東京都議会での下品なヤジの波紋が広がっている。セクハラとも言えるこのヤジに対して国内で厳しい批判が出ているだけでなく、海外からは2020年オリンピックの開催都市としての品位が問われるまでに至っている。
一般質問で晩婚化問題について質問していたみんなの党の塩村議員に対しての「自分が早く結婚したらどうか」とか「子供は産めないのか」というようなヤジが飛んだことについて、すぐテレビニュースでVTR映像が流されインターネットでもあっという間に広がった。『ヤジは議場の華』という言葉があるそうで議事進行のアクセントになることもあるが、今回のヤジはいかにも品性に欠けている。はしなくもセンセイの下劣な本性が丸出しになったもので、本人は騒がれて「ヤバイ」と思っただろうが、引っ込みがつかなくなってしまった。塩村議員が発言者の特定や処分を議長に申し入れたが、「特定は不可能」として受理を拒否された。発言者はもう今更「私です」とは言い出せないし、議場で発言者の側にいた議員は知りながらも互助会の立場から「知っている」と言えず、うやむやの内に幕引きを図ろうとしている。だが、事はここまで大きく広がって、自民党本部の幹事長まで「名乗り出て謝罪せよ」と言い出すまでになった。
議場での不規則発言を政争の具にするのはどうかと思うが、私はせめて「投票をしてくれた有権者や家族の前で同じ言葉が言えますか」ということだけは伺いたい。
・・・とここまで書いたところで、午後の予定に入っていた都政・市政報告会に出かけた。私が支持している都議会議員と市議会議員のタウン・ミーティングというやつであるが、案の定出席者の中からこのヤジ問題について厳しい意見が出た。「うやむやでには終わらせるな」という声である。マスコミの取り上げ方もあるだろうけれど、庶民の怒りは根深いと感じさせた
[今日の花]
クチナシ(梔子) ヤエクチナシ(八重梔子) タチアオイ(立ち葵)
ヒメジョオン(姫女苑) ネムノキ(合歓木)
アレチノギク(荒地野菊) フイリギボウシ(斑入り擬宝珠) ヤエヤマブキ(八重山吹)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます