フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

加計学園問題の疑惑文書/安倍一強の構造/ネット接続がトラブルに

2017-06-17 22:07:08 | 日記

   加計学園を巡る疑惑の文書がやはりあった。「やはり」というようなものではない、始めからあるのは分かっていたことだろう。それが「確認できない」だの「調査の必要はない」だの言い逃れをして来ただけのことで、再調査に追い込まれて文書が白日のもとに曝されても安倍総理周辺は逃げまくっている。ただ文書の内容としては、獣医科系学部の新設を認めない方針が安倍総理の(個人的な)意向で崩された文科省職員の屈辱の心情が滲んだものだと言えそうだ。   

   我ら高齢者も子の世代、孫の世代を考えると、残りの人生が少ないんだから難しい政治のことなど考えるのはめんどくさい、などと言ってられないのかもしれない。どうも安倍内閣の”暴走”が目に付くがそれは戦前戦中の暗黒時代への回帰の道に映る。この度は「共謀罪」の強行成立である。正確には「改正組織的犯罪処罰法」と言うのだそうだが、テロ等の実行のみならず準備行為が認められれば処罰できることになり、その”準備行為”は警察等の権力側の恣意的な判断の余地が大きい、戦前の治安維持法の二の舞になる恐れが大であるなどの疑念が晴れないまま(晴らさないまま)政府は成立に突き進んだ。
   ところで我が国は「議院内閣制」をとっており、国民の投票により国会議員が選ばれ、その国会議員によって内閣総理大臣が任命され、総理大臣が閣僚を選任して内閣を組成して国家行政を行う仕組みである。また一方では「三権分立制」を敷いている。しかし、行政府の内閣は立法府である国会の多数党で組成される仕組みになっていて、現実には行政府と立法府は二アリー・イコールの関係になっており、さらに言えば司法も上級審に行くほど内閣の顔色を窺う傾向が強く、我が国の実態は内閣総理大臣をトップとする「三権もたれ合い」と言ってよい。
   それが今は”安倍一強”と呼ばれる構造になっている。その結果が国民の納得する政治に導くのなら野党もメディアも出番なく、蝿や蚊が「ブンブン」言うこともないのだろうが、トップの総理大臣が立て続けに疑惑を呼んでいることに向き合わず、疑惑に蓋をし通す姿に国の品位を託し難い思いがする。

   今日の夕方まで2日半インターネットが繋がらず、ブログやメールなどができなくなって困り果てた。今月から通信会社とプロバイダーを変えたことが原因であるが、切り替え当初にも起きたネットトラブルはなんとかクリアできたところであった。それが何の操作もしないのに突然繋がらなくなったのだ。時間が経てばまた元に戻るかもしれないと様子を見ていたがやはりダメであった。元々IT音痴の私のこと、こういうことには本当に気が滅入ってしまう。通信会社やプロバイダーのカスタマー・サービス等に電話相談をしてようやく有線LANが復旧し、無線の方はルーターのメーカーの電話対応時間が過ぎてしまい明日に持ち越しとなったが、取りあえずブログ更新に漕ぎ着けたところなのである。

  

 

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医者巡りの一日/家内が通う歯医者/80歳20本に挑む

2017-06-13 09:54:30 | 日記

   昨日は一日時間があったので、まとめて4つの医者巡りをした。行ったのは内科、眼科、歯科、皮膚科。内科は血圧の薬をもらう定期的なもの。最近は2ヶ月分出してくれるようになり助かっている。眼科は白内障手術後の視力等の検査で、裸眼0.5、眼鏡をかけて1.0にてまずは落ち着いているとのこと。歯科は定期的な検診で、医院からは6ヶ月検診の案内をもらうが、たいてい8~10月くらいで行くようにしている。虫歯や歯槽膿漏は見られなかったが、かぶせ物が少しすき間ができたのと前歯に小さな欠けができたのを次回に治療することとし、今回は歯の汚れを除去した。皮膚科では夏場に入り水虫の薬をもらいに行った。症状的には治っているようだが念のため処方してもらった。

   私の行く歯科医院はみっちり1時間歯の点検・治療や汚れ取りをしてくれる。それに対し、家内が通っている歯医者は5分からせいぜい10分で「はい、また次回」となるそうだ。予約10分前に行くと予約時間前に終わってしまうと言うのだ。私に言わせれば典型的な「かかってはいけない歯医者」だし、知り合いからも「あそこはやめなさい」と言われているにも拘わらず、家内は変えない。理由はただ一つ。上手下手より、そこは痛くないからだそうだ。痛くないのはちゃんと治療していない証しではないか。もともと医者嫌いな家内だが、かくしてその歯医者にはせっせと貢がされているのである。

   歯医者のついでにもう一つ。私は現在入れ歯・差し歯は1本もない。かぶせ物や補強をした歯を含めて27本と親知らず1本が残っている。親知らずは有害無益(噛む用は成なさないのに虫歯の恐れだけがある)として30代の時に高校の親友だった歯医者に抜いてもらった。だが1本だけはどうしても抜けずに残ってしまった。それから35年以上して2、3年前に虫歯が1本ポロリと抜けた。入れ歯が必要かと思ったら、医者は「抜けたのは親知らずの隣の歯で、こういう場合親知らずが補助的に用を成すようになるから入れなくてもいいでしょう」とのことでそのままにしている。
   ただ歯の危機は2度あった。20年ほど前、食事をしている時に歯茎に激痛が走った。その後も度々起きたので歯医者に行き、原因がよく分からないまま色々手を変えて治療していたある日、医師が「分かった」と叫んだ。表面からは見えなかったが歯が縦に裂け、片方がグラグラしていて固いものを噛んだ時に歯茎に突き刺さることが分かったのだ。もう片方を補強して残すことにしたが、医師は歯の根が半分しかないないから2,3年持てばいい方、と言った。その後転勤先で診てもらった歯医者も抜いて入れ歯した方がよいと言った。抜かないまま東京に戻って別の検査で行った歯科医は「抜くのが普通だと思うけど、私は残す方に賭けてみよう」と言ってくれた。そんな歯が結局現在まで残っていて、縦に裂けてから20年経っている。6年前にも全く同じ原因で歯茎の激痛が起こり、縦裂けの残りを補強してくれた現在の歯医者も同じような悲観的な見立てをしたがこれも現在に至っている。
   こうした”風前の灯”だった歯を含め、80-20(80歳で自前の歯20本)に挑んでいるといったところである。
 




 

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宮里藍さよならフィーバー/空飛ぶ乗用車の驚愕シーン

2017-06-12 09:59:28 | 日記

   女子プロゴルファーの宮里藍選手が今シーズン限りでの引退を表明したことは前に取り上げた。個人としてファンではなかったが、真摯なプレースタイルやファンを惹きつける笑顔などで女子ゴルフブームを巻き起こした人気選手であり、その引退は寂しく思う。昨日終わったサントリー・オープンは日本での見納めになるかも知れないと、大会の記録となる大勢のギャラリーが押しかけ、私も最終日のテレビ中継を観たがさしづめ「藍ちゃんサヨナラ大会」の趣であった。ギャラリーは宮里選手の組を追い、最終18番ホールでは何重もの人垣で埋まっていた。テレビは藍ちゃんの思い出のシーンや当日のリプレーを繰り返し映し、極端に言えば優勝争いの方は付け足しみたいな扱いであった。因みに接戦の末優勝したのは私がファンにしている韓国のキム・ハヌルであった。
   ところで宮里選手の引退表明には「若すぎる」「まだ現役で十分やれるはず」という声が強い。参考までに日米のツアーで活躍した先輩ゴルファーの引退を調べてみた。樋口久子さんは説明するまでもなく日本女子ゴルフ界のシンボル的存在で米ツアーのメジャー大会で優勝した唯一の選手。女子ゴルフ協会会長に就任するに当たり現役引退したのが52歳であった。米ツアーでも賞金王を取り日米で一世を風靡した岡本綾子さんは55歳で国内試合に優勝、65歳の現在も”引退”はしていない。この2人よりずっと若い現女子ゴルフ協会会長の小林浩美さんは現在54歳、39歳の時に国内ツアー優勝を記録している。これらの大先輩を追うべき宮里選手が32歳になる年で引退というのは余りに惜しい気がする。

   まるでSF映画を観るような「空飛ぶ乗用車」のシーンである。10日愛知県内の東名高速で起きた観光バスと乗用車の衝突事故の、バスのドライブレコーダーに記録された映像が、繰り返し繰り返しテレビで流された。対向車線からいきなり乗用車が舞い上がり、一瞬にして追い越し車線を走っていた観光バスの上部に激突した。中央分離帯には高さ数十センチの土盛りの上にガードレールがあるが、車はそれを越えて反対車線に飛び込んで行った。それは凄い光景だ。今はやりのCG(コンピュータグラフィック)でも特撮でもない、生の映像に息を飲んだ。
   報道は亡くなった乗用車の運転手やバスの乗客の被害者たちよりも、何故車が飛び上がって中央分離帯を越えたかについての推測に時間が割かれているが、確かに現実に見たことのない驚愕のシーンではある。

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加計学園疑惑文書を再調査!?/米国でも疑惑に前FBI長官の証言/忘れ傘に高い送料

2017-06-10 16:25:17 | 日記

  「森ケ家二八」さんというアマチュア落語家がいる。「もりかけ にはち」と読み「もりそば、かけそば、二八そば」を掛けた芸名で、T大落語研究会OBにして”玄人はだし”の腕前なのだ。私が携わっている地域の催しの新春寄席に出演をしていただき、大学同窓のよしみで話を交わすようになった。
   前段はそれくらいにして、今の政治・社会は「もり・かけ」で持ち切りである。森友学園の疑惑も収まり切らない内に加計学園問題が起きた。どちらも震源は安倍晋三首相である。問題の”証人”の会見・発言やマスコミ、野党などの文書暴露などに対し、首相本人はもとより官邸、官僚がこぞって「関与していない」「聞いていない」「確認ができない」と逃げ回り、挙句は「そんな怪文書に答える必要はない」「マスコミ・野党による印象操作だ」「辞めた官僚の発言には信用がおけない」などと強弁を繰り返していた。 
   ところが昨日になって事態が一変。あれほど隠ぺいを貫いていた文科省が加計問題の疑惑文書の有無を再調査すると言い出した。前川前文科省次官が記者会見で「あるものはある」と言い切って風穴を開け、それに続く現職の文部官僚も出て来たので国民の不信の目を逃れきれないと思ったか、はたまた疑惑を握りつぶせる手筈が整ったのか? 再調査について官房長官は「あくまで文科省が判断したことだ」として全責任を文科省に押し付けた形の逃げの答弁をしていた。 

   アメリカではトランプ大統領に解任されたコミー前FBI長官が記者会見で大統領選に絡む疑惑の調査をやめるようトランプ氏から指示されたことを明言した。米国大統領選にロシアが介入した(結果トランプ氏が大統領になった)という疑惑も腕っこきの新任特別検察官によって解明が進むのであろうか。 

   大分旅行から帰って荷物に折り畳み傘が無いのに気がついた。向こうでは一度も使わなかったので、多分荷造りの際ホテルに置き忘れたのだろうとしばらく放っておいたが、梅雨を迎えて不自由するのでホテルに尋ねてみたら預かっているとのこと。着払いで送ってもらったら1200円ほど取られた。軽くて丈夫だし水切れもよくてお気に入りの傘だったので、買い直しよりは安く済んだが、ゴルフバッグの宅配便に比べて何と高いもんだろうかと驚いた。もともと忘れ物が多くなった私の不徳の致すところなので仕方がないのだが。

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梅雨入り/連勝するもの&連敗するもの/中国の高考(全国大学統一入試)について

2017-06-08 12:25:38 | 日記

   関東を含む広い地域で昨日梅雨入りしたと発表された。冬が明けてから落ち着いた気候のよい時期がないまま梅雨を迎えた感じである。   

   今注目の中学生棋士藤井四段がプロデビュー以来の負けなしの連勝を23に伸ばした。3日のブログで20連勝を取り上げた時「神の子の棋士」と呼ぼうかと書いた後、昨日は早指しの棋戦で一気に連勝を3つ伸ばした。新人の連勝記録だけでなく、歴代連勝記録の第3位になったのだそうだ。四段の新人にして記念グッズの扇子が売り出されたとの異例の気になっていると報じられている。
   一方プロ野球に目を転じると、巨人が球団史上最悪の12連敗を喫した。東京生まれであるから、かつては御多分に漏れずの巨人ファンであったが、いつ頃からか金に飽かせて他球団の4番級、エース級の大物選手をかき集めて戦力強化するようになって、だんだん興味が薄れていった。あとどれだけ金を突っ込めば強くなれるというのか。バカバカしい。かと言って代わりに好きになるチームもなく、プロ野球全体への興味がなくなったのだ。何回も書いたように現在の関心は日本ハムの大谷選手と大リーグのイチロー選手。今は両者の活躍が見られず残念至極である。

  昨日テレビを視ていたら「高考」(ガオカオ)と呼ばれる中国の全国大学統一入学試験の話題が報じられていた。中国では公営、民営を問わず、また4年制の本科も3年制の専科も大学に入るには高考に合格しなければならない。しかも併願は出来ず一発勝負。おまけに志望校に入れるかどうかは得点次第である。中国は日本をしのぐ学歴社会であり、とにかくこの高考の結果でその後の人生が決まってしまうと言って過言ではないほどの関門なのだ。特に都市部より不利な境遇にある地方の人にとっては大げさに言うと一族郎党の命運がかかっているとも言えるのだ。
 私が日本語の教鞭をとったのは、地方の3年制大学(専科)であった。ランク付けがはっきりしている全国の大学の中で中以下のレベルであったと思う。その分出世競争にはアクセクしないおおらかな子女の集まりになり、私にとってはよき学生たちであった。
 高考は毎年6月7~8日に行われる。

   
   
 

 

 

 

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