将棋界の”伝説”と呼ばれる加藤一二三・九段が現役生活に別れを告げた。14歳7か月の史上最年少でプロになって「神武以来の天才棋士」と呼ばれ、以来63年間、77歳の史上最年長棋士となっていた。その間名人位など数々のタイトルを獲得をしたが、順位戦最下位クラスからの転落が決まり、規定によって20日の対局の敗戦で現役引退が決定した。折しも将棋界には14歳2か月の最年少記録でプロに昇進した藤井聡太四段が彗星のごとく現れ、その第一戦が両者での対局となった。この一戦に勝った藤井四段はその後も破竹の勢いで勝ち進んで、今日(21日)負けなしの28連勝という最多連勝記録に並び新たな”伝説”が誕生した。ドラマを見るよりもドラマチックな将棋界の新旧伝説の交代ではある。
女優の野際陽子さんが先日亡くなった。肺腺がんの闘病中だったとかで享年81歳という。ニュースとしては遅まきながらで取り上げたのは、知的な雰囲気を持った女優さんだったからで、なるほどNHKの元アナウンサー、報道番組の司会でも務められそうなところが他の女優さんと違うところであった。私もよく視る昼のドラマ「やすらぎの郷」では出番を全て収録してから他界した、とプロの役者魂が話題になった。改めて合掌
プロ野球のセ・パ交流戦が終わった。リーグ対抗ではパ・リーグが56勝51敗(1引き分け)で8年連続で勝ち越したという。昔からオールスター戦では「人気のセ、実力のパ」と言われて来たが、交流戦でも通算でパ・リーグが12勝1敗とセを圧倒している。
さて、それについて朝日新聞は21日のスポーツ欄でその要因を解説していた。それはDH(指名打者)制を採用しているパ・リーグが有利で、大リーグでもDH制のアメリカン・リーグが優位にあるという。交流戦等ルールが違うチームの試合は主催側のルールによることが多いが、その場合私はDH制を採用している方が不利だと考えていた。何故ならDH制採用のパ・チームのピッチャーは全く打撃練習をすることがないから打席に立てば完全に捨て駒になるが、セ・チームでは打席に立たねばならないから一定の打撃練習はしており9人目の打者の役を果たす・・・という理由である。
ところが新聞では逆の説が書いてあった。「DH制では攻撃力がアップするため投手はより高い実力が求められ、打席に立たないのでより投球イニングが長くなるので成長もする」という。私の考えとの違いは、投手の打撃力の違いより投手のレベルアップが勝るということだろうか。
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