ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『アイズ』

2008-10-01 22:56:52 | 新作映画
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。


(原題:THE EYE)

----これってトム・クルーズがリメイクすると言っていた
『the EYE [アイ]』のこと?
「そう。プレス読むまで
フェイ・ダナウェイ『アイズ』( Eyes of Laura Mars)の
リメイクかとかと思ったけど、
そうではなかったね。
これはオキサイド・パン、ダニー・パンによるホラーのハリウッド・リメイク。
映画を観た限りでは結局、トム・クルーズ自身はクレジットされていなく、
彼とパートナーを組むポーラ・ワグナーが製作を担当しているようだ」

----ふうん。監督はだれニャの?
『THEM ゼム』の記憶も鮮明なフランスのダヴィド・モロー&ザヴィエ・パリュ。
もともとの『the EYE [アイ]』は
タイのオキサイド・パン、ダニー・パンが香港で作った映画だし、
そういう意味ではこれはかなりグローバルな広がりを持った映画だね」

----ストーリとかもオリジナルと同じニャの?
「う~ん、残念なことに、
ぼくはそのオリジナルを観ていないんだ。
でも調べたところ、基本となるプロットは同じみたいだね。
子供の頃に失明してしまった女性が
20歳のときに角膜移植手術を受ける。
手術は成功するものの、
なぜか以後、彼女の目には
他の人には見えないもの、
つまり現実にはそこに存在しないものが見えるようになる。
で、この中でぼくが気になったのは
彼女の目に死神が見えていること。
そしてクライマックスでタンクローリーの爆発から
多くの人を救おうとすること。
この二点」

----あれっ?それ言ってもいいの?
「うん。なぜ話したかというと、
調べた結果、
どうやらオリジナルにもこのタンクローリーのエピソードはあるようなんだ。
ただ、問題なのはそこに現れていたのが
はっきりと死神として描かれているのかどうか?
もしかしたら、ただ死の影のように描かれているだけかもしれないと---。
なぜ、こんなことがそんなにも気になるかというと、
この話、途中から、
あるハリウッドの人気シリーズにそっくりに。
ほら、死の運命から逃れるというと…」

----あっ、『ファイナル・デスティネーション』。
「そうなんだよね。
主人公をジェシカ・アルバなんていう、
まだ幼さが顔に残る女性が演じているものだから
よけいに、あのティーン・ホラー・ムービーをイメージしてしまった」

----じゃあ、完全にハリウッド的な作りになっているんだ。
「いや、東洋的な怖さも残してはいる。
エレベーターが出てくるところなんて、まさにそう。
このエレベーターは
いまや東洋ホラーなどの定番(笑)」

----ジェシカ・アルバか……。
じゃあ、また脱いでいるの?
「言うね、フォーンも(笑)。
いつもより抑えめだけど、
そういうサービス・ショットは確かにあったよ」



           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ラストが気になるニャあ」身を乗り出す

※それはさすがに言えない度

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