福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

閉店後

2010-06-27 07:59:58 | 日記
ちょっと冷房が効きすぎ・・土曜日。ソロソロ閉店の準備に取り掛かった頃,数年前によく車イスでみえていた若いご利用者が,杖でみえる。つい,先日も,一緒に暮らし始めたかたと立ち寄ってくれた。
ここ数年,街では出会うけれど,福祉亭にはみえず,見えていた頃は,随分気を使っていたつもりなのに,どうしたのかなあと,思うこともあった。それでも,地域はありがたい。切れてしまったと思っていた関係が突然,修復することもある。
生ビールの注文。どちらかと言うとシャイで,なかなか意思をはっきりさせられない印象なのですが,酔いが回るにつれ,若い男性らしい会話や表情になられる。居合わせたボラさんたちも,のんびり輪をつくる。濃い味が好きで,野菜ギライで,脳梗塞になられたと聞いていた。それに加えて,酒豪だったということがわかった。さして酔うという様子もなく9杯。1杯で上機嫌になってしまうコチラとは随分ちがう。
ムカシ話やら,なにやらで盛り上がっていると,いつまでも開いているシャッターに不審顔のみなさんがまた,入って来られ,ますます座が盛り上がる。お寿司のさしいれまで届く。ボラさんも含め,福祉亭があって,知り合いとなったみなさん。
店内が明るいので,覗くのは大人ばかりでなく,子どもたちまで。
この夜更けに・・?と思っていると遅れてお母さんたちも。
もう,お終いですと言いに出ると,子どもの一人が「また,お水飲みに来るね」と,こちらを見上げながら言う。
そうか,昼間のお水ぐみの子どもたちだ。「うん,また来てね」というと,「うん」と頷き,先に行ってしまった他の子やお母さんたちを追いかける。
福祉亭は「子ども110番」の店。日常からつながらないとね・・いけないのです。子どもの存在を煩わしく感じるご高齢者もいるので,なかなか十分なことはできないのですが,子どもたちはちゃんと,こちらの愛情を受け止めている。かわいい。
コメント
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