『愚管抄を読む』大隅和雄 講談社学術文庫 1999年(平凡社1986年)
藤原忠通の子であり、天台宗のトップ天台座主でもあった慈円の書いた「愚管抄」 歴史書でもあり日記でもあり哲学書でもある。それを易しく(?)解説してくれる本。
法然の教えに対する軽い批判とか、へぇと思いながら読んだ。
全ての存在は道理に支えられているとか、その道理は移り変わるとか、800年も前の人の哲学、思想に「そうそう。そうなんだよな。最近の人の思想にはあまりそうなんだって思わないんだけどね。貴方の方が私と気が合うのかもね」なんてつぶやいたりもした。
次は、北畠親房の「神皇正統記」でも読んでみるかな。いや、それ以前に「愚管抄」の現代語訳を読み、そして原文を読めって話なんだろうな。読まないけど。
では、また。
(すごく良かった本でも、レビューが今回のように短かったりするのは、単にメモを取る�時間�気力�場所/方法、があったかなかったかに依るだけなので、本の良し悪しとは無関係)
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