いつも定点観測している公園で辛夷(こぶし)が開花しました。
木蓮と違って辛夷には花の根元に緑の小さな葉のようなものがあります。木蓮よりも少し小振りで木蓮ほどの派手さはないです。
辛夷と言えば、大方の人はあの千昌夫の「北国の春」に歌われている花だと思うでしょう。「北国の春」それほど人口に膾炙した唄ですね。お隣の中国でも人気の唄です。でも北国では辛夷の開花はこちらよりもっと遅いのではないかな。でもあの歌のお蔭で辛夷も有名になりました。そしてどこか郷愁をそそる花みたいなイメージがつきました。
木蓮が咲き、辛夷が咲き、そうしていよいよ桜の開花を迎えます。関東の句会から初花の便りも聞こえてきました。
でも春寒という言葉ではちょっとしっくりこないほど冷たく寒い日が続いています。この彼岸にはいつもの墓参に行きましたが、春の雪に見舞われて震え上がるほどでした。こんな彼岸、記憶にないほどです。でもやはり少しべちゃっとした雪でした。車の温度計は5℃。体感的には厳寒でしたがやはり淡雪、春の雪でした。