41歳になった。

誕生日を明かすことが問題になるのかよく分からないのだが、まあいいだろう。

１９６５年５月１８日（昭和４０年）だ。

この日何があったか？
世界的には確か重大なことは起きてなかった。ベトナム戦争の中で何か出来事はあっただろうが。

日本ではちょっと嬉しいことがあった。それはボクシングの伝説的チャンピオン、ファイティグ原田がバンタム級で世界チャンピオンになり、二階級制覇したのだ。ガキの頃から、これだけは刷り込まれてる。俺の本名がこの原田氏にちなんでるので。残念ながらファイティングふるちんではないが。

　　よく、

死んだ父の歳まで生きられるかどうか不安だったと言う人がいる。
残念ながら、父は生きてる。たぶん。実家も引っ越したらしいがどこだか知らない。死んだとは聞いてないだけかもしれないが。

　　それよりは、

俺の永遠のヒーローバカボンのパパとついに同じ歳になったかと感慨深い。
元祖天才バカボンの終わりの唄は悲しげで

　　４１さいのはーるだーからー
　　元祖天才バカボンのパーパーだーかーらー
　　冷たい目でみーなーいーでー

ついにあの人と同じ歳になったか。今この唄を思い出すと、冷たい目でみないで、なんてある意味俺と同じじゃないか…

　　また、

ああまた歳とっちゃったとか、若返りたいとはこれっぽっちも思わない。どうでもいい。別に昨日と今日も変わらないし、よく考えてみれば３０年前とも大して変わってない。いろんな意味で。

ま、堅い話をすれば、
若い頃分からなかったことが多少分かるようになった。

音楽しかり、小説しかり。映画も。人の気持ちが分かるようになったとはいえないが。
オペラなんて２０代の頃は寝るもの。クラシックもバレエも同様。しかし段々良さが分かってきた気がする（もちろん一端だし、演歌の良さはまだ分からないが）あるいは小説が扱う人の心の機微とか。例えばリリー・フランキーの東京タワーを読んで泣いた人が多いという。二十歳の人が流す涙とリリーさんと同じ時代を生きた人では涙の種類が多少違うような気がする。たぶん。ジェリー・ブラッカイマーらしくない映画「ヴェロニカ・ゲリン」で涙が止まらなかったのは、たぶんこの歳だからなんだろうと勝手に推測する。
あるいは学生の頃大嫌いだった理科系のこと。これがいい歳して読んでみると意外と面白かったりする。また人間そのものを扱う歴史・哲学・宗教・政治などなども「昔よりは」面白くなってきた。頭がよくなる訳がないので、好奇心の問題なのか？ま、よくわからん。

てな具合で若いガキのときに面白かったのに、今つまらないものは少なく、ガキのときつまらなかったのにおっさんになって面白いと思えるものはそれよりは多い気がする。面白いことが多ければ、それはいいことではなかろうか？


とえらそーなこと言っていても、どう考えても１１歳ぐらいから精神的には全く成長してなくて、まさかこんな大人になるとは思わなかった。タイムマシンでヤングふるちんが現代にやってきたら、たぶん気絶するだろう。

だって↓




今日の教訓




26歳の
彼女がいれば
４１２６
ヨイフロ