地縁

賑やかな一日も終わって、そうそう、お弁当の配達・・と出かける。
隣の街区。
住所のメモをしていなくて、記憶で。
管理棟で聞いてみよう・・・と思っていると、知り合い。
あ～よかった～～・・
ねえ、一緒に管理事務所に行って・・とお願いしてみる。
気持ちよくお付き合いくださって、窓口に。

でも、ダメ。
教えて頂けない。
同じ住民でも。
わかっていることだけれど、管理の壁が高く、メンドウ。
う～～ん・・

結局、ポスティングの時の記憶で、ポストの表札を確認。
住まわれている数が多いので、ポストの位置もいくつも。
その時、気づかなかったのですが、一か所見落とし。
見落としているので、わからず、とうとう、同じ街区の知りあいに電話。
知りあいも、なんとか記憶されていたかた。
でも、部屋番号まではわからない。
うろうろしていると、福祉亭でついさっきご利用のかたとばったり。
同じ号棟。
お名前を言っても、知らないなあ・・と。

結局、最初見落としていたポストの位置に気づいた相棒さんが、配達先のお名前を発見。
やっぱり、おぼろげな記憶に間違いはなかったのですが。
やっと、お部屋の前で、ピンポン。
まだ、血の気のないお顔で、玄関先に。
ワタシは、お弁当をお届けできて、やれやれ。

それにしても、支え合う街づくりのハードルが高い。
思いもかけない事件の発生もありましたから。
安心が最優先・・となるのでしょう。
近くの分譲街区も、私有地につき部外者侵入お断り・・の立て看板。
そんな、こんなの街区からも、福祉亭にみえます。
都会の地縁の構築は、どうしたらいいのかなあ・・