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今回Amazon.co.jpのアフィリエイトから画像持って来れなかったのでAmazon.comからパクって来た。著作権的に問題あるが、許して。
さて
シンガポール航空機内で見た映画レビュー第二弾。日本未公開らしい。今回も字幕・吹替えなし。一発目は「もしも昨日が選べたら」だった。
最初に告白せねばならない。
この映画2回も見るはめになった。なぜか?
行きの機内。見ようと思ったら、前のやつがシートを思いっきりリクライニングした。すると、画面が下を向くのだ(分かる?斜めだね)仕方ないのでこちらもリクライニングしたが、別のやつが読書用ライト(自分とこだけ明るくなるやつ)をつけやがったので、横から光が入り、画面がほとんど見えなくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/6f/e929bfc8567168b182d083af5e04bba2.jpg)
これよりもっとヒドイ。
しかし、ラジオドラマだと思って、音声だけ聞いてみた。
しかし、なんのこっちゃか分からない。サッパリ。
そんときの教訓
映画は
音声だけじゃ
わからないのね
ので、
気を取り直して、帰りの飛行機で凝りもせずに、また見た。
ストーリーは
「シカゴカブズの試合中に球場で出会うジェニファーとヴィンス。どういう訳か恋に落ち、そして一緒に暮らすことになる。ところが待ち受けているのはヴィンスの傍若無人な様。我慢できないジェニファー。しかしアパートは気に入ってるし、お互いに彼氏・彼女ができるまでは同棲続けましょうということになる。そのモラトリアム的同棲はどうなって行くのか・・・」
大いにネタバレしないとあまり評判がよろしくないらしい、この映画の意味を伝えられないので、後で(結末は明かさない)ネタバレビューで語る。
やや小ネタ
①映画としての構成が面白い。大したネタでないので構わないと思うが、冒頭ではヴィンスとジェニファーが球場で出会う。しかし、ヴィンスのナンパをジェニファーが断るところで終わってしまうのだ。じゃ、いつつきあい始めるの?きっかけは?
なんと、それが分からないのだ。
しかし、本編が始まる前のスタッフ・ロール(produced byとかってやつだ)が流れてる裏で、二人のラブラブ写真が、次々と流れる。なぜかNotre Dame大学のスエットシャツを着てるヴィンスがいたりして。そのロールの時に、二人はどういうわけだかワカランが、つきあってるらしいと分かる。
で、本編になると、ラブラブムードが払拭されてやや険悪ムードが始まる。
効果のほどは不明だが、作りとしては面白い。ハリウッド映画にありがちな、ただカットしただけかも知れないが。
②見所は期待していた美しいジェニファーではなく、ヴィンスのマシンガン・トーク。この映画を見て、好きになった。
③ジェニファーの全裸後ろ姿がおがめるが、どうでもよかった。
④ある意味コテコテの美女と野獣の二人。男と女は違う生き物だと言うことをこれでもかと・・・ ヴィンスの行動は笑えるが、女性だったら、みなサイテーと言うだろう。ジェニファーには何にも否がないので、だったらどうしてあんな男と?誰もが思うだろう。しかし、映画の最後の方に、少しそのヒントがある。
⑤邦題は知らないが、原題はタイトルがタイトルだけに、結末を予想してしまうだろう。しかし、予想される結末になるかどうか、それを見る映画ではないと思う。結末より、プロセス。
総合的に強引なまとめ:
単なるラブコメディーを期待して行くと肩すかしをくらうだろう。
あまりにもガキなヴィンスが色々と笑わせてくれるが、それで笑えたとしても、いや、それが笑えた「だけ」なら、あまり見る価値のない映画かもしれない。もっと他に見るべき映画はあるだろうから。しかし、違う見方をしてみると、充分見る価値のある映画だと思った。それについては、下で思いっきり語る。長いぞ。
結論:
ガキには分からない、ラブ・コメディの皮をかぶった実はややシリアスな同棲物語。
として、当たり障りのない、キレのないレビューは終わりにする。
※思い切ったネタバレビュー = 「この映画は何を伝えようとしていたのか?」
結末だけは語らない。
比較的最初のシーン。
ジェニファーの家族やらヴィンスの友人やらが彼らのアパートにやって来てお食事会をする。
この映画で一番俺が笑ったシーン。
ジェニファーの兄(ジョー・ペシに似た面白顔)が、
「ハーモニーをかなでよう!」などと言い出して、ボーカル・パーカッションを始めるのだ。
「君はパ・パ・パ」とか「君はドン・ドン・ドン」とか周りにやらせる。
何がやりたいのだ?
段々リズムセクションが完成した所で、ジェニファーに
「ダララッラダッダラー」
そんときにあ!イエスだ!「ロンリー・ハートだ!」
と分かった。
それからヴィンスに「キック・ザ・ドラム!キック・ザ・ドラム!」と強要するが、断るヴィンス。するとジェニファー兄が、思いっきりヴィンスに顔をくっつけて
「Move Yourself!」
大爆笑してしまった。ロンリー・ハートを歌い始めるのだ。妙に上手いのが気持ち悪いのだが、迷惑そうなヴィンスの顔も笑える。
しかしこのときに疑問が芽生えた。
なぜロンリー・ハートなんだ?
有名な大ヒット曲とは言え、古いぞ。
なんかこれが引っかかった。
するとだいぶ時間が経ってから、意味を見つけた。
映画はほぼラスト近くになる。
約束は破るヒドイ男ヴィンス。
ついにジェニファーは泣きながら、
「ただあたしはcareして欲しかっただけなの。少しでもappreciateして欲しかったんだよ。シクシク」
なぜかこの台詞は俺にずこーんと入ってきた。うまいぞジェニファー。
そして、思った。
これ、俺のことじゃん。
エロい、片付けられない、ジャンクフード大好き、人の気持ち知ったことではない、「でかいガキ」
なんだか俺が叱られたような気分になったので、その分この映画が個人的にツボに入ったのかもしれない。
そしたら、翌日。
突如としてヴィンスは反省するのだ。どんな反省かはさすがに書かないでおこう。
しかし、その反省遅すぎじゃねえか?
遅すぎかどうかは結末を見て判断してもらうとして、
ここからは俺の解釈。
ロンリー・ハートの歌詞に込められたメッセージ
→(長い時を経て)→
やっとこさ、反省するヴィンス
その間のタイムラグを楽しむ映画であり、
実は、ロンリー・ハートが大きな意味を持った映画である
と勝手に思った。
しかし、脚本家監督たちが意味もなくロンリー・ハートを使う訳もないので、俺の解釈がたとえ違っていたとしても、意味は必ずあるはずである。なきゃ怒るぞ。
私見ではあるが、ロンリー・ハートがどんな歌か知らないと知っているとは、映画の見方が変わる(と信じたいので)
ご興味のある方には、6分間もあるPVはここ
最後にこの歌「ロンリー・ハート」は原題を
Owner Of A Lonely Heartと言う。
孤独な心の持ち主。
孤独な心を持ってるのはヴィンス?
それとも、
あなた?
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ジョンアンダーソンのシャウトも素敵
下手なサスペンス見るより面白い?ですかね
途中はドラッグ中毒か?と思ってしまうが
オチ?は・・・自分の道を行け?
みたいな? 周りと逆走して・・・END
ベースの進行から、今時のブラック系にサンプリングされそう(もうつかわれているか?)
あ・・・YESの感想で終わってしまった
僕。
今日はお客さんが少なかった、うちの店です。
私もPCいじり中はよく音声のみでテレビを聞いてますが
映画はやっぱりムリなことが多いです。
ラブコメは基本的に嫌いなのですが
シリアスならまだ見る価値はありそうですね^^
ボーンって確かつきあってて別れたってなにかで
聞きましたよ。これはまだラブラブ(死語)
の頃なんでしょうかね。
ロンリーハート昔、ツレと遊びでバンドで
コピーしたことあるんですけど(苦笑)
あの途中の「どんがらがっしゃん!じゃじゃじゃじゃ
じゃーん!」ってのがどうやっても再現出来ませんでした。最近のキーボードならオーケストラヒット
一発で出るので出来るかなぁ(笑)
またお邪魔します。
読みたいけどふるたんの記事ちゃんと読めんよ。
だって知りたくないもの!
ジェニファー・アニストンは好みじゃないの?
オレの青春の名曲でございます。
MTV見倒してた80年代よ……。
おかげさまで久々に(20年くらいぶり??)PV見ました。
ところでジェニファーってブラピの元嫁としか認識してなくて、そういえば動いてるの見たことないです。
私の中ではオリックスの谷と同じような位置づけなり。こっちはまだ結婚してますけど。
これ観たのね~♪
タイトル通りに別れちゃったね、このふたり、、、
ラストを撮りなおして結末替えちゃったんだって。
日本にはいつくるか未定だけど
きっとDVDスルーかな?
アンジーよりもチームジェンなので観る予定よ
この手の映画に何か自分なりのオチを見つけると
えらくツボにはまって、哲学者になるのだ(私ね)
で、実生活と省みたりもする
で、思うのよ、孤独なのは私ではない!
あくまで強気なのです
あの「ナニ喋ってるのか、もっとゆっくり喋ってくんなきゃわかんえーよ
しかし、、この映画の中のヴィンスがやっていた役、、さ、、
あんなに屁理屈を言って、ワガママし放題で、、大人子供みたいな男性は、、やっぱしダメよね。
女性は確かに強いけど、、好きな男には甘えていたいのよ。
ちょっと思い当たる節がある男性が見たら、、
ドキーーーーーーーーーーン、、な映画だろうね。。