頭の中は魑魅魍魎

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『兄弟の血』アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ

2018-11-01 | books
「熊と踊れ」の続編。軍から銃を盗み、銀行や現金輸送車を襲う大事件を起こしたレオ、フェリックス、ヴィンセント。凄まじい警察との攻防戦の後、逮捕された。弟たち二人は既に社会復帰し、ついに長男レオの刑期が終わる日が来た。レオは刑務所の中でも次の犯罪の準備をしていた。目をつけた新しいパートナーはサム。一緒に計画を立てた。実はサムはレオたちの事件を担当した警官のヨン・ブロンクスの兄だった・・・

上巻の終わりぐらいでダレてきた。長い。長すぎる。

しかし、下巻に入ってから猛烈に面白くなってきた。警官の制服やバッジを入手するのだが、その理由が分かるあたりから、すげーなー、この犯罪者すげーなー、と感心してしまった。

一応タイトルにあるような、レオと弟たちVSヨンと兄のような対比がテーマなのだけれど、そちらはそんなに心に響かなかった。犯罪の手口こそが面白かった。


兄弟の血―熊と踊れII 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ
早川書房

兄弟の血―熊と踊れII 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
早川書房



今日の一曲

あいみょんで、"GOOD NIGHT BABY"



では、また。
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