親に捨てられて施設で育ち、准看護師となった山本弥生33歳。捨てた親に対する気持、准看護師という立場での仕事、横暴な医師、手術ミスを繰り返す院長、きちんと仕事をする弥生。そんな中やって来たのは新しい師長。患者さんを第一に考え、医者は医者のすべき仕事をし、看護師は看護師のすべき仕事をしなくてなという正論を上まで通せる人だった。それまでの職場は変わった。師長、患者を通じて弥生自身はどう変わっていくか…
うーむ。「きみはいい子」も良かったけれど、こっちもすごくいい。ラストも好きだ。
言葉の選び方なのか文体のせいなのか、主人公の誠実だけれどどこな温かくなりきれない複雑な性格をうまく表現してる。淡々なストーリー展開にも主人公に対しても何やら愛おしいような気持になる。
現在放送中のドラマ「Woman」を観ているときと同じような気持ちになる。真摯に生きる者、軋轢、葛藤、息苦しくなるストーリー。
こういうドラマもこういう小説も、昔なら、観てられねえよ、読んでられねえよ、こんな暗いの、と切り捨てていただろう。その頃よりも少しは大人になったのか、暗さの中に何か、ちょっとした何かを見出せるようになった。
その何かとは何なのかを表現できるほどには大人になってはいないのだけれど。
今日の一曲
JUDY AND MARYで、「あたしをみつけて」
では、また。
うーむ。「きみはいい子」も良かったけれど、こっちもすごくいい。ラストも好きだ。
言葉の選び方なのか文体のせいなのか、主人公の誠実だけれどどこな温かくなりきれない複雑な性格をうまく表現してる。淡々なストーリー展開にも主人公に対しても何やら愛おしいような気持になる。
現在放送中のドラマ「Woman」を観ているときと同じような気持ちになる。真摯に生きる者、軋轢、葛藤、息苦しくなるストーリー。
こういうドラマもこういう小説も、昔なら、観てられねえよ、読んでられねえよ、こんな暗いの、と切り捨てていただろう。その頃よりも少しは大人になったのか、暗さの中に何か、ちょっとした何かを見出せるようになった。
その何かとは何なのかを表現できるほどには大人になってはいないのだけれど。
今日の一曲
JUDY AND MARYで、「あたしをみつけて」
では、また。
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