頭の中は魑魅魍魎

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ドラマ「愛してると言ってくれ」

2020-06-24 | film, drama and TV
95年の放送をリアルタイムでは観てなかったのだけれど、その後の再放送で観ていたような気になっていた。コロナ禍で撮影がストップしているために様々なドラマが再放送されているがほとんど観てなかった。たまたまちらっと常盤貴子とトヨエツの姿を見かけて、気になっていたので、翌週の放送(第4回から6回)を録画してみた。

口がきけない耳が聴こえない画家のトヨエツ(榊)と、劇団員の常盤貴子(紘子)たまたま出会い、恋に落ちていく。最初は積極的なのは紘子の方なのに、段々と榊の方も彼女に夢中になっていく。榊の元カノ麻生祐未が出てきたり、すれ違いがあったりしてそう簡単にはいかない恋。ドストレートなラブストーリー。にすっかりハマってしまった。初回からちゃんと観たいと思って、paraviに入会してしまったよ。二週間は無料だと言うので。そして先日放送の最終話まで観てしまった。

1.常盤貴子の可愛さったらたまらない。ミスユニバース的な美女ではないのに、真っ直ぐに彼の事を思う様が愛しい。
2.ちょっとやさぐれてるようなトヨエツの色気。この役を演じられる役者は他にいるだろうか。
3.視聴者をやきもきさせるストーリー。現実の恋愛でこんなに短期的に試練は訪れないだろうが、その辺はドラマなので。
4.コミニュケーションについて考えさせられる。口で喋れる、耳が聴こえるということはどういう事か。紘子の「手話に疲れた」という台詞にはドキッとした。
5.最終話は特に素晴らしかった。10分ぐらいの話を無理やり50分に引き伸ばす、薄っぺら最終話が少なくない最近のドラマとは大違い。そしてラストで分かるタイトルの意味。自分がトヨエツに感情移入して、常盤と恋してるような気分になる、という感じでは観ておらず、やや第三者的傍観者として観ていた。しかしラストで、グイーンとトヨエツに感情移入してしまい、眼から水分が大量に落下してしまった。

 
今日の一曲

言わずと知れた主題歌。 DREAMS COME TRUEで、”LOVE LOVE LOVE”


では、また。
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