地域男子

久しぶりに太陽も顔を見せ、暑い。
蒸し暑い。
定食メニューは、冷やし中華。
頂きもののメロンもついて、普段よりずっと豪華。
食べ終わって戻ってくるトレーの上の残菜も、少ない。

忙しく過ごし、閉店時間近くに。
福祉亭のボラさんに老人会を紹介されて・・と高齢男性がみえる。
ご家族も亡くなり、気がついたら80だったと。
しっかりしておられる。
でも、やっぱり80代の影は、あって、コミュニケーションがとれているようで、とれない。
とれない、というより、時間がかかる。
現役時代は、きっと管理職さんでしょう。
メモを盛んにとられる。
何度も同じハナシが行き来。
ご近所にお住まいなのに、福祉亭のことに気づかなかった・・と。
独居になられると、情報が新聞とＴＶからだけになりがち。
地域情報からは、ほぼ遮断されてしまいがち。
良いご縁となるといいです。

もう一つ、昨日、へ～～と思ったこと。
いかにも、もとサラリーマン。しかも、たぶん、優秀な。
地域で今までも、何度も出会う。
でも、福祉亭に関心を持たれるような行動もなく、しっかり暮らしておられるフウ。
そのかたが、なんと！お隣の7月のイベント情報の看板前に立って、情報を確認しておられる。
店内から、50代のいかにもビジネスの世界で活躍できるようなお姉さまが出て来られると、今度は、楽しそうにおしゃべりされる。
へ～～～・・！！びっくり！！
情報の確認でしょうが、そのイベントにご参加の意向を持っているような様子。
福祉亭のちょっと歳のいったお姉さまとの会話には、関心もなく、もちろん、定食にも関心もなく、もちろん、福祉亭の催事には、指一本の興味関心がなさそう・・でしたのに。
でも、なんともその正直さに、カラダの中から笑いがこみ上げてくる。
やっぱり、寂しいし、時間を持て余しておられる。
ご自分への幻想を､早く捨てられるといいのにね。
地域は、楽しいですよ。
漂うような暮らしより、遙かに。