福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

介護

2019-06-03 05:29:30 | 日記
人としての育ちもあるけれど、地域も育つ。
人の育ちは、目に見えるように思うけれど、地域の育ちは、なかなか。
でも、地域を構成するのも、人。
商店街を構成しているのも、人。

土曜日、レジかごをスーパーに戻しに外に出る。
お隣の豆腐屋のお姉さんが、杖をついたご高齢の男性を支えている。
うん??
慌てて、車椅子を出す。
退院直後なんですが、眼科の受診もあるし、外に出たほうがいいと思ってと、付き添う家族。
ご家族も、高齢。
車椅子に腰を下ろして頂いて、フットレストに足を乗せて頂こうとしても、どうも足が硬直している。
福祉亭からも出てみえた助っ人さんと、やっと、足を定位置に。
車椅子を誰が押すか、瞬時、それぞれが迷う。
結局、ご家族が。
でも、ご自宅までには、緩やかな坂がある。
下り坂と上り坂。
ブレーキはあるけれど、筋肉も必要。
ダイジョウブかなあ・・と思いつつも、ご家族にお任せする。
お豆腐屋さんのお兄さんが呼ばれ、付き添うことに。

夕方になって、そのお兄さんに、ご自宅は1階でしょ?ダイジョウブだったの?と、尋ねると、3階だったんです・・と。
え~~~!!
あの足取りで!!
びっくり。
結局、3階まで、お兄さんがおんぶして、お部屋の中は、肩につかまって頂いて、ベットに・・だったんです、と。
また、びっくり!!
包括につないだの?と尋ねると、はい、と。
確実に、要介護1か2。

日曜日に読んだ福祉団体の冊子。
最近どうも、気持ちが離れる。
運営集団は、非常に優秀。
全国の旗振り役。
でも、日常の地域の姿を捉えているのかなあ・・と、ついブゼン。
国の官僚さんたちも、目の前にいるのは、優秀な頭脳集団。
目の前にあるのは、数字。
フレイルになった一人ひとりの民の姿や、お身体の痛み、不安定さなどを支えたことがあるのかなあ・・と、つい思ってしまう。

ただ、昨今、官僚と言われたみなさんの事故、事件が続いている。
経歴が輝かしいばかりに、あまりに痛ましい。
それぞれ、人として、悩みを持たれ、苦労されておられる。
どこかで耳にした言葉に、晩節を汚す・・がある。
人として最後のステージをどうこれから過ごされるのかと、他人事とは言え暗い気持ちになりますよね。







コメント
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