頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『銀花の蔵』遠田潤子

2020-06-16 | books
1968年、画家になりたかったが仕方なく実家の醤油蔵を継ぐ父について行った娘銀花は10歳。怖い祖母多鶴子、父とは大きく歳が離れた父の美しい妹は桜子。そして母には万引き癖がある。蔵には伝説があって、正式な後継者には座敷童が見えると言う。見えたのは父ではなく、銀花で・・・

面白かった。過去の遠田作品には全然似てない。(あまり読んだことはなく知ってるのは映像化されたものばかりだけど)宮尾登美子っぼい気がする。

一人の女性の半生を描いた年代記のような小説で、うまくいかない商売やいじめ、結婚など様々な困難や喜びがそこにはあった。
 
今日の一曲

ラジオから流れていた。The Christiansで、" Harvest For The World"



では、また。


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