ひやおろしの季節である。
“ひやおろしとは
寒さも厳しい真冬に仕込まれたお酒を
春先にしぼり寝かせたお酒で
外気の温度が蔵に貯蔵されたお酒の温度と
同じになる秋に出荷されるものです。”
“出来立ての荒々しさが無くなり
角のとれたまろやかなお酒である
ということから秋の旬のお酒として
江戸時代より楽しまれてきました。”
(日本酒netより引用)
買い求めたのは、広島での
お気に入り銘柄のひとつ白鴻の
純米軟水仕込 ひやおろし 秋宵
あきのよいである。
広島・呉は仁方の酒だ。
賀茂鶴に代表される西条地区と並び
広島では知られている酒造りの地だ。
蔵元は安浦にある盛川酒造と言う。
ちなみにこの東には竹原市がある。
この地区にはあのニッカウヰスキーの父
竹鶴政孝の生家、竹鶴酒造がある。
さて、このひやおろし秋宵の仕様は
特別純米酒、精米歩合60%
広島県産の酒米100%使用。
純米酒だから原材料は米と米こうじのみ。
アルコール分 15~16度。
冷やでも燗でもお好みの温度でとある。
なんといっても仕込水が特徴だ。
ここの酒は軟水で仕込まれている。
“当蔵で使用する仕込水は、蔵内で
汲み上げる野呂山系の良質な地下水で
軟水地帯と言われる広島県においても
一、二を争うほどの超軟水です。
ミネラル分が少ない軟水は
旨味を引き出す効果があり…”とあった。
(盛川酒造HPより抜粋)
飲んだ感じは、わりと
日本酒らしいしっかりとした味わい。
ひやおろしという名前から
軽いすっきりした飲み口と
想像してしまうが、わたし的には
どちらかというと重みがあるような
どっしり日本酒らしいお酒であった。
燗にした方がいいかもしれない。
■純米軟水仕込 ひやおろし
秋宵 あきのよい 1800ml 2835円
白鴻酒造
広島県呉市安浦町原畑44