東京の赤羽に初めて行く。
とても庶民的な街だった。
地図で見ると赤羽は東京都北区に位置し
東京都の最北部である。北区の交通・商業の
要であり、北関東の玄関口のような感じだ。
特に埼玉県とはほぼ同一経済圏を成している。
繁華街は昔ながらの歓楽街の雰囲気を残し
その雑然とした路地裏文化が興趣をそそる。
最近ここに引っ越して来た子に
行きつけの焼き鳥屋に連れて行ってもらう。
路地横丁にあるこじんまりした店である。
ここの焼き鳥がまた旨かった。毎朝山梨の
朝引き健味鳥を使っているとある。それも
丸ごと仕入れ店内で解体するので鮮度がいいとか。
タレも四代に渡り五十年使い続けていると言う。
ホッピーで割る焼酎も初めて体験。
つぎ足しができるのである。これは関西の
普通の居酒屋では見かけない呑みスタイル。
満足できるくらい食べて飲んで3千円ちょっと。
会計も庶民の街らしく財布にとても優しい。
やはり東京という大都会は富裕層から庶民まで
どんなシチュエーションにも、幅広く対応できる
街なのだ。それが文化の深さ、都市の懐と
言うものなのだろうな、きっと。
■赤羽のけむり
東京都北区赤羽1-18-2 石井ビル1F