関西の遊園地が舞台。様々な従業員の悲喜こもごも。メリーゴーラウンドオタクや真面目なインフォメーション担当、離婚して息子を夫に取られた清掃担当、Twitterで見かけた女性を好きになったメリーゴーラウンド担当など。
爽やかなのにしっとりした人間ドラマ。面白かった。
「はたくんLOVE」などと蛍光色で書かれた巨大なうちわをつくっている妻の姿など、あまり積極的に見たいものではない。一度など、部屋でライブのDVDを流しながらひとりで光る棒を振って一心不乱に踊っているのを目撃して動揺したが、照代は「だってファンなんやもん」と平気な顔をしていた。楽しげな妻の姿を見るたびに腹の底から沸き上がるこの感情の正体を知りたくない。嫉妬では断じてないはずだが、なにかほの暗いものであることはたしかだ。
正体を知りたくない感情。巧い。
他人は自分の人生ドラマに現れたり消えたりする登場人物のようなもので、だから当然入れ替わりがある。端役だと思っていた相手が急に重要な役をつとめたり、準主役だと思っていた相手が急に消えたりする。生きていたらそういうことの繰り返しだ。
生きるとは人生というドラマを観ることなのかも知れない。なんてな。
今日の一曲
先日ラジオ「たまむすび」にゲストで来ていた。T字路sで、「愛の讃歌」
では、また。
先日ラジオ「たまむすび」にゲストで来ていた。T字路sで、「愛の讃歌」
では、また。
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