私の俳句生活は1月5日から始動。
日日新、日日是好日。
今年は仲間とともに、新しい詠み口にも
どんどん挑戦していきたい。
「花鳥諷詠」の可能性を追求してみよう。
水仙は一月の季題であるが、今冬
開花は例年より早いような気がする。
もう十二月には至る所で咲いていた。
水仙は私の好きな季題のひとつ。
いつも思う。何でこんな寒い時季に
咲くのだろうと。特に淡路島の
黒岩水仙郷の水仙たち。(写真)
四十度以上はあろうかという急斜面に
紀淡海峡からの強風に傾ぎながらも
咲いている。その姿はけなげでさえある。
そんな逞しさをもっていながら
その香は仄甘く清楚である。
しかし愛らしい水仙には恐ろしい顔も。
全ての部位に毒を持っているのだ。
時々ニラと間違えて食べてしまうことも
あるらしい。死亡例さえあるとか。
小柄で可憐に見えていて強く逞しく
楚々とした香を漂わせながらも毒女。
水仙は不思議な魅力をもった花である。
海峡の風にも負けず野水仙