ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『Sweet Rain/死神の精度』

2008-01-17 20:34:53 | 新作映画
----金城武って、もしかして久しぶりじゃニャい?
「うん。日本映画への出演はね。彼によれば
『原作が素晴らしく、死神という役も特別だと感じたので、
この企画に興味を持ちました』ということらしい。
でも、こういうお話は韓国映画の方に多そう」

----どんなお話ニャの?
「いわゆるファンタジー。
7日後に不慮の死が予定されている
(“不慮”の死で“予定”というのも、よく分からないけど…)
人間を観察し、“実行=死”か“見送り=生かす”かを判定するのが
彼ら、死神の役目」

----“彼ら”ということは、
死神は他にもいるんだ。
「うん。その一人に村上淳(久しぶり!)が扮している。
原作はベストセラーらしいけど、
でも、このお話のどこが受けたのか、
正直、ぼくにはよく分からない。
『陽気なギャングが地球を回す』も
そうだったけど、
伊坂幸太郎のよさが、ぼくにはピンと来ないんだ」

----原作はさておいといて、
映画はどうだったの?
「う~ん。
金城武扮する死神が
言葉の意味を理解していないところなどで
笑わせようとしているんだけど…。
こちらもあまり。
たとえば“わたし、醜い(みにくい)から”と言われて
“いえ、よく見えますよ”」

----………(汗)。
それはそうと
タイトルに副題がついているようだけど…。
「物語は三つの時代で語られるんだ。
で、この死神が地上に現れると、いつも雨。
彼は青空を見たことがないんだね。
だから映画自体、かなりウェット。
しかも暗めの仕上がりとなっている」

----ふうん。そういえば黒い犬が出てくるよね。
「うん。この犬は彼の上司らしい。
で、当然、死神と会話するわけ。
ところが声がすべてテロップ。
ここは、『デスノート 前編』
『デスノート the Last name』のリュークみたいに
喋らせた方がよかったんじゃないかな」


(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そう言われると、どんな映画かかえって観てみたくなるニャあ」小首ニャ

※傘を上から写したのはよかった度

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