今朝の朝日新聞の『声』の欄に私がいたく同感する投書があった。「グラチャンバレー応援に疑問」という見出しで、19歳の若者の投書である。内容は、このほど日本で開催されたバレーボールの国際大会「グランドチャンピオン・バレー」における観客の応援で、相手のミスに観客が一斉にバルーンを打ち鳴らす姿が異様であり、また「ニッポン」コールに声を合わせて会場を日本一色にするのは相手チームに失礼だ、との意見である。そして国際的な場で日本がどんな印象を持たれているか一度考えるべきだ、と結んでいる。
かねてのからの私の意見、憤りにもう完璧に一致している。新聞を読んで拍手喝采である。バレーの試合だけに限らず、サッカーでも他のスポーツでも観客の熱烈な応援が選手を励まし、士気を鼓舞することに異議を唱えることはないが、バレーの場合は狂気じみている。会場中が、「ニッポン! ニッポン!」と声を揃えたり、バルーンを一斉に鳴らしたりするのは会場にリーダーを配して応援を強制しているからであり、バルーンなどはスポンサーの配給品である。海外の大会でアウェーの雰囲気に負けないよう声を張り上げて応援するならいいことだ。しかし、バレーなどは親善試合で外国チームを招いておいて、日本人しかいない会場でその外国チームを排斥するような応援とは何なのだろうかと以前から思っていた。そんなのに嫌気がさしてテレビ中継を視る気もしなかったが、家内が視ていた放送を覗いて改めてウンザリしていたところへこの投書である。主催者やスポンサーは猛省すべきであろうと思うが如何に。
このところ続けて9月に中国を旅行し教え子などを訪ねあるいていたが、今年は時期を見合わせた。というのも、女子学生だった教え子達も今や結婚して妊娠中であったり、乳幼児の育児に手を取られたりしているためで、何人かの話を聞いて来春訪問を考えているところである。
そんなところに「先生今年中国へは?」というようなメールやチャットが入って来る。教壇に立った大学の方からも尋ねて来た。嬉しい話である。だが一方では中国から帰国して月日が経つとともに、交流手段である中国のSNSのバージョンアップをしていないため段々交信量が減って来た。SNSソフトは無料で使える分、新しいバージョンをダウンロードする際に不要なサイトがくっついて来て、これが煩わしいのである。下手して必要なソフトまで消失させてしまったことがありバージョンアップに尻込みしているところである。私も最低1週間以上必要な旅行日程を取りにくくなって、教え子の歴訪という形は次回で最後かなと考えている次第である。
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