちんと着ていく。なぜ?暑いぞ。

しかし上陸後、速攻で、

 

すみません、ここで脱いでいいですか?

なべさん&たまちゃんに却下される。暑いから可哀相ではあったが… しかし笑った。

もっと意味不明なのは、その後の海中公園のときには、なぜか参加せず、後になってまた着替えるという無駄な動き。しかし、とっても悲しいのは、彼が着替えた後には2度ドルフィンスイムの機会がなかった。結局一度も使用してないマイ・ウエットスーツであった。

その後、島でよく彼を見かけるのだが、つい笑ってしもうた。

そうそう。大切じゃないことを言い忘れた。今回のパパヤツアーはもちろん、父島旅行では

カップルが少ない。

女性同士・おとこ同士・ひとり旅 が結構多いのだ。ウエットスーツマンもカメラおじさんも他にもたくさん。

 

 

今日の疑問

 

なぜアベックすくなし?

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父島旅行記その11(ドルフィンすいむ?)

2006-04-03 | 『父島旅行記』

我々はミナミバンドウイルカを発見した。バンドウエイジでもないし、バンドウタマサブローでもない。

こいつは人懐こいので、ドルフィンスイムにもってこいだそうだ。

で、ウエットスーツその他の装備準備万端で待つ一行 船後ろで待機

しかし、おれは前回の竜宮城でサムイサムイ病にかかってしまったので、上は脱いで乾いたTシャツ&ウインドブレーカー状態。正直もう水には入りたくない。 だらーっと待機

田中船長

ここは岩に近いので、ここでドルフィンスイムは危険なので、しばらく待ちます

 

で、大勢が待ってたのだが、結局ドルフィン・スイムは出来なかった。

俺が小さくガッツポーズを取ったのはたぶん誰にも見られていないであろう。

ただし、ちゃんと書いておかないといけないのは、むしろドルフィンとスイムが出来るときの方が多いので、もし父島に行くという気持ちになってる人には、よっぽど運が悪くないと大丈夫だってさ。翌日ミスター田中に会ったときも、今日はドルフィンスイまくったよーって言ってたし。

いるかと泳ぎたいとずっとほざいていた鬼さんはちとかわいそうだったが。

ぴぃぴぃ泣くので、帰って来てからイルカなごり雪海岸通りを唄ってやった。

 

 

今日のトリヴぃア

 

イルカの本名は

神部 としえ

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父島旅行記その10(竜宮城に誘われて…)

2006-04-02 | 『父島旅行記』

やあ、みんな元気?

おいら竜宮城に行ってきたんだぜ。

なんだって?

うらやましー太郎?

ちょっとイマイチだね。

そういう訳で御座いまして、噺を続けまする。

兄島海中公園というのがございます。そこでなんとも幸運なことに、べんべんべん!MISS PAPAYAが座礁してくれたのであります!ですからごゆるりと海中を見られたご一行であった!そこへ現れたるは海上自衛隊の駆逐艦!!

いやいや座礁したら大変だった。駆逐されても大変だった。停泊して、そこからシュノーケリングってやつが出来る。正直言って大して期待してなかったが…

その前に、ウエットスーツの件

借りたウエットスーツ、あるいはマイ・ウエットスーツは船内でほとんど全員が着用している。季節柄風が寒いというのもあるが、ドルフィンが現れたとき、すぐ一緒に泳ぐためだ。ただし、着た後、上半身部分ははだけて、だらんと腰辺りにたらすというちょっと渋谷辺りのガキでも真似できない「腰履き」だ!

で、海中公園に到着。実際公園になってるのではなく、そういう名称なのだ。

 

すごいざます!

ほんまに竜宮城でおます!

 

船の上からでも膨大な数の魚、サンゴ礁がばっちり見える。

喜び勇んで、ゴーグル&管を着用し、いざ海中へ

いやいやすごかった。ダイビングじゃなくても、キレイでしたよー

田中さんが初めてここに来たとき、「ほんとに竜宮城かと思った」と言っていて、

んなわけないでしょ と小さく突っ込みを入れていたふるちん(仮名)だったが。ナポレオンフィッシュそっくりのでかい魚もいたし。一生食いきれないほどの魚だらけだ。しかも、船上からご飯つぶを撒くのでその近辺海域にはまさに芋を洗うがごとく魚だらけ。でも、誰かがご飯撒きすぎて、魚よりご飯だらけになっていたが。

残念ながら写真はない。水中に入れられるカメラではなかったので。海中遊泳を続ける俺、

しかし、

 

寒い 寒すぎる…

 

寒くて死にそうになった。立ち泳ぎもできないくせに、竜宮している鬼に寒くねえか?と聞いたら、「んにゃ!」だと。

確か50分ぐらい停泊してると言ってたので、もう45分ぐらい経っただろうと、海上から、たかちゃん(仮名のクルー)に「後、何分すか?」と聞いたら、船長に聞いてくれて

 

あと、30分は大丈夫!

 

と、人の気も知らないことを言われた。鬼だけではなく、他の婦女子もすいすいエンジョイ・シュノーケリングしているのを見ると、

ここで上がったら男がすたる

とやせ我慢。  負けるなふるちん ここにあり

  ここはオホーツク海か!

しょうがないのでウエット・スーツの中でお○っこした。まさにウエットだ。暖かかった。パパヤのみなさん、ごめんなさい。

やっとそろそろ行きマース!と声がかかったので、オホーツクから開放された。水揚げされた蟹の気持ちになった。

船上に上がって、ふと下を見た

 

なぬ?なぬなぬなぬーー!?

 

足首のジッパー止めてない!( ̄ロ ̄lll)

 

んだよー

そういうことかよー。解けて見れば謎は実に簡単であった。金田一を呼ぶ手間が省けた。

そして、誰もその点を指摘してくれなかったという事実は日頃の行いが全て起点となっていることを自覚した。

でも、きれいだったし、楽しかったですよー。竜宮城でしたよー。

 

 

今日の教訓

 

足元を見れば

その人が分かる

 

 

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父島旅行記その9(いるかに乗ってない少年)

2006-04-01 | 『父島旅行記』

今日は「いるか料理」についてご説明致します。メモのご用意を。

1.まず、遠くに目をこらします。

写真で見るとジョーズのように見えますねえ

 

2.もそっと近くに寄ると…

ほーら、おいしそうないるかちゃんですよー

 

3.さらにがぶり寄りしてみると

そこのあなたー!よだれがキーボードを濡らしてますよ。

まあ、どう考えても食べるものではないし、全日本かわゆい動物を守る会が抗議デモを起こしそうなので、やめておこう。

と言う訳で、いるかはメチャメチャ近くで見られるのだ。まさにドルフィン踊り食い!

いやいや食っちゃいけない。

結構人肌恋しいらしく、船・人に寄って来るのだ。しかし写真のはハシナガイルカで、現状に満足しているらしくそれほど人肌恋しくはないと言ってた。つまりいるかと一緒に泳ぐというドルフィン・スイムには向いてないそうだ。逆に俺たちを踊り食いの血祭りに上げるような凶暴な顔つきはしてなかったが。

なので、ここはウオッチングするだけ。その合間に鯨が出てきたりで、結構忙しい。

なぜか上下常時情事のときもウインドブレーカーを着用している田中船長が

みなさんも一緒に探しましょう

とかなりご無体なことをおっしゃるので、乗客全員がずーーーっと海を見つめていた。俺の人生で朝から晩まで海をこんなに見つめていたのは初めてだ。いかした俺のグラサン(レイバンRB38佐藤琢磨モデル)が買ってから初めて役に立ったことも明記しておこう。全てが初めてづくしの旅だった… ←遠くを見る目

その後、ドルフィン・スイムが出来たのか?竜宮城から帰ってこれたのか?

つづく…

 

今日の教訓

 

ちょっとセンチなとき、

海を見つめていると、

目が疲れる

 

 

 

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