7月2日は暦では半夏生。
夏至から11日目にあたる日だ。
スーパーには蛸刺しが並ぶ。
瀬戸内の蛸とあった。買ってみる。
半夏生の日には蛸。
稲の苗が蛸の足のように大地に
しっかり根付き、育つようにとの
願いを込めて、半夏生にたこを
食べる習慣があるのだと言う。
この蛸刺し、白っぽくてどうかなと
思ったが、案の定全然旨くなかった。
まるで味のないガムのような食感。
失敗だ。刺身はやはり、見た目に
どうかなと少しでも思うものは
買うと大概失敗するのだ。
広島名物の“がんす”が。
いつも見るが買った事はない。
今回は試しに買ってみた。
広島名物“がんす”とは
かまぼこ原料のすり身に
野菜や一味唐辛子などを混ぜ
それを長方形に成形し
パン粉を付けて揚げたものを言う。
おたふくソースをかけて食べた。
B級グルメの味。見た目は
昔懐かしい駄菓子屋に売っていた
あの薄いハムカツのような感じ。
味はかまぼこの柔らかいカツだ。
半夏生と蛸。
私はこの広島に、将来もずっと
根を張ることは多分ないだろうが
広島の農作物は大好きだから
今年も蛸足のようなしっかり
根を生やした豊作を祈りませう。