ロシアで、インターネットへの規制が始まったことをうかがわせる事実が浮上し、言論界に不安が広がっている。テレビや新聞に対する当局の規制はよく知られているが、ネットはこれまで規制されておらず、言論の自由への「最後の砦」といわれてきた。
ロシアの英字紙モスコー・タイムズが8日伝えた。インターネットのブロバイダー「ヨタ」の利用者によると、チェスの名人として知られる野党活動家カスパロフ氏のウエブサイトなどへのアクセスがここ2週間ほどできなかった。さらに、野党系の雑誌「ニュー・タイムズ」のサイトへのアクセスもできたりできなかったりしたという。
「ヨタ」側はこれらのサイトへのアクセスを停止したことは否定しているが、別の関係者は内務省が過激派リストに載せているサイトへのアクセスは停止していると語った。それによると、11月に検察当局から過激派サイトへのアクセスを停止するよう指示されたという。
関係者の話を総合すると、検察当局がアクセス停止を指示したのは過激派サイトだけだという。だが、当局は1週間前、リストを更新したという話もあり、ウエブへの規制をカスパロフ氏ら野党政治家に拡大している可能性もある。
世界を見渡すと、中国など社会主義国あるいは新興国でネット規制を実施している国は少なくない。ロシアでは、これまでも当局側がネット規制を検討しているという話は出ていたが、現実には難しいことから原則自由だった。しかし、この報道が本当とすれば、当局は野党活動家らのネット規制にも踏み込んだことになる。西側の価値観重視を掲げているメドベージェフ大統領は、この事態をどう考えているのだろうか。
ロシアの英字紙モスコー・タイムズが8日伝えた。インターネットのブロバイダー「ヨタ」の利用者によると、チェスの名人として知られる野党活動家カスパロフ氏のウエブサイトなどへのアクセスがここ2週間ほどできなかった。さらに、野党系の雑誌「ニュー・タイムズ」のサイトへのアクセスもできたりできなかったりしたという。
「ヨタ」側はこれらのサイトへのアクセスを停止したことは否定しているが、別の関係者は内務省が過激派リストに載せているサイトへのアクセスは停止していると語った。それによると、11月に検察当局から過激派サイトへのアクセスを停止するよう指示されたという。
関係者の話を総合すると、検察当局がアクセス停止を指示したのは過激派サイトだけだという。だが、当局は1週間前、リストを更新したという話もあり、ウエブへの規制をカスパロフ氏ら野党政治家に拡大している可能性もある。
世界を見渡すと、中国など社会主義国あるいは新興国でネット規制を実施している国は少なくない。ロシアでは、これまでも当局側がネット規制を検討しているという話は出ていたが、現実には難しいことから原則自由だった。しかし、この報道が本当とすれば、当局は野党活動家らのネット規制にも踏み込んだことになる。西側の価値観重視を掲げているメドベージェフ大統領は、この事態をどう考えているのだろうか。
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