「漁港の肉子ちゃん」西加奈子 幻冬舎 2011年(初出パピルス2011年4月号~8月号)
「円卓」や「地下の鳩」で楽しませてくれた作者。今回は、北陸の漁港の焼き肉屋の店員、あだ名は肉子ちゃん。太っているから。38歳。天真爛漫(?)で明るい。娘は小学生、キクりん。真面目。キクりんから見た子供のめんどくさい世界と大人の世界…
この表紙はよくないと思う。肉子ちゃんは、男好きでSEX好きの肉欲の塊である肉欲小説だと思ったから。そういう部分がないわけではないけれど、表紙にするほど全面に渡ってそればかりじゃない。むしろ、やや普通のホームドラマ。いや普通の定義にもよるけれど。
私は「円卓」の方がはっちゃけていて楽しめたけれど、悪くなかった。肉子ちゃんの、キクりんへの置手紙に笑わない人はいないだろう。
映像化してみると面白い作品になると思う。主演は渡辺直美かな。
では、また。
よい作品でしたね。
主演は渡辺直美さん、ナルホド。
おっしゃる通り、とても良い作品でした。
小学生の女子の関係は私の場合無縁でしたが高校の頃ややこしいと感じた。
男友達と漫画と音楽の話しに費やしていたから女子仲間と離れられて良かった
女子は集まると怖いわぁ
肉子ちゃんの漁港が気仙沼をイメージしたとあり感慨深いものもある。
「きいろいぞう」は宮崎あおいで映画化
いまは図書館から「硝子の葦」と「凍原」あとは大島弓子の漫画選集を懐かしい気持ちで借りてみた
直木賞の鍵のない部屋も読んでみたいです
女子は集まると怖い、と多くの「女子自身」が言うのが長年の謎です。
確かに「単独女子」と「複数女子」はまるで別の生き物のようです。
しかしなぜそのような現象が起こるのか、いまだによく分かりません