前に書いた通り、プロ野球のレギュラーシーズンはセ・パ両リーグとも前年度の最下位チームが優勝するという史上初めての奇妙な終幕となった。
私は結局1試合もテレビ中継を観なかったのだが、昨日の購読紙(5日・朝日)に載ったシーズン記録では以下のような面白い結果が見られた。
1】パリーグの優勝チーム・オリックスと2位のロッテとの差
両チームのゲーム差は2.5であったが、得失点差はオ軍が51に対しロ軍はわずかに6。得点力から見るともっとゲーム差がありそうなものだが・・・。因みに両者の直接対決は10勝10敗の互角であった。
2】同様にセリーグの優勝チーム・ヤクルトと2位の阪神との差
両チームのゲーム差はゼロであるが、得失点差で言うとヤ軍が94に対し阪神は33。パと同様セも、得失点差からみるともっとゲーム差があっておかしくはない。逆に直接対決はヤ軍の8勝13敗になっており、2位の阪神が大勝ちしているのも解せない結果になっている。
3】観客数
パリーグ優勝のオ軍はパリーグだけでなくセ・パ12球団で最低の観客数であり、セリーグ優勝のヤ軍もリーグでは下から2番目・・・と優勝チームと観客動員数とは結び付いていない。というか、セ・パとも人気チームが振るわなかったということだ。
4】首位打者争い
パリーグの首位打者吉田(オ軍)の打率は.339で、2位森(西武)は.309とは大差をつけている。
一方セリーグの首位打者鈴木(広島)は.317、2位坂倉(同じく広島)が0.315でパリーグと違って僅差であった。この差は1安打で首位打者が逆転する差なのである。
5】ホームラン
パリーグのホームラン王・杉本(オ軍)は32本で、他に30本塁打以上はいない。これに対し、セリーグでは村上(ヤ軍)と岡本(巨人)が39本で揃ってホームラン王。更に鈴木(広島)38本、山田(ヤ軍)34本と続いている。かつては打力のパ、投手力のセと言われていたものだが逆になったのだろうか。
6】投手防御率
パリーグの防御率1位は山本(オ軍)の1.39、2位宮城(同じくオ軍)は2.51。セリーグは1位柳(中日)で2.20、2位青柳(阪神)2.48・・・ということで山本が両リーグで群を抜いた防御率である。現在では先発・中継ぎ・抑えと投手の分業化が進んでいて、完投する投手が少ない中、山本は完投6試合、内4試合を完封で飾っている。勝利数18、奪三振200超と合わせて断トツの投手成績を残した。これは凄い!
【学校安全推進員=3】学校の庭になったザクロの実
学校安全推進員を勤めている小学校の校庭の隅の離れた2か所にザクロの木がある。夏に先駆けて咲く赤い花に目をやる児童はいるがその実を採る者は教職員を含めて誰一人としていない。そもそもザクロという木&花の名前を知らなかったり、実が食べられることを知っている者が稀なのだ。秋になると実がなり、そして熟して落果し、あるいは腐るに任せている。今年は嘗てなく大きく立派な実が着いて実ったので、一昨日の当番時、私は昼休みの児童がいない時間に2つばかりもぎ取って家に持って帰った。家で計量したら500gと450gというでかさだ。そして熟して弾けている方を手で割って中身をほぐし、少しずつ食べているところである。口に含むと独特の野性的な甘酸っぱい味と香りがして、お菓子などふんだんには無かった昔に食べたことを懐かしく思い出した。
(左)校庭のザクロの木になる実 (右)熟して持って帰った実
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