寒晴となったこの日。
神戸の初春風景を探す吟行へ。
元町駅から中突堤へ。そして南京町を歩き
花時計・東遊園地から生田神社まで吟行。
港では埠頭の先まで歩いてみた。
男女数人のジョガーたちが、埠頭をぐるりと
気持ち良さそうに駆けていた。
中華街では開店の支度も整い
若い娘が呼び込みを開始していた。
赤ひと色の中華街は、春節祭を
来月に控えどこか華やいだ雰囲気。
神戸のシンボル・花時計には、
早くも4月の季題のパンジーが咲き揃ひ
人文字ならぬ花文字で「絆 1・17」と。
東遊園地では、震災忌の撤収作業が
ほぼ終了していた。阪神忌を終えて港・神戸も
これから春に向かって進んでいくのだ。
句会場では、飾羽子板や凧も飾られ
水仙の香りもほのと漂っていた。
喪を解けば春待つ心動き出す