大相撲幕内力士の貴ノ岩が付け人に暴力を振るい、引退の意向を示した。昨年10月に横綱日馬富士がその貴ノ岩に暴力を振るってケガをさせた事件が日馬富士の引退にとどまらず、貴乃花親方と相撲協会との激しいバトルとなって社会問題にもなったことはまだ新しい出来事だ。年明けて間もなく今度は「厳しくも愛情を持った指導」と言っていた貴乃花部屋で付け人に対する所属力士の暴力事件が起き、貴乃花親方が引退に追い込まれ、貴ノ岩を始め所属力士たちが千賀の浦部屋に移籍したばかりであった。そして先の九州場所では貴景勝が優勝して貴乃花部屋の出直しに花を添えたばかりであったのだが。
今回の一件は、暴力行為一掃に取り組んでいるはずの大相撲でまた暴力事件か？ということも社会問題になる事案であるが、それよりも何よりも相撲界と社会を揺るがした日馬富士暴行・引退事件の被害力士その者が暴行の加害者になったことだ。
そもそも一般的に「加害者は悪人、被害者は善人」という観念がある。貴ノ岩が被害者だった時には悪いイメージの話は一切報じられなかったが、今度加害者になると「素行がよくない」という評が立って来た。同じ人物が部屋が変わった２ケ月くらいで人格が変わるはずがなく、貴乃花部屋時代からそうであったに違いない。千賀の浦親方としては貴景勝の優勝という持参金をもらった喜びの直後に、今度は犯罪人を出すという”泣き笑い”の平成最後の師走となった。
東京ー神田ー上野ー池袋ー新宿ー渋谷ー品川・・・と二文字駅が圧倒的に多く、最長でも４文字の高田馬場と西日暮里の２駅だけという単純で分かりやすかったＪＲ山手線に「高輪ゲートウェイ」という８文字の断トツ長い駅名が誕生すると言う。
品川駅と田町駅の間に、ＪＲの車両基地だった広大な跡地を再開発する巨大プロジェクトの一環としての新駅を開設する計画で、ＪＲが駅名を公募していた。その結果６万件を越える応募があったが、1位高輪、2位芝浦、3位芝浜などの由緒ある地名などをすっ飛ばしてＪＲは130位番目の駅名を選んだというのだ。私鉄などではカタカナ語を使う駅名は珍しくないないだろうが、首都東京を代表する鉄道ラインの駅に「ゲートウェイ」なんて。この言葉の意味の分かる人が果たして何％いるのかしら？
いやあ、先見の明がある人たちなのか軽薄な新しもの好きなのか。時間があったら全国のＪＲ駅の長い駅名や、カタカナ語のついた駅名を調べたくなった。
因みに私の案は①高輪②北品川ってところだが。
