陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

虚子墓前

2018年04月10日 | slow haiku

寿福寺の虚子の墓へ。
このような祠を谷倉といいます。
山腹に作った横穴式のお墓のことで
鎌倉・室町時代に多いとありました。
四月八日は虚子の六十回忌。
多くの俳人たちがこの鎌倉に参集
椿寿忌を修しました。

鎌倉へ学ぶ心で来し虚子忌
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花御堂の甘茶仏

2018年04月09日 | slow journey

寿福寺本堂の正面に花御堂が。
甘茶仏とは四月八日の花祭りに
甘茶をそそがれる仏さんのこと。
懇ろに甘茶をお掛けして合掌。
備え付けの紙コップで甘茶を。
ほんのり甘くて、飲み干したら
心がとても清らかなになったよう。

一杓に心を込めて甘茶かけ
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機上の人

2018年04月08日 | slow journey

午前七時五分、神戸空港発全日空便で羽田へ。
この日は快晴。午後八時二十分より少し早く
羽田空港へ到着。ここから後輩俳人を連れて
京急で横浜へ。JRに乗り替えて鎌倉に到着。
鎌倉駅は行楽の人たちでごった返していた。
目指すは鎌倉五山にひとつ、寿福寺だ。

機上より冨士見て花の東京へ
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芦屋から椿寿忌へ

2018年04月07日 | slow haiku

芦屋・ラポルテでの句会。この日は
ニューカマーが10名ほど参加。
総勢で130名を超える大句会であった。

今日は、明日、鎌倉・寿福寺にて修される
虚子の忌日、椿寿忌に備えて存問の句を。
成績は兼題句は没で、席題句のみが入選。
俳句というのは面白いものである。
事前に一生懸命考えても入らず、即吟で
創った句が案外良かったりする。

さて、明日は朝一番の飛行機で羽田へ。
そこから電車を乗り継いで鎌倉へ。
師が体調の万全を期して来られないのは
とても寂しいけれど、今日拝顔して
かなり癒えられた様子でひと安心。

この所の僥倖を謝しつつ、さらなる精進と
一緒に参加する新人のさらなる活躍を
虚子の墓前に祈りたいと思う。

行春を明日は忌日の鎌倉へ
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金平糖の春

2018年04月06日 | cocoro

春爛漫となってきた。
今年は北の国のように、春の花たちが
時期を違えず一斉に咲いている。
例年なら白梅から紅梅となっていくが
梅も紅白同じ時期に咲き、桜が咲いている傍で
木蓮が咲いている。まさに百花繚乱の様相だ。

とある用である邸に伺う。
書斎替りの卓は原稿依頼の封筒が堆く。
これを独りで締切を忘れずにこなしてゆくのは
とても大変であられるだろうなと思った。

帰り際、こんなに食べられないからと
金平糖を頂いた。
優しい色はまるでそのお方の御心のよう。
もったいなくてしばし飾っていた。

金平糖ひとつひとつに春闌ける

※下に敷くお皿は都踊のお点前で頂きました。
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春花繚乱 マリーゴールド

2018年04月05日 | nonoka

マリーゴールドは聖母マリアの黄金の花だそうです。
メキシコ原産の花らしい。

ポットマリーゴールドと言えば金盞花のこと。
こちらは四月の季題となっている。
「ポット」という言葉は、食用にできる
山野草のことを言うとあった。
金盞花とマリーゴールドは別種なんだとか。
金盞花はハーブのマリーゴールドとあった。
ややこしいね。

さて、今日からまた一つ歳をとりました。
正直、単なる通過点かなという感じ。

この間、とある飲み会で四月生まれの者と
誕生日の話になった。みんな、異口同音に
四月生れは損だと言っていた。同感。
入学とか歓迎会とかビッグイベントが
ある月だから仕方ないかな。

まあ、折り返し点をとうに過ぎた者にとっては
すっと知らずに通り過ぎた方がいいのかも。

けふといふ日を彩りて金盞花
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春花繚乱 沈丁花

2018年04月04日 | nonoka

沈丁花は咲いている姿はそんなに
美形ではない気がするけれど
やはりその香こそ沈丁花の存在感。
何とも郷愁というか記憶を誘うのだ。

沈丁のしきりに誘ふ一処かな



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春花繚乱 白木蓮

2018年04月03日 | nonoka

木蓮があちこちでまるで
灯を点すように開いていた。
木蓮はその蕾のかたちもまた美しい。
満開を過ぎて、完全に開ききってしまうと
ちょっとだらしない感じに見えるけれど
それもまた木蓮なのだ。

木蓮の明日へと開く真白かな
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春花繚乱 雪柳

2018年04月02日 | nonoka

とある民家の軒先の雪柳がもう
満開となっています。別名
小米花ともいうように、まさに
お米の粒が無数に咲いているようだ。
いよいよ春が繚乱となって来た。

一陣の風繚乱の雪柳



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季題 復活祭と万愚節

2018年04月01日 | slow haiku

今年の四月一日、万愚節すなわち
エイプリルフールと復活祭が重なった。
復活祭は春分後の最初の満月の後の日曜日。
つまり今年は四月一日なのである。

日本の商魂は逞しい。最近は
この復活祭をイースター商戦と位置づけ
色々商品やイベントを仕掛けているとか。

キーワードは復活祭にちなみ
「うさぎ」と「たまご」。
うさぎのケーキやうさぎのリュックetc…。

欧米では卵をうさぎが運ぶ伝承から
子どもがうさぎの格好をしたり、野に
飾り付けた卵をまいて、卵探しなどを
するのだそうだ。

これは嘘ではありません。

信心の無きも復活祭を祝ぐ
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