数年ぶりの伊勢神宮。
鳥居を抜ける度に一礼をしつつ
五十鈴川に掛かる宇治橋を渡る。
神苑を抜けて手水舎へ。手を浄める。
しかし樹齢千年かと思うほどの
立派な杉木立がいつ来ても素晴らしい。
やはり粛とした気分になる。やはり
伊勢神宮は名にし負うパワースポットだ。
磴を登りいよいよ淑気満つ御正宮へ。
二礼二拍手一礼。
敬虔な気持ちで参詣をする。
ここは石段の下では撮影ができるが
上では撮影は不可なのをうっかり失念していた。
やんわりと止められてしまった。失礼。
お参りを済ますと何処か安寧とした気持ち。
古来、日本人にとってお伊勢参りというのは
一生の内でいつかは参詣したい。
言わば念願であった。解かるなあ。
私もやはり日本人なのだと実感する瞬間だ。
さて、今年はどんな年になるだろう。
禍福は糾える縄の如し。ではあるが
例えどんなことがあっても人間万事塞翁が馬。
ひとつひとつ真摯に対応しながら前を向いて
進んでいこうと思う。
淑気満つ伊勢千年の杉木立