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ロシア旅行に出発する前、息子に「何かお土産いる?」と聞いたところ、「やはりマトリョーシカかな」との答え。90年代に6年間、モスクワで一緒に暮らした息子だけに、やはりロシア的なマトリョーシカに愛着があるんだなと思った。
マトリョーシカのような民芸品をたくさん売っているところといえば、モスクワ中心部のアルバート通りが一番だった。ロシアでは比較的狭い通りだが、歩行者天国になっていて、週末には若者がたくさん集まった。人々が露店で物を売ったり、大道芸を披露したりする「解放区」のような場所で、日本でいえば原宿・竹下通りに近いところだった。
マトリョーシカを探して昼過ぎ、アルバート通りに行ってみると、様相が一変していた。露店がすべて消え、その場で似顔絵を描いてくれる画家の姿もなかった。人通りも少なく、以前のにぎやかさがウソのようだった。モスクワに来れば一度はここに来て一息ついていた私は一瞬、頭が真っ白になった。
仕方なく、通りの普通のみやげ物店に入った。相変わらずマトリョーシカがみやげ物の大半を占めていて、昔ながらの女性の人形、プーチン首相やメドベージェフ大統領の指導者人形などが並んでいた。その中から息子のみやげにかわいらしい女性の人形を選んだ。5つの入れ子人形で450ルーブル(約1350円)だった。
モスクワに20年近く住んでいる知人に聞いてみると、ルイシコフ市長が今年初め、アルバート通りの露店を撤去し、郊外のイズマイロフ公園に移すよう命じたのだという。「若者が遅くまで騒いでいて、風紀が乱れるから」との理由らしい。秩序と治安重視のプーチン体制は、モスクワ中心部から若者を締め出し、無機質な街に変えつつあるように感じた。
マトリョーシカのような民芸品をたくさん売っているところといえば、モスクワ中心部のアルバート通りが一番だった。ロシアでは比較的狭い通りだが、歩行者天国になっていて、週末には若者がたくさん集まった。人々が露店で物を売ったり、大道芸を披露したりする「解放区」のような場所で、日本でいえば原宿・竹下通りに近いところだった。
マトリョーシカを探して昼過ぎ、アルバート通りに行ってみると、様相が一変していた。露店がすべて消え、その場で似顔絵を描いてくれる画家の姿もなかった。人通りも少なく、以前のにぎやかさがウソのようだった。モスクワに来れば一度はここに来て一息ついていた私は一瞬、頭が真っ白になった。
仕方なく、通りの普通のみやげ物店に入った。相変わらずマトリョーシカがみやげ物の大半を占めていて、昔ながらの女性の人形、プーチン首相やメドベージェフ大統領の指導者人形などが並んでいた。その中から息子のみやげにかわいらしい女性の人形を選んだ。5つの入れ子人形で450ルーブル(約1350円)だった。
モスクワに20年近く住んでいる知人に聞いてみると、ルイシコフ市長が今年初め、アルバート通りの露店を撤去し、郊外のイズマイロフ公園に移すよう命じたのだという。「若者が遅くまで騒いでいて、風紀が乱れるから」との理由らしい。秩序と治安重視のプーチン体制は、モスクワ中心部から若者を締め出し、無機質な街に変えつつあるように感じた。
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