web本の雑誌内の「作家の読書道」という面白いインタビューがある。毎回作家がそれまでにどんな本を読んできたかを話してもらうという企画。
「船に乗れ!」の藤谷治さんのインタビューを読んでいたら、おっと思った。
そう言えばいるなー ブログ記事を片っ端から本にしてる人。藤谷さんはそういう人に含むところがあるわけね。ふむふむ。「船に乗れ」は今読んでいるIIがあとちょっと。IIIもたぶん数日中には読み終わる予定。インタビュー内で藤谷さんが影響を受けたというイアン・マキューアンの『贖罪』、フロベールの『ボヴァリー夫人』、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』は未読なので、iPhoneにメールを送って、本屋でチェックすべしリストに入れた。
ずっとマーキュアンだと思っていたのに、マキューアンだった・・・はずかし・・・
「船に乗れ!」の藤谷治さんのインタビューを読んでいたら、おっと思った。
口幅ったいけれど、子供の頃に読んだドストエフスキーとかディケンズの生々しい気持ちが分かるような気がします。彼らは何をおいても、金のために書いたんですよ。作曲家の話に託して『船に乗れ!』にも書いたけれど、僕はいいものを作らなきゃ干されるという気持ちで作られるのが芸術だと思うんです。最初から生活を保障されていて、「藤谷さんが書けば何でも売れますよ」と言われてブログの抜粋を片端から本にしていくようなことは、僕にはできない。『罪と罰』は売れた、でも『悪霊』は売れるか分からない、というところでドストエフスキーだって書いている。ディケンズだって、自分の雑誌に連載小説を書いていたけれど、それが面白くなかったら雑誌そのものがつぶれちゃうんだから。そういう中で芸術たらんとするという、それは芸の一種ですよね。芸としての芸術が本当の芸術だと思います。そのヒリヒリした感じというものを、いい気分じゃないけれども植えつけられて思い知らされたって意味では、サラリーマンの10年間は無駄じゃなかったと思う。でも10年は長かったなあ。(引用終了)
そう言えばいるなー ブログ記事を片っ端から本にしてる人。藤谷さんはそういう人に含むところがあるわけね。ふむふむ。「船に乗れ」は今読んでいるIIがあとちょっと。IIIもたぶん数日中には読み終わる予定。インタビュー内で藤谷さんが影響を受けたというイアン・マキューアンの『贖罪』、フロベールの『ボヴァリー夫人』、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』は未読なので、iPhoneにメールを送って、本屋でチェックすべしリストに入れた。
ずっとマーキュアンだと思っていたのに、マキューアンだった・・・はずかし・・・
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