福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

病気

2010-06-20 05:05:42 | 日記
福祉亭に行くと「結局入院される・・」という話と,来ることを約束していた方がめまいで来られない,それから,ラウンジの故障中のマッサージチェアの修理にいつ行ってもいいのかという連絡があったと・・。
入院の方は,昨日の電話は明るい声でほっとした矢先でした。この暑さは食事がとれないお身体には堪えられたのか・・。
めまいの方はご心労でしょう・・。心労は身体まで影響する。
ラウンジのチェア。修理をお願いした先は「おもちゃ病院」。
「今すぐ,行く」と。
大きなマッサージチェアの修理におもちゃ病院のボラさんたちのご出動・・。

やって来られた3人組。みな白髪。お一人はすぐ,別の修理に戻られ,お二人で,さっそくチェアの分解。手際がいい。
蒸し暑い午後。外気だけでは暑い。エアコンを入れて差し上げなければとスイッチ。しばらくしても,涼しくならず,エアコンが冷房かどうか確認したい。その字が見えず,老眼を取り出す。ふっと気がつくとお二人は眼鏡もかけられず,修理にとりかかられている。
「目がよろしくていいですねえ」と声をかけると「いや,だから眼鏡をはずすのです」と。
そうか。普段眼鏡をされている方は眼鏡をはずして,細かい仕事。眼鏡をかけないこちらは,細かい仕事の時は老眼なのです。
チェアはお二人の手で,背中の機械部分が露出。布カバーがはずれると,病気!ということがすぐ,理解できる症状。
レントゲンでもわからず,開腹して,手術というような病気の時でも,手遅れで,患部はそのままに,手術を終える時があるように聞きますが,チェアもそれ。
故障の個所を長い間放置していたので,モーターのベルトが過稼働して,ベルトそのものが,削られ,伸びきっている。
それでも,お二人で,細かい配線を確認されたり,なにやら・・。リモコンも開けて基盤も見てくださる。頭を寄せ合い,覗き込まれ,考え考え,あれこれ。
NPOセンターに行かなければいけない時間になってしまい失礼したのですが,結局,修理は無理でした。
高齢期はどこか不具合が生じると,手術を避け,だましだましということが多いのですが,チェアはまだ,若い(新しい)時期の故障。早く修理をしていればここまでにはならなかったでしょう・・ということだけが,分かりました。人間と同じなのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする