「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾 光文社 2010年(初出バーサス2004年10月~、小説宝石2006年12月~2008年2月号)
アルペンスキーの元名選手。娘が同じように有力選手への階段を登りつつある。二人の遺伝子から関連性を見い出そうとする研究者。遺伝子の優性からやりたくないクロスカントリースキーをやらされる少年。娘の出生の秘密を軸に、謎解きとスポーツが絡んで・・・
ふむ。直前まで「Nのために」を読んでいたのでつい比較ししまう。Nの方がネタとして大きくいけるのにやや読みにくい。カッコーはネタはそれほど大きくないのに読みやすいし読ませる。
アルペンスキー小説であるので、冬季オリンピック開催中の現在とてもタイムリーである。しかしスポーツがメインであると思っていると意外な展開。タイトルにもあるカッコウの卵は果たして誰のものなのだろうか?
カッコウは産んだ卵を他の鳥の産卵した卵に混ぜて育てて貰うそうだ(託卵)育ての親と産みの親という単純な話ではなく、その辺りはぜひ読んでいただきたい。
と私らしくない(かどうか分からないが)、簡素なレビューにて失礼。
今日の教訓
カッコウの
カッコウをして
ガッコウへゆく。
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